JP2021156003A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーシング内の水漏れによる不具合の心配なく安心して長く使用して頂けながら、今までにない低床のデザイン等、顧客のニーズにマッチしたデザイン性の高い衛生洗浄装置の提供を可能とするものである。ことを目的とする。【解決手段】制御手段は、吐水手段を制御する第1制御手段と、第2制御手段と第2制御手段の下面は、第1制御手段の下面より高い位置に取り付けられ、第2制御手段は、人体を検知する人体検知手段からの信号処理を行う。【選択図】図4

Description

本発明は、人体の局部を洗浄するための洗浄水を吐出する衛生洗浄装置に関する。
洋式腰掛便器等の便器に搭載されて人体の局部を洗浄するための洗浄水を吐出する衛生洗浄装置は、筐体をなすケーシング内に複数の機能手段として各種の装置・機器を内蔵した装置本体部を有する。装置本体部のケーシングには、便器に対して設けられる便座および便蓋が回動可能に支持されている。
装置本体部のケーシングとして、ケーシングの底部をなすケースプレートと、ケースプレートを上側から覆うケースカバーとを有する構成のものがある。ケースプレートおよびケースカバーにより、各種の装置・機器が配設されるケーシングの内部空間が形成される。
従来、ケーシングに対する装置・機器の配置構成として、次のような構成が用いられている。すなわち、便座および便蓋のそれぞれを開閉させる電動開閉装置、使用者の存在を検知する人体検知手段、局部洗浄水を供給するノズルをはじめとした洗浄水供給手段等及びこれらの装置・機器を駆動する制御回路を実装した制御手段がケーシングの内部空間に設けられている。そして、これらのケーシングに内蔵される各種の装置・機器については、その一部がケースカバー側に設けられ、その他がケースプレート側に設けられる。
ケーシングに内蔵される装置・機器の構成として、例えば、特許文献1に開示されているように、洗浄水供給手段がケースプレート側に取り付けられ、制御手段がケースカバー側に取り付けられたものがある。
特開2018−127849
近年では、衛生洗浄装置の機能が増えているために制御手段には大きい容量が求められており、結果として制御手段が大型化してしまう傾向にある。これにより、特許文献1のように内部空間の上方であるケースカバー側に取り付ける構成であると、ケーシングの大型化・高床化を招き、デザイン性を向上していく上で支障がある。
この課題を解決するために、ケースカバー側よりも比較的空間広さがあるケースプレート側に制御手段を取り付けることで、ケーシングの小型化を図る構成が挙げられる。しかしながら、ケースプレート側には洗浄水供給手段が設けられており、漏水するなどして内部空間の下方にある制御手段が水没し、衛生洗浄装置の不具合・誤作動が起きる可能性が高まるという新たな課題が生まれてしまう。
以上のように、従来の衛生洗浄装置の構成によれば、衛生洗浄装置の不具合リスクの低減とケーシングの小型化・低床化によるデザイン性の向上の両立は困難であった。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、衛生洗浄装置の不具合リスクの低減とケーシングの小型化・低床化によるデザイン性の向上とを両立し、ケーシング内の水漏れによる不具合の心配なく安心して長く使用して頂けながら、今までにない低床のデザイン等、顧客のニーズにマッチしたデザイン性の高い衛生洗浄装置の提供を可能とするものである。
本発明の一態様に係る衛生洗浄装置は、人体の局部を洗浄するための洗浄水を吐出する吐水手段を備えた衛生洗浄装置において、ケーシング内部に空間が形成された装置本体と、前記装置本体の空間内には、前記吐水手段の少なくとも洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、制御手段が配置され、前記制御手段は、前記吐水手段を制御する第1制御手段と、第2制御手段とから構成され、前記第2制御手段の下面は、前記第1制御手段の下面より高い位置に取り付けられ、前記第2制御手段は、人体を検知する人体検知手段からの信号処理を行う。
