JP2021158252A - 発光デバイスおよび画像表示装置 - Google Patents

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敏夫 藤野
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Abstract

【課題】表示性能を向上させることが可能な発光デバイスおよび画像表示装置を提供する。【解決手段】本開示の一実施の形態の発光デバイスは、第1の光を出射する固体光源と、固体光源と対向する第1の面および第1の面とは反対側の第2の面を有すると共に、第1の光を、第1の光とは異なる波長の第2の光に変換する波長変換層と、波長変換層の第1の面側および第2の面側の少なくとも一方に設けられると共に、所定の波長の光を選択的に透過する波長選択層とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、例えば、固体光源を有する発光デバイスおよびこれを備えた画像表示装置に関する。
例えば、特許文献1では、基板上に配置された発光ダイオードアレイの上方に、赤色蛍光体、緑色蛍光体および青色蛍光体と、紫外線遮断フィルタとがこの順に積層された表示装置が開示されている。
特開平11−340516号公報
ところで、表示画素の光源として発光ダイオード(LED)を用いた画像表示装置では、表示性能の向上が求められている。
表示性能を向上させることが可能な発光デバイスおよび画像表示装置を提供することが望ましい。
本開示の一実施形態の発光デバイスは、第1の光を出射する固体光源と、固体光源と対向する第1の面および第1の面とは反対側の第2の面を有すると共に、第1の光を、第1の光とは異なる波長の第2の光に変換する波長変換層と、波長変換層の第1の面側および第2の面側の少なくとも一方に設けられると共に、所定の波長の光を選択的に透過する波長選択層とを備えたものである。
本開示の一実施形態の画像表示装置は、複数の発光デバイスを備えたものであり、発光デバイスとして、上記本開示の一実施形態の発光デバイスを有する。
本開示の一実施形態の発光デバイスおよび一実施形態の画像表示装置では、第1の光を出射する固体光源の上方に配置され、第1の光を、第1の光とは異なる波長の第2の光に変換する波長変換層の、固体光源と対向する第1の面側および第1の面とは反対側の第2の面側の少なくとも一方に、所定の波長の光を選択的に透過する波長選択層を設けるようにした。これにより、波長変換層から固体光源への戻り光や、第1の光が波長変換層を透過することによる色純度の低下を低減する。
本開示の一実施の形態に係る発光デバイスの構成の一例を表す断面模式図である。 本開示の一実施の形態に係る発光デバイスの構成の他の例を表す断面模式図である。 図1に示した発光デバイスを備えた画像表示装置の構成の一例を表す斜視図である。 図3に示した画像表示装置の配線レイアウトの一例を表した模式図である。 本開示の変形例1に係る画像表示装置の構成の一例を表す斜視図である。 図5に示した実装基板の構成を表す斜視図である。 図6に示したユニット基板の構成を表す斜視図である。 本開示の変形例2に係る画像表示装置の例を表す図である。
以下、本開示における一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。以下の説明は本開示の一具体例であって、本開示は以下の態様に限定されるものではない。また、本開示は、各図に示す各構成要素の配置や寸法、寸法比等についても、それらに限定されるものではない。なお、説明する順序は、下記の通りである。
1.実施の形態(発光素子と波長変換層との間および波長変換層の光取り出し面側のそれぞれに波長選択層を設けた例)
1−1.発光デバイスの構成
1−2.発光デバイスの製造方法
1−3.画像表示装置の構成
1−4.作用・効果
2.変形例
2−1.変形例1(画像表示装置の他の例)
2−2.変形例2(画像表示装置の他の例)
<1.実施の形態>
図1は、本開示の一実施の形態に係る発光デバイス(発光デバイス1)の断面構成の一例を模式的に表したものである。図2は、本開示の一実施の形態に係る発光デバイス1の断面構成の他の例を模式的に表したものである。発光デバイス1は、所謂LEDディスプレイと呼ばれる画像表示装置(画像表示装置100、図3参照)の表示画素として好適に適用可能なものであり、複数の発光部(発光領域)を有するものである。
(1−1.発光デバイスの構成)
