JP2021157131A - 光導波路回路及びセンシングデバイス - Google Patents

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陽介 太縄
秀彰 岡山
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Abstract

【課題】入力された光をTM偏波に変換することのできる光導波路回路及びセンシングデバイスを提供する。【解決手段】支持基板10と、支持基板上に形成されるクラッド20と、支持基板の上面に平行に設けられる光導波路コア30とを備え、光導波路コアは、偏波分離素子200、モード変換素子300、偏波変換素子400及び波長選択素子500を備える。偏波分離素子は、光導波路コアに導入される光を、互いに直交するTM0と、TE0とに2分岐し、TM0を第1経路101に、TE0を第2経路102に出力する。モード変換素子は、偏波分離素子から出力されたTE0を、TE偏波の高次モード光に変換する。偏波変換素子は、モード変換素子で変換されたTE偏波の高次モード光をTM0に変換する。波長選択素子は、第1経路及び第2経路に接続され、第1経路及び第2経路を経てそれぞれ導入されるTM0から所定波長の光を選択して出力する。【選択図】図1

Description

この発明は、光導波路回路、例えば、光導波路に入力される光の偏光を全てTM偏波に変換する光導波路回路と、この光導波路回路を備えるセンシングデバイスに関する。
近年、光モジュールのプラットフォーム技術として、シリコン(Si)フォトニクスが注目を集めている。Siフォトニクスの特徴は、CMOS(Complementary
Metal Oxide Semiconductor)等の半導体装置の製造過程を流用することによる、光デバイスの小型・集積性、及び、200mm又は300mmウェハプロセスによる生産性の高さである。
また、Siをコア、Si酸化膜(SiO)をクラッドとするSi導波路は比屈折率差が40%に達するので、高い光の閉じ込め効果が得られる。また、Si導波路の中で、特に、Si細線導波路は、曲げ導波路の曲率半径や並走配線ピッチを数μmオーダーまで小さくできるので、光導波路回路の小型化が可能となる。
これらの特徴からSiフォトニクスは、光トランシーバや光センサーデバイスなど様々なアプリケーションへの展開が期待される(例えば、非特許文献1又は2参照)。
光センシングの手法の1つにリング共振器を用いるものがある。リング共振器を用いる光センシングでは、先ず、初期状態として、光源の出力波長をリング共振器の共振ピーク波長に合せておく。この状態で、リング共振器がセンシング対象である検体に曝されると、リング共振器を伝搬する光の実効屈折率(等価屈折率)が変化し、共振ピーク波長のシフトが生じる。この結果、光源の出力波長と共振ピーク波長との不一致から、リング共振器からの出力パワーが減衰する。従って、リング共振器からの出力パワーの変動量とリング共振器が感知する屈折率の変動量の関係から、屈折率の変化量を推測することが可能となる。検体は特有の屈折率をもつため、検体を構成する物質の特定や濃度などを知ることができる。
Siフォトニクス技術に基づくリング共振器では、上述の通り曲率半径を数μmまで小さくできる。このため、極めて微小なリング共振器デバイスを実現することが可能である。さらに、受光器(PD)もゲルマニウム(Ge)成長装置を用いることで同一ウェハ上に作りこむことができ、センシングに必要な素子を集積形成することが可能である。
ただし、光源に関しては、間接遷移型半導体であり発光効率の低いSiでは実現が困難である。従って、現状ではリング共振器デバイスやPDが集積化されたSiチップ上に、別プロセスで作製したレーザダイオード(LD)チップを実装する手法や、外付け光源を、光ファイバ等を介して接続する手法が用いられる。
特開2018−155863 特開2015−121696
CLEO 2018 OSA 2018, JTh2A.60, "High Q Si Slot Waveguide Ring Resonators for Gas Sensing Application" Japanese Journal of Applied Physics 55, 04EM04 (2016),"Differential Si ring resonators for label-free biosensing"
