JP2021154918A - 鞍乗り型車両の車体フレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量化を図ることが可能な鞍乗り型車両の車体フレームを提供する。【解決手段】ヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から後方に延びるメインフレーム16と、メインフレーム16の下方に位置するエンジン11と、後輪3をスイングアーム13を介して支持するセンターフレーム18とを備える自動二輪車1の車体フレーム10において、メインフレーム16とセンターフレーム18とは、別体に構成されて前後方向に離間され、シート14を支持するサブフレーム17は、メインフレーム16から後方に延びている。【選択図】図1

Description

本発明は、鞍乗り型車両の車体フレームに関する。
従来、ヘッドパイプの後方に位置するメインフレームが、後方に延びながら下方に向かい、上下方向に延びるセンターフレームに一体に接続されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2004−080787号
特許文献1では、メインフレームとセンターフレームとが一体の一つの部品であるため、部品点数が削減されるが、多くの材料を必要とするので、重量が増加する。
本発明の目的は、軽量化を図ることが可能な鞍乗り型車両の車体フレームを提供することにある。
鞍乗り型車両の車体フレームは、ヘッドパイプ(15)と、前記ヘッドパイプ(15)から後方に延びるメインフレーム(16)と、前記メインフレーム(16)の下方に位置するエンジン(11)と、後輪(3)をスイングアーム(13)を介して支持するセンターフレーム(18)とを備える車体フレームにおいて、前記メインフレーム(16)と前記センターフレーム(18)とは、別体に構成されて前後方向に離間され、シート(14)を支持するサブフレーム(17)は、前記メインフレーム(16)から後方に延びていることを特徴とする。
上記構成において、前記メインフレーム(16)は、前記エンジン(11)に備えるシリンダー部(27)が側方に露出した状態で前記エンジン(11)のクランクケース(26)の前部及び後部を支持しても良い。
また、上記構成において、前記メインフレーム(16)は、鋳造製であり、内側にエアクリーナ(62)が配置されていても良い。
また、上記構成において、前記サブフレーム(17)は、カーボン樹脂製であり、内側に燃料タンク(111)が配置されていても良い。
また、上記構成において、前記メインフレーム(16)と前記サブフレーム(17)とは、前後方向に締結されていても良い。
また、上記構成において、前記センターフレーム(18)は、前記エンジン(11)のクランクケース(26)に支持され、前記センターフレーム(18)の上方に前記サブフレーム(17)が配置されていても良い。
また、上記構成において、前記メインフレーム(16)と前記センターフレーム(18)とは、上下に離間していても良い。
また、上記構成において、前記メインフレーム(16)と前記サブフレーム(17)とは、複数の締結部(93、94、95)で締結され、複数の前記締結部(93、94、95)は、互いに車幅方向にオフセットしていても良い。
鞍乗り型車両の車体フレームは、メインフレームとセンターフレームとは、別体に構成されて前後方向に離間され、シートを支持するサブフレームは、メインフレームから後方に延びているので、メインフレームとセンターフレームが別体に構成されて前後方向に離間されているため、メインフレームとセンターフレームとの間に材料が不要となり、車体フレームの軽量化を図ることができる。
上記構成において、メインフレームは、エンジンに備えるシリンダー部が側方に露出した状態でエンジンのクランクケースの前部及び後部を支持するので、エンジンを前後に囲うようにメインフレームを配置するため、メインフレームでエンジンを支持しやすくなる。
また、上記構成において、メインフレームは、鋳造製であり、内側にエアクリーナが配置されているので、メインフレーム内の空間を有効利用でき、車体のコンパクト化を図ることができる。
また、上記構成において、サブフレームは、カーボン樹脂製であり、内側に燃料タンクが配置されているので、サブフレームの強度が高められるとともに、サブフレーム内の空間を有効活用できる。
また、上記構成において、メインフレームとサブフレームとは、前後方向に締結されているので、メインフレームとサブフレームとの締結部を、外部に露出しにくくでき、外観性を向上できる。
また、上記構成において、センターフレームは、エンジンのクランクケースに支持され、センターフレームの上方にサブフレームが配置されているので、センターフレームをクランクケースで強固に支持でき、また、センターフレームとサブフレームとの間に空間を形成できる。これにより、意匠性を向上でき、また、新規な印象を与えることができる。
また、上記構成において、メインフレームとセンターフレームとは、上下に離間しているので、メインフレームとセンターフレームとの間に空間を形成できる。これにより、意匠性を向上でき、また、新規な印象を与えることができる。
