JP2021165721A - メータカプラ構造 - Google Patents

メータカプラ構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2021165721A
JP2021165721A JP2020069964A JP2020069964A JP2021165721A JP 2021165721 A JP2021165721 A JP 2021165721A JP 2020069964 A JP2020069964 A JP 2020069964A JP 2020069964 A JP2020069964 A JP 2020069964A JP 2021165721 A JP2021165721 A JP 2021165721A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meter
gas
locked
gas pipe
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020069964A
Other languages
English (en)
Inventor
毅 越智
Takeshi Ochi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2020069964A priority Critical patent/JP2021165721A/ja
Publication of JP2021165721A publication Critical patent/JP2021165721A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

【課題】メータ交換・設置時の増し締め不足が発生する虞がなく、安全性を向上する。【解決手段】被係止環状部30の環形状部位33は、環周方向の一部がガス通流軸心Pに沿う方向に沿って切り欠かれた切欠部31を有すると共に、環周方向で切欠部31とは異なる箇所に係止爪21が係止可能な被係止部32を有し、係止部材20と被係止環状部30は、互いが徐々に近接していくときに係止爪21が、環形状部位33の係止部材20側である前面30a側から後面30b側へ切欠部31を通過し、環周方向に沿って回転して環形状部位33の後面30b側に設けられる被係止部32に係止して、ガス通流軸心Pに沿う方向での両者の離間を禁止するロック状態とするロック機構として働く。【選択図】図2

Description

本発明は、ガス管を通流するガス流量を計測するガスメータへガスが流入出するメータ通流端部のうちガスが流入するメータ流入部と、一次側ガス配管のガス管端部であるガス管流出部との連結、又は前記メータ通流端部のうちガスが流出するメータ流出部と、二次側ガス配管の前記ガス管端部であるガス管流入部との連結の少なくとも何れか一方を担うメータカプラ構造に関する。
ガス配管系統のガス管端部と、ガスメータのメータ流入部及びメータ流出部であるメータ通流端部とを、両者の相対回転を伴わない状態で連結する管継手として、ユニオン式管継手が知られている(特許文献1を参照)。
ユニオン式管継手は、ガス管端部の管外周部位から管径方向で外側へ延設されるユニオン鍔部にて抜け止めされるユニオンナットと、メータ通流端部に設けられユニオンナットが螺合接続可能なユニオンネジとから構成されている。
ガスメータの検定満期時等には、ユニオンナットとユニオンネジとの螺合を解除する形でガス配管系統からガスメータを取り外し、新たなガスメータのガス通流端部に設けられるユニオンネジとユニオンナットとを螺合する形で、メータ交換を行う。
特開2006−9951号公報
上述した特許文献1に開示の技術のユニオン式管継手では、ユニオンナットをユニオンネジに螺合させることで、ガス管端部とメータ通流端部とを連結しているため、両者を確実に連結するためには、締結後に増し締めを行う必要があるが、当該増し締め作業が実行されない虞もあった。
更に、国内での労働人口が減少している昨今の状況においては、十分な技術を習得するに至るまでの未習熟施工者がメータ交換施工者として従事することになる場合も考えられ、このような場合には、増し締め作業が行われない虞が大きくなる可能性もあり、新たな技術の開発が望まれていた。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、施工コストを十分に抑えることができると共に、施工者の施工技量が低い場合であっても、メータ交換・設置時の増し締め不足が発生する虞がなく、安全性を向上できるメータカプラ構造を提供する点にある。