発光デバイス1は、例えば、実装基板31に、発光素子10および波長変換層21がこの順に積層されたものであり、波長変換層21の、発光素子10と対向する第1面21S1側および第1面21S1とは反対側の第2面21S2側には、さらに、第1波長選択層22および第2波長選択層23がそれぞれ設けられている。つまり、発光デバイス1は、実装基板31側から、発光素子10、第1波長選択層22、波長変換層21および第2波長選択層23がこの順に積層された構成を有している。発光素子10は、例えば、互いに独立して駆動する複数の発光部(半導体積層体13)を有しており、各発光部の上方には、例えばRGBに対応する波長変換層21R,21G,21Bがそれぞれ設けられている。
発光素子10は、例えば、基板11の表面11S1側に、半導体層12および半導体積層体13がこの順に積層されたものであり、本開示の「固体光源」の一具体例に相当する。本実施の形態では、発光素子10は、基板11の裏面11S2側から、例えば青色領域に対応する波長の光(青色光)または例えば紫外領域に対応する波長の光(紫外光)が取り出される。半導体積層体13は、例えば、半導体層12側から、第1導電型層14、活性層15および第2導電型層16がこの順に積層されている。発光素子10は、さらに、複数の発光部として半導体積層体13を複数に分割する分離部17を有している。半導体層12は、各半導体積層体13に対する共通層となっており、例えば複数の発光部(半導体積層体13)がアレイ状に設けられた基板11の周縁部において、一部が露出している。この露出した半導体層12上には、各半導体積層体13に共通する第1電極18が設けられており、各半導体積層体13の上面には、それぞれ、第2電極19が設けられている。発光素子10は、これら第1電極18および第2電極19が、例えばはんだ32を介して実装基板31に、例えばフリップリップ実装されている。
基板11は、複数の半導体積層体13を集積する支持基板である。基板11は、窒化ガリウム(GaN)からなるn型の単結晶基板を用いることができる。
半導体層12は、例えば、半導体積層体13を構成する各層を、例えば有機金属気相成長(Metal Organic Chemical Vapor Deposition :MOCVD)法等のエピタキシャル結晶成長法により形成する際の下地層として用いられるものである。また、半導体層12は、第1電極18と、各半導体積層体13とを電気的に接続するためのコンタクト層として用いることができる。半導体層12は、例えばGaN系半導体によって構成されている。
半導体積層体13は、上記のように、第1導電型層14、活性層15および第2導電型層16がこの順に積層された構成を有し、例えば、柱状形状を有している。第1導電型層14、活性層15および第2導電型層16は、例えば、InGaN系の半導体材料やAlGaInP系の半導体材料によって構成されている。一例として、第1導電型層14は、例えばシリコン(Si)がドープされたGaN層により形成することができる。活性層15は、例えばInGaN層により形成することができる。第2導電型層16は、例えばマグネシウム(Mg)がドープされたGaN層により形成することができる。
分離部17は、半導体積層体13を、複数の発光部として複数に分離するものであり、例えば、半導体層12上に格子状に設けられている。分離部17は、例えば、酸化物材料または窒化物材料等の誘電体材料または絶縁体材料を用いて形成することができる。具体的には、分離部17は、例えば、酸化シリコン(SiO)や窒化シリコン(SiN)等を用いて形成することができる。この他、分離部17は、樹脂材料を用いて形成することができる。また、誘電体材料、絶縁体材料または樹脂材料を用いて形成された分離部17は、例えば空隙を含んでいてもよいし、分離部17全体が空隙で形成されていてもよい。
第1電極18は、半導体層12上に設けられ、例えばチタン(Ti)/白金(Pt)/金(Au)の多層膜によって形成されている。
第2電極19は、半導体積層体13の上面に設けられ、例えば金−ゲルマニウム(Au−Ge)/ニッケル(Ni)/金(Au)の多層膜によって形成されている。
なお、図1では、発光素子10として基板11上に複数の発光部が設けられた、所謂発光ダイオードアレイを一例として示したが、発光素子10の構造はこれに限定されない。
例えば、図2に示した発光デバイス1のように、発光素子10AとしてLEDチップを用いることができる。LEDチップとは、結晶成長に用いたウェハから切り出した状態のものを指しており、成形した樹脂等で覆われたパッケージタイプのものではないことを指している。
発光素子10Aでは、例えば、実装基板31側から第1導電型層14、活性層15および第2導電型層16がこの順に積層された半導体積層体13によって構成されており、その断面形状は、例えば逆台形状となっている。半導体積層体13の側面および底面は、例えば、誘電体層、金属層および誘電体層がこの順に積層された積層膜33によって覆われている。半導体積層体13の底面を覆う積層膜33には開口(図示せず)が設けられており、発光素子10Aは、その開口内に第1電極18を、半導体積層体13の上面(光取り出し面)に第2電極19を有している。発光素子10Aは、例えば表示画素(例えば、後述の表示画素123、図4参照)を構成するRGBの各画素に例えば1つずつ配置され、各画素に配置された3つの発光素子10Aを1ユニットとして、各発光素子10Aの側面および上面を封止層34で覆うことでパッケージ化されている。パッケージ化された発光素子10Aは、例えばパッド電極35およびはんだ32を介して実装基板31に実装される。
