JP2021154491A - プリンター、及び液体注入方法 - Google Patents

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【課題】装置前面にスキャナーカバーと注入口を有する液体収容容器とを備え、操作性に優れたプリンターを提供すること。【解決手段】プリンター1は、液体噴射ヘッド40と、液体噴射ヘッド40よりも上方に位置し、注入口71と流出口74とが設けられた第1液体収容容器70と、インクの流路FPにおける第1液体収容容器70と液体噴射ヘッド40との間に設けられ、流入口78が設けられた第2液体収容容器77と、流出口74と流入口78とに接続される第1流路部材81と、筐体部12と、原稿媒体Mを読み取るCISモジュール6と、筐体部12の前面を構成し、CISモジュール6を開放する開放位置P2と、CISモジュール6を覆うカバー位置P1とに回動可能なスキャナーカバー15と、を備え、カバー軸18の延伸方向において、流出口74と流入口78とが、スキャナーカバー15より−X方向側に位置する。【選択図】図1

Description

本発明は、プリンター、および当該プリンターの液体注入方法に関する。
例えば、特許文献1に示すように、装置前面にスキャナーカバーが設けられ、原稿媒体の画像を読み取る読取機能と、液体噴射ヘッドからインクを噴射し印刷媒体に画像を印刷する印刷機能とを備える複機能装置(プリンター)が知られている。また、特許文献2に示すように、装置前面に注入口を有する液体収容容器が設けられ、ユーザーが当該注入口からインクを注入することが可能な液体噴射装置(プリンター)が知られている。
特開2019−172427号公報 特開2014−46588号公報
装置前面にスキャナーカバーと注入口を有する液体収容容器とを備えるプリンターでは、スキャナーカバーの開閉作業及び液体収容容器へのインク注入などの付帯作業が、装置前面から行われるので、これら作業が互いに干渉し、操作性が悪くなるおそれがあった。さらに、液体収容容器と液体噴射ヘッドとを接続するインクチューブを装置前面に設けると、スキャナーカバーの開閉作業において、スキャナーカバーとインクチューブとが干渉し、インク漏れなどの不具合が生じるおそれがあった。
本願のプリンターは、液体を噴射可能な液体噴射部と、前記液体が注入される注入口と前記液体が流出する流出口とが設けられ、且つ、前記液体噴射部よりも上方に位置する第1液体収容容器と、前記第1液体収容容器に収容される液体が流入する流入口が設けられ、且つ、前記第1液体収容容器から前記液体噴射部に至る前記液体の流路における前記第1液体収容容器と前記液体噴射部との間に設けられた、第2液体収容容器と、前記第1液体収容容器が前記第2液体収容容器に連通するように、前記流出口と前記流入口とに接続されるチューブと、前記第2液体収容容器が装着され、且つ、前記液体噴射部が収容される筐体部と、搬送される原稿媒体を読み取る読取部と、前記筐体部の前面を構成し、且つ、カバー軸を回動中心として、前記読取部を開放する開放位置と、前記読取部を覆うカバー位置と、に回動可能なスキャナーカバーと、を備え、前記カバー軸の延伸方向において、前記流出口と前記流入口とが、前記スキャナーカバーより一方側に位置する。
本願のプリンターの液体注入方法は、液体を噴射可能な液体噴射部と、前記液体が注入される注入口と前記液体が流出する流出口とが設けられ、且つ、前記液体噴射部よりも上方に位置する第1液体収容容器と、前記第1液体収容容器に収容される液体が流入する流入口が設けられ、且つ、前記第1液体収容容器から前記液体噴射部に至る前記液体の流路における前記第1液体収容容器と前記液体噴射部との間に設けられた、第2液体収容容器と、前記第1液体収容容器が前記第2液体収容容器に連通するように、前記流出口と前記流入口とに接続されるチューブと、前記液体噴射部が収容される筐体部と、搬送される原稿媒体を読み取る読取部と、前記筐体部の前面を構成し、且つ、カバー軸を回動中心として、前記読取部を開放する開放位置と、前記読取部を覆うカバー位置と、に回動可能なスキャナーカバーと、を備えるプリンターの液体注入方法であって、前記流出口が前記カバー軸の延伸方向において前記スキャナーカバーより一方側に位置し、且つ、前記第1液体収容容器が前記液体噴射部よりも上方に位置するように、前記第1液体収容容器を配置し、前記流入口が前記カバー軸の延伸方向において前記スキャナーカバーより前記一方側に位置するように、前記第2液体収容容器を前記筐体部に装着し、前記注入口を介して、前記液体を前記第1液体収容容器に注入する。
実施形態に係るプリンターの斜視図。 実施形態に係るプリンターの他の斜視図。 実施形態に係るプリンターの要部断面図。 スキャナーユニットが配置される部分の拡大図。 液体噴射ヘッド及び圧力調整弁の状態を示す模式図。
1.実施形態
1.1プリンターの概要
図1及び図2は実施形態に係るプリンター1の斜視図である。図3は、図1におけるA−A線矢視断面図であり、本実施形態に係るプリンター1の要部断面図である。図4は、図3におけるスキャナーユニット50が配置される部分の拡大図である。図5は、液体噴射ヘッド40及び圧力調整弁60の状態を示す模式図である。
図1では、スキャナーカバー15がカバー位置P1に位置する場合のプリンター1の状態が図示されている。図2では、スキャナーカバー15が開放位置P2に位置する場合のプリンター1の状態が図示されている。さらに、図1では、原稿媒体M及び印刷媒体N(ロール体R)が二点鎖線で図示されている。
最初に、図1〜図4を参照し、本実施形態に係るプリンター1の概要を説明する。
また、以降の説明では、プリンター1の幅方向をX軸方向とし、プリンター1の奥行方向をY軸方向とし、プリンター1の高さ方向をZ軸方向とする。X軸方向とY軸方向とで形成されるXY平面は水平面であり、Z軸方向は水平面に直交する鉛直方向である。
X軸方向のうち、一方に向かう方向が+X方向であり、他方に向かう方向が−X方向である。Y軸方向のうち、一方に向かう方向が+Y方向であり、他方に向かう方向が−Y方向である。Z軸方向のうち、一方に向かう方向が+Z方向であり、他方に向かう方向が−Z方向である。さらに、+X方向を左とし、−X方向を右とし、+Y方向を前とし、−Y方向を後とし、+Z方向を上とし、−Z方向を下とする。
図1及び図2に示すように、実施形態に係るプリンター1は、いわゆるラージフォーマットプリンターであり、大型の印刷媒体Nを装着可能である。プリンター1は、液体の一例であるインクを噴射可能な液体噴射ヘッド40を有し、液体噴射ヘッド40からインクを噴射することによって、図中に二点鎖線で図示される印刷媒体Nに画像を印刷する印刷機能を有する。さらに、プリンター1は、図中に二点鎖線で図示される原稿媒体Mの画像を読み取り可能なコンタクトイメージセンサー(CIS)モジュール6を有し、CISモジュール6が原稿媒体Mに形成された画像を読み取るスキャナー機能を有する。
なお、液体噴射ヘッド40は、本願における液体噴射部の一例である。CISモジュール6は、本願における読取部の一例である。
プリンター1は、脚部11と、脚部11に支持される筐体部12とを有している。筐体部12は、筐体部12の前面をなすスキャナーカバー15と、原稿媒体Mが挿入される挿入口16と、原稿媒体Mが排出される排出口17とを、装置前面側(+Y方向側)に有する。
スキャナーカバー15は、筐体部12の前面を構成し、X軸方向に延伸するカバー軸18(図3、4参照)を回動中心として、図1に図示されるカバー位置P1と、図2に図示される開放位置P2とに回動可能である。さらに、スキャナーカバー15は、カバー軸18を回動中心として、XY平面(水平面)に平行な位置まで回動可能である。
