JPH10331463A - 収納箱 - Google Patents

収納箱

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JPH10331463A
JPH10331463A JP15596097A JP15596097A JPH10331463A JP H10331463 A JPH10331463 A JP H10331463A JP 15596097 A JP15596097 A JP 15596097A JP 15596097 A JP15596097 A JP 15596097A JP H10331463 A JPH10331463 A JP H10331463A
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JP
Japan
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frame
storage box
roof
wall
corner
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Application number
JP15596097A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Masuda
比登司 増田
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RYODEN DENSHI KIKO KK
Original Assignee
RYODEN DENSHI KIKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で、作業者の負荷が少なく、組み立ての
容易な収納箱を得る。 【解決手段】 アルミニウム特殊フレームからなり、排
水機能を有するレインガードフレーム200と、H型フ
レーム250と、コーナーフレーム300とルーフフレ
ーム350などの骨格材と、アルミニウム合金板の表皮
材に硬質ウレタンフォームをはさんだ硬質ウレタンフォ
ームサンドイッチパネル152を用いて収納箱を組み立
てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、屋外に設置され
る収納箱に関するものである。特に、電子機器の収納に
用いられる、防水性、断熱性を備えた収納箱に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図23,図24を用いて、従来の収納箱
について説明する。図23は、従来の収納箱の縦断面図
である。図24は、従来の収納箱の横断面図である。図
において、909,910は屋根を形成するルーフパネ
ル、912はグラスウールをルーフパネルに充填した断
熱材、913はレインガード、915はシーリングであ
る。ルーフパネル909,910の接合部は、レインガ
ード913にシーリング915を施すことにより雨の侵
入を防ぐ構造となっている。916はライナー、917
はサイドパネルとルーフパネル910との接合部の全周
をシールするシーリング、919はレインガードであ
る。また、920はドアー、922はパイプ925とド
アーフレーム936の接合部の全周をシールするシーリ
ング、924はレインガード926とパイプ925の接
合部の全周をシールするシーリング、928はパネル結
合ボルト、930はベースフレーム、932は断熱材、
934はルーフパネル909,910を補強する補助リ
ブ、938はドアーパッキン、940は内張板、942
は床を補強する補助フレーム、944は平角ナット、9
48は大型平角座金、950はルーフ結合ボルトであ
る。952はサイドパネル、954は帯電防止塩ビシー
ト、956は床板、958はベースカバーである。96
0はドアーヒンジ、962はサイドパネル間をシールす
るシーリング、964は大型平角座金、966はライナ
ー、968は平角ナット、970はサイドパネルを補強
する補強リブである。従来の図23の「縦断面図」に示
すように、従来の収納箱を組み立てるには、まず、ベー
スにチャネル(ベースフレーム)を溶接して根太組み
し、台を作った。次に、その上に板を張って断熱材93
2としてグラスウールを入れてベースを作成していた。
また、従来の図24の「横断面図」に示すように、従来
の収納箱は溶接止め構造と外枠と内張板との組み立て構
造であり、組み立てた外枠に適合するサイズにグラスウ
ールをカットして断熱材として充填していた。その後、
内張板940を張ることで収納箱を形成していた。この
組み立て方法では、パネルばかりでなく、ドアーにも、
骨の中にもゴミや塵を散らすグラスウールを充填してお
り、作業時間と作業環境の面で収納箱の組み立てを行う
作業者の負担が大きかった。また、この種の収納箱には
内部を一定の状態に保つために、換気扇や空調設備を取
り付ける。収納箱に電子機器を収納すると、大きさにも
よるが、全体で2トンは超える重量となる。また、屋外
に設置するため、防水構造になっているが、一端外部か
ら内部にしみ込んだ漏水を排水するための構造が取られ
てなかった。また、ドアーの開閉時に雨水が浸入する恐
れがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の収
納箱は重いという欠点があった。例えば、1つの屋根は