ここで、Si導波路のような比屈折率差の大きな導波路では、2つの直交する偏波成分である、Transverse Electric(TE)偏波光と、Transverse Magnetic(TM)偏波光とで、等価屈折率や群屈折率が大きく異なり、それに応じて光伝搬特性も異なる挙動を示す偏波依存性がある。このため、Si導波路を用いたリング共振器の伝搬特性も、Siチップに入ってくる偏波状態により変動するので、入力光の偏波状態が規定されていない場合、Siチップの動作は不安定になる。
Siチップへの光入出力インターフェースとしては、グレーティングカプラ(GC)や、スポットサイズコンバータ(SSC)などがある。
GCは偏波依存性が大きいため特定の偏波成分にしか結合しないという特徴がある。このため、GCを通して入力する光は特定の偏波成分のみに限定できる。しかし、特定の偏波成分に限定することは、他の偏波成分を捨ててしまうことを意味する。従って、Siチップへの入力光の偏波状態が決まっていないと検出パワーが不安定で常に揺らいでしまう。また、GCは光結合の波長選択性が強く、動作波長帯域が限られてしまう。特に光センシング応用ではリング共振器の透過特性の波長依存性を用いるため、出来るだけ波長依存性の少ない光入出力インターフェースが求められる。
一方、SSCは波長依存性が少なくリング共振器などの波長フィルタデバイスと相性がよく、光センシング応用にも適する。しかし、偏波依存性も少ないため、あらゆる偏波光をSiチップへと結合する。このため、Siチップにはいかなる偏波光が入力されても安定してリング共振器を動作させるための光回路の工夫が求められる。
また、Si導波路を用いたセンシングデバイスでは、伝搬モードのうちSiコアから漏れた成分であるエバネッセント波がセンシング検体に触れることで等価屈折率の変化を生じる。このため、検知感度を向上させるためにはSi導波路コア直上のクラッドをエッチングやCMP(Chemical Mechanical Polishing)などにより薄膜化して、センシング検体とSiコアとの距離を縮めることが重要となる。さらに、一般的なSi細線導波路の構造では、TE偏波よりもTM偏波の方が、エバネッセント波成分が大きい。従って、Si導波路ベースのセンシングデバイスにおいては検知感度の面でTM偏波を用いることが望ましい。
ところが、従来の偏波制御回路(例えば、特許文献1参照。)は、TE偏波を励振させるには有効であるが、TM偏波を選択的に励振させるのは困難であり、センシング応用には適しているとは言えない。そのためSi導波路を用いたセンシングデバイスの検知感度を向上させるため、いかなる偏波光がSiチップに入力されても、光回路中でTM偏波のみを選択的に励振させる構造が必要となる。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものである。この発明の目的は、入力された光をTM偏波に変換するための光導波路回路と、この光導波路回路を用いたセンシングデバイスを提供することにある。
上述した目的を達成するために、この発明の光導波路回路は、支持基板と、支持基板上に形成されるクラッドと、クラッド中に埋設され、支持基板の上面に平行に設けられる、
光導波路コアとを備え、光導波路コアは、偏波分離素子、モード変換素子、偏波変換素子及び波長選択素子を備えて構成される。
偏波分離素子は、光導波路コアに導入される光を、互いに直交するTM偏波の基本モード光(TM0)と、TE偏波の基本モード光(TE0)とに2分岐し、TM0を第1経路に出力し、TE0を第2経路に出力する。モード変換素子は、第2経路に設けられ、偏波分離素子から出力されたTE0を、TE偏波の高次モード光に変換する。偏波変換素子は、第2経路に設けられ、モード変換素子で変換された、TE偏波の高次モード光を、TM0に変換する。波長選択素子は、第1経路及び第2経路に接続され、第1経路及び第2経路を経てそれぞれ導入されるTM0から所定波長の光を選択して出力する。
この光導波路回路の好適実施形態によれば、モード変換素子は、メイン導波路とサブ導波路とで構成される非対称方向性結合器である。また、偏波変換素子は、リブ導波路とすることができる。
また、波長選択素子を、一端が第1経路に接続され、他方が第2経路に接続されているバス導波路と、バス導波路を伝搬する光が、第1結合領域において結合するリング状のトレース導波路と、リング状のトレース導波路を周回する光が第2結合領域において結合し、伝搬する光を両端から出力する出力導波路とを備えて構成されるリング共振器とすることができる。
また、この発明のセンシングデバイスは、上述の光導波路回路と、光導波路回路から出力される所定波長の光を受光する受光素子とを備えて構成される。