なお、図3及び図4には、スキャナーカバー15のうち下方部分に位置するカバー軸18が破線で図示されている。スキャナーカバー15は、スキャナーカバー15のうち下方部分に位置するカバー軸18を回動中心として、カバー位置P1と水平面に平行な位置と間で回動可能である。
このように、本実施形態に係るプリンター1は、筐体部12の前面を構成し、且つ、カバー軸18を回動中心として、CISモジュール6を開放する開放位置P2と、CISモジュール6を覆うカバー位置P1とに回動可能なスキャナーカバー15を有する。さらに、本実施形態に係るプリンター1は、スキャナーカバー15のうち下方部分に位置し、X軸方向に延伸するカバー軸18を有する。
また、カバー軸18はX軸方向に延伸するので、本願におけるカバー軸の延伸方向は、本実施形態におけるX軸方向である。
図1及び図2に戻って、スキャナーカバー15には、搬送方向TD(図4参照)に搬送される原稿媒体Mを読み取るCISモジュール6が設けられている。CISモジュール6はスキャナーカバー15と一緒に回動可能である。
CISモジュール6は、X軸方向に沿って複数配置されている。X軸方向に沿ってCISモジュール6を複数配置することによって、CISモジュール6は、挿入口16から排出口17に向けて搬送される原稿媒体Mの画像を一括して読み取ることができる。
図1に示すようにスキャナーカバー15がカバー位置P1に配置されると、CISモジュール6がスキャナーカバー15によって覆われた状態になり、外光がCISモジュール6に入射しなくなる。さらに、原稿媒体MはCISモジュール6のコンタクトガラス7(図4参照)に接するようになり、CISモジュール6が原稿媒体Mの画像を読み取り可能となる。
このように、スキャナーカバー15がカバー位置P1に配置されると、CISモジュール6が原稿媒体Mの画像を読み取り可能となる。
図2に示すようにスキャナーカバー15が開放位置P2に配置されると、CISモジュール6が開放された状態になり、ユーザーはCISモジュール6に対する付帯作業を、装置前面から実施することができる。
詳細は後述するが、図4において太い破線の矢印(搬送方向TD)に対して左側(+Y方向側)に配置される構成要素は、スキャナーカバー15に設けられ、スキャナーカバー15と一緒に回動可能である。スキャナーカバー15が開放位置P2に配置されると、ユーザーは外側から(上側から)CISモジュール6に接触可能となり、ユーザーはCISモジュール6に対する付帯作業(例えば、清掃)を実施できるようになる。すなわち、CISモジュール6が開放された状態になるとは、ユーザーが外側からCISモジュール6に接触可能な状態になることである。
なお、本実施形態では、CISモジュール6がスキャナーカバー15に設けられているが、CISモジュール6がスキャナーカバー15以外の構成要素に設けれる構成であってもよい。
例えば、CISモジュール6は、スキャナーカバー15がカバー位置P1に配置される状態においてスキャナーカバー15に対向配置される固定部14(図3、4参照)に設けられてもよい。
本実施形態に係るプリンター1では、CISモジュール6がスキャナーカバー15に設けられているので、スキャナーカバー15を前方(+Y方向)または後方(−Y方向)に回動させることによって、CISモジュール6が原稿媒体Mの画像を読み取り可能な状態と、CISモジュール6に対するメンテナンスが実施可能な状態とに切り替えることができる。
さらに、スキャナーカバー15が前後方向に回動すると、ユーザーは、プリンター1の前方からCISモジュール6に対するメンテナンスを実施可能になり、加えてプリンター1の上側の空間を他用途に活用可能になる。例えば、プリンター1の上側の空間を、印刷媒体Nがロール状に巻き重ねられたロール体Rを仮置きするスペースに活用することができる。そして、ロール体Rがプリンター1の上側の空間に仮置きされた状態で、プリンター1の前方からCISモジュール6に対するメンテナンスを実施することができる。
筐体部12の右上には、操作部21が装着されている。操作部21は、タッチパネル機能を有する液晶表示装置で構成される。ユーザーは、操作部21によって、プリンター1の各種設定を行うことができる。
筐体部12の中には、長尺の印刷媒体Nがロール状に巻き重ねられたロール体Rがセットされるセット部25と、印刷媒体Nに画像を印刷する印刷ユニット30(液体噴射ヘッド40)と、原稿媒体Mに形成された画像を読み取るスキャナーユニット50と、制御部20とが収容されている。
セット部25は、図1の後方上部に配置され、ロール体Rを支持する支持部26を有する。ロール体Rが反時計回りに回転することによって、印刷媒体Nがセット部25から繰り出される。
制御部20は、図1の右上に配置されている。制御部20は、プリンター1の各部を制御するCPU(図示省略)、RAM及びROMなどのメモリー(図示省略)などを有する。メモリーには、CPUが動作するプログラムやCPUの演算結果などが格納されている。制御部20は、プリンター1の各部を制御する。例えば、制御部20は、CISモジュール6及び後述するローラー対51,56(図4参照)を制御する。
図3及び図4に示すように、印刷ユニット30は、セット部25から繰り出される印刷媒体Nを印刷部31に搬送する印刷用搬送部36と、印刷媒体Nに画像を形成する印刷部31とを有する。
印刷用搬送部36は、印刷用搬送ローラー37と、印刷用搬送ローラー37を駆動する印刷用搬送モーター(図示省略)と、を有する。印刷用搬送部36は、セット部25から繰り出された印刷媒体Nを液体噴射ヘッド40に向けて搬送する。さらに、印刷媒体Nにおける液体噴射ヘッド40に対向配置される部分は、印刷用搬送部36によって+Y方向に搬送される。
印刷部31は、X軸方向に沿って延びるガイド軸32と、ガイド軸32に支持されたキャリッジ33と、キャリッジ33をガイド軸32に沿って往復移動させる印刷モーター(図示省略)と、印刷媒体Nに対してインクを噴射する液体噴射ヘッド40とを有する。
キャリッジ33は、ガイド軸32によって支持され、X軸方向に移動可能である。液体噴射ヘッド40は、キャリッジ33に搭載され、キャリッジ33と一緒にX軸方向に移動可能である。なお、図3では図示を省略するが、圧力調整弁60は、液体噴射ヘッド40と一緒にキャリッジ33に搭載され、液体噴射ヘッド40と一緒にX軸方向に移動可能である。
印刷ユニット30は、液体噴射ヘッド40がX軸方向に移動しながら印刷媒体Nにインクを噴射する動作と、印刷用搬送部36が印刷媒体Nにおける液体噴射ヘッド40に対向配置される部分を+Y方向に搬送する動作とを交互に繰り返し、印刷媒体Nに画像を形成する印刷処理が実行される。
印刷ユニット30の印刷処理によって画像が形成された印刷媒体Nは、液体噴射ヘッド40に対して+Y方向に配置される排出口39から筐体部12の外に排出される。
筐体部12の前方上部には原稿媒体Mが挿入される挿入口16が設けられ、筐体部12の前方下部には原稿媒体Mが排出される排出口17が設けられている。
挿入口16から挿入された原稿媒体Mは、筐体部12の中に形成される原稿媒体Mの搬送経路を通って排出口17から排出される。そして、筐体部12の中に形成される原稿媒体Mの搬送経路において、挿入口16から排出口17に向かう方向が、原稿媒体Mが搬送される搬送方向である。
原稿媒体Mが搬送される搬送方向は、本願における搬送方向の一例であり、以降、搬送方向TDと称す。また、図4では、搬送方向TDが太い破線の矢印で図示されている。太い矢印の先端側が搬送方向TDの下流であり、太い矢印の基端側が搬送方向TDの上流である。
