JP2021153423A - 植栽基盤及び緑化パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】上下の植栽基盤間で植栽シートが連続していない部位の発生を防止又は抑制することが目的である。【解決手段】植栽基盤10は、植栽シート22、23が重ねられて構成され植栽シート22、23の下端部22A、23A及び上端部22B、23Bの端部長が異なり段差部26A、26Bが形成された植栽マット20と、植栽マット20を両面から挟んで植栽マット20を保持する一対の板材32、33と、を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、植栽基盤及び緑化パネルに関する。
特許文献1には、構造物の壁面に緑化を施すための壁面緑化システムに関する技術が開示されている。この先行技術では、壁面緑化システムでは、植栽が施される培土基盤と培土基盤を保持する枠部材を備える緑化ユニットを構造物の壁面に沿って設置して構造物に緑化を施す。そして、略水平方向に延設された断面略凹状を呈する複数の樋部材が、開口部側を上方に向けた状態で構造物の壁面に支持されると共に、上下方向に所定の間隔をあけて並設されており、枠部材を樋部材に着脱可能に支持させて、上下方向に並設された一対の樋部材の間に緑化ユニットを配置する。
特開2007−222015号公報
引用文献1では、植栽が施される培土基盤を枠部材内に上下に並べて配置している。このような構成の場合は、培土基盤の同士の上下の突き合わせ面に部分的に隙間ができ、上下の培土基盤間で連続していない部位が発生する虞がある。
このように、上下の培土基盤間で連続していない部位によって、植物が上下方向に根を十分に広げることができなくなり、植物の生育が阻害される虞がある。或いは、連続していない部位で水が滞留して飽和状態になり、滴下する虞がある。
本発明は、上記事実を鑑み、上下の植栽基盤間で植栽シートが連続していない部位の発生を防止又は抑制することが目的である。
第一態様は、複数の植栽シートが重ねられて構成され、前記植栽シートの上下方向の端部長が異なり、上下端部に段差部が形成された植栽マットと、前記植栽マットを両面から挟んで前記植栽マットを保持する一対の保持部材と、を備えた植栽基盤である。
第一態様の植栽基盤では、植栽マットの段差部同士が係合するように上下方向に接続することで、段差部において、植栽シートの上下端部の面外方向の側面同士が接触する。よって、植栽基盤を上下に接続した際に、上下の植栽基盤間で植栽シートが連続していない部位の発生が防止又は抑制される。
第二態様は、前記保持部材は、板材で形成され、前記板材の上下端部は、外側の前記植栽シートの上下端部の位置と一致又は略一致している、第一態様に記載の植栽基盤である。
第二態様の植栽基盤では、保持部材である板材の上下端部が面外方向外側の植栽シートの上下端部の位置と一致又は略一致しているので、植栽マットの段差部同士が係合するように上下方向に接続する際の施工が容易である。
第三態様は、第一態様又は第二態様に記載の前記植栽基盤を前記段差部同士が係合するように上下方向に接続し、植物が植栽される収容部が、少なくとも一方の前記保持部材に設けられた開口部から前記植栽シートが突出して形成されている、緑化パネルである。
第三態様の緑化パネルでは、植栽基盤の段差部同士が係合するように上下方向に接続することで、段差部において、植栽シートの上下端部の面外方向の側面同士が接触する。よって、上下の植栽基盤間で植栽シートが連続していない部位の発生が防止又は抑制される。これにより、植物が上下方向に根を十分に広げることができ、根がはれないことによる植物の生育の阻害が防止又は抑制される。また、連続していない部位で水が滞留して飽和状態になり、滴下することが防止又は抑制される。
本発明によれば、上下の植栽基盤間で植栽シートが連続していない部位の発生を防止又は抑制することができる。
植栽基盤の分解斜視図である。 植栽基盤の斜視図である。 植栽基盤を上下に並べて接続した緑化パネルの斜視図である。 緑化パネルをX方向から見た側面の拡大側面図である。 緑化装置の分解斜視図である。 緑化装置の斜視図である。 緑化装置の植栽基盤に形成された収容部に植物を植栽した状態のY方向に沿った縦断面の拡大図である。 潅水装置の構成図である。 第一変形例の植栽基盤及びこの植栽基盤を上下に並べて接続する前の緑化パネルのY方向に沿った縦断面の拡大断面図である。 第二変形例の植栽基盤及びこの植栽基盤を上下に並べて接続する前の緑化パネルのY方向に沿った縦断面の拡大断面図である。 第三変形例の植栽基盤及びこの植栽基盤を上下に並べて接続する前の緑化パネルのY方向に沿った縦断面の拡大断面図である。 第四変形例の植栽基盤及びこの植栽基盤を上下に並べて接続した緑化パネルのY方向に沿った縦断面の拡大断面図である。 参考例の植栽基盤及びこの植栽基盤を上下に並べて接続した緑化パネルのY方向に沿った縦断面の拡大断面図である。