このセンシングデバイスの好適実施形態によれば、波長選択素子の直上のクラッドが、波長選択素子を伝搬するTM0のエバネッセント成分が波長選択素子の直上のクラッド上に実装される検体に到達できる厚さで形成されている。また、波長選択素子及び受光素子が複数設けられ、複数の波長選択素子と、複数の受光素子とが、1対1で接続されている構成にすることができる。このとき、複数の波長選択素子は、それぞれ、バス導波路と、バス導波路を伝搬する光が、第1結合領域において結合するリング状のトレース導波路と、リング状のトレース導波路を周回する光が第2結合領域において結合し、伝搬する光を両端から出力する出力導波路とを備えて構成されるリング共振器であり、第1の波長選択素子が備えるバス導波路の一端が第1経路に接続され、第n(nは2以上の整数)の波長選択素子が備えるバス導波路の他端が第2経路に接続され、第k(kは1以上n−1以下の整数)の波長選択素子が備えるバス導波路の他端が第k+1の波長選択素子が備えるバス導波路の一端に接続される構成にすることができる。
また、複数の波長選択素子が、互いに共振波長の異なるリング共振器である構成にしてもよい。また、波長選択素子の直上のクラッドが、波長選択素子を伝搬するTM偏波の基本モード光のエバネッセント成分が波長選択素子の直上のクラッド上に実装される検体に到達できる厚さで形成され、隣接する波長選択素子間のクラッドが、波長選択素子の直上のクラッドよりも厚く形成されていてもよい。
この発明の光導波路回路によれば、いかなる偏波光が入力されてもTM偏波に変換して出力することができる。また、この光導波路回路を用いたセンシングデバイスでは、エバネッセント成分が大きいTM偏波の基本モード光を用いて波長選択を行うので、高い検知感度が期待できる。
光導波路回路の一実施形態を説明するための模式図である。 モード変換素子の一構成例を説明するための模式図である。 偏波変換素子の一構成例を説明するための模式図である。 偏波変換素子のリブ導波路における各モードフィールドの電界成分を示す図である。 波長選択素子の構成例を説明するための模式図である。 センシングデバイスの一構成例を示す模式図である。 センシングデバイスの動作を説明するための模式図である。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、各構成要素の形状、大きさ及び配置関係については、この発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の好適な構成例につき説明するが、各構成要素の材質及び数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の構成の範囲を逸脱せずにこの発明の効果を達成できる多くの変更又は変形を行うことができる。
図1を参照して、この発明の光導波路回路の一実施形態を説明する。図1は、光導波路回路の一実施形態を説明するための模式図である。図1(A)は、光導波路回路の概略的構成図を示している。また、図1(B)は、光導波路回路の概略的端面図である。
なお、以下の説明では、各構成要素について、光伝播方向に沿った方向を長さ方向とする。また、支持基板の厚さに沿った方向を厚さ方向とする。また、長さ方向及び厚さ方向に直交する方向を幅方向とする。
光導波路回路は、支持基板10、クラッド20及び光導波路コア30を備えて構成されている。
支持基板10は、例えば単結晶Siを材料とした平板状体で構成されている。
クラッド20は、支持基板10上に、支持基板10の上面10aを被覆して形成されている。クラッド20は、例えば酸化シリコン(SiO)を材料として形成されている。
光導波路コア30は、支持基板10の上面10aに平行に、クラッド20中に埋設されて設けられている。ここで、光導波路コア30を伝播する光が支持基板10へ逃げるのを防止するために、光導波路コア30は、支持基板10から少なくとも3μm以上離間して形成されているのが好ましい。
光導波路コア30は、SiOのクラッド20の屈折率(1.45)よりも高い屈折率(3.5)を有する、例えばシリコン(Si)を材料として形成されている。その結果、光導波路コア30は、光の伝搬経路として機能し、光導波路コア30に入力された光は、光導波路コア30の平面形状に応じた伝播方向に伝播する。
また、光導波路コア30の厚さは、厚さ方向でシングルモード条件を達成できる厚みで形成されていることが望ましい。光導波路コア30を、Siを材料として形成し、クラッド20を、SiOを材料として形成しているSi導波路では、光導波路コア30は、200〜500nmの範囲内の厚みで形成される。例えば、1550nm前後の波長帯域で、光導波路回路を用いる場合、光導波路コア30の厚みを220nmとすることができる。
この光導波路回路は、例えばSOI(Silicon On Insulator)基板を利用することによって、簡易に製造することができる。以下、図1に示す光導波路回路の製造方法の一例を説明する。