上記目的を達成するためのメータカプラ構造は、
ガス管を通流するガス流量を計測するガスメータへガスが流入出するメータ通流端部のうちガスが流入するメータ流入部と、一次側ガス配管のガス管端部であるガス管流出部との連結、又は前記メータ通流端部のうちガスが流出するメータ流出部と、二次側ガス配管の前記ガス管端部であるガス管流入部との連結の少なくとも何れか一方を担うメータカプラ構造であって、その特徴構成は、
対向する前記ガス管端部と前記メータ通流端部の何れか一方に対して、抜け止めされた状態で、前記ガス管端部及び前記メータ通流端部のガス通流軸心に沿う方向で移動自在で且つ前記ガス通流軸心周りで回転自在に設けられた、係止爪を有する係止部材が設けられると共に、対向する前記ガス管端部と前記メータ通流端部のうち何れか他方に対して、前記ガス通流軸心方向で固定されると共に前記ガス通流軸心周りで環形状の環形状部位を有する被係止環状部が設けられ、
前記被係止環状部の前記環形状部位は、環周方向の一部が前記ガス通流軸心方向に沿って切り欠かれた切欠部を有すると共に、前記環周方向で前記切欠部とは異なる箇所に前記係止爪が係止可能な被係止部を有し、
前記係止部材と前記被係止環状部は、互いが徐々に近接していくときに前記係止爪が、前記環形状部位の前記係止部材側である前面側から後面側へ前記切欠部を通過し、前記環周方向に沿って回転して前記環形状部位の前記後面側に設けられる前記被係止部に係止して、前記ガス通流軸心方向での両者の離間を禁止するロック状態とするロック機構として働く点にある。
上記特徴構成によれば、ロック機構としての係止部材と被係止環状部は、互いが徐々に近接していくときに、係止爪が環形状部位の前面側から後面側へ切欠部を通過し、環周方向に沿って回転して被係止部に係止して、ガス通流軸心方向での両者の離間を禁止するロック状態とするから、従来のユニオン式管継手の如く、施工者によるナットの締結作業や増し締め作業を行うことなく、確実なロック状態が実現できる。
以上より、施工コストを十分に抑えることができると共に、施工者の施工技量が低い場合であっても、メータ交換・設置時の増し締め不足が発生する虞がなく、安全性を向上できるメータカプラ構造を実現できる。
メータカプラ構造の更なる特徴構成は、
前記係止部材の前記係止爪は、前記ガス通流軸心を対称軸として少なくとも一対設けられ、
前記被係止環状部の前記切欠部及び前記被係止部の夫々が、前記係止爪に対応する形態で、前記ガス通流軸心を対称軸として少なくとも一対設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、係止爪がガス通流軸心を対称軸として一対設けられると共に、被係止部が係止爪に対応する形態で、ガス通流軸心を対称軸として一対設けられているから、ロック状態においては、係止爪と被係止部との係止により、ガス管端部及びメータ通流端部とを、ガス通流軸心を対称軸とした形で、より安定した状態で固定できる。
メータカプラ構造の更なる特徴構成は、
前記ロック機構には、前記ロック状態において、前記係止爪と前記被係止部とを係止する係止力として付勢力を発揮すると共に、前記ガス管端部と前記メータ通流端部とが当接するよう付勢する付勢手段が設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、付勢手段が、ロック状態において、係止爪と被係止部とを係止する係止力として付勢力を発揮するから、係止爪と被係止部との係止を付勢力により、より強固に実現できる。更に、付勢手段は、ロック状態において、ガス管端部とメータ通流端部とが当接するよう付勢するから、例えば、両者の間にシール部材を介在させている状態においては、両者の間の気密性をより向上できる。
メータカプラ構造の更なる特徴構成は、
前記係止部材は、自身が設けられている前記ガス管端部と前記メータ通流端部との何れか一方に前記ガス通流軸心方向で摺動自在に外嵌する環状部位を有し、
前記ガス管端部と前記メータ通流端部との何れか一方には、前記環状部位を抜け止めする抜止部が設けられ、
前記付勢手段は、一端が前記環状部位に当接すると共に、他端が前記抜止部に当接するコイルバネである点にある。
