JP2007164497A - 嗜好推定装置、及び制御装置 - Google Patents

嗜好推定装置、及び制御装置 Download PDF

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收 岩田
Masahiro Kamiya
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Masahiko Kubo
雅彦 久保
Yoshiyuki Ueno
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Abstract

【課題】嗜好推定のための特別の操作をユーザーが行わなくても、ユーザーの嗜好を適切に推定することのできる嗜好推定装置を提供すること。
【解決手段】ユーザーの嗜好を推定する嗜好推定装置において、キーワードが記憶されたメモリ24と、音声認識部20から得られるユーザーの発話内容に含まれるキーワードと、メモリ24に記憶されているキーワードとを比較して、音声認識部20から得られたキーワードに対するユーザーの関心度を更新する手段とを装備する。
【選択図】図1

Description

本発明は嗜好推定装置、及び制御装置に関し、より詳細には、ユーザーの嗜好を推定する嗜好推定装置、及び推定した嗜好に基づいて、各種制御を行う制御装置に関する。
近年、HDD(Hard Disk Drive )などの大容量記憶装置が普及し、記憶装置に1000曲以上もの楽曲データが記憶されるようになっている。また、前記記憶装置には楽曲データだけでなく、曲名やアーティスト名、ジャンル、そしてその楽曲データが元々収録されていたCDのタイトル名など、楽曲それぞれの属性データなども記憶されるようになっている。
例えば、図16に示したように、HDD1にはCD2−1〜CD2−nに収録されている楽曲データ、及びTOC(Table Of Contents )、そしてCDに関する情報が記憶されている。CDに関する情報としては、タイトル名や収録されている楽曲数、収録されている楽曲の総演奏時間、アーティスト名、ジャンル(ロック、J−pop、演歌など)、収録されている各楽曲それぞれの属性データ(曲名や演奏時間)が挙げられる。
楽曲データ及びTOC情報については、CD2−1〜CD2−nから読み出してHDD1に記憶させればよい。CDに関する情報については、これら情報を提供するサービス機関3があるため、サービス機関3から取得してHDD1に記憶させればよい。なお、サービス機関3から取得したCDに関する情報が、HDD1に記憶されているどの楽曲データに対応したものであるのかは、収録されている楽曲数と総演奏時間から判断することができる。例えば、CD2−2(楽曲数16曲、総演奏時間51分12秒)のタイトル名は「大発明」であり、アーティスト名は「特許太郎」であることが分かり、そのCD2−2の第1番目に収録されている楽曲の曲名は「特許a」であることが分かる。
ところで、車室内で聴く音楽は、運転者が快適に運転するためや、乗員を楽しいものとするためにも、乗員の聴きたいもの、好きなものとすることが好ましい。そこで、乗員の好む楽曲再生を自動的に行うようにする技術が種々提案され、例えば、下記の特許文献1には、ユーザーによりキー操作が行われると、再生中の楽曲をユーザーの聴きたくない楽曲として設定登録し、それ以降、その設定に従った楽曲再生(具体的には、ユーザーの聴きたくない楽曲を再生しないで次の楽曲を再生する)を自動的に行う装置について開示されている。
また、事前にユーザーに幾つかの情報を入力してもらい、その入力された情報に基づいて、ユーザーの嗜好を推定し、推定したユーザーの嗜好に基づいて、ユーザーの好む楽曲再生を自動的に行うようにする技術についても提案されている。例えば、幾つかの質問にYes/Noで答えさせ、その解答結果からユーザーの嗜好を推定するものがある。
ところが、このような情報の入力は、ユーザーからの操作であるためユーザーにかかる負担が大きく、大量のデータを得ることが難しい。また、嗜好推定のために、本来ならば必要でない情報の入力をユーザーは行わなければならず、ユーザーにストレスを与えてしまうおそれがある。また、特許文献1に開示されている装置についても、上記と同様に、本来ならば必要でないキー操作が必要となり、やはりユーザーにストレスを与えてしまうおそれがある。
特開平11−306740号公報
課題を解決するための手段及びその効果
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、嗜好推定のための特別の操作をユーザーが行わなくても、ユーザーの嗜好を適切に推定することのできる嗜好推定装置、及び推定した嗜好に基づいて、各種制御を行う制御装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係る嗜好推定装置(1)は、ユーザーの嗜好を推定する嗜好推定装置において、キーワードが記憶されたキーワード記憶手段と、音声検出手段から得られるユーザーの発話内容に含まれるキーワードと、前記キーワード記憶手段に記憶されているキーワードとを比較して、前記音声検出手段から得られたキーワードに対するユーザーの関心度を更新する更新手段とを備えていることを特徴としている。
上記嗜好推定装置(1)によれば、ユーザーの発話内容に含まれるキーワードに対するユーザーの関心度が更新される。例えば、前記キーワード記憶手段に、キーワードの種類として、アーティスト名「サザンオールスターズ(サザン)」などが記憶されていて、「サザンの出ていた昨夜の番組見た?」とユーザーから発声された場合、「サザンオールスターズ」に対し、ユーザーが関心を持っているものと看做され、キーワード「サザンオールスターズ」に対するユーザーの関心度が更新される。
従って、ユーザーの自然な発話内容から情報が収集されて、ユーザーの嗜好が推定されることになる。これにより、嗜好推定それ専用の特別な情報入力をユーザーは行わなくて良いので、ユーザーにかかる負担を軽減することができる。
また、本発明に係る嗜好推定装置(2)は、上記嗜好推定装置(1)において、あるコンテンツがユーザーに提供されている状況下で、ユーザーの発話内容に、あるコンテンツに関連するキーワードが含まれているか否かを判断する判断手段と、該判断手段により、ユーザーの発話内容に、前記あるコンテンツに関連するキーワードが含まれていると判断された場合、前記更新手段が、ユーザーの発話内容に含まれた、前記あるコンテンツに関連するキーワードに対するユーザーの関心度を更新するものであることを特徴としている。
上記嗜好推定装置(2)によれば、ユーザーへ提供中のコンテンツに関連するキーワードが発声された場合、そのキーワードに対するユーザーの関心度が更新される。例えば、前記キーワード記憶手段に、キーワードの種類として、アーティスト名「サザンオールスターズ(サザン)」、「ミスターチルドレン(ミスチル)」などが記憶されていて、サザンオールスターズの楽曲が再生されている時に、「サザンの出ていた昨夜の番組見た?」とユーザーから発声された場合、キーワード「サザンオールスターズ」に対するユーザーの関心度が更新される(関心度を上昇させる)。一方、サザンオールスターズの楽曲が再生されている時に、「ミスチルの出ていた昨夜の番組見た?」とユーザーから発声された場合、キーワード「ミスターチルドレン」に対するユーザーの関心度は更新されない。
すなわち、キーワードに対するユーザーの関心度の更新は、提供中のコンテンツに関連するキーワードに限定される。換言すれば、ユーザーがキーワードが発声されたか否かの判定に利用するキーワードの候補数が少なくなる。これにより、判定にかかるコンピュータの処理負荷を軽減することができる。
また、これとは逆に、あるコンテンツがユーザーに提供されている状況下で、前記あるコンテンツに関連するキーワードがユーザーから発声されなかったと判断された場合、前記あるコンテンツに関連するキーワードに対するユーザーの関心度を低下させるようにしても良い。
また、本発明に係る嗜好推定装置(3)は、上記嗜好推定装置(1)又は(2)において、各キーワードは階層化されており、前記更新手段が、ユーザーの発話内容に含まれたキーワードだけでなく、その上位階層のキーワードに対するユーザーの関心度についても更新するものであることを特徴としている。