数枚のルーフ材からなっているが、1枚毎のルーフ材が
重いのでクレーンでつり上げて組み立てなければならな
かった。また、収納箱全体が重いので工場で組み立てて
出荷する時の運送の負荷が大きかった。また、現地組み
立ての場合も、組み立てる各パーツが重いので組み立て
場所である山や、ビルの屋上に搬入するのが大変だっ
た。また、重さのために、ビルの屋上等の本来設置した
い場所に設置できない場合があった。また、断熱材とし
て作業者の皮膚にまとわりつくグラスウールを使用して
いたので組み立て作業を行う作業者から改善の要望が出
ていた。また、ドアーの機構が、ドアーの内部に作り込
まれていたので、組み立てやメインテナンスの手間がか
かるという欠点があった。また、ドアーの錠の形状に合
わせて、ドアーフレームに穴を空ける等の加工をしなけ
ればならず、手間がかかるという欠点があった。また、
ドアーフレームに空けた穴から水が浸入し、錆等の原因
となっていた。
【0004】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたものであり、以下の各点を目的とす
る。軽くて運搬や組み立てが容易な収納箱を実現する。
組み立てが容易で、作業者に負荷をかけずに、断熱性を
確保できる収納箱を実現する。屋外の設置使用に耐える
防水構造を持ち、かつ、万一浸水があった場合でも、収
納箱の内部に浸水する前に排水可能な収納箱を実現す
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る収納箱
は、以下の要素を有することを特徴とする。 (a)組み立て用部品として予め製造されたパネルであ
って、断熱材を有するパネル、(b)複数のパネルを連
結し所定の形状の収納箱を組み立てる骨格材。
【0006】上記パネルは、壁用パネルと床用パネルと
天井用パネルを有し、上記骨格材は、収納箱の基礎とな
るベースフレームと、ベースフレームに固定されるレイ
ンガードフレームとレインガードフレームコーナーと、
レインガードフレームに固定されるH型フレームとレイ
ンガードフレームコーナーに固定されるコーナーフレー
ムと、H型フレームに固定されるルーフフレームとコー
ナーフレームに固定されるルーフフレームコーナーとを
有し、上記収納箱は、複数の壁用パネルをH型フレーム
とコーナーフレームとで連結した壁と、複数の床用パネ
ルを少なくともベースフレームで連結した床と、複数の
天井用パネルを少なくともルーフフレームで連結した天
井と、少なくともルーフフレームに取り付けられたルー
フとを有することを特徴とする。
【0007】上記ルーフは、ルーフの中央部から周辺部
に向かって2方向に分かれて下方傾斜しており、上記収
納箱は、上記ルーフと天井の間に発泡スチロールを有す
ることを特徴とする。
【0008】上記断熱材は、独立気泡を有する硬質ウレ
タンフォームであることを特徴とする。
【0009】上記パネルは、2枚の表皮材と、2枚の表
皮材の間に設けられた断熱材とを有することを特徴とす
る。
【0010】上記表皮材は、耐食アルミニウム合金板で
あることを特徴とする。
【0011】上記骨格材は、上記パネルを骨格材に固定
する位置を示す凹部を有することを特徴とする。
【0012】この発明に係る収納箱は、壁材と、ルーフ
と、壁材とルーフを支持する骨格材とを備えた収納箱に
おいて、上記骨格材は、収納箱の外部から内部に進入す
る漏水を排水する排水路を有することを特徴とする。
【0013】上記骨格材は、壁材を連結するH型フレー
ムとコーナーフレームを有し、上記H型フレームとコー
ナーフレームは、上記排水路として一方の壁材の端部と
他方の壁材の端部の間に壁排水部を備えたことを特徴と
する。
【0014】上記H型フレームとコーナーフレームは、
壁材の端部を挿入するU字形状部と、U字形状部の内側
の途中に設けられた壁材ストッパーとを有し、上記壁排
水部は、壁材ストッパーにより係止された壁材の端部の
端面とU字形状部の内側面とにより形成された空間であ
ることを特徴とする。
【0015】上記骨格材は、壁材とルーフを連結すると
ともに、上記H型フレームとコーナーフレームに対して
固定されるルーフフレームとルーフフレームコーナーと
を有し、上記ルーフフレームとルーフフレームコーナー
は、ルーフの端部を収納する凹形状のルーフ端収納溝
と、上記排水路としてルーフ端収納溝からとルーフから
との漏水を受けて、漏水を上記壁排水部に流す凹形状の
ルーフ排水路を備えたことを特徴とする。
【0016】上記ルーフ端収納溝の凹形状を形成してい
る2つの側壁の内、収納箱の外側の側壁の高さは収納箱
の内側の側壁の高さより低いことを特徴とする。
【0017】上記ルーフ端収納溝は、上記ルーフ排水路
の凹形状を形成している2つの側壁の内、収納箱の外側
の側壁に設けられていることを特徴とする。
【0018】上記ルーフ排水路の凹形状を形成している
2つの側壁の内、収納箱の内側の側壁は、ルーフを固定
するルーフ固定部と、ルーフ固定部より内側に設けられ
たシール材配置凹部とを備えたことを特徴とする。
【0019】上記ルーフと上記ルーフ固定部とは、収納
箱の外側に向かって下方傾斜していることを特徴とす
る。
【0020】上記骨格材は、収納箱の基礎となるベース
フレームと、ベースフレームの外周を覆うレインガード
部と壁材の下端を支持するU字形状部とを有し上記ベー
スフレームに対して固定されるとともに、上記H型フレ
ームとコーナーフレームとを固定するレインガードフレ