<実施形態>
本発明の一実施形態の植栽基盤、緑化パネル及び緑化装置について説明する。なお、鉛直方向をZ方向とし、左右方向をX方向とし、Z方向とX方向とに直交する方向をY方向とする。また、植栽基盤の厚み方向(面外方向)がY方向であると共にY方向から見る場合を正面視とする。
[構造]
植栽基盤、緑化パネル及び緑化装置の構造について説明する。
(植栽基盤)
先ず、植栽基盤の構造について説明する。
図1及び図2に示すように、植栽基盤10は、植栽マット20と、植栽マット20の両面を挟んで保持する一対の鋼板で構成された板材32、33と、を有している。
植栽マット20は、複数枚、本実施形態では二枚の植栽シート22、23が重ねられて構成されている。植栽マット20を構成する植栽シート22、23は、植物90の根92(図7参照)が進入可能(根92をはることが可能)で、保水性及び吸水性の高い材料、例えばフェルト、不織布、ウレタン、スポンジ及びヤシ繊維等で構成された多孔質体をシート状に加工したものである。また、本実施形態の植栽シート22、23は、飽和含水率80%以上且つ飽和透水係数0.05cm/s以上の排水性能が高い多孔質体を用いている。
一対の鋼板で構成された板材32、33の一方の板材32には、開口部30が複数形成されている。なお、本実施形態では、矩形状の開口部30が三つ形成されているが、これは一例であって、これに限定されるものではない。
図2に示すように、植栽マット20は、植栽シート22、23の上下方向の端部長が異なり、これにより下端部に階段状の段差部26Aが形成され、上端部に階段状の段差部26Bが形成されている。
板材32の下端部32A及び上端部32Bは、植栽シート22の下端部22A及び上端部22Bの位置と一致又は略一致している。同様に、板材33の下端部33A及び上端部33Bは、植栽シート23の下端部23A及び上端部23Bの位置と一致又は略一致している。
また、植栽シート22、23及び板材32、33には、それぞれボルト締結用の締結孔12が周縁部に形成されている。
(緑化パネル)
次に、緑化パネルの構造について説明する。
図3〜図6に示すように、緑化パネル50は、植栽基盤10の植栽マット20の上下の段差部26Aと段差部26Bとが係合するように上下方向に接続されて構成されている。
図4に示すように、段差部26Aと段差部26Bとの係合部位において、上側の植栽基盤10の植栽シート22の下端部22Aの側面22Cと下側の植栽基盤10の植栽シート23の上端部23Bの側面23Cとが接触している。
図6及び図7に示すように、緑化パネル50には、板材32の開口部30から植栽マット20の植栽シート22が引き出されて突出し、植物90が植栽される上部が開口した収容部40が形成されている。
(収容部の形成方法の一例)
ここで、収容部の形成方法の一例について説明する。
植栽基盤10の板材32の開口部30から植栽シート22に水平方向の切目を入れる。そして、開口部30から突出するように植栽シート22における切目の下側の部位を引き出し、上部が開口した収容部40を形成する。
(緑化装置)
次に、緑化装置の構造について説明する。
図5及び図6に示すように、緑化装置100は、緑化パネル50と、緑化パネル50を外壁又は内壁の壁面14に固定する固定冶具110と、潅水装置900と、を有している。
固定冶具110は、C形鋼で構成され、壁面14に水平方向に沿って配置されると共に壁面14に上下方向に間隔をあけて複数設けられている。固定冶具110には、ボルト120の頭部122が挿入されている。そして、ボルト120の軸部124が植栽基盤10の締結孔12(図5、図1及び図2を参照)に挿通され、ナット126で締結することで、植栽基盤10を構成する植栽シート22、23及び板材32、33が一体化されると共に壁面14に固定される。また、植栽基盤10が上下方向に接続されて緑化パネル50を構成する。また、開口部30に植物90が植栽される上部が開口した収容部40が形成される。
