JP2021148549A - 駆動制御装置、電子時計及びモータの駆動信号の出力制御方法 - Google Patents

駆動制御装置、電子時計及びモータの駆動信号の出力制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の駆動モータの連続動作をより容易かつ均等に行わせることのできるモータの駆動制御装置、電子時計及びモータの駆動信号の出力制御方法を提供する。【解決手段】駆動制御装置は、複数のモータにそれぞれ所定の出力間隔を空けて駆動信号を出力する駆動回路に対する駆動信号の出力設定を統括して行う制御部を備える。制御部は、複数のモータのうち第1のモータの出力間隔に応じた周期内で、現在の周期の次の周期における複数のモータの動作予定を決定する処理を行い、次の周期で動作させる複数のモータに対して駆動信号を出力させる設定を、出力設定として現在の周期の間に駆動回路に対して行う。【選択図】図2

Description

この発明は、駆動制御装置、電子時計及びモータの駆動信号の出力制御方法に関する。
適宜なタイミングでパルス状の駆動信号を出力してステッピングモータといった駆動モータを動作させる動作制御装置がある。駆動モータを連続的に動作させる場合、駆動周期が短くなると、モータやモータによって更に動作される対象物の慣性やトルクなどによって、正常な動作が困難になることから、駆動信号の最短の出力間隔が定められている。
複数の駆動モータを並列的に連続動作させる場合に、各駆動モータに対して設定可能な最小の出力間隔が異なると、駆動制御が複雑になる。特許文献1には、指針式のアナログ電子時計において、複数の指針を早送りさせるために複数の駆動モータを連続動作させる場合に、駆動回路へ駆動信号の出力タイミングを適切に定めることで、動作順及び動作頻度を適正に維持する技術が開示されている。
特開2013−134189号公報
しかしながら、各駆動モータをどの方向に駆動させるかを各々定める制御処理には、多少の時間と手間を要する。これに加えて、更に駆動信号の出力タイミングを制御するための処理を追加すると、更に処理の負荷と時間が大きくなるという課題がある。
この発明の目的は、複数の駆動モータの連続動作をより容易かつ均等に行わせることのできるモータの駆動制御装置、電子時計及びモータの駆動信号の出力制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、
複数のモータにそれぞれ所定の出力間隔を空けて駆動信号を出力する駆動回路に対する前記駆動信号の出力設定を統括して行う制御部を備え、
前記制御部は、前記複数のモータのうち第1のモータの前記出力間隔に応じた周期内で、現在の周期の次の周期における前記複数のモータの動作予定を決定する処理を行い、前記次の周期で動作させる前記複数のモータに対して前記駆動信号を出力させる設定を、前記出力設定として前記現在の周期の間に前記駆動回路に対して行う
ことを特徴とする駆動制御装置である。
本発明に従うと、複数の駆動モータの連続動作をより容易かつ均等に行わせることがきるという効果がある。
本実施形態の電子時計の機能構成を示すブロック図である。 早送り動作に係る駆動信号の出力開始時の動作例を示す図である。 早送り動作に係る駆動信号の出力終了時の動作例を示す図である。 早送り設定制御処理の制御手順を示すフローチャートである。 低速で早送り駆動する場合の駆動信号の出力動作例について説明する図である。 早送り設定制御処理の制御手順の変形例を示すフローチャートである。 早送り設定制御処理の制御手順の変形例を示すフローチャートである。 早送り動作に係る駆動信号の出力開始時の他の動作例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の電子時計1の機能構成を示すブロック図である。
電子時計1は、CPU41(Central Processing Unit)(制御部)と、メモリ42(記憶部)と、発振回路43と、分周回路44と、計時回路45と、駆動回路49と、第1モータ51と、第2モータ52と、第3モータ53と、第1指針61と、第2指針62と、第3指針63などを備える。
CPU41は、各種演算処理を行い、電子時計1の動作を統括制御する。CPU41は、駆動回路49に駆動制御信号を出力して、第1指針61、第2指針62及び第3指針63を移動させて、各種情報を表示させる。