ームとレインガードフレームコーナーとを有し、上記レ
インガードフレームとレインガードフレームコーナーと
は、上記排水路として、上記U字形状部の底部に、上記
壁排水部からの又は壁材とU字形状部間からの漏水を受
けて収納箱の外部へ排水する底排水路を有することを特
徴とする。
【0021】上記収納箱は、更に、ドアーを備え、上記
骨格材は、ドアーの周囲に設けられるドアーフレームを
有し、上記ドアーフレームは、ドアーフレームの表面を
収納箱の外部から内部に向かって水が流れるのを防止す
る流水ストッパーを有することを特徴とする。
【0022】上記骨格材は、防水シーリングを施す部分
に、防止シール材を保持するシール材保持部を有するこ
とを特徴とする。
【0023】上記ドアーは、ドアー内側に露出されて配
置された錠を有し、上記錠は、ドアーフレームの側部に
係合するロックバーを備えたことを特徴とする。
【0024】上記H型フレームとコーナーフレームは、
上記ルーフフレームとルーフフレームコーナーと上記レ
インガードフレームとレインガードフレームコーナーと
を固定する固定用穴部を備え、固定用穴部をフレーム方
向に貫通させることにより、上記固定用穴部をレインガ
ードフレームのルーフ排水路で受けた漏水をレインガー
ドフレームの底排水路へ排水する排水路としたことを特
徴とする。
【0025】上記収納箱は、屋外に設置される電子機器
を収納する耐水性、かつ、断熱性の収納箱であることを
特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】この実施の形態では、収納箱を山
やビルの屋上に設置するものとする。この収納箱は、例
えば、電子機器等を収納する収納箱であり、キュービク
ルとも呼ばれる。具体的な使用例の一例として、ここで
は、携帯電話の無線基地局に用いるものとする。携帯電
話の無線基地局は、アンテナと併設される。この実施の
形態の収納箱は、ドアーを1個以上設けるものとする。
ドアーは機器の搬入やメインテナンスのために使用され
る。ドアーを開けて、収納箱の外からメインテナンスを
行えば、作業者の入る分のスペースを省くことができ、
よりコンパクトな設置しやすい収納箱となる。この実施
の形態の収納箱は、収納箱本体以外に、換気設備と付属
設備と添付品からなるものであるが、この発明は、収納
箱本体を対象としている。以下に、収納箱本体の仕様に
ついて説明する。 (1)基本構造 a.骨格材としてアルミニウム特殊フレームを用い、壁
材としてアルミニウムを表皮材とする断熱パネルを用
い、床材として鋼板を表皮材とする補強入り断熱パネル
を用いる。全体をボルト及び/又はリベットを用いた組
み立て式パネル構造とする。 b.上記はすべて適当なサイズに分割されて予め製造さ
れており、現地組み立て対応可能な構造とする。 c.漏水防止構造付きアルミニウム特殊フレームと防水
シーリングの併用による防水構造とする。更に、排水構
造を有する。 d.外壁面は、耐食アルミニウム板又はステンレス材を
使い防錆構造とする。 e.扉は防水シリンダ錠付きグレモンハンドル、自動ロ
ック式ドアーステー及び強風時ドアーストッパ、アース
線付きのアルミ製軽量防水構造扉とする。 (2)主要構造材料 a.外張材:耐食アルミニウム合金板1t。 b.内張材:耐食アルミニウム合金板1t。 c.ベース枠材:耐食アルミニウムチャンネル125×
65×6。 d.床面材:溶融亜鉛 金鋼板。 e.床表面材:帯電防止用塩ビシート2t。 f.外部取付部品:ネジ類を含みすべてステンレス製。 (3)寸法 a.外形寸法:1800×3500×2360。 b.室内寸法:1700×3400×2080。 c.床面レベル:±5mm以下/5000mm。 (4)重量 1000kgf。 (5)性能 a.防水性。 JIS−C−0920保護等級3(防雨型)を満足する
構造とする。 b.気密性。 塵埃の侵入、消火ガスの漏洩がない気密構造とする。 c.電磁遮蔽性。 設備に有害な外部からの電気的誘導及び電磁波の侵入を
効果的に遮蔽できる構造とする。 d.断熱性。 機器収納箱全体の熱貫流率は1.0cal/m2 h度C
以下とする。 e.環境条件。 外気温度:−20〜+45度C。 室内温度:0〜+45度C。 外気湿度:30〜100%。 室内湿度:30〜90%(エアコン運転時)。 積雪:0.5m。 標高:1000m以下。 (6)塗装 a.外面はポリウレタン樹脂塗装又は粉体ポリエステル
塗装とする。 b.内面はアクリルラッカー又はメラミンエナメル塗装
とする。
【0027】以下に、図を用いて具体的に説明する。図
1は、この発明の収納箱の正面図である。図において、
10はエアコン室外機用フード、11はエアコン室外
機、12はエアコン室外機用架台、13は吸気用フー
ド、14は機器搬入扉、15は雨よけ、16はカギ防水
カバー付きのハンドル、17は社銘板、41はルーフ、
55は収納箱をクレーンで吊るときに使用するスリング
金具、500はルーフフレームコーナー、600はレイ
ンガードフレームコーナーである。図2は、この発明の
収納箱の図1に示すA方向からの右側面図である。図に
おいて、24は機器搬入扉、25は雨よけ、26はカギ
防水カバー付きのハンドル、27は消火器収納箱、28
は充満表示灯、53は排気用フードである。機器搬入扉
24は、図1に示すように、上方向に開いて屋根状にな
るので、雨天でもメインテナンス作業者はぬれずに作業
できる。また、雨水の浸入を防ぐことができる。図3
