JP2021161801A - 屋根の防水構造と喫煙ブース - Google Patents

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栄治 柏木
Eiji Kashiwagi
翔 大導寺
Sho Daidoji
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Abstract

【課題】 美感を損ねることなく簡易な構成で優れた防水性能を提供できる屋根の防水構造と喫煙ブースを提供すること。【解決手段】 屋根の外周部に配置された金属製枠材と、上記金属製枠材の上に設置された金属製板材と、を具備し、上記金属製枠材は枠材本体とこの枠材本体から外周部に張り出した軒先部とから構成されていて、上記軒先部は上記枠材本体から水平に延長された水平部とこの水平部の先端から垂下された垂下部とこの垂下部の先端から外周に張り出された張出部とから構成されていて、上記金属製板材の先端部は上記軒先部の垂下部を覆うように所定の隙間を存した状態で折り曲げられているもの。【選択図】 図1

Description

本発明は、屋根の防水構造と喫煙ブースに係り、特に、美感を損ねることなく簡易な構成で優れた防水性能を提供することができるように工夫したものに関する。
従来の屋根の防水構造を開示するものとして、例えば、次のようなものがある。
まず、外壁があり、上記外壁の内側であって上記外壁の上端より低い位置に屋根が設置されている。上記外壁の上端面の外周側の縁と上記外壁と上記屋根との境界に塩ビ鋼板よりなるアングル材が設置されている。そして、上記屋根に上記アングル材を隠すように防水シートが貼り付けられているとともに、上記外壁と上記屋根の境界付近から上記外壁の上端面に設置されたアングル材の上端面側を隠すように防水シートが貼り付けられている。
なお、その他の屋根の防水構造を開示するものとして、特許文献1乃至特許文献3がある。
実用新案登録第3205191号公報 実用新案登録第3205530号公報 特開2016−23420号公報
上記従来の構成では次のような問題があった。
まず、外壁が屋根より高い構成になっているため、外壁の内側の屋根上に雨水が溜まり易く、また、防水シートのアングル材に対する密着度が損なわれた場合にはそこから雨水が侵入することもあるという問題があった。
併せて、上記外壁の上端面の外周側の縁にアングル材が設置されていてその部分が出っ張っているため美感上も好ましくはなかった。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、美感を損ねることなく簡易な構成で優れた防水性能を提供することができる防水構造と喫煙ブースを提供することにある。
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1による防水構造は、屋根の外周部に配置された金属製枠材と、上記金属製枠材の上に設置された金属製板材と、を具備し、上記金属製枠材は枠材本体とこの枠材本体から外周部に張り出した軒先部とから構成されていて、上記軒先部は上記枠材本体から水平に延長された水平部とこの水平部の先端から垂下された垂下部とこの垂下部の先端から外周に張り出された張出部とから構成されていて、上記金属製板材の先端部は上記軒先部の垂下部を覆うように所定の隙間を存した状態で折り曲げられていることを特徴とするものである。
又、請求項2による防水構造は、請求項1記載の屋根の防水構造において、上記所定の隙間は毛細管現象が発生しない程度の大きさに調整されていることを特徴とするものである。
又、請求項3による防水構造は、請求項1又は請求項2記載の屋根の防水構造において、上記金属製枠材の軒先部の張出部は外側に向かって下り勾配になっていることを特徴とするものである。
又、請求項4による防水構造は、請求項1〜請求項3の何かに記載の屋根の防水構造において、上記金属製板材は袋リベット構造によって上記金属製枠材に取り付けられていることを特徴とするものである。
又、請求項5による防水構造は、請求項4記載の屋根の防水構造において、上記金属製板材と上記金属製枠材の間には弾性体が介挿されていることを特徴とするものである。
又、請求項6による防水構造は、請求項1〜請求項5の何かに記載の屋根の防水構造において、上記金属製枠材はアルミニウム製であることを特徴とするものである。
