JP2021149568A - コンテンツ推薦装置、コンテンツ推薦システム、コンテンツ推薦方法、およびプログラム - Google Patents

コンテンツ推薦装置、コンテンツ推薦システム、コンテンツ推薦方法、およびプログラム Download PDF

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智彰 萩原
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Abstract

【課題】ユーザが新しいコンテンツを提案してほしいと感じるタイミングに限り、コンテンツを推薦する。【解決手段】楽曲推薦装置1は、楽曲の再生履歴を記憶する再生履歴記憶部11と、楽曲の再生設定を記憶する楽曲再生設定記憶部12と、再生履歴記憶部11と楽曲再生設定記憶部12が記憶した情報を元にユーザの楽曲再生スタンスを識別する楽曲再生スタンス識別部13と、楽曲再生スタンス識別部13によって識別された楽曲再生スタンスが、事前に設定した特定のスタンスである場合に、楽曲再生スタンスに対応した楽曲を推薦する再生楽曲選択部14と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、コンテンツ推薦装置、コンテンツ推薦システム、コンテンツ推薦方法、およびプログラムに関し、特に、楽曲や動画などのコンテンツの推薦に関する。
楽曲や動画などのコンテンツを配信するストリーミングサービスには極めて多数のコンテンツが格納されている。また、近年では、ローカルの再生環境にも多数のコンテンツが格納される場合がある。これら多数のコンテンツからユーザが再生したいコンテンツを選択することは、困難である。
これに対し、特許文献1の技術が提案されている。特許文献1の技術では、ユーザの好みに基づき、推薦すべきアイテムに含まれる属性の解析に基づいて、人にアイテムを推薦する。
また、例えばYoutube(登録商標)などには、コンテンツの推薦システムが実装されており、この推薦システムを用いることで、ユーザは再生したい楽曲や動画を容易に選択できる。
特表2007−508636号公報
従前の推薦システムは、ノートパソコンやデスクトップパソコンなどの比較的大きな画面が前提であり、画面に選択肢を所定の優先度を持って表示し、ユーザに選ばせるというものであった。
一方で、車載機器の画面は、上記パソコンに比べて小さい。音楽を聴くことは車内での楽しみの一つであるが、ユーザが運転者であった場合には、車載機器の画面を長期間に亘って注視することはできない。またユーザが運転者ではなく同乗者であった場合であっても、車内の振動や加速度や、車載機器の画面の小ささなどから、この画面を長期間に亘って注視できない。よって、従前の推薦システムによって、新しい楽曲を探索することは困難であった。
この問題への解決策の1つとして、車両が特定の位置や状況になった際に、対応する楽曲を音声等で推薦するようなシステムが開発されている。しかし、ユーザには自分の知らない新しい楽曲を探索したいタイミングと、自分の好きな楽曲を再生したいタイミングとが存在する。よって、ユーザの意図を無視して、車両の位置や状況だけを元に楽曲を推薦することは、ユーザに対して煩わしさを感じさせる原因になる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ユーザが新しいコンテンツを提案してほしいと感じるタイミングに限り、コンテンツを推薦することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、コンテンツ推薦装置であって、コンテンツの再生履歴を記憶する再生履歴記憶部と、コンテンツの再生設定を記憶する再生設定記憶部と、前記再生履歴記憶部と前記再生設定記憶部が記憶した情報を元にユーザのコンテンツ再生スタンスを識別するコンテンツ再生スタンス識別部と、前記コンテンツ再生スタンス識別部によって識別されたコンテンツ再生スタンスが、事前に設定した特定のスタンスである場合に、前記コンテンツ再生スタンスに対応したコンテンツを推薦する再生コンテンツ選択部と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、ユーザが新しいコンテンツを提案してほしいと感じるタイミングでだけ、コンテンツの推薦が可能なとなる。また、これによりユーザは、煩わしさを感じずに済む。