この構成によれば、制御手段を第1制御手段と第2制御手段に分けることで、ケーシング内部空間における配置の自由度が上がり、ケーシングを小型化・低床化でき、デザイン性を向上することができる。さらに、第2制御手段を第1制御手段の上方に配置することにより第1制御手段が被水しても第2制御手段は被水する可能性が低い。さらに第2制御手段が人体検知手段をコントロールすることによる、第1制御手段が被水して不具合・誤作動を起こした際、少なくとも人体を検知することが可能になるので不具合リスクが低減される効果を奏する。したがって、ケーシング内の水漏れによる不具合の心配なく安心して長く使用して頂けながら、今までにない低床のデザイン等、顧客のニーズにマッチしたデザイン性の高い衛生洗浄装置の提供を可能とする。
本発明の一態様に係る衛生洗浄装置は、前記第2制御手段はさらに便蓋開閉手段の制御を行う。
この構成によれば、第1制御手段が被水して不具合・誤作動を起こした際、被水しない第2制御手段によって少なくとも人体を検知して便蓋をあけることが可能になる。第2制御手段によって人体検知手段及び便蓋開閉手段がコントロールされていない場合では奏することができない、使用者は一先ず大便器を使用できるという効果を奏する。したがって、ケーシング内の水漏れによる不具合の心配なく安心して長く使用して頂けながら、今までにない低床のデザイン等、顧客のニーズにマッチしたデザイン性の高い衛生洗浄装置の提供を可能とする。
本発明の一態様に係る衛生洗浄装置において、好ましくは、前記ケーシング内部は下方より上方の容積が小さい空間が形成されており、前記第2制御手段は前記第1制御手段より容量が小さい。
この構成によれば、ケーシング内部空間の容積が小さい上方に容量が小さい小型の第2制御手段を取り付け、第2制御手段が取り付けられている上方よりも比較的空間長さがある下方に第1制御手段を置くため、大きい第1制御手段をケーシング上方に取り付けられる空間を設けるよりも衛生洗浄装置の小型化・低床化を図ることができる。したがって、ケーシング内の水漏れによる不具合の心配なく安心して長く使用して頂けながら、今までにない低床のデザイン等、顧客のニーズにマッチしたデザイン性の高い衛生洗浄装置の提供を可能とする。
本発明の一態様に係る衛生洗浄装置において、好ましくは、前記ケーシングはケースカバーとケースプレートからなり、前記ケースカバーの上面の前方の高さは後方より低く、前記便蓋は前記ケーシングの前方に被るように取り付けられ、前記ケースプレートの下面は前記ケーシング内に発生した水を前記ケーシング前方に流すため後方から前方にかけて低くなる斜面であり、前記第1制御手段及び前記第2制御手段は共に前記ケーシング後方に取り付けられている。
この構成によれば、衛生洗浄装置において最適な小型化を実現できる。さらにケースプレートに溜まった漏水や結露により発生した水がケーシング前方に流れるので、ケーシング後方に取り付けられている制御手段は被水する可能性がより小さくなる。したがって、ケーシング内の水漏れによる不具合の心配なく安心して長く使用して頂けながら、今までにない低床のデザイン等、顧客のニーズにマッチしたデザイン性の高い衛生洗浄装置の提供を可能とする。
本発明の一態様に係る衛生洗浄装置において、好ましくは、前記第1制御手段は前記ケースプレートに取り付けられ、前記第2制御手段は前記ケースカバーに取り付けられる。
この構成によれば、洗浄水供給手段から漏水した際、ケースプレートに溜まった水がケースカバーとケースプレートの間から排水されるので、ケースカバーに水が浸入する可能性が低くなる。ケースプレートに第2制御手段が取り付けられるよりも、第2制御手段が被水する可能性がさらに低減される。したがって、ケーシング内の水漏れによる不具合の心配なく安心して長く使用して頂けながら、今までにない低床のデザイン等、顧客のニーズにマッチしたデザイン性の高い衛生洗浄装置の提供を可能とする。
本発明の一態様に係る衛生洗浄装置において、好ましくは、前記人体検知手段と前記便蓋開閉手段は前記第2制御手段を介して前記第1制御手段に接続され、前記第1制御手段と前記第2制御手段を接続する接続線は前記ケースカバーと前記ケースプレートが組み合わさった状態でたわむ長さである。