上記嗜好推定装置(3)によれば、ユーザーの発話内容に含まれたキーワードだけでなく、その上位階層のキーワードに対するユーザーの関心度についても更新される。例えば、楽曲に関連するキーワードとして、上位階層から順に、ジャンル、アーティスト名、楽曲名が設定され、楽曲名「いとしのエリー」、その上位としてアーティスト名「サザンオールスターズ(サザン)」、さらに上位として「J−pop」などが記憶されていて、「サザンの出ていた昨夜の番組見た?」とユーザーから発声された場合、「サザンオールスターズ」だけでなく、「J−pop」に対してもユーザーが関心を持っているものと看做され、キーワード「サザンオールスターズ」だけでなく、その上位のキーワード「J−pop」に対するユーザーの関心度についても更新される。なお、関心度の上昇のさせ方については、差別化するのが望ましい。
また、「いとしのエリーって名曲だよね」とユーザーから発声された場合、キーワード「いとしのエリー」だけでなく、その上位のキーワード「サザンオールスターズ」、さらにはその上位の「J−pop」に対するユーザーの関心度についても更新される。これにより、少ない発話内容から、キーワードに対するユーザーの関心度を幅広く更新することができる。
また、本発明に係る嗜好推定装置(4)は、上記嗜好推定装置(1)〜(3)のいずれかにおいて、ユーザーの発話内容を示す情報に基づいて、更新対象のキーワードの発声前後において肯定ワード又は否定ワードが発声されたと判断すれば、前記更新手段が、更新対象のキーワードに対するユーザーの関心度を更新するものであることを特徴としている。
ユーザーから「サザン」と発声されたとしても、ユーザーが「サザンオールスターズ」を好きであるかどうかは断定できない。例えば、「サザンが好きなんだ」、「好きなんだサザン」とユーザーが発声すれば、ユーザーは「サザンオールスターズ」を好んでいると判断でき、「サザンは嫌いだ」、「嫌いだねサザン」とユーザーが発声すれば、ユーザーは「サザンオールスターズ」を好んでいないと判断できる。
上記嗜好推定装置(4)によれば、更新対象のキーワードの発声前後において(例えば、発声前後の所定範囲内)で関心が高いことを示す肯定ワード(例えば、好き)が発声された場合、そのキーワードに対するユーザーの関心度が上昇される。これにより、キーワードに対するユーザーの関心度を適切に更新することができる。
また、更新対象のキーワードの発声前後において(例えば、発声前後の所定範囲内)で関心が低いことを示す否定ワード(例えば、嫌い)が発声された場合、そのキーワードに対するユーザーの関心度が低下される。これにより、キーワードに対するユーザーの関心度を適切に更新することができる。
また、上記嗜好推定装置(1)〜(4)のいずれかにおいて、前記更新手段による関心度の更新が、複数人による会話内容に基づいて行われるように構成すれば、キーワードに対するユーザーの関心度の更新は、複数人による会話内容に基づいて行われることになる。換言すれば、ユーザーの独り言では、キーワードに対するユーザーの関心度は更新されない。
すなわち、独り言では無く、ユーザーの嗜好がより一層反映されていると考えられる(もちろん、個人差はある)会話内容に基づいて、キーワードに対するユーザーの関心度が更新される。
なお、複数人による会話であるか否かを判断する方法としては、例えば、下記のa〜cが挙げられる。
a.乗員を検知し、運転者以外の乗員がいる場合、車両内での発声は乗員同士の会話と判断する。
b.各席毎にマイクロフォンを設置し、各マイクロフォンでの音声検知状況から発声者が2人以上いるか否かを判断する。
c.音声波形から異なる声質が2種以上存在するか否かを判断する。
また、上記嗜好推定装置(1)〜(4)のいずれかにおいて、前記更新手段による関心度の更新が、ユーザーの独り言に基づいて行われるように構成すれば、キーワードに対するユーザーの関心度の更新が、ユーザーの独り言に基づいて行われることになる。換言すれば、複数人による会話内容では、キーワードに対するユーザーの関心度は更新されない。
会話の場合、発声者を特定することは容易では無く、そのため各ユーザー毎に関心度を更新することは難しいが、独り言の場合、発声者は特定されているので、各ユーザー毎に関心度を更新することができる。
なお、独り言であるか否かを判断する方法としては、例えば、下記のa〜cが挙げられる。
a.乗員を検知し、乗員が運転者だけであるか否かを判断する。
b.各席毎にマイクロフォンを設置し、各マイクロフォンでの音声検知状況から発声者が1人であるか否かを判断する。
c.音声波形から声質が1種であるか否かを判断する。
また、上記嗜好推定装置(1)〜(4)のいずれかにおいて、前記更新手段による関心度の更新が、通信機を介して行われた会話の内容に基づいて行われるように構成すれば、キーワードに対するユーザーの関心度の更新が、通信機(例えば、携帯電話)を介して行われた会話の内容に基づいて行われることになる。換言すれば、ユーザーの独り言では、キーワードに対するユーザーの関心度は更新されない。
すなわち、独り言では無く、ユーザーの嗜好がより一層反映されていると考えられる(もちろん、個人差はある)会話内容に基づいて、キーワードに対するユーザーの関心度が更新される。また、通信機を介しているので、発声者を比較的容易に特定することができるため、各ユーザー毎に関心度を更新することができる。
また、本発明に係る嗜好推定装置(5)は、ユーザーの嗜好を推定する嗜好推定装置において、キーワードが記憶されたキーワード記憶手段と、あるコンテンツがユーザーに提供されている状況下で、音声検出手段から得られるユーザーの発声情報、動作検出手段から得られるユーザーの動作情報、又は振動検出手段から得られる振動情報よりなる1群中より選択した任意適宜の1員に基づいて、ユーザーが歌っているか否か、ユーザーが前記あるコンテンツに合わせて歌っているか否か、ユーザーの動作に規則性があるか否か、又は振動に規則性があるか否かを判断する判断手段と、該判断手段によりユーザーが歌っている、ユーザーが前記あるコンテンツに合わせて歌っている、ユーザーの動作に規則性がある、又は振動に規則性があると判断すれば、前記あるコンテンツに関連するキーワードに対するユーザーの関心度を更新する更新手段とを備えていることを特徴としている。
上記嗜好推定装置(5)によれば、あるコンテンツがユーザーに提供されている状況下で、ユーザーが歌っている(鼻唄を含む)、ユーザーが前記あるコンテンツに合わせて歌っている、ユーザーの動作に規則性がある、又は振動に規則性がある場合、前記あるコンテンツに関連するキーワードに対するユーザーの関心度が更新される。
例えば、サザンオールスターズの楽曲「いとしのエリー」が流れている時に、ユーザーが歌っている場合、楽曲「いとしのエリー」に合わせて歌っている可能性が高く、ユーザーが楽曲「いとしのエリー」を好んでいると考えられる。また、ユーザーが楽曲「いとしのエリー」に合わせて歌っている場合、ユーザーが楽曲「いとしのエリー」を好んでいると考えられる。
また、サザンオールスターズの楽曲「いとしのエリー」が流れている時に、ユーザーがあるリズムで首を動かしている場合や、体があるリズムで揺れている場合、楽曲「いとしのエリー」に合わせて首を動かしたり、体を揺らしている可能性が高く、ユーザーが楽曲「いとしのエリー」を好んでいると考えられる。
従って、ユーザーの自然な動作から情報が収集されて、ユーザーの嗜好が推定されることになる。これにより、嗜好推定それ専用の特別な情報入力をユーザーは行わなくて良いので、ユーザーにかかる負担を軽減することができる。なお、ユーザーが歌っていること(鼻唄を含む)を検知するには、例えば、携帯電話などに採用されている検索機能に含まれる歌検知技術や、カラオケ機器に採用されている採点機能に含まれる歌検知技術などを採用すれば良い。また、ユーザーの動きを検知するには、例えば、TVゲーム機などに採用されている手拍子や踊りの一致を判別する技術などを採用すれば良い。
また、本発明に係る嗜好推定装置(6)は、ユーザーの嗜好を推定する嗜好推定装置において、コンテンツの楽曲情報が記憶された楽曲情報記憶手段と、キーワードが記憶されたキーワード記憶手段と、音声検出手段から得られるユーザーの発声情報、及び前記楽曲情報記憶手段に記憶されている楽曲情報に基づいて、ユーザーが歌っているコンテンツを検索するコンテンツ検索手段と、該コンテンツ検索手段による検索結果に基づいて、ユーザーが歌っているコンテンツに関連するキーワードに対するユーザーの関心度を更新する更新手段とを備えていることを特徴としている。