また、上記構成において、メインフレームとサブフレームとは、複数の締結部で締結され、複数の締結部は、互いに車幅方向にオフセットしているので、複数の締結部に上下方向の荷重を分散させることができる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 図1に示した車体前部上部の拡大図である。 車体前部上部を示す正面図である。 運転者から見た車体前部を示す斜視図である。 自動二輪車の要部を示す平面図である。 メインフレームを示す左側面図である。 メインフレーム及びサブフレームを示す背面図である。 車体フレーム及びエンジンを車幅方向中央で前後に縦に切断した断面図である。 メインフレーム及びサブフレームの前部を示す平面図である。 フロントカバーを示す正面図である。 車体前部上部の要部を示す平面図である。 自動二輪車の底面図である。 図12のアンダーカバーからボトムカバーを外した状態を示す底面図である。 車体下部の要部を示す左側面図である。 図4のXV−XV線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右及び上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10にパワーユニットとしてのエンジン11が支持され、前輪2を支持するフロントフォーク12が車体フレーム10の前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム13が車体フレーム10の後部に上下揺動可能に設けられる車両である。
自動二輪車1は、乗員がシート14に跨るようにして着座する鞍乗り型車両であり、シート14は、車体フレーム10の後部の上部に設けられる。
車体フレーム10は、その前端に設けられるヘッドパイプ15と、このヘッドパイプ15から後方に延びるメインフレーム16と、メインフレーム16の後部16aに接続されるサブフレーム17と、サブフレーム17の下方に配置される左右一対のセンターフレーム18とを備える。
サブフレーム17は、メインフレーム16の後部16aから自動二輪車1の後端側まで後方に延びる。
センターフレーム18は、メインフレーム16に対し直接接続されておらず、メインフレーム16に対し後下方に離間して配置される。即ち、メインフレーム16とセンターフレーム18とは、別体で且つ前後方向及び上下方向に離間している。
また、センターフレーム18は、サブフレーム17に対し直接接続されておらず、サブフレーム17に対し下方に離間して配置される。
サブフレーム17は、センターフレーム18に対し上方に離間した位置で、メインフレーム16の後部16aから後輪3の上方の位置まで延びる。シート14は、サブフレーム17の後部の上面に配置される。
サブフレーム17の下面17uは、前部から後部にかけて、後ろ上がり形状である。詳しくは、下面17uは、前部に位置する第一下端部17vから後方斜め上方に延びて前部上端部17wに至る。更に、下面17uは、前部上端部17wから下方斜め後方に延びて第二下端部17xに至り、更に、後方斜め上方にテールランプ36まで延びる。第二下端部17xから後方斜め上方に延びることで、後輪3が上下方向に揺動しても干渉しない位置関係となっている。
また、第一下端部17vは、第二下端部17xよりも下方に位置している。クランクケース26は、シリンダー部27の下端部から略水平に後方に延びている。そのため、第一下端部17vは、クランクケース26と上下方向で離間しており、その離間距離は、後方に向かうにつれて広がる傾向にある。
サブフレーム17の上面17yは、シート14が設置されるシート設置面17zが凹み状になっている。詳しくは、シート設置面17zは、前端部17z1及び後端部17z2が高く、前後方向中間部17z3が最も低くなる。
フロントフォーク12は、上記ヘッドパイプ15によって左右に操舵自在に支持される。
前輪2は、フロントフォーク12の下端部に車軸2aを介して支持される。操舵用のハンドル20は、フロントフォーク12の上端部に取付けられる。
エンジン11は、クランク軸25を支持するクランクケース26と、クランクケース26の前部から上方に延びるシリンダー部27とを備える。エンジン11は、前方に傾斜し、略鉛直方向を指向している。シリンダー部27は、クランクケース26に一体に設けられたシリンダーブロック100と、シリンダーブロック100に取付けられたシリンダーヘッド101と、シリンダーヘッド101の上部開口を覆うヘッドカバー102とからなる。クランクケース26の後部26aは、変速機(不図示)を収納する変速機ケース部である。エンジン11の出力は、スイングアーム13に沿って前後に延びる駆動力伝達部材24によって後輪3に伝達される。
メインフレーム16の下部は、クランクケース26の前部の上部及び後部の上部に接続されてエンジン11を支持する。
シリンダー部27は、メインフレーム16の左右の下部に設けられた左右一対の切欠き部16bから両側方に露出している。
切欠き部16bは、前後方向から一対の横向きV字形状でシリンダー部27を囲っている。