波長変換層21は、発光素子10から出射された青色光または紫外光を所定の波長の光に変換して出射するものであり、本開示の「波長変換層」の一具体例に相当する。波長変換層21は、上記のように、例えばRGBに対応する波長変換層21R,21G,21Bを有している。
波長変換層21は、例えば、波長変換材料として、複数の蛍光体粒子を含む蛍光体層または量子ドットを含む量子ドット層によって構成されている。蛍光体層または量子ドット層によって構成される波長変換層21は、青色光または紫外光を励起光ELとして吸収して励起光ELとは異なる波長の光を出射する。つまり、波長変換層21Rでは、励起光ELを吸収して、例えば赤色領域に対応する波長の光(赤色光Lr)を出射する。波長変換層21Gでは、励起光ELを吸収して、例えば緑色領域に対応する波長の光(緑色光Lg)を出射する。波長変換層21Bでは、励起光ELを吸収して、例えば青色領域に対応する波長の光(青色光Lb)を出射する。なお、励起光ELとして青色光を用いる場合には、波長変換層21Bは、透明な樹脂層または開口として形成するようにしてもよい。その際には、発光素子10から出射された青色の励起光ELが、そのまま青色光Lbとして利用される。
各波長変換層21R,21G,21Bの間には、それぞれ、遮光部24が設けられている。遮光部24は、隣接するRGBの各画素において混色を起こす虞のある斜め光の入射を防ぐためのものであり、例えば、平面視においてRGBの各画素を区画するように格子状に設けられている。遮光部24は、光吸収性または反射性を有する材料を用いて形成することが好ましく、例えば、カーボン(C)、酸化クロム(Cr23)およびサマリウム(Sm)と銀(Ag)との合金あるいは有機材料等が挙げられる。
第1波長選択層22および第2波長選択層23は、それぞれ、所定の波長の光を選択的に透過し、それ以外の波長の光を反射するものであり、本開示の「波長選択層」の一具体例に相当する。第1波長選択層22および第2波長選択層23は、例えば、誘電体多層膜によって構成されている。この他、第1波長選択層22および第2波長選択層23は、3次元フォトニック結晶を用いて形成することができる。
第1波長選択層22は、波長変換層21の第1面21S1側、つまり、発光素子10と波長変換層21との間に設けられている。第1波長選択層22は、例えば、発光素子10から出射される青色光または紫外光を選択的に透過するように構成されている。これにより、例えば図1に示したように、例えば波長変換層21Gにおいて例えば発光素子10側に発せられた緑色光Lgは、波長変換層21Gと第1波長選択層22との界面(例えば、波長変換層21Gの第1面21S1)において反射されるようになる。よって、光取り出し面S1側への光取り出し効率が向上する。
第1波長選択層22は、さらに、入射角度依存性を有していることが好ましい。具体的には、第1波長選択層22は、対向する発光素子10から入射した励起光ELを、垂直方向に透過するように構成されていることが好ましい。これにより、例えば図1に示したように、発光素子10から出射された斜め光が、隣接する他の色画素(例えば緑色画素Gから青色画素B)に入射するのを防ぐことが可能となる。
第2波長選択層23は、波長変換層21の第2面S2側に設けられている。第2波長選択層23は、下方に設けられた各波長変換層21R,21G,21Bにおいて発せられた光(赤色光Lr、緑色光Lgおよび青色光Lb)を選択的に透過するように構成されている。つまり、波長変換層21Rの上方に設けられた第2波長選択層23Rは、赤色光Lrを選択的に透過するように構成されており、波長変換層21Gの上方に設けられた第2波長選択層23Gは、緑色光Lgを選択的に透過するように構成されており、波長変換層21Bの上方に設けられた第2波長選択層23Bは、青色光Lbを選択的に透過するように構成されている。これにより、例えば図1に示したように、例えば波長変換層21Gにおいて吸収されなかった励起光ELが波長変換層21と第2波長選択層23Gとの界面(例えば、波長変換層21の第2面22S2)において反射されるようになる。また、図1に示したように、斜め光が隣接する他の色画素(例えば緑色画素Gから青色画素B)に入射した際に、その斜め光(漏れ光)が隣接画素から取り出されるのを防ぐことが可能となる。よって、励起光ELや漏れ光が光取り出し面S1側に取り出されることによる色純度の低下が低減される。