は、この発明の収納箱の図2とは逆の左側面図である。
図において、32はフィーダ引込口塞板、33は電源引
込箱、34は電源引込用ダクタ、35はフィーダ用ダク
タ取付穴、57は接地端子箱である。図4は、この発明
の収納箱の上面図である。図において、52はフィーダ
引き込み口である。図5は、この発明の収納箱の背面図
である。図において、56はフィーダ用ダクタ、58は
接地端子である。この実施の形態の収納箱では、屋根は
3枚のルーフ41からなっている。屋根は、図1,図5
に示すように、屋根の中央部から2方向に傾斜する切妻
型である。屋根の傾斜は雨水をためずに流すためだが、
仮に、傾斜が1方向では、水の流れ落ちる方向が一定に
なるため、地形や風向きや設置場所の周囲の状況によ
り、収納箱の設置方向を限定してしまう。屋根の傾斜を
2方向にすることで設置方向の自由度が増す。また、4
方向に向けて、屋根の傾斜をつけてもかまわない。だ
が、この場合には、屋根の形が複雑になり、材料の加工
のコストや組み立ての手間がかかるという欠点も出てく
る。コストを考えると、2方向がより効率がよい。図6
は、この発明の収納箱の縦断面図である。ここでは、3
枚のフロアーパネルで床を構成している。また、3枚の
ルーフパネルで天井を構成している。図において、11
2は発泡スチロール、113はルーフカバー、115は
ルーフカバー113とルーフ41をシールするシーリン
グ、116はルーフフレーム350とルーフ41の接合
部の全周をシールするシーリング、117はルーフフレ
ーム350とパネルの接合部の全周をシールするシーリ
ング、119はレインガード、123は後述するレイン
ガードフレームとドアーフレーム400の接合部の全周
をシールするシーリング、128はフレーム結合ボル
ト、130は収納箱の基礎となるベースフレーム、13
2は断熱材、134はタイダウン用穴、136は補助フ
レーム、138はドアーパッキン、142は補強フレー
ム、150はルーフフレーム350とサイドパネル15
2を結合するフレーム結合ボルト、154は帯電防止塩
化ビニール(塩ビ)シート、155はスリングポイン
ト、170はドアー、175はグレモン錠、180はフ
ロアーパネル、200はベースフレーム130に固定さ
れるレインガードフレーム、250はレインガードフレ
ームに固定されるH型フレーム、350はH型フレーム
250と後述するコーナーフレームに固定されるルーフ
フレーム、360はルーフパネル、400はドアーを取
り付けるドアーフレームである。3枚のフロアーパネル
は連結されベースフレームとレインガードフレームで固
定される。ルーフパネルはH型フレームにより連結さ
れ、ルーフフレームにより支持されて、収納箱の天井と
なる。天井とルーフフレームの間には、発泡スチロール
112を入れる。屋根は、作業者がアンテナを設置する
際に乗ったりするので、アルミニウムのルーフだけでは
作業者の重さを支えるには無理がある。このため、従来
は屋根に鉄を使用していたが、重量が重いため、組み立
て作業にクレーンが必要だった。この実施の形態の収納
箱では屋根にアルミニウムを使用し、かつ、加重に耐え
るために発泡スチロールを天井と屋根の間に敷く。従っ
て、クレーンなしで人力だけで組み立てできる。図7
は、この発明の収納箱の横断面図である。図において、
160はドアーヒンジ、162はコーナーフレームとパ
ネルの接合部をシールするシーリング、164はH型フ
レームとパネルの接合部をシールするシーリング、30
0は2つのベースフレームに固定され収納箱の角柱とな
るコーナーフレームである。図6,図7に示すように、
この実施の形態の収納箱では、ドアーに設けられたグレ
モン錠はドアー内側に露出されて配置されているので、
メインテナンスが行いやすいという長所がある。また、
このグレモン錠は、ドアーフレームの側部に係合するロ
ックバー176を備えている。これにより、ロックバー
を係合させるための穴あけ等の加工をドアーフレームに
行う必要がない。また、ドアー穴がまったくないので、
雨じまいがよいという長所がある。
【0028】次に、パネルについて説明する。図8は、
この発明の収納箱の一部縦断面図である。図9は、この
発明の収納箱の一部横断面図である。図において、16
6はH型フレームとサイドパネルを固定するリベットで
ある。図6から図9に示すように、この発明の収納箱
は、骨格材としてアルミニウム特殊フレームを用いてい
る。アルミニウム特殊フレームとは、ベースフレーム1
30、レインガードフレーム200、H型フレーム25
0、コーナーフレーム300及びルーフフレーム35
0、ルーフフレームコーナー500である。また、ドア
ーを取り付けるためのアルミニウム特殊フレームとし
て、ドアーフレーム400を用いている。サイドパネル
152は、2枚の耐食アルミニウム合金板からなる表皮
材の間に独立気泡を有する硬質ウレタンフォームを断熱
材として挟んだ硬質ウレタンフォームサンドイッチパネ
ルである。鉄でなくアルミニウムを用いることで軽量な
収納箱が実現できる。また、独立気泡なので水を吸わな
いという特徴があり、防水性を高める利点もある。ルー
フパネル360は、サイドパネル152と同様の硬質ウ
レタンフォームサンドイッチパネルに、更に、補強用の
補助フレーム136を設けたものである。また、フロア
ーパネルは鋼板(鉄)を表皮材とする硬質ウレタンフォ
ームサンドイッチパネルである。床に鉄を使用している
のは、収納箱に収納する収納品の重量に耐えるためであ