この構成によれば、ケースカバーに取り付けられた機能手段とケースプレートに取り付けられた制御手段を接続する接続線は、ケースカバーとケースプレートが組み合わされていないときにも接続状態を保つことが可能なようにある程度長さを持たせる必要があるが、接続線の本数が増えると組み合わせる際に接続線がかさばるため、ケーシングの大型化につながる懸念がある。この構成によれば、ケースカバーに取り付けられた機能は同じくケースカバーに取り付けられた第2制御手段を介して、第2制御手段から延びる接続線によってケースプレートに取り付けられた第1制御手段に接続されるため、接続線の本数を低減することができる。さらに、第2制御手段から第1制御手段に延びる接続線はたわむことにより、ケーシングに振動が加えられるなどして発生した水が跳ねて接続線に付着した際、接続線に沿ってたわみに水が集まって落ちるため、制御手段に水が向かうことを抑制できる。したがって、ケーシング内の水漏れによる不具合の心配なく安心して長く使用して頂けながら、今までにない低床のデザイン等、顧客のニーズにマッチしたデザイン性の高い衛生洗浄装置の提供を可能とする。
本発明の一態様に係る衛生洗浄装置において、好ましくは、第2制御手段は、第1制御手段の異常時に人体検知以外の第3制御を実行する。
この構成によれば、第1制御手段の異常時に人体検知以外の第3制御を第2制御手段が実行するので、第1制御手段の異常時に使用者がより第1制御手段の異常なし時に近い状態で使用できる。したがって、ケーシング内の水漏れによる不具合の心配なく安心して長く使用して頂けながら、今までにない低床のデザイン等、顧客のニーズにマッチしたデザイン性の高い衛生洗浄装置の提供を可能とする。
本発明の技術によれば、ケーシング内の水漏れによる不具合の心配なく安心して長く使用して頂けながら、今までにない低床のデザイン等、顧客のニーズにマッチしたデザイン性の高い衛生洗浄装置の提供を可能とするものである。
本発明の一実施形態に係る衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る衛生洗浄装置の内部構造を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る衛生洗浄装置における制御システム図である。 本発明の一実施形態に係る衛生洗浄装置の図1におけるA−A´側部断面図である。 本発明の一実施形態に係る第2制御手段の検査手順の一例を示すフロー図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、衛生洗浄装置が、トイレ装置において洋式腰掛便器の上に設置された構成を例にとって説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るトイレ装置1は、人体(使用者)の局部を洗浄するための洗浄水を吐出する衛生洗浄装置2と、洋式腰掛便器である便器3とを備える。衛生洗浄装置2は、トイレ装置1において、便器3の上に設置された状態で設けられている。衛生洗浄装置2は、便器3に対して着脱可能に取り付けられた構成であってもよく、便器3と一体的に設けられた構成であってもよい。
便器3は、上側を開放側とした凹状のボウル部3aを有する。便器3は、ボウル部3aにおいてトイレ装置1の使用者の尿や便などの排泄物を受ける。
衛生洗浄装置2は、筐体をなすケーシング5内に複数の機能手段としての各種の装置・機器を有する装置本体部4と、装置本体部4のケーシング5に対して回動可能に支持された便座6および便蓋7とを備える。衛生洗浄装置2は、便器3に対して、装置本体部4をボウル部3aの後方の上側に位置させ、便座6および便蓋7の回動動作によってボウル部3aの上側の開放部を開閉するように設けられる。
近年衛生洗浄装置2の機能が増えたうえ、ケーシング5の低床化等によるデザイン性の高い衛生洗浄装置2が顧客から求められているため、ケーシング5を小型化・低床化しようと複数の機能手段がケーシング5の内部空間に隙間なく配置されている。(図2参照)
ここで、本実施形態に係る衛生洗浄装置2の装置本体部4におけるケーシング5の内の装置の配置構成について、図3を用いて説明する。図3に示すように、ケーシング5は平面視で左右方向を長手方向とする略矩形状を有する。
ケーシング5は、ケーシング5の底部をなす下ケース部材としてのケースプレート5aと、ケースプレート5aを上側から覆い、ケースプレート5aとともにケーシング5の内部空間を形成する上ケース部材としてのケースカバー5bとを有する。ケースプレート5aおよびケースカバー5bそれぞれに対し、ケーシング5に内蔵される報知部65、着座検知センサ13、便座サーミスタ16、人体検知センサ12、便蓋開閉用モータ5151、便蓋開閉用モータ5252を含む各種の装置・機器が設置されており、それらを制御する制御手段が設けられている。