筐体部12は、スキャナーカバー15がカバー位置P1にある状態において、スキャナーカバー15に対向配置される固定部14を有する。固定部14は、下方に配置されるフラップ13を有する。
スキャナーユニット50は、搬送方向TDの上流に配置され原稿媒体Mを挟持する第1ローラー対51と、搬送方向TDの下流側に配置され原稿媒体Mを挟持する第2ローラー対56と、第1ローラー対51と第2ローラー対56との間に配置されるCISモジュール6とを有している。このように、本実施形態に係るプリンター1は、CISモジュール6よりも搬送方向TDの下流に配置され、原稿媒体Mを挟持する第2ローラー対56を有する。
なお、第2ローラー対56は、本願におけるローラー対の一例である。
スキャナーカバー15がカバー位置P1にある状態において、スキャナーカバー15の−Y方向側の面がスキャナーカバー15の内面15aであり、固定部14の+Y方向側の面が固定部14の内面14aである。スキャナーカバー15の内面15aと固定部14の内面14aとは対向配置され、スキャナーカバー15の内面15aと固定部14の内面14aとの間に、原稿媒体Mが搬送可能となる隙間(空間)が形成される。原稿媒体Mは、スキャナーカバー15の内面15aと固定部14の内面14aとの間の空間を通って、挿入口16から排出口17に向かう方向に搬送される。すなわち、スキャナーカバー15の内面15aと固定部14の内面14aとの間の空間は、原稿媒体Mの搬送経路を形成する。
第1ローラー対51は、挿入口16の近くに配置され、挿入口16から筐体部12の中に挿入される原稿媒体Mを、CISモジュール6に向けて搬送する。
第1ローラー対51は、第1駆動ローラー52と、第1従動ローラー53と、第2従動ローラー54と、を有する。第1駆動ローラー52はX軸方向に延伸する軸52aを回転軸として回転する。第1従動ローラー53はX軸方向に延伸する軸53aを回転軸として回転する。第2従動ローラー54はX軸方向に延伸する軸54aを回転軸として回転する。
第1駆動ローラー52は、固定部14に設けられている。第1従動ローラー53及び第2従動ローラー54は、スキャナーカバー15に設けられ、スキャナーカバー15と一緒に回動可能である。
従動ローラー53,54は、原稿媒体Mを介して第1駆動ローラー52に圧接され、従動回転する。第1駆動ローラー52は、従動ローラー53,54との間で原稿媒体Mを挟持する。第1駆動ローラー52が回転駆動することにより、原稿媒体Mがスキャナーカバー15の内面15aと固定部14の内面14aとによって形成される搬送経路に送り出される。
第1ローラー対51によって送り出された原稿媒体Mは、スキャナーカバー15の内面15aと固定部14の内面14aとによって形成される搬送経路に沿って、搬送方向TDに搬送され、CISモジュール6に案内される。
なお、図4において、図中に太い破線の矢印で図示される搬送方向TDに対して左側(+Y方向側)に配置される構成要素は、スキャナーカバー15に設けられ、スキャナーカバー15と一緒に回動可能である。例えば、上述した第1従動ローラー53と第2従動ローラー54とに加えて、第3従動ローラー58とCISモジュール6とは、スキャナーカバー15に設けられ、スキャナーカバー15と一緒に回動可能である。
また、図4において、図中に太い破線の矢印で図示される搬送方向TDに対して右側(−Y方向側)に配置される構成要素は、固定部14に設けられている。
CISモジュール6は、第1ローラー対51よりも搬送方向TDの下流側に配置されている。CISモジュール6は、原稿媒体Mと接するコンタクトガラス7と、原稿媒体Mに光を照射するLEDなどの光源(図示省略)と、原稿媒体Mからの反射光を受光するCMOSセンサーなどの受光素子(図示省略)とを有する。
スキャナーカバー15がカバー位置P1にある状態において、第1ローラー対51によって搬送方向TDに搬送される原稿媒体Mは、CISモジュール6によって画像が読み取られた後、CISモジュール6よりも搬送方向TDの下流側に配置される第2ローラー対56に搬送される。
第2ローラー対56は、第2駆動ローラー57と、第3従動ローラー58とを有する。第2駆動ローラー57はX軸方向に延伸する軸57aを回転軸として回転する。第3従動ローラー58はX軸方向に延伸する軸58aを回転軸として回転する。第2駆動ローラー57は、固定部14に設けられている。第3従動ローラー58は、スキャナーカバー15に設けられ、スキャナーカバー15と一緒に回動可能である。
なお、第2ローラー対56を構成するローラー57,58の軸57a,58aはX軸方向に延伸するので、第2ローラー対56の軸57a,58aはX軸方向に平行である。このため、本願におけるローラー対の軸方向は、本実施形態におけるX軸方向である。
第3従動ローラー58は、原稿媒体Mを介して第2駆動ローラー57に圧接され、従動回転する。第2駆動ローラー57が回転すると、第3従動ローラー58が従動回転し、原稿媒体Mが搬送方向TDに搬送される。第2駆動ローラー57の回転が停止すると、原稿媒体Mは第2駆動ローラー57と第3従動ローラー58とによって挟持された状態になる。第2駆動ローラー57と第3従動ローラー58とによって挟持された原稿媒体Mは、第2ローラー対56によって保持された状態になる。このように、第2ローラー対56は、CISモジュール6によって画像が読み取られた原稿媒体Mを保持する保持機能を有する。
また、第2ローラー対56の軸方向(X軸方向)において、第2駆動ローラー57と第3従動ローラー58とによる原稿媒体Mの挟持位置、すなわち、第2ローラー対56による原稿媒体Mの挟持位置は、第1液体収容容器70の流出口74及び第2液体収容容器77の流入口78と異なる位置にある。
第2ローラー対56によって搬送される原稿媒体Mは、第2ローラー対56に対して−Z方向に配置されるフラップ13に案内される。原稿媒体Mにおける搬送方向TDの下流側の端は、フラップ13のガイド面13aに突き当たり、フラップ13のガイド面13aに沿って進行する。その結果、原稿媒体Mの搬送方向TDは、−Z方向(重力方向)から排出口17に向かう方向(+Y方向)に変化する。
そして、CISモジュール6によって画像が読み取られた原稿媒体Mは、排出口17から筐体部12の外に排出される。
制御部20は、CISモジュール6によって画像が読み取られた原稿媒体Mが第2ローラー対56によって保持されるように、第1ローラー対51と第2ローラー対56とCISモジュール6とを制御する。すなわち、制御部20は、CISモジュール6による読取が完了した原稿媒体Mを、第2ローラー対56により保持させる。なお、第2ローラー対56が原稿媒体Mを保持するとは、第2ローラー対56が原稿媒体Mを挟持した状態で、第2ローラー対56の回転が停止されることである。
このように、CISモジュール6による読取が完了した原稿媒体Mは、排出口17から筐体部12の外に排出され重力方向(−Z方向)に落下するのではなく、第2ローラー対56によって保持された状態になる。
仮に、排出口17に対して重力方向に汚染源(例えば、床面の汚れ)が存在すると、CISモジュール6による読取が完了した原稿媒体Mが重力方向に落下すると、原稿媒体Mが当該汚染源によって汚染されるおそれがある。本実施形態では、CISモジュール6による読取が完了した原稿媒体Mは第2ローラー対56によって保持されるので、仮に排出口17に対して重力方向に汚染源が存在したとしても、原稿媒体Mが当該汚染源によって汚染されにくくなる。
1.2インクが流動する流路の概要
次に、図1及び図5を参照し、第1液体収容容器70から液体噴射ヘッド40に向けてインクが流動する流路の概要を説明する。