上記特徴構成の如く、ガス管端部とメータ通流端部との何れか一方に、ガス通流軸心方向で摺動自在に外嵌する係止部材としての環状部位を設けると共に、環状部位を抜け止めする抜止部を設け、一端が環状部位に当接し他端が抜止部に当接するコイルバネを付勢手段として備えることで、ロック状態にあっては、係止爪と被係止部との係止力として付勢力を付与して係止をより強固にできると共に、ガス管端部とメータ通流端部とを互いに近接する方向へ付勢して互いの間の気密性を高めることができる。
尚、上記特徴構成の如く、付勢手段をコイルバネにより実現することで、当該コイルバネを、一般的に環形状であるガス管端部及びメータ通流端部の何れか一方の外周部位に沿う形の付勢手段を容易に実現でき、シンプルな形状を実現できる。
メータカプラ構造の更なる特徴構成は、
前記被係止環状部は、前記メータ通流端部に設けられるものであり、
前記ロック状態は、前記ガス管端部の一部が、前記被係止環状部の前記環形状部位に当接する形態で実現され、
前記ロック状態において、前記ガス管端部の一部と前記環形状部位との間をシールするシール部材が、前記環形状部位に設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、ロック状態において当接するガス管端部と被係止環状部の環形状部位との間に、シール部材が設けられているから、両者の間での気密性を担保して、ガス通流部から外部へのガス漏れを好適に防止できる。
更に、シール部材は、メータ通流端部に設けられる被係止環状部としての環形状部位に対して設けられているから、当該シール部材の交換は、ガスメータの交換と同時に自動的に実行されることになり、ガスメータ交換時におけるシール部材の交換忘れを予防することができる。
メータカプラ構造の更なる特徴構成は、
前記被係止環状部は、前記メータ通流端部に対して一体的に設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、被係止環状部をメータ通流端部に対して別体に設ける構成に比べて、部品点数の低減を図ることができ、経済的メリットを享受できる。
メータカプラ構造の更なる特徴構成は、
前記被係止環状部は、前記メータ通流端部に対して別体で設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、従来のガスメータを持ちいる場合にも、これまで説明してきたメータカプラ構造による接続のメリット享受できる。
メータカプラ構造を備えたガスメータと、それが接続するガス配管系統のガス管端部を示す側面図である。 メータカプラ構造のガス管端部への接続・脱離過程を示す作用断面図である。 メータカプラ構造の別実施形態を示す断面図である。
本発明の実施形態に係るメータカプラ構造100は、施工コストを十分に抑えることができると共に、施工者の施工技量が低い場合であっても、メータ交換・設置時の増し締め不足が発生する虞がなく、安全性を向上できるものに関する。
当該メータカプラ構造100は、例えば、検定満期で交換となったガスメータ10の交換の際に操作することを想定しているため、以下、まずは、ガスメータ10及びそれに対するガス配管系統について説明し、その後、メータカプラ構造100について説明する。
〔ガスメータ10及びガス配管系統〕
ガス供給元としてガス供給業者が運用する一次側から都市ガス等のガスを供給するためのガス配管系統には、需要家側に供給されたガスの流量を計測するガスメータ10が取り付けられる。当該ガス配管系統としてのガス管は、一対の立管1、7が地面等から上方に延出する形態で設置されている。当該実施形態では、立管1が一次側ガス配管に相当し、立管7が二次側ガス配管に相当する。
その一対の立管1、7の夫々の上端部には、詳細については後述するガスメータ10に設けられた一対のメータ通流端部11、12に対向する夫々の配管側接続部2a、6aが形成された一対のエルボ2、6が取り付けられている。
上記一対の配管側接続部2a、6aは、夫々のエルボ2、6の立管1、7に接続される端部とは反対側の端部において、下方向に向けて開口する一対の開口部として形成されている。
一次側の立管1には、メータガス栓2bが設けられている。よって、このメータガス栓2bを操作することにより、一次側からガスメータ10を通じて二次側へのガスの供給を断続することができる。