る。アルミニウムで鉄と同じ耐加重を得るためには厚み
が必要となり価格(コスト)的に合わないので、この実
施の形態では、鉄を使用している。軽量の物を収納する
場合、或いは、コストを重視しない場合であれば、アル
ミニウムで床を作ってもかまわない。前述したように、
ベースフレームとレインガードフレームはフレーム結合
ボルトで固定される。また、H型フレームとコーナーフ
レームは、所定の位置でレインガードフレームにはめ込
まれて、収納箱の主柱となる。この主柱の間にサイドパ
ネルをはめ込めば、収納箱の壁が出来上がる。更に、出
来上がった収納箱の周囲をバンドで絞める。バンドで絞
めて、形が整ったらH型フレームとコーナーフレームに
各サイドパネルをリベットで固定する。次に、屋根をつ
けて外面のはめ込み部分全てにシーリングを施す。これ
を「工場組み」という。「工場組み」をすると包装が不
要になるという長所がある。「工場組み」をする場合、
ビルの屋上なら10数階までクレーンで運び上げ可能で
ある。これに対して、組み立てずに現地へ運び、現地で
組み立てを行う「現地組み」もある。20階建て以上の
ビルでは、クレーンで運び上げができないので、「現地
組み」を行う。いずれの場合でも、パネルの形状を予め
モジュール化しておくことで、いろいろなサイズに対応
できる。また、いろいろな形に対応できる。このよう
に、組み立てに溶接がないので、組み立てが容易にな
る。また、仕上がりも美しい。
【0029】図10は、この発明の収納箱に用いるベー
スフレームの図である。図11は、この発明の収納箱に
用いるレインガードフレームの図である。図において、
202はベースフレームの外周を覆うレインガード部、
204はサイドパネルの下端を支持するU字形状部、2
10はU字形状部204の底部に設けられた底排水路で
ある。底排水路210は、サイドパネルとU字形状部2
04との間からの漏水を受けて収納箱の外部へ排水す
る。
【0030】図12及び図13は、この発明の収納箱に
用いるレインガードフレームコーナーの図である。図に
おいて、602はベースフレームの外周を覆うレインガ
ード部、604はコーナーフレームの下端を支持するU
字形状部、610はU字形状部604の底部に設けられ
た底排水路である。底排水路610は、コーナーフレー
ム及びサイドパネルとU字形状部604との間からの漏
水を受けて収納箱の外部へ排水する。図14は、レイン
ガードフレームコーナー600の組み込みを説明する図
である。レインガードフレームコーナー600は、図1
4(a)に示すように、レインガードフレーム200と
同じレベルでレインガードフレーム200の四隅に配置
されるものであり、図14(b)に示すように、ベース
フレーム130とコーナーフレーム300との間に組み
込まれる。
【0031】図15は、この発明の収納箱に用いるH型
フレームの図である。図において、Cは、防水のための
シーリングに用いるシール材を保持するシール材保持部
である。Dはパネルとフレームを固定するリベットを直
線上に揃えて打つための位置を示す線状の凹部である。
252は、パネルの端部を挿入するU字形状部、255
は、固定用穴部である。257はU字形状部252の内
側の途中に設けられた壁材ストッパーである。また、2
59はパネルをフレームにはめる際に、壁材ストッパー
257によりパネルとフレームとの間にできる空間であ
り、排水路として機能する壁排水部である。前述した図
11に示す底排水路210は、この壁排水部259から
の漏水を受けて収納箱の外部へ排水する。
【0032】図16は、この発明の収納箱に用いるコー
ナーフレームの図である。図16の302,305,3
07,309は、図15のU字形状部252、固定用穴
部255、壁材ストッパー257、壁排水部259にそ
れぞれ相当する。また、C,Dは、図15のシール材保
持部C、線状の凹部Dと同じである。
【0033】図17は、この発明の収納箱に用いるルー
フフレームの図である。図において、352は、ルーフ
41の端部を収納する凹形状のルーフ端収納溝、36
1,363はルーフ端収納溝352を形成する側壁、3
54は凹形状のルーフ排水路である。図に示すように、
ルーフ端収納溝352の凹形状を形成している2つの側
壁361,363の内、収納箱の外側の側壁361の高
さは収納箱の内側の側壁363の高さより低い。また、
ルーフ端収納溝352は、ルーフ排水路354の凹形状
を形成している2つの側壁371,373の内、収納箱
の外側の側壁371に設けられている。377は天井と
なるルーフパネルを乗せるパネル支持部である。380
はルーフを固定するルーフ固定部、382はルーフ固定
部380より内側に設けられたシール材配置凹部であ
る。ルーフ固定部380は、収納箱の外側に向かって下
方傾斜している。この実施の形態では、傾斜の角度は、
4度である。また、ルーフ41も同様に収納箱の外側に
向かって4度下方傾斜している。
【0034】図18及び図19は、この発明の収納箱に
用いるルーフフレームコーナーの図である。図におい
て、552は、ルーフ41の端部を収納する凹形状のル
ーフ端収納溝、561,563はルーフ端収納溝552
を形成する側壁である。図に示すように、ルーフ端収納
溝552の凹形状を形成している2つの側壁561,5
63の内、収納箱の外側の側壁561の高さは収納箱の
内側の側壁563の高さより低い。ルーフフレームコー
ナー500は、レインガードフレームコーナー600と
