JP2021162729A - 光変調器 - Google Patents
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Abstract
【課題】クロストーク特性が良好な光変調器を提供する。
【解決手段】本発明の光変調器100は、2本の光導波路20a、20bからなるマッハツェンダー光導波路20A、20B、20C、20Dと、2本の光導波路20a、20bに沿って配置し、一対の差動高周波信号を印加するための2本の信号電極10a、10bからなる高周波線路対10A、10B、10C、10Dと、を有する光変調部30A、30B、30C、30Dを備え、隣接する高周波線路対10A及び10B、10B及び10C、10C及び10Dの間に、高周波線路対から離間して、複数の高抵抗導電膜40A−1〜40A−5、40B−1〜40B−5、40C−1〜40C−5を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の光変調器100は、2本の光導波路20a、20bからなるマッハツェンダー光導波路20A、20B、20C、20Dと、2本の光導波路20a、20bに沿って配置し、一対の差動高周波信号を印加するための2本の信号電極10a、10bからなる高周波線路対10A、10B、10C、10Dと、を有する光変調部30A、30B、30C、30Dを備え、隣接する高周波線路対10A及び10B、10B及び10C、10C及び10Dの間に、高周波線路対から離間して、複数の高抵抗導電膜40A−1〜40A−5、40B−1〜40B−5、40C−1〜40C−5を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、光変調器に関する。
インターネットの普及に伴い通信量は飛躍的に増大しており、光ファイバ通信の重要性が非常に高まっている。光ファイバ通信は、電気信号を光信号に変換し、光信号を光ファイバにより伝送するものであり、広帯域、低損失、ノイズに強いという特徴を有する。
電気信号を光信号に変換する方式としては、半導体レーザによる直接変調方式と光変調器を用いた外部変調方式が知られている。直接変調は光変調器が不要で低コストであるが、高速変調には限界があり、高速で長距離の用途では外部変調方式が使われている。
光変調器としては、ニオブ酸リチウム単結晶基板の表面付近にTi(チタン)拡散により光導波路を形成したマッハツェンダー型光変調器が実用化されている(例えば特許文献1参照)。マッハツェンダー型光変調器は、1つの光源から出た光を2つに分け、異なる経路を通過させた後、再び重ね合わせて干渉を起こさせるマッハツェンダー干渉計の構造を有する光導波路(マッハツェンダー光導波路)を用いるものであり、40Gb/s以上の高速の光変調器が商用化されているが、全長が10cm前後と長いことが大きな欠点になっている。
これに対して、特許文献2及び3にはc軸配向のニオブ酸リチウム膜を用いたマッハツェンダー型光変調器が開示されている。ニオブ酸リチウム膜を用いた光変調器は、ニオブ酸リチウム単結晶基板を用いた光変調器と比較して、大幅な小型化及び低駆動電圧化を実現している。
小型化を進めた光変調器において、リップル/クロストークを低減し、良好な特性を実現するために、差動線路を有し、かつ、接地電極を有さない構成、あるいは、差動線路の端の部分を除き接地電極を有さない構造を提案されている(特許文献4)。
しかしながら、さらなる小型化を行うためには差動線路間の間隔を狭くする必要があるが、この場合、クロストーク特性が劣化するという課題があった。差動線路の間隔を狭くしても良好なクロストーク特性を維持する構成が望まれる。
しかしながら、さらなる小型化を行うためには差動線路間の間隔を狭くする必要があるが、この場合、クロストーク特性が劣化するという課題があった。差動線路の間隔を狭くしても良好なクロストーク特性を維持する構成が望まれる。
本発明者は、鋭意検討の結果、隣り合う2組の差動線路間に孤立した高抵抗の電極膜を繰り返し配置することによりクロストーク特性が改善することを見出し、本発明に想到した。
本発明は、クロストーク特性が良好な光変調器を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を提供する。
本発明の一態様に係る光変調器は、2本の光導波路からなるマッハツェンダー光導波路と、前記2本の光導波路に沿って配置し、一対の差動高周波信号を印加するための2本の信号電極からなる高周波線路対とを有する光変調部を複数備え、隣接する前記高周波線路対の間に複数の高抵抗導電膜を備える。
上記態様に係る光変調器において、前記複数の高抵抗導電膜は、前記高周波線路対が延在する方向に沿って並んで配置していてもよい。
上記態様に係る光変調器において、前記複数の高抵抗導電膜は少なくとも2つ以上が同じ形状であってもよい。
上記態様に係る光変調器は、前記高抵抗導電膜の導電率が10〜1×108〔s/m〕であってもよい。
本発明によれば、クロストーク特性が良好な光変調器を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図を用いて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には図中、同一符号を付してある場合がある。また、以下の説明で用いる図面は、特徴を分かりやすくするため便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などは実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、本発明の効果を奏する範囲で適宜変更して実施することが可能である。一つの実施形態で示した構成を他の実施形態に適用することもできる。
図1(a)は、本発明の第1実施形態に係る光変調器の一部の平面模式図であり、図1(b)は、光導波路のみを図示したものである。
図1(a)に示す光変調器100は、2本の光導波路20a、20bからなるマッハツェンダー光導波路20A、20B、20C、20Dと、2本の光導波路20a、20bに沿って配置し、一対の差動高周波信号を印加するための2本の信号電極10a、10bからなる高周波線路対10A、10B、10C、10Dと、を有する光変調部30A、30B、30C、30Dを備え、隣接する高周波線路対10A及び10B、10B及び10C、10C及び10Dの間のそれぞれに、高周波線路対から離間して、複数の高抵抗導電膜40A−1〜40A−5、40B−1〜40B−5、40C−1〜40C−5を備えている。
