JP2021150918A - 通信装置、及びプログラム - Google Patents

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昌輝 古田
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裕己 河野
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穣 久保
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Abstract

【課題】装置間で通信を行うタイミングを合わせることが可能な仕組みを提供する。【解決手段】他の通信装置との間で無線通信を行う通信装置であって、第1の無線通信規格に準拠した通信を行う第1の無線通信部と、第2の無線通信規格に準拠した通信を行う第2の無線通信部と、前記第1の無線通信規格に準拠した信号であって、前記第2の無線通信部が通信を行うタイミングを設定するための情報である設定情報を含む信号である第1の信号を、複数回送信するよう前記第1の無線通信部を制御する制御部と、を備える通信装置。【選択図】図1

Description

本発明は、通信装置、及びプログラムに関する。
近年では、装置間の距離を測定(以下、測距とも称し得る)するための様々な技術が開発されている。例えば、下記特許文献1では、信号が送信されてから受信されるまでにかかる時間(以下、伝搬時間とも称する)に基づいて、装置間の距離を測定する技術が開示されている。
米国特許第9566945号明細書
しかし、上記特許文献1に記載の技術では、信号を送受信するタイミングを装置間でどのように決めるかについては検討されていなかった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、装置間で通信を行うタイミングを合わせることが可能な仕組みを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、他の通信装置との間で無線通信を行う通信装置であって、第1の無線通信規格に準拠した通信を行う第1の無線通信部と、第2の無線通信規格に準拠した通信を行う第2の無線通信部と、前記第1の無線通信規格に準拠した信号であって、前記第2の無線通信部が通信を行うタイミングを設定するための情報である設定情報を含む信号である第1の信号を、複数回送信するよう前記第1の無線通信部を制御する制御部と、を備える通信装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、他の通信装置との間で無線通信を行う通信装置であって、第1の無線通信規格に準拠した通信を行う第1の無線通信部と、第2の無線通信規格に準拠した通信を行う第2の無線通信部と、前記第1の無線通信規格に準拠した信号であって、前記第2の無線通信部が通信を行うタイミングを設定するための設定情報を含む信号である第1の信号が前記第1の無線通信部により受信された場合、前記設定情報により設定されたタイミングで通信を行うよう前記第2の無線通信部を制御する制御部と、を備える通信装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、他の通信装置との間で第1の無線通信規格に準拠した通信を行う第1の無線通信部、及び前記他の通信装置との間で第2の無線通信規格に準拠した通信を行う第2の無線通信部を有する通信装置を制御するコンピュータを、前記第1の無線通信規格に準拠した信号であって、前記第2の無線通信部が通信を行うタイミングを設定するための情報である設定情報を含む信号である第1の信号を、複数回送信するよう前記第1の無線通信部を制御する制御部、として機能させるためのプログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、他の通信装置との間で第1の無線通信規格に準拠した通信を行う第1の無線通信部、及び前記他の通信装置との間で第2の無線通信規格に準拠した通信を行う第2の無線通信部を有する通信装置を制御するコンピュータを、前記第1の無線通信規格に準拠した信号であって、前記第2の無線通信部が通信を行うタイミングを設定するための設定情報を含む信号である第1の信号が前記第1の無線通信部により受信された場合、前記設定情報により設定されたタイミングで通信を行うよう前記第2の無線通信部を制御する制御部、として機能させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、装置間で通信を行うタイミングを合わせることが可能な仕組みが提供される。
本発明の一実施形態に係るシステムの構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るシステムにより実行される測距処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態に係るシステムにより実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.構成例>
図1は、本発明の一実施形態に係るシステム1の構成の一例を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係るシステム1は、携帯機100、及び通信ユニット200を含む。本実施形態における通信ユニット200は、車両202に搭載される。車両202は、ユーザの利用対象の一例である。
本発明には、被認証者側の通信装置(第1の通信装置とも称する)と、認証者側の通信装置(第2の通信装置とも称する)と、が関与する。携帯機100は、第1の通信装置の一例である。通信ユニット200は、第2の通信装置の一例である。
