JP2021150213A - コネクタ、コネクタ構造、及びタンクバルブ装置 - Google Patents

コネクタ、コネクタ構造、及びタンクバルブ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 第1空間における内圧の変動を抑制できるコネクタを提供する。【解決手段】 コネクタは、開口が形成されている取付面に、開口に被せるように取り付けられるコネクタであって、シール面を有し、シール面を取付面に突き合わせて取り付けられるコネクタ本体と、コネクタ本体のシール面に設けられ、開口を囲むように配置されている環状のシール部材と、コネクタ本体に形成され、シール部材によって隔てられる開口側の第1空間と大気側の第2空間とを連通する連通路とを備える、【選択図】 図1

Description

本発明は、コネクタ、コネクタ構造、及びタンクバルブ装置に関する。
コネクタとしては、例えば特許文献1のような防水コネクタが知られている。特許文献1のコネクタは、嵌合される相手側コネクタとの間の隙間を気密にシールしている。また、特許文献1のコネクタは、気密にされたシールから隙間を通気するために通気孔を有している。
特開2019−110096号公報
特許文献1のコネクタは、例えばタンク容器に取り付けられるタンクバルブ装置及びコントローラボックスに取り付けることができる。これらは、通路や内側空間を有している。例えば、タンクバルブ装置には、ガスが流れる流路の他に配線や電極等を通すための通路がバルブブロックに形成されている。この通路は、バルブブロックの外周面に出口を有している。そして、出口から配線や電極等を外に引き出すべく、外周面には、その出口を塞ぐようにコネクタが取り付けられている。コネクタは、通路を実質気密に保つべく出口を塞いでいる。それ故、通路において温度変化が生じると、通路の内圧が変化する。例えば、通路の温度が低くなって通路の内圧と大気圧との差が大きくなると、外周面とコネクタとの間にある僅かな隙間から外気及び水分等を吸い込むことがある。特許文献1のコネクタは、嵌合される相手側コネクタとの間の隙間の圧力変動を考慮しているものの、通路(即ち、実質気密に保たれた第1空間)の内圧の変動を抑えることまで考慮されていない。
そこで本発明は、第1空間における内圧の変動を抑制できるコネクタを提供することを目的としている。
本発明のコネクタは、開口が形成されている取付面に、前記開口に被せるようにして取り付けられるコネクタであって、シール面を有し、前記シール面を前記取付面に突き合わせて取り付けられるコネクタ本体と、前記コネクタ本体の前記シール面に設けられ、前記開口を囲むように配置されている環状のシール部材と、前記コネクタ本体に形成され、前記シール部材によって隔てられる前記開口側の第1空間と大気側の第2空間とを連通する連通路とを備えるものである。
本発明に従えば、第1空間のガスを、連通路を介して第2空間へと逃がすことができる。それ故、第1空間における内圧変動を抑制することができる。また、コネクタ本体のシール面を取付面に突き合わせるように開口に被せる構造であるので、取り付けが容易である。
本発明のコネクタ構造は、開口が形成されている取付面と、前記開口を被せるように前記取付面に取り付けられるコネクタとを備え、前記コネクタは、シール面を有し、前記シール面を前記取付面に突き合わせて取り付けられるコネクタ本体と、前記コネクタ本体の前記シール面に設けられ、前記開口を囲むように配置されている環状のシール部材と、前記コネクタ本体に形成され、前記シール部材によって隔てられる前記開口側の第1空間と大気側の第2空間とを連通する連通路と、ガスを透過させ且つ水分の透過を防ぐ少なくとも1つの防水フィルタを備え、前記連通路は、前記第1及び第2空間の各々に臨む第1及び第2連通口を有しており、前記防水フィルタは、前記第1及び第2連通口のうち少なくとも一方に取り付けられているものである。
本発明に従えば、第1空間のガスを連通路を介して第2空間へと逃がすことができる。それ故、第1空間における内圧変動を抑制することができる。また、水が入って連通路が詰まったり、連通路を介して第1空間に水が入り込んだりすることを抑制することができる。また、コネクタ本体のシール面を取付面に突き合わせるように開口に被せる構造であるので、取り付けが容易である。