請求項5に記載の発明は、コンテンツ推薦システムであって、コンテンツの再生履歴を記憶する再生履歴記憶部と、コンテンツの再生設定を記憶する再生設定記憶部と、前記再生履歴記憶部と前記再生設定記憶部が記憶した情報を元にユーザのコンテンツ再生スタンスを識別するコンテンツ再生スタンス識別部と、前記コンテンツ再生スタンス識別部によって識別されたコンテンツ再生スタンスが、事前に設定した特定のスタンスである場合に、前記コンテンツ再生スタンスに対応したコンテンツを推薦する再生コンテンツ選択部と、を備えることを特徴とするものである。
この発明によれば、ユーザが新しいコンテンツを提案してほしいと感じるタイミングでだけ、コンテンツの推薦が可能なとなる。また、これによりユーザは、煩わしさを感じずに済む。
請求項6に記載の発明は、コンテンツ推薦方法であって、コンテンツ再生スタンス識別部が、コンテンツの再生履歴情報と再生設定情報を元にコンテンツ再生スタンスを識別するステップと、識別された前記コンテンツ再生スタンスが、事前に設定した特定のスタンスである場合に、再生コンテンツ選択部が前記コンテンツ再生スタンスに対応したコンテンツを推薦するステップと、を実行することを特徴とするものである。
この発明によれば、ユーザが新しいコンテンツを提案してほしいと感じるタイミングでだけ、コンテンツの推薦が可能なとなる。また、これによりユーザは、煩わしさを感じずに済む。
請求項7に記載の発明は、プログラムであって、コンピュータに、コンテンツの再生履歴情報と再生設定情報を元にコンテンツ再生スタンスを識別する工程、識別された前記コンテンツ再生スタンスが、事前に設定した特定のスタンスである場合に、前記コンテンツ再生スタンスに対応したコンテンツを推薦する工程、を実施させるためのものである。
この発明によれば、ユーザが新しいコンテンツを提案してほしいと感じるタイミングでだけ、コンテンツの推薦が可能なとなる。また、これによりユーザは、煩わしさを感じずに済む。
本発明によれば、ユーザが新しいコンテンツを提案してほしいと感じるタイミングに限り、コンテンツを推薦することができる。また、これによりユーザは、煩わしさを感じずに済む。
本発明の一実施形態に係る楽曲推薦装置の機能ブロック図である。 楽曲推薦装置のハードウェア構成図である。 再生履歴の一例を示す図である。 楽曲の再生設定の一例を示す図である。 楽曲再生スタンス識別処理のフローチャートである。 再生楽曲選択部を示すブロック図である。 楽曲再生選択処理のフローチャートである。 変形例の楽曲推薦装置の機能ブロック図である。 楽曲再生選択処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。なお、図面中の各要素は、発明の理解を容易にするために、適宜拡大、縮小又は簡略化されて描かれることがある。
本実施形態の楽曲推薦装置は、現在の楽曲再生設定や操作履歴をもとに、ユーザがどのようなスタンスで楽曲を再生しているかを推定し、その推定結果に合わせて、楽曲の推薦を行うか否かと、どんな楽曲なら受け入れられそうかを判断する。
図1と図2とを参照して、本発明の一実施形態に係る楽曲推薦装置1を説明する。図1は、楽曲推薦装置1の機能ブロック図である。図2は、楽曲推薦装置1のハードウェア構成図である。
楽曲推薦装置1は、図1に示すように、再生履歴記憶部11と、楽曲再生設定記憶部12と、楽曲再生スタンス識別部13と、再生楽曲選択部14と、出力部15の各機能ブロックを含んで構成される。