又、請求項7による防水構造は、請求項1〜請求項6の何かに記載の屋根の防水構造において、上記金属製板材は塩ビ鋼板であることを特徴とするものである。
又、請求項8による防水構造は、請求項1〜請求項7の何かに記載の屋根の防水構造において、上記弾性体はブチルゴムであることを特徴とするものである。
又、請求項9による喫煙ブースは、請求項1〜請求項8の何かに記載の屋根の防水構造を採用したことを特徴とするものである。
以上述べたように本願発明の請求項1による防水構造によると、屋根の外周部に配置された金属製枠材と、上記金属製枠材の上に設置された金属製板材と、を具備し、上記金属製枠材は枠材本体とこの枠材本体から外周部に張り出した軒先部とから構成されていて、上記軒先部は上記枠材本体から水平に延長された水平部とこの水平部の先端から垂下された垂下部とこの垂下部の先端から外周に張り出された張出部とから構成されていて、上記金属製板材の先端部は上記軒先部の垂下部を覆うように所定の隙間を存した状態で折り曲げられているので、美感を損ねることなく簡易な構成で優れた防水性能を提供することができる。
又、請求項2による防水構造によると、請求項1記載の屋根の防水構造において、上記所定の隙間は毛細管現象が発生しない程度の大きさに調整されているので、防水性能を高めることができる。
又、請求項3による防水構造によると、請求項1又は請求項2記載の屋根の防水構造において、上記金属製枠材の軒先部の張出部は外側に向かって下り勾配になっているので、防水性能を高めることができる。
又、請求項4による防水構造によると、請求項1〜請求項3の何かに記載の屋根の防水構造において、上記金属製板材は袋リベット構造によって上記金属製枠材に取り付けられているので、防水性能を高めることができる。
又、請求項5による防水構造によると、請求項4記載の屋根の防水構造において、上記金属製板材と上記金属製枠材の間には弾性体が介挿されているので、防水性能を高めることができる。
又、請求項6による防水構造によると、請求項1〜請求項5の何かに記載の屋根の防水構造において、上記金属製枠材はアルミニウム製であるので、簡易且つ軽量な構成にすることができる。
又、請求項7による防水構造によると、請求項1〜請求項6の何かに記載の屋根の防水構造において、上記金属製板材は塩ビ鋼板であるので、簡易且つ軽量な構成にすることができる。
又、請求項8による防水構造によると、請求項1〜請求項7の何かに記載の屋根の防水構造において、上記弾性体はブチルゴムであるので、簡易な構成により防水効果を高めることができる。
又、請求項9による喫煙ブースによると、請求項1〜請求項8の何かに記載の屋根の防水構造を採用したので、簡易な構成で優れた外観を有し且つ高い防水性能を得ることができる。
本発明の一実施の形態を示す図で、喫煙ブースの斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、喫煙ブースの正面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、喫煙ブースの平面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、喫煙ブースの底面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、喫煙ブースの側面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図2のVI−VI断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図3のVII−VII断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、喫煙ブースの柱材の頂点付近の拡大図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図2のIX−IX断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図9のX部の拡大図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図9のXI部の拡大図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、柱材の端面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