制御手段は第1制御手段と第2制御手段からなる。第1制御手段である第1マイコン10は、各種演算処理や制御を実行する演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)、RAM(random access memory)やROM(read only memory)等の記憶装置、データ入出力用の入出力インターフェイス等の入出力装置(入出力回路)、クロック回路等の周辺回路等をバス等により接続させるとともに基板10aに実装した構成を備えたものであり、必要に応じてカバーなどの保護部を有する。衛生洗浄装置2におけるメインの制御手段として機能する。第1マイコン10のCPUは、ROM等に記憶された各種のプログラムに従って演算処理を行う。第1マイコン10は、洗浄水供給手段14やノズルユニット15等の各部の動作を制御する。
第2制御手段である第2マイコン20は、各種演算処理や制御を実行する演算処理装置としてのCPU、RAMやROM等の記憶装置、データ入出力用の入出力インターフェイス等の入出力装置(入出力回路)、クロック回路等の周辺回路等をバス等により接続させるとともに基板20aに実装した構成を備えたものであり、必要に応じてカバーなどの保護部を有する。衛生洗浄装置2におけるサブの制御手段として機能する。第2マイコン20のCPUは、ROM等に記憶された各種のプログラムに従って演算処理を行う。第2マイコン20は、電気や信号を送るための接続線であるワイヤハーネス30により第1マイコン10に接続されている。(図4参照)第2マイコン20は、人体検知センサ12等からの検出信号の入力を受け、これらの入力信号に基づいて便蓋開閉用モータ51、便蓋開閉用モータ52を含む各部の動作を制御する。
以上のように、ケーシング5内に複数の機能手段としての各種の装置・機器を内蔵した装置本体部4を備えた衛生洗浄装置2は、制御手段として、第1マイコン10および第2マイコン20を備える。そして、衛生洗浄装置2は、これらの制御手段による制御構成、およびケーシング5に対する装置・機器の配置構成として、ケーシング5を構成するケースプレート5aおよびケースカバー5bの各ケース部材に対して制御手段を配置するとともに、各ケース部材に対して配設した装置・機器を、そのケース部材に配置した制御手段により独立して制御可能な構成を備えている。
すなわち、衛生洗浄装置2において、ケースプレート5aには、装置本体部4がケーシング5内に有する複数の機能手段の一部である第1機能手段群と、第1機能手段群の各機能手段を制御する第1マイコン10とが設けられている。また、上ケース部材であるケースカバー5bには、ケーシング5内に有する複数の機能手段のうち第1機能手段群以外の機能手段の少なくとも一部である第2機能手段群と、第2マイコン20とが設けられている。第2マイコン20は、ワイヤハーネス30によって第1マイコン10と接続される一方、独立して第2機能手段群の各機能手段の制御が可能な制御手段である。
装置本体部4は、第1マイコン10および第2マイコン20に電力を供給する電源部としての電源基板45を備えている。電源基板45は、ケースプレート5aに設けられている。
電源基板45は、例えば、AC/DCコンバータ、DC/DCコンバータ等の電源回路、マイコン、リレー等を有し、差込みプラグを介して商用の交流電源あるいはバッテリ等の電源に接続されるとともに、第1マイコン10に接続されている。電源基板45は、電源から供給された交流電流を直流電流に変換してから電圧の変換や安定化を行い、第1マイコン10に供給する。電源基板45は、例えば、交流から変換した直流の電圧を24Vから5Vに変換して第1マイコン10に供給する。第1マイコン10の基板10aは、DC(direct current)基板であり、電圧の変換や安定化を行うためのDC/DCコンバータ等を有する。電源基板45から供給される電力は、第1マイコン10に供給され、第1マイコン10からワイヤハーネス30を介して第2マイコン20に供給される。