以下では、マッハツェンダー光導波路20A、20B、20C、20Dをまとめてマッハツェンダー光導波路20ということがある。また、高周波線路対10A、10B、10C、10Dをまとめて高周波線路対10ということがある。また、光変調部30A、30B、30C、30Dをまとめて光変調部30ということがある。また、高抵抗導電膜40A−1〜40A−5、40B−1〜40B−5、40C−1〜40C−5をまとめて高抵抗導電膜40ということがある。
以下では、マッハツェンダー光導波路20A、20B、20C、20Dをまとめてマッハツェンダー光導波路20ということがある。また、高周波線路対10A、10B、10C、10Dをまとめて高周波線路対10ということがある。また、光変調部30A、30B、30C、30Dをまとめて光変調部30ということがある。また、高抵抗導電膜40A−1〜40A−5、40B−1〜40B−5、40C−1〜40C−5をまとめて高抵抗導電膜40ということがある。
光変調器100は、複数のマッハツェンダー光導波路20と、複数の高周波線路対10と、隣接する高周波線路対10間に高周波線路対から離間して配置する複数の高抵抗導電膜40とを備えている。
4つの光変調部30A、30B、30C、30Dは、実質的に同じ構造を有するものとすることができる。
マッハツェンダー光導波路20A、20B、20C、20Dのそれぞれは、マッハツェンダー干渉計の構造を有する光導波路であり、1本の光導波路から分波部(図示せず)によって分岐した第1及び第2の光導波路20a、20bを有し、第1及び第2の光導波路20a、20bは合波部(図示せず)を介して1本の光導波路にまとめられる。入力光は、分波部で分波されて第1及び第2の光導波路20a、20bをそれぞれ進行した後、合波部で合波され、変調光として光導波路から出力される。
本発明の光変調器は、光変調器内に少なくとも2つマッハツェンダー光導波路を備えるが、各マッハツェンダー光導波路には、1つのマッハツェンダー光導波路の2本の分岐光導波路(並行光導波路。符号20a、20bで示す光導波路参照。)に他のマッハツェンダー光導波路を入れ子型に組み込んだ、いわゆるネスト型光変調器なども含まれる。
4つの高周波線路対の各々を構成する2本の信号電極10a、10bは、高周波の差動信号を印加するために、2本の光導波路20a、20bにそれぞれ並んで配置されている。
なお、図1(a)では、信号電極10a、10bは、光導波路20a、20bが平行にかつ直線状に延在している部分のみを図示している。
なお、図1(a)では、信号電極10a、10bは、光導波路20a、20bが平行にかつ直線状に延在している部分のみを図示している。
本発明の光変調器は、接地電極を有さず、孤立して周囲から浮遊する複数の高抵抗導電膜を有する構成である。
隣接する高周波線路対間に配置する複数の高抵抗導電膜は、高周波線路対が延在する方向に沿って規則的に並んで配置している。
本実施形態では、隣接する高周波線路対間10A及び10B、10B及び10C、10C及び10Dの間のいずれにも、複数の高抵抗導電膜が配置されているが、隣接する高周波線路対間10A及び10B、10B及び10C、10C及び10Dの間の少なくとも一つに複数の高抵抗導電膜を備える構成とすることができる。
高周波線路対が延在する方向に沿って離間して配置する複数の高抵抗導電膜40A−1〜40A−5は、高周波線路対10Aと高周波線路対10Bとの間に配置している。高周波線路対が延在する方向に沿って離間して配置する複数の高抵抗導電膜40B−1〜40B−5は、高周波線路対10Bと高周波線路対10Cとの間に配置している。高周波線路対が延在する方向に沿って離間して配置する複数の高抵抗導電膜40C−1〜40C−5は、高周波線路対10Cと高周波線路対10Dとの間に配置している。
本実施形態では、隣接する高周波線路対間10A及び10B、10B及び10C、10C及び10Dの間のいずれにも、複数の高抵抗導電膜が配置されているが、隣接する高周波線路対間10A及び10B、10B及び10C、10C及び10Dの間の少なくとも一つに複数の高抵抗導電膜を備える構成とすることができる。
高周波線路対が延在する方向に沿って離間して配置する複数の高抵抗導電膜40A−1〜40A−5は、高周波線路対10Aと高周波線路対10Bとの間に配置している。高周波線路対が延在する方向に沿って離間して配置する複数の高抵抗導電膜40B−1〜40B−5は、高周波線路対10Bと高周波線路対10Cとの間に配置している。高周波線路対が延在する方向に沿って離間して配置する複数の高抵抗導電膜40C−1〜40C−5は、高周波線路対10Cと高周波線路対10Dとの間に配置している。
高抵抗導電膜40A−1〜40A−5、40B−1〜40B−5、40C−1〜40C−5は、すべて同じ略方形形状である。
高抵抗導電膜40の材料は、一般に信号電極で用いるような導電性が高い材料に比べて導電率が低い材料、換言すると、一般に信号電極で用いるような電気伝導性が高い材料に比べて電気抵抗率が高い材料が用いられる。すなわち、Au、Cu、Ag、Ptなどの金属材料よりも導電率が低い材料、あるいは、電気抵抗率が高い材料が用いられる。
高抵抗導電膜40は、隣接する高周波線路対間のクロストークを低減する作用を奏する。信号電極と直角方向に発生する磁界により、各高抵抗導電膜に起電力を生じて渦電流が流れるが高抵抗であるために、熱として消費され、隣接する高周波線路対に届く電力が減少することによってクロストークが低減されるものと考えられる。
そのため、高抵抗導電膜40の材料としては、渦電流が流れる程度の導電性を要するが、それが熱として消費される程度の電気抵抗が求められる。
そのため、高抵抗導電膜40の材料としては、渦電流が流れる程度の導電性を要するが、それが熱として消費される程度の電気抵抗が求められる。
高抵抗導電膜40の材料は、その導電率が10〜1×108〔s/m〕である材料であることが好ましく、導電率が102〜1×106〔s/m〕である材料であることがより好ましく、導電率が1×103〜1×105〔s/m〕である材料であることがさらに好ましい。これを電気抵抗率で言い換えると、高抵抗導電膜40の材料は、電気抵抗率が0.1〜1×10−8[Ω・m]である材料であることが好ましく、1×10−2〜1×10−6[Ω・m]である材料であることがより好ましく、1×10−3〜1×10−5[Ω・m]である材料であることがさらに好ましい。