ガスメータ10は、公知のガスメータと同様の構造を有するため詳細説明については割愛するが、上述した配管側接続部2a、6aに対向して開口する一対のメータ通流端部11、12を有し、一対のメータ通流端部11、12のうちのメータ流入部11から流入したガスをメータ流出部12から流出させる形態で、ガスの流量を計測するように構成されている。上記一対のメータ通流端部11、12は、ガスメータ10の上面に設けられ、上方向に向けて開口する一対の開口部として形成されている。
そして、上述したガス配管系統に設けられ互いに下方向に向けて開口する一対の配管側接続部2a、6aには、管体3、4の一端(上端)に形成された雄ネジが、配管側接続部2a、6aに形成された雌ネジに、例えば液体シール剤等を塗布した状態で、螺合接続されている。尚、ガスメータ10を支持するためのブラケット40が、ナット41、42により固定されている。
当該管体3、4の他端(下端)は、ガス管端部3a、4aとしてのガス管流出部3a及びガス管流入部4aとして機能する。
当該実施形態においては、従来のガスメータとガス配管系統との接続に用いられていたユニオン式管継手ではなく、後述するメータカプラ構造100を用いて、ガス管端部3a、4aとメータ通流端部11、12とが接続される。因みに、当該実施形態では、メータカプラ構造100は、ガス管流出部3aとメータ流入部11との接続、及びガス管流入部4aとメータ流出部12との接続の双方に用いるが、両者に用いるメータカプラ構造100は、同一の構成を有するため、以下の説明では、ガス管流出部3a及びメータ流入部11との接続に用いられるメータカプラ構造100を例にとって説明する。
〔メータカプラ構造100〕
メータカプラ構造100は、図2に示すように、対向するガス管端部としてのガス管流出部3aに対して、抜け止めされた状態で、ガス管流出部3a及びメータ流入部11の内部のガス通流路11aのガス通流軸心P周りで回転自在に設けられた係止爪21を有する係止部材20が設けられると共に、対向するメータ流入部11に対して、ガス通流軸心Pに沿う方向で固定されると共にガス通流軸心P周りで環形状の環形状部位33を有する被係止環状部30が一体的に設けられており、被係止環状部30の環形状部位33は、環周方向の一部がガス通流軸心Pに沿う方向に沿って切り欠かれた切欠部31を有すると共に、環周方向で切欠部31とは異なる箇所に係止爪21が係止可能な被係止部32を有する。
係止部材20及び被係止環状部30は、図2(a)に示すように、互いが徐々に近接していくときに係止爪21が、環形状部位33の前面30aの側(係止部材20に対向する面の側であって、図2で矢印Yの先端側)から後面30bの側(矢印Y方向で前面30aと反対側の面の側であって、図2で矢印Yの基端側)へ切欠部31を通過し、図2(b)に示すように、環周方向に沿って回転して被係止部32に係止して、図2(c)に示すように、ガス通流軸心Pに沿う方向での両者の離間を禁止するロック状態とするロック機構として働く。
尚、環形状部位33の前面30aの側は、ガス管流出部3a(ガス管端部の一例)とメータ流入部11(メータ通流端部の一例)とが互いのガス通流軸心Pを同一軸として対向している状態において、環形状部位33のガス管流出部3aの側を意味するものとし、環形状部位33の後面30bの側は、ガス管流出部3aとメータ流入部11とが互いのガス通流軸心Pを同一軸として対向している状態において、環形状部位33のガス管流出部3aとは反対側(ガスメータ10の本体側)を意味するものとする。
被係止環状部30に関し、説明を追加すると、図2に示すように、環形状部位33は、メータ流入部11の先端の外周に沿って環状に設けられており、被係止部32が、環形状部位33の後面30bの一部を前面30aへ向けて凹欠させる形態で設けられている。これにより、当該被係止部32に係止した係止爪21は、ガス通流軸心P周りでの回転が規制される。
係止部材20の係止爪21は、ガス通流軸心Pを対称軸として一対設けられ、被係止環状部30の切欠部31及び被係止部32の夫々が、係止爪21に対応する形態で、ガス通流軸心Pを対称軸として一対設けられている。
当該実施形態においては、ガス通流軸心Pに直交する断面視(例えば、図2(a−3))に示すように、一対の係止爪21は、ガス通流軸心Pを中心軸として180°離れて設けられ、一対の切欠部31は、ガス通流軸心Pを中心軸として180°離れて設けられ、一対の被係止部32は、ガス通流軸心Pを中心軸として180°離れて設けられている。尚、切欠部31と被係止部32とは、ガス通流軸心Pを中心軸として互いに90°離れて設けられている。