人体検知センサ12は、装置本体部4に近付いた人体を検知するものであり、トイレ装置1が設置されたトイレルーム内に入室した使用者を検知するセンサである。つまり、人体検知センサ12は、トイレルーム内に入室して便器3に近付き便器3の前方に存在する使用者を検知する。人体検知センサ12は、例えば、赤外線信号を利用した焦電センサや、マイクロ波を用いたマイクロ波ドップラセンサ等の電波センサである。人体検知センサ12は、第2マイコン20に接続されており、検知信号を第2マイコン20に対して出力する。
衛生洗浄装置2は、ケーシング5内に設けられる構成として、装置本体部4に対して設けられた便座6および便蓋7を駆動させる電動駆動部としての電動開閉ユニット50を備える。
衛生洗浄装置2は、電動開閉ユニット50として、便座6を回動させて開閉させるための便座用電動開閉ユニット50Aと、便蓋7を回動させて開閉させるための便蓋用電動開閉ユニット50Bとを有する。便座用電動開閉ユニット50Aおよび便蓋用電動開閉ユニット50Bは、ケーシング5内において、右側の側面近傍に設けられており、それぞれ便座6または便蓋7を回動させるように軸支している。便座6および便蓋7は、トイレ装置1の人体検知センサ12のセンサ出力等に応じて、便座用電動開閉ユニット50Aおよび便蓋用電動開閉ユニット50Bが駆動し、電動開閉ユニット50により開閉動作する。
洗浄水供給手段14は、水道や貯水タンク等の所定の給水源9からの給水を受け、供給された洗浄水(水)を、ノズル31へと供給する。洗浄水供給手段14は、給水源(図示略)と接続された給水管により給水を受ける。洗浄水供給手段14は、給水管が接続された給水管接続部(図示略)と、ノズルユニット15と、バルブユニット21と、熱交換器ユニット22と、電解槽23とを有する。給水管の出口は左後ろに設けられており、ケーシング5の内部空間における洗浄水供給手段14の占めるスペースを少なくするために洗浄水供給手段14はケーシング5の左側に取り付けられる。
洗浄水供給手段14はケーシング5のケースプレート5aに対する一体的な取付体として構成されている。ノズル31は、その長手方向の一側(前端側)に、洗浄水を吐出する複数の吐水孔36を有する。これらの吐水孔36は、ノズル31の先端部の上側に設けられている。吐水孔36に供給された洗浄水は、吐水孔36から上方へ向けて吐出され、便座6に着座した状態の使用者の局部洗浄に用いられる。
衛生洗浄装置2は、ケーシング5内に設けられる構成として、風系ユニットとしての温風乾燥ユニット41および脱臭ユニット42を備える。
ケースプレート5a上におけるノズルユニット15の右側のスペースには、温風乾燥ユニット41および脱臭ユニット42が配設されている。温風乾燥ユニット41は、ノズルユニット15の右側近傍の位置にて、ケースプレート5a上の前後方向の略全体にわたって延設されている。温風乾燥ユニット41の右側に、脱臭ユニット42が設けられている。
脱臭ユニット42を含む風系ユニットはケーシング5の内部空間におけるケースプレート5a側の右側に、洗浄水供給手段14を含む水系ユニットはケースプレート5a側の左側に配置されている。対して、第1マイコン10は水系ユニットがある左側に、第2マイコン20は風系ユニットがある右側に配置されている。この構成によれば、第2マイコン20が水系ユニットから離れているため被水する可能性が低くなる。
ここで、本実施形態に係る衛生洗浄装置2の装置本体部4におけるケーシング5の内の第1マイコン10と第2マイコン20の配置構成について、図4を用いて説明する。図4は理解を促すための概略図であり、実際には図2に示すように複数の機能手段が隙間なく配置されている。図4において、ケーシング5の最下面と最高面の距離を分けた距離cと距離dは均等であり、距離cの範囲にかかるケーシング5の内部空間を上方、距離dの範囲にかかるケーシング5の内部空間を下方とする。さらに図2において、ケーシング5の最前面と最後面の距離を分けた距離aと距離bは均等であり、距離aの範囲にかかるケーシング5の内部空間を後方、距離bの範囲にかかるケーシング5の内部空間を前方とする。