本発明のタンクバルブ装置は、ガスが貯留されるガスタンクに設けられるタンクバルブ装置であって、開口が形成されている取付面と、前記タンク内に臨む第1開口と前記タンク外に臨む第2開口とに接続する内側空間と、を有するバルブブロックと、前記内側空間の前記第1開口側に設けられ、前記バルブブロックに押し付けられる気密端子と、前記第2開口を塞ぐように設けられ、前記気密端子と電気的に接続されるコネクタと、を備え、前記コネクタは、シール面を有するコネクタ本体と、前記コネクタ本体の前記シール面に設けられ、前記第2開口を囲むように配置されている環状のシール部材と、前記コネクタ本体に形成され、前記シール部材によって隔てられる前記内側空間と前記バルブブロックの外側の外側空間とを連通する連通路とを備えるものである。
本発明に従えば、内側空間のガスを連通路を介してバルブブロックの外側へと逃がすことができる。それ故、内側空間における内圧変動を抑制することができる。また、気密端子が第1開口側に設けられているため、内側空間が高圧になることを抑制できる。これにより、コネクタに高圧が作用することを抑制することができる。
本発明によれば、第1空間における内圧の変動を抑制できる。
本発明の実施形態に係るコネクタ構造を取付面に取り付けた状態で示す断面図である。 図1のコネクタ構造に備わるコネクタを右斜め上方から見た斜視図である。 図2のコネクタを左斜め下方から見た斜視図である。 図1のコネクタをバルブブロックに適用した場合を示す断面図である。
以下、本発明に係る実施形態のコネクタ1、コネクタ構造2、及びそれが適用されているタンクバルブ装置3を前述する図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明で用いる方向の概念は、説明する上で便宜上使用するものであって、発明の構成の向き等をその方向に限定するものではない。また、以下に説明するコネクタ1、コネクタ構造2、及びタンクバルブ装置3は、本発明の一実施形態に過ぎない。従って、本発明は以下の実施形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で追加、削除、変更が可能である。
<コネクタ構造>
図1に示すコネクタ構造2は、コントローラボックスや後述するタンクバルブ装置3のケーシング4内に配置される電子機器とケーシング4の外側にある外部機器とを電気的に接続するために用いられる。更に詳細に説明すると、ケーシング4内には、電子機器から延びる電極又は配線(以下、「電極等」という)が収容されている。電極等をケーシング4外に引き出すべく、コネクタ構造2が用いられる。即ち、ケーシング4は、取付面4aを有している。本実施形態において、取付面4aは、ケーシング4の外周面である。コネクタ構造2は、ケーシング4の取付面4aとコネクタ1とを備えている。また、取付面4aには、開口4bが形成されている。開口4bは、ケーシング4の内側空間5、より詳しくは防水空間5に繋がっている。防水空間5は、前述する電子機器から延びる電極等が収容されている。そして、コネクタ1は、この開口4bを塞いで防水空間5を液密に保つように取付面4aに取り付けられている。なお防水空間5は、防水空間5の内圧変動を解消できる程度に通気が行われるが、その通気以外は気密に保たれている状態(実質気密の状態)である。これにより、防水空間5は、通気性を確保しつつ液密に保たれている。このように構成されているコネクタ1は、図2及び図3にも示すようなコネクタ本体11と、複数のコネクタ電極12と、シール部材13とを有している。