高抵抗導電膜40の材料として例えば、グラファイト、ITO、ZnO、CuO、NiCrTa、TaNなどを例示することができる。
図2は、図1(a)のA−A’線に沿った光変調器100の断面模式図である。
光変調器100は、基板1、導波層2、保護層3、バッファ層4、絶縁層5、及び、信号電極10a、10bを備える層(以下、電極層10と称することがある。)がこの順で積層された多層構造を有している。
基板1は例えばサファイア基板であり、基板1の表面にはニオブ酸リチウム膜からなる導波層2が形成されている。導波層2はリッジ部からなる第1及び第2の光導波路20a、20bを有している。第1及び第2の光導波路20a、20bの幅は例えば1μmとすることができる。
保護層3は第1及び第2の光導波路20a、20bと平面視で重ならない領域に形成されている。保護層3は、導波層2の上面のうちリッジ部が形成されていない領域の全面を覆っており、リッジ部の側面も保護層3に覆われているので、リッジ部の側面の荒れによって生じる散乱損失を防ぐことができる。保護層3の厚さは導波層2のリッジ部の高さとほぼ同じである。保護層3の材料は特に限定されないが、例えば酸化シリコン(SiO2)を用いることができる。保護層3を省略し、導波層2の上面にバッファ層4を直接形成することも可能である。
バッファ層4は、第1及び第2の光導波路20a、20b中を伝搬する光が信号電極10a、10bに吸収されることを防ぐため、導波層2のリッジ部の上面に形成されるものである。バッファ層4としては、導波層2の屈折率より小さい屈折率を有する材質、例えば、酸化シリコン(SiO2)や酸化アルミニウム(Al2O3)などを用いることができ、その厚さは0.2〜1μm程度であればよい。本実施形態において、バッファ層4は、第1及び第2の光導波路20a、20bの上面のみならず保護層3の上面を含む下地面の全面を覆っているが、第1及び第2の光導波路20a、20bの上面付近だけを選択的に覆うようにパターニングされたものであってもよい。
絶縁層5は、信号電極10a、10bの下面に段差を形成するために設けられたものである。絶縁層5の第1及び第2の光導波路20a、20bと重なる領域には開口(スリット)が形成されており、バッファ層4の上面を露出させている。この開口内に電極層10の一部が埋め込まれることにより、信号電極10a、10bの下面に段差が形成される。絶縁層5の厚さTは1μm以上であることが好ましい。絶縁層5の厚さが1μm以上であれば、信号電極10a、10bの下面に段差を設けたことによる効果を得ることができる。
電極層10には、信号電極10a、10bが設けられている。信号電極10aは、第1の光導波路20a内を進行する光を変調するために第1の光導波路20aに対応するリッジ部に重ねて設けられ、バッファ層4を介して第1の光導波路20aと対向している。信号電極10bは、第2の光導波路20b内を進行する光を変調するために第2の光導波路20bに対応するリッジ部に重ねて設けられ、バッファ層4を介して第2の光導波路20bと対向している。
信号電極10a、10bは二層構造であり、いずれも電極層10に形成された上層部10Hと、絶縁層5を貫通する開口内に埋め込まれた下層部10Lとを有している。
信号電極10a、10bのそれぞれの下層部10Lの下面の幅は、上層部10Hの幅(信号電極10a、10bのそれぞれの全幅)よりも狭い。下層部10Lは、第1及び第2の光導波路20a、20bのそれぞれと平面視で重なる領域付近にのみ形成され、それ以外の領域には形成されていない。そのため、信号電極10a、10bの下面の幅は、第1及び第2の光導波路20a、20bのそれぞれの幅よりも少し広い程度である。信号電極10a、10bに電界を集中させるためには、信号電極10a、10bの下面幅は、第1及び第2の光導波路20a、20bのそれぞれの幅の1.1〜15倍であることが好ましく、1.5〜10倍であることがより好ましい。
信号電極10a、10bのそれぞれの下層部10Lの下面の幅は、上層部10Hの幅(信号電極10a、10bのそれぞれの全幅)よりも狭い。下層部10Lは、第1及び第2の光導波路20a、20bのそれぞれと平面視で重なる領域付近にのみ形成され、それ以外の領域には形成されていない。そのため、信号電極10a、10bの下面の幅は、第1及び第2の光導波路20a、20bのそれぞれの幅よりも少し広い程度である。信号電極10a、10bに電界を集中させるためには、信号電極10a、10bの下面幅は、第1及び第2の光導波路20a、20bのそれぞれの幅の1.1〜15倍であることが好ましく、1.5〜10倍であることがより好ましい。
導波層2としては電気光学材料であれば特に限定されないが、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)からなることが好ましい。ニオブ酸リチウムは大きな電気光学定数を有し、光変調器等の光学デバイスの構成材料として好適だからである。以下、導波層2をニオブ酸リチウム膜とした場合の本発明の構成について詳しく説明する。
基板1としてはニオブ酸リチウム膜より屈折率が低いものであれば特に限定されないが、ニオブ酸リチウム膜をエピタキシャル膜として形成させることができる基板が好ましく、サファイア単結晶基板もしくはシリコン単結晶基板が好ましい。単結晶基板の結晶方位は特に限定されない。ニオブ酸リチウム膜はさまざまな結晶方位の単結晶基板に対して、c軸配向のエピタキシャル膜として形成されやすいという性質を持っている。c軸配向のニオブ酸リチウム膜は3回対称の対称性を有しているので、下地の単結晶基板も同じ対称性を有していることが望ましく、サファイア単結晶基板の場合はc面、シリコン単結晶基板の場合は(111)面の基板が好ましい。
ここで、エピタキシャル膜とは、下地の単結晶基板もしくは単結晶膜上で結晶成長させることで結晶方位が揃えられた単結晶の膜のことである。すなわち、エピタキシャル膜とは、膜厚方向および膜面内方向に単一の結晶方位をもった膜であり、膜面内をX−Y面とし、膜厚方向をZ軸としたとき、結晶がX軸、Y軸及びZ軸方向にともに揃って配向しているものである。エピタキシャル膜かどうかは、例えば、2θ−θX線回折における配向位置でのピーク強度と極点の確認を行うことで証明することができる。
ニオブ酸リチウム膜の組成はLixNbAyOzである。Aは、Li、Nb、O以外の元素を表している。xは0.5〜1.2であり、好ましくは、0.9〜1.05である。yは、0〜0.5である。zは1.5〜4であり、好ましくは2.5〜3.5である。Aの元素としては、K、Na、Rb、Cs、Be、Mg、Ca、Sr、Ba、Ti、Zr、Hf、V、Cr、Mo、W、Fe、Co、Ni、Zn、Sc、Ceなどがあり、2種類以上の組み合わせでも良い。