(1−2.発光デバイスの製造方法)
発光デバイス1を構成する各半導体層(半導体層12、第1導電型層14、活性層15および第2導電型層16)は、例えば、MOCVD法や分子線エピタキシー(MBE:Molecular Beam Epitaxy)法等の方法を用いたエピタキシャル結晶成長法により形成することができる。
まず、基板11上に、下地層として、例えばGaNからなる半導体層12を成膜した後、第1導電型層14として、例えばシリコン(Si)ドープのGaN層を、活性層15として、例えばInGaN層を、第2導電型層16として、例えばマグネシウム(Mg)ドープのGaN層を順に成長させる。続いて、第2導電型層16上にレジスト膜をパターニングし、例えばドライエッチングにより第2導電型層16、活性層15および第1導電型層14を、例えば半導体層12まで除去し、複数の発光部を形成する。次に、一部(例えば、基板11の周縁部)を除いて各発光部の間に、例えば酸化シリコン(SiO)を用いた分離部17を形成し、各発光部の間を電気的に分離する。その後、露出した半導体層12上および各発光部上に、それぞれ第1電極18および第2電極19を形成する。これにより、発光素子10が完成する。
続いて、実装基板31のパッド電極(例えば、パッド電極121B,122B、図4参照)と、第1電極18および第2電極19とを、例えばはんだ32を介して電気的に接続させ、発光素子10を実装基板31に実装する。その後、例えば基板11の裏面11S2を研磨して薄肉化する。次に、基板11の裏面11S2に、例えば誘電体多層膜からなる第1波長選択層22を成膜した後、例えば、各発光部に対応する第1波長選択層22上に、それぞれ、例えばフォトリソグラフィまたは塗布法を用いて、各RGBの画素間に遮光部24を有する波長変換層21(21R,21G,21B)を形成する。その後、各波長変換層21R,21G,21B上にそれぞれ、第2波長選択層23R,23G,23Bを成膜する。第1波長選択層22および第2波長選択層23は、それぞれ、化学気相成長法(chemical vapor deposition:CVD)等の蒸着法やスパッタリング法を用いて成膜することができる。以上により、図1に示した発光デバイス1が完成する。
(1−3.画像表示装置の構成)
図3は、画像表示装置(画像表示装置100)の概略構成の一例を表した斜視図である。画像表示装置100は、いわゆるLEDディスプレイと呼ばれるものであり、表示画素として本実施の形態の発光デバイス1が複数用いられている。画像表示装置100は、例えば図3に示したように、表示パネル110と、表示パネル110を駆動する制御回路140とを備えている。
表示パネル110は、実装基板120と、対向基板130とを互いに重ね合わせたものである。対向基板130の表面が映像表示面となっており、中央部分に表示領域100Aを有し、その周囲に、非表示領域であるフレーム領域100Bを有している。なお、図1等に示した実装基板31は、この実装基板120に相当する。
図4は、実装基板120の対向基板130側の表面のうち表示領域100Aに対応する領域の配線レイアウトの一例を表したものである。実装基板120の表面のうち表示領域100Aに対応する領域には、例えば図4に示したように、複数のデータ配線121が所定の方向に延在して形成されており、かつ所定のピッチで並列配置されている。実装基板120の表面のうち表示領域100Aに対応する領域には、さらに、例えば、複数のスキャン配線122がデータ配線121と交差(例えば、直交)する方向に延在して形成されており、且つ、所定のピッチで並列配置されている。データ配線121およびスキャン配線122は、例えば、Cu(銅)等の導電性材料からなる。
スキャン配線122は、例えば、最表層に形成されており、例えば、基材表面に形成された絶縁層(図示せず)上に形成されている。なお、実装基板120の基材は、例えば、シリコン基板、または樹脂基板等からなり、基材上の絶縁層は、例えば、窒化シリコン(SiN)、酸化シリコン(SiO)、酸化アルミニウム(AlO)または樹脂材料からなる。一方、データ配線121は、スキャン配線122を含む最表層とは異なる層(例えば、最表層よりも下の層)内に形成されており、例えば、基材上の絶縁層内に形成されている。
データ配線121とスキャン配線122との交差部分の近傍が表示画素123となっており、複数の表示画素123が表示領域100A内においてマトリクス状に配置されている。各表示画素123には、例えば、3つの発光部(例えば、発光部1R,1G,1B)を有する発光デバイス1が実装されている。なお、図4には、3つの発光部1R,1G,1Bで一つの表示画素123が構成されており、発光部1Rから赤色の光を、発光部1Gから緑色の光を、発光部1Bから青色の光をそれぞれ出力することができるようになっている場合が例示されている。