図4に示すように、第2マイコン20の下面20bは、第1マイコン10の下面10bより高い位置に取り付けられている。マイコンにカバーなどの保護部が付けられているときは、カバーを含めた時の最下面を下面とする。この構成によれば、制御手段を第1マイコン10と第2マイコン20に分けることで、ケーシング5の内部空間における配置の自由度が上がり、ケーシング5を小型化・低床化でき、デザイン性を向上することができる。さらに、第2マイコン20を第1マイコン10の上方に配置することにより第1マイコン10が被水しても第2マイコン20は被水する可能性が低い。さらに第2マイコン20が人体検知セン12をコントロールすることにより、第1マイコン10が被水して不具合・誤作動を起こした際、少なくとも人体を検知することが可能になるので不具合リスクが低減される効果を奏する。
さらに前述したとおり、第2マイコン20はさらに便蓋7の開閉の制御を行っているため、第1マイコン10が被水して不具合・誤作動を起こした際、被水しない第2マイコン20によって少なくとも人体を検知して便蓋7をあけることが可能になる。第2マイコン20によって人体検知センサ12及び便蓋7の開閉がコントロールされていない場合では奏することができない、使用者は一先ず大便器を使用できるという効果を奏する。
ケーシング5内部は下方より上方の容積が小さい空間が形成されており、第2マイコン20は第1マイコン10より容量が小さい。容量はすなわちマイコンの持つPINの数であり、PINの数が多いほど大きいとしている。ケーシング5の内部空間の容積が小さい上方に容量が小さい小型の第2マイコン20を取り付け、第2マイコン20が取り付けられている上方よりも比較的空間長さがある下方に第1マイコン10を置くため、大きい第1マイコン10をケーシング5上方に取り付けられる空間を設けるよりも衛生洗浄装置2の小型化・低床化を図ることができる。
ケーシング5はケースカバー5bとケースプレート5aからなり、ケースカバー5bの上面の前方の高さは後方より低く、便蓋7はケーシング5の前方に被るように取り付けられ、ケースプレート5aの下面はケーシング5内に発生した水をケーシング5前方に流すため後方から前方にかけて低くなる斜面であり、第1マイコン10及び第2マイコン20は共にケーシング5後方に取り付けられている。この構成によれば、衛生洗浄装置2において最適な小型化を実現できる。さらにケースプレート5aに溜まった漏水や結露により発生した水がケーシング5前方に流れるので、ケーシング5後方に取り付けられている制御手段は被水する可能性がより小さくなる。
第1マイコン10はケースプレート5aに取り付けられ、第2マイコン20はケースカバー5bに取り付けられる。この構成によれば、洗浄水供給手段14から漏水した際、ケースプレート5aに溜まった水がケースカバー5bとケースプレート5aの間から排水されるので、ケースカバー5bに水が浸入する可能性が低くなる。ケースプレート5aに第2マイコン20が取り付けられるよりも、第2マイコン20が被水する可能性がさらに低減される。
人体検知センサ12や便蓋開閉手段用モータ52は第2マイコン20を介して第1マイコン10に接続され、第1マイコン10と第2マイコン20を接続するワイヤハーネス30はケースカバー5bとケースプレート5aが組み合わさった状態でたわむ長さである。この構成によれば、ケースカバー5bに取り付けられた機能手段とケースプレート5aに取り付けられた制御手段を接続するワイヤハーネス30は、ケースカバー5bとケースプレート5aが組み合わされていないときにも接続状態を保つことが可能なようにある程度長さを持たせる必要があるが、ワイヤハーネス30の本数が増えると組み合わせる際にワイヤハーネス30がかさばるため、ケーシング5の大型化につながる懸念がある。この構成によれば、ケースカバー5bに取り付けられた機能はケースカバー5bに取り付けられた第2マイコン20を介して、第2マイコン20から延びるワイヤハーネス30によってケースプレート5aに取り付けられた第1マイコン10に接続されるため、ワイヤハーネス30の本数を低減することができる。さらに、第2マイコン20から第1マイコン10に延びるワイヤハーネス30はたわむことにより、ケーシング5に振動が加えられるなどして発生した水が跳ねてワイヤハーネス30に付着した際、ワイヤハーネス30に沿ってたわみに水が集まって落ちるため、各制御手段に水が向かうことを抑制できる。