ニオブ酸リチウム膜の膜厚は2μm以下であることが望ましい。膜厚がこれ以上厚くなると、高品質な膜を形成するのが困難になるからである。一方、ニオブ酸リチウム膜の膜厚が薄すぎる場合は、ニオブ酸リチウム膜における光の閉じ込めが弱くなり、基板やバッファ層に光が漏れて導波することになる。ニオブ酸リチウム膜に電界を印加しても、光導波路20a、20bの実効屈折率の変化が小さくなるおそれがある。そのため、ニオブ酸リチウム膜は、使用する光の波長の1/10程度以上の膜厚が望ましい。
光変調器100は、公知の方法で製造することができる。例えばエピタキシャル成長、フォトリソグラフィ、エッチング、気相成長及びメタライズとの半導体プロセスを用いて製造することができる。
図3に、高抵抗導電膜の有無による、隣接する高周波線路対間のクロストーク特性の差異をシミュレーションで検討した結果を示す。図3に示したのは一方の高周波線路対の一端側から信号を印加して隣接する高周波線路対の他端から出てくる信号を測定したS41特性のグラフである。横軸は信号周波数(GHz)、縦軸は高周波線路対間のクロストーク(dB)を示す。図3中で(a)で示すグラフが高抵抗導電膜を有する本発明の場合、(b)で示すグラフが高抵抗導電膜を有さない場合である。図3(a)及び(b)のそれぞれのシミュレーションモデルを、図4(a)及び図4(b)に示す。
シミュレーションモデルは線路長0.5mm、シミュレーションによるクロストーク特性の結果は信号電極の線路長10mmに換算している。
シミュレーションモデルは線路長0.5mm、シミュレーションによるクロストーク特性の結果は信号電極の線路長10mmに換算している。
図4(a)に示す光変調器101では、各高抵抗導電膜は平面視で三角形状を有し、正三角形の底辺が信号電極の延在方向に平行で、かつ、その信号電極の延在方向に沿って正三角形の頂点が交互に逆向きになるように配置している。
高周波線路対10Aと高周波線路対10Bとの間に配置する三角形状の複数の高抵抗導電膜41A−1〜41A−7は、高周波線路対が延在する方向に沿って、互いに離間して、隣接する正三角形がその頂点を逆向きとするように交互に繰り返して配置している。高抵抗導電膜41A−1、41A−3、41A−5、41A−7は、その正三角形の底辺を、高周波線路対10Bを構成する信号電極10aの延在方向に平行に配置すると共に、その正三角形の頂点が高周波線路対10Aを構成する信号電極10b側に向くように配置している。他方、高抵抗導電膜41A−2、41A−4、41A−6は、その正三角形の底辺を、高周波線路対10Aを構成する信号電極10bの延在方向に平行に配置すると共に、その正三角形の頂点が高周波線路対10Bを構成する信号電極10a側に向くように配置している。
同様に、高周波線路対10Bと高周波線路対10Cとの間に配置する三角形状の複数の高抵抗導電膜41B−1〜41B−7は、高周波線路対が延在する方向に沿って、互いに離間して、隣接する正三角形がその頂点を逆向きとするように交互に繰り返して配置している。
同様に、高周波線路対10Cと高周波線路対10Dとの間に配置する三角形状の複数の高抵抗導電膜41C−1〜41C−7は、高周波線路対が延在する方向に沿って、互いに離間して、隣接する正三角形がその頂点を逆向きとするように交互に繰り返して配置している。
高周波線路対10Aと高周波線路対10Bとの間に配置する三角形状の複数の高抵抗導電膜41A−1〜41A−7は、高周波線路対が延在する方向に沿って、互いに離間して、隣接する正三角形がその頂点を逆向きとするように交互に繰り返して配置している。高抵抗導電膜41A−1、41A−3、41A−5、41A−7は、その正三角形の底辺を、高周波線路対10Bを構成する信号電極10aの延在方向に平行に配置すると共に、その正三角形の頂点が高周波線路対10Aを構成する信号電極10b側に向くように配置している。他方、高抵抗導電膜41A−2、41A−4、41A−6は、その正三角形の底辺を、高周波線路対10Aを構成する信号電極10bの延在方向に平行に配置すると共に、その正三角形の頂点が高周波線路対10Bを構成する信号電極10a側に向くように配置している。
同様に、高周波線路対10Bと高周波線路対10Cとの間に配置する三角形状の複数の高抵抗導電膜41B−1〜41B−7は、高周波線路対が延在する方向に沿って、互いに離間して、隣接する正三角形がその頂点を逆向きとするように交互に繰り返して配置している。
同様に、高周波線路対10Cと高周波線路対10Dとの間に配置する三角形状の複数の高抵抗導電膜41C−1〜41C−7は、高周波線路対が延在する方向に沿って、互いに離間して、隣接する正三角形がその頂点を逆向きとするように交互に繰り返して配置している。
図3から、高抵抗導電膜を有する場合は、高抵抗導電膜を有さない場合と比べて、60GHzまでの広い高周波数領域において、クロストークを10dB程度以上、低減する効果があることがわかる。
図5に、種々の高抵抗導電膜の配置パターンについて、隣接する高周波線路対間のクロストーク特性の差異をシミュレーションで検討した結果を示す。図5に示したのはS41特性のグラフである。横軸は信号周波数(GHz)、縦軸は高周波線路対間のクロストーク(dB)を示す。図5(a)で示すグラフは、高抵抗導電膜を有さない場合(図6(a)参照)である。図5(b)〜図5(i)のそれぞれのシミュレーション結果に対応する、高抵抗導電膜の配置パターンを図6(b)〜図6(i)のそれぞれに示す。
図6(a)は、高抵抗導電膜を有さない場合であり、比較のために示した。