上記嗜好推定装置(6)によれば、音声検出手段から得られるユーザーの発声情報、及び前記楽曲情報記憶手段に記憶されている楽曲情報(例えば、メロディの波形情報)に基づいて、ユーザーが歌っているコンテンツが検索され、ユーザーが歌っているコンテンツに関連するキーワードに対するユーザーの関心度が更新される。例えば、サザンオールスターズの楽曲「いとしのエリー」をユーザーが歌っている場合、ユーザーが楽曲「いとしのエリー」を好んでいると考えられる。
従って、ユーザーの自然な動作から情報が収集されて、ユーザーの嗜好が推定されることになる。これにより、嗜好推定それ専用の特別な情報入力をユーザーは行わなくて良いので、ユーザーにかかる負担を軽減することができる。なお、ユーザーが歌っている楽曲を検索するには、例えば、携帯電話などに採用されている検索機能に含まれる歌検知技術や、カラオケ機器に採用されている採点機能に含まれる歌検知技術などを採用すれば良い。また、前記楽曲情報記憶手段へは、1曲分全ての波形情報を記憶させておかなくても、サビの部分だけを記憶させるようにしても良い。
また、本発明に係る制御装置(1)は、上記嗜好推定装置(1)〜(6)のいずれかによって得られる、キーワードに対するユーザーの関心度に基づいて、各種制御を行う制御装置であって、コンテンツの紹介条件が成立した場合、コンテンツに関連するキーワードに対するユーザーの関心度に基づいて、コンテンツのユーザーへの紹介を、その関心度の高いものを優先して行う紹介手段を備え、前記紹介条件が、オーディオモードの起動、経路案内用の目的地の設定完了、ユーザーへ提供中のコンテンツに関連するキーワードに対するユーザーの関心度がある大きさ以下である場合、ユーザーへ提供中のコンテンツに関連するキーワードに対するユーザーの関心度がある大きさ以下になった場合、のいずれかであることを特徴としている。
上記制御装置(1)によれば、コンテンツの紹介条件が成立した場合、ユーザーの関心度の高いものから優先して、コンテンツがユーザーへ紹介される。また、前記紹介条件が成立するのは、オーディオモードの起動、経路案内用の目的地の設定完了、ユーザーへ提供中のコンテンツに関連するキーワードに対するユーザーの関心度がある大きさ以下である場合、ユーザーへ提供中のコンテンツに関連するキーワードに対するユーザーの関心度がある大きさ以下になった場合、のいずれかであって、ユーザーが楽曲再生開始や再生楽曲の変更などを望んでいる可能性が高い場合である。従って、特別な操作をユーザーが行わなくても、適切なタイミングで、なおかつ適切な順番でコンテンツをユーザーへ紹介することができる。
また、本発明に係る制御装置(2)は、上記嗜好推定装置(1)〜(6)のいずれかによって得られる、キーワードに対するユーザーの関心度に基づいて、各種制御を行う制御装置であって、楽曲データが記憶された楽曲データ記憶手段の空き容量に基づいて、前記楽曲データ記憶手段から楽曲データを削除する必要があるか否かを判断する判断手段と、該判断手段により、前記楽曲データ記憶手段から楽曲データを削除する必要があると判断された場合、楽曲に関連するキーワードに対するユーザーの関心度に基づいて、楽曲のユーザーへの紹介を、ユーザーの関心度の低いものを優先して行う紹介手段とを備えていることを特徴としている。
上記制御装置(2)によれば、前記楽曲データ記憶手段の空き容量が少なくなり、前記楽曲データ記憶手段から楽曲データを削除する必要があると判断された場合、楽曲のユーザーへの紹介が、ユーザーの関心度の低いものを優先して行われる。これにより、ユーザーは前記楽曲データ記憶手段から削除すべき楽曲を容易に見付けだすことができる。
また、本発明に係る制御装置(3)は、上記嗜好推定装置(1)〜(6)のいずれかによって得られる、キーワードに対するユーザーの関心度に基づいて、各種制御を行う制御装置であって、楽曲再生の開始条件が成立した場合、楽曲に関連するキーワードに対するユーザーの関心度に基づいて、楽曲の再生をユーザーの関心度の高いものを優先して行う再生手段を備えると共に、楽曲に関連するキーワードの種類が、アーティスト名やその楽曲を収録したアルバムのアルバム名など複数設けられ、ユーザーがキーワードの種類を指定するための指定手段を備え、前記再生手段が、前記指定手段により指定された種類のキーワードに対するユーザーの関心度に基づいて、楽曲の再生をユーザーの関心度の高いものを優先して行うものであることを特徴としている。
上記制御装置(3)によれば、楽曲再生の開始条件が成立した場合(例えば、ユーザーにより楽曲のオート再生が指示された場合)、楽曲の再生がユーザーの関心度に高いものを優先して行われる。これにより、ユーザーの好むものから順に楽曲の再生が行われるので、ユーザーを十分満足させることができる。
さらに、ユーザーからの指定があると、ユーザーにより指定された種類のキーワードに対するユーザーの関心度の高いものを優先して、楽曲の再生が行われる。例えば、ユーザーによりキーワードの種類として、アーティストが指示されている場合、アーティストのキーワードに対するユーザーの関心度の高いものが優先される。これにより、ユーザーをより一層満足させることができる。
また、本発明に係る制御装置(4)は、上記嗜好推定装置(1)〜(6)のいずれかによって得られる、キーワードに対するユーザーの関心度に基づいて、各種制御を行う制御装置であって、ユーザーの関心度がある大きさ以上になったキーワードに関係するアーティストデータに基づき、アーティストに関係する日時と現在日時とに応じて、アーティストの情報をユーザーへ紹介する紹介手段を備えていることを特徴としている。
上記制御装置(4)によれば、ユーザーの関心度がある大きさ以上になったキーワードに関係するアーティストデータに基づき、アーティストに関係する日時(例えば、誕生日)と現在日時とに応じて、アーティストの情報がユーザーへ紹介される。従って、ユーザーが高い関心を示しているアーティストのその時にピッタリな情報をユーザーへ紹介することができる。
また、本発明に係る制御装置(5)は、上記制御装置(4)において、前記アーティストデータに、アーティストの記念日と、アーティストの新譜発売日、及び新譜に関する情報と、アーティストの出演番組情報と、のうちのいずれかが含まれており、前記紹介手段が、前記記念日と現在日時との関係に応じた、アーティスト情報の紹介と、前記新譜発売日と現在日時との関係に応じた、前記新譜の紹介と、出演番組の放送日時と現在日時との関係に応じた、アーティストの出演番組の紹介と、のうちのいずれかを行うものであることを特徴としている。
上記制御装置(5)によれば、アーティストの記念日(例えば、誕生日)と現在日時との関係に応じて、アーティストの情報(例えば、楽曲)が紹介されたり、アーティストの新譜発売日と現在日時との関係に応じて、前記新譜が紹介されたり、アーティストの出演番組の放送日時と現在日時との関係に応じて、アーティストの出演番組が紹介される。
例えば、そのアーティストの誕生日が近付けば、そのアーティストの楽曲がユーザーへ紹介されたり、新譜の発売日が近付けば、その新譜の発売日など、新譜に関する情報がユーザーへ紹介されたり、出演番組の放送日時が近付けば、その放送日時など、出演番組に関する情報がユーザーへ紹介される。これにより、面白みが増し、また好きなアーティストの出演番組の見逃しを防止することができる。
以下、本発明に係る嗜好推定装置、及び制御装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置の要部を概略的に示したブロック図である。図中11は端末装置を示しており、端末装置11は、図示しないCPU、ROM、RAMなどを有したマイコン12と、アンテナ13からテレビ放送波やラジオ放送波を受信するための放送波受信機14と、CDやDVDなどの記憶媒体15から楽曲データなどを読み出すためのDVDドライブ16と、ボタンスイッチ17aを有したリモコン17と、ボタンスイッチ18a及びタッチパネルとなっている表示画面18bを有した表示装置18とを含んで構成されている。表示画面18bはタッチパネルとなっており、表示画面18bに触れた指の位置を検出することができ、検出された結果についてはマイコン12で取得することができるようになっている。
また、端末装置11は、音声を電気信号に変換するマイクロフォン19と、マイクロフォン19で変換された電気信号を処理して音声を認識するための音声認識部20と、文法辞書データが記憶された文法辞書メモリ21と、単語辞書データが記憶された単語辞書メモリ22と、磁気ディスク(図示せず)で構成され、データの読み書きが可能であり、地図データや、対話シナリオデータなど各種データが記憶されたHDD23と、後述するキーワードデータベースが作成されるメモリ24と、マイコン12からの指示に従って合成音声データを生成する音声合成部25と、音声合成部25で生成された合成音声データを増幅する増幅器26と、増幅された合成音声データを音声として出力するスピーカ27とを含んで構成されている。