メモリ42は、種々のデータを記憶する。メモリ42は、RAM(Random Access Memory)と、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリを有していてよい。RAMは、CPU41に作業用のメモリ空間を提供し、一時データを記憶する。不揮発性メモリは、各種制御プログラム及び設定データを記憶する。不揮発性メモリには、書き換えを行わない基幹プログラムや初期設定データなどを格納するマスクROMなどが含まれていてもよい。メモリ42には、早送り設定421が記憶されている。
発振回路43は、発振子を有し、当該発振子の共振周波数などに応じた所定の周波数信号を生成して出力する。分周回路44は、発振回路43の出力周波数を電子時計1の動作に必要な周波数信号に分周して出力する。計時回路45は、分周回路44から適宜な周波数の信号を入力して計数し、現在日時を保持する。
操作受付部46は、ユーザなどの外部からの入力操作を受け付けて、入力信号としてCPU41に出力する。操作受付部46は、例えば、押しボタンスイッチやりゅうずなどを有し、押しボタンスイッチの押下操作、並びにりゅうずの引き出し、押し戻し及び回転操作などを検出して、操作種別に応じた入力信号を生成、出力する。
駆動回路49は、CPU41からの駆動制御信号に基づいて、適宜なタイミングで第1モータ51、第2モータ52及び第3モータ53(複数のモータ;一部又は全部をまとめてモータ51〜53などとも記す)にそれぞれ駆動信号を出力する。駆動信号は、ここでは、所定長の矩形波を含む駆動パルスである。駆動回路49は、第1タイマ回路491、第2タイマ回路492及び第3タイマ回路493(一部又は全部をまとめてタイマ回路491〜493などとも記す)を有する。タイマ回路491〜493は、それぞれ、所定の周波数の信号が分周回路44などから入力されてこれを計数することで、モータ51〜53に駆動信号を出力したタイミングからの経過時間を計数する。タイマ回路491〜493には、それぞれ、最大計数値(所定の出力間隔)が設定され、当該最大計数値が計数されるまでの間、次の駆動信号の出力が禁止される。最大計数値は、固定値が駆動回路49に予め保持されていてもよいが、あるいは、例えば、最大計数値の設定データ(出力間隔のデータ)が早送り設定421に含まれて記憶されていてもよい。この場合には、早送りの開始時にCPU41がメモリ42から早送り設定421を読み出し取得して、毎回設定を行ってもよい。最大計数値の計数が終了すると、次の駆動信号の出力(後述の非駆動設定に係る計数設定を含む)までタイマ回路491〜493の計数動作は停止されてよい。
なお、早送り設定421には、複数種類の最大計数値の設定データが記憶されていてもよい。CPU41が指針61〜63の早送り動作を行わせる場合に、その内容などに応じていずれかの値を選択して駆動回路49に設定してもよい。
モータ51〜53は、それぞれ、駆動信号に応じて1ステップの回転動作を行うステッピングモータである。
第1指針61、第2指針62及び第3指針63(複数の指針;一部又は全部をまとめて指針61〜63などとも記す)は、それぞれ、電子時計1の表示画面上で回転動作を行う。第1指針61は、例えば、時針であり、第1モータ51の動作に応じて所定角度(例えば、1度)回転する。第2指針62は、例えば、分針であり、第2モータ52の動作に応じて所定角度(例えば、1度)回転する。第3指針63は、例えば、秒針であり、第3モータ53の動作に応じて所定角度(例えば、6度)回転する。すなわち、電子時計1では、指針61〜63の指示する方向に応じて(通常は、表示板上の標識(時字)との組み合わせに応じて)現在時刻を表示可能である。
各指針61〜63、及びモータ51〜53には、それらのトルクや慣性などに応じて最大の移動速度(駆動回数)、すなわち、最小の動作間隔がある。最大の駆動回数は、指針とモータの組合せに応じて異なる値であってもよいし、同一であってもよい。ここでは、例えば、最大の駆動回数は、180pps(pulse per second)である。駆動回路49では、この最大の駆動回数における駆動間隔、すなわち、1/180秒に対応する最大計数値が設定されて、モータ51〜53の動作ごとに計数される。
CPU41、メモリ42、発振回路43、分周回路44、計時回路45及び駆動回路49の一部又は全部は、マイコン基板上に設けられていてもよい。また、これらのうちの一部、例えば、発振回路43の発振子やメモリ42のRAMや不揮発性メモリのうちの一部がマイコン基板に外付けされたものであってもよい。