前エンジンハンガー部16fは、切欠き部16bの上端縁部16yから前方斜め下方に延び、ヘッドカバー102と側面視で水平方向に重なる位置から向きを変えて後方斜め下方に延び、エンジン支持部16mに至る。エンジン支持部16mは、シリンダーブロック100の前部100aに接続される。
後エンジンハンガー部16gは、切欠き部16bの上部縁部16yから後方に延び、クランク軸25と側面視で上下方向で重なる位置から下方に向きを変えて延び、エンジン支持部16nに至る。エンジン支持部16nは、シリンダーブロック100の後部100bに接続される。
エンジン支持部16mは、エンジン支持部16nよりも低い位置にある。エンジン支持部16nは、クランクケース26の上面26bと同程度の高さに位置している。
左右のセンターフレーム18は、クランクケース26の後部26aの外側方にそれぞれ配置され、後部26aに固定される。
自動二輪車1は、左右のセンターフレーム18を車幅方向に接続するピボット軸28を備える。スイングアーム13の前端部は、ピボット軸28に支持され、スイングアーム13は、ピボット軸28を中心に上下に揺動可能である。後輪3は、スイングアーム13の後端部に車軸3aを介して支持される。
リアサスペンション29は、クランクケース26の後部26aとスイングアーム13の前部との間に掛け渡される。
自動二輪車1は、フロントフォーク12の上部及び上記ヘッドパイプ15を前方側から覆うフロントカバー30と、フロントカバー30の下方で車体を側方から覆う左右一対のサイドカバー31と、左右のサイドカバー31の間を塞ぐように配置されたアンダーカバー32とを備える。
前輪2を上方から覆うフロントフェンダー33は、フロントフォーク12に支持される。
車両の速度、エンジン11の回転数等を表示する、即ち車両の状態を出力するメーター34は、フロントカバー30の後方且つハンドル20の前方に配置される。
左右一対のミラー装置35は、フロントカバー30に取付けられる。
テールランプ36は、サブフレーム17の後端部に設けられる。
一側(左側)のサイドカバー31とアンダーカバー32との合わせ部には、サイドスタンド38が配置されている。
図2は、図1に示した車体前部上部の拡大図である。
フロントカバー30は、不透明となるように着色されたカバー部30aと、カバー部30aと一体で透明なスクリーン部30bとを備える。
ハンドル20には、油圧式のクラッチレバー41が設けられ、クラッチレバー41は、クラッチ操作部40の一部を構成する。
クラッチ操作部40は、クラッチレバー41と、クラッチレバー41の操作により作動するマスターシリンダー42と、マスターシリンダー42にクラッチフルードを供給するリザーバタンク43とを備える。リザーバタンク43は、マスターシリンダー42と一体に形成され、ハンドル20に取付けられる。
メーター34は、ヘッドパイプ15側又はメインフレーム16側に取付けられたメーターステー45によって支持されている。
図3は、車体前部上部を示す正面図である。
フロントカバー30のスクリーン部30bは、下方及び上方にそれぞれ末広がりに延びる下スクリーン部30c及び上スクリーン部30dからなり、下スクリーン部30cと上スクリーン部30dとの接続部30eは、括れている。
下スクリーン部30cは三角形状、上スクリーン部30dは扇形状を成し、上スクリーン部30dの後方には、メーター34が配置されている。
フロントカバー30のカバー部30aの上部であって上スクリーン部30dの両側方には、左右一対のミラー装置35が取付けられている。
ミラー装置35は、乗員が後方の状況を確認するためのバックミラーであり、フロントカバー30から車幅方向外方斜め上方に延びるミラーステー47と、ミラーステー47に支持されるミラー本体48とを備える。ミラー本体48は、ミラーステー47に対してスライド可能に設けられる。
図4は、運転者から見た車体前部を示す斜視図である。
フロントフォーク12は、前輪2(図1参照)を支持する左右一対の緩衝器であるフォークチューブ12aと、左右のフォークチューブ12aの上部を連結するトップブリッジ12b及びボトムブリッジ12cとを備える。
スクリーン部30bとトップブリッジ12bとの間にはメーター34が配置されている。メーター34は、一側(左側)に設けられたアナログ表示する出力計としてのタコメーター50Aと、タコメーター50Aに隣接して他側(右側)に設けられた車速等をデジタル表示する液晶部50Bとから構成される。
ハンドル20の左右には、スイッチボックス51L,51R、クラッチ操作部40及びブレーキ操作部53、左右一対の締結部55が設けられている。
クラッチ操作部40及びブレーキ操作部53は、左右のスイッチボックス51L,51Rのそれぞれの近傍に配置されている。左右一対の締結部55は、それぞれクラッチ操作部40及びブレーキ操作部53をハンドル20に締結する。
クラッチ操作部40は、クラッチレバー41、クラッチ用のマスターシリンダー42(図2参照)、リザーバタンク43を備え、マスターシリンダー42、リザーバタンク43及び締結部55は、一体に設けられている。