当該実施形態では、従来のユニオン管継手のユニオンナットの如く螺合による接続に比べ、ロック状態へ移行するときの相対回転角度(切欠部31と被係止部32との成す角度:当該実施形態では90°未満)を十分に小さく設定することができ、操作性の向上を図ることができる。
説明を加えると、係止部材20は、ガス管流出部3aの外周面の周方向に沿って外嵌すると共にガス通流軸心Pに沿う方向で摺動自在な環状部位22と、当該環状部位22に基端を固定されると共に先端がガス管流出部3aの先端側へ延設される状態でガス管流出部3aの一部を外囲する円筒状部位26とを有し、係止爪21が円筒状部位26の先端からガス通流軸心Pに沿ってガス管流出部3aの先端側へ延設され、係止爪21の先端がガス通流軸心Pの軸径方向で内側へ屈曲するカギ爪形状を有する。
また、ガス管流出部3aの管外周部には、上記環状部位22より先端側に環状部位22が抜け落ちることを防止する抜止鍔部24(抜止部の一例)が設けられており、一端が当該抜止鍔部24に当接すると共に他端が環状部位22に当接するコイルバネ23(付勢手段の一例)が、ガス管流出部3aの管外周部を外囲する形態で設けられている。
即ち、係止部材20としての係止爪21は、係止部材20がガス管流出部3aの基端側から先端側へ押圧されると、コイルバネ23の付勢力に抗して、ガス管流出部3aの先端側へ移動し、押圧が解除されると、コイルバネ23の付勢力により、ガス管流出部3aの基端側へ戻ることになる。
尚、ガス管流出部3aの管外周部には、上記環状部位22より基端側に、環状部位22の基端側への移動を規制するストップリング25が設けられており、コイルバネ23によりガス管流出部3aの先端側から基端側へ付勢された環状部位22は、ストップリング25により位置決めされる。
尚、円筒状部位26の内面とガス管流出部3aの外面との間には、図2に示すように空間が形成されている。
以上より、コイルバネ23は、ロック状態において、係止爪21と被係止部32とを係止する係止力として付勢力を発揮すると共に、ガス管流出部3aとメータ流入部11とが当接するよう付勢する付勢力を発揮する。
メータカプラ構造100のロック状態は、ガス管流出部3aに設けられている抜止鍔部24(ガス管端部の一部)と、被係止環状部30の環形状部位33とが当接する形態で実現され、当該ロック状態において、ガス通流路11aの内部と外部との間の水密性を担保するべく、抜止鍔部24と環形状部位33との間をシールする第1シール部材S1が、環形状部位33の抜止鍔部24に対向する面に設けられている。
更に、上記ロック状態においては、図2に示すように、ガス管流出部3aの先端部がメータ流入部11の内部に挿入される形で、ガス管流出部3aの外周面とメータ流入部11の内周面とが対向する対向状態となるが、当該対向状態において、ガス管流出部3aの外周面とメータ流入部11の内周面との間をシールする第2シール部材S2及び第3シール部材S3が、ガス管流出部3aの外周面に沿って設けられている。
〔メータカプラ構造を用いたガス配管系統とガスメータの接続・脱離操作〕
以下、検定満期時にガスメータ10を交換する流れについて説明する。
メータカプラ構造100を用いて、ガス配管系統のガス管端部3a、4aに対して古いガスメータ10を接続している状態(図2(c)に示す状態)において、ガス管端部3a、4aからガスメータ10を脱離させる場合、まずもって、作業前の漏洩調整及びガス不使用確認を行った後、メータガス栓2bを閉止する。
その後、ガスメータ10の鉛直方向(図2で矢印Yに沿う方向)での位置を維持した状態で、係止部材20の円筒状部位26を把持して鉛直方向で下方側へ移動させ係止爪21を被係止部32から脱離させた後、円筒状部位26をガス通流軸心P周りで回動させ(図2(c)から図2(b)に示す状態)、切欠部31を通して係止爪21を環形状部位33の後面30bの側から前面30aの側へ移行(図2(b)から図2(a)に示す移行)して、ロック状態を解除する。
ロック状態の解除後、古いガスメータ10をガス管端部3a、4aから脱離させ、ガス管端部3a、4aに対して閉止キャップ(図示せず)を取り付ける。
次に、ガス管流出部3aの閉止キャップを取り外し、当該ガス管流出部3aに対して新たなガスメータ10のメータ流入部11を、メータカプラ構造100を介して連通接続する(メータカプラ構造100をロック状態とする)。