なお、文字データではない、楽曲データなどの音声データについては音声合成部25を介さずに、スピーカ27から出力されるようになっている。また、ここでは地図データが記憶されたHDD23を採用しているが、別の実施の形態では、HDD23ではなく、その他の記憶媒体、記憶装置を採用しても良く、例えば、地図データが記憶されたDVD−ROMを採用しても良い。また、文法辞書メモリ21に記憶されている文法辞書データ、及び単語辞書メモリ22に記憶されている単語辞書データはユーザーの発声内容の解析に使用される。
マイコン12に接続されている携帯電話などの移動体通信機28は、インターネットなどのネットワークに接続されているサーバー(図示せず)から送信されてくる情報の受信に用いたり、通話に用いるものである。また、マイコン12に接続されているGPS受信機29は、アンテナ30を介して人工衛星からのGPS信号を受信するものであり、マイコン12はGPS信号に基づいて自車両の現在位置を割り出すことができるようになっている。また、マイコン12には自車両の速度に関するデータを検出するための車速センサ31と、自車両の進行方向に関するデータを取得するためのジャイロセンサ32とが接続されている。
また、マイコン12には、乗員の動きを撮影するための撮影装置33と、シートに設けられた振動センサ34とが接続され、マイコン12で乗員の動きや車室内での振動を把握することができるようになっている。
図2は、HDD23に記憶されている楽曲データ、及び楽曲情報に関するデータの一部を示した図であり、HDD23にはCD2−1〜CD2−n(図16参照)に収録されている楽曲データ及びTOC情報(例えば、CDに収録されている楽曲数や総演奏時間)に関するデータと、CDに関する情報(タイトル名、収録されている楽曲数、収録されている楽曲の総演奏時間、アーティスト名、ジャンル、収録されている各楽曲の曲名・演奏時間)とが記憶されている。
楽曲データやTOC情報に関するデータについては、CD2−1〜CD2−nなどからデータを読み出してHDD23に記憶されるものであり、記憶された順番に整理番号が付与されるようになっている。CDに関する情報については、メーカーによって、HDD23にあらかじめ記憶されているものもあるが、ネットワークを介して配信されたり、FM多重を使って配信されるものもあるため、HDD23に記憶されているこれら情報を更新する場合には、移動体通信機28や放送波受信機14を使用すれば良い。
なお、HDD23に記憶されているCDに関する情報が、どの楽曲データに対応したものであるのかは、収録されている楽曲数及び総演奏時間から判断することができる。例えば、CDに関する情報から、整理番号「0002」が付与されたCD(楽曲数16曲、総演奏時間51分12秒)のタイトル名は「大発明」で、アーティスト名は「特許太郎」であり、そのCDの第1番目に収録されている楽曲の曲名は「特許a」であることが分かる。
図3は、メモリ24に作成されるキーワードデータベースの一例を示した図であり、キーワードデータベースは、楽曲に関連するキーワードと、そのキーワードに対応付けられた、読み、カテゴリー、上位のキーワード、関心度、及びフラグ値(Keyword_Flag)とから構成され、例えば、キーワード「特許太郎」に対応付けて、読み「トッキョタロウ」、カテゴリー「アーティスト」、上位のキーワード「J−pop」、関心度「12」、フラグ値「0」が記憶されている。関心度はそのキーワードに対するユーザーの関心度を示し、フラグ値はそのキーワードに関連する楽曲が再生されているか否かを示し、再生されている場合に「1」となる。
楽曲に関連するキーワードとしては、上位階層から順に、ジャンル、アーティスト名、その楽曲を収録したCDのタイトル名、及び楽曲名が設定されており、アーティスト名であるキーワード「特許太郎」に対する上位のキーワードは、ジャンルである「J−pop」となる。
実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置11におけるマイコン12の行う処理動作[1]を図4に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[1]は端末装置11の電源オンをトリガとして行われる動作である。
まず、メモリ24にキーワードデータベースが既に作成されているか否かを判断する(ステップS1)。キーワードデータベースが作成されていないと判断すれば、HDD23に記憶されているCDに関する情報からキーワードを抽出して、抽出したキーワードと、抽出したキーワードに対応する、読み、カテゴリー、及び上位のキーワードとを記憶させて、キーワードデータベースを作成する(ステップS2)。関心度、及びフラグ値は「0」に設定する。
一方、メモリ24にキーワードデータベースが既に作成されていると判断すれば、HDD23に記憶されているCDに関する情報に含まれるキーワードと、キーワードデータベースに登録されているキーワードとを比較し、キーワードデータベースに新たに追加登録すべきキーワードが存在するか否かを判断する(ステップS3)。
キーワードデータベースに新たに追加登録すべきキーワードが存在すると判断すれば、そのキーワードを抽出して、抽出したキーワードと、抽出したキーワードに対応する、読み、カテゴリー、及び上位のキーワードとを記憶させて、キーワードデータベースを更新する(ステップS4)。新たに追加登録したキーワードに対する関心度、及びフラグ値は「0」に設定する。
実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置11におけるマイコン12の行う処理動作[2]を図5に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[2]は再生楽曲が変更された場合(楽曲再生開始を含む)に行われる動作である。
まず、フラグ値(Keyword_Flag)が「1」に設定されているキーワードが存在するか否かを判断する(ステップS11)。フラグ値(Keyword_Flag)が「1」に設定されているキーワードが存在しない(すなわち、処理動作[2]の実行トリガは、再生楽曲の変更ではなく、楽曲再生開始である)と判断すれば、再生されることになった楽曲に関連するキーワードのフラグ値(Keyword_Flag)を「1」に設定し(ステップS12)、その後、当該楽曲の再生中に、当該楽曲に関連するキーワードがユーザーにより発声されたことを示すためのフラグTalk_Flag を「0」に設定する(ステップS13)。後で詳しく説明するが、再生されている楽曲に関連するキーワードがユーザーにより発声された場合、フラグTalk_Flag は「1」に設定される(図6−1のステップS21〜S27参照)。
一方、ステップS11において、フラグ値(Keyword_Flag)が「1」に設定されているキーワードは存在する(すなわち、処理動作[2]の実行トリガは、再生楽曲の変更である)と判断すれば、次に、フラグTalk_Flag が「1」であるか否かを判断する(ステップS14)。フラグTalk_Flag が「1」でない(すなわち、関連するキーワードがユーザーにより発声されないまま、楽曲が変更された)と判断すれば、変更前の楽曲に対するユーザーの関心度が低いと看做し、フラグ値(Keyword_Flag)が「1」に設定されているキーワードに対するユーザーの関心度を減少させる(ステップS15)。例えば、関心度xを値D1の大きさ減少させる(x←x−D1)。
次に、フラグ値(Keyword_Flag)を全て「0」に戻し(ステップS16)、その後、新たに再生されることになった楽曲に関連するキーワードのフラグ値(Keyword_Flag)を「1」に設定する(ステップS17)。
一方、ステップS14において、フラグTalk_Flag は「1」である(すなわち、再生されている間に、関連するキーワードがユーザーにより発声された)と判断すれば、関心度を減少させる必要はないため、フラグTalk_Flag を「0」に戻し(ステップS18)、その後、ステップS16へ進む。
実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置11におけるマイコン12の行う処理動作[3]を図6−1,図6−2に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[3]は端末装置11の電源オン後、所定時間(例えば、100ミリ秒)毎に行われる動作である。