この楽曲推薦装置1は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、スピーカ24、マイク25、入力部26、記憶部27、表示部28を含んで構成される。
CPU21は、この楽曲推薦装置1を統括制御する中央処理装置であり、ROM22や記憶部27に格納されたプログラムを読み込んで実行する。
ROM22は、不揮発性メモリであり、BIOS(Basic I/O System)プログラムなどが格納されている。記憶部27は、不揮発性の大容量メモリであり、再生履歴情報271や楽曲再生設定情報272を格納している。
図3は、再生履歴情報271の一例を示す図である。
再生履歴情報271は、ユーザが再生した楽曲を識別する情報(例えば、楽曲名)と再生した日時の組み合わせであり、更に再生途中でユーザが別の楽曲への移動(曲送りなど)を行ったかと、ユーザが楽曲を聴く意図があったか否かの情報も含んでいる。
ここでは、「曲その1」の再生日は2019年12月12日、再生時刻は10:45である。そして「曲その1」の再生時にユーザは別の曲に移動したことと、ユーザは「曲その1」を聴く意思があることが記録されている。これは、ユーザは「曲その1」を充分に長く聞いたのちに別の曲に移動したためである。
ここでは、「曲その2」の再生日は2019年12月12日、再生時刻は10:49である。そして「曲その2」の再生時にユーザは別の曲に移動していないこと、ユーザは「曲その2」を聴く意思があることが記録されている。これは、ユーザは「曲その2」を全て聴いており、別の曲に移動していないためである。
ここでは、「曲その3」の再生日は2019年12月12日、再生時刻は10:53である。そして「曲その3」の再生時にユーザは別の曲に移動したことと、ユーザは「曲その2」を聴く意思が無いことが記録されている。これは、ユーザは「曲その3」を少ししか聞いていないときに別の曲に移動したためである。
図1に示す楽曲再生設定情報272は、再生状態の情報であり、図4にその詳細を示している。
図4に示すように、楽曲再生設定情報272は、再生リスト種別と情報源とプレイリスト識別子を含んでいる。再生リスト種別とは、再生中のプレイリストの名称である。
情報源とは、装置またはストリーミングサービスによるランダムな再生であるのか、プレイリストを再生しているのか、アルバムを再生しているのか、アーティスト名に基づいて再生しているのか、およびストリーミングサービスの推薦リストを再生しているのかなどの情報である。
情報源とは、このプレイリストがどの情報源に係るものであるかを示す情報である。情報源には、例えばランダム再生、プレイリストの再生、アルバムの再生、ストリーミングサービス、推薦リストの再生などがある。
プレイリスト識別子とは、この再生リストを一意に識別するための識別子である。
図4の1行目の「オススメのロックミュージック」のプレイリストの情報源は、ストリーミングサービスであり、その識別子は“id0000765”であることが示されている。
図4の2行目の「アルバムX」のプレイリストの情報源は、この機器に設けられたローカル記憶装置であり、その識別子は“id0000766”であることが示されている。
図4の2行目の「アーティストYのメドレー」のプレイリストの情報源は、この機器に設けられたローカル記憶装置であり、その識別子は“id0000767”であることが示されている。
図2に戻り説明を続ける。RAM23は、揮発性メモリであり、CPU21がプログラムを実行する際のワークエリアとして機能する。
マイク25は、音声を収録して電気信号に変換するものである。この電気信号は、例えば不図示のA/Dコンバータによってデジタルの音声データに変換される。
スピーカ24は、電気信号を音声に変換するものである。CPU21は、例えば不図示のD/Aコンバータによって、デジタルの音声データを電気信号に変換する。変換された電気信号は、前記したスピーカ24によって、音声に変換される。