先ず、支持基板10となる支持基板層、SiO層20a、及びSi層が順次積層されて構成されたSOI基板を用意する。
次に、例えばドライエッチングを行い、Si層をパターニングすることによって、光導波路コア30を形成する。
次に、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いて、SiO層20a上に、光導波路コア30を被覆する上部SiO層20bを形成する。その結果、光導波路コア30が、SiO層20aと上部SiO層20bとで構成されるクラッド20によって包含され、光導波路回路が得られる。
光導波路回路は、Si層のパターニングにより、光導波路コア30に設けられた、偏波分離素子200、モード変換素子300、偏波変換素子400及び波長選択素子500を備えて構成される。
光導波路回路に入力された光は、偏波分離素子200に送られる。
偏波分離素子200は、入力された光を、TE偏波の基本モード光(TE0)とTM偏波の基本モード光(TM0)とに2分岐して、それぞれ異なる経路に振り分ける。偏波分離素子200として、従来公知の、例えば、方向性結合器やグレーティングフィルタ(例えば、特許文献2参照。)などを用いることができる。偏波分離素子200で分離されたTM0は、第1経路101に出力されて、波長選択素子500に送られる。また、偏波分離素子200で分離されたTE0は、第2経路102に出力されて、波長選択素子500に送られる。
第2経路102には、モード変換素子300及び偏波変換素子400が設けられている。偏波分離素子200で分離され、第2経路を伝搬するTE0は、先ず、モード変換素子300に送られる。
モード変換素子300は、TE0をTE偏波の高次モード光、例えば、TE偏波の1次モード光(TE1)に変換させる。ここでは、高次モード光として1次モード光の例を説明する。
図2を参照して、モード変換素子の一構成例を説明する。図2は、モード変換素子の一構成例を説明するための模式図である。図2(A)は、モード変換素子300の概略的平面図である。図2(B)はモード変換素子300における伝搬定数を模式的に示している。図2(B)では、横軸に、伝搬軸Zに沿った位置を取って示し、縦軸に、伝搬定数βを取って示している。
モード変換素子300としては、互いに異なるコア幅のメイン導波路320とサブ導波路340を備えて構成される非対称方向性結合器を用いることができる。
メイン導波路320は、後段の偏波変換素子400に光を送る導波路と接続されている。また、サブ導波路340は、前段の偏波分離素子200から光が送られる導波路と接続されている。
メイン導波路320とサブ導波路340とは、互いに光の相互結合が可能な程度に離間して平行に配置され、光の伝搬軸Zに沿って、Z=Z〜Zまでの間に、光の結合領域310を形成している。モード結合理論に基づく方向性結合器の結合式は以下の式(1)で表される。
Figure 2021157131
ここで、Eはメイン導波路320の固有モードフィールド、Eはサブ導波路340の固有モードフィールド、κmsはメイン導波路320とサブ導波路340との固有モード間の結合係数、ωは光の角周波数、εは真空中の誘電率、δεは互いの導波路の存在により生じる孤立した導波路からの誘電率の摂動項である。
例えば、Z=Zにおいてサブ導波路340の一端へ光の入力があった場合、サブ導波路320及びメイン導波路340を伝搬する光の固有モードの伝搬定数をそれぞれβ及びβとすると、伝搬座標Zにおけるそれぞれの固有モードの電力変化率S及びMは、以下の式(2)〜(4)で与えられる。
Figure 2021157131
方向性結合器において、一方の導波路から他方の導波路へ電力を100%移行させるための完全結合条件として、上記式(2)〜(4)から、メイン導波路320を伝搬するモードの伝搬定数とサブ導波路340を伝搬するモードの伝搬定数とが一致すること、すなわち、β=βが要求される。このため、サブ導波路340を伝搬するTE0の伝搬定数と、メイン導波路320を伝搬するTE1の伝搬定数とが一致するように、光の結合領域310を設計することにより、サブ導波路340を伝搬するTE0を、メイン導波路320を伝搬するTE1に変換させることが可能となる。なお、両者のモード変換の動作点を広波長帯域にわたり担保するため、メイン導波路320とサブ導波路340とはそれぞれ幅テーパ構造を有し、光の伝搬方向に沿って幅の拡縮方向が互いに逆になるようにするとよい。