本実施形態に係るプリンター1には、インクが収容される第1液体収容容器70が筐体部12の右上に装着され、インクが噴射される液体噴射ヘッド40が筐体部12の中に収容され、第1液体収容容器70から液体噴射ヘッド40に向けてインクが流動するインクの流路が形成されている。
第1液体収容容器70から液体噴射ヘッド40に向けてインクが流動するインクの流路は、第1液体収容容器70から液体噴射ヘッド40に至るインクの流路と言い換えることができ、本願における流路の一例であり、以降、インクの流路FPと称す。
また、図1では、インクの流路FPにおけるインクの流動方向が太い実線の矢印で図示されている。太い実線の矢印の先端側がインクの流路FPにおける下流であり、太い実線の矢印の基端側がインクの流路FPにおける上流である。
図1に示すように、インクの流路FPには、第1流路部材81と、開閉部8と、第1流路部材81と、第2液体収容容器77と、第2流路部材85と、開閉部9と、第2流路部材85と、圧力調整弁60とが、インクの流路FPにおける上流から順に配置されている。
すなわち、インクの流路FPは、第1流路部材81と、開閉部8と、第1流路部材81と、第2液体収容容器77と、第2流路部材85と、開閉部9と、第2流路部材85と、圧力調整弁60とによって形成されるインクが流動する流路である。
なお、第1流路部材81は本願におけるチューブの一例である。
筐体部12の右上には、インクが収容される第1液体収容容器70が装着されている。第1液体収容容器70は、液体噴射ヘッド40よりも高い位置に配置される。第1液体収容容器70におけるインクの収容量は、第2液体収容容器77におけるインクの収容量より大きい。
第1液体収容容器70は、ブラックのインクが収容される第1液体収容容器70Kと、シアンのインクが収容される第1液体収容容器70Cと、マゼンタのインクが収容される第1液体収容容器70Mと、イエローのインクが収容される第1液体収容容器70Yとで構成される。ブラックのインクが収容される第1液体収容容器70Kと、シアンのインクが収容される第1液体収容容器70Cと、マゼンタのインクが収容される第1液体収容容器70Mと、イエローのインクが収容される第1液体収容容器70Yとは、+X方向に沿って順に配置されている。
第1液体収容容器70は、インクが収容される本体部72と、補充容器(図示省略)からインクを注入可能な注入口71と、注入口71を密閉するキャップ部材73と、本体部72に収容されるインクが流出する流出口74とを有する。
注入口71は、本体部72の上面に設けられた開口である。流出口74は、本体部72の前面の下部に設けられた開口である。流出口74は、本体部72の前面から+Y方向に突出し、第1流路部材81の中に挿入されている。キャップ部材73は、一方の端を回動軸として、他方の端が本体部72に対して回動可能である。キャップ部材73は、注入口71を密閉し、本体部72に収容されるインクの乾燥を抑制する。
このように、本実施形態に係るプリンター1は、液体噴射ヘッド40よりも上方に位置し、インクが注入される注入口71とインクが流出する流出口74とが設けられた第1液体収容容器70を有する。
筐体部12の右下には、第2液体収容容器77が装着されている。第2液体収容容器77は、インクの流路FPにおける第1液体収容容器70と液体噴射ヘッド40との間に設けられ、液体噴射ヘッド40よりも低い位置に配置される。第2液体収容容器77におけるインクの収容量は、第1液体収容容器70におけるインクの収容量より小さい。
第2液体収容容器77の上面には、第1液体収容容器70に収容されるインクが流入する流入口78が設けられている。第2液体収容容器77は、第1流路部材81によって第1液体収容容器70に連通されている。すなわち、第2液体収容容器77の流入口78は、第1流路部材81によって第1液体収容容器70の流出口74に接続されている。
さらに、第2液体収容容器77の流入口78は、カバー軸18よりも低い位置に配置され、カバー軸18より下方に位置する。
このように、本実施形態に係るプリンター1は、インクの流路FPにおける第1液体収容容器70と液体噴射ヘッド40との間に設けられ、第1液体収容容器70に収容されるインクが流入する流入口78が設けられた第2液体収容容器77を有する。
第2液体収容容器77の下方には、カバー部材75が筐体部12に取り付けられている。カバー部材75は回動可能であり、ユーザーは、カバー部材75を開いて第2液体収容容器77を筐体部12に装着することができる。
また、上述したように液体噴射ヘッド40が筐体部12の中に収容されるので、本実施形態に係るプリンター1は、第2液体収容容器77が装着され、且つ液体噴射ヘッド40が収容される筐体部12を有する。
第2液体収容容器77は、ブラックのインクが収容される第2液体収容容器77Kと、シアンのインクが収容される第2液体収容容器77Cと、マゼンタのインクが収容される第2液体収容容器77Mと、イエローのインクが収容される第2液体収容容器77Yとで構成される。
第2液体収容容器77K,77C,77M,77Yのそれぞれは、第1流路部材81によって、対応する第1液体収容容器70K,70C,70M,70Yのそれぞれに連通されている。そして、ブラックのインクは第1液体収容容器70Kから第1流路部材81を経由して第2液体収容容器77Kに供給され、シアンのインクは第1液体収容容器70Cから第1流路部材81を経由して第2液体収容容器77Cに供給され、マゼンタのインクは第1液体収容容器70Mから第1流路部材81を経由して第2液体収容容器77Mに供給され、イエローのインクは第1液体収容容器70Yから第1流路部材81を経由して第2液体収容容器77Yに供給される。
第1流路部材81は、筐体部12の外に配置され、インクの流路FPの一部を形成する。
第1流路部材81の一方は第1液体収容容器70の流出口74が挿入され、第1流路部材81の他方は第2液体収容容器77の流入口78の中に挿入される。かかる構成によって、第1流路部材81は、第1液体収容容器70の流出口74と第2液体収容容器77の流入口78とを接続し、第1液体収容容器70から第2液体収容容器77に至る流路を形成する。
また、第2液体収容容器77の流入口78の上方には、第1流路部材81(流路部材本体82、キャップ部材83)が配置されるだけであって、第1流路部材81以外の構成要素は配置されない。
第1流路部材81は、インクの流路FPの方向に延びる流路部材本体82と、流路部材本体82の下流側に配置されるキャップ部材83とを有する。流路部材本体82は、可撓性を有するインクチューブである。キャップ部材83は、流路部材本体82に溶着され、流路部材本体82に固定される。また、流路部材本体82がキャップ部材83を貫通する状態で、キャップ部材83が流路部材本体82に固定される。
キャップ部材83は、第2液体収容容器77の流入口78に嵌め込み可能である。流路部材本体82が第2液体収容容器77の流入口78の中に挿入された状態で、キャップ部材83が第2液体収容容器77の流入口78に嵌め込まれると、第1液体収容容器70が第2液体収容容器77に連通するように、第1液体収容容器70の流出口74と第2液体収容容器77の流入口78とが、第1流路部材81によって接続された状態になる。
その結果、第1液体収容容器70に収容されるインクが、第1液体収容容器70の流出口74と第1流路部材81と第2液体収容容器77の流入口78とを介して、第2液体収容容器77の中に流入可能になる。加えて、キャップ部材83が第2液体収容容器77の流入口78に嵌め込まれると、流入口78がキャップ部材83によって密閉された状態になり、インクが第2液体収容容器77から漏れ出なくなり、加えて第2液体収容容器77に収容されるインクの乾燥が抑制される。