入力部26と表示部28は、例えばタッチパネルとディスプレイとが重畳されたタッチパネルディスプレイであり、ユーザの操作を受け付けると共に、文字や図形や画像などを表示する。
図1に戻り説明を続ける。再生履歴記憶部11は、ユーザが再生した楽曲と、再生した日時を再生履歴情報271として、記憶部27に記憶する。再生履歴記憶部11は、単に再生されたか否かだけでなく、再生途中でユーザが別の楽曲への移動(曲送りなど)を行ったかなど、ユーザが楽曲を聴く意図があったか否かの判定結果を含めて再生履歴情報271として記憶する。別の楽曲への移動が行われた際、再生履歴記憶部11は、それまで聴いていた楽曲の残りの長さが閾値以下であった場合、その楽曲は充分に再生されており、ユーザはその楽曲を聴く意図があったと判断する。再生履歴記憶部11は、それまで聴いていた楽曲の残りの長さが閾値を超えた場合、ユーザはその楽曲を聴く意図がなかったと判断する。
楽曲再生設定記憶部12は、現在の楽曲の再生設定を、楽曲再生設定情報272として記憶する。楽曲再生設定記憶部12は、例えば、再生中のリストの情報源がランダム再生、プレイリストの再生、アルバムの再生、ストリーミングサービス、推薦リストの再生のうち何れであるかを特定し、楽曲再生設定情報272に追加する。そして、楽曲再生設定記憶部12は、プレイリストを再生している場合は、そのプレイリストを識別可能な情報(識別子や名称など)を楽曲再生設定情報272に追加する。
楽曲再生スタンス識別部13は、再生履歴記憶部11から得られる再生履歴情報271と、楽曲再生設定記憶部12より得られる楽曲再生設定情報272とを元に、ユーザが現在どのようなスタンスで楽曲を再生しているのかを識別する。ユーザのスタンスをどのような粒度で識別するかは再生楽曲選択部14の実施形態に依る。
再生楽曲選択部14は、楽曲再生スタンス識別部13により得られる楽曲再生スタンスが、事前に設定した特定のスタンスである場合に、ユーザに提案可能な楽曲や楽曲リストを選択する。選択できる楽曲がない場合、再生楽曲選択部14は、ユーザに楽曲を提案しない。
出力部15は、スピーカ24または表示部28であり、ユーザに対して再生楽曲選択部14より出力された楽曲や楽曲リストに関する情報を報知する。これにより楽曲推薦装置1は、ユーザに楽曲を推薦することができる。
[楽曲再生スタンスの識別処理の詳細]
図5は、楽曲再生スタンス識別部13が実行する楽曲再生スタンスの識別処理のフローチャートである。
最初、楽曲再生スタンス識別部13は、ユーザがランダム再生をしているか否かを判断する(S10)。ここでランダム再生とは、例えば装置がランダムに選択した楽曲の再生、ストリーミングサービスによるランダムな再生、ストリーミングサービスの推薦リストによる楽曲の再生などであり、アルバムの再生、アーティスト名による再生、ユーザ定義のプレイリストによる再生は除かれる。
ステップS10において、楽曲再生スタンス識別部13は、ユーザがランダム再生をしていないと判定したならば(No)、ユーザが新しい楽曲を求めていない「楽曲提案受け入れ拒否」のスタンスであると判定して(S13)、図5の処理を終了する。
ステップS10において、楽曲再生スタンス識別部13は、ユーザがランダム再生をしていると判断したならば(Yes)、ステップS11の処理に進む。
ステップS11において、楽曲再生スタンス識別部13は、再生履歴情報271に含まれる、今回の運転を開始するより前の楽曲のリストと、今回の運転における楽曲のリストとを比較する。今回の運転における楽曲のリストとは、今回の運転開始から現在までに再生された楽曲リストである。なお、再生履歴情報271は、再生履歴記憶部11より得られる情報である。
楽曲再生スタンス識別部13は、今回の運転の楽曲リストに、それより前に再生した楽曲のリストが第1閾値以上の割合で含まれているか否かを判定する(S12)。楽曲再生スタンス識別部13は、ステップS12の判定により、ユーザが新しい楽曲を求めているか否かを判断する。