システム1においては、ユーザ(例えば、車両202のドライバー)が携帯機100を携帯して車両202に近づくと、携帯機100と通信ユニット200との間で認証のための無線通信が行われる。そして、認証が成功すると、車両202のドア錠がアンロックされたりエンジンが始動されたりして、車両202はユーザにより利用可能な状態になる。システム1は、スマートエントリーシステムとも称される。以下、各構成要素について順に説明する。
(1)携帯機100
携帯機100は、通信ユニット200との間で無線通信を行う通信装置である。携帯機100は、ユーザに携帯して使用される任意の装置として構成される。任意の装置の一例として、電子キー、スマートフォン、及びウェアラブル端末等が挙げられる。図1に示すように、携帯機100は、第1の無線通信部110、第2の無線通信部120、記憶部130、及び制御部140を備える。
第1の無線通信部110は、第1の無線通信規格に準拠した通信を行う機能を有する。例えば、第1の無線通信部110は、通信ユニット200との間で無線通信を行う。第2の無線通信部120は、第2の無線通信規格に準拠した通信を行う機能を有する。例えば、第2の無線通信部120は、通信ユニット200との間で無線通信を行う。
第1の無線通信規格の一例として、BLE(Bluetooth Low Energy(登録商標))が挙げられる。BLEは、低消費電力な無線通信規格として知られている。なお、BLEでは、2.4GHz帯の信号が送受信される。
第2の無線通信規格の一例として、UWB(Ultra-Wide Band)を用いた信号を送受信するものが挙げられる。UWBを用いた信号の無線通信において、インパルス方式を利用すれば、ナノ秒以下の非常に短いパルス幅の電波を使用することで電波の伝搬時間を高精度に測定することができ、伝搬時間に基づく測距を高精度に行うことができる。なお、UWBは、約3GHz〜約10GHzの周波数帯域を指すことが多い。
このように、第2の無線通信規格は、第1の無線通信規格における搬送波の周波数よりも高い周波数の搬送波を用いる無線通信規格であってもよい。以下では、第1の無線通信規格はBLEであるものとする。即ち、第1の無線通信部110は、BLEでの通信が可能な通信インタフェースとして構成されるものとする。また、第2の無線通信規格はUWBを用いる無線通信規格であるものとする。即ち、第2の無線通信部120は、UWBでの通信が可能な通信インタフェースとして構成されるものとする。
記憶部130は、携帯機100の動作のための各種情報を記憶する機能を有する。例えば、記憶部130は、携帯機100の動作のためのプログラム、並びに認証のためのID(identifier)、パスワード、及び認証アルゴリズム等を記憶する。記憶部130は、例えば、フラッシュメモリ等の記憶媒体、及び記憶媒体への記録再生を実行する処理装置により構成される。
制御部140は、携帯機100における処理を実行する機能を有する。例えば、制御部140は、第1の無線通信部110及び第2の無線通信部120を制御して通信ユニット200との間で通信を行う。また、制御部140は、記憶部130からの情報の読み出し及び記憶部130への情報の書き込みを行う。また、制御部140は、通信ユニット200との間で行われる認証処理を制御する。制御部140は、例えばCPU(Central Processing Unit)及びマイクロプロセッサ等の電子回路によって構成される。
(2)通信ユニット200
通信ユニット200は、携帯機100との間で無線通信を行う通信装置である。通信ユニット200は、車両202に対応付けて設けられる。ここでは、通信ユニット200が、車両202の車室内に設置される、又は通信モジュールとして車両202に内蔵される等、通信ユニット200は車両202に搭載されるものとする。図1に示すように、通信ユニット200は、第1の無線通信部210、第2の無線通信部220、記憶部230、及び制御部240を備える。
第1の無線通信部210は、第1の無線通信規格に準拠した通信を行う機能を有する。例えば、第1の無線通信部210は、携帯機100との間で無線通信を行う。以下では、第1の無線通信部210は、BLEでの通信が可能な通信インタフェースとして構成されるものとする。
第2の無線通信部220は、第2の無線通信規格に準拠した通信を行う機能を有する。例えば、第2の無線通信部220は、携帯機100との間で無線通信を行う。以下では、第2の無線通信部220は、UWBでの通信が可能な通信インタフェースとして構成されるものとする。
記憶部230は、通信ユニット200の動作のための各種情報を記憶する機能を有する。例えば、記憶部230は、通信ユニット200の動作のためのプログラム、及び認証アルゴリズム等を記憶する。記憶部230は、例えば、フラッシュメモリ等の記憶媒体、及び記憶媒体への記録再生を実行する処理装置により構成される。
制御部240は、通信ユニット200、及び車両202に搭載された車載機器の動作全般を制御する機能を有する。一例として、制御部240は、第1の無線通信部210及び第2の無線通信部220を制御して携帯機100との間で通信を行う。また、制御部240は、記憶部230からの情報の読み出し及び記憶部230への情報の書き込みを行う。制御部240は、携帯機100との間で行われる認証処理を制御する認証制御部としても機能する。また、制御部240は、車両202のドア錠を制御するドアロック制御部としても機能し、ドア錠のロック及びアンロックを行う。また、制御部240は、車両202のエンジンを制御するエンジン制御部としても機能し、エンジンの始動/停止を行う。なお、車両202に備えられる動力源は、エンジンの他にモータ等であってもよい。制御部240は、例えばECU(Electronic Control Unit)として構成される。
<2.技術的特徴>
(1)測距処理