コネクタ本体11は、シール面11cを有し、シール面11cをケーシング4に突き合わせて取り付けられている。更に詳細に説明すると、コネクタ本体11は、筒状部11aとフランジ部11bとを有している。筒状部11aは、高さ方向に延びる大略有底筒状に形成されている。本実施形態において、筒状部11aの外縁及び内縁は、共にその高さ方向一方から見て大略正方形状に形成されている。なお、筒状部11aの形状はこのような形状に限定されない。また、筒状部11aの底部には、その外周面にフランジ部11bが形成されている。フランジ部11bは、筒状部11aの外周面において周方向全周にわたって形成されている。本実施形態において、フランジ部11bは、高さ方向一方から見て大略矩形状に形成されている。このような形状を有するコネクタ本体11には、コネクタ電極12が設けられている。なお、コネクタ電極12は、本実施形態において4つ備わっている。但し、コネクタ電極12の数はこれに限定されず、3つ以下であってもよく、5つ以上であってもよい。
コネクタ電極12は、導電性を有する金属から成る長尺の棒状部材である。コネクタ電極12は、筒状部11aの底部分を貫通している。そして、コネクタ電極12とコネクタ本体11(より詳しくは、筒状部11aの底部分)とは、気密に接合されている。更に詳細に説明すると、コネクタ電極12は、一端側部分が底部分から筒状部11a内へと突き出ている。それ故、コネクタ電極12の一端側部分は、コネクタ本体11によって囲われている。また、筒状部11aは、その中に相手側コネクタ(図示せず)を嵌挿することができる。そして、嵌挿することによってコネクタ電極12の各々の一端側部分が相手側コネクタにある複数のソケットの各々に挿入される。これにより、ソケットに接続される外部機器とコネクタ電極12とが互いに電気的に接続される。また、コネクタ電極12の他端側部分は、筒状部11aの底部分から高さ方向他方側へと突き出ている。また、ケーシング4内にある電子機器からは配線又は電極等が延在している。そして、電極等にコネクタ電極12の他端側部分を電気的に接続すべく、コネクタ1は、以下のようにして取付面4aに取り付けられている。即ち、コネクタ1は、前述の通り開口4bに被せるようにして取り付けれられる(図1参照)。この際、コネクタ電極12の他端側部分が開口4bに挿入される。更に、コネクタ本体11は、以下のように構成されている。
即ち、コネクタ本体11は、その底面にシール面11cを有している。シール面11cは、取付面4aの開口4bより大きく形成されている。コネクタ本体11は、シール面11cを取付面4aに突き合わせるようにして取り付けられている。更に詳細に説明すると、コネクタ本体11は、その底面(即ち、高さ方向他方側にある面)において筒状部11a及びフランジ部11bが面一状に形成されている。それ故、コネクタ本体11の底面がシール面11cを成している。そして、シール面11cには、シール部材13が設けられている。
シール部材13は、環状に形成され、開口4bを囲むようにしてシール面11cに配置されている。即ち、シール部材13の内縁は、開口4bより大きく形成されている。本実施形態において、シール部材13は、円環状のOリングであり、その内径が開口4bの口径より大径に形成されている。このような形状を有するシール部材13は、その内側に4つのコネクタ電極12を配置するようにしてシール面11cに取り付けられている。それ故、シール部材13は、シール面11cを取付面4aに突き合わせた際に開口4bを囲むように配置される。また、コネクタ1のフランジ部11bには、筒状部11aの長手方向両側に締結孔11dが夫々形成されている。
締結孔11dには、ボルト(図示せず)が挿通されている。そして、コネクタ1は、ボルトによって取付面4aに締結されている。なお、締結方法としては、ボルトによる締結に限定されず、例えばスナップフィットを用いて締結してもよい。
このようにして取り付けられているコネクタ1は、シール面11cと取付面4aとによってシール部材13を押し潰している。これにより、シール部材13によってシール面11cと取付面4aとの間がシールされている。それ故、シール部材13によって、開口4b側の空間である防水空間5と大気側の空間(即ち、ケーシング4の外側)である外側空間6(第2空間)とが隔てられている。即ち、シール部材13によってシール面11cと取付面4aとの間から開口4b及び防水空間5に液体及びガスが入り込むことが抑制される。他方、コネクタ本体11は、防水空間5の内圧変動を抑制すべく以下のように形成されている。