同様に、ルーフフレーム350の四隅に配置される。ル
ーフフレームコーナー500は、ルーフを組み立てる前
に、コーナーフレーム300の上部にリベットで取り付
けられる。
【0035】図20は、この発明の収納箱に用いるルー
フフレームの防水構造及び排水構造を説明する図であ
る。図に示すように、ルーフ端収納溝352の凹形状を
形成している2つの側壁361,363の内、収納箱の
外側の側壁361の高さは収納箱の内側の側壁363の
高さより低い。また、ルーフ41と側壁361との間に
はシーリング116が施されている。このシーリングに
もかかわらず、ルーフ端収納溝352に水が溜まったと
きでも、水は、高さの低い側壁361から収納箱の外側
に流れる。また、ルーフ端収納溝352は、ルーフ排水
路354の凹形状を形成している2つの側壁371,3
73の内、収納箱の外側の側壁371に設けられてい
る。従って、万が一、側壁363とルーフ41の間を伝
って水が浸入してもルーフ排水路354で受け止めら
れ、水が収納箱の内部に入り込むことはない。ルーフ4
1とルーフ固定部380は、リベット387で固定され
る。リベット387の頭部には、図示しないシーリング
が施される。このシーリングをかいくぐって、漏水が発
生しても、漏水はルーフ排水路354により受け止めら
れる。ルーフ排水路354はルーフ端収納溝352から
とルーフ41からとの漏水を受けて、前述した壁排水部
に流す働きをする。図21を用いて説明する。図21
は、この発明の収納箱の防水構造及び排水構造を説明す
る図であり、H型フレームとベースフレームを通る一部
縦断面図である。H型フレーム250には、前述したよ
うにルーフフレームとレインガードフレームを固定する
固定用穴部255がある。固定用穴部255は、ボルト
によりフレーム方向に貫通している。一般に、ボルト、
ばね、座金、ネジなどを用いた接合部分は、防水構造に
はならず、水のとおる隙間がある。固定用穴部255
は、フレーム方向に貫通しているので、ルーフフレーム
のルーフ排水路で受けた漏水をレインガードフレームの
底排水路へ排水する排水路として働く。底排水路に流れ
た水は、図21に示すように、底排水路からベースフレ
ームに貫通するネジ穴505に沿って収納箱の外部に排
水される。コーナーフレームの場合も、ベースフレーム
へ同様に排水される。
【0036】図22は、この発明の収納箱に用いるドア
ーフレームの図である。図において、Bに示す402は
流水ストッパーである。流水ストッパー402は、ドア
ーフレームの表面を収納箱の外部から内部に向かって水
が流れるのを防止する。
【0037】また、この実施の形態の収納箱において
は、フレームの防水シーリングを施す部分に、防止シー
ル材を保持するシール材保持部ないし、シール材配置凹
部を有することによりシール材をつきやすくしている。
この実施の形態では、電子機器を収納する収納箱を例に
とって説明したが、他のものを収納しても構わない。ま
た、この実施の形態では、排水構造を有する排水路とし
て、底排水路210、壁排水部259、ルーフ排水路3
54、固定用穴部255,305が互いに連結されてい
るものを示し、漏水を途中で外部に出すことなく収納箱
の最下端まで流し落とす場合を示したが連結する必要は
なく、いずれか1つ以上のものが単独であればよい。排
水路が連結されていない場合は、各排水路に排水口を設
け、受けた漏水を各排水路から独自に外部に排水すれば
よい。この実施の形態のように、漏水を途中で外部に出
すことなく、収納箱の最下端まで流し落とす場合は、漏
水の排水口を設ける必要がないこと及び排水口からの雨
水の逆浸入がないことから望ましい構造である。
【0038】
【発明の効果】この発明によれば、組み立ての容易な収
納箱を実現できる。
【0039】また、この発明によれば、いろいろなサイ
ズや形に対応した収納箱を得られる。
【0040】また、この発明によれば、軽量で丈夫な屋
根が実現できる。
【0041】また、この発明によれば、断熱性があり、
水を吸わない構造を持つ収納箱が得られる。
【0042】この発明によれば、加工せずそのまま組み
立て可能なパネルが得られる。
【0043】また、この発明によれば、軽いパネルを実
現できる。
【0044】また、この発明によれば、固定の際の位置
決めの手間が省ける。
【0045】この発明によれば、内部への水の侵入を防
ぐ収納箱が得られる。
【0046】また、この発明によれば、防水構造を施し
た上に、特別な設備を必要とせず、構造の一部を利用し
て排水することができる。
【0047】また、この発明によれば、フレームの内部
で排水するので、収納箱の内部には水が入らない。
【0048】また、この発明によれば、ルーフフレーム
への漏水が発生しても、フレームの内部で漏水を受けて
排水するので、収納箱の内部には水が入らない。
【0049】この発明によれば、水は、収納箱の外側に
あふれるので、内部に水が入ることがない。
【0050】また、この発明によれば、収納箱の内側に
水が入りにくい。
【0051】また、この発明によれば、ルーフ固定部
は、ルーフ排水路の内側の側壁にあり、更に、ルーフ固
定部より内側にシール材配置凹部があるので、より浸水
しにくい構造となっている。
【0052】また、この発明によれば、傾斜に沿って水
が流れやすい。
【0053】この発明によれば、特別な設備を必要とせ
ず、収納箱の外部に排水できる。
【0054】この発明によれば、ドアー部から水の入り
にくい収納箱が得られる。