携帯機100及び通信ユニット200は、測距処理を行う。測距処理とは、携帯機100と通信ユニット200との間の距離を測定する処理である。測距処理において測定された距離を、以下では測距値とも称する。
測距処理においては、信号が無線で送受信され得る。
測距処理において送受信される信号の一例は、測距用信号である。測距用信号は、装置間の距離を測定するために送受信される信号である。測距用信号は、計測の対象となる信号でもある。例えば、測距用信号の送受信にかかる時間が計測される。典型的には、測距用信号は、データを格納するペイロード部分を有さないフレームフォーマットで構成される。もちろん、測距用信号は、データを格納するペイロード部分を有するフレームフォーマットで構成されてもよい。
測距処理においては、装置間で複数の測距用信号が送受信され得る。複数の測距用信号のうち、一方の装置から他方の装置へ送信される測距用信号を第1の測距用信号とも称する。そして、第1の測距用信号を受信した装置から、第1の測距用信号を送信した装置へ送信される測距用信号を、第2の測距用信号とも称する。
測距処理において送受信される信号の他の一例は、データ信号である。データ信号は、データを格納して搬送する信号である。データ信号は、データを格納するペイロード部分を有するフレームフォーマットで構成される。
測距処理において信号を送受信することを、以下では測距通信とも称する。本実施形態では、第2の無線通信部120及び第2の無線通信部220が測距通信を行うものとする。測距処理においては、携帯機100と通信ユニット200との間の距離として、測距通信を行った第2の無線通信部120と第2の無線通信部220との間の距離が、測定される。
測距処理の一例を、図2を参照しながら説明する。
図2は、本実施形態に係るシステム1により実行される測距処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図2に示すように、本シーケンスでは、携帯機100及び通信ユニット200が関与する。
図2に示すように、まず、携帯機100の第2の無線通信部120は、第1の測距用信号を送信する(ステップS12)。例えば、第1の測距用信号は、UWBを用いた信号として送信されてもよい。
次いで、通信ユニット200の第2の無線通信部220は、携帯機100から第1の測距用信号を受信すると、第1の測距用信号の応答として第2の測距用信号を送信する(ステップS14)。例えば、第2の測距用信号は、UWBを用いた信号として送信されてもよい。
このとき、通信ユニット200の制御部240は、通信ユニット200における第1の測距用信号の受信時刻から第2の測距用信号の送信時刻までの時間ΔT2を計測しておく。他方、携帯機100の制御部140は、通信ユニット200から第2の測距用信号を受信すると、携帯機100における第1の測距用信号の送信時刻から第2の測距用信号の受信時刻までの時間ΔT1を計測しておく。
次に、携帯機100の第2の無線通信部220は、時間ΔT1を示す情報を含むデータ信号を送信する(ステップS16)。例えば、データ信号は、UWBを用いた信号として送信されてもよい。
そして、通信ユニット200の制御部240は、データ信号を受信すると、データ信号に含まれる情報により示されるΔT1、及び計測した時間ΔT2に基づいて、携帯機100と通信ユニット200との間の距離を計算する(ステップS18)。詳しくは、制御部240は、ΔT1−ΔT2の結果を2で割ることで片道の信号の伝搬時間を計算する。そして、制御部240は、かかる伝搬時間に信号の速度を掛けることで、携帯機100と通信ユニット200との間の距離(即ち、測距値)を計算する。
なお、測距値は、携帯機100の認証のために使用され得る。例えば、制御部240は、測距値が所定の閾値未満である場合、認証成功を判定する。一方で、制御部240は、測距値が所定の閾値以上である場合、認証失敗を判定する。
(2)通信タイミングの制御
−携帯機100の動作
制御部140は、第1の無線通信規格に準拠した信号であって、第2の無線通信部120が通信を行うタイミングを設定するための情報である設定情報を含む信号である第1の信号を、複数回送信するよう第1の無線通信部110を制御する。例えば、携帯機100は、UWBを用いた通信を行うタイミングを設定するための設定情報を含むBLEの信号を、複数回送信する。設定情報を送信することにより、第2の無線通信規格に準拠した通信を行うタイミングを、設定情報を受信した通信ユニット200との間で合わせることが可能となる。さらに、第1の信号を複数回送信することにより、通信ユニット200が第1の信号の受信に成功する確率を向上させることが可能となる。
制御部140は、設定情報により設定されたタイミングで通信を行うよう第2の無線通信部120を制御する。例えば、携帯機100は、BLEの信号に含めて送信した設定情報において設定したタイミングで、UWBを用いた通信を通信ユニット200との間で行う。かかる構成により、第2の無線通信規格に準拠した通信を、通信ユニット200との間で適切なタイミングで行うことが可能となる。第2の無線通信規格に準拠した通信の一例は、測距通信である。
制御部140は、設定情報により設定されたタイミングで通信を行うよう第2の無線通信部120を制御することとして、第2の無線通信規格に準拠した信号である第2の信号を設定情報により設定されたタイミングで送信するよう第2の無線通信部120を制御してもよい。例えば、例えば、携帯機100は、BLEの信号に含めて送信した設定情報において設定したタイミングで、UWBを用いた信号を送信する。かかる構成により、設定情報を受信した通信ユニット200が第2の信号を受信可能なタイミングで、第2の信号を送信することが可能となる。第2の無線通信規格に準拠した通信が測距通信である場合、第2の信号の一例は、測距用信号である。
−通信ユニット200の動作