少なくともCPU41が本実施形態の駆動制御装置を構成する。
次に、本実施形態の電子時計1における指針61〜63の早送り動作について説明する。
指針61〜63の早送り動作、すなわち、モータ51〜53の所定の間隔での複数回の連続動作は、1ステップの移動ごとに、CPU41による割込処理で設定される。当該設定が駆動制御信号として駆動回路49に入力されると、駆動回路49により適宜なタイミングでモータ51〜53に駆動信号が出力されていくことで当該モータ51〜53が駆動され、これに応じて指針61〜63が移動する。ここでいう連続動作とは、複数ステップの動作が目的位置を定めて又は定められずにまとめて要求された場合に、上記所定の間隔で動作が順次行われることを意味する。連続動作における所定の間隔は、上記最小の動作間隔と同じか又はこれよりも長くてもよい。また、電子時計1では、早送り動作を行うモータ51〜53のうちいずれかを基準モータ(第1のモータ)として定めて、当該基準モータにおける駆動信号の出力(各周期の開始)に同期して次の指針61〜63の早送り動作を行うか否かの割込処理が開始される。なお、ここでいう同期は、前者が後者の直接のトリガであるというような関係には限られない。また、これらの処理は、厳密に同時に開始されなくてもよく、例えば、複数の処理命令が順番に出力/入力されるのに応じて若干のずれや遅延があっても構わない。
以下では、第1モータ51を基準モータとして第1指針61及び第2指針62をともに早送りする場合について説明する。
割込処理では、CPU41が指針61、62の次の移動有無及び移動方向(動作予定)の決定に係る処理を行い、複数のモータ51、52の駆動設定(駆動信号の出力設定)として定める統括制御を行う。駆動設定が駆動回路49に出力されて、モータ51、52の駆動動作の予約(駆動信号を出力させる命令)がなされる。一方、駆動信号が出力されると同時に、第1タイマ回路491及び第2タイマ回路492の計数動作が開始されて、設定されている最大計数値に達するまで継続される。計数動作が行われておらず、かつ駆動動作の予約がなされているモータ51、52に対しては、随時駆動信号が出力される。計数動作の途中で駆動動作の予約がなされた(駆動回路49により出力設定が取得されている)場合には、計数動作の終了時(出力間隔の経過時)に駆動信号が出力される。なお、割込処理における各モータ51、52の駆動設定のタイミングは、同時でなくてもよいし、割込処理の最後などにまとめてなされてもよい。割込処理は、全ての指針61、62の早送りが終了するまでの間、現在のモータ51への駆動信号の出力に伴う第1タイマ回路491の計数開始とともに開始されて、当該計数が終了する前(現在の周期における所定の出力間隔内)に終了し、また、次の駆動設定の出力が完了する。
割込処理では、通常の駆動信号の出力の他に、駆動信号を出力せずに、又は形式上駆動電圧の変化などを伴わない非動作信号(空パルス)を出力して、最大計数値の計数動作のみ開始させることができる。この動作を行わせる非駆動設定は、少なくとも基準モータへの駆動信号の出力がない場合(基準モータが非動作モータである場合)に当該基準モータについて行われて、駆動回路49に出力される。すなわち、非動作信号は、次の周期の先頭タイミングからの最大計数値の計数及び次の割込処理の開始トリガとして、駆動信号の出力間隔の調整に用いられてよい。これにより、駆動信号の出力有無にかかわらず割込処理の動作間隔及び駆動信号の出力間隔が略均等に保たれる。
図2は、早送り動作に係る駆動信号の出力開始時の動作例を示す図である。この例では、第1モータ51及び第2モータ52も設定可能な最大早送り速度で連続的に移動先位置まで早送りされる。
ここでは、まず、割込み処理により第1モータ51及び第2モータ52に対してそれぞれ非駆動設定を行う。この時点では、第1タイマ回路491及び第2タイマ回路492のいずれも計数動作を行われていないので、非駆動設定に基づく予約内容が即座に反映されて実行され、第1モータ51、第2モータ52を動作させずに(非動作信号が出力されてもよい)計数動作が開始される。