発光デバイス1には、例えば発光部1R,1G,1Bごとに一対、または一方が共通且つ他方が発光部1R,1G,1Bごとに配置される端子電極(例えば、第1電極18および第2電極19)が設けられている。そして、一方の端子電極がデータ配線121に電気的に接続されており、他方の端子電極がスキャン配線122に電気的に接続されている。例えば、一方の端子電極は、データ配線121に設けられた分枝121Aの先端のパッド電極121Bに電気的に接続されている。また、例えば、他方の端子電極は、スキャン配線122に設けられた分枝122Aの先端のパッド電極122Bに電気的に接続されている。
各パッド電極121B,122Bは、例えば、最表層に形成されており、例えば、図4に示したように、各発光デバイス1が実装される部位に設けられている。ここで、パッド電極121B,122Bは、例えば、Au(金)等の導電性材料からなる。
実装基板120には、さらに、例えば、実装基板120と対向基板130との間の間隔を規制する複数の支柱(図示せず)が設けられている。支柱は、表示領域100Aとの対向領域内に設けられていてもよいし、フレーム領域100Bとの対向領域内に設けられていてもよい。
対向基板130は、例えば、ガラス基板、または樹脂基板等からなる。対向基板130において、発光デバイス1側の表面は平坦となっていてもよいが、粗面となっていることが好ましい。粗面は、表示領域100Aとの対向領域全体に渡って設けられていてもよいし、表示画素123との対向領域にだけ設けられていてもよい。粗面は、発光部1R,1G,1Bから発せられた光が当該粗面に入細かな凹凸を有している。粗面の凹凸は、例えば、サンドブラストや、ドライエッチング等によって作製可能である。
制御回路140は、映像信号に基づいて各表示画素123(各発光デバイス1)を駆動するものである。制御回路140は、例えば、表示画素123に接続されたデータ配線121を駆動するデータドライバと、表示画素123に接続されたスキャン配線122を駆動するスキャンドライバとにより構成されている。制御回路140は、例えば、図3に示したように、表示パネル110とは別体で設けられ、かつ配線を介して実装基板120と接続されていてもよいし、実装基板120上に実装されていてもよい。
(1−4.作用・効果)
本実施の形態の発光デバイス1は、励起光ELを出射する発光素子10の上方に、励起光ELを異なる波長の光に変換する波長変換層21を配置すると共に、波長変換層21の、発光素子10と対向する第1面21S1側に第1波長選択層22を、第1面21S1とは反対側の第2面21S2側に第2波長選択層23を設けるようにした。これにより、波長変換層21から発光素子10への戻り光や、励起光ELが波長変換層21を透過することによる色純度の低下を低減する。以下、これについて説明する。
近年、発光ダイオード(LED)等の発光素子を画素毎に光源として用いた画像表示装置が普及してきており、例えば、高精細化が望まれている。高精細化を実現するためには、1画素におけるRGBの集積密度を高くする方法が考えられる。一般的なLEDディスプレイでは、1画素のRGBの集積密度を高くした場合、画素およびRGBの各素子サイズが小さくなり、RGB間を分離する分離構造の作り込みが困難となる。また、各画素に対応する色光を発するLEDを配置した場合、画素毎に別々のLED材料を用いるため、生産効率が低下するという課題が生じる。
そこで、1画素におけるRGBの集積密度を高くする方法として、前述したように、同色のLEDを配置し、その上方にRGBに対応する波長変換層を設ける技術が報告されている。しかしながら、上記のようなLEDと波長変換技術とを利用し、且つ、RGBを狭い領域に集積化した画像表示装置では、他画素への光漏れ、波長変換層からの戻り光および励起光の表面への漏れ等による表示性能の低下が懸念され、高密度化との両立が困難とされている。
これに対して、本実施の形態では、励起光ELを出射する発光素子10の上方に配置された波長変換層21の、発光素子10と対向する第1面21S1側に第1波長選択層22を、第1面21S1とは反対側の第2面21S2側に第2波長選択層23をそれぞれ設けるようにした。
このように、波長変換層21と発光素子10との間に第1波長選択層22を設けることにより、波長変換層21において例えば発光素子10側に発せられた色光が発光素子10へ戻るのを防ぎ、光取り出し面S1側への光取り出し効率を向上させることが可能となる。
また、波長変換層21の光取り出し面S1側(第2面21S2側)に第2波長選択層23を設けることにより、波長変換層21において吸収されなかった励起光ELが波長変換層21から光取り出し面S1側に出射されるのを防ぐことが可能となる。また、波長変換層21において発せられた斜め光が隣接する他の色画素に入射した際に、その斜め光(漏れ光)が隣接画素から取り出されるのを防ぐことが可能となる。よって、励起光ELや漏れ光が光取り出し面S1側に取り出されることによる色純度の低下を低減される。