制御部240は、第1の信号が第1の無線通信部210により受信された場合、設定情報により設定されたタイミングで通信を行うよう第2の無線通信部220を制御する。
例えば、通信ユニット200は、UWBを用いた通信を行うタイミングを設定するための設定情報を含むBLEの信号を受信した場合、当該設定情報において設定されたタイミングで、UWBを用いた通信を携帯機100との間で行う。かかる構成により、第2の無線通信規格に準拠した通信を、携帯機100との間で適切なタイミングで行うことが可能となる。
ここで、通信ユニット200は、第1の信号を複数回受信し得る。複数の第1の信号が受信された場合、制御部240は、複数の第1の信号のうち少なくともいずれかひとつに含まれる設定情報により設定されたタイミングで通信を行うよう第2の無線通信部220を制御する。
制御部240は、設定情報により設定されたタイミングで通信を行うよう第2の無線通信部220を制御することとして、第2の信号を受信するための処理を、設定情報により設定されたタイミングに応じたタイミングから第2の無線通信部220に開始させてもよい。例えば、通信ユニット200は、受信したBLEの信号に含まれる設定情報において設定されたタイミングに応じたタイミングから、UWBを用いた信号を受信するための処理を開始する。換言すると、制御部240は、第2の信号を受信するための処理を、設定情報により設定されたタイミングに応じたタイミングまで開始させない。かかる構成により、通信ユニット200において、第2の信号を受信するための処理を実行する期間を短縮することが可能となる。
なお、設定情報により設定されたタイミングに応じたタイミングの一例は、設定情報により設定されたタイミングと同一のタイミングである。かかる構成によれば、通信ユニット200は、第2の信号を受信するタイミングで、第2の信号を受信するための処理を開始する。従って、通信ユニット200において、第2の信号を受信するための処理を実行する期間を最短にすることが可能となる。
設定情報により設定されたタイミングに応じたタイミングの他の一例は、設定情報により設定されたタイミングより所定時間前のタイミングである。かかる構成によれば、通信ユニット200は、第2の信号を受信するタイミングよりも所定時間前から、第2の信号を受信するための処理を開始する。かかる構成により、通信ユニット200は、第2の信号を受信するための処理を、少なくとも第2の信号が到来するよりも前に、余裕をもって開始することができる。よって、干渉等の影響で第1の信号が到来するタイミングが遅れたり、受信した第1の信号から設定情報を取得する処理に時間がかかったりした場合であっても、通信ユニット200は、第2の信号を確実に受信することが可能となる。
第2の信号を受信するための処理の一例は、受信待ちである。
受信待ちとは、所望の信号を取得して処理可能な状態を指す。信号を取得して処理可能な状態とは、アンテナを介して受けた信号を処理装置に取り込むことを開始することでもよい。さらには、信号を取得して処理可能な状態とは、処理装置に取り込まれた信号に対して後続する各種の処理の実行を開始することでもよい。なお、信号を取得して処理可能な状態とは、処理装置への信号の取り込みが、アンテナを介して所望の信号を受けたことを検出した場合に実行されるように構成されている場合には、アンテナを介して所望の信号を受けることでもよい。
後続する各種処理の一例は、アンテナを介して受けた信号が所望の信号であるか否かを判定する処理、及びその信号に含まれる情報を確認する処理などである。
受信待ちを行う状態は、受信待ち状態とも称される。また、受信待ち状態にある期間は、受信待ち期間とも称される。
本実施形態によれば、通信ユニット200が第2の信号を受信するために受信待ち状態にある期間が短縮されるので、通信ユニット200における消費電力を抑制することが可能となる。
−設定情報
複数回送信される第1の信号の各々は、当該第1の信号を送信する時刻から第2の無線通信規格に準拠した通信を行う時刻までの時間長を、設定情報としてそれぞれ含んでいてもよい。換言すると、設定情報は、携帯機100が当該設定情報を含む第1の信号を送信する時刻から第2の無線通信規格に準拠した通信を行う時刻までの時間長を含んでいてもよい。かかる構成によれば、通信ユニット200は、第1の信号を受信した時刻と、設定情報に含まれる時間長とに基づいて、第2の無線通信規格に準拠した通信を行うタイミングを知ることが可能となる。
若しくは、複数回送信される前記第1の信号の各々は、当該第1の信号を送信する時刻から第2の無線通信規格に準拠した通信を行う時刻までの時間長に対応する情報を、設定情報としてそれぞれ含んでいてもよい。換言すると、設定情報は、携帯機100が当該設定情報を含む第1の信号を送信する時刻から第2の無線通信規格に準拠した通信を行う時刻までの時間長に対応する情報を含んでいてもよい。かかる構成によれば、通信ユニット200は、第1の信号を受信した時刻と、設定情報に含まれる情報に対応する時間長とに基づいて、第2の無線通信規格に準拠した通信を行うタイミングを知ることが可能となる。
時間長と、時間長に対応する情報との対応関係は、携帯機100と通信ユニット200との間で共有される。かかる対応関係の一例を、下記表1に示す。
Figure 2021150918
上記表1では、時間長に対応する情報の一例としてアルファベットを挙げたが、数字等の他の情報であってもよい。
上記説明したように、携帯機100は、設定情報により設定されたタイミングで第2の信号を送信し得る。その場合、複数回送信される前記第1の信号の各々は、当該第1の信号を送信する時刻から第2の信号を送信する時刻までの時間長を、設定情報としてそれぞれ含んでいてもよい。換言すると、設定情報は、携帯機100が当該設定情報を含む第1の信号を送信する時刻から第2の信号を送信する時刻までの時間長を、含んでいてもよい。かかる構成によれば、通信ユニット200は、第1の信号を受信した時刻と、設定情報に含まれる時間長とに基づいて、携帯機100が第2の信号を送信するタイミングを知ることが可能となる。