カバー軸18の延伸方向(X軸方向)において、第1液体収容容器70及び第2液体収容容器77は、スキャナーカバー15に対して一方側(−X方向側)に位置し、スキャナーカバー15と異なる位置に配置される。さらに、カバー軸18の延伸方向(X軸方向)において、第1液体収容容器70の注入口71及び流出口74と第2液体収容容器77の流入口78とは、スキャナーカバー15に対して一方側(−X方向側)に位置し、スキャナーカバー15と異なる位置に配置される。
このように、本実施形態に係るプリンター1は、カバー軸18の延伸方向において、流出口74と流入口78とが、スキャナーカバー15より一方側に位置する構成を有する。
カバー軸18の延伸方向(X軸方向)において、第1液体収容容器70の流出口74と第2液体収容容器77の流入口78とを接続する第1流路部材81は、スキャナーカバー15に対して一方側(−X方向側)に位置し、スキャナーカバー15と異なる位置に配置される。すなわち、筐体部12の外側に配置される第1液体収容容器70及び第1流路部材81は、カバー軸18の延伸方向(X軸方向)において、スキャナーカバー15に対して一方側(−X方向側)に位置し、スキャナーカバー15と異なる位置に配置される。
さらに、第2液体収容容器77の流入口78はカバー軸18より下方に位置するので、第1流路部材81と第2液体収容容器77の流入口78との接続部分はカバー軸18より下方に位置する。
カバー軸18の延伸方向(X軸方向)において、筐体部12には、スキャナーカバー15に対して一方側(−X方向側)に位置するフック93が設けられている。第1流路部材81は、結束部材94によって括られ、フック93に引っ掛けられている。結束部材94としては、結束バンド、ベルト、及び紐などを使用することができる。
なお、フック93は本願における固定部の一例である。このように、筐体部12には、カバー軸18の延伸方向において、チューブ(第1流路部材81)をスキャナーカバー15より一方側(−X方向側)に位置させる固定部(フック93)が設けられている。
本願における固定部は、筐体部12に設けられた凹部または凸部であり、当該凹部または当該凸部に結束部材94を引っ掛ける構成であってもよい。さらに、結束部材94を省略し、当該凹部、当該凸部、または上述したフック93に第1流路部材81を直接引っ掛ける構成であってもよい。
さらに、本願における固定部は、筐体部12に設けられた穴であり、当該穴の中に貫通された紐によって第1流路部材81を括る構成であってもよい。本願における固定部は、筐体部12に取り付けられた紐であり、当該紐によって第1流路部材81を括る構成であってもよい。本願における固定部は、筐体部12に取り付けられた把持部材であり、当該把持部材が第1流路部材81を把持する構成であってもよい。本願における固定部は、筐体部12に取り付けられた面ファスナーであり、当該面ファスナーによって第1流路部材81の移動を規制する構成であってもよい。本願における固定部は、筐体部12に取り付けられた磁石であり、磁力によって第1流路部材81の移動を規制する構成であってもよい。
要は、第1流路部材81をスキャナーカバー15より一方側(−X方向側)に位置させる構成要素が筐体部12に設けられていれば、当該構成要素は、本願における固定部に含まれる。また、本願における固定部の数は、単数であってもよく、複数であってもよい。
第1流路部材81が流出口74と流入口78とに接続された状態において、第1流路部材81はX軸方向に移動可能である。例えば、ユーザーが第1流路部材81に接触すると、第1流路部材81のX軸方向の位置が変化し、第1流路部材81がスキャナーカバー15に対して一方側(−X方向側)に配置されなくなるおそれがある。すなわち、Y軸方向から見た平面視において、第1流路部材81がスキャナーカバー15に重なるおそれがある。
本実施形態では、カバー軸18の延伸方向において、チューブ(第1流路部材81)をスキャナーカバー15より一方側(−X方向側)に位置させる固定部(フック93)が、筐体部12に設けられているので、第1流路部材81がスキャナーカバー15に対して確実に−X方向側に配置されるようになり、Y軸方向から見た平面視において第1流路部材81がスキャナーカバー15に確実に重ならなくなる。
第2流路部材85は、筐体部12の中に配置され、インクの流路FPの一部を形成する。第2流路部材85は、第2液体収容容器77と圧力調整弁60とを接続し、第2液体収容容器77から圧力調整弁60に至る流路を形成する。
第1流路部材81には、第1流路部材81を開閉する開閉部8が設けられている。開閉部8は、第1流路部材81に取り付けられ、筐体部12の外に配置される。第2流路部材85には、第2流路部材85を開閉する開閉部9が設けられている。開閉部9は、第2流路部材85に取り付けられ、筐体部12の中に配置される。また、開閉部9に対して−X方向側には筐体部12の一部を構成するパネル91が配置され、パネル91が取り外し可能となっている。
このように、本実施形態に係るプリンター1は、インクの流路FPにおける第1液体収容容器70と液体噴射ヘッド40との間に設けられ、インクの流路FPを開閉可能な開閉部8,9を備える。
開閉部8,9は、手動で流路部材81,85を開閉するバルブである。ユーザーは、パネル91を取り外し、開閉部9を手動で開閉することができる。
例えば、開閉部8,9は、カムとカムを回転させる手段とを有し、カムが回転すると流路部材81,85が押し潰された状態になり流路部材81,85が閉塞され、さらにカムが回転すると流路部材81,85の押し潰された状態が解除され、流路部材81,85が開放される構成であってもよい。
例えば、開閉部8,9は、流路部材81,85を挟むように取り付けられ、流路部材81,85を押し潰して流路部材81,85を閉塞することが可能なクリップであってもよい。
開閉部8は第1流路部材81を開閉することができ、開閉部9は第2流路部材85を開閉することができる。
例えば、開閉部8,9を開状態にすると、第1液体収容容器70に収容されるインクを液体噴射ヘッド40に供給することができる。
例えば、開閉部8によって第1流路部材81を閉状態にすると、インクが漏れない状態で第1液体収容容器70を筐体部12から取り外し、第1液体収容容器70を交換することができる。例えば、開閉部8によって第1流路部材81を閉状態にし、開閉部9によって第2流路部材85を閉状態にすると、インクが漏れない状態で第2液体収容容器77を筐体部12から取り外し、第2液体収容容器77を交換することができる。
かかる構成によって、ユーザーの利便性が向上する。
上述したように、第1液体収容容器70におけるインクの収容量は、第2液体収容容器77におけるインクの収容量よりも大きく、第1液体収容容器70は第2液体収容容器77よりも多量のインクを収容することができる。
すなわち、本実施形態に係るプリンター1では、ユーザーがインクの収容量が大きい第1液体収容容器70にインクを補充するので、ユーザーがインクの収容量が小さい第2液体収容容器77にインクを補充する場合と比べて、インクを補充する頻度が少なくなり、ユーザーの利便性が向上する。
インクは、第1液体収容容器70と第2液体収容容器77との両方に収容されるので、仮に第1液体収容容器70に収容されるインクが空になっても、第2液体収容容器77から液体噴射ヘッド40にインクが供給されるので、印刷ユニット30の印刷処理が中断されず、印刷ユニット30は、継続して印刷処理を実行し、継続して印刷媒体Nに画像を形成することができる。