このように、本実施形態では、植栽シート22、23及び板材32、33を上下に並べて壁面14に固定することで、これらが一体化されて植栽基盤10となると共に植栽基盤10の植栽マット20の上下の段差部26Aと段差部26Bとが係合して接続されると緑化パネル50となる。
なお、上側の植栽基盤10の板材32、33の下端部32A、33Aと下側の植栽基盤10の板材32、33の上端部32B、33Bとは、各種公差を吸収するため若干の隙間t(図4等を参照)が設けられている。
図8に示すように、潅水装置900は、ホース912と、ポンプ910と、ポンプ910に電気的に接続されポンプ910を制御する制御装置914と、を有している。また、ホース912の先端部902の外周面902Aには、複数の孔904が形成されている。
図5に示すように、潅水装置900のホース912の先端部902は、緑化パネル50の上側の植栽基盤10の上端部の上にX方向に沿って配置されている。
図8に示す制御装置914は、定期的に予め決められた量の水がホース912に供給されるように、ポンプ910を制御する。そして、ホース912に水が供給されると、先端部902の各孔904から水が吐出し、植栽マット20(植栽シート22、23)に浸透する。つまり、植栽マット20(植栽シート22、23)に潅水される。なお、本実施形態では、肥料入りの水を吐出(潅水)させている(液肥潅水)。また、制御装置914には、図示してない潅水スイッチが電気的に接続され、任意に潅水させることもできるようになっている。
図5及び図6に示すように、緑化パネル50の上端部には、断面溝形状の見切部材800が設けられている。また、緑化パネル50の下端部には、断面溝形状の排水樋810が設けられている。排水樋810の長手方向の一方の端部には、図示されていない排水口が形成され、この排水口には排水管812が接続されている。
図6に示す収容部40に植栽された植物90は、図7に示すように、植栽シート22、23に根92をはって生育する。
<作用及び効果>
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
緑化パネル50を構成する植栽基盤10では、植栽マット20の上下の段差部26Aと段差部26Bとが係合するように上下方向に接続することで、段差部26A、26Bにおいて、植栽シート22の下端部22Aの側面22Cと植栽シート23の上端部23Bの側面23Cとが接触する。よって、上下の植栽基盤10の植栽マット20間で連続していない部位の発生が防止又は抑制される。
このように、上下の植栽基盤10間で上下の植栽シート22、23が連続していない部位の発生が防止又は抑制されることで、収容部40に植栽された植物90が上下方向に根92を十分に広げることができ、植物90の生育の阻害が防止又は抑制される。
また、上下の植栽シート22、23の連続していない部位で水が滞留して飽和状態になり、滴下することが防止又は抑制される。
また、植栽基盤10では、保持部材である板材32、33の下端部32A、33A及び上端部32B、33Bが植栽シート22、23の下端部22A、23A及び上端部22B、23Bの上下方向の位置と一致又は略一致しているので、植栽マット20の段差部26Aと段差部26Bとが係合するように、上下方向に接続する際の施工が容易である
ここで、植栽マットの上端部及び下端部に段差部が形成されていない比較例の植栽基盤を上下に並べて接続した緑化パネルについて説明する。
このような比較例の植栽基盤及び緑化パネルでは、植栽マットを構成する植栽シートの上下の端面同士が接触して連続性を確保することになる。しかし、このような接続構造の場合、植栽シートの端面同士が接触せずに連続していない部位が発生しやすい。そして、上下の植栽シートで連続性していない部位があると、植物が上下方向に根を十分に広げることができなくなり、植物の生育が阻害される虞がある。また、連続していない部位で水が滞留して飽和状態になり、滴下する虞がある。
或いは、植栽シートの端面同士が接触せずに連続していない部位が発生しにくいように、上下端部を長めに設定すると、長すぎた場合、端部がはみ出し、端部から滴下する虞がある。
これに対して、本実施形態では、前述したように、緑化パネル50の植栽基盤10では、植栽マット20の上下の段差部26Aと段差部26Bとが係合するように上下方向に接続することで、植栽シート23の下端部23Aの側面23Cと植栽シート22の上端部22Bの側面22Cとが接触し、上下の植栽マット20間で連続していない部位の発生が防止又は抑制される。よって、植物が上下方向に根を十分に広げることができると共に滴下が防止又は抑制される。