ブレーキ操作部53は、ブレーキレバー56、ブレーキ用のマスターシリンダー57(図10参照)、リザーバタンク58を備え、マスターシリンダー57、リザーバタンク58及び締結部55は、一体に設けられている。
マスターシリンダー57は、ブレーキレバー56の操作により作動する。リザーバタンク58は、マスターシリンダー57にブレーキフルードを供給する。
クラッチ用のマスターシリンダー42及びリザーバタンク43と、ブレーキ用のマスターシリンダー57及びリザーバタンク58とは、前輪2(図1参照)が直進方向に向いている状態では、フロントカバー30の上部30fにおいて最も車幅方向外側に位置する左右の最外側端30gよりも車幅方向外側に配置されている。
図5は、自動二輪車1の要部を示す平面図である。
メインフレーム16の前部は、平面視でヘッドパイプ15(図4参照)から左右に広がりつつ後方に延び、メインフレーム16の後部にサブフレーム17の前部が上方から重なっている。
サブフレーム17は、前端部17aがヘッドパイプ15の後方近傍に配置され、前端部17aから後方に延びている。サブフレーム17は、左右のセンターフレーム18の間に括れ部17bを有し、括れ部17bにシート14の前端部14aが配置されている。
サブフレーム17は、前端部17aから後方に向かうにつれて次第に車幅方向に広がるように延びる左右一対の前縁部17cを備える。
メインフレーム16及びサブフレーム17は、それぞれ内部に空洞が設けられ、これらの空洞でエアクリーナ62が形成されている。左右の前縁部17cの下方のメインフレーム16の上面16cには、左右一対の窪み部16dが形成され、左右の窪み部16dとサブフレーム17の左右の前縁部17cとは、エアクリーナ62の吸気口62aを形成している。
図6は、メインフレーム16を示す左側面図、図7は、メインフレーム16及びサブフレーム17を示す背面図である。なお、図7では、形状の理解を容易にするため、サブフレーム17の輪郭を太線で示している。
図6に示すように、メインフレーム16は、ヘッドパイプ15から後方に延びる主体部16eと、主体部16eの前側下部から下方斜め後方に延びる左右一対の前エンジンハンガー部16fと、主体部16eの後側下部から下方に延びる左右一対の後エンジンハンガー部16gとを備える。
主体部16eは、車載品を収納する中空部16hと、サブフレーム17とで形成されるエアクリーナ62のエアクリーナエレメント91(図7参照)が配置されるエレメントスペース16jとを備える。
左右の前エンジンハンガー部16f及び左右の後エンジンハンガー部16gは、エンジン11(図1参照)を支持する部分であり、それぞれの下端部に設けられた左右一対のエンジン支持部16m,16nが設けられている。前側の左右のエンジン支持部16mは、クランクケース26(図1参照)の前側上部の左右部分をそれぞれ支持し、後側の左右のエンジン支持部16nは、クランクケース26の後側上部の左右部分をそれぞれ支持する。このように、メインフレーム16の合計4箇所でエンジン11を支持するので、メインフレーム16でエンジン11を強固に支持できる。
サブフレーム17は、メインフレーム16に、左右一対の締結部としての上部締結部93、左右一対の締結部としての下部第1締結部94及左右一対の締結部としての下部第2締結部95で締結される。
下部第1締結部94は、下部第2締結部95よりも上部で締結される。図1及び図6において、下部第1締結部94は、シリンダーヘッド101の上部と同程度の高さに位置する、下部第2締結部95は、シリンダーヘッド101の下部と同程度の高さに位置する。
図7に示すように、背面視で、左右の下部第2締結部95は、左右の下部第1締結部94よりも車幅方向外側に位置している。つまり、左右の下部第2締結部95は、サブフレーム17の左右の下端かつ車幅端に位置し、その車幅方向内側上方に下部第1締結部94が位置している。
また、左右の上部締結部93は、車幅方向で左右の下部第1締結部94と左右の下部第2締結部95との間に位置している。つまり、上部締結部93、下部第1締結部94、下部第2締結部95は、互いに車幅方向にオフセットして配置されている。
図6において、上部締結部93は、メインフレーム16の上部の左右一対のねじ穴16pと、サブフレーム17の前部上部の左右一対のボルト挿通穴(不図示)と、サブフレーム17の左右のボルト挿通穴に通されて左右のねじ穴16pにねじ込まれる一対のボルト97とからなる。
ねじ穴16pは、メインフレーム16の上面16cに鉛直又は略鉛直に形成され、サブフレーム17のボルト挿通穴も、ねじ穴16pに合わせて鉛直又は略鉛直に形成されている。このように、上部締結部93は、メインフレーム16とサブフレーム17とを上下方向に締結する部分である。
上部締結部93は、例えば、サブフレーム17の前部の上面に設けられた左右一対のエンブレム96(二点鎖線で示した部分である。)により覆われ、外部に露出しない。
下部第1締結部94は、左右の後エンジンハンガー部16gにおける各後部下部に形成された左右一対のねじ穴16qと、サブフレーム17の前部下部の左右に形成された左右一対のボルト挿通穴(不図示)と、サブフレーム17の左右のボルト挿通穴に通されて左右のねじ穴16qにねじ込まれる一対のボルト98とからなる。