若しくは、複数回送信される前記第1の信号の各々は、当該第1の信号を送信する時刻から第2の信号を送信する時刻までの時間長に対応する情報を、設定情報としてそれぞれ含んでいてもよい。換言すると、設定情報は、携帯機100が当該設定情報を含む第1の信号を送信する時刻から第2の信号を送信する時刻までの時間長に対応する情報を含んでいてもよい。かかる構成によれば、通信ユニット200は、第1の信号を受信した時刻と、設定情報に含まれる情報に対応する時間長とに基づいて、携帯機100が第2の信号を送信するタイミングを知ることが可能となる。
以上、設定情報に含まれる情報の一例を説明した。どの例においても、通信ユニット200は、携帯機100が第2の信号を送信するタイミングを知ることができる。従って、通信ユニット200は、携帯機100が第2の信号を送信するタイミングに合わせて、第2の信号を受信するための処理を開始することが可能となる。
なお、BLEでは、接続が確立された後、接続が終了するまでの間、所定の周期で繰り返し信号を送受信し合うことで、接続が維持される。このような所定周期で行われる信号の送受信を、以下では周期通信とも称する。BLEでは、37個のチャネルをホッピングしながら周期通信が行われる。そのため、BLEでは、1回の周期通信が失敗した場合であっても、接続を維持することが可能である。なお、ホッピングとは、チャネルを変更することである。また、周期通信に失敗するとは、受信側が信号の受信に失敗することを指す。
周期通信においては、特に送受信すべき情報が無い場合、空パケット(Empty Packet)が送受信される。空パケットとは、データを格納するペイロード部分にデータが格納されていないパケットである。
第1の無線通信規格がBLEである場合、設定情報を含む第1の信号は、周期通信において送信されてもよい。即ち、本実施形態では、周期通信において、設定情報を含む第1の信号が、空パケットの代わりに送受信されてもよい。
(3)処理の流れ
図3は、本実施形態に係るシステム1により実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図3に示すように、本シーケンスに携帯機100及び通信ユニット200が関与する。
図3に示すように、まず、携帯機100の制御部140は、T秒後に第2の信号を送信することを示す設定情報を含む第1の信号を送信するよう、第1の無線通信部110を制御する(ステップS102)。なお、第1の信号は、BLEの信号として送信されてもよい。
通信ユニット200の制御部240は、第1の無線通信部210により第1の信号が受信されると、第1の信号に対する応答を送信するよう、第1の無線通信部210を制御する(ステップS104)。なお、第1の信号に対する応答は、第1の信号の受信に成功したことを示す情報を含む信号であってもよい。制御部240は、ステップS102において受信された第1の信号に含まれる設定情報を取得することで、T秒後に携帯機100から第1の信号が送信されることを認識することができる。なお、第1の信号に対応する応答は、BLEの信号として送信されてもよい。
次いで、携帯機100の制御部140は、T秒後に第2の信号を送信することを示す設定情報を含む第1の信号を送信するよう、第1の無線通信部110を制御する(ステップS106)。なお、第1の信号は、BLEの信号として送信されてもよい。
通信ユニット200の制御部240は、第1の無線通信部210により第1の信号が受信されると、第1の信号に対する応答を送信するよう、第1の無線通信部210を制御する(ステップS108)。制御部240は、ステップS106において受信された第1の信号に含まれる設定情報を取得することで、T秒後に携帯機100から第1の信号が送信されることを認識することができる。なお、第1の信号に対応する応答は、BLEの信号として送信されてもよい。
次に、携帯機100の制御部140は、T秒後に第2の信号を送信することを示す設定情報を含む第1の信号を送信するよう、第1の無線通信部110を制御する(ステップS110)。なお、第1の信号は、BLEの信号として送信されてもよい。
通信ユニット200の制御部240は、第1の無線通信部210により第1の信号が受信されると、第1の信号に対する応答を送信するよう、第1の無線通信部210を制御する(ステップS112)。制御部240は、ステップS110において受信された第1の信号に含まれる設定情報を取得することで、T秒後に携帯機100から第1の信号が送信されることを認識することができる。なお、第1の信号に対応する応答は、BLEの信号として送信されてもよい。
次いで、携帯機100の制御部140は、T秒後に第2の信号を送信することを示す設定情報を含む第1の信号を送信するよう、第1の無線通信部110を制御する(ステップS114)。なお、第1の信号は、BLEの信号として送信されてもよい。
通信ユニット200の制御部240は、第1の無線通信部210により第1の信号が受信されると、第1の信号に対する応答を送信するよう、第1の無線通信部210を制御する(ステップS116)。制御部240は、ステップS114において受信された第1の信号に含まれる設定情報を取得することで、T秒後に携帯機100から第1の信号が送信されることを認識することができる。なお、第1の信号に対応する応答は、BLEの信号として送信されてもよい。
次に、携帯機100の制御部140は、T秒後に第2の信号を送信することを示す設定情報を含む第1の信号を送信するよう、第1の無線通信部110を制御する(ステップS118)。なお、第1の信号は、BLEの信号として送信されてもよい。