図6(b)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、各高抵抗導電膜が平面視で方形形状のベタ膜であり、高周波線路対が延在する方向に1列で並んでいるパターンである。図6(c)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、各高抵抗導電膜が平面視で方形形状のベタ膜であり、高周波線路対が延在する方向に平行に2列に並んでいるパターンである。図6(d)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、各高抵抗導電膜が平面視で方形形状のベタ膜であり、高周波線路対が延在する方向に平行に互いに半分ずれて2列に並んでいるパターンである。図6(e)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、各高抵抗導電膜が円形形状でベタ膜であり、高周波線路対が延在する方向に平行に互いに半分ずれて2列に並んでいるパターンである。図6(f)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、各高抵抗導電膜が平面視で方形形状のベタ膜であり、高周波線路対が延在する方向に平行に3列に並んでいるパターンである。図6(g)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、各高抵抗導電膜が平面視で方形形状のベタ膜であり、高周波線路対が延在する方向に平行に4列に並んでいるパターンである。図6(h)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、各高抵抗導電膜が図6(g)より短い平面視で方形形状のベタ膜であり、高周波線路対が延在する方向に平行に4列に並んでいるパターンである。図6(i)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、各高抵抗導電膜が方形のリング状の膜であり、高周波線路対が延在する方向に平行に2列に並んでいるパターンである。
図6(b)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、各高抵抗導電膜が平面視で方形形状のベタ膜であり、高周波線路対が延在する方向に1列で並んでいるパターンである。図6(c)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、各高抵抗導電膜が平面視で方形形状のベタ膜であり、高周波線路対が延在する方向に平行に2列に並んでいるパターンである。図6(d)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、各高抵抗導電膜が平面視で方形形状のベタ膜であり、高周波線路対が延在する方向に平行に互いに半分ずれて2列に並んでいるパターンである。図6(e)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、各高抵抗導電膜が円形形状でベタ膜であり、高周波線路対が延在する方向に平行に互いに半分ずれて2列に並んでいるパターンである。図6(f)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、各高抵抗導電膜が平面視で方形形状のベタ膜であり、高周波線路対が延在する方向に平行に3列に並んでいるパターンである。図6(g)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、各高抵抗導電膜が平面視で方形形状のベタ膜であり、高周波線路対が延在する方向に平行に4列に並んでいるパターンである。図6(h)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、各高抵抗導電膜が図6(g)より短い平面視で方形形状のベタ膜であり、高周波線路対が延在する方向に平行に4列に並んでいるパターンである。図6(i)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、各高抵抗導電膜が方形のリング状の膜であり、高周波線路対が延在する方向に平行に2列に並んでいるパターンである。
図6(b)〜図6(i)のいずれの高抵抗導電膜の配置パターンの場合も、60GHzまでの高周波数において、隣接する高周波線路対間のクロストークが低減している。
各高抵抗導電膜が平面視で方形形状のベタ膜のパターンである図6(b)、図6(c)、図6(f)及び図6(g)の中では、2列に並んでいるパターンが最もクロストーク特性が良好であった。
各高抵抗導電膜が2列に並んでいるパターンである図6(c)、図6(d)、図6(e)及び図6(i)の中では、各高抵抗導電膜が平面視で方形形状のベタ膜のパターンが最もクロストーク特性が良好であった。
各高抵抗導電膜が平面視で方形形状のベタ膜のパターンである図6(b)、図6(c)、図6(f)及び図6(g)の中では、2列に並んでいるパターンが最もクロストーク特性が良好であった。
各高抵抗導電膜が2列に並んでいるパターンである図6(c)、図6(d)、図6(e)及び図6(i)の中では、各高抵抗導電膜が平面視で方形形状のベタ膜のパターンが最もクロストーク特性が良好であった。
なお、図4(a)で示した高抵抗導電膜の配置パターンのクロストークの低減効果は、図6(b)〜図6(i)で示した高抵抗導電膜の配置パターンよりも大きかった。
図7に、種々の、平面視で方形形状のベタ膜の高抵抗導電膜の配置パターンについて、隣接する高周波線路対間のクロストーク特性の差異をシミュレーションで検討した結果を示す。図7に示したのはS41特性のグラフである。横軸は信号周波数(GHz)、縦軸は高周波線路対間のクロストーク(dB)を示す。図7(a)で示すグラフは、高抵抗導電膜を有さない場合(図8(a)参照)である。図8(b)〜図8(f)のそれぞれのシミュレーション結果に対応する、高抵抗導電膜の配置パターンを図7(b)〜図7(f)のそれぞれに示す。
図8(a)は、高抵抗導電膜を有さない場合であり、比較のために示した。
図8(b)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、図6(b)で示した配置パターンと同じであり、各高抵抗導電膜が平面視で方形形状のベタ膜で、高周波線路対が延在する方向に1列で並んでいるパターンである。図8(c)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、図6(c)で示した配置パターンと同じであり、各高抵抗導電膜が平面視で方形形状のベタ膜であり、高周波線路対が延在する方向に平行に2列に並んでいるパターンである。図8(d)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、各高抵抗導電膜が図8(c)より幅狭の平面視で方形形状のベタ膜であり、高周波線路対が延在する方向に平行に2列に並んでおり、幅狭である分、図8(c)よりも列間の距離が大きいパターンである。図8(e)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、各高抵抗導電膜が図8(d)と同程度に図8(c)より幅狭であって平面視で方形形状のベタ膜であり、高周波線路対が延在する方向に平行に、一方の高周波線路対に寄って2列に並んでおり、その分、高抵抗導電膜の列は他方の高周波線路対からの距離が大きいパターンである。図8(f)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、各高抵抗導電膜が図8(d)と同程度に図8(c)より幅狭であって平面視で方形形状のベタ膜であり、高周波線路対が延在する方向に平行に2列に並んでおり、一方の高抵抗導電膜の列は一方の高周波線路対に寄っており、他方の高抵抗導電膜の列は他方の高周波線路対に寄っており、2列の高抵抗導電膜の列間の距離は、高抵抗導電膜列と高周波線路対との距離よりも大きく、中央部分の空きが大きいパターンである。