ねじ穴16qは、後エンジンハンガー部16gの後上がりの後面16kに前後方向に延びるように形成され、サブフレーム17のボルト挿通穴も、ねじ穴16qに合わせて前後方向に延びるように形成されている。このように、下部第1締結部94は、メインフレーム16とサブフレーム17とを前後方向に締結する部分である。
下部第2締結部95は、左右の後エンジンハンガー部16gにおける各後部下部に形成された左右一対のねじ穴16rと、サブフレーム17の前部下部の左右に形成された左右一対のボルト挿通穴(不図示)と、サブフレーム17の左右のボルト挿通穴に通されて左右のねじ穴16rにねじ込まれる一対のボルト99とからなる。
ねじ穴16rは、後エンジンハンガー部16gの後面16kであってねじ穴16qの下方位置に前後方向に延びるように形成され、サブフレーム17のボルト挿通穴も、ねじ穴16rに合わせて前後方向に延びるように形成されている。このように、下部第2締結部95は、メインフレーム16とサブフレーム17とを前後方向に締結する部分である。
上記したように、メインフレーム16とサブフレーム17とを、メインフレーム16の上部の左右2箇所で上下方向に締結し、メインフレーム16の後部下部の左右4箇所で前後方向に締結する。これにより、メインフレーム16の上部の上下方向の締結により、サブフレーム17に作用する曲げモーメントを効果的に支持することができる。更に、メインフレーム16の後部下部の上下2箇所ずつの前後方向の締結により、上記と同様に、サブフレーム17に作用する曲げモーメントを効果的に支持できるとともにメインフレーム16とサブフレーム17との前後方向の締結力を高めることができる。
従来の車体フレームでは、メインフレームの後部又はセンターフレームの上部にシートフレームの前端部が締結され、メインフレームは、ヘッドパイプから比較的後方まで延びていたので、シートフレームの前端部からシートまでの距離が短くなっていた。これに対して、本実施形態のメインフレーム16は、前後長が従来よりも短縮されているため、サブフレーム17の前端部からシート14(図1参照)までの距離が長くなっている。この結果、サブフレーム17に作用する曲げモーメントは、従来のシートフレームに作用する曲げモーメントよりも大きくなっている。
しかし、本実施形態では、サブフレーム17をカーボン樹脂製として軽量化を図るとともに上記した締結構造とすることで、メインフレーム16に対して片持ち支持されたサブフレーム17を強固に支持できる。
図8は、車体フレーム10及びエンジン11を車幅方向中央で前後に縦に切断した断面図である。
メインフレーム16の中空部16h内には、バッテリ、補器類等の車載品110が収容されている。
エレメントスペース16jは、メインフレーム16の上面16cの後部に上方に開放する開口部16tを備え、開口部16tにエアクリーナ62を構成するエアクリーナエレメント91が取付けられている。
エレメントスペース16jは、開口部16tに形成された開口部凹部16uと、開口部凹部16uの下部から開口部凹部16uよりも前後左右に狭く形成された下部凹部16vとから構成される。
開口部凹部16u及び下部凹部16vの上側から見た形状は、例えば、矩形、略矩形(例えば、台形)長円形、楕円形、又はこれらに類似する形状である。
下部凹部16vは、開口部凹部16uの下部から下方に延びる前面16j1、後面16j2及び左右の側面16j3と、前面16j1、後面16j2及び左右の側面16j3を接続する底面16j4とを備える。底面16j4には、エンジン11側に開口する連通穴16xが開けられている。
エアクリーナエレメント91は、開口部凹部16uに配置されて開口部凹部16uの底部に締結される環状のフランジ部91aと、フランジ部91aの内周縁部に設けられて下部凹部16vに沿うように形成された箱形のエレメント本体部91bとからなる。
エレメント本体部91bは、吸気をろ過して浄化するフィルターである。
エアクリーナ62は、メインフレーム16、サブフレーム17及びエアクリーナエレメント91から形成される。
メインフレーム16の上面16cとサブフレーム17の内側上面17dとは、吸気通路62bを形成する。エアクリーナエレメント91は、内部にエレメント内空間62cを備える。エアクリーナエレメント91と下部凹部16vとは、これらの間にエレメント外空間62dを形成する。
上記した吸気通路62b、エレメント内空間62c及びエレメント外空間62dは、エアクリーナ62に含まれる。吸気通路62b及びエレメント内空間62cは、エアクリーナ62のダーティサイド62Eとなり、エレメント外空間62dは、エアクリーナ62のクリーンサイド62Fとなる。
エンジン11は、シリンダー部27に、シリンダーヘッド101と、シリンダーヘッド101の上部を覆うヘッドカバー102とを備える。
シリンダーヘッド101は、後部に吸気管103を介してスロットルボディ104が接続されている。スロットルボディ104は、先端部に延長管106が接続され、延長管106は、メインフレーム16の下部凹部16vの連通穴16xに取付けられた連通管107に接続されている。