さらに、第2液体収容容器77から液体噴射ヘッド40にインクが供給される状態で、補充容器から第1液体収容容器70にインクを補充できるので、補充容器から第1液体収容容器70にインクを補充する際に印刷ユニット30の印刷処理が中断されず、印刷ユニット30は、継続して印刷処理を実行し、継続して印刷媒体Nに画像を形成することができる。
かかる構成によって、プリンター1の生産性が高められる。
図5に示すように、液体噴射ヘッド40に対して上流側には、圧力調整弁60が配置されている。圧力調整弁60は、インクの流路FPの一部を形成する第2流路部材85に設けられている。詳しくは、圧力調整弁60は、インクの流路FPにおける第2液体収容容器77と液体噴射ヘッド40との間に設けられている。
第1液体収容容器70に収容されるインクは、第1流路部材81と第2液体収容容器77と第2流路部材85と圧力調整弁60とを経て、液体噴射ヘッド40に供給される。
圧力調整弁60に対して上流側には流路部材81,85の流路(流路部材81,85によって形成される流路)が配置され、圧力調整弁60に対して下流側には液体噴射ヘッド40の流路(液体噴射ヘッド40によって形成される流路)が配置される。さらに、圧力調整弁60は、圧力調整弁60の流路を形成する。
すなわち、第1液体収容容器70に収容されるインクは、流路部材81,85の流路と、圧力調整弁60の流路とを経て、液体噴射ヘッド40の流路に至り、液体噴射ヘッド40のノズル44から印刷媒体Nに噴射される。
圧力調整弁60は、ケース部材61と、インク導入口62と、インク供給室63と、インク供給室63内に設けられたフィルター64と、弁体65と、圧力室66と、可撓性部材67と、インク導出口68と、バネ69とを有している。インク導入口62と、インク供給室63と、弁体65と、圧力室66と、インク導出口68とは、圧力調整弁60の流路における上流側から順に配置される。
また、インク導入口62とインク供給室63と圧力室66とインク導出口68とによって、圧力調整弁60の流路が形成される。
インク供給室63は、圧力調整弁60の流路の上流部分を形成し、ケース部材61の中に設けられたインクが収容される空間である。インク供給室63は、上流側がインク導入口62を介して流路部材81,85の流路に連通され、下流側が圧力室66に連通される。
圧力室66は、圧力調整弁60の流路の下流部分を形成し、ケース部材61と可撓性部材67とによって区画されるインクが収容される空間である。圧力室66は、上流側がインク供給室63に連通され、下流側がインク導出口68を介して液体噴射ヘッド40の流路に連通される。
弁体65は、インク供給室63から圧力室66に跨って配置される。弁体65は、弁体65のインク供給室63側の端及び弁体65の圧力室66側の端において太くなり、弁体65のインク供給室63側の端と弁体65の圧力室66側の端との間で細くなっている。
可撓性部材67は、圧力室66の圧力が高くなると圧力室66の体積が大きくなる方向に変位し、圧力室66の圧力が低くなると圧力室66の体積が小さくなる方向に変位する。
バネ69は、圧縮された状態で、ケース部材61の圧力室66を形成する部分と弁体65の圧力室66側の端との間に配置される。すると、弁体65の圧力室66側の端がバネ69によって押し付けられた状態になり、弁体65が可撓性部材67と一緒に変位するようになる。
例えば、圧力室66の圧力が高くなり、圧力室66の体積が大きくなる方向に可撓性部材67が変位すると、弁体65が可撓性部材67と一緒に変位し、弁体65がケース部材61のインク供給室63を形成する部分に接触する。すると、圧力調整弁60の流路が閉塞される。
例えば、圧力室66の圧力が低くなり、圧力室66の体積が小さくなる方向に可撓性部材67が変位すると、弁体65が可撓性部材67と一緒に変位し、弁体65がケース部材61のインク供給室63を形成する部分から離間する。すると、圧力調整弁60の流路が開放される。
図5には、圧力調整弁60の流路が開放された状態が図示されている。
詳細は後述するが、図5に示すように、下流側の圧力(液体噴射ヘッド40の流路の圧力)が所定の負圧を下回ると、弁体65がケース部材61のインク供給室63を形成する部分から離間し、圧力調整弁60の流路が開放される。
図示を省略するが、下流側の圧力(液体噴射ヘッド40の流路の圧力)が所定の負圧を下回らなくなると、圧力室66の体積が大きくなる方向に可撓性部材67が変位し、弁体65が可撓性部材67と一緒に変位し、弁体65がケース部材61のインク供給室63を形成する部分に接触し、圧力調整弁60の流路が閉塞される。
液体噴射ヘッド40は、インク導入路41と、共通液室42と、圧力発生室43と、ノズル44とを有している。
圧力発生室43は、複数のノズル44のそれぞれに連通されている。すなわち、圧力発生室43とノズル44とは1対1に対応するように設けられている。共通液室42は、複数の圧力発生室43に共通なインク室であり、インク導入路41と複数の圧力発生室43とに連通されている。圧力調整弁60の流路から供給されるインクは、インク導入路41を経由して、共通液室42に供給される。
圧力発生室43は、圧電素子45を有している。圧電素子45は、例えば、軸方向に伸長、収縮する縦振動モードの圧電アクチュエーターである。圧電素子45が収縮すると圧力発生室43が膨張する。この膨張に伴って圧力発生室43におけるインクの圧力が低くなり、インクが共通液室42から圧力発生室43に流入する。さらに、圧電素子45が伸長すると、圧力発生室43が収縮する。この収縮に伴って圧力発生室43におけるインクの圧力が高くなり、圧力発生室43に連通されたノズル44からインクが噴射される。
このように、液体噴射ヘッド40では、圧力発生室43におけるインクの圧力変化によって、ノズル44からインクが噴射される。
液体噴射ヘッド40では、ノズル44からインクが噴射されない非印刷状態では、インクがノズル44から漏れないように、液体噴射ヘッド40の流路内のインクに負圧が作用するように、インクの流動圧が調整されている。すなわち、圧力調整弁60に対して下流側に配置される液体噴射ヘッド40の流路には、負圧が付与される。
一方、第1液体収容容器70は液体噴射ヘッド40よりも高い位置に配置されるので、水頭差によって第1液体収容容器70に収容されるインクは液体噴射ヘッド40に向けて流動しようとし、第1液体収容容器70から圧力調整弁60に至る流路には、正圧が付与される。すなわち、圧力調整弁60に対して上流側に配置される流路部材81,85の流路には、正圧が付与される。
ノズル44からインクが噴射され、液体噴射ヘッド40の流路内のインクが消費されると、液体噴射ヘッド40の流路の圧力が低くなり、液体噴射ヘッド40に連通される圧力室66の圧力が低くなる。下流側の圧力(液体噴射ヘッド40の流路の圧力)が所定の負圧を下回ると、圧力室66の圧力が低くなり、圧力室66の体積が小さくなる方向に可撓性部材67が変位し、弁体65がケース部材61のインク供給室63を形成する部分から離間し、圧力調整弁60の流路が開放される。
すると、インクがインク供給室63から圧力室66に供給され、さらに、インクが圧力室66から液体噴射ヘッド40の流路に補充される。
インクが圧力室66から液体噴射ヘッド40の流路に補充されると、液体噴射ヘッド40の流路の圧力が高くなり、下流側の圧力(液体噴射ヘッド40の流路の圧力)が所定の負圧を下回らなくなる。下流側の圧力(液体噴射ヘッド40の流路の圧力)が所定の負圧を下回らなくなると、圧力室66の圧力が高くなり、圧力室66の体積が大きくなる方向に可撓性部材67が変位し、弁体65がケース部材61のインク供給室63を形成する部分に接触し、圧力調整弁60の流路が閉塞される。