【0055】また、この発明によれば、シール材を保持
しやすく、防水性を高めることができる。
【0056】この発明によれば、メインテナンスしやす
く複雑な加工のいらないドアーを得られる。
【0057】また、この発明によれば、フレームの構造
の一部を排水路と兼用でき、構造を複雑にすることな
く、防水性を持つ収納箱を実現できる。
【0058】また、この発明によれば、屋外に電子機器
が設置可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の収納箱の正面図である。
【図2】 この発明の収納箱の図1に示すA方向からの
右側面図である。
【図3】 この発明の収納箱の図2とは逆の左側面図で
ある。
【図4】 この発明の収納箱の上面図である。
【図5】 この発明の収納箱の背面図である。
【図6】 この発明の収納箱の縦断面図である。
【図7】 この発明の収納箱の横断面図である。
【図8】 この発明の収納箱の一部縦断面図である。
【図9】 この発明の収納箱の一部横断面図(パネルの
図)である。
【図10】 この発明の収納箱に用いるベースフレーム
の図である。
【図11】 この発明の収納箱に用いるレインガードフ
レームの図である。
【図12】 この発明の収納箱に用いるレインガードフ
レームコーナーの図である。
【図13】 この発明の収納箱に用いるレインガードフ
レームコーナーの図である。
【図14】 この発明のレインガードフレームコーナー
の組み込みを説明する図である。
【図15】 この発明の収納箱に用いるH型フレームの
図である。
【図16】 この発明の収納箱に用いるコーナーフレー
ムの図である。
【図17】 この発明の収納箱に用いるルーフフレーム
の図である。
【図18】 この発明の収納箱に用いるルーフフレーム
コーナーの図である。
【図19】 この発明の収納箱に用いるルーフフレーム
コーナーの図である。
【図20】 この発明の収納箱に用いるルーフフレーム
の防水構造及び排水構造を説明する図である。
【図21】 この発明の収納箱の防水構造及び排水構造
を説明する図である。
【図22】 この発明の収納箱に用いるドアーフレーム
の図である。
【図23】 従来の収納箱の縦断面図である。
【図24】 従来の収納箱の横断面図である。
【符号の説明】
10 エアコン室外機用フード、11 エアコン室外
機、12 エアコン室外機用架台、13 吸気用フー
ド、14 機器搬入扉、15 雨よけ、16 ハンド
ル、17 社銘板、24 機器搬入扉、25 雨よけ、
26 ハンドル、27消火器収納箱、28 充満表示
灯、32 フィーダ引込口塞板、33 電源引込箱、3
4 電源引込用ダクタ、35 フィーダ用ダクタ取付
穴、41 ルーフ、52 フィーダ引き込み口、53
排気用フード、55 スリング金具、56フィーダ用ダ
クタ、57 接地端子箱、58 接地端子、112 発
泡スチロール、113 ルーフカバー、115 シーリ
ング、116 シーリング、117 シーリング、11
9 レインガード、123 シーリング、128 フレ
ーム結合ボルト、130 ベースフレーム、132 断
熱材、134 タイダウン用穴、136 補助フレー
ム、138 ドアーパッキン、142 補強フレーム、
150 フレーム結合ボルト、152 サイドパネル、
154 帯電防止塩ビシート、155 スリングポイン
ト、160 ドアーヒンジ、162 シーリング、16
4 シーリング、170 ドアー、175 グレモン
錠、180 フロアーパネル、200 レインガードフ
レーム、250 H型フレーム、300コーナーフレー
ム、350 ルーフフレーム、360 ルーフパネル、
400ドアーフレーム、500 ルーフフレームコーナ
ー、600 レインガードフレームコーナー。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の要素を有する収納箱 (a)組み立て用部品として予め製造されたパネルであ
    って、断熱材を有するパネル、(b)複数のパネルを連
    結し所定の形状の収納箱を組み立てる骨格材。
  2. 【請求項2】 上記パネルは、壁用パネルと床用パネル
    と天井用パネルを有し、 上記骨格材は、収納箱の基礎となるベースフレームと、
    ベースフレームに固定されるレインガードフレームとレ
    インガードフレームコーナーと、レインガードフレーム
    に固定されるH型フレームとレインガードフレームコー
    ナーに固定されるコーナーフレームと、H型フレームに
    固定されるルーフフレームとコーナーフレームに固定さ
    れるルーフフレームコーナーとを有し、 上記収納箱は、複数の壁用パネルをH型フレームとコー
    ナーフレームとで連結した壁と、複数の床用パネルを少
    なくともベースフレームで連結した床と、複数の天井用
    パネルを少なくともルーフフレームで連結した天井と、
    少なくともルーフフレームに取り付けられたルーフとを
    有することを特徴とする請求項1記載の収納箱。
  3. 【請求項3】 上記ルーフは、ルーフの中央部から周辺
    部に向かって2方向に分かれて下方傾斜しており、上記
    収納箱は、上記ルーフと天井の間に発泡スチロールを有
    することを特徴とする請求項2記載の収納箱。
  4. 【請求項4】 上記断熱材は、独立気泡を有する硬質ウ
    レタンフォームであることを特徴とする請求項1〜3い