まず、音声認識部20からユーザーより発声された単語情報を取得する(ステップS21)。取得した単語情報に基づいて、キーワードデータベース(図3)に登録されているキーワード(例えば、「特許太郎」、「大発明」)がユーザーにより発声されたか否かを判断する(ステップS22)。なお、単語認識技術としては、ワードスポッティング技術などが挙げられる。
キーワードデータベースに登録されているキーワードがユーザーにより発声されたと判断すれば、発声されたキーワードを関心度変更対象キーワードKeyword として設定すると共に、その時の時刻をキーワード発声時刻VocalTime として設定し(ステップS23)、その後、キーワードに対するユーザーの関心度の上昇率決定に使用するための係数kを1に設定する(ステップS24)。例えば、17時35分23秒にキーワード「特許太郎」がユーザーにより発声された場合、関心度変更対象キーワードKeyword は「特許太郎」に設定され、キーワード発声時刻VocalTime は「17:35:23」に設定される。
次に、発声されたキーワードが、フラグ値(Keyword_Flag)が「1」に設定されているキーワードであるか否かを判断する(ステップS25)。発声されたキーワードが、フラグ値(Keyword_Flag)が「1」に設定されているキーワードである(すなわち、再生されている楽曲に関連するキーワードが、ユーザーにより発声された)と判断すれば、再生されている楽曲に対するユーザーの関心度は高いと看做し、係数kに1を加算して上昇率を大きくし(ステップS26)、フラグTalk_Flag を「1」に設定し(ステップS27)、その後、ステップS28へ進む。
一方、発声されたキーワードは、フラグ値(Keyword_Flag)が「1」に設定されているキーワードでないと判断すれば、ステップS26,S27を飛ばしてそのままステップS28へ進む。
ステップS28では、キーワード発声時刻VocalTime −肯定ワード発声時刻VocalTime_Likeが時間T1(例えば、5秒)以下であるか否かを判断する。後で詳しく説明するが、肯定ワード発声時刻VocalTime_Likeは肯定ワード(例えば、好き)が発声された時刻を示しており(図6−2のステップS41,S42参照)、ここでは「好き」などの肯定ワードが発声されてから5秒以内にキーワードが発声されたか否かを判断している。
キーワード発声時刻VocalTime −肯定ワード発声時刻VocalTime_Likeが時間T1以下である(例えば、「好きなんだよね、特許太郎の歌」とユーザーにより発声された)と判断すれば、係数kに1を加算して上昇率を大きくし(ステップS29)、その後、ステップS30へ進む。
一方、キーワード発声時刻VocalTime −肯定ワード発声時刻VocalTime_Likeは時間T1以下でないと判断すれば、ステップS29を飛ばしてそのままステップS30へ進む。
ステップS30では、キーワード発声時刻VocalTime −否定ワード発声時刻VocalTime_DisLike が時間T2(例えば、5秒)以下であるか否かを判断する。後で詳しく説明するが、否定ワード発声時刻VocalTime_DisLike は否定ワード(例えば、嫌い)が発声された時刻を示しており(図6−2のステップS45,S46参照)、ここでは「嫌い」などの否定ワードが発声されてから5秒以内にキーワードが発声されたか否かを判断している。
キーワード発声時刻VocalTime −否定ワード発声時刻VocalTime_DisLike が時間T2以下である(例えば、「嫌いなんだよね、特許太郎の歌」とユーザーにより発声された)と判断すれば、発声キーワードに該当するアーティストや楽曲などをユーザーは嫌っていると看做し、関心度変更対象キーワードKeyword に設定されているキーワードに対するユーザーの関心度を減少させる(ステップS31)。例えば、関心度xを値D2の大きさ減少させる(x←x−D2)。
一方、キーワード発声時刻VocalTime −否定ワード発声時刻VocalTime_DisLike が時間T2以下でないと判断すれば、発声キーワードに該当するアーティストや楽曲などをユーザーは好んでいると看做し、関心度変更対象キーワードKeyword に設定されているキーワードに対するユーザーの関心度を上昇させる(ステップS32)。例えば、関心度xを値U1に係数k積算した大きさ上昇させる(x←x+U1×k)。
数値U1を「4」とした場合、関心度xの上昇は以下の通りである。
1.単にキーワードが発声されただけ(係数k=1)
関心度xは「4」上昇
2.再生されている楽曲に関連するキーワードが発声された場合。但し「好き」などの肯定ワードの発声無し。
関心度xは「8」上昇(係数k=2)
3.「好き」などの肯定ワードが発声された場合。但し、発声されたキーワードは再生されている楽曲に関連するキーワードではない。
関心度xは「8」上昇(係数k=2)
4.再生されている楽曲に関連するキーワードが発声され、なおかつ「好き」などの肯定ワードが発声された場合。
関心度xは「12」上昇(係数k=3)
なお、ここでは関心度変更対象キーワードKeyword に設定されているキーワード(発声されたキーワード)に対するユーザーの関心度だけを調整しているが、別の実施の形態では、発声されたキーワードだけでなく、発声されたキーワードの上位階層のキーワードに対するユーザーの関心度についても調整するようにしても良い。
例えば、発声されたキーワードが「特許a」である場合、その上位階層であるキーワード「特許太郎」、「J−pop」についても関心度を調整する。なお、実際に発声されたキーワードと、それ以外のキーワードとでは、関心度の調整のさせ方を差別化するのが望ましい。例えば、階層が上がる毎に調整の大きさを半分にする。発声されたキーワード「特許a」に対する調整の大きさが「4」であれば、キーワード「特許太郎」に対する調整の大きさを「2」にし、そしてキーワード「J−pop」に対する調整の大きさを「1」にする。
また、ステップS22において、キーワードデータベースに登録されているキーワードはユーザーにより発声されていないと判断すれば、音声認識部20で取得した単語情報に基づいて、「好き」などの肯定ワードが発声されたか否かを判断する(図6−2のステップS41)。
肯定ワードがユーザーにより発声されたと判断すれば、その時の時刻を肯定ワード発声時刻VocalTime_Likeとして設定し(ステップS42)、肯定ワード発声時刻VocalTime_Like−キーワード発声時刻VocalTime が時間T3(例えば、5秒)以下であるか否かを判断する(ステップS43)。
肯定ワード発声時刻VocalTime_Like−キーワード発声時刻VocalTime が時間T3以下である(例えば、「特許太郎の歌、好きなんだよね」とユーザーにより発声された)と判断すれば、発声キーワードに該当するアーティストや楽曲などをユーザーは好んでいると看做し、関心度変更対象キーワードKeyword に設定されているキーワードに対するユーザーの関心度を上昇させる(ステップS44)。例えば、関心度xを値U2の大きさ上昇させる(x←x+U2)。なお、ここでも、上記したように発声されたキーワードだけでなく、発声されたキーワードの上位階層のキーワードに対するユーザーの関心度についても上昇させるようにしても良い。
一方、ステップS41において、「好き」などの肯定ワードは発声されていないと判断すれば、次に、音声認識部20で取得した単語情報に基づいて、「嫌い」などの否定ワードが発声されたか否かを判断する(ステップS45)。否定ワードがユーザーにより発声されたと判断すれば、その時の時刻を否定ワード発声時刻VocalTime_DisLike として設定し(ステップS46)、否定ワード発声時刻VocalTime_DisLike −キーワード発声時刻VocalTime が時間T4(例えば、5秒)以下であるか否かを判断する(ステップS47)。
否定ワード発声時刻VocalTime_DisLike −キーワード発声時刻VocalTime が時間T4以下である(例えば、「特許太郎の歌、嫌いなんだよね」とユーザーにより発声された)と判断すれば、発声キーワードに該当するアーティストや楽曲などをユーザーは嫌っていると看做し、関心度変更対象キーワードKeyword に設定されているキーワードに対するユーザーの関心度を減少させる(ステップS48)。例えば、関心度xを値D3の大きさ減少させる(x←x−D3)。なお、ここでも、上記したように発声されたキーワードだけでなく、発声されたキーワードの上位階層のキーワードに対するユーザーの関心度についても減少させるようにしても良い。