以上により、本実施の形態の発光デバイス1では、励起光ELを出射する発光素子10の上方に配置された波長変換層21の、発光素子10と対向する第1面21S1側および第1面21S1とは反対側の第2面21S2側の一方または両方に、波長選択層(第1波長選択層22および第2波長選択層23)を設けるようにした。これにより、高精細化を実現しつつ、表示性能を向上させることが可能となる。
次に、本開示の変形例1,2について説明する。なお、上記実施の形態の発光デバイス1に対応する構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
<2.変形例>
(2−1.変形例1)
図5は、本開示の発光デバイス(例えば、発光デバイス1)を用いた画像表示装置の他の構成例(画像表示装置200)を表した斜視図である。画像表示装置200は、LEDを光源として用いた、所謂タイリングディスプレイと呼ばれるものであり、表示画素として本実施の形態の発光デバイス1が用いられている。画像表示装置200は、例えば、図5に示したように、表示パネル210と、表示パネル210を駆動する制御回路240とを備えている。
表示パネル210は、実装基板220と、対向基板230とを互いに重ね合わせたものである。対向基板230の表面が映像表示面となっており、中央部分に表示領域を有し、その周囲に、非表示領域であるフレーム領域を有している(いずれも図示せず)。対向基板230は、例えば、所定の間隙を介して、実装基板220と対向する位置に配置されている。なお、対向基板230が、実装基板220の上面に接していてもよい。
図6は、実装基板220の構成の一例を模式的に表したものである。実装基板220は、例えば、図6に示したように、タイル状に敷き詰められた複数のユニット基板250により構成されている。なお、図6では、9つのユニット基板250により実装基板220が構成される例を示したが、ユニット基板250の数は、10以上であってもよいし、8以下であってもよい。
図7は、ユニット基板250の構成の一例を表したものである。ユニット基板250は、例えば、タイル状に敷き詰められた複数の発光部を有する発光デバイス1と、各発光デバイス1を支持する支持基板260とを有している。各ユニット基板250は、さらに、制御基板(図示せず)を有している。支持基板260は、例えば、金属フレーム(金属板)、もしくは、配線基板等で構成されている。支持基板260が配線基板で構成されている場合には、制御基板を兼ねることも可能である。このとき、支持基板260および制御基板の少なくとも一方が、各発光デバイス1と電気的に接続されている。
(2−2.変形例2)
図8は、透明ディスプレイ300の外観を表したものである。透明ディスプレイ300は、例えば表示部310と、操作部311と、筐体312とを有している。表示部310には、本実施の形態の発光デバイス1が用いられている。この透明ディスプレイ300では、表示部310の背景を透過しつつ、画像や文字情報を表示することが可能である。
透明ディスプレイ300では、実装基板(例えば、実装基板31)は、光透過性を有する基板が用いられている。各電極(例えば、第1電極18および第2電極19)は、実装基板と同様に光透過性を有する導電性材料を用いて形成されている。あるいは、各電極は、配線幅を補足したり、配線の厚みを薄くすることで、視認されにくい構造となっている。また、透明ディスプレイ300は、例えば、駆動回路を備えた液晶層を重ね合わせることで黒表示を可能となり、液晶の配光方向を制御することにより、透過と黒表示とのスイッチングが可能となる。
以上、実施の形態および変形例1,2を挙げて本技術を説明したが、本技術は上記実施の形態等に限定されるものではなく、種々変形が可能である。
例えば、上記実施の形態等では、発光素子10から出射される光が青色光または紫外光である例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、発光デバイス1では、青色光と緑色光、紫外光と緑色光等、2種類以上の光が出射される発光素子も用いることができる。
また、上記実施の形態では、はんだ32を介して実装基板31に発光素子10を実装した例を示したがこれに限らない。発光素子10は、例えば、金属接合やメッキ接合等によって実装基板31に実装することができる。
