JP2021160917A - 蛇行防止および滑り防止機能のあるベルト走行装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、本願請求項2に係る蛇行防止および滑り防止機能のあるベルト走行装置は、請求項1に記載の蛇行防止および滑り防止機能のあるベルト走行装置であって、前記嵌合爪は先端縁の幅が狭まった等脚台形であって該先端縁の等脚台形の角は面取りされ、前記嵌合切込みの平面から見た形状は該嵌合爪と同一の形状であって該嵌合切込みに該嵌合爪は略密着して嵌合する、ことを特徴としている。
そして、本願請求項3に係る蛇行防止および滑り防止機能のあるベルト走行装置は、請求項1または請求項2に記載の蛇行防止および滑り防止機能のあるベルト走行装置であって、前記嵌合爪の折り曲げ部の曲げ半径は前記嵌合切込みの斜面の始端部の曲げ半径よりも小さい、ことを特徴としている。
さらに、本願請求項4に係る蛇行防止および滑り防止機能のあるベルト走行装置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の蛇行防止および滑り防止機能のあるベルト走行装置であって、前記嵌合凹部を含む前記駆動ローラおよび前記従動ローラの表面は焼き入れ処理またはDLCコーティングが施されている、ことを特徴としている。
(1)本願発明に係るベルト走行装置は、両サイドに嵌合凹部が凹設された円筒状のスチール製駆動ローラと両サイドに嵌合凹部が凹設された円筒状のスチール製従動ローラとこれらに張架され両サイドの裏面に凸設される嵌合凸部を有するスチール製無端ベルトと、から構成されていて、他に無端ベルトの蛇行修正に関する装置はなく、極めて単純な構成であることから、装置自体も大掛かりなものとはならない。
そして、嵌合凹部と嵌合凸部との嵌合により、無端ベルトの走行方向に直交する方向のズレ(蛇行)は勿論のこと、走行方向のズレ(滑り)も生じない。さらに、嵌合凹部と嵌合凸部との嵌合に際しては、嵌合切込みの垂直面と嵌合爪の先端縁同士が互いに線接触することから、嵌合爪の先端縁の接触による無端ベルトの損傷を免れることができる。
(2)嵌合爪および嵌合切込みの平面から見た形状は等脚台形であってその狭まった先端縁の等脚台形の角は面取りされていることから、嵌合爪は嵌合切込みに対してわずかにズレていても自動修正して密着して嵌合する。そして、スチール製無端ベルトの走行により、嵌合爪および嵌合切込みは絶え間なく嵌合することになるので、常に自動修正して、無端ベルトの直交方向のズレ(蛇行)を修正するとともに、走行方向のズレ(滑り)を防止することができる。
(3)嵌合爪の折り曲げ部の曲げ半径が前記嵌合切込みの斜面の始端部の曲げ半径よりも小さいことにより、嵌合凸部と嵌合凹部が嵌合する際に、嵌合爪の折り曲げ部が嵌合切込みの斜面の始端部に突き上げられることがなく、そのため、嵌合凸部が嵌合凹部から浮き上がって外れることがない。
(4)嵌合凹部を含む駆動ローラおよび従動ローラの表面に焼き入れ処理またはDLCコーティングを施してロックウェル硬度を55以上とすることにより、潤滑性や耐摩耗性などが向上して長寿命となる。
ベルト走行装置1は、主に、駆動ローラ11と、従動ローラ13と、駆動ローラ11および従動ローラ13に張架される無端ベルト14と、から構成されていて、駆動ローラ11は駆動モータ12に連動して駆動するようになっている。
また、嵌合凸部30についても平面から見た形状は、嵌合爪31および嵌合爪32と同一形状の等脚台形であって、嵌合切込み21および嵌合切込み22の垂直面方向に向かってその幅が狭まっている。そして、嵌合切込み21および嵌合切込み22のそれぞれに嵌合爪31および嵌合爪32は密着して嵌合する。
(2)無端ベルト14が駆動ローラ11に接近すると、嵌合切込み21と嵌合爪31が嵌合しその後に嵌合切込み22が嵌合爪32に嵌合する。嵌合爪31の先端縁が嵌合切込み21の垂直面に押されるようにして、無端ベルト14が走行するが、嵌合爪31と嵌合切込み21は平面から見た形状が略同一の等脚台形であるものの、嵌合爪31の先端縁の角が丸み面取りされていることから、嵌合爪31は嵌合切込み21に対してわずかにズレていても自動修正してぴったりと嵌合する。この事象が次々と絶え間なく生ずるため、その結果として無端ベルトの直交方向のズレ(蛇行)を矯正するとともに、走行方向のズレ(滑り)を防止することができる。
(3)加えて、嵌合爪31および嵌合爪32の折り曲げ部の曲げ半径を嵌合切込み21および嵌合切込み22の斜面の始端部の曲げ半径よりも小さくしていることにより、嵌合凸部20と嵌合凹部30が嵌合するときには、嵌合凸部20が嵌合凹部30に突き上げられることがなく、無端ベルト14が駆動ローラ11や従動ローラ13から浮き上がって再びズレが生じることがない。
11 駆動ローラ
13 従動ローラ
14 無端ベルト
20 嵌合凹部
21、22 嵌合切込み
30 嵌合凸部
31、32 嵌合爪
Claims (4)
- 円筒状のスチール製駆動ローラと円筒状のスチール製従動ローラおよびこれらに張架されたスチール製無端ベルトからなる該無端ベルトの蛇行や滑りを自動的に修正するベルト走行装置であって、
前記無端ベルトの両サイドには一対の嵌合爪からなる嵌合凸部が走行方向に沿って等間隔に複数対凸設されるとともに、前記駆動ローラおよび前記従動ローラの両サイドの表面には一対の該嵌合爪にそれぞれ嵌合する一対の嵌合切込みからなる嵌合凹部が等間隔に複数対凹設され、
前記嵌合爪はローラ回転軸方向に細長い略長方形であって、背中合わせのコの字状の切れ込みが無端ベルトの裏面方向にへの字に折り曲げられて形成され、
前記嵌合切込みは平面の形状が前記嵌合爪と同様にローラ回転軸方向に細長い略長方形であって、断面がローラ表面に対し略垂直の垂直面および斜めの斜面で形成されるレの字および逆レの字で、かつ、該垂直面同士が背中合わせになるように凹設されて一対の嵌合切込みからなる前記嵌合凹部が形成され、
前記嵌合凹部に前記嵌合凸部が嵌合する際には前記嵌合切込みの垂直面と前記嵌合爪の先端縁同士が互いに線接触する、ことを特徴とする蛇行防止および滑り防止機能のあるベルト走行装置。 - 前記嵌合爪は先端縁の幅が狭まった等脚台形であって該先端縁の等脚台形の角は面取りされ、前記嵌合切込みの平面から見た形状は該嵌合爪と同一の形状であって該嵌合切込みに該嵌合爪は略密着して嵌合する、ことを特徴とする請求項1に記載の蛇行防止および滑り防止機能のあるベルト走行装置。
- 前記嵌合爪の折り曲げ部の曲げ半径は前記嵌合切込みの斜面の始端部の曲げ半径よりも小さい、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の蛇行防止および滑り防止機能のあるベルト走行装置。
- 前記嵌合凹部を含む前記駆動ローラおよび前記従動ローラの表面は焼き入れ処理またはDLCコーティングを施した、ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の蛇行防止および滑り防止機能のあるベルト走行装置。
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JP2020067145A JP6719034B1 (ja) | 2020-04-03 | 2020-04-03 | 蛇行防止および滑り防止機能のあるベルト走行装置 |
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