矢印Aで示すように、吸気口62aから吸い込まれた空気は、吸気通路62bを後方に流れ、矢印Bで示すように、吸気通路62bの後部から下方に流れを変え、エアクリーナエレメント91を通過する。そして、矢印Cで示すように、下部凹部16vから連通管107、延長管106を介してスロットルボディ104内に流入し、流入空気量が調整されるとともに燃料と混合され、エンジン11内の燃焼室(不図示)に至る。
上記したように、エアクリーナ62は、内部の容量がメインフレーム16及びサブフレーム17によって大きく設定されるため、大排気量のエンジン11であっても吸入空気量を確保しやすくできる。また、特別に吸気通路を形成する部材を設ける必要がなく、コストを抑えることができるとともにエアクリーナ62の構造を簡素にできる。更に、エアクリーナ62内では、吸気は、吸気口62aから後方斜め下方に流れ、その後、エアクリーナエレメント91の上方で向きを変えて前方斜め下方に流れる。このように、エアクリーナ62を、吸気がUターンする構造とすることで、上記したエアクリーナ62の容量拡大を効果的に行うことができる。
サブフレーム17は、前部に前方に突出する上下一対の上部突出部17E及び下部突出部17Fが設けられている。
上部突出部17Eは、メインフレーム16の上方を、シリンダー部27の上方まで延び、下部突出部17Fは、シリンダー部27の後方まで延びている。
図6及び図8において、上部突出部17Eは、メインフレーム16に上部締結部93で締結され、下部突出部17Fは、メインフレーム16に下部第1締結部94及び下部第2締結部95で締結されている。上部突出部17Eと下部突出部17Fとは、車両側面視で横向きV字状に配置されている。
サブフレーム17は、内部に中空部17gが設けられている。中空部17g内には、上部突出部17Eと下部突出部17Fとに亘って燃料タンク111が収容され、燃料タンク111は、上部突出部17E及び下部突出部17Fの後方まで延び、更にシート14(図1参照)の前端部17z1(図1参照)より後方まで延びている。
図9は、メインフレーム16及びサブフレーム17の前部を示す平面図である。
メインフレーム16は、左右の窪み部16dの後縁部のそれぞれに、窪み部16dの上面16cから上方に突出する上面側リブ16wが形成されている。左右一対の上面側リブ16wは、平面視では、それぞれ車幅方向中央側よりも車幅方向外側が後方に位置するように傾斜し、左右の上面側リブ16wは、上方からサブフレーム17の前部で覆われ、外部に露出しない。
サブフレーム17は、前部の内側上面17d(図8参照)から下方に突出する左右一対の下面側リブ17jを備える。左右の下面側リブ17jは、メインフレーム16の左右の上面側リブ16wの後方に配置され、平面視では、それぞれ車幅方向中央側よりも車幅方向外側が後方に位置するように傾斜している。即ち、左右の下面側リブ17jは、左右の上面側リブ16wに沿って配置されている。
また、左右の上面側リブ16wと左右の下面側リブ17jとは、高さ方向で前後に重なり、左右のラビリンス部113を形成する。このようなラビリンス部113を設けることにより、雨水や水しぶき等が吸気口62aから吸気通路62b(図7参照)内に入り込むのを抑制できる。
図10は、フロントカバー30を示す正面図である。
なお、図中では、スクリーン部30bの輪郭を太線で示している。
フロントカバー30は、透明な樹脂板を素材として、カバー部30aのみに塗装を施している。従って、カバー部30aとスクリーン部30bとは一体であり、従来のような、フロントカバーにスクリーンを締結する構造に比べて締結部材が不要になり、また、締結するスペースがなくなる。このため、従来のスクリーンと本実施形態のスクリーン部30bとが同一面積であっても、フロントカバー30全体の面積をより小さくできる。
本実施形態のフロントカバー30は、上スクリーン部30dの上部の両側に、カバー部30aの一部となる左右一対の縁取り部30pが形成されている。
左右の縁取り部30pは、締結部が存在せず、細長く上下に延びて上スクリーン部30dの上部の縁部を強調するとともにフロントカバー30の上部30fのスリム化を図ることができる。また、左右の切欠き部30hの間隔を狭めることができる。
左右の切欠き部30hの車幅方向内側のカバー部30aには、ミラー装置35(図3参照)が取付けられる左右一対の取付穴30qが開けられている。
図11は、車体前部上部の要部を示す平面図である。
フロントカバー30の上部30fは、車両前方に向かうにつれて車幅方向の幅が次第に狭くなる左右の側縁部30jと、前方に凸となるように湾曲して左右の側縁部30jの後端同士を接続する後縁部30kとを備える。
また、上部30fは、スクリーン部30b(詳しくは、上スクリーン部30d)において、左右の側縁部30jよりも車幅方向内側で左右の側縁部30jに沿って延びる内側縁部30mを備える。
平面視では、メーター34は、上部30fにおいて左右の内側縁部30mと後縁部30kとで囲まれる部分の下方に配置されている。