実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置11におけるマイコン12の行う処理動作[4]を図7に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[4]は楽曲再生中に、所定時間(例えば、100m秒)毎に行われる動作である。
まず、音声認識部20から音声波形情報を取得し(ステップS51)、取得した音声波形情報に基づいて、音声波形を解析し、音声波形に規則性があるか否かを判断する(ステップS52)。音声波形に規則性があると判断すれば、再生されている楽曲に合わせて歌っている(鼻唄を含む)と看做し、再生されている楽曲をユーザーは好んでいるとして、再生されている楽曲に関連するキーワードに対するユーザーの関心度を上昇させる(ステップS53)。
一方、音声波形に規則性はないと判断すれば、そのまま処理動作[4]を終了する。
なお、ここでは、楽曲再生中に、ユーザーからの音声波形に規則性があると判断した場合、再生されている楽曲をユーザーが好んでいるとして、再生されている楽曲に関連するキーワードに対するユーザーの関心度を上昇させるようにしているが、別の実施の形態では、例えば、HDD23に楽曲の波形情報を記憶しておき、また楽曲再生中に限定しないで、ユーザーからの音声波形、及びHDD23に記憶されている波形情報に基づいて、ユーザーが口ずさんでいる楽曲を検索し、その楽曲に関連するキーワードに対するユーザーの関心度を上昇させるようにしても良い。HDD23に記憶させておく楽曲の波形情報については、1曲分全てでなくても、サビなどの一部分であっても良い。
実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置11におけるマイコン12の行う処理動作[5]を図8に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[5]は楽曲再生中に、所定時間(例えば、100m秒)毎に行われる動作である。
まず、撮影装置33から乗員の動き情報を取得し(ステップS61)、取得した動き情報に基づいて、乗員の動きを解析し、乗員の動きに規則性があるか否かを判断する(ステップS62)。乗員の動きに規則性があると判断すれば、再生されている楽曲のリズムに乗っていると看做し、再生されている楽曲をユーザーは好んでいるとして、再生されている楽曲に関連するキーワードに対するユーザーの関心度を上昇させる(ステップS63)。
一方、乗員の動きに規則性はないと判断すれば、そのまま処理動作[5]を終了する。
実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置11におけるマイコン12の行う処理動作[6]を図9に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[6]は楽曲再生中に、所定時間(例えば、100m秒)毎に行われる動作である。
まず、振動センサ34から車室内に生じている振動情報を取得し(ステップS71)、取得した振動情報に基づいて、乗員の動きを解析し、乗員の動きに規則性があるか否かを判断する(ステップS72)。乗員の動きに規則性があると判断すれば、再生されている楽曲のリズムに乗っていると看做し、再生されている楽曲をユーザーは好んでいるとして、再生されている楽曲に関連するキーワードに対するユーザーの関心度を上昇させる(ステップS73)。
一方、乗員の動きに規則性はないと判断すれば、そのまま処理動作[6]を終了する。
実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置11におけるマイコン12の行う処理動作[7]を図10に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[7]は端末装置11の電源オン後、所定時間(例えば、100m秒)毎に行われる動作である。
まず、リモコン17からの操作などを受けて、オーディオモードが起動したか否かを判断する(ステップS81)。オーディオモードが起動したと判断すれば、メモリ24に作成されたキーワードデータベース(図3)に登録されているキーワードに対するユーザーの関心度に基づいて、ユーザーの関心度の高い楽曲を選択し(ステップS82)、その後、選択した楽曲の名称などを表示画面18bへ表示するなどしてユーザーへ紹介する(ステップS83)。
一方、オーディオモードは起動していないと判断すれば、次に、経路案内用の目的地の設定が完了したか否かを判断する(ステップS84)。経路案内用の目的地の設定が完了したと判断すれば、ステップS82へ進んで、ユーザーの関心度の高い楽曲を選択し、選択した楽曲の名称などを表示画面18bへ表示する。他方、経路案内用の目的地の設定が完了していないと判断すれば、そのまま処理動作[7]を終了する。
これにより、オーディオモードの起動、経路案内用の目的地の設定完了など、楽曲紹介の条件が成立した場合、ユーザーの関心度の高いものから優先して、楽曲がユーザーへ紹介される。従って、特別な操作をユーザーが行わなくても、適切なタイミングで、なおかつ適切な順番で楽曲をユーザーへ紹介することができる。
なお、ここでは楽曲紹介の条件として、オーディオモードの起動、及び経路案内用の目的地の設定完了を挙げているが、楽曲紹介の条件はこれらに限定されるものではなく、別の実施の形態では、例えば、再生中の楽曲に関連するキーワードに対するユーザーの関心度がある大きさ以下である場合や、再生中の楽曲に関連するキーワードに対するユーザーの関心度がある大きさ以下になった場合を楽曲紹介の条件にしても良い。
実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置11におけるマイコン12の行う処理動作[8]を図11に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[8]は端末装置11の電源オン後、所定時間(例えば、100m秒)毎に行われる動作である。
まず、HDD23の空き容量が所定値以下であるか否かを判断する(ステップS91)。HDD23の空き容量が前記所定値以下である(すなわち、HDD23から不要な楽曲データを削除する必要がある)と判断すれば、メモリ24に作成されたキーワードデータベース(図3)に登録されているキーワードに対するユーザーの関心度に基づいて、ユーザーの関心度の低い楽曲を選択し(ステップS92)、その後、選択した楽曲の名称などを表示画面18bへ表示するなどしてユーザーへ紹介する(ステップS93)。
一方、HDD23の空き容量は前記所定値以下でないと判断すれば、HDD23から楽曲データを削除する必要はないため、そのまま処理動作[8]を終了する。
これにより、HDD23の空き容量が少なくなり、HDD23から楽曲データを削除する必要があると判断された場合、楽曲のユーザーへの紹介が、ユーザーの関心度の低いものを優先して行われる。従って、ユーザーはHDD23から削除すべき楽曲を容易に見付けだすことができる。
実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置11におけるマイコン12の行う処理動作[9]を図12に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[9]は端末装置11の電源オン後、所定時間(例えば、100m秒)毎に行われる動作である。
まず、リモコン17からの操作などを受けて、ユーザーより楽曲のオート再生が指示されたか否かを判断する(ステップS101)。楽曲のオート再生が指示されたと判断すれば、メモリ24に作成されたキーワードデータベース(図3)に登録されているキーワードに対するユーザーの関心度に基づいて、ユーザーの関心度の高い楽曲を選択し(ステップS102)、その後、選択した楽曲を自動再生する(ステップS103)。
一方、楽曲のオート再生は指示されていないと判断すれば、楽曲を自動再生する必要はないため、そのまま処理動作[9]を終了する。