このように、本実施形態に係るプリンター1には、インクの流路FPのうち第2液体収容容器77から液体噴射ヘッド40に至る流路に、下流側の圧力が所定の負圧を下回った時に開放される圧力調整弁60が設けられている。
その結果、ノズル44からインクが噴射され、液体噴射ヘッド40の流路内のインクが消費され、下流側の圧力が所定の負圧を下回ると、圧力調整弁60における弁体65が僅かに開弁し、圧力調整弁60に対して上流側に配置される流路部材81,85の流路から、圧力調整弁60に対して下流側に配置される液体噴射ヘッド40の流路に向けて、インクが補給されるようになる。
圧力調整弁60の流路が弁体65によって閉塞されると、圧力調整弁60に対して上流側に配置される流路部材81,85の流路の圧力変化と、圧力調整弁60に対して下流側に配置される液体噴射ヘッド40の流路の圧力変化とが切り離される。その結果、流路部材81,85の流路における正圧が、液体噴射ヘッド40の流路における負圧に影響しなくなる。
すると、ノズル44からインクが噴射されない非印刷状態では、液体噴射ヘッド40の流路における負圧が維持され、インクがノズル44から漏れない状態が維持される。すなわち、液体噴射ヘッド40に対して上流側に圧力調整弁60を設けることによって、インクが収容される第1液体収容容器70を液体噴射ヘッド40よりも高い位置に設けても、非印刷状態においてインクがノズル44から漏れなくなる。
さらに、インクが収容される第1液体収容容器70を液体噴射ヘッド40よりも高い位置に設けると、水頭差によってインクが液体噴射ヘッド40に供給可能となり、例えば、送液ポンプなどのインク供給手段を省略し、プリンター1の低コスト化を図ることができる。
さらに、圧力調整弁60に対して上流側に配置される流路部材81,85の流路の圧力変化と、圧力調整弁60に対して下流側に配置される液体噴射ヘッド40の流路の圧力変化とが切り離されると、圧力発生室43は流路部材81,85の流路における正圧の影響を受けないので、圧力発生室43においてインクの圧力が適正に変化し、圧力発生室43に連通されたノズル44からインクが適正に噴射されるようになる。
すなわち、液体噴射ヘッド40に対して上流側に圧力調整弁60を設けることによって、インクが液体噴射ヘッド40から印刷媒体Nに適正に噴射され、印刷媒体Nに形成される画像の品位を高めることができる。
1.3インク注入方法
次に、本実施形態に係るインク注入方法について説明する。
ユーザーは、第1液体収容容器70にインクを注入する場合、カバー軸18の延伸方向(X軸方向)において、第1液体収容容器70の流出口74がスキャナーカバー15より一方側(−X方向側)に位置し、且つ、第1液体収容容器70が液体噴射ヘッド40よりも上方に位置するように、第1液体収容容器70を筐体部12に装着する。
さらに、ユーザーは、カバー軸18の延伸方向(X軸方向)において、第2液体収容容器77の流入口78がスキャナーカバー15より一方側(−X方向側)に位置するように、第2液体収容容器77を筐体部12に装着する。
そして、ユーザーは、第1液体収容容器70の注入口71を介して、補充容器からインクを第1液体収容容器70に注入する。
このように、本実施形態に係るインク注入方法では、流出口74がカバー軸18の延伸方向(X軸方向)においてスキャナーカバー15より−X方向側に位置し、且つ液体噴射ヘッド40よりも上方に位置するように第1液体収容容器70を配置し、流入口78がカバー軸18の延伸方向(X軸方向)においてスキャナーカバー15より−X方向側に位置するように、第2液体収容容器77を筐体部12に装着し、第1液体収容容器70の注入口71を介して、インクを第1液体収容容器70に注入する。
本実施形態に係るプリンター1では、注入口71が設けられる第1液体収容容器70と、流入口78が設けられる第2液体収容容器77と、CISモジュール6が設けられるスキャナーカバー15とが、装置前面に設けられているので、ユーザーは、第1液体収容容器70と第2液体収容容器77とCISモジュール6とに対する付帯作業を、装置前面から実施することができる。
例えば、第1液体収容容器70に収容されるインクの量が少なくなると、ユーザーは、注入口71から第1液体収容容器70にインクを注入する付帯作業を装置前面から実施する。
例えば、第1液体収容容器70及び第2液体収容容器77がインクによって汚染されると、ユーザーは、第1液体収容容器70及び第2液体収容容器77に付着したインクを除去する付帯作業を装置前面から実施する。
例えば、第1液体収容容器70及び第2液体収容容器77の内部が異物によって汚染されると、ユーザーは、第1液体収容容器70及び第2液体収容容器77を装置前面から取り外し、第1液体収容容器70及び第2液体収容容器77を交換する付帯作業や、第1液体収容容器70及び第2液体収容容器77の内部を洗浄する付帯作業を装置前面から実施する。
例えば、CISモジュール6のコンタクトガラス7に紙粉などの異物や汚れが付着し、CISモジュール6が原稿媒体Mの画像を適正に読み取れなくなると、ユーザーは、CISモジュール6を正常な状態に回復させる付帯作業を装置前面から実施する。
具体的には、CISモジュール6が原稿媒体Mの画像を適正に読み取れなくなると、ユーザーは、スキャナーカバー15をカバー位置P1から開放位置P2に回動させ、CISモジュール6のコンタクトガラス7を開放させる。ユーザーは、エアーガンやワイパーなどを使用して、コンタクトガラス7に付着した異物や汚れを除去する。最後に、ユーザーは、スキャナーカバー15を開放位置P2からカバー位置P1に回動させ、CISモジュール6が原稿媒体Mの画像を適正に読み取り可能な状態に回復させる。
さらに、搬送経路で原稿媒体Mの詰まりが生じた場合、ユーザーは、原稿媒体Mの詰まりを解消する付帯作業を、装置前面から実施する。
具体的には、搬送経路で原稿媒体Mの詰まりが生じると、ユーザーは、スキャナーカバー15をカバー位置P1から開放位置P2に回動させ、搬送経路で紙詰まりとなった原稿媒体Mを取り除く。最後に、ユーザーは、スキャナーカバー15を開放位置P2からカバー位置P1に回動させ、原稿媒体MがCISモジュール6に向けて搬送可能な状態に回復させる。
本実施形態に係るプリンター1では、カバー軸18の延伸方向(X軸方向)において、第1液体収容容器70と、第1液体収容容器70の注入口71及び流出口74と、第2液体収容容器77と、第2液体収容容器77の流入口78とは、スキャナーカバー15に対して−X方向側に位置し、スキャナーカバー15と異なる位置に配置され、Y軸方向から見た平面視においてスキャナーカバー15と重ならない。
かかる構成を有すると、装置前面から実施する液体収容容器70,77に対する付帯作業と、スキャナーカバー15を開閉して装置前面から実施するCISモジュール6の付帯作業とを同時に実施しても、これら作業が互いに干渉することがなく、操作性の悪化を招きにくい。さらに、装置前面から実施する液体収容容器70,77に対する付帯作業と、スキャナーカバー15を開閉して装置前面から実施する搬送経路の付帯作業とを同時に実施しても、これら作業が互いに干渉することがなく、操作性の悪化を招きにくい。
本実施形態に係るプリンター1では、カバー軸18の延伸方向(X軸方向)において、筐体部12の外側に配置される第1流路部材81が、スキャナーカバー15に対して−X方向側に位置し、スキャナーカバー15と異なる位置に配置され、Y軸方向から見た平面視においてスキャナーカバー15と重ならない。