具体的には、サブ導波路340は、光の結合領域310(Z=Z〜Z)において光の伝搬軸Zに沿って幅寸法がWからW(ただし、W>W)に縮小するテーパ構造となっている。また、メイン導波路320は光の結合領域310(Z=Z〜Z)において光の伝搬軸Zに沿って幅寸法がWからW(ただし、W>W)へと拡大してい
くテーパ構造となっている。すなわち、この例のモード変換素子300は、非対称性方向性結合器である。
このメイン導波路320とサブ導波路340のテーパ構造により、メイン導波路320とサブ導波路340とでは光の伝搬軸Zに沿って伝搬定数の増減方向が正負逆向きとなる。
図2(B)は、メイン導波路320を伝搬するTE偏波のi−1次モード光(iは1以上の整数)、i次モード光及びi+1次モード光の伝搬定数βmi−1、βmi及びβmi+1と、サブ導波路340を伝搬するTE0の伝搬定数βs0を示している。ここでは、i=1として説明する。
Z=Zにおけるサブ導波路340を伝搬するTE0の伝搬定数βs0が、メイン導波路340を伝搬するTE0及びTE1の伝搬係数βm0及びβm1に対して、βm1<βs0<βm0を満たし、かつ、Z=Zにおけるサブ導波路340を伝搬するTE0の伝搬定数βs0がメイン導波路320を伝搬するTE1の伝搬定数βm1に対して、βs0<βm1を満たすように設計することで、光の結合領域310(Z=Z〜Z)において、両モードの伝搬定数の交点を見出すことができる。この場合、完全結合条件が満たされるので、サブ導波路340を伝搬するTE0を、メイン導波路320を伝搬するTE1に変換することが可能となる。
モード変換素子300で得られたTE1は、偏波変換素子400に送られる。偏波変換素子400は、TE1を、TM偏波の基本モード光TM0に変換させる。
図3及び図4を参照して、偏波変換素子の一構成例を説明する。図3は、偏波変換素子の一構成例を説明するための模式図である。図3(A)は、偏波変換素子400の概略的平面図である。図3(B)は、図3(A)のI−I線に沿って切った偏波変換素子400の切断端面を概略的に示している。図3(C)は偏波変換素子400における伝搬定数を模式的に示している。図3(C)では、横軸に、伝搬軸Zに沿った位置を取って示し、縦軸に、伝搬定数βを取って示している。また、図4は、偏波変換素子における各モードフィールドの電界成分を示す図である。図4は、TE0、TE1及びTM0について、電界分布の幅方向に沿ったEx成分、厚さ方向に沿ったEy成分、及び、長さ方向に沿ったEz成分をそれぞれ示してある。なお、図中に示す矢印は、各電界分布のピークの正負の向きを表している。ここでは、正の値をとるピークを上向きの矢印で、また、負の値をとるピークを下向きの矢印で示している。
偏波変換素子400は、リブ領域420とスラブ領域440とを含む、リブ導波路410で構成される。リブ導波路410を、TE1の伝搬定数βTE1がTM0の伝搬定数βTM0に一致するように設計することにより、リブ導波路410において、TE1をTM0に変換して伝搬することが可能となる。
TE0について、Ex成分、Ey成分及びEz成分は、それぞれ、左右対称分布、左右反対称分布及び左右反対称分布となっている。また、TE1について、Ex成分、Ey成分及びEz成分は、それぞれ、左右反対称分布、左右対称分布及び左右対称分布となっている。また、TM0について、Ex成分、Ey成分及びEz成分は、それぞれ、左右反対称分布、左右対称分布及び左右対称分布となっている。
TE0は、TE1又はTM0の同一電界成分(Ex、Ey、Ez)に対して、左右対称分布と左右反対称分布とで入れ違いになっている。すなわち、TE0のTE1に対するモード結合係数は常に(対称分布×反対称分布)となる。この結果、TE0のTE1に対す
るモード結合係数は打ち消しあい0となるため、TE0は、TE1に対して直交していると言える。すなわち、TE0とTE1は結合しない。同様に、TE0のTM0に対するモード結合係数は常に(対称分布×反対称分布)となる。この結果、TE0のTM0に対するモード結合係数は打ち消しあい0となるため、TE0は、TM0に対して直交していると言える。すなわち、TE0とTM0は結合しない。
一方、TE1とTM0は、同一電界成分(Ex、Ey、Ez)に対して、左右対称分布及び左右反対称分布のいずれかで一致している。すなわち、TE1のTM0に対するモード結合係数は、常に(対称分布×対称分布)及び(反対称分布×反対称分布)のいずれかとなる。さらに、リブ導波路410の構造により、厚み方向の非対称性を与えると、モードフィールドの上下の対称性が崩れ、TE1とTM0の間でモード結合係数が有意な値となる。この結果、TE1をTM0に相互変換することが可能となる。