具体的には、ガス管流出部3aとメータ流入部11とを互いのガス通流軸心Pを一致させ対向させた状態で、互いを接近させて、被係止環状部30の環形状部位33がガス管流出部3aの抜止鍔部24に当接するまで、ガス管流出部3aをメータ流入部11に挿入した後、係止部材20の円筒状部位26を把持して鉛直方向で下方側へ移動させ、切欠部31を介して係止爪21を環形状部位33の前面30aの側から後面30bの側へ移行(図2(a)から図2(b)に示す移行)させ、円筒状部位26をガス通流軸心P周りで回動させて、係止爪21を被係止部32へ係止するロック状態へ移行させる(図2(b)から図2(c)に示す移行させる)。
その後、メータ流出部12にガスバッグ(図示せず)を装着し、メータガス栓2bを開状態へ切り替えてガスメータ10を復帰させ、14L程度のガスをガスバックへ導いてガスメータ10内をエアパージする。
エアパージの後、例えば60秒以内に、メータガス栓2bを閉状態へ切り替え、上述の手順でメータカプラ構造100のロック状態を解除してガス管流出部3aとメータ流入部11との接続を解除する。
その後、メータ流出部12からガスバッグを取り外し、ガス管流入部4aから閉止キャップを脱離後、メータカプラ構造100を介してガス管流出部3aへメータ流入部11を連通接続すると共に、メータカプラ構造100を介してガス管流入部4aへメータ流出部12を連通接続して、両方のメータカプラ構造100をロック状態へ移行させる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態において、メータカプラ構造100は、ガス管流出部3a及びメータ流入部11との接続、及びガス管流入部4a及びメータ流出部12との接続の双方に用いる構成例を示したが、何れか一方に設ける構成を採用しても構わない。
この場合、何れか他方の構成例としては、ユニオン式管継手を好適に採用できる。
(2)上記実施形態では、メータカプラ構造100としての被係止環状部30に係る構成が、ガスメータ10に一体的に設けられる構成を示したが、当該被係止環状部30に係る構成は、ガスメータ10(メータ通流端部)と別体に設けられていても構わない。
この場合、例えば、図3(a)(b)に示すように、被係止環状部30の雌螺子部30cが、メータ流入部11(メータ通流端部の一例)の雄螺子部11bに対して、第4シール部材S4を介して螺合接続する構成を採用することが好ましい。即ち、本発明のメータカプラ構造100は、既存のガスメータ10に対しても好適に適用可能である。
(3)図3(b)に示すように、係止爪21が被係止部32に嵌まり込んだ状態から係止爪21が被係止部32から脱離することを禁止するロック状態維持部材Nを備える構成を採用しても構わない。
当該ロック状態維持部材Nは、Cリング形状を有し、被係止環状部30の環形状部位33の後面30bに当接する形態で環形状部位33に隣接して嵌設される。当該ロック状態維持部材Nは、上述した実施形態にも好適に適用することが可能である。
(4)上記実施形態では、ガス配管系統としては、既存のユニオン管継手に係るユニオンナットが設けられない管体3、4を備える構成を示した。
本発明のメータカプラ構造100は、既設のユニオン式管継手にて連結されたガスメータとガス配管系統との接続に対しても好適に適用できる。
(5)上記実施形態のメータカプラ構造100にあっては、係止部材20に係る構成をガス管端部としてのガス管流出部3aに設けると共に、被係止環状部30に係る構成をメータ通流端部としてのメータ流入部11に設ける構成を採用した。
メータカプラ構造100の他の構成としては、係止部材20に係る構成をメータ通流端部としてのメータ流入部11に設けると共に、被係止環状部30に係る構成をガス管端部としてのガス管流出部3aに設ける構成を採用しても構わない。
(6)上記実施形態においては、係止部材20の係止爪21は、ガス通流軸心Pを対称軸として一対設けられ、被係止環状部30の切欠部31及び被係止部32の夫々が、係止爪21に対応する形態で、ガス通流軸心Pを対称軸として一対設けられている構成例を示した。
本発明の課題を解決する観点からは、係止爪21、切欠部31及び被係止部32は、互いの数が一致していれば、1つ以上のいくつ設けられていても構わない。
尚、上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
本発明のメータカプラ構造は、施工コストを十分に抑えることができると共に、施工者の施工技量が低い場合であっても、メータ交換・設置時の増し締め不足が発生する虞がなく、安全性を向上できるメータカプラ構造として、有効に利用可能である。
3a :ガス管流出部
3a :ガス管端部