、柱用芯材の端面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、梁用ジョイントの端面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図15(a)は天井側梁材の端面図、図15(b)は梁用ジョイントによる天井側梁材と柱材の連結部分を示す断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、屋根の防水構造の組み立て手順を示す図であり、梁の上に屋根連結材を設置した状態を示す図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、屋根の防水構造の組み立て手順を示す図であり、天井側梁材の上にアルミ製枠材を設置した状態を示す図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、屋根の防水構造の組み立て手順を示す図であり、アルミ製枠材の上に弾性部材を設置した状態を示す図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、屋根の防水構造の組み立て手順を示す図であり、アルミ製枠材及び弾性部材の上に塩ビ鋼板製板材を設置した状態を示す図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、屋根の防水構造の組み立て手順を示す図であり、塩ビ鋼板製板材の上に防水シートを設置した状態を示す図である。
以下、図1乃至図20を参照して本発明の一実施の形態について説明する。
この一実施の形態による喫煙ブース1には、図1から図7に示すように、4本の柱材3、5、7、9がある。上記柱材3は、図12に示すような端面形状が長さ方向(図12中紙面に垂直な方向)に延長された略四角柱形状の部材である。上記柱材3には長さ方向(図12中紙面に垂直な方向)に延長された中空部11が形成されている。上記中空部11内には長さ方向(図12中紙面に垂直な方向)に延長された係合凸部13、13が形成されている。また、上記柱材3の4つの側面のうち、隣接する2つにはそれぞれ長さ方向(図12中紙面に垂直な方向)に延長された窓取り付け溝15、15が形成されている。上記窓取り付け溝15は上記係合凸部13と背中合わせの位置にある。また、上記柱材3には複数の肉抜き穴18が形成されている。
また、上記柱材3の中空部11内には、図13に示す柱用芯材17が挿入されている。上記柱用芯材17は、図13に示すように、上記柱材3の中空部11に対応した形状を成し、係合凹部19、19が形成されている。上記係合凹部19、19に上記柱材3の係合凸部13、13が係合される。
上記柱材5、7、9も上記柱材3と同じ構成であり、中空部11内に柱用芯材17が挿入されている。
図1、図4に示すように、上記柱材5と上記柱材7の底側(図1中下側)端部間には、床側梁材21が設置されている。床側梁材21には窓取り付け溝23が形成されている。上記柱材5と上記柱材7の天井側(図1中上側)端部間には、図15(a)に示す天井側梁材25が固着されている。天井側梁材25は図15(a)に示すような端面形状が長さ方向(図15(a)中紙面に垂直な方向)に延長された部材である。上記天井側梁材25には窓取り付け溝27が形成されている。また、上記天井側梁25には長さ方向(図15中紙面に垂直な方向)に延長された中空部29が形成されている。
また、上記天井側梁材25の図15中左上端が上側に突出されて突出部30が形成されており、上記突出部30の図15中左側には長さ方向(図15(a)中紙面に垂直な方向)に延長されたアルミ製枠材収容部31が形成されている。上記アルミ製枠材収容部31の底部(図15(a)中下側部分)には長さ方向(図15(a)中紙面に垂直な方向)に延長されたナット収容溝33が形成されている。
上記突出部30の上端の外周側(図15(a)中左上側)には張出部収容凹部35が形成されている。また、上記天井側梁材25には複数の肉抜き穴34が形成されている。