図8(b)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、図6(b)で示した配置パターンと同じであり、各高抵抗導電膜が平面視で方形形状のベタ膜で、高周波線路対が延在する方向に1列で並んでいるパターンである。図8(c)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、図6(c)で示した配置パターンと同じであり、各高抵抗導電膜が平面視で方形形状のベタ膜であり、高周波線路対が延在する方向に平行に2列に並んでいるパターンである。図8(d)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、各高抵抗導電膜が図8(c)より幅狭の平面視で方形形状のベタ膜であり、高周波線路対が延在する方向に平行に2列に並んでおり、幅狭である分、図8(c)よりも列間の距離が大きいパターンである。図8(e)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、各高抵抗導電膜が図8(d)と同程度に図8(c)より幅狭であって平面視で方形形状のベタ膜であり、高周波線路対が延在する方向に平行に、一方の高周波線路対に寄って2列に並んでおり、その分、高抵抗導電膜の列は他方の高周波線路対からの距離が大きいパターンである。図8(f)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、各高抵抗導電膜が図8(d)と同程度に図8(c)より幅狭であって平面視で方形形状のベタ膜であり、高周波線路対が延在する方向に平行に2列に並んでおり、一方の高抵抗導電膜の列は一方の高周波線路対に寄っており、他方の高抵抗導電膜の列は他方の高周波線路対に寄っており、2列の高抵抗導電膜の列間の距離は、高抵抗導電膜列と高周波線路対との距離よりも大きく、中央部分の空きが大きいパターンである。
図8(c)〜図8(f)に示す2列の高抵抗導電膜の配置パターンの中で、最も密に高抵抗導電膜が敷き詰められたパターンである、図8(c)に示す高抵抗導電膜の配置パターンが、60GHzまでの高周波数全範囲で最もクロストーク特性が良好であった。
図9(a)に、クロストーク特性が良好な他の高抵抗導電膜の配置パターンを示す。
図9(a)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、複数の高抵抗導電膜が平面視で方形形状のものと平面視で三角形状のものとかならなり、高周波線路対が延在する方向に沿って並ぶ、略方形形状のものからなる第1列とその第1列を挟むように配置する略三角形状のものからなる2本の列とで構成されている。
図9(a)に示す高抵抗導電膜の配置パターンは、複数の高抵抗導電膜が平面視で方形形状のものと平面視で三角形状のものとかならなり、高周波線路対が延在する方向に沿って並ぶ、略方形形状のものからなる第1列とその第1列を挟むように配置する略三角形状のものからなる2本の列とで構成されている。
他方、図9(b)は、高抵抗導電膜を有さない配置パターンに比べてクロストーク特性が良好にならない配置パターンを示す。
この高抵抗導電膜の配置パターンでクロストーク特性が良好にならないのは、連続膜を有するためである。
この高抵抗導電膜の配置パターンでクロストーク特性が良好にならないのは、連続膜を有するためである。
図10に、クロストーク特性(S41特性)の導電率依存性を調べた結果を示す。図10中の符号(a)で示すグラフは、全周波数ポイントで平均をとったものであり、符号(b)で示すグラフは、は30GHz〜60GHzで平均をとったものである。
図10から、導電率4×107〔s/m〕以下において、クロストーク特性が改善される領域があることがわかる。
周波数範囲を30GHz〜60GHzに絞ると、クロストーク特性の改善効果はより顕著であり、改善効果は10dB程度ある。
図10から、導電率4×107〔s/m〕以下において、クロストーク特性が改善される領域があることがわかる。
周波数範囲を30GHz〜60GHzに絞ると、クロストーク特性の改善効果はより顕著であり、改善効果は10dB程度ある。
図11に、図1及び図2に示した第1実施形態に係る光変調器(4つの光変調部30A〜30Dとそれらの間に複数の高抵抗導電膜40を有する光変調器)の一部を含む全体の一例の平面模式図を示す。
図11においては、マッハツェンダー光導波路と高周波線路対との配置関係を示すために、高周波線路対よりも下の層に位置しているマッハツェンダー光導波路を点線で図示した。また、図12に、図11で示した本発明の光変調器の光導波路のみの平面模式図を示す。
図11においては、マッハツェンダー光導波路と高周波線路対との配置関係を示すために、高周波線路対よりも下の層に位置しているマッハツェンダー光導波路を点線で図示した。また、図12に、図11で示した本発明の光変調器の光導波路のみの平面模式図を示す。
図11に示す光変調器100Aは、直線部と湾曲部とを有する4つのマッハツェンダー光導波路20を含む光導波路120と、一対の差動高周波信号を印加するための2本の信号電極10a、10bからなる高周波線路対10を含む高周波線路110と、隣接する高周波線路対の間に、高周波線路対から離間して配置する複数の高抵抗導電膜140と、を備える。なお、図11において、複数の高抵抗導電膜140は図示の都合上、連続膜として描いているが、図6、図8及び図9に例示したように、孤立した複数の各高抵抗導電膜からなるものを示している。