通信ユニット200の制御部240は、第1の無線通信部210により第1の信号が受信されると、第1の信号に対する応答を送信するよう、第1の無線通信部210を制御する(ステップS120)。制御部240は、ステップS118において受信された第1の信号に含まれる設定情報を取得することで、T秒後に携帯機100から第1の信号が送信されることを認識することができる。なお、第1の信号に対応する応答は、BLEの信号として送信されてもよい。
そして、通信ユニット200の制御部240は、複数回送信された第1の信号に含まれる設定情報において設定されたタイミングに応じたタイミングから、受信待ちを開始するよう第2の無線通信部220を制御する(ステップS122)。例えば、通信ユニット200は、UWBを用いた信号の受信待ちを開始する。
一例として、通信ユニット200が受信待ちを開始するタイミングは、ステップS102において第1の信号を受信したタイミングからT秒後である。他の一例として、通信ユニット200が受信待ちを開始するタイミングは、ステップS106において第1の信号を受信したタイミングからT秒後である。他の一例として、通信ユニット200が受信待ちを開始するタイミングは、ステップS110において第1の信号を受信したタイミングからT秒後である。他の一例として、通信ユニット200が受信待ちを開始するタイミングは、ステップS114において第1の信号を受信したタイミングからT秒後である。他の一例として、通信ユニット200が受信待ちを開始するタイミングは、ステップS118において第1の信号を受信したタイミングからT秒後である。
他方、携帯機100の制御部140は、複数回送信した第1の信号に含まれる設定情報において設定したタイミングで、第2の信号としての第1の測距用信号を送信するよう第2の無線通信部120を制御する(ステップS124)。例えば、第1の測距用信号は、UWBを用いた信号として送信されてもよい。
一例として、携帯機100が第2の信号としての第1の測距用信号を送信するタイミングは、ステップS102において第1の信号を送信したタイミングからT秒後である。他の一例として、携帯機100が第2の信号としての第1の測距用信号を送信するタイミングは、ステップS106において第1の信号を送信したタイミングからT秒後である。他の一例として、携帯機100が第2の信号としての第1の測距用信号を送信するタイミングは、ステップS110において第1の信号を送信したタイミングからT秒後である。他の一例として、携帯機100が第2の信号としての第1の測距用信号を送信するタイミングは、ステップS114において第1の信号を送信したタイミングからT秒後である。他の一例として、携帯機100が第2の信号としての第1の測距用信号を送信するタイミングは、ステップS118において第1の信号を送信したタイミングからT秒後である。
次いで、携帯機100の第2の無線通信部120は、通信ユニット200から第1の測距用信号を受信すると、第1の測距用信号の応答として第2の測距用信号を送信する(ステップS126)。例えば、第2の測距用信号は、UWBを用いた信号として送信されてもよい。
このとき、通信ユニット200の制御部240は、通信ユニット200における第1の測距用信号の受信時刻から第2の測距用信号の送信時刻までの時間ΔT2を計測しておく。他方、携帯機100の制御部140は、通信ユニット200から第2の測距用信号を受信すると、携帯機100における第1の測距用信号の送信時刻から第2の測距用信号の受信時刻までの時間ΔT1を計測しておく。
次に、携帯機100の第2の無線通信部220は、時間ΔT1を示す情報を含むデータ信号を送信する(ステップS128)。例えば、データ信号は、UWBを用いた信号として送信されてもよい。
そして、通信ユニット200の制御部240は、データ信号を受信すると、データ信号に含まれる情報により示されるΔT1、及び計測した時間ΔT2に基づいて、携帯機100と通信ユニット200との間の距離を計算する(ステップS130)。詳しくは、制御部240は、ΔT1−ΔT2の結果を2で割ることで片道の信号の伝搬時間を計算する。そして、制御部240は、かかる伝搬時間に信号の速度を掛けることで、携帯機100と通信ユニット200との間の距離(即ち、測距値)を計算する。
その後、通信ユニット200の制御部240は、受信待ちを停止するよう第2の無線通信部220を制御する(ステップS132)。一例として、制御部240は、受信待ちを開始してから所定時間後に受信待ちを停止させてもよい。他の一例として、制御部240は、ステップS130においてデータ信号を受信した場合に受信待ちを停止させてもよい。他の一例として、制御部240は、測距値を計算した場合に受信待ちを停止させてもよい。いずれにしろ、受信待ちを停止させることで、消費電力を抑制することが可能となる。
なお、上記ステップS102〜ステップS132にかかる処理は、繰り返し実行されてもよい。
また、上記では、ステップS102、S106、S110、S114、及びS118において送受信される信号の全てが、設定情報を含む第1の信号である例を示したが、本発明はかかる例に限定されない。ステップS102、S106、S110、S114、及びS118において送受信される信号の少なくとも一部は、設定情報を含まなくてもよい。例えば、ステップS102、S106、S110、S114、及びS118において送受信される信号の少なくとも一部は、BLEの空パケットであってもよい。