これにより、ユーザーにより楽曲のオート再生が指示された場合、楽曲の自動再生がユーザーの関心度に高いものを優先して行われる。従って、ユーザーの好むものから順に楽曲の再生が行われるので、ユーザーを十分満足させることができる。なお、別の実施の形態では、キーワードの種類をユーザーが指定できるようにし、ユーザーにより指定された種類のキーワードに対するユーザーの関心度の高いものを優先して、楽曲の自動再生を行うようにしても良い。
実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置11におけるマイコン12の行う処理動作[10]を図13に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[10]は端末装置11の電源オン後、所定時間(例えば、100m秒)毎に行われる動作である。
まず、メモリ24に作成されたキーワードデータベース(図3)に登録されているキーワードに対するユーザーの関心度に基づいて、ユーザーの関心度がある大きさ以上になったキーワードが存在するか否かを判断する(ステップS111)。ユーザーの関心度が前記ある大きさ以上になったキーワードが存在すると判断すれば、当該キーワードに関係するアーティストを選択する(ステップS112)。一方、ユーザーの関心度が前記ある大きさ以上になったキーワードは存在しないと判断すれば、そのまま処理動作[10]を終了する。
次に、選択したアーティストのアーティスト情報が取得済であるか否かを判断する(ステップS113)。アーティスト情報を取得済でないと判断すれば、移動体通信機28を使用して、あるサーバーに対してアクセスし、前記あるサーバーから所望のアーティスト情報を取得する(ステップS114)。一方、アーティスト情報を取得済であると判断すれば、再度取りに行く必要はないため、そのまま処理動作[10]を終了する。
これにより、ユーザーを煩わせることなく、高い関心を示しているアーティストに関する情報を取得することができる。例えば、あるアーティストの楽曲が再生されている場合に、前記あるアーティストのアーティスト情報を表示画面18bへ表示するなどしてユーザーへ紹介すれば、ユーザーの満足度を高めることができる。
実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置11におけるマイコン12の行う処理動作[11]を図14に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[11]は端末装置11の電源オン後、所定時間(例えば、60分)毎に行われる動作である。
まず、アーティスト情報が存在するか否かを判断する(ステップS121)。アーティスト情報が存在する(すなわち、前記あるサーバーからアーティスト情報を取得したことがある)と判断すれば、アーティスト情報に、アーティストの誕生日情報が含まれているか否かを判断する(ステップS122)。一方、アーティスト情報は存在しないと判断すれば、そのまま処理動作[11]を終了する。
アーティスト情報に、アーティストの誕生日情報が含まれていると判断すれば、誕生日と現在日時とに基づいて、誕生日が接近している(例えば、3日以内である)か否かを判断する(ステップS123)、誕生日が接近していると判断すれば、当該アーティストのアーティスト情報(例えば、アーティスト名、誕生日が接近していること、代表曲)を表示画面18bへ表示するなどしてユーザーへ紹介する(ステップS124)。
一方、ステップS122において、アーティスト情報に、アーティストの誕生日情報は含まれていないと判断した場合や、ステップS123において、誕生日は接近していないと判断した場合は、ステップS125へ進んで、アーティスト情報に、新譜発売情報が含まれているか否かを判断する。
アーティスト情報に、新譜発売情報が含まれていると判断すれば、新譜発売日と現在日時とに基づいて、新譜発売日が接近している(例えば、7日以内である)か否かを判断する(ステップS126)、新譜発売日が接近していると判断すれば、新譜発売情報を表示画面18bへ表示するなどしてユーザーへ紹介する(ステップS127)。
一方、ステップS125において、アーティスト情報に、新譜発売情報は含まれていないと判断した場合や、ステップS126において、新譜発売日は接近していないと判断した場合は、そのまま処理動作[11]を終了する。
これにより、アーティストの誕生日や新譜発売日が近付けば、誕生日が近付いていることや、新譜に関する情報がユーザーへ紹介される。これにより、面白みが増すことになる。また、新譜情報については、ユーザーが新譜を購入した場合には不要となるので、別の実施の形態では、新譜購入情報などを入力できるようにし、必要以上に情報がユーザーに紹介されるのを防止するようにしても良い。すなわち、新譜購入後は、新譜情報が紹介されないようにする。
実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置11におけるマイコン12の行う処理動作[12]を図15に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理動作[12]は端末装置11の電源オン後、所定時間(例えば、30分)毎に行われる動作である。
まず、アーティスト情報が存在するか否かを判断する(ステップS131)。アーティスト情報が存在する(すなわち、前記あるサーバーからアーティスト情報を取得したことがある)と判断すれば、アーティスト情報に、アーティストの出演番組情報が含まれているか否かを判断する(ステップS132)。一方、アーティスト情報は存在しないと判断すれば、そのまま処理動作[12]を終了する。
アーティスト情報に、アーティストの出演番組情報が含まれていると判断すれば、放送日時と現在日時とに基づいて、放送日時が接近している(例えば、2時間以内である)か否かを判断する(ステップS133)、放送日時が接近していると判断すれば、当該アーティストの出演番組情報を表示画面18bへ表示するなどしてユーザーへ紹介する(ステップS134)。
一方、ステップS132において、アーティスト情報に、アーティストの出演番組情報は含まれていないと判断した場合や、ステップS133において、放送日時は接近していないと判断した場合は、そのまま処理動作[12]を終了する。
これにより、出演番組の放送日時が近付けば、その放送日時など、出演番組に関する情報(例えば、出演者であるアーティスト名、番組名、放送局、放送日時、番組内容)がユーザーへ紹介されるので、好きなアーティストの出演番組の見逃しを防止することができる。
実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置11によれば、ユーザーの発話内容に含まれるキーワードに対するユーザーの関心度が調整される。例えば、メモリ24に、キーワードの種類として、アーティスト名「特許太郎」が記憶されていて、「特許太郎の出ていた昨夜の番組見た?」とユーザーから発声された場合、「特許太郎」に対し、ユーザーが関心を持っているものと看做され、キーワード「特許太郎」に対するユーザーの関心度が調整される。
従って、ユーザーの自然な発話内容から情報が収集されて、ユーザーの嗜好が推定されることになる。これにより、嗜好推定それ専用の特別な情報入力をユーザーは行わなくて良いので、ユーザーにかかる負担を軽減することができる。
また、上記実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置11では、マイクロフォン19で取り込まれ、電気信号に変換されたものに基づいて、ユーザーの発話内容を検出するようになっており、ユーザーの発話が複数人による会話によるものか、独り言によるものかなどを考慮するようになっていないが、別の実施の形態では、キーワードに対するユーザーの関心度の調整を、複数人による会話や、独り言、移動体通信機28を介して行われた会話に限定するようにしても良い。
なお、複数人による会話であるか否かを判断する方法としては、例えば、下記のa〜cが挙げられる。
a.乗員を検知し、運転者以外の乗員がいる場合、車両内での発声は乗員同士の会話と判断する。
b.各席毎にマイクロフォンを設置し、各マイクロフォンでの音声検知状況から発声者が2人以上いるか否かを判断する。
c.音声波形から異なる声質が2種以上存在するか否かを判断する。
また、独り言であるか否かを判断する方法としては、例えば、下記のa〜cが挙げられる。
a.乗員を検知し、乗員が運転者だけであるか否かを判断する。
b.各席毎にマイクロフォンを設置し、各マイクロフォンでの音声検知状況から発声者が1人であるか否かを判断する。