4 :管体
4a :ガス管流入部
4a :ガス管端部
10 :ガスメータ
11 :メータ通流端部
11 :メータ流入部
11a :ガス通流路
12 :メータ通流端部
12 :メータ流出部
20 :係止部材
21 :係止爪
23 :コイルバネ
24 :抜止鍔部
30 :被係止環状部
30a :前面
30b :後面
31 :切欠部
32 :被係止部
33 :環形状部位
100 :メータカプラ構造
P :ガス通流軸心
S1 :第1シール部材

Claims (7)

  1. ガス管を通流するガス流量を計測するガスメータへガスが流入出するメータ通流端部のうちガスが流入するメータ流入部と、一次側ガス配管のガス管端部であるガス管流出部との連結、又は前記メータ通流端部のうちガスが流出するメータ流出部と、二次側ガス配管の前記ガス管端部であるガス管流入部との連結の少なくとも何れか一方を担うメータカプラ構造であって、
    対向する前記ガス管端部と前記メータ通流端部の何れか一方に対して、抜け止めされた状態で、前記ガス管端部及び前記メータ通流端部のガス通流軸心に沿う方向で移動自在で且つ前記ガス通流軸心周りで回転自在に設けられた、係止爪を有する係止部材が設けられると共に、対向する前記ガス管端部と前記メータ通流端部のうち何れか他方に対して、前記ガス通流軸心方向で固定されると共に前記ガス通流軸心周りで環形状の環形状部位を有する被係止環状部が設けられ、
    前記被係止環状部の前記環形状部位は、環周方向の一部が前記ガス通流軸心方向に沿って切り欠かれた切欠部を有すると共に、前記環周方向で前記切欠部とは異なる箇所に前記係止爪が係止可能な被係止部を有し、
    前記係止部材と前記被係止環状部は、互いが徐々に近接していくときに前記係止爪が、前記環形状部位の前記係止部材側である前面側から後面側へ前記切欠部を通過し、前記環周方向に沿って回転して前記環形状部位の前記後面側に設けられる前記被係止部に係止して、前記ガス通流軸心方向での両者の離間を禁止するロック状態とするロック機構として働くメータカプラ構造。
  2. 前記係止部材の前記係止爪は、前記ガス通流軸心を対称軸として少なくとも一対設けられ、
    前記被係止環状部の前記切欠部及び前記被係止部の夫々が、前記係止爪に対応する形態で、前記ガス通流軸心を対称軸として少なくとも一対設けられている請求項1に記載のメータカプラ構造。
  3. 前記ロック機構には、前記ロック状態において、前記係止爪と前記被係止部とを係止する係止力として付勢力を発揮すると共に、前記ガス管端部と前記メータ通流端部とが当接するよう付勢する付勢手段が設けられている請求項1又は2に記載のメータカプラ構造。
  4. 前記係止部材は、自身が設けられている前記ガス管端部と前記メータ通流端部との何れか一方に前記ガス通流軸心方向で摺動自在に外嵌する環状部位を有し、
    前記ガス管端部と前記メータ通流端部との何れか一方には、前記環状部位を抜け止めする抜止部が設けられ、
    前記付勢手段は、一端が前記環状部位に当接すると共に、他端が前記抜止部に当接するコイルバネである請求項3に記載のメータカプラ構造。
  5. 前記被係止環状部は、前記メータ通流端部に設けられるものであり、
    前記ロック状態は、前記ガス管端部の一部が、前記被係止環状部の前記環形状部位に当接する形態で実現され、
    前記ロック状態において、前記ガス管端部の一部と前記環形状部位との間をシールするシール部材が、前記環形状部位に設けられている請求項1〜4の何れか一項に記載のメータカプラ構造。
  6. 前記被係止環状部は、前記メータ通流端部に対して一体的に設けられている請求項1〜5の何れか一項に記載のメータカプラ構造。
  7. 前記被係止環状部は、前記メータ通流端部に対して別体で設けられている請求項1〜5の何れか一項に記載のメータカプラ構造。
JP2020069964A 2020-04-08 2020-04-08 メータカプラ構造 Pending JP2021165721A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020069964A JP2021165721A (ja) 2020-04-08 2020-04-08 メータカプラ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020069964A JP2021165721A (ja) 2020-04-08 2020-04-08 メータカプラ構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021165721A true JP2021165721A (ja) 2021-10-14