楽曲再生スタンス識別部13は、今回の運転の楽曲リストに、それより前に再生した楽曲のリストが第1閾値以上の割合で含まれていないならば(No)、ステップS13に進み、ユーザが新しい楽曲を求めていない「楽曲提案受け入れ拒否」のスタンスであると判定して、図5の処理を終了する。楽曲再生スタンス識別部13は、今回の運転の楽曲リストに、それより前に再生した楽曲のリストが第1閾値以上の割合で含まれていれば(Yes)、ユーザが新しい楽曲を求めている特定のスタンスと判定し、ステップS14の処理に進む。ステップS12の判定により、楽曲推薦装置1は、ユーザが新しい曲を提案してほしいと感じるタイミングでだけ、楽曲を推薦することができる。
次に楽曲再生スタンス識別部13は、ユーザが現在の再生テーマに不満を持っているか否かを確認する。この確認は、例えば次のような手続で実現される。
ステップS14において、楽曲再生スタンス識別部13は、今回の運転開始から現在までに再生された楽曲リストを再生履歴記憶部11より取得し、それらの楽曲の中で曲送り操作された楽曲の割合を算出する。そして、楽曲再生スタンス識別部13は、曲送り操作された楽曲の割合が第2閾値以上であるか否かを判定する(S15)。ここで楽曲再生スタンス識別部13は、ユーザが曲送り操作した楽曲についてユーザは聴く意図がなかったと見做している。ステップS15の判定は、聴く意思がなかった楽曲の割合が第2閾値以上であるか否かの判定に等しい。
ステップS15において、楽曲再生スタンス識別部13は、曲送り操作された楽曲の割合が第2閾値以上ならば(Yes)、ユーザが再生テーマに不満があり、よって楽曲の提案を受け入れ可能なスタンスであると判定し(S16)、図5の処理を終了する。
ステップS15において、楽曲再生スタンス識別部13は、曲送り操作された楽曲の割合が第2閾値未満ならば(No)、現在の再生テーマに即した特定の楽曲の提案に限り受け入れ可能なスタンスであると判定し(S16)、図5の処理を終了する。このステップS15の判定により、楽曲推薦装置1は、ユーザの操作内容に応じて、全ての楽曲から推薦すべきか、または特定の楽曲から推薦すべきかを適切に推定できる。
[再生楽曲選択部14の詳細]
図6は、再生楽曲選択部14の詳細を示すブロック図である。
再生楽曲選択部14は、再生テーマ登録部141、再生テーマ比較部142、再生テーマ選出部143を含んで構成される。ここで再生テーマとは、特定の条件の検索で抽出された1つ以上の楽曲を指す。
再生テーマ登録部141は、ユーザに提案する楽曲や楽曲のリストを再生テーマとして登録するものである。再生テーマとして登録される楽曲のリストは、例えば、ラベル(ジャンルやアーティスト名などのメタ情報)を使って、ローカルに保存されている楽曲を絞り込んだリスト、または、外部のストリーミングサービスから提案される楽曲のリストである。
再生テーマ比較部142は、楽曲再生設定記憶部12から得られる現在の楽曲再生設定情報272と、再生テーマ登録部141によって登録された再生テーマを比較し、両者の類似度を算出する。類似度の算出方法の例としては、それぞれに含まれる楽曲のラベル(メタ情報)の一致度や類似度で算出する方法や、あるいは楽曲の音響信号の類似度をGMM(Gaussian Mixture Model)やDNN(Deep Neural Network)で比較する方法などがある。
再生テーマ選出部143は、登録されている再生テーマのうち、どれをユーザに提示するかを選出する。ユーザの楽曲再生スタンスが「楽曲提案受け入れ可能」である場合、再生テーマ選出部143は、登録されているテーマからランダムに選択する。ユーザの楽曲再生スタンスが「特定の楽曲なら受け入れ可能」である場合、再生テーマ選出部143は、再生テーマ比較部142が算出した、類似度の高い再生テーマを選出する。ここで再生テーマ選出部143は、類似度が最も高い再生テーマを選出してもよく、類似度が高い順に複数の再生テーマを選出してもよく、限定されない。これにより、楽曲推薦装置1は、特定の楽曲の中から推薦すべき楽曲を適切に推定できる。