即ち、コネクタ本体11には、防水空間5と外側空間6とを接続するように、通気孔14が形成されている。本実施形態では、コネクタ本体11は、通気孔形成部11eを有している。通気孔形成部11eは、大略直方体形状に形成されている。通気孔形成部11eは、筒状部11aの幅方向一方側の側面及びフランジ部11bの高さ方向一方側の面(即ち、シール面11cを構成する面とは逆側の面)に一体的に形成されている。この通気孔形成部11eには、通気孔14が形成されている。
連通路である通気孔14は、通気口14a,14bを有している。第1連通口の一例である第1通気口14aは、通気孔形成部11eの幅方向一方側の側面に形成され、第2連通口の一例である第2通気口14bは、シール面11cに夫々形成されている。そして、通気孔14は、2つの通気口14aを繋ぐように形成されている。本実施形態において、通気孔14は、通気孔形成部11eにおいて大略L字状に形成されている。なお、通気孔14は、必ずしもこのような形状である必要はなく、直線的に斜めに形成されてもよい。
更に詳細に説明すると、第1通気口14aは、所定方向他方から見てシール面11cにおいてシール部材13の内側に形成されている。即ち、第1通気口14aは、シール部材13によって隔てられる外側及び内側の空間のうち内側の空間に臨むように配置されている。これにより、第1通気口14aは、コネクタ1を取付面4aに取り付けた際に開口4bに臨み、第1通気口14aが防水空間5と繋がる。また、第2通気口14bは、シール部材13によって隔てられる外側に臨むように配置されている。より詳細に説明すると、第2通気口14bは、外側空間6に臨み、第2通気口14bが外側空間6と繋がる。本実施形態において、第2通気口14bは、通気孔形成部11eにおいて幅方向一方に開口している。それ故、コネクタ1は、通気孔14を介して防水空間5と外側空間6との間の通気を行わせることができる。これにより、防水空間5の内圧変動を抑制することができる。即ち、防水空間5の温度が変化して圧力が変動し、防水空間5と外側空間6との差圧が大きくなることを抑制できる。また、通気孔14の2つの通気口14a,14bには、通気防水フィルタ15a,15bが設けられている。
即ち、通気防水フィルタ15a,15bは、ガスの透過を許容し且つ液体の透過を防ぐフィルタである。通気防水フィルタ15a,15bは、対応する通気口14a,14bを塞ぐように各々に取り付けられている。より詳細に説明すると、第1通気防水フィルタ15aは、第1通気口14aを塞ぐようにシール面11cに貼り付けられている。また、第2通気防水フィルタ15bは、通気孔形成部11eの幅方向一方側の側面に貼り付けられている。これにより、通気孔14及びその先の防水空間5に水が入らないようにしている。また、シール面11cや通気孔形成部11eの側面に貼り付ける、即ち取り付けるので、通気防水フィルタ15a,15bの取り付けが容易である。
なお、通気防水フィルタ15a,15bは、必ずしも通気口14a,14bの両方に設けられている必要はない。即ち、通気防水フィルタ15a,15bは、通気口14a,14bのうちの少なくとも一方に設けられていればよい。例えば、通気防水フィルタ15aが第1通気口14aに設けられると、通気孔14に水が溜まることを抑制することができる。他方、通気防水フィルタ15bが第2通気口14bに設けられると、通気防水フィルタ15aが不意又は不所望に外されるようなことを抑制することができる。
このように構成されているコネクタ1は、通気孔14を有しているので、防水空間5のガスを通気孔14を介して外側空間6に逃がす、即ち大気側へと逃がすことができる。これにより、防水空間5において内圧変動が発生することを抑制することができる。また、コネクタ1は、コネクタ本体11のシール面11cを取付面4aに突き合わせるように開口4bに被せる構造であるので、取り付けが容易である。