Family

ID=78021732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020069964A Pending JP2021165721A (ja) 2020-04-08 2020-04-08 メータカプラ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021165721A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11294668A (ja) * 1998-04-06 1999-10-29 Koyo Seiko Co Ltd 管継手
JP2006053071A (ja) * 2004-08-12 2006-02-23 Osaka Gas Co Ltd ガスメータ交換方法
JP2009063547A (ja) * 2007-09-10 2009-03-26 Sankoo:Kk ガスメータ取付ユニット

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11294668A (ja) * 1998-04-06 1999-10-29 Koyo Seiko Co Ltd 管継手
JP2006053071A (ja) * 2004-08-12 2006-02-23 Osaka Gas Co Ltd ガスメータ交換方法
JP2009063547A (ja) * 2007-09-10 2009-03-26 Sankoo:Kk ガスメータ取付ユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6969093B2 (en) Fluid coupling plug
EP0908660B1 (en) Pipe coupling
US10663099B2 (en) Pipe coupling comprising female coupling member and male coupling member
US2322877A (en) Coupling
US10274118B2 (en) Pipe joint having releasably engageable plug and socket
US6675833B2 (en) Connect under pressure coupling
JP2018151062A (ja) 流体継手要素及び同要素を備える流体継手
EP0664865A1 (en) Pipe end coupling with circumferentially movable clamping jaws
JP4198066B2 (ja) スライディングスリーブおよびコレットチャックを有する接続カップリング
KR20170075659A (ko) 퀵 커넥터용 소켓 요소와 소켓 요소를 구비하는 퀵 커넥터
JP2021165721A (ja) メータカプラ構造
KR20030028702A (ko) 커플러
JP2009024882A (ja) 自己シール型一重管継手
US9140399B2 (en) Quick coupling
JP3186697U (ja) カプラ
JP7482671B2 (ja) メータカプラ構造
WO2007126056A1 (ja) 管継手
JP2021165717A (ja) メータカプラ構造
JP2021165719A (ja) メータカプラ構造
JPH0972478A (ja) 管路接続用カプラ
US5882437A (en) Oxy-fuel cutting torch head seat insert and method of use
JP2021165718A (ja) メータカプラ構造
JP7423394B2 (ja) メータカプラ構造
JP2021165716A (ja) メータカプラ構造
JP2019078387A (ja) 管継手

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231228

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20240402