c.音声波形から声質が1種であるか否かを判断する。
また、上記実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置11では、コンテンツとして楽曲、キーワードとして楽曲に関連したものである場合について説明しているが、コンテンツは楽曲に限定されるものではなく、映画や放送番組(テレビ番組、ラジオ番組)などであっても良く、キーワードについても、映画やスポーツなどに関連したもの(例えば、映画のジャンル、映画タイトル、俳優、映画監督、スポーツの種目、スポーツ選手、チーム)であっても良い。例えば、キーワード「阪神タイガース」に対するユーザーの関心度が高い場合には、阪神タイガースの試合中継時間が近付くと、その旨をユーザーへ紹介するようにする。
本発明の実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置の要部を概略的に示したブロック図である。 HDDに記憶されている楽曲データ、及び楽曲情報に関するデータの一部を示した図である。 メモリに作成されるキーワードデータベースの一例を示した図である。 実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(1)に係る嗜好推定装置、及び制御装置が採用された、車両に搭載される端末装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。 HDDに記憶されているデータの一部を示した図である。
符号の説明
11 端末装置
12 マイコン
18 表示装置
19 マイクロフォン
20 音声認識部
23 HDD
24 メモリ
28 移動体通信機
33 撮影装置
34 振動センサ

Claims (11)

  1. ユーザーの嗜好を推定する嗜好推定装置において、
    キーワードが記憶されたキーワード記憶手段と、
    音声検出手段から得られるユーザーの発話内容に含まれるキーワードと、前記キーワード記憶手段に記憶されているキーワードとを比較して、前記音声検出手段から得られたキーワードに対するユーザーの関心度を更新する更新手段とを備えていることを特徴とする嗜好推定装置。
  2. あるコンテンツがユーザーに提供されている状況下で、ユーザーの発話内容に、あるコンテンツに関連するキーワードが含まれているか否かを判断する判断手段と、
    該判断手段により、ユーザーの発話内容に、前記あるコンテンツに関連するキーワードが含まれていると判断された場合、前記更新手段が、ユーザーの発話内容に含まれた、前記あるコンテンツに関連するキーワードに対するユーザーの関心度を更新するものであることを特徴とする請求項1記載の嗜好推定装置。
  3. 各キーワードは階層化されており、
    前記更新手段が、ユーザーの発話内容に含まれたキーワードだけでなく、その上位階層のキーワードに対するユーザーの関心度についても更新するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の嗜好推定装置。
  4. ユーザーの発話内容を示す情報に基づいて、更新対象のキーワードの発声前後において肯定ワード又は否定ワードが発声されたと判断すれば、
    前記更新手段が、更新対象のキーワードに対するユーザーの関心度を更新するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の嗜好推定装置。
  5. ユーザーの嗜好を推定する嗜好推定装置において、
    キーワードが記憶されたキーワード記憶手段と、
    あるコンテンツがユーザーに提供されている状況下で、音声検出手段から得られるユーザーの発声情報、動作検出手段から得られるユーザーの動作情報、及び振動検出手段から得られる振動情報よりなる1群中より選択した任意適宜の1員に基づいて、ユーザーが歌っているか否か、ユーザーが前記あるコンテンツに合わせて歌っているか否か、ユーザーの動作に規則性があるか否か、又は振動に規則性があるか否かを判断する判断手段と、
    該判断手段によりユーザーが歌っている、ユーザーが前記あるコンテンツに合わせて歌っている、ユーザーの動作に規則性がある、又は振動に規則性があると判断すれば、前記あるコンテンツに関連するキーワードに対するユーザーの関心度を更新する更新手段とを備えていることを特徴とする嗜好推定装置。
  6. ユーザーの嗜好を推定する嗜好推定装置において、
    コンテンツの楽曲情報が記憶された楽曲情報記憶手段と、
    キーワードが記憶されたキーワード記憶手段と、
    音声検出手段から得られるユーザーの発声情報、及び前記楽曲情報記憶手段に記憶されている楽曲情報に基づいて、ユーザーが歌っているコンテンツを検索するコンテンツ検索手段と、
    該コンテンツ検索手段による検索結果に基づいて、ユーザーが歌っているコンテンツに関連するキーワードに対するユーザーの関心度を更新する更新手段とを備えていることを特徴とする嗜好推定装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかの項に記載の嗜好推定装置によって得られる、キーワードに対するユーザーの関心度に基づいて、各種制御を行う制御装置であって、
    コンテンツの紹介条件が成立した場合、コンテンツに関連するキーワードに対するユーザーの関心度に基づいて、コンテンツのユーザーへの紹介を、その関心度の高いものを優先して行う紹介手段を備え、
    前記紹介条件が、
    オーディオモードの起動、
    経路案内用の目的地の設定完了、
    ユーザーへ提供中のコンテンツに関連するキーワードに対するユーザーの関心度がある大きさ以下である場合、
    ユーザーへ提供中のコンテンツに関連するキーワードに対するユーザーの関心度がある大きさ以下になった場合、のいずれかであることを特徴とする制御装置。
  8. 請求項1〜6のいずれかの項に記載の嗜好推定装置によって得られる、キーワードに対するユーザーの関心度に基づいて、各種制御を行う制御装置であって、
    楽曲データが記憶された楽曲データ記憶手段の空き容量に基づいて、前記楽曲データ記憶手段から楽曲データを削除する必要があるか否かを判断する判断手段と、
    該判断手段により、前記楽曲データ記憶手段から楽曲データを削除する必要があると判断された場合、楽曲に関連するキーワードに対するユーザーの関心度に基づいて、楽曲のユーザーへの紹介を、ユーザーの関心度の低いものを優先して行う紹介手段とを備えていることを特徴とする制御装置。
  9. 請求項1〜6のいずれかの項に記載の嗜好推定装置によって得られる、キーワードに対するユーザーの関心度に基づいて、各種制御を行う制御装置であって、
    楽曲再生の開始条件が成立した場合、楽曲に関連するキーワードに対するユーザーの関心度に基づいて、楽曲の再生をユーザーの関心度の高いものを優先して行う再生手段を備えると共に、
    楽曲に関連するキーワードの種類が、アーティスト名やその楽曲を収録したアルバムのアルバム名など複数設けられ、
    ユーザーがキーワードの種類を指定するための指定手段を備え、
    前記再生手段が、前記指定手段により指定された種類のキーワードに対するユーザーの関心度に基づいて、楽曲の再生をユーザーの関心度の高いものを優先して行うものであることを特徴とする制御装置。
  10. 請求項1〜6のいずれかの項に記載の嗜好推定装置によって得られる、キーワードに対するユーザーの関心度に基づいて、各種制御を行う制御装置であって、
    ユーザーの関心度がある大きさ以上になったキーワードに関連するアーティストデータに基づき、アーティストに関係する日時と現在日時とに応じて、アーティストの情報をユーザーへ紹介する紹介手段を備えていることを特徴とする制御装置。
  11. 前記アーティストデータに、
    アーティストの記念日と、
    アーティストの新譜発売日、及び新譜に関する情報と、
    アーティストの出演番組情報と、のうちのいずれかが含まれており、
    前記紹介手段が、
    前記記念日と現在日時との関係に応じた、アーティスト情報の紹介と、
    前記新譜発売日と現在日時との関係に応じた、前記新譜の紹介と、
    出演番組の放送日時と現在日時との関係に応じた、アーティストの出演番組の紹介と、のうちのいずれかを行うものであることを特徴とする請求項10記載の制御装置。
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