[再生楽曲選択部14の処理]
図7は、楽曲再生選択処理のフローチャートである。
再生楽曲選択部14は、ユーザが楽曲の提案を拒否しているスタンスであるか否かを判定する(S20)。ユーザのスタンスは、前記した楽曲再生スタンス識別部13によって識別されている。再生楽曲選択部14は、楽曲の提案拒否スタンスならば(Yes)、図7の処理を終了する。これにより、ユーザが新しい曲の提案を拒否しているタイミングでは、楽曲を推薦しない。再生楽曲選択部14は、ユーザが楽曲の提案拒否のスタンス以外ならば(No)、ステップS21に進む。
ステップS21において、再生楽曲選択部14は、ユーザが特定の楽曲の提案に限り受け入れ可能なスタンスであるか否かを判定する。再生楽曲選択部14は、ユーザが特定の楽曲の提案を受け入れ可能なスタンスならば(Yes)、再生中のテーマと登録された各テーマとを比較し(S23)、再生中のテーマに類似度が高いテーマを選択すると(S24)、図7の処理を終了する。
再生楽曲選択部14は、ユーザが特定の楽曲の提案を受け入れ可能なスタンスでなく、よって全ての楽曲を提案可能ならば(No)、登録された全てのテーマからランダムにテーマを選択して(S22)、図7の処理を終了する。
これら一連の処理により、再生楽曲選択部14は、ユーザが新しい曲を提案してほしいと感じるタイミングに、受け入れ可能と推察される楽曲を提案可能である。
[変形例:運転状況の識別処理]
図8は、変形例の楽曲推薦装置1Aの機能ブロック図である。
変形例の楽曲推薦装置1Aの再生楽曲選択部14Aでは、上記に加え、運転状況識別部144を含む形で構成される。また、変形例の再生テーマ登録部141は、単に再生可能なテーマを登録するだけでなく、テーマとともに、そのテーマを提案可能な運転状況も登録する。
運転状況識別部144は、現在の運転状況を識別する。現在の運転状況とは、例えば運転目的や設定された目的地、緯度経度情報、天候、季節などである。
本実施形態において再生テーマ選出部143は、テーマ選出時に運転状況識別部144によって取得された現在の運転状況情報と、再生テーマ登録部141に登録された各テーマの運転状況情報を比較し、運転状況に応じたテーマからランダムに選出する。このように動作することで、例えば車両が京都市を走行中に、楽曲推薦装置1Aは、京都市を舞台としたエンターテイメント作品に関わる楽曲を提案可能である。
図9は、楽曲再生選択処理のフローチャートである。
再生楽曲選択部14は、ユーザが楽曲の提案を拒否しているスタンスであるか否かを判定する(S30)。ユーザのスタンスは、前記した楽曲再生スタンス識別部13によって識別されている。再生楽曲選択部14は、楽曲の提案拒否スタンスならば(Yes)、図9の処理を終了する。これにより、ユーザが新しい曲の提案を拒否しているタイミングでは、楽曲を推薦しない。再生楽曲選択部14は、ユーザが楽曲の提案拒否のスタンス以外ならば(No)、ステップS31に進む。
ステップS31において、再生楽曲選択部14は、ユーザが特定の楽曲の提案に限り受け入れ可能なスタンスであるか否かを判定する。再生楽曲選択部14は、ユーザが特定の楽曲の提案を受け入れ可能なスタンスならば(Yes)、再生中のテーマと登録された各テーマとを比較し(S34)、再生中のテーマに類似度が高いテーマを選択すると(S35)、図9の処理を終了する。
再生楽曲選択部14は、ユーザが特定の楽曲の提案を受け入れ可能なスタンスでなく、よって全ての楽曲を提案可能ならば(No)、運転状況識別部144により、現在の運転状況を識別する(S32)。そして、再生楽曲選択部14は、運転状況に応じたテーマからランダムにテーマを選択して(S33)、図9の処理を終了する。