また、第1通気口14aをシール部材13の内側に形成することによって、第1通気口14aをシールする部材と開口4bをシールする部材とを共通化することができる。それ故、コネクタ1は、部品点数を低減することができる。また、第2通気口14bは、相手側コネクタの挿入方向、即ち高さ方向と異なる方向に向いて開口している。それ故、第2通気口14bから排出されるガスが相手側コネクタに吹きつれられることを抑制することができ、また相手側コネクタによって第2通気口14bからガスが排出され難くなることを抑制できる。
<実施例1>
以下では、図4に示すように前述するコネクタ1をタンクバルブ装置3に適用した実施例について説明する。タンクバルブ装置3は、例えば水素や天然ガス等の高圧ガス(例えば、30MPa以上100MPa以下のガス)を貯留するガスタンク(図示せず)に設けられている。更に詳細に説明すると、タンクバルブ装置3は、バルブブロック21、種々の弁体(図示せず)、及びコネクタ1を備えている。ケーシングであるバルブブロック21は、ガスタンクの口部に螺合されて取り付けられている。これにより、ガスタンクの口部が封止されている。また、バルブブロック21には、種々の弁体が設けられている。即ち、バルブブロック21は弁体と共に種々の弁を構成している。弁としては、例えば電磁弁、リリーフ弁、手動弁、及び安全弁等がある。タンクバルブ装置3では、これらの弁によってガスタンクに貯留されるガスを送出量を調整している。
更に詳細に説明すると、バルブブロック21は、ガスタンクの口部内に挿入されている挿入部21aを有している。挿入部21aには、電子機器が設けられている。本実施形態では、挿入部21aに電磁弁が設けられており、この電磁弁がガスタンク内に配置されている。電磁弁は、電磁コイルを有しており、電磁コイルが電子機器に該当する。なお、タンクバルブ装置3における電子機器は、電磁コイルに限定されない。例えば、ガスタンク内に配置される温度センサであってもよく、外部機器と電気的に接続されるものであればよい。電子機器から延在する電極等を外部機器に接続すべくバルブブロック21には、配線用通路22が形成されている。
第1空間及び内側空間の一例である配線用通路22は、前述する電極等が配置される通路であり、ガスタンク内とガスタンク外とを繋いでいる。より詳細に説明すると、配線用通路22は、2つの口22a,22bを有している。一方の口22aである第1開口22aは、挿入部21aに形成されている。一方の口22aには、気密端子23が挿入されている。
気密端子23は、ガスタンク内と配線用通路22との間をシールしつつ、ガスタンク内の電気機器と外側機器との電気的に接続する。気密端子23は、第1開口22a側に設けられ、第1開口22aを塞ぐ。ここで、気密端子23は、バルブブロック21に押し付けられるように設けられる。詳細には、配線用通路22内部に掛止部(後述する段部22c)が設けられており、その掛止部の第1開口22a側に気密端子23が設けられる。気密端子23は、ガスタンクの内圧を受けて、掛止部に押し付けられる。
更に詳細に説明すると、気密端子23は、端子本体23aと、シール部材23bと、端子電極23cとを有している。端子本体23aは、大略円筒状に形成されている。また、端子本体23aは、軸線方向中間部分に大径部23dを有している。大径部23dは、端子本体23aの軸線方向一端側部分より大径に形成されている。また、配線用通路22は、端子本体23aの形状に対応させて以下のように形成されている。
即ち、配線用通路22は、第1開口22a側に第1開口22a側に段部22cを有している。配線用通路22では、段部22cより第1開口22a側の部分がその反対側の部分より大径に形成されている。それ故、端子本体23aは、大径部23dを段部22cに押し付けている状態で第1開口22aから配線用通路22に挿通されている。このように配置される端子本体23aは、タンク内のガスによって押されている。これにより、大径部23dが段部22c(掛止部)に押し付けられて端子本体23aがバルブブロック21に固定される。なお、図示しない押付部材で、更に端子本体23aを押し付けてもよい。端子本体23aの外周面には、シール部材23bが設けられている。