偏波変換素子400におけるリブ領域420及びスラブ領域440は、幅テーパ構造を有し、光の伝搬方向に沿って幅寸法が連続的に縮小していく。なお、リブ領域420及びスラブ領域440の幅テーパ構造として、リブ領域420及びスラブ領域440は、光の伝搬方向に沿って幅寸法が連続的に拡大していく構成にしてもよい。これによりTE1とTM0との偏波変換の動作点を広帯波長帯域にわたり担保することが可能となる。
図3(C)に示すように、幅寸法変化に対するTE1の伝搬定数βTE1の傾きとTM0の伝搬定数βTM0の傾きとが異なる。このため、例えば伝搬軸座標Z=Z〜Zにおいて、Z=ZにおいてβTE1>βTM0、かつ、Z=ZにおいてβTM0>βTE1を満たすようにパラメータ設定することができる。このとき、伝搬軸座標Z=Z〜Zにおいて、TE1の伝搬定数とTM0の伝搬定数との一致点を見出すことができる。
偏波変換素子400で生成されたTM0は、波長選択素子500に送られる。波長選択素子500として、例えば、リング共振器を用いて構成することができる。
図5を参照して、リング共振器を用いて構成された波長選択素子の構成例を説明する。図5は、波長選択素子の構成例を説明するための模式図である。
波長選択素子500は、バス導波路510、トレース導波路520及び出力導波路530を備えて構成される。トレース導波路520は、リング状の導波路である。トレース導波路520の一部は、バス導波路510の一部と互いに光の相互結合が可能な程度に離間して平行に配置され、第1結合領域540を形成している。また、トレース導波路520の一部は、出力導波路530の一部と互いに光の相互結合が可能な程度に離間して平行に配置され、第2結合領域550を形成している。
また、バス導波路510の一端510aは、第1経路101に接続されている。バス導波路510の一端510aには、偏波分離素子200から出力されるTM0が、第1経路101を経て到達する第1信号として入力される。バス導波路510の他端510bは、第2経路102に接続されている。バス導波路510の他端510bには、偏波分離素子200から出力されるTE0が、第2経路102を経てTM0に変換されて到達する第2信号として入力される。
第1信号と第2信号は、バス導波路510を互いに対向して伝搬し、第1結合領域540において、トレース導波路520に結合する。トレース導波路520に結合した第1信号は、トレース導波路520を反時計回りに周回し、第2信号は、トレース導波路520を時計回りに周回する。トレース導波路520を周回する第1信号及び第2信号のうち、共振条件を満たす波長の信号が、第2結合領域550において、出力導波路530に結合
する。
出力導波路530に結合した第1信号は、出力導波路530を伝搬し、出力導波路530の一端530aから出力される。また、出力導波路530に結合した第2信号は、出力導波路530を伝搬し、出力導波路530の他端530bから出力される。
この光導波路回路によれば、入力されたTM0のうち、波長選択素子500における共振条件を満たす波長のものが、波長選択素子500が備える出力導波路530の一端530aから、TM0として出力される。また、入力されたTE0のうち、波長選択素子500における共振条件を満たす波長のものが、波長選択素子500が備える出力導波路530の他端530bから、TM0として出力される。
このように、この光導波路回路では、入力光の偏波状態によらず、波長選択素子500に、エバネッセント成分の大きなTM偏波のみが入力される。
さらに、波長選択素子500の出力導波路530の両端は同一の導波路型の光検出器(PD)で終端することができる。すなわち、光導波路回路にTM0が入力された場合は第1信号として、TE0が入力された場合は第2信号として、共にTM0の光が、同一の波長選択素子500を経て同一の導波路型PDで受光される。従って、センシングデバイスとして、検知感度を向上させつつ、偏波変動に対して安定した動作が可能となる。
(センシングデバイス)
図6及び図7を参照して、この発明のセンシングデバイスの一実施形態を説明する。図6は、センシングデバイスの概略的構成図である。また、図7は、センシングデバイスの動作を説明するための模式図である。図7(A)は、図6のI−I線に沿って切った切断端面を模式的に示している。すなわち、図7(A)は、波長選択素子の切断端面を模式的に示す図である。また、図7(B)は、波長選択素子における波長選択特性を示している。図7(B)は、横軸に波長を取って示し、縦軸に透過率を取って示している。
センシングデバイスは、Si層のパターニングにより、光導波路コア30に設けられた、偏波分離素子200、モード変換素子300、偏波変換素子400、第1〜第3の波長選択素子500−1〜500−3及び第1〜第3の受光素子700−1〜700−3を備えて構成される。