更に、上記実施の形態および図1,2では、例えばRGBに対応する3つの発光部(3つの発光素子10または発光素子10A)を有する発光デバイス1を挙げて本技術を説明したが、発光デバイス1の構造はこれに限定されるものではない。発光デバイス1では、例えば表示パネルの表示領域全体に、例えば、基板11および半導体層12が各画素に対する共通層として延在しており、その半導体層12上に発光部を構成する半導体積層体13が、画素毎に形成されているようにしてもよい。これにより、本開示の発光デバイス1は、所謂マイクロディスプレイにも好適に用いることが可能となる。
なお、本明細書中に記載された効果はあくまで例示であってその記載に限定されるものではなく、他の効果があってもよい。
本技術は以下のような構成を取ることも可能である。以下の構成の本技術によれば、第1の光を出射する固体光源の上方に配置され、第1の光を、第1の光とは異なる波長の第2の光に変換する波長変換層の、固体光源と対向する第1の面側および第1の面とは反対側の第2の面側の少なくとも一方に、所定の波長の光を選択的に透過する波長選択層を設けるようにした。これにより、波長変換層から固体光源への戻り光や、第1の光が波長変換層を透過することによる色純度の低下を低減する。よって、表示性能を向上させることが可能となる。
(1)
第1の光を出射する固体光源と、
前記固体光源と対向する第1の面および前記第1の面とは反対側の第2の面を有すると共に、前記第1の光を、前記第1の光とは異なる波長の第2の光に変換する波長変換層と、
前記波長変換層の前記第1の面側および前記第2の面側の少なくとも一方に設けられると共に、所定の波長の光を選択的に透過する波長選択層と
を備えた発光デバイス。
(2)
前記波長選択層は、前記波長変換層の前記第1の面側に設けられ、前記第1の光を選択的に透過する、前記(1)に記載の発光デバイス。
(3)
前記波長選択層は、前記波長変換層の前記第2の面側に設けられ、前記第1の光または前記第2の光を選択的に透過する、前記(1)に記載の発光デバイス。
(4)
前記波長選択層は、前記波長変換層の前記第1の面側および前記第2の面側の両方に設けられている、前記(1)に記載の発光デバイス。
(5)
前記波長選択層は、入射角度依存性をさらに有し、前記波長選択層の入射面に対して略垂直に入射した光を選択的に透過する、前記(1)乃至(4)のうちのいずれか1つに記載の発光デバイス。
(6)
前記固体光源として、前記第1の光を出射する第1光源、第2光源および第3光源と、
前記波長変換層として、前記第1光源の上方に配置された第1波長変換層、前記第2光源の上方に配置された第2波長変換層および前記第3光源の上方に配置された第3波長変換層とをそれぞれ有し、
前記第1波長変換層は、前記第2の光として前記第1の光を赤色光に変換し、
前記第2波長変換層は、前記第2の光として前記第1の光を緑色光に変換し、
前記第3波長変換層は、前記第2の光として前記第1の光を青色光に変換する、前記(1)乃至(5)のうちのいずれか1つに記載の発光デバイス。
(7)
前記第1光源の上方の、前記波長変換層の前記第2の面側に設けられた前記波長選択層は前記赤色光を選択的に透過し、
前記第2光源の上方の、前記波長変換層の前記第2の面側に設けられた前記波長選択層は前記緑色光を選択的に透過し、
前記第3光源の上方の、前記波長変換層の前記第2の面側に設けられた前記波長選択層は前記青色光を選択的に透過する、前記(6)に記載の発光デバイス。
(8)
前記固体光源として、前記第1の光を出射する第1光源、第2光源および第3光源と、
前記波長変換層として、前記第1光源の上方に配置された第1波長変換層、前記第2光源の上方に配置された第2波長変換層および前記第3光源の上方に配置された第3波長変換層とをそれぞれ有し、
前記第1波長変換層は、前記第2の光として前記第1の光を赤色光に変換し、
前記第2波長変換層は、前記第2の光として前記第1の光を緑色光に変換し、
前記第3波長変換層は、前記第1の光を前記第2の光として透過する、前記(1)乃至(5)のうちのいずれか1つに記載の発光デバイス。
(9)
前記第3波長変換層は、光透過性を有する樹脂層により構成されている、前記(8)に記載の発光デバイス。
(10)
前記波長変換層は、複数の蛍光体粒子を含む蛍光体層により構成されている、前記(1)乃至(9)のうちのいずれか1つに記載の発光デバイス。
(11)
前記波長変換層は、複数の量子ドットを含む量子ドット層により構成されている、前記(1)乃至(10)のうちのいずれか1つに記載の発光デバイス。
(12)
前記固体光源は、発光波長が青色領域または紫外領域の発光ダイオードである、前記(1)乃至(11)のうちのいずれか1つに記載の発光デバイス。
(13)
前記波長選択層は、誘電体多層膜により構成されている、前記(1)乃至(12)のうちのいずれか1つに記載の発光デバイス。
(14)
複数の発光デバイスを備え、
前記発光デバイスは、
第1の光を出射する固体光源と、
前記固体光源と対向する第1の面および前記第1の面とは反対側の第2の面を有すると共に、前記第1の光を、前記第1の光とは異なる波長の第2の光に変換する波長変換層と、