シール部材23bは、端子本体23aとバルブブロック21との間を封止している。これにより、気密端子23によって第1開口22aが気密に塞がれている。それ故、ガスタンク内のガスが配線用通路22に導かれないようになっている。更に、端子本体23aには、電子機器に繋がる複数の端子電極23cが設けられている。なお、端子電極23cは、本実施形態においてコネクタ電極12と同じく4つ備わっている。但し、端子電極23cの数は、これに限定されず、3つ以下又は5つ以上であってもよい。更に詳細に説明すると、端子電極23cは、本体23aを貫通している。また、端子電極23cは、端子本体23aに気密に接合されている。端子電極23cは、一端側に直接又は配線等を介して電子機器が電気的に接続されている。また、端子電極23cの他端側部分は、端子本体23aを突き抜けて配線用通路22へと延在している。このように設けられている端子電極23cは、端子本体23aに気密に接合されている。
また、バルブブロック21は、コネクタ1を取り付ける取付面21cを有している。更に詳細に説明すると、バルブブロック21は、ガスタンクの口部から一部が突き出ている。突き出ている部分である突出部21bは、口部より幅広に形成されている。そして、取付面21cは、突出部21bに形成されている。本実施形態においては、取付面21cが突出部21bの外周部に形成されている。また、取付面21cには、他方の口22bである第2開口22bが形成されている。
取付面21cには、第2開口22bを塞ぐように、コネクタ1が設けられている。本実施形態では、コネクタ1は第2開口22bに被さるように設けられている。即ち、コネクタ1は、配線用通路22の第2開口22b側に設けられており、コネクタ1と気密端子23とは離間している。
より詳細に説明すると、コネクタ1は、シール面11cを取付面21cに突き合わせるようにして取付面21cに固定される。この際、シール部材13は、第2開口22bを取り囲むように配置されている。それ故、配線用通路22とバルブブロック21の外側であって大気側にある外側空間24(第2空間)とがシール部材13によって隔てられる。これにより、シール面11cと取付面4aとの間から配線用通路22に液体及びガスが入り込むことが抑制される。他方、コネクタ1は、通気孔14を有している。通気孔14は、配線用通路22と外側空間24とを連通している。これにより、通気孔14によって配線用通路22と外側空間24との間を通気することができる。それ故、配線用通路22における内圧変動を抑制することができる。
このように構成されているタンクバルブ装置3では、配線用通路22の第1開口22a側に気密端子23が配置されているので、配線用通路22が高圧になることを抑制することができる。これにより、コネクタ1に高圧が作用することを抑制することができる。そのため、コネクタ1の設計の自由度を向上させることができる。例えば、コネクタ1のようにバルブブロック21に締結するだけの簡易な接続構造を採用することができる。また、コネクタ本体11の材料に関して、高圧が作用する場合に比べて低い強度の材料を採用することができる。
また、タンク内のガスに関しては、シール部材23bによって必ずしもガス全ての透過を防ぐことができず、ガスの一部が配線用通路22に流入する場合が考えられる。このような場合であっても、配線用通路22に流入するガスを通気孔14を介して大気へと逃がすことができる。それ故、配線用通路22において圧籠りが発生することを抑制できる。このように配線用通路22において圧籠りが発生その他、タンクバルブ装置3は、コネクタ1を備えることによってそれと同様の作用効果を奏し得る。
<その他の実施形態について>
また、本実施形態のコネクタ1及びコネクタ構造2は、コントローラボックス及びタンクバルブ装置3に適用される場合について説明したが、必ずしもそれらに限定されない。例えばクリーンルーム等の壁に取り付けられてもよく、半導体製造装置のケーシング等に適用されてもよい。また、本実施形態のコネクタ1では、通気孔14が通気孔形成部11eに形成されているが、必ずしも通気孔形成部11eは必要ではない。例えば、筒状部11aに通気孔14を形成してもよい。
1 コネクタ
2 コネクタ構造
3 タンクバルブ装置
4a 取付面
4b 開口
4d 取付面