図11に示す光変調器100Aは、直線部の断面構造(例えば、図11のB−B’線に沿った断面構造)が図2に示した断面構造に対応するように構成されている。
光導波路120は、入力光Siが入力する入力光導波路120iと、入力光導波路120から分岐した分岐光導波路120ii、120ijと、分岐光導波路120ii、120ijのそれぞれから分岐した分岐光導波路120iii及び120iijと、分岐光導波路120iji及び120ijjと、分岐光導波路120iii、120iij、120iji及び120ijjのそれぞれから分岐したマッハツェンダー光導波路20A、20B、20C、20Dと、マッハツェンダー光導波路20A、20B、20C、20Dを進行してきた光が合波され、合波され変調された変調光が進行する合波光導波路120o1、120o2、120o3及び120o4と、を備える。合波光導波路120o1、120o2、120o3及び120o4をそれぞれ進行してきた光は、変調光So1、So2、So3及びSo4として合波光導波路120o1、120o2、120o3及び120o4から出力される。
マッハツェンダー光導波路20を構成するマッハツェンダー光導波路20A、20B、20C、20Dはそれぞれ、直線部と湾曲部とを有し、全体として略S字形状の光導波路となっている。
マッハツェンダー光導波路20Aは、直線部20As1、20As2、20As3と湾曲部20Ac1、20Ac2とを備え、直線部20As1、湾曲部20Ac1、直線部20As2、湾曲部20Ac2、直線部20As3の順に連結されてなる。
マッハツェンダー光導波路20Bは、直線部20Bs1、20Bs2、20Bs3と湾曲部20Bc1、20Bc2とを備え、直線部20Bs1、湾曲部20Bc1、直線部20Bs2、湾曲部20Bc2、直線部20Bs3の順に連結されてなる。
マッハツェンダー光導波路20Cは、直線部20Cs1、20Cs2、20Cs3と湾曲部20Cc1、20Cc2とを備え、直線部20Cs1、湾曲部20Cc1、直線部20Cs2、湾曲部20Cc2、直線部20Cs3の順に連結されてなる。
マッハツェンダー光導波路20Dは、直線部20Ds1、20Ds2、20Ds3と湾曲部20Dc1、20Dc2とを備え、直線部20Ds1、湾曲部20Dc1、直線部20Ds2、湾曲部20Dc2、直線部20Ds3の順に連結されてなる。
マッハツェンダー光導波路20Bは、直線部20Bs1、20Bs2、20Bs3と湾曲部20Bc1、20Bc2とを備え、直線部20Bs1、湾曲部20Bc1、直線部20Bs2、湾曲部20Bc2、直線部20Bs3の順に連結されてなる。
マッハツェンダー光導波路20Cは、直線部20Cs1、20Cs2、20Cs3と湾曲部20Cc1、20Cc2とを備え、直線部20Cs1、湾曲部20Cc1、直線部20Cs2、湾曲部20Cc2、直線部20Cs3の順に連結されてなる。
マッハツェンダー光導波路20Dは、直線部20Ds1、20Ds2、20Ds3と湾曲部20Dc1、20Dc2とを備え、直線部20Ds1、湾曲部20Dc1、直線部20Ds2、湾曲部20Dc2、直線部20Ds3の順に連結されてなる。
光変調器では素子長が長いことが小型化のための課題となることが多い。光変調器100Aのように光導波路を折り返して構成することで素子長を大幅に短くでき、小型化が可能となる。特に、ニオブ酸リチウム膜により形成された光導波路は、曲率半径を例えば50μm程度まで小さくしても損失が小さいという特徴があり、本実施形態に適している。
各々、2本の信号電極10a、10bを構成される4つの高周波線路対10A、10B、10C、10Dはいずれも、マッハツェンダー光導波路の平面視形状に対応して、直線部と湾曲部を有する。
高周波線路対10Aは、直線部10As1、10As2と湾曲部10Acとを有し、直線部10As1、湾曲部10Ac、直線部10As2の順に連結されてなる部分を含む。高周波線路対10Aの直線部10As1、10As2及び湾曲部10Acは、マッハツェンダー光導波路20Aの直線部20As2及び20As3と湾曲部20Ac2の上方に配置する。
高周波線路対10Bは、直線部10Bs1、10Bs2と湾曲部10Bcとを有し、直線部10Bs1、湾曲部10Bc、直線部10Bs2の順に連結されてなる部分を含む。高周波線路対10Bの直線部10Bs1、10Bs2及び湾曲部10Bcは、マッハツェンダー光導波路20Bの直線部20Bs2及び20Bs3と湾曲部20Bc2の上方に配置する。
高周波線路対10Cは、直線部10Cs1、10Cs2と湾曲部10Ccとを有し、直線部10Cs1、湾曲部10Cc、直線部10Cs2の順に連結されてなる部分を含む。高周波線路対10Cの直線部10Cs1、10Cs2及び湾曲部10Ccは、マッハツェンダー光導波路20Cの直線部20Cs2及び20Cs3と湾曲部20Cc2の上方に配置する。
高周波線路対10Dは、直線部10Ds1、10Ds2と湾曲部10Dcとを有し、直線部10Ds1、湾曲部10Dc、直線部10Ds2の順に連結されてなる部分を含む。高周波線路対10Dの直線部10Ds1、10Ds2及び湾曲部10Dcは、マッハツェンダー光導波路20Dの直線部20Ds2及び20Ds3と湾曲部20Dc2の上方に配置する。
高周波線路対10Bは、直線部10Bs1、10Bs2と湾曲部10Bcとを有し、直線部10Bs1、湾曲部10Bc、直線部10Bs2の順に連結されてなる部分を含む。高周波線路対10Bの直線部10Bs1、10Bs2及び湾曲部10Bcは、マッハツェンダー光導波路20Bの直線部20Bs2及び20Bs3と湾曲部20Bc2の上方に配置する。
高周波線路対10Cは、直線部10Cs1、10Cs2と湾曲部10Ccとを有し、直線部10Cs1、湾曲部10Cc、直線部10Cs2の順に連結されてなる部分を含む。高周波線路対10Cの直線部10Cs1、10Cs2及び湾曲部10Ccは、マッハツェンダー光導波路20Cの直線部20Cs2及び20Cs3と湾曲部20Cc2の上方に配置する。
高周波線路対10Dは、直線部10Ds1、10Ds2と湾曲部10Dcとを有し、直線部10Ds1、湾曲部10Dc、直線部10Ds2の順に連結されてなる部分を含む。高周波線路対10Dの直線部10Ds1、10Ds2及び湾曲部10Dcは、マッハツェンダー光導波路20Dの直線部20Ds2及び20Ds3と湾曲部20Dc2の上方に配置する。
高周波線路対10A、10B、10C、10Dはそれぞれ、終端抵抗11A、11B、11C、11Dに接続されている。
隣接する高周波線路対間に配置する複数の高抵抗導電膜40A、40B、40Cは、いずれも、高周波線路対の平面視形状に対応して、直線部と湾曲部を有する。