前記波長変換層の前記第1の面側および前記第2の面側の少なくとも一方に設けられると共に、所定の波長の光を選択的に透過する波長選択層と
を有する画像表示装置。
1…発光デバイス、10,10A…発光素子、11…基板、12…半導体層、13…半導体積層体、14…第1導電型層、15…活性層、16…第2導電型層、17…分離部、18…第1電極、19…第2電極、21,21R,21G,21B…波長変換層、22…第1波長選択層、23,23R,23G,23B…第2波長選択層、24…遮光部、31…実装基板、32…はんだ、33…積層膜、34…封止層、35…パッド電極、100,200…画像表示装置、300…透明ディスプレイ。

Claims (14)

  1. 第1の光を出射する固体光源と、
    前記固体光源と対向する第1の面および前記第1の面とは反対側の第2の面を有すると共に、前記第1の光を、前記第1の光とは異なる波長の第2の光に変換する波長変換層と、
    前記波長変換層の前記第1の面側および前記第2の面側の少なくとも一方に設けられると共に、所定の波長の光を選択的に透過する波長選択層と
    を備えた発光デバイス。
  2. 前記波長選択層は、前記波長変換層の前記第1の面側に設けられ、前記第1の光を選択的に透過する、請求項1に記載の発光デバイス。
  3. 前記波長選択層は、前記波長変換層の前記第2の面側に設けられ、前記第1の光または前記第2の光を選択的に透過する、請求項1に記載の発光デバイス。
  4. 前記波長選択層は、前記波長変換層の前記第1の面側および前記第2の面側の両方に設けられている、請求項1に記載の発光デバイス。
  5. 前記波長選択層は、入射角度依存性をさらに有し、前記波長選択層の入射面に対して略垂直に入射した光を選択的に透過する、請求項1に記載の発光デバイス。
  6. 前記固体光源として、前記第1の光を出射する第1光源、第2光源および第3光源と、
    前記波長変換層として、前記第1光源の上方に配置された第1波長変換層、前記第2光源の上方に配置された第2波長変換層および前記第3光源の上方に配置された第3波長変換層とをそれぞれ有し、
    前記第1波長変換層は、前記第2の光として前記第1の光を赤色光に変換し、
    前記第2波長変換層は、前記第2の光として前記第1の光を緑色光に変換し、
    前記第3波長変換層は、前記第2の光として前記第1の光を青色光に変換する、請求項1に記載の発光デバイス。
  7. 前記第1光源の上方の、前記波長変換層の前記第2の面側に設けられた前記波長選択層は前記赤色光を選択的に透過し、
    前記第2光源の上方の、前記波長変換層の前記第2の面側に設けられた前記波長選択層は前記緑色光を選択的に透過し、
    前記第3光源の上方の、前記波長変換層の前記第2の面側に設けられた前記波長選択層は前記青色光を選択的に透過する、請求項6に記載の発光デバイス。
  8. 前記固体光源として、前記第1の光を出射する第1光源、第2光源および第3光源と、
    前記波長変換層として、前記第1光源の上方に配置された第1波長変換層、前記第2光源の上方に配置された第2波長変換層および前記第3光源の上方に配置された第3波長変換層とをそれぞれ有し、
    前記第1波長変換層は、前記第2の光として前記第1の光を赤色光に変換し、
    前記第2波長変換層は、前記第2の光として前記第1の光を緑色光に変換し、
    前記第3波長変換層は、前記第1の光を前記第2の光として透過する、請求項1に記載の発光デバイス。
  9. 前記第3波長変換層は、光透過性を有する樹脂層により構成されている、請求項8に記載の発光デバイス。
  10. 前記波長変換層は、複数の蛍光体粒子を含む蛍光体層により構成されている、請求項1に記載の発光デバイス。
  11. 前記波長変換層は、複数の量子ドットを含む量子ドット層により構成されている、請求項1に記載の発光デバイス。
  12. 前記固体光源は、発光波長が青色領域または紫外領域の発光ダイオードである、請求項1に記載の発光デバイス。
  13. 前記波長選択層は、誘電体多層膜により構成されている、請求項1に記載の発光デバイス。
  14. 複数の発光デバイスを備え、
    前記発光デバイスは、
    第1の光を出射する固体光源と、
    前記固体光源と対向する第1の面および前記第1の面とは反対側の第2の面を有すると共に、前記第1の光を、前記第1の光とは異なる波長の第2の光に変換する波長変換層と、
    前記波長変換層の前記第1の面側および前記第2の面側の少なくとも一方に設けられると共に、所定の波長の光を選択的に透過する波長選択層と
    を有する画像表示装置。
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