<3.補足>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、設定情報を含む第1の信号を送信する装置と、第2の信号を送信する装置が同一である例を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、設定情報を含む第1の信号を送信する装置と、第2の信号を送信する装置とは、別であってもよい。具体的には、携帯機100が設定情報を含む第1の信号を複数回送信した場合、通信ユニット200は、第1の信号に含まれる設定情報において設定されたタイミングで第2の信号を送信してもよい。その場合、複数回送信される第1の信号の各々は、当該第1の信号を携帯機100が送信する時第2の信号刻から通信ユニット200が第2の信号を送信する時刻までの時間長、又は当該時間長に対応する情報を含む。他方、携帯機100は、設定情報において設定したタイミングに応じたタイミングから、第2の信号を受信するための処理を開始する。
例えば、上記では、設定情報を送信する通信装置が携帯機100であり、設定情報を受信する通信装置が通信ユニット200である例を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、設定情報を送信する通信装置が通信ユニット200であり、設定情報を受信する通信装置が携帯機100であってもよい。即ち、設定情報を送信する通信装置、及び設定情報を受信する通信装置の一方が、通信ユニット200であればよい。そして、設定情報を送信する通信装置、及び設定情報を受信する通信装置の他の一方が、携帯機100であればよい。
例えば、上記実施形態では、携帯機100における第1の測距用信号の送信時刻から第2の測距用信号の受信時刻までの時間ΔT1を示す情報がデータ信号に含まれるものと説明したが、本発明はかかる例に限定されない。データ信号は、第1の測距用信号の送信時刻及び前記第2の測距用信号の受信時刻に関する情報を含んでいればよい。以下、データ信号に含まれる情報の他の一例を説明する。
データ信号に含まれる情報の他の一例は、携帯機100における第1の測距用信号の送信時刻及び前記第2の測距用信号の受信時刻を示す情報である。つまり、携帯機100は、ΔT1を計算せずに、ΔT1の始期と終期のタイムスタンプを送信してもよい。
データ信号に含まれる情報の他の一例は、第1の測距用信号の送信時刻から第2の測距用信号の受信時刻までの時間に基づき計算された携帯機100と通信ユニット200との間の距離を示す情報である。つまり、携帯機100は、携帯機100と通信ユニット200との間の距離を計算し、計算した距離を示す情報を通信ユニット200に送信してもよい。例えばΔT2が固定値である場合、携帯機100は、ΔT1を計測することで、測距値を計算することができる。
データ信号に含まれる情報の他の一例は、携帯機100と通信ユニット200との間の距離に基づく、携帯機100と通信ユニット200との認証の結果を示す情報である。一例として、認証は、携帯機100と通信ユニット200との間の距離が所定の閾値以下であるか否かにより行われ得る。
例えば、上記実施形態では、携帯機100が第1の測距用信号を送信する例を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、通信ユニット200が第1の測距用信号を送信してもよい。その場合、携帯機100は、第1の測距用信号を受信すると、その応答として第2の測距用信号を送信する。そして、携帯機100は、第1の測距用信号の受信時刻から第2の測距用信号の送信時刻までの時間ΔT2を示す情報を含むデータ信号を送信する。他方、通信ユニット200は、第1の測距用信号の送信時刻から第2の測距用信号の受信時刻までの時間ΔT1と、データ信号に含まれる時間ΔT2とに基づいて、測距値を計算する。
例えば、上記実施形態では、伝搬時間に基づいて測距値を計算する例を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、電波強度に基づいて測距値が計算されてもよい。
例えば、上記実施形態では、第2の無線通信規格に準拠した通信が測距通信である例を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。第2の無線通信規格に準拠した通信は、任意の用途で行われてもよい。
例えば、上記実施形態では、第1の無線通信規格がBLEであり、第2の無線通信規格がUWBを用いるものである例を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。一例として、第1の無線通信規格では、超短波(UHF:Ultra-High Frequency)帯の信号及び長波(LF:Low Frequency)帯の信号が使用されてもよい。例えば、携帯機100から通信ユニット200への送信にUHF帯の信号が使用され、通信ユニット200から携帯機100への送信にLF帯の信号が使用され得る。他の一例として、第1の無線通信規格又は第2の無線通信規格として、Wi−Fi(登録商標)、赤外線を用いるもの、及びNFC(Near Field Communication)等が使用されてもよい。
例えば、上記実施形態では、通信ユニット200が車両に搭載される通信装置である例を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。通信ユニット200は、車両以外の、航空機、及び船舶等の任意の移動体に搭載されてもよい。ここで、移動体とは、移動する装置である。
例えば、上記実施形態では、本発明がスマートエントリーシステムに適用される例を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明は、複数の無線通信規格に準拠した通信を行う任意のシステムに適用可能である。例えば、携帯機、車両、スマートフォン、ドローン、家、及び家電製品等のうち任意の2つの装置を含むペアに、本発明は適用可能である。なお、ペアは、2つの同じ種類の装置を含んでいてもよいし、2つの異なる種類の装置を含んでいてもよい。