これら一連の処理により、再生楽曲選択部14は、ユーザが新しい曲を提案してほしいと感じるタイミングに、受け入れ可能と推察される楽曲を提案可能である。
[ユーザの楽曲再生スタンスごとの動作]
楽曲再生スタンス識別部13が識別したユーザの楽曲再生スタンスに合わせて、楽曲推薦装置1Aは、楽曲提案時の振る舞いを変化させる。楽曲再生スタンスごとの楽曲推薦装置1Aの動作を以下に示す。
[楽曲提案拒否スタンス]
楽曲推薦装置1Aは、ユーザが楽曲の提案拒否のスタンスであると判断している間、楽曲・および再生テーマの提案を行わない。これにより、楽曲推薦装置1Aは、ユーザが新しい曲を提案してほしいと感じるタイミングに限り、楽曲を推薦することができる。
[楽曲提案受け入れ可能スタンス]
楽曲推薦装置1Aは、ユーザが楽曲の提案を受け入れ可能なスタンスであると判断し、かつ再生テーマ登録部141に利用可能な再生テーマがあるならば、再生テーマを提案する。この提案は、音声の出力、または画面の表示によって行われる。
ユーザが楽曲推薦装置1Aの提案を受諾することを、音声、または入力部26のボタンの押下によって、楽曲推薦装置1Aに伝えた場合、楽曲推薦装置1Aは、再生中の楽曲リストを破棄し、提案した再生テーマを新たな楽曲リストとする。これによりユーザは、受諾した再生テーマの曲を聞き始めることができる。
また、このような切り替え方に限られず、楽曲推薦装置1Aは、再生中の楽曲をフェードアウトした後、再生テーマの最初の楽曲を再生してもよい。これにより、楽曲推薦装置1Aは、楽曲の切り替えの品位を向上させることができる。
[特定楽曲に限り提案受け入れ可能スタンス]
楽曲推薦装置1Aは、特定の楽曲の提案ならば受け入れ可能なスタンスであると判断しているならば、再生テーマ登録部141の再生テーマと現在再生中の楽曲リストを比較し、類似する再生テーマが存在するならば、再生テーマを報知する。
この時、楽曲推薦装置1Aは、再生中の楽曲リストと、提案する再生テーマとの間の関係について言及してもよい。例えば再生テーマ比較部142において、前述したように楽曲に紐づくラベル(メタ情報)を用いて、再生テーマの比較を行っている場合は、類似していると判断した根拠になったラベル(メタ情報)を用いて推薦する。
例えば、共通するラベルが、ギター曲であったならば、「ギター曲がお好きでしたら、こちらの再生リストをオススメします」のように提案してもよい。
したがって、本実施形態によれば、ユーザが新しい曲を提案してほしいと感じるタイミングに限り、ユーザの好みに適合する楽曲を推薦することができる。また、推薦の根拠を追加することにより、ユーザは推薦の妥当性を判断することができ、この推薦を受け入れるか否かについて適切に判断できる。
以上、本発明について、実施形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、実施形態に記載した構成を適宜組み合わせ乃至選択することを含め、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
例えば、上記実施形態では、楽曲のコンテンツに限定されず、例えは動画のコンテンツに適用してもよい。
例えば、上記実施形態は、車載機器に限定されず、例えは携帯端末に適用してもよい。更に運転状況に応じたテーマの推薦に限定されず、ユーザの一般的な状況に応じたテーマを推薦してもよい。ユーザの一般的な状況とは、例えばユーザの位置、行動、場所などである。
1,1A 楽曲推薦装置 (コンテンツ推薦装置)
11 再生履歴記憶部 (コンテンツ履歴記憶部)
12 楽曲再生設定記憶部 (コンテンツ再生設定記憶部)
13 楽曲再生スタンス識別部 (コンテンツ再生スタンス識別部)
14 再生楽曲選択部
141 再生テーマ登録部
142 再生テーマ比較部
143 再生テーマ選出部
144 運転状況識別部 (状況識別部)
15 出力部
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 スピーカ