また、上側の植栽基盤10の板材32、33の下端部32A、33Aと下側の植栽基盤10の板材32、33の上端部32B、33Bと隙間tを設けることで、各種公差が吸収されると共に各種公差を大きく確保することができる。
<変形例>
次に、本実施形態の植栽基盤及び緑化パネルの変形例について説明する。
(第一変形例)
図9に示す第一変形例の植栽基盤11は、植栽シート22、植栽シート23及び植栽シート25が重ねられた植栽マット21の両面を板材32、33で挟んだ構造となっている。
植栽マット21は、植栽シート22、23、25の上下方向の端部長が異なり、下端部に階段状の段差部56Aが形成され、上端部に階段状の段差部56Bが形成されている。
板材32の下端部32A及び上端部32Bは、外側の植栽シート22の下端部22A及び上端部22Bと一致又は略一致している。また、板材33の下端部33A及び上端部33Bは、反対側の植栽シート23の下端部23A及び上端部23Bと一致又は略一致している。
第一変形例の緑化パネル51は、植栽基盤11の植栽マット21の上下の段差部56Aと段差部56Bとが係合するように上下方向に接続されて構成される。
(第二変形例)
図10に示す第二変形例の植栽基盤13は、植栽シート22、植栽シート23及び植栽シート25が重ねられた植栽マット27の両面を板材32、33で挟んだ構造となっている。
植栽マット27は、植栽シート22と植栽シート23、25との上下方向の端部長が異なり、下端部に階段状の段差部57Aが形成され、上端部に階段状の段差部57Bが形成されている。
板材32の下端部32A及び上端部32Bは、外側の植栽シート22の下端部22A及び上端部22Bと一致又は略一致している。また、板材33の下端部33A及び上端部33Bは、反対側の植栽シート23の下端部23A及び上端部23Bと一致又は略一致している。
第二変形例の緑化パネル53は、植栽基盤13の植栽マット27の上下の段差部57Aと段差部57Bとが係合するように上下方向に接続されて構成される。
(第三変形例)
図11に示す第三変形例の植栽基盤17は、植栽シート22、植栽シート23及び植栽シート25が重ねられた植栽マット28の両面を板材32、33で挟んだ構造となっている。
植栽マット28は、植栽シート22、23と植栽シート25との上下方向の端部長が異なり、下端部に段差部58Aが形成され、上端部に段差部58Bが形成されている。なお、本変形例における段差部58Aは凹状であり、段差部58Bは凸状である。
板材32の下端部32A及び上端部32Bは、外側の植栽シート22の下端部22A及び上端部22Bと一致又は略一致している。また、板材33の下端部33A及び上端部33Bは、反対側の植栽シート23の下端部23A及び上端部23Bと一致又は略一致している。
第三変形例の緑化パネル55は、植栽基盤17の植栽マット28の段差部58Aの植栽シート22の下端部22Aと植栽シート23の下端部23Aとの間に、段差部58Bの上端部25Bが挿入されて、係合するように上下方向に接続されて構成される。
(第四変形例)
図12に示す第四変形例の植栽基盤19は、板材32の下端部32A及び上端部32Bは、外側の植栽シート22、23の下端部22A、23A及び上端部22B、23Bの位置と一致していない。また、本変形例では、板材32の下端部32A及び上端部32Bは、同じ高さに位置している。
第四変形例の緑化パネル59は、植栽基盤19の植栽マット20の上下の段差部26Aと段差部26Bとが係合するように上下方向に接続されて構成される。
なお、本変形例では、植栽シート22の上端部22Bは、板材32の下端部32Aと植栽シート23の下端部23Aとの間に挿入される。同様に、植栽シート23の下端部23Aは、板材33の上端部33Bと植栽シート22の上端部22Bとの間に挿入される。
<参考例>
次に、参考例の緑化パネルの変形例について説明する。
図13に示す参考例の緑化パネル500は、植栽マット20の上下の段差部26Aと段差部26Bとが係合するように上下方向に接続されて構成された植栽部520の両面を板材532、533で挟んだ構成となっている。なお、板材532、533は、段差部26Aと段差部26Bとが係合した係合部位を覆うように設けられている。
<その他>
尚、本発明は上記実施形態及び変形例に限定されない。