複数の高抵抗導電膜40Aは、直線部40As1、40As2と湾曲部40Acとを有し、直線部40As1、湾曲部40Ac、直線部40As2の順に連結されてなる。複数の高抵抗導電膜40Aの直線部40As1、40As2及び湾曲部40Acは、高周波線路対10Aの直線部10As1、湾曲部10Ac、直線部10As2と、高周波線路対10Bの直線部10Bs1、湾曲部10Bc、直線部10Bs2との間に配置する。
複数の高抵抗導電膜40Bは、直線部40Bs1、40Bs2と湾曲部40Bcとを有し、直線部40Bs1、湾曲部40Bc、直線部40Bs2の順に連結されてなる。複数の高抵抗導電膜40Bの直線部40Bs1、40Bs2及び湾曲部40Bcは、高周波線路対10Bの直線部10Bs1、湾曲部10Bc、直線部10Bs2と、高周波線路対10Cの直線部10Cs1、湾曲部10Cc、直線部10Cs2との間に配置する。
複数の高抵抗導電膜40Cは、直線部40Cs1、40Cs2と湾曲部40Ccとを有し、直線部40Cs1、湾曲部40Cc、直線部40Cs2の順に連結されてなる。複数の高抵抗導電膜40Cの直線部40Cs1、40Cs2及び湾曲部40Ccは、高周波線路対10Cの直線部10Cs1、湾曲部10Cc、直線部10Cs2と、高周波線路対10Dの直線部10Ds1、湾曲部10Dc、直線部10Ds2との間に配置する。
複数の高抵抗導電膜40Bは、直線部40Bs1、40Bs2と湾曲部40Bcとを有し、直線部40Bs1、湾曲部40Bc、直線部40Bs2の順に連結されてなる。複数の高抵抗導電膜40Bの直線部40Bs1、40Bs2及び湾曲部40Bcは、高周波線路対10Bの直線部10Bs1、湾曲部10Bc、直線部10Bs2と、高周波線路対10Cの直線部10Cs1、湾曲部10Cc、直線部10Cs2との間に配置する。
複数の高抵抗導電膜40Cは、直線部40Cs1、40Cs2と湾曲部40Ccとを有し、直線部40Cs1、湾曲部40Cc、直線部40Cs2の順に連結されてなる。複数の高抵抗導電膜40Cの直線部40Cs1、40Cs2及び湾曲部40Ccは、高周波線路対10Cの直線部10Cs1、湾曲部10Cc、直線部10Cs2と、高周波線路対10Dの直線部10Ds1、湾曲部10Dc、直線部10Ds2との間に配置する。
本実施形態では、複数の高抵抗導電膜40A、40B、40Cはいずれも、高周波線路対の平面視形状に対応して、直線部と湾曲部を有するが、これに限定されない。
例えば、複数の高抵抗導電膜は直線部のみを有する構成であってもよい。複数の高抵抗導電膜は互いに離隔して配置するが、複数の高抵抗導電膜を直線状に配置する場合には、曲線状に配置する場合と違って、クロストーク特性の抑制の設計がしやすい。
例えば、複数の高抵抗導電膜は直線部のみを有する構成であってもよい。複数の高抵抗導電膜は互いに離隔して配置するが、複数の高抵抗導電膜を直線状に配置する場合には、曲線状に配置する場合と違って、クロストーク特性の抑制の設計がしやすい。
また、高周波線路対が複数の直線部や複数の湾曲部を有する場合には、高周波線路対の複数の直線部の間のうちのいずれかの間にのみ複数の高抵抗導電膜を有する構成であってもよいし、また、高周波線路対の複数の湾曲部の間のうちのいずれかの間にのみ複数の高抵抗導電膜を有する構成であってもよい。
1 基板
2 導波層
3 保護層
4 バッファ層
5 絶縁層
10 電極層
10a、10b 信号電極
20 マッハツェンダー光導波路
20a 第1の光導波路
20b 第2の光導波路
100、100A 光変調器
Si 入力光
So1、So2、So3、So4 変調光
2 導波層
3 保護層
4 バッファ層
5 絶縁層
10 電極層
10a、10b 信号電極
20 マッハツェンダー光導波路
20a 第1の光導波路
20b 第2の光導波路
100、100A 光変調器
Si 入力光
So1、So2、So3、So4 変調光
Claims (4)
- 2本の光導波路からなるマッハツェンダー光導波路と、前記2本の光導波路に沿って配置し、一対の差動高周波信号を印加するための2本の信号電極からなる高周波線路対とを有する光変調部を複数備え、
隣接する前記高周波線路対の間に、前記高周波線路対から離間して複数の高抵抗導電膜を備える、光変調器。 - 前記複数の高抵抗導電膜は、前記高周波線路対が延在する方向に沿って並んで配置している、請求項1に記載の光変調器。
- 前記複数の高抵抗導電膜は少なくとも2つ以上が同じ形状である、請求項1又は2のいずれかに記載の光変調器。
- 前記高抵抗導電膜の導電率は、10〜1×108〔s/m〕である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光変調器。
Priority Applications (3)
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---|---|---|---|
JP2020064606A JP2021162729A (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 光変調器 |
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PCT/JP2021/011695 WO2021200335A1 (ja) | 2020-03-31 | 2021-03-22 | 光変調器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020064606A JP2021162729A (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 光変調器 |
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-
2021
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- 2021-03-22 US US17/789,994 patent/US20230040729A1/en active Pending
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WO2021200335A1 (ja) | 2021-10-07 |
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