なお、本明細書において説明した各装置による一連の処理は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれを用いて実現されてもよい。ソフトウェアを構成するプログラムは、例えば、各装置の内部又は外部に設けられる記録媒体(非一時的な媒体:non-transitory media)に予め格納される。そして、各プログラムは、例えば、コンピュータによる実行時にRAMに読み込まれ、CPUなどのプロセッサにより実行される。上記記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等である。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信されてもよい。
また、本明細書においてフローチャート及びシーケンス図を用いて説明した処理は、必ずしも図示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
1:システム、100:携帯機、110:第1の無線通信部、120:第2の無線通信部、130:記憶部、140:制御部、200:通信ユニット、202:車両、210:第1の無線通信部、220:第2の無線通信部、230:記憶部、240:制御部

Claims (12)

  1. 他の通信装置との間で無線通信を行う通信装置であって、
    第1の無線通信規格に準拠した通信を行う第1の無線通信部と、
    第2の無線通信規格に準拠した通信を行う第2の無線通信部と、
    前記第1の無線通信規格に準拠した信号であって、前記第2の無線通信部が通信を行うタイミングを設定するための情報である設定情報を含む信号である第1の信号を、複数回送信するよう前記第1の無線通信部を制御する制御部と、
    を備える通信装置。
  2. 前記制御部は、前記設定情報により設定されたタイミングで通信を行うよう前記第2の無線通信部を制御する、請求項1に記載の通信装置。
  3. 複数回送信される前記第1の信号の各々は、当該第1の信号を送信する時刻から前記第2の無線通信規格に準拠した通信を行う時刻までの時間長を、前記設定情報としてそれぞれ含む、請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 複数回送信される前記第1の信号の各々は、当該第1の信号を送信する時刻から前記第2の無線通信規格に準拠した通信を行う時刻までの時間長に対応する情報を、前記設定情報としてそれぞれ含む、請求項1又は2に記載の通信装置。
  5. 前記制御部は、前記設定情報により設定されたタイミングで通信を行うよう前記第2の無線通信部を制御することとして、前記第2の無線通信規格に準拠した信号である第2の信号を前記設定情報により設定されたタイミングで送信するよう前記第2の無線通信部を制御する、請求項1又は2に記載の通信装置。
  6. 複数回送信される前記第1の信号の各々は、当該第1の信号を送信する時刻から前記第2の信号を送信する時刻までの時間長を、前記設定情報としてそれぞれ含む、請求項5に記載の通信装置。
  7. 複数回送信される前記第1の信号の各々は、当該第1の信号を送信する時刻から前記第2の信号を送信する時刻までの時間長に対応する情報を、前記設定情報としてそれぞれ含む、請求項5に記載の通信装置。
  8. 前記通信装置及び他の通信装置の一方は、車両に搭載され、
    前記通信装置及び他の通信装置の他の一方は、前記車両のユーザに携帯される装置である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の通信装置。
  9. 他の通信装置との間で無線通信を行う通信装置であって、
    第1の無線通信規格に準拠した通信を行う第1の無線通信部と、
    第2の無線通信規格に準拠した通信を行う第2の無線通信部と、
    前記第1の無線通信規格に準拠した信号であって、前記第2の無線通信部が通信を行うタイミングを設定するための設定情報を含む信号である第1の信号が前記第1の無線通信部により受信された場合、前記設定情報により設定されたタイミングで通信を行うよう前記第2の無線通信部を制御する制御部と、
    を備える通信装置。
  10. 前記制御部は、前記設定情報により設定されたタイミングで通信を行うよう前記第2の無線通信部を制御することとして、前記第2の無線通信規格に準拠した信号である第2の信号を受信するための処理を、前記設定情報により設定されたタイミングに応じたタイミングから前記第2の無線通信部に開始させる、請求項9に記載の通信装置。
  11. 他の通信装置との間で第1の無線通信規格に準拠した通信を行う第1の無線通信部、及び前記他の通信装置との間で第2の無線通信規格に準拠した通信を行う第2の無線通信部を有する通信装置を制御するコンピュータを、
    前記第1の無線通信規格に準拠した信号であって、前記第2の無線通信部が通信を行うタイミングを設定するための情報である設定情報を含む信号である第1の信号を、複数回送信するよう前記第1の無線通信部を制御する制御部、
    として機能させるためのプログラム。
  12. 他の通信装置との間で第1の無線通信規格に準拠した通信を行う第1の無線通信部、及び前記他の通信装置との間で第2の無線通信規格に準拠した通信を行う第2の無線通信部を有する通信装置を制御するコンピュータを、
    前記第1の無線通信規格に準拠した信号であって、前記第2の無線通信部が通信を行うタイミングを設定するための設定情報を含む信号である第1の信号が前記第1の無線通信部により受信された場合、前記設定情報により設定されたタイミングで通信を行うよう前記第2の無線通信部を制御する制御部、
    として機能させるためのプログラム。
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