上記天井側梁材25と上記柱材5は、図14に示す梁用ジョイント36によって連結されている。上記梁用ジョイント36は上記天井側梁材25の中空部29内に配置されていて、図示しないボルトによって上記天井側梁材25に固定されている。上記梁用ジョイント36には係合凸部38aとボルト収容凹部36bが形成されている。上記係合凸部38aは上記柱材5の窓取り付け溝15に係合されている。図15(b)に示すように、上記梁用ジョイント36は、ボルト38cを上記梁用ジョイント36の上記ボルト収容凹部36bから挿入して上記梁用ジョイント36と上記柱材5を貫通し、上記柱用芯材17に螺合させることで上記柱材5に固定される。
また、図1、図5に示すように、上記底側梁材21と上記天井側梁材25の間には中間柱37が張設されている。上記中間柱材37の両側面(図5中左右方向の面)には窓取り付け溝39、39が形成されている。
上記床側梁材21、上記柱材5、上記天井側梁材25、及び、上記中間柱材37に囲まれた内部にガラス窓41が設置されている。上記ガラス窓41の各辺は、上記床側梁材21の窓取り付け溝23、上記柱材5の窓取り付け溝15、上記天井側梁材25の窓取り付け溝27、及び、上記中間柱材37の窓取り付け溝39に係合されている。
また、上記床側梁材21、上記柱材7、上記天井側梁材25、及び、上記中間柱材37に囲まれた内部にガラス窓43が設置されている。上記ガラス窓43の各辺は、上記床側梁材21の窓取り付け溝23、上記柱材7の窓取り付け溝15、上記天井側梁材25の窓取り付け溝27、及び、上記中間柱材37の窓取り付け溝39に係合されている。
図6に示すように、上記柱材3と上記柱材9の間にも、床側梁材51と天井側梁材53が張設されていて、上記床側梁材51と上記天井側梁材53の間には中間柱材55が張設されている。上記床側梁材51は上記床側梁材21と同じ構成であり、上記天井側梁材53は上記天井側梁材25と同じ構成であり、上記中間柱材55は上記中間柱材37と同じ構成である。
また、上記床側梁材51、上記柱材3、上記天井側梁材53、及び、上記中間柱材55に囲まれた内部にガラス窓57が設置されている。上記ガラス窓57の各辺は、上記床側梁材51の窓取り付け溝23、上記柱材3の窓取り付け溝15、上記天井側梁材53の窓取り付け溝27、及び、上記中間柱材55の窓取り付け溝39に係合されている。
また、上記床側梁材51、上記柱材9、上記天井側梁材53、及び、上記中間柱材55に囲まれた内部にガラス窓59が設置されている。上記ガラス窓59の各辺は、上記床側梁材51の窓取り付け溝23、上記柱材9の窓取り付け溝15、上記天井側梁材53の窓取り付け溝27、及び、上記中間柱材55の窓取り付け溝39に係合されている。
図7に示すように、上記柱材7と上記柱材9の間にも、床側梁材61と天井側梁材63が張設されていて、上記床側梁材61と上記天井側梁材63の間には中間柱材65、66が張設されている。上記床側梁材61は上記床側梁材21と同じ端面形状を成す部材であり、上記天井側梁材63は上記天井側梁材25と同じ端面形状を成す部材であり、上記中間柱材65、66は上記中間柱材37と同じ端面形状を成す部材である。
また、上記床側梁材61、上記柱材7、上記天井側梁材63、及び、上記中間柱材65に囲まれた内部にガラス窓67が設置されている。上記ガラス窓67の各辺は、上記床側梁材61の窓取り付け溝23、上記柱材7の窓取り付け溝15、上記天井側梁材63の窓取り付け溝27、及び、上記中間柱材65の窓取り付け溝39に係合されている。
また、上記床側梁材61、上記柱材9、上記天井側梁材63、及び、上記中間柱材66に囲まれた内部にガラス窓69が設置されている。上記ガラス窓69の各辺は、上記床側梁材61の窓取り付け溝23、上記柱材9の窓取り付け溝15、上記天井側梁材63の窓取り付け溝27、及び、上記中間柱材66の窓取り付け溝39に係合されている。
また、上記底側梁材61、上記中間柱材65、上記天井側梁材63、及び、上記中間柱材66に囲まれた内部にもガラス窓71が設置されている。上記ガラス窓71の各辺は、上記床側梁材61の窓取り付け溝23、上記中間柱材65の窓取り付け溝39、上記天井側梁材63の窓取り付け溝27、及び、上記中間柱材66の窓取り付け溝39に係合されている。
例えば、図1及び図2に示すように、上記柱材3と上記柱材5の間には天井側梁材79が張設されている。上記天井側梁材79は上記天井側梁材25と同じ端面形状を成す部材であまた、上記柱材3と上記柱材5の間には、開口部柱材81、83が立設されている。上記開口部柱材81、83の図2中上端は上記天井側梁材79に連結されている。上記開口部柱材81は図1に示すように窓取り付け溝82が形成されている。上記開口部柱材83も上記開口部柱材81と同じ構成である。