加えて、本実施形態に係るプリンター1では、カバー軸18の延伸方向において、第1流路部材81をスキャナーカバー15より−X方向側に位置させるフック93が、筐体部12に設けられているので、第1流路部材81が、スキャナーカバー15に対して確実に−X方向側に位置し、スキャナーカバー15と異なる位置に配置され、Y軸方向から見た平面視においてスキャナーカバー15と重ならない。
かかる構成を有すると、CISモジュール6の付帯作業や搬送経路の付帯作業を実施するために、スキャナーカバー15を開閉しても、スキャナーカバー15と第1流路部材81とが干渉することがなくなる。例えば、スキャナーカバー15と第1流路部材81とが干渉し、第1流路部材81がスキャナーカバー15によって引っ張られ、第1流路部材81に余分な力が付与されるという不具合が生じにくくなる。
従って、第1流路部材81に余分な力が付与されることよる不具合が抑制される。
具体的には、第1液体収容容器70の流出口74と第1流路部材81との接続が解消され、第1液体収容容器70の流出口74からインクが漏れ出るという不具合が抑制される。第2液体収容容器77の流入口78と第1流路部材81との接続が解消され、第1流路部材81からインクが漏れ出るという不具合が抑制される。
第2液体収容容器77の流入口78はカバー軸18より下方に位置するので、第2液体収容容器77の流入口78と第1流路部材81との接続部分は、カバー軸18より下方に位置する。スキャナーカバー15のうち下方部分がカバー軸18であるので、第2液体収容容器77の流入口78と第1流路部材81との接続部分は、スキャナーカバー15より下方に位置する。
このため、スキャナーカバー15の開閉によって、スキャナーカバー15より下方に位置する第2液体収容容器77の流入口78と第1流路部材81との接続部分は、スキャナーカバー15と干渉しにくく、第2液体収容容器77の流入口78と第1流路部材81との接続部分に余分な力が付与されにくくなり、第2液体収容容器77の流入口78と第1流路部材81との接続が解消されにくくなる。
さらに、第2液体収容容器77を交換するために、第1流路部材81を第2液体収容容器77の流入口78から取り外し、第2液体収容容器77の流入口78と第1流路部材81との接続部からインクが飛び散った場合、当該飛び散ったインクは、スキャナーカバー15より下方に落下しやすいので、スキャナーカバー15に付着しにくくなる。
1…プリンター、6…CISモジュール、7…コンタクトガラス、8,9…開閉部、11…脚部、12…筐体部、15…スキャナーカバー、16…挿入口、17…排出口、18…カバー軸、20…制御部、21…操作部、25…セット部、26…支持部、30…印刷ユニット、31…印刷部、32…ガイド軸、33…キャリッジ、39…排出口、40…液体噴射ヘッド、50…スキャナーユニット、51…第1ローラー対、52…第1駆動ローラー、53…第1従動ローラー、54…第2従動ローラー、56…第2ローラー対、57…第2駆動ローラー、58…第3従動ローラー、52a,53a,54a,57a,58a…軸、70,70K,70C,70M,70Y…第1液体収容容器、71…注入口、72…本体部、73…キャップ部材、74…流出口、75…カバー部材、77,77K,77C,77M,77Y…第2液体収容容器、78…流入口、81…第1流路部材、82…流路部材本体、83…キャップ部材、85…第2流路部材、93…フック、94…結束部材。

Claims (8)

  1. 液体を噴射可能な液体噴射部と、
    前記液体が注入される注入口と前記液体が流出する流出口とが設けられ、且つ、前記液体噴射部よりも上方に位置する第1液体収容容器と、
    前記第1液体収容容器に収容される液体が流入する流入口が設けられ、且つ、前記第1液体収容容器から前記液体噴射部に至る前記液体の流路における前記第1液体収容容器と前記液体噴射部との間に設けられた、第2液体収容容器と、
    前記第1液体収容容器が前記第2液体収容容器に連通するように、前記流出口と前記流入口とに接続されるチューブと、
    前記第2液体収容容器が装着され、且つ、前記液体噴射部が収容される筐体部と、
    搬送される原稿媒体を読み取る読取部と、
    前記筐体部の前面を構成し、且つ、カバー軸を回動中心として、前記読取部を開放する開放位置と、前記読取部を覆うカバー位置と、に回動可能なスキャナーカバーと、
    を備え、
    前記カバー軸の延伸方向において、前記流出口と前記流入口とが、前記スキャナーカバーより一方側に位置する、ことを特徴とするプリンター。
  2. 前記流路における前記第2液体収容容器と前記液体噴射部との間に設けられる圧力調整弁を備え、
    前記圧力調整弁は、当該圧力調整弁より下流側の圧力が所定の負圧を下回ったときに開放される、請求項1に記載のプリンター。
  3. 前記第1液体収容容器における前記液体の収容量が、前記第2液体収容容器における前記液体の収容量より大きい、請求項1または2に記載のプリンター。
  4. 前記流路における前記第1液体収容容器と前記液体噴射部との間に設けられ、当該流路を開閉可能な開閉部を備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載のプリンター。
  5. 前記カバー軸は、前記スキャナーカバーのうち下方部分に位置し、
    前記流入口は、前記カバー軸より下方に位置する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のプリンター。
  6. 前記原稿媒体が搬送される搬送方向において前記読取部より下流に配置され、前記原稿媒体を挟持するローラー対と、
    前記読取部と前記ローラー対とを制御する制御部と、
    を備え、
    前記ローラー対の軸方向において、前記ローラー対による挟持位置は、前記流出口および前記流入口と異なる位置にあり、
    前記制御部は、前記読取部による読取が完了した前記原稿媒体を、前記ローラー対により保持させる、請求項1〜5のいずれか一項に記載のプリンター。
  7. 前記筐体部には、前記カバー軸の延伸方向において前記チューブを前記スキャナーカバーより前記一方側に位置させる固定部が設けられている請求項1〜6のいずれか一項に記載のプリンター。
  8. 液体を噴射可能な液体噴射部と、
    前記液体が注入される注入口と前記液体が流出する流出口とが設けられ、且つ、前記液体噴射部よりも上方に位置する第1液体収容容器と、
    前記第1液体収容容器に収容される液体が流入する流入口が設けられ、且つ、前記第1液体収容容器から前記液体噴射部に至る前記液体の流路における前記第1液体収容容器と前記液体噴射部との間に設けられた、第2液体収容容器と、
    前記第1液体収容容器が前記第2液体収容容器に連通するように、前記流出口と前記流入口とに接続されるチューブと、
    前記液体噴射部が収容される筐体部と、
    搬送される原稿媒体を読み取る読取部と、
    前記筐体部の前面を構成し、且つ、カバー軸を回動中心として、前記読取部を開放する開放位置と、前記読取部を覆うカバー位置と、に回動可能なスキャナーカバーと、
    を備えるプリンターの液体注入方法であって、
    前記流出口が前記カバー軸の延伸方向において前記スキャナーカバーより一方側に位置し、且つ、前記第1液体収容容器が前記液体噴射部よりも上方に位置するように、前記第1液体収容容器を配置し、
    前記流入口が前記カバー軸の延伸方向において前記スキャナーカバーより前記一方側に位置するように、前記第2液体収容容器を前記筐体部に装着し、
    前記注入口を介して、前記液体を前記第1液体収容容器に注入することを特徴とする液体注入方法。
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