ここでは、波長選択素子として、第1〜第3の波長選択素子500−1〜500−3の3つの波長選択素子を備える例を説明するが、センシングデバイスが備える波長選択素子500の個数は、3に限定されない。センシングデバイスが、1つの波長選択素子500を備えて構成されてもよいし、2以上の任意好適な数の波長選択素子500を備えて構成されてもよい。また、センシングデバイスが、複数の波長選択素子500を備える場合、各波長選択素子500の波長特性が互いに異なっていてもよい。
第1〜第3の受光素子700−1〜3は、例えば、導波路型PDで構成することができる。センシングデバイスには、波長選択素子500と同じ数の受光素子700が設けられ、波長選択素子500と受光素子700とは、1対1で接続される。この構成例では、第1の波長選択素子500−1が備える出力導波路の一端と他端のそれぞれから出力されるTM0は、第1の波長選択素子500−1と1対1で接続された第1の受光素子700−1で検出される。同様に、第2及び第3の波長選択素子500−2及び500−3から出力されるTM0は、それぞれ、1対1で接続された、第2及び第3の受光素子700−2及び700−3で受光される。
偏波分離素子200、モード変換素子300、偏波変換素子400、第1〜第3の波長選択素子500−1〜500−3のそれぞれについては、図1〜5を参照して説明した光導波路回路の各構成要素と同様に構成することができるので重複する説明を省略する。
センシングデバイスでは、波長選択素子500の直上のクラッド21上に、検体900が実装される。従って、波長選択素子500を構成する光導波路コア31を伝搬するTM0のエバネッセント成分が検体に到達できる程度の厚さで、波長選択素子500の直上のクラッド21が構成される。
図7(B)を参照して、センシングデバイスにおける光センシングの原理を説明する。
先ず、初期状態として、センシングデバイスに入力される光を発生させる光源の出力波長λを、波長選択素子500が備えるリング共振器の共振ピーク波長に合わせておく。図7(B)中、Iは、初期状態におけるリング共振器の透過率を示す。
次に、波長選択素子500の直上に検体900を実装すると、リング共振器を伝搬する光の実効屈折率(等価屈折率)が変化する。透過屈折率の変化に伴い、共振ピーク波長のシフト、すなわち、透過率のシフトが生じる(図7(B)中、IIで示す)。この結果、光源波長λと共振ピーク波長との不一致から、リング共振器デバイスの出力パワーが減衰する。
従って、波長選択素子500からの出力強度の変動量と、リング共振器が感知する屈折率の変動量の関係から屈折率の変化量を推測することが可能となる。検体900は特有の屈折率をもつため、検体900に含まれる検知物質の特定や濃度などを知ることが出来る。
なお、センシングデバイスが、複数の波長選択素子500を備える場合、複数の検体900を同時に測定することができる。複数の検体900を同時に測定する際、各検体900は、物理的にアイソレーションされている必要がある。このため、波長選択素子500に対応する部分のクラッド21をエッチングなどにより掘り込み、波長選択素子500間の部分よりも薄く構成されるのが良い。
以上説明したように、このセンシングデバイスによれば、センシングデバイスに入力される入力光の偏波状態によらず、波長選択素子を、エバネッセント成分の大きなTM0が伝搬する。これにより、検体に対する検知感度を向上させたセンシングデバイスを実現できる。
10 支持基板
20、21 クラッド
30 光導波路コア
200 偏波分離素子
300 モード変換素子
310 結合領域
320 メイン導波路
340 サブ導波路
400 偏波変換素子
410 リブ導波路
420 リブ領域
440 スラブ領域
500 波長選択素子
510 バス導波路
520 トレース導波路
530 出力導波路
540 第1結合領域
550 第2結合領域
700 受光素子

Claims (12)

  1. 支持基板と、
    前記支持基板上に形成されるクラッドと、
    前記クラッド中に埋設され、前記支持基板の上面に平行に設けられる、光導波路コアとを備え、
    前記光導波路コアは、偏波分離素子、モード変換素子、偏波変換素子及び波長選択素子を備え、
    前記偏波分離素子は、前記光導波路コアに導入される光を、互いに直交するTM(Transverse Magnetic)偏波の基本モード光と、TE(Transverse Electric)偏波の基本モード光とに2分岐し、前記TM偏波の基本モード光を第1経路に出力し、前記TE偏波の基本モード光を第2経路に出力し、