    ずれか記載の収納箱。
  5. 【請求項5】 上記パネルは、2枚の表皮材と、2枚の
    表皮材の間に設けられた断熱材とを有することを特徴と
    する請求項1〜4いずれか記載の収納箱。
  6. 【請求項6】 上記表皮材は、耐食アルミニウム合金板
    であることを特徴とする請求項5記載の収納箱。
  7. 【請求項7】 上記骨格材は、上記パネルを骨格材に固
    定する位置を示す凹部を有することを特徴とする請求項
    1記載の収納箱。
  8. 【請求項8】 壁材と、ルーフと、壁材とルーフを支持
    する骨格材とを備えた収納箱において、 上記骨格材は、収納箱の外部から内部に進入する漏水を
    排水する排水路を有することを特徴とする収納箱。
  9. 【請求項9】 上記骨格材は、壁材を連結するH型フレ
    ームとコーナーフレームを有し、 上記H型フレームとコーナーフレームは、上記排水路と
    して一方の壁材の端部と他方の壁材の端部の間に壁排水
    部を備えたことを特徴とする請求項8記載の収納箱。
  10. 【請求項10】 上記H型フレームとコーナーフレーム
    は、壁材の端部を挿入するU字形状部と、U字形状部の
    内側の途中に設けられた壁材ストッパーとを有し、 上記壁排水部は、壁材ストッパーにより係止された壁材
    の端部の端面とU字形状部の内側面とにより形成された
    空間であることを特徴とする請求項9記載の収納箱。
  11. 【請求項11】 上記骨格材は、壁材とルーフを連結す
    るとともに、上記H型フレームとコーナーフレームに対
    して固定されるルーフフレームとルーフフレームコーナ
    ーとを有し、 上記ルーフフレームとルーフフレームコーナーは、ルー
    フの端部を収納する凹形状のルーフ端収納溝と、 上記排水路としてルーフ端収納溝からとルーフからとの
    漏水を受けて、漏水を上記壁排水部に流す凹形状のルー
    フ排水路を備えたことを特徴とする請求項9記載の収納
    箱。
  12. 【請求項12】 上記ルーフ端収納溝の凹形状を形成し
    ている2つの側壁の内、収納箱の外側の側壁の高さは収
    納箱の内側の側壁の高さより低いことを特徴とする請求
    項11記載の収納箱。
  13. 【請求項13】 上記ルーフ端収納溝は、上記ルーフ排
    水路の凹形状を形成している2つの側壁の内、収納箱の
    外側の側壁に設けられていることを特徴とする請求項1
    1記載の収納箱。
  14. 【請求項14】 上記ルーフ排水路の凹形状を形成して
    いる2つの側壁の内、収納箱の内側の側壁は、ルーフを
    固定するルーフ固定部と、ルーフ固定部より内側に設け
    られたシール材配置凹部とを備えたことを特徴とする請
    求項11記載の収納箱。
  15. 【請求項15】 上記ルーフと上記ルーフ固定部とは、
    収納箱の外側に向かって下方傾斜していることを特徴と
    する請求項14記載の収納箱。
  16. 【請求項16】 上記骨格材は、収納箱の基礎となるベ
    ースフレームと、ベースフレームの外周を覆うレインガ
    ード部と壁材の下端を支持するU字形状部とを有し上記
    ベースフレームに対して固定されるとともに、上記H型
    フレームとコーナーフレームとを固定するレインガード
    フレームとレインガードフレームコーナーとを有し、 上記レインガードフレームとレインガードフレームコー
    ナーとは、上記排水路として、上記U字形状部の底部
    に、上記壁排水部からの又は壁材とU字形状部間からの
    漏水を受けて収納箱の外部へ排水する底排水路を有する
    ことを特徴とする請求項9記載の収納箱。
  17. 【請求項17】 上記収納箱は、更に、ドアーを備え、 上記骨格材は、ドアーの周囲に設けられるドアーフレー
    ムを有し、 上記ドアーフレームは、ドアーフレームの表面を収納箱
    の外部から内部に向かって水が流れるのを防止する流水
    ストッパーを有することを特徴とする請求項8記載の収
    納箱。
  18. 【請求項18】 上記骨格材は、防水シーリングを施す
    部分に、防止シール材を保持するシール材保持部を有す
    ることを特徴とする請求項8〜17いずれか記載の収納
    箱。
  19. 【請求項19】 上記ドアーは、ドアー内側に露出され
    て配置された錠を有し、 上記錠は、ドアーフレームの側部に係合するロックバー
    を備えたことを特徴とする請求項15記載の収納箱。
  20. 【請求項20】 上記H型フレームとコーナーフレーム
    は、上記ルーフフレームとルーフフレームコーナーと上
    記レインガードフレームとレインガードフレームコーナ
    ーとを固定する固定用穴部を備え、固定用穴部をフレー
    ム方向に貫通させることにより、上記固定用穴部をレイ
    ンガードフレームのルーフ排水路で受けた漏水をレイン
    ガードフレームの底排水路へ排水する排水路としたこと
    を特徴とする請求項16記載の収納箱。
  21. 【請求項21】 上記収納箱は、屋外に設置される電子
    機器を収納する耐水性、かつ、断熱性の収納箱であるこ
    とを特徴とする請求項1〜20いずれか記載の収納箱。
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