上記柱材5と上記開口部柱材81の床側(図2中下側)には床側梁材85が張設されている。上記床側梁材85は上記床側梁材21と同じ端面形状を成す部材である。
また、上記柱材5、上記開口部柱材81、上記天井側梁材79、及び、上記床側梁材85に囲まれた内部にはガラス窓87が設置されている。上記ガラス窓87の各辺は、上記柱材5の窓取り付け溝15、上記開口部柱材81の窓取り付け溝82、上記天井側梁材79の窓取り付け溝27、及び、上記床側梁材85の窓取り付け溝23に係合されている。
尚、図11に示すように、天井側梁材79の窓取付溝27とガラス窓87との間にはバッカー材88、コーキング材90が挿入されている。
上記柱材3と上記開口部柱材83の底部側(図2中下側)には床側梁材89が設置されている。上記床側梁材89は上記床側梁材21と同じ端面形状を成す部材である。
また、上記柱材3、上記開口部柱材83、上記天井側梁材79、及び、上記床側梁材89に囲まれた内部にはガラス窓91が設置されている。上記ガラス窓91の各辺は、上記柱材3の窓取り付け溝15、上記開口部柱材83の窓取り付け溝84、上記天井側梁材79の窓取り付け溝27、及び、上記床側梁材89の窓取り付け溝23に係合されている。
また、上記開口部柱材81、83の間に開口部93が設けられている。上記開口部93には引き戸タイプの開閉扉95が設置されている。
例えば、図4、図6、及び、図7に示すように、上記天井側梁材25、53、63、79に囲まれた空間の下端端(図7中下端)には天井101が設置されている。
上記天井101には換気扇用開口部111、111が設けられていて、上記換気扇用開口部111、111にはそれぞれ換気扇113、113が設置されている。また、上記天井101には複数個(この一実施の形態の場合は6個)の照明器具115、115、115、115、115、115が設置されている。
また、図6、図7、図9、及び、図10に示すように、上記天井側梁材25、53、63、79の上端側(図9中上側)には屋根ユニット121が設置されている。上記屋根ユニット121は、屋根フレーム123を四辺に配置して構成された長方形構造物と、上記長方形構造物の上面及び下面側に設置された板材127、127と、上記長方形構造物と板材127、127によって囲まれた空間内に充填された断熱材125と、から構成されている。
上記屋根フレーム123は、図10に示すような端面形状をなしていて、図10中左右側の面と下側の面にそれぞれナット用溝129が2個ずつ形成されている。図10に示すように、上記屋根ユニット121の外周側の縁が、上記天井側梁材25、53、63、79の上端(図10中上側)の内周側に載置されている。また、図6及び図7に示すように、上記屋根ユニット121には換気口131が設置されている。
図6、図7、図9、及び、図10に示すように、上記屋根ユニット121の外周側には、屋根連結材141が設置されている。上記屋根連結材141は、図10に示すような断面形状が長さ方向(図10中紙面に垂直な方向)に延長された形状を成していて、上記天井側梁材25のアルミ製枠材収容部31の底部(図10中下側の面)に当接される底部145と上記底部145の図10中右端から立設される立設部147と上記立設部147の図10中上端から図10中左側に突出される上側突出部149と構成されている。
上記屋根連結材141は、ナット151を上記屋根ユニット121の屋根フレーム123の外周側のナット用溝129に挿入し、固定用ボルト153を上記屋根連結材141の立設部147に貫通させて上記ナット151に螺合させることで上記屋根ユニット121に固定されている。
また、上記屋根連結材141は、ナット155を上記天井側梁材25、53、63、79のナット用溝33に挿入し、固定用ボルト157を上記屋根連結材141の底部145に貫通させて上記ナット155に螺合させることで上記天井側梁材25、53、63、79に固定されている。
すなわち、上記屋根ユニット121と上記天井側梁材25、53、63、79は上記屋根用連結材141を介して連結されている。