例えば、上記実施形態では、壁面14に固定することで、植栽シート22、23と板材32、33とが一体化されて植栽基盤10となると共に植栽基盤10が上下に接続された緑化パネル50となったが、これに限定されない。予め植栽シート22、23と板材32、33とを一体化して植栽基盤10を別の場所又は現地で製造し、植栽基盤10を上下に並べて壁面14に固定することで、緑化パネル50となる構成であってもよい。更に、予め植栽基盤10を上下に並べて連結部材で連結して緑化パネル50を製造し、この植栽基盤10が連結された緑化パネル50を壁面14に固定してもよい。
また、上記実施形態では、緑化パネル50は壁面14に固定したが、これに限定されない。緑化パネル50を床面又は地面の上に固定してもよい。この場合、一方の板材32及び他方の板材33の両方に開口部30が複数形成され、両面に植物90が植栽されていてもよい。
また、例えば、上記実施形態及び変形例では、二枚の植栽シート22、23又は三枚の植栽シート22、23、25を積層したが、これに限定されない。四枚以上の植栽シートを積層してもよい。
また、例えば、植栽マット20、21、27、28と、板材32、33との間に防水シートが挟まれていてもよい。防水シートは、ゴムやビニール等の水分蒸発防止機能を有する材料を使用してもよい。また、防水シートは、水分蒸発防止機能に加え、遮熱性や不燃性を有すると共に耐候性に優れた材料、例えば加硫ゴム系のシートを使用してもよい。なお、防水シートも植栽シート22と共に引き出して収納部を形成する。
また、防水シートが挟まれている場合、植栽マット20、21、27、28の乾燥が効果的に防止される。
また、例えば、上記実施形態及び変形例では植栽シートは、フェルト、不織布、ウレタン、スポンジ及びヤシ繊維等で構成された多孔質体をシート状に加工したものであったが、これに限定されない。植栽シートは、人工土壌やクロボク土等の培養土壌をシート状に加工したもので構成されていてもよい。なお、「シート状」には、面外剛性が高く柔軟性に乏しい「板状」が含まれる。
また、例えば、上記実施形態及び変形例では、板材32、33は、鋼板で構成された平板であったが、これに限定されない。鋼製以外の金属製の板材であってもよい。例えば、アルミニウム等の軽金属で構成された板材であってもよい。更に金属以外の材質、例えば、アクリル等の樹脂で構成された板材であってもよい。
更に、板材以外の保持部材であってもよい。例えば、保持部材は、金属製の線材で構成された格子状に配置された横材及び縦材と、枠材と、で構成された金網部材であってもよい。また、植栽マットの一方の面側に板材が設けられ、他方の面側に金網部材が設けられていてもよい。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。複数の実施形態及び変形例等は、適宜、組み合わされて実施可能である。
10 植栽基盤
11 植栽基盤
13 植栽基盤
17 植栽基盤
19 植栽基盤
20 植栽マット
21 植栽マット
22 植栽シート
23 植栽シート
25 植栽シート
26A 段差部
26B 段差部
27 植栽マット
28 植栽マット
30 開口部
32 板材(保持部材の一例)
33 板材(保持部材の一例)
40 収容部
50 緑化パネル
51 緑化パネル
53 緑化パネル
55 緑化パネル
56A 段差部
56B 段差部
57A 段差部
57B 段差部
58A 段差部
58B 段差部
59 緑化パネル
90 植物
100 緑化装置

Claims (3)

  1. 複数の植栽シートが重ねられて構成され、前記植栽シートの上下方向の端部長が異なり、上下端部に段差部が形成された植栽マットと、
    前記植栽マットを両面から挟んで前記植栽マットを保持する一対の保持部材と、
    を備えた植栽基盤。
  2. 前記保持部材は、板材で形成され、
    前記板材の上下端部は、外側の前記植栽シートの上下端部の位置と一致又は略一致している、
    請求項1に記載の植栽基盤。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の前記植栽基盤を前記段差部同士が係合するように上下方向に接続し、
    植物が植栽される収容部が、少なくとも一方の前記保持部材に設けられた開口部から前記植栽シートを突出させて形成されている、
    緑化パネル。
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