25 マイク
26 入力部
27 記憶部
271 再生履歴情報
272 楽曲再生設定情報

Claims (7)

  1. コンテンツの再生履歴を記憶する再生履歴記憶部と、
    コンテンツの再生設定を記憶するコンテンツ再生設定記憶部と、
    前記再生履歴記憶部と前記コンテンツ再生設定記憶部が記憶した情報を元にユーザのコンテンツ再生スタンスを識別するコンテンツ再生スタンス識別部と、
    前記コンテンツ再生スタンス識別部によって識別されたコンテンツ再生スタンスが、事前に設定した特定のスタンスである場合に、前記コンテンツ再生スタンスに対応したコンテンツを推薦する再生コンテンツ選択部と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ推薦装置。
  2. 前記コンテンツ再生スタンス識別部は、前記再生履歴記憶部に記憶された再生履歴情報を元に、ユーザが新しいコンテンツの提案を受け入れ可能か否かを判別し、ユーザが新しいコンテンツの提案を受け入れ不能と判断される場合、ユーザはコンテンツの提案を拒否するスタンスであると判断する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ推薦装置。
  3. 前記再生コンテンツ選択部は、
    楽曲や楽曲のリストを再生テーマとして登録する再生テーマ登録部と、
    前記コンテンツ再生設定記憶部に記憶されるコンテンツ設定情報と前記再生テーマ登録部に登録される再生テーマとの類似度を算出する再生テーマ比較部と、
    前記コンテンツ再生スタンス識別部より得られるユーザのコンテンツ再生スタンスが事前に設定した特定のスタンスである場合に、コンテンツ設定情報との類似度の最も高い再生テーマを推薦する再生テーマ選出部と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のコンテンツ推薦装置。
  4. 状況情報を取得する状況識別部を備え、
    前記再生テーマ登録部は、再生テーマとともに、そのテーマを提案可能な状況を登録し、
    前記再生テーマ選出部は、前記状況識別部より取得する状況情報に応じたテーマから選出する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ推薦装置。
  5. コンテンツの再生履歴を記憶する再生履歴記憶部と、
    コンテンツの再生設定を記憶するコンテンツ再生設定記憶部と、
    前記再生履歴記憶部と前記コンテンツ再生設定記憶部とが記憶した情報を元にユーザのコンテンツ再生スタンスを識別するコンテンツ再生スタンス識別部と、
    前記コンテンツ再生スタンス識別部によって識別されたコンテンツ再生スタンスが、事前に設定した特定のスタンスである場合に、前記コンテンツ再生スタンスに対応したコンテンツを推薦する再生コンテンツ選択部と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ推薦システム。
  6. コンテンツ再生スタンス識別部が、コンテンツの再生履歴情報と再生設定情報を元にコンテンツ再生スタンスを識別するステップと、
    識別された前記コンテンツ再生スタンスが、事前に設定した特定のスタンスである場合に、再生コンテンツ選択部が前記コンテンツ再生スタンスに対応したコンテンツを推薦するステップと、
    を実行することを特徴とするコンテンツ推薦方法。
  7. コンピュータに、
    コンテンツの再生履歴情報と再生設定情報を元にコンテンツ再生スタンスを識別する工程、
    識別された前記コンテンツ再生スタンスが、事前に設定した特定のスタンスである場合に、前記コンテンツ再生スタンスに対応したコンテンツを推薦する工程、
    を実施させるためのプログラム。
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