また、例えば、図10に示すように、上記天井側梁材25、53、63、79の上側には防水構造161が設置されている。上記防水構造161には、まず、アルミ製枠材163がある。上記アルミ製枠材163には枠材本体165があり、この枠材本体165には、上記天井側梁材79の突出部30に当接される垂直部167と、上記垂直部167の図10中上端から図10中右側に延長され上記屋根用連結材141の上側突出部149に当接された水平部169があり、上記垂直部167と上記水平部169の境界部分には袋リベット収容部171が形成されている。上記枠材本体165の図10中左上端から軒先部173が外周側に張り出されている。上記軒先部173は上記枠材本体165から図10中左側に水平に延長された水平部175と、上記水平部175の先端から垂下された垂下部177と、上記垂下部177の先端から外周側(図10中左側)に張り出された張出部179とから成る。上記張出部179は、外周側(図10中左側)に向かって下り勾配となっている。
図10に示すように、上記アルミ製枠材163の軒先部173と上記天井側梁材25、53、63、79の突出部30の上端との間にはパッキン180が介挿されている。
上記防水構造161にはブチルゴム製の弾性体としてのゴムシート181がある。上記ゴムシート181は上記枠材本体165と上記軒先部173の水平部175の図10中上側に載置されている。また、上記防水構造161には塩ビ鋼板製板材183がある。上記塩ビ鋼板製板材183は上記ゴムシート181上に設置されている。上記塩ビ鋼板製板材183の先端側(図10中左端側)は図10中下側に屈曲されて屈曲部185が形成されている。上記屈曲部185と上記アルミ製枠材163の軒先部173の垂下部177との間の隙間187は、毛細管現象によって上記アルミ製枠材163と上記塩ビ鋼板製板材183との間に外部から水が入り込まない程度の大きさに設定されている。
また、上記塩ビ鋼板製板材183は、シールドリベット191によって上記アルミ製枠材163に固定されている。シールドリベット191の先端側は上記塩ビ鋼板製板材183と上記ゴムシート181を貫通して上記アルミ製枠材163の上記シールドリベット収容部171内に配置されるようになっている。
また、図8に示すように、上記柱材3、5、7、9の上端面にはスペーサ193が設置されている。このスペーサ193は固定用ねじ195を上記スペーサ193に貫通させ、上記柱用芯材17に螺合させることで固定されている。上記スペーサ193の上端面と上記屋根ユニット121の上端面、及び、上記塩ビ鋼板製板材183が面一になっており、上記塩ビ鋼板製板材183と上記屋根ユニット121及び上記スペーサ193の上には防水シート197が貼り付けられている。
次に、この一実施の形態による作用について説明する。
まず、アルミ製枠材163の枠材本体165の図10中左上端から軒先部173が外周側に張り出されていて、塩ビ鋼板製板材183の屈曲部185と上記アルミ製枠材163の軒先部173の垂下部177との間に隙間187が設けられていて、上記隙間187は、毛細管現象によって上記アルミ製枠材163と上記塩ビ鋼板製板材181との間に外部から水が入り込まない程度の大きさに設定されているため、水の侵入が防止される。
また、上記軒先部173は上記枠材本体165から図10中左側に水平に延長された水平部175と、上記水平部175の先端から垂下された垂下部177と、上記垂下部177の先端から外周側(図10中左側)に張り出された張出部179とから成り、上記張出部179は、外周側(図10中左側)に向かって下り勾配となっているため、外周側に水が移動するようになっている。
また、ゴムシート181が上記塩ビ鋼板製板材183と上記アルミ製枠材163に介挿されているので、これによっても水の侵入が防止される。
次に、図8、図16乃至図20を参照しながら、防水機構161の組み立てについて説明する。
まず、図16に示すように、屋根用連結材141を介して、天井側梁材25、53、63、79上に屋根ユニット121を固定する。また、図8に示すように、柱材3、5、7、9の上にスペーサ193を設置し、固定用ねじ195で固定する。
次に、図17に示すように、アルミ製枠材163を上記天井側梁材25、53、63、79と屋根ユニット121の間に設置する。上記アルミ製枠材163と上記天井側梁材25、53、63、79の間にはパッキン180を設置する。
次に、図18に示すように、上記アルミ製枠材163の上にゴムシート181を設置する。
次に、図19に示すように、上記ゴムシート181の上に塩ビ鋼板製板材183を設置する。
次に、図20に示すように、上記塩ビ鋼板製板材183と上記屋根ユニット121の上に防水シート197を貼り付ける。
次に、この一実施の形態による効果について説明する。