ケーシング5内部は下方より上方の容積が小さい空間が形成されており、第2マイコン20は第1マイコン10より容量が小さい。ケーシング5の内部空間の容積が小さい上方に容量が小さい小型の第2マイコン20を取り付け、第2マイコン20が取り付けられている上方よりも比較的空間長さがある下方に第1マイコン10を置くため、大きい第1マイコン10をケーシング5上方に取り付けられる空間を設けるよりも衛生洗浄装置2の小型化・低床化を図ることができる。
ここで、本発明の一実施形態に係る第2制御手段の検査手順の一例について、図5を用いて説明する。
第2制御手段である第2マイコン20は、第1マイコン10の異常時に人体検知以外の第3制御を実行する。第1マイコン10の異常時に通常時の制御(人体検知)以外の第3制御を第2マイコン20が実行するので、第1マイコン10の異常時に使用者がより第1マイコン10の異常なし時に近い状態で使用できる。
第3制御は例えばボウル部3aを流水で洗浄する便洗機能である。この構成によれば、第1マイコン10の異常時でも使用者は便器を連続して使用することができる。
第2マイコン20が第1マイコン10の異常を判断する手段として、第2マイコン20に第1マイコン10の異常を検知する機能が備えられている。この構成によれば、異常検知のために新たな部品をケーシング5内に取り付ける必要がなくなり、小型化を図ることができる。また、第1マイコン10の異常を判断し、第2マイコン20に報告する第3手段(図示略)が設けられても良い。
1 トイレ装置
2 衛生洗浄装置
4 装置本体部
5 ケーシング
5a ケースプレート
5b ケースカバー
6 便座
7 便蓋
10 第1マイコン
12 人体検知センサ
13 着座検知センサ
20 第2マイコン
30 ワイヤハーネス

Claims (7)

  1. ケーシング内部に空間が形成された装置本体と、人体の局部を洗浄するための洗浄水を吐出する吐水手段と、を備えた衛生洗浄装置において、
    前記装置本体の空間内には、前記吐水手段の少なくとも洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、制御手段が配置され、
    前記制御手段は、前記吐水手段を制御する第1制御手段と、第2制御手段と、を有し
    前記第2制御手段の下面は、前記第1制御手段の下面より高い位置に取り付けられ、
    前記第2制御手段は、人体を検知する人体検知手段からの信号処理を行う
    ことを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 前記第2制御手段はさらに便蓋開閉手段の制御を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の衛生洗浄装置。
  3. 前記ケーシング内部は下方より上方の容積が小さい空間が形成されており、
    前記第2制御手段は前記第1制御手段より容量が小さい
    ことを特徴とする請求項2に記載の衛生洗浄装置。
  4. 前記ケーシングはケースカバーとケースプレートからなり、
    前記ケースカバーの上面の前方の高さは後方より低く、
    前記便蓋は閉じた状態で前記ケーシングの前方に被るように取り付けられ、
    前記ケースプレートの下面は後方から前方にかけて低くなる斜面を有し、
    前記第1制御手段及び前記第2制御手段は共に前記ケーシング後方に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載の衛生洗浄装置。
  5. 前記第1制御手段は前記ケースプレートに取り付けられ、
    前記第2制御手段は前記ケースカバーに取り付けられる
    ことを特徴とする請求項4に記載の衛生洗浄装置。
  6. 前記人体検知手段と前記便蓋開閉手段は前記第2制御手段を介して前記第1制御手段に接続され、
    前記第1制御手段と前記第2制御手段を接続する接続線は前記ケースカバーと前記ケースプレートが組み合わさった状態でたわむ長さである
    ことを特徴とする請求項5に記載の衛生洗浄装置。
  7. 第2制御手段は、第1制御手段の異常時に人体検知以外の第3制御を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の衛生洗浄装置。
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