    前記モード変換素子は、前記第2経路に設けられ、前記偏波分離素子から出力された前記TE偏波の基本モード光を、TE偏波の高次モード光に変換し、
    前記偏波変換素子は、前記第2経路に設けられ、前記モード変換素子で変換された、前記TE偏波の高次モード光を、TM偏波の基本モード光に変換し、
    前記波長選択素子は、前記第1経路及び前記第2経路に接続され、前記第1経路及び前記第2経路を経てそれぞれ導入されるTM偏波の基本モード光から所定波長の光を選択して出力する
    ことを特徴とする光導波路回路。
  2. 前記モード変換素子は、メイン導波路とサブ導波路とで構成される非対称方向性結合器である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光導波路回路。
  3. 前記偏波変換素子は、リブ導波路である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光導波路回路。
  4. 前記波長選択素子は、
    一端が前記第1経路に接続され、他端が前記第2経路に接続されているバス導波路と、
    前記バス導波路を伝搬する光が、第1結合領域において結合するリング状のトレース導波路と、
    前記リング状のトレース導波路を周回する光が第2結合領域において結合し、伝搬する光を両端から出力する出力導波路と
    を備えて構成されるリング共振器である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光導波路回路。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の光導波路回路と、
    前記光導波路回路から出力される所定波長の光を受光する受光素子と
    を備えることを特徴とするセンシングデバイス。
  6. 前記波長選択素子は、
    一端が前記第1経路に接続され、他端が前記第2経路に接続されているバス導波路と、
    前記バス導波路を伝搬する光が、第1結合領域において結合するリング状のトレース導波路と、
    前記リング状のトレース導波路を周回する光が第2結合領域において結合し、伝搬する光を両端から出力する出力導波路と
    を備えて構成されるリング共振器である
    ことを特徴とする請求項5に記載のセンシングデバイス。
  7. 前記波長選択素子の直上のクラッドが、波長選択素子を伝搬するTM偏波の基本モード光のエバネッセント成分が前記波長選択素子の直上のクラッド上に実装される検体に到達できる厚さで形成されている
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載のセンシングデバイス。
  8. 前記波長選択素子及び前記受光素子が複数設けられ、複数の前記波長選択素子と、複数の前記受光素子とが、1対1で接続されている
    ことを特徴とする請求項5に記載のセンシングデバイス。
  9. 複数の前記波長選択素子は、それぞれ、
    バス導波路と、
    前記バス導波路を伝搬する光が、第1結合領域において結合するリング状のトレース導波路と、
    前記リング状のトレース導波路を周回する光が第2結合領域において結合し、伝搬する光を両端から出力する出力導波路と
    を備えて構成されるリング共振器であり、
    第1の波長選択素子が備える前記バス導波路の一端が前記第1経路に接続され、
    第n(nは2以上の整数)の波長選択素子が備える前記バス導波路の他端が前記第2経路に接続され、
    第k(kは1以上n−1以下の整数)の波長選択素子が備える前記バス導波路の他端が、第k+1の波長選択素子が備える前記バス導波路の一端に接続される
    ことを特徴とする請求項8に記載のセンシングデバイス。
  10. 複数の前記波長選択素子が、互いに共振波長の異なるリング共振器である
    ことを特徴とする請求項9に記載のセンシングデバイス。
  11. 複数の前記波長選択素子の直上のクラッドが、前記波長選択素子を伝搬するTM偏波の基本モード光のエバネッセント成分が前記波長選択素子の直上のクラッド上に実装される検体に到達できる厚さで形成されている。
    ことを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載のセンシングデバイス。
  12. 隣接する前記波長選択素子間のクラッドが、前記波長選択素子の直上のクラッドよりも厚く形成されている
    ことを特徴とする請求項11に記載のセンシングデバイス。
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