まず、アルミ製枠材163の枠材本体165の図10中左上端から軒先部173が外周側に張り出されていて、塩ビ鋼板製板材183の屈曲部185と上記アルミ製枠材163の軒先部173の垂下部177との間に隙間187が設けられているため、美感を損ねることなく簡易な構成で優れた防水性能を提供できる。
また、上記隙間187は、毛細管現象によって上記アルミ製枠材163と上記塩ビ鋼板製板材181との間に外部から水が入り込まない程度の大きさに設定されているため、更に防水性能を高めることができる。
また、上記アルミ製枠材163を用いているため、簡易且つ軽量な構成にすることができる。
また、上記塩ビ鋼板製板材183を用いているため、簡易且つ軽量な構成にすることができる。
また、上記軒先部173は上記枠材本体165から図10中左側に水平に延長された水平部175と、上記水平部175の先端から垂下された垂下部177と、上記垂下部177の先端から外周側(図10中左側)に張り出された張出部179とから成り、上記張出部179は、外周側(図10中左側)に向かって下り勾配となっているため、外周側に水が移動し、更に防水性能を高めることができる。
また、弾性部材としてのゴムシート181が上記塩ビ鋼板製板材183と上記アルミ製枠材163に介挿されているので、更に防水性能を高めることができる。
また、上記ゴムシート181はブチルゴム製であるため、簡易な構成により防水効果を高めることができる。
また、上記アルミ製枠材163の軒先部173が内側にオフセットされていて出っ張った部位がないので美感上も優れている。
尚、本発明は、前記一実施の形態に限定されるものではない。
各構成要素の材質、寸法、個数には様々な場合が考えられる。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
本発明は、屋根の防水構造と喫煙ブースに係り、特に、美感を損ねることなく簡易な構成で優れた防水性能を提供できるように工夫したものに関し、例えば、屋外に設置される屋根付き喫煙所に好適である。
1 喫煙ブース
163 アルミ製枠材(金属製枠材)
165 枠材本体
173 軒先部
175 水平部
177 垂下部
179 張出部
181 ゴムシート(弾性体)
183 塩ビ鋼板製板材(金属製板材)”
187 隙間
191 袋リベット

Claims (9)

  1. 屋根の外周部に配置された金属製枠材と、
    上記金属製枠材の上に設置された金属製板材と、
    を具備し、
    上記金属製枠材は枠材本体とこの枠材本体から外周部に張り出した軒先部とから構成されていて、
    上記軒先部は上記枠材本体から水平に延長された水平部とこの水平部の先端から垂下された垂下部とこの垂下部の先端から外周に張り出された張出部とから構成されていて、
    上記金属製板材の先端部は上記軒先部の垂下部を覆うように所定の隙間を存した状態で折り曲げられていることを特徴とする屋根の防水構造。
  2. 請求項1記載の屋根の防水構造において、
    上記所定の隙間は毛細管現象が発生しない程度の大きさに調整されていることを特徴とする屋根の防水構造。
  3. 請求項1又は請求項2記載の屋根の防水構造において、
    上記金属製枠材の軒先部の張出部は外側に向かって下り勾配になっていることを特徴とする屋根の防水構造。
  4. 請求項1〜請求項3の何かに記載の屋根の防水構造において、
    上記金属製板材は袋リベット構造によって上記金属製枠材に取り付けられていることを特徴とする屋根の防水構造。
  5. 請求項4記載の屋根の防水構造において、
    上記金属製板材と上記金属製枠材の間には弾性体が介挿されていることを特徴とする屋根の防水構造。
  6. 請求項1〜請求項5の何かに記載の屋根の防水構造において、
    上記金属製枠材はアルミニウム製であることを特徴とする屋根の防水構造。
  7. 請求項1〜請求項6の何かに記載の屋根の防水構造において、
    上記金属製板材は塩ビ鋼板であることを特徴とする屋根の防水構造。
  8. 請求項1〜請求項7の何かに記載の屋根の防水構造において、
    上記弾性体はブチルゴムであることを特徴とする屋根の防水構造。
  9. 請求項1〜請求項8の何かに記載の屋根の防水構造を採用したことを特徴とする喫煙ブース。
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