平面視において、クラッチ操作部40及びブレーキ操作部53は、ハンドル20を左右に最大に転舵したときには、左右の側縁部30jの幅及び形状によって、フロントカバー30の上部30fよりも車幅方向外側に配置される。このように、本実施形態では、従来よりもフロントカバー30の上部30fの車幅方向の幅を狭くしている。これにより、車体前部上部のスリム化を図ることができ、シャープな印象を与えることができて、商品性を向上できる。
図12は、自動二輪車1の底面図、図13は、図12のアンダーカバー32からボトムカバー117を外した状態を示す底面図である。
図12に示すように、アンダーカバー32は、左右一対のアンダーサイドカバー116と、左右のアンダーサイドカバー116を接続して車体下部を下方から覆うボトムカバー117とから構成される。
ボトムカバー117は、前部に前方斜め上方に傾斜するルーバー部117aを備え、後部にリアサスペンション29(図1参照)の下端に接続されたリンク機構121の上下動を避けるボトム開口部177bを備える。ルーバー部117aは、アンダーカバー32内に空気を導入する部分である。
ボトムカバー117を外すと、図13に示すように、左右のアンダーサイドカバー116の間から、エンジン11の底面、エンジン11の排気装置123、左右のセンターフレーム18(図1参照)を接続するとともにリンク機構121が連結されるクロス部材125が視認される。排気装置123は、複数の排気管127と、複数の排気管127の集合部に接続されたマフラー128とからなる。
マフラー128は、一方のアンダーサイドカバー116とボトムカバー117(図12参照)との合わせ部の上方に配置されている。
図14は、車体下部の要部を示す左側面図である。
一側(左側)のサイドカバー31の後部に備える後部延出部31aと、アンダーカバー32の一側(左側)のアンダーサイドカバー116との合わせ部に形成された隙間131にサイドスタンド38が配置され、サイドスタンド38は、所定位置に収納された状態にある。収納されたサイドスタンド38は、車両側面視でセンターフレーム18の下方に位置する。
サイドスタンド38は、一端部38aがボルト133でセンターフレーム18又はクランクケース26に揺動可能に取付けられている。収納状態のサイドスタンド38は、前後方向に延びる隙間131に沿って配置され、この状態からサイドスタンド38の他端部38b側を時計回りに揺動させることで、上下方向に延びる起立状態、即ち、サイドスタンド38の使用状態にできる。
このように、サイドスタンド38を合わせ部の隙間131に配置することで、サイドスタンド38を車両側面視で目立たないようにでき、車両の外観性を向上できる。
図15は、図4のXV−XV線断面図である。
クラッチ操作部40側の締結部55は、下部締結部44、上部締結部135、一対のボルト136からなる。
下部締結部44は、マスターシリンダー42及びザーバタンク43と一体に形成されている。上部締結部135は、下部締結部44と共にハンドル20を挟み込むことでハンドル20に締結される。一対のボルト136は、それぞれハンドル20の両側で上部締結部135を貫通して下部締結部44にねじ結合される。
下部締結部44は、ハンドル20に当てられる断面円弧状の切欠き部44aを備え、切欠き部44aの表面にハンドル20の外径よりも小さい幅を有するとともにハンドル20の長手方向に沿って延びる小切欠き部44bが形成されている。
小切欠き部44bは、上方に開放する開放部分がハンドル20で塞がれて穴状となり、小切欠き部44bに、締結部55に近接して配置されたスイッチボックス51L内から延びるワイヤーハーネス138が通されている。
このように、締結部55にワイヤーハーネス138の支持部である小切欠き部44bを設けることで、ハンドル20の周囲に特別にハーネス支持部を設けなくて済み、コストを削減できる。また、ワイヤーハーネス138は、ハンドル20の下方をハンドル20に沿って配策できるため、ワイヤーハーネス138が外部に露出しにくくなり、ハンドル20周りの外観性を向上できる。
上記した図1に示したように、ヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から後方に延びるメインフレーム16と、メインフレーム16の下方に位置するエンジン11と、後輪3をスイングアーム13を介して支持するセンターフレーム18とを備える自動二輪車1の車体フレーム10において、メインフレーム16とセンターフレーム18とは、別体に構成されて前後方向に離間され、シート14を支持するサブフレーム17は、メインフレーム16から後方に延びている。
この構成によれば、メインフレーム16とセンターフレーム18が別体に構成されて前後方向に離間されているため、メインフレーム16とセンターフレーム18との間に材料が不要となり、軽量化を図ることができる。
また、メインフレーム16は、エンジン11に備えるシリンダー部27が側方に露出した状態でエンジン11のクランクケース26の前部及び後部を支持する。
この構成によれば、エンジン11を前後に囲うようにメインフレーム16を配置するため、メインフレーム16でエンジン11を支持しやすくなる。
また、図8に示したように、メインフレーム16は、鋳造製であり、内側にエアクリーナ62が配置されている。