5 防水空間(第1空間,内側空間)
6 外側空間(第2空間)
11 コネクタ本体
11b フランジ部
11c シール面
13 シール部材
14 通気孔(連通路)
14a 第1通気口(第1連通口)
14b 第2通気口(第2連通口)
15a 第1通気防水フィルタ
15b 第2通気防水フィルタ
21 バルブブロック
21c 取付面
22 配線用通路(内側空間)
22a 第1開口
22b 第2開口
23 気密端子
24 外側空間(第2空間)

Claims (8)

  1. 開口が形成されている取付面に、前記開口に被せるようにして取り付けられるコネクタであって、
    シール面を有し、前記シール面を前記取付面に突き合わせて取り付けられるコネクタ本体と、
    前記コネクタ本体の前記シール面に設けられ、前記開口を囲むように配置されている環状のシール部材と、
    前記コネクタ本体に形成され、前記シール部材によって隔てられる前記開口側の第1空間と大気側の第2空間とを連通する連通路とを備える、コネクタ。
  2. コネクタ本体は、フランジ部を有し、
    前記フランジ部は、前記取付面に突き合わされて締結されている、請求項1に記載のコネクタ。
  3. 気体を透過させ且つ水分の透過を防ぐ少なくとも1つの防水フィルタを備えており、
    前記連通路は、前記第1及び第2空間の各々に臨む第1及び第2連通口を有しており、
    前記防水フィルタは、前記第1及び第2連通口のうち少なくとも一方に取り付けられている、請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記連通路は、前記第1空間に臨む第1連通口を有し、
    前記第1連通口は、前記シール部材の内側に位置している、請求項1乃至3の何れか1つに記載のコネクタ。
  5. 前記コネクタ本体は、相手側コネクタを所定の方向に挿入すると前記相手側コネクタと接続され、
    前記連通路は、前記第2空間に臨む第2連通口を有し、
    前記第2連通口は、前記所定の方向と異なる方向に向いている、請求項1乃至4の何れか1つに記載のコネクタ。
  6. 開口が形成されている取付面と、
    前記開口を被せるように前記取付面に取り付けられるコネクタとを備え、
    前記コネクタは、
    シール面を有し、前記シール面を前記取付面に突き合わせて取り付けられるコネクタ本体と、
    前記コネクタ本体の前記シール面に設けられ、前記開口を囲むように配置されている環状のシール部材と、
    前記コネクタ本体に形成され、前記シール部材によって隔てられる前記開口側の第1空間と大気側の第2空間とを連通する連通路と、
    ガスを透過させ且つ水分の透過を防ぐ少なくとも1つの防水フィルタを備え、
    前記連通路は、前記第1及び第2空間の各々に臨む第1及び第2連通口を有しており、
    前記防水フィルタは、前記第1及び第2連通口のうち少なくとも一方に取り付けられている、コネクタ構造。
  7. ガスが貯留されるガスタンクに設けられるタンクバルブ装置であって、
    開口が形成されている取付面と、前記タンク内に臨む第1開口と前記タンク外に臨む第2開口とに接続する内側空間と、を有するバルブブロックと、
    前記内側空間の前記第1開口側に設けられ、前記バルブブロックに押し付けられる気密端子と、
    前記第2開口を塞ぐように設けられ、前記気密端子と電気的に接続されるコネクタと、を備え、
    前記コネクタは、
    シール面を有するコネクタ本体と、
    前記コネクタ本体の前記シール面に設けられ、前記第2開口を囲むように配置されている環状のシール部材と、
    前記コネクタ本体に形成され、前記シール部材によって隔てられる前記内側空間と前記バルブブロックの外側の外側空間とを連通する連通路とを備える、タンクバルブ装置。
  8. コネクタ本体は、フランジ部を有し、
    前記フランジ部は、前記取付面に突き合わされて締結されている、請求項7に記載のタンクバルブ装置。
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