この構成によれば、メインフレーム16内の空間を有効利用でき、車体のコンパクト化を図ることができる。
また、サブフレーム17は、カーボン樹脂製であり、内側に燃料タンク111が配置されている。
この構成によれば、サブフレーム17の強度が高められるとともに、サブフレーム17内の空間を有効活用できる。
また、図6に示したように、メインフレーム16とサブフレーム17とは、前後方向に締結されている。
この構成によれば、メインフレーム16とサブフレーム17との締結部を、外部に露出しにくくでき、外観性を向上できる。
また、図1に示したように、センターフレーム18は、エンジン11のクランクケース26に支持され、センターフレーム18の上方にサブフレーム17が配置されている。
この構成によれば、センターフレーム18をクランクケース26で強固に支持でき、また、センターフレーム18とサブフレーム17との間に空間を形成できる。これにより、意匠性を向上でき、また、新規な印象を与えることができる。
また、メインフレーム16とセンターフレーム18とは、上下に離間している。
この構成によれば、メインフレーム16とセンターフレーム18との間に空間を形成できる。これにより、意匠性を向上でき、また、新規な印象を与えることができる。
また、図6及び図7に示したように、メインフレーム16とサブフレーム17とは、複数の締結部(上部締結部93、下部第1締結部94、下部第2締結部95)で締結され、上部締結部93、下部第1締結部94及び下部第2締結部95は、互いに車幅方向にオフセットしている。
この構成によれば、上部締結部93、下部第1締結部94及び下部第2締結部95に上下方向の荷重を分散させることができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
本発明は、自動二輪車1に適用する場合に限らず、自動二輪車1以外も含む鞍乗り型車両に適用可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
3 後輪
11 エンジン
13 スイングアーム
14 シート
15 ヘッドパイプ
16 メインフレーム
17 サブフレーム
18 センターフレーム
26 クランクケース
27 シリンダー部
62 エアクリーナ
93 上部締結部(締結部)
94 下部第1締結部(締結部)
95 下部第2締結部(締結部)
111 燃料タンク

Claims (8)

  1. ヘッドパイプ(15)と、前記ヘッドパイプ(15)から後方に延びるメインフレーム(16)と、前記メインフレーム(16)の下方に位置するエンジン(11)と、後輪(3)をスイングアーム(13)を介して支持するセンターフレーム(18)とを備える鞍乗り型車両の車体フレームにおいて、
    前記メインフレーム(16)と前記センターフレーム(18)とは、別体に構成されて前後方向に離間され、シート(14)を支持するサブフレーム(17)は、前記メインフレーム(16)から後方に延びていることを特徴とする鞍乗り型車両の車体フレーム。
  2. 前記メインフレーム(16)は、前記エンジン(11)に備えるシリンダー部(27)が側方に露出した状態で前記エンジン(11)のクランクケース(26)の前部及び後部を支持することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の車体フレーム。
  3. 前記メインフレーム(16)は、鋳造製であり、内側にエアクリーナ(62)が配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両の車体フレーム。
  4. 前記サブフレーム(17)は、カーボン樹脂製であり、内側に燃料タンク(111)が配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の車体フレーム。
  5. 前記メインフレーム(16)と前記サブフレーム(17)とは、前後方向に締結されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の車体フレーム。
  6. 前記センターフレーム(18)は、前記エンジン(11)のクランクケース(26)に支持され、前記センターフレーム(18)の上方に前記サブフレーム(17)が配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の車体フレーム。
  7. 前記メインフレーム(16)と前記センターフレーム(18)とは、上下に離間していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の車体フレーム。
  8. 前記メインフレーム(16)と前記サブフレーム(17)とは、複数の締結部(93、94、95)で締結され、複数の前記締結部(93、94、95)は、互いに車幅方向にオフセットしていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の車体フレーム。
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