また、非駆動設定に基づく動作(先頭周期)の開始に同期して、次の割込処理の要求がCPU41に出力されて、CPU41により割込処理が開始される。この割込処理では、各モータ51、52について、指針の現在位置と移動先位置との比較に基づいて、今回の移動の要否を判別する。移動が必要と判別されている間は、第1モータ51及び第2モータ52に対して毎回通常の駆動設定がなされて、それぞれ駆動回路49に動作予約がなされる。割込処理の時間は、最大計数値の計数時間より短く、駆動設定後、第1タイマ回路491及び第2タイマ回路492による最大計数値の計数が終了するまで、駆動信号の出力がそれぞれ保留される。そして、最大計数値の計数が終了すると、駆動回路49から各モータ51、52へ駆動信号の出力がなされる。また、第1モータ51の駆動信号の出力(次の周期の先頭)に同期して、次の割込処理の要求が出力される。
図3は、早送り動作に係る駆動信号の出力終了時の動作例を示す図である。
第1モータ51及び第2モータ52のうち、第1モータ51の早送り動作が先に終わる場合、上述のように割込処理要求が第1モータ51への駆動信号の出力に同期するので、第2モータ52(全てのモータ)の早送り動作(連続動作)が終わるまでは、第1モータ51の非駆動設定がなされることで、毎周期の開始(非動作信号)に同期して開始される割込処理において、第2モータ52にのみ実際の駆動信号の出力を行う処理を行う。第2モータ52の動作も終了すると、割込処理が終了される。
図4は、本実施形態の電子時計1で実行される早送り設定制御処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。この早送り設定制御処理は、本実施形態の出力制御方法の設定ステップを含み、割込処理要求に応じて開始される。
早送り設定制御処理が開始されると、CPU41は、早送り対象の各指針の現在位置と、設定されている移動先位置を比較する(ステップS11)。CPU41は、第2指針62の移動が必要であるか否かを判別する(ステップS12)。必要であると判別された場合には(ステップS12で“YES”)、CPU41は、第2モータ52の駆動設定を行い、駆動回路49に出力する(ステップS13)。そして、CPU41の処理は、ステップS14へ移行する。第2指針62の移動が不要であると判別された場合には(ステップS12で“NO”)、CPU41の処理は、ステップS14へ移行する。
ステップS14の処理へ移行すると、CPU41は、第1指針61の移動が必要であるか否かを判別する(ステップS14)。第1指針61の移動が必要であると判別された場合には(ステップS14で“YES”)、CPU41は、第1モータ51の駆動設定を行い、駆動回路49に出力する(ステップS15)。CPU41は、指針61、62の移動後の現在位置の更新を行う(ステップS16)。そして、CPU41は、早送り設定制御処理を終了する。
第1指針の移動が不要であると判別された場合には(ステップS14で“NO”)、CPU41は、第2モータ52の駆動設定がなされているか否かを判別する(ステップS21)。なされていると判別された場合には(ステップS21で“YES”)、CPU41は、第1モータ51に空パルスを出力する非駆動設定を行い、駆動回路49に出力する(ステップS22)。それから、CPU41の処理は、ステップS16へ移行する。
第2モータ52の駆動設定がなされていないと判別された場合には(ステップS21で“NO”)、CPU41は、早送り設定制御処理を終了する。
なお、ステップS16における指針の現在位置の更新は、早送り設定制御処理内ではなく、実際に駆動信号が出力された情報を駆動回路49から取得してから別途行ってもよい。
上記では、最大計数値に応じた間隔でのみ第1指針61及び第2指針62を早送り(第1モータ51及び第2モータ52を複数回連続して駆動)させる場合について説明したが、所望の速度に応じた頻度で非駆動設定を挿入することで、意図的に早送り速度を上記出力間隔に応じた最大速度(180pps)よりも遅くする(大きい間隔とする)ことができる。
図5は、低速で早送り駆動する場合の駆動信号の出力動作例について説明する図である。
図5(a)では、第1モータ51及び第2モータ52を同期して(同一の一部の周期で)、最大計数値に応じた駆動タイミングの1回ごと、すなわち1周期おきに動作させ、及び動作させないことで、早送り速度を上記の場合に比して半分としている。上記の場合と処理頻度と処理内容は同一であり、1回ごとに駆動設定と非駆動設定を交互に行うことで、処理や構成の大きな変更なく早送り速度を低下させることができる。
一方、図5(b)では、第1モータ51と第2モータ52とを動作させないタイミング(周期)を交互とすることで、早送り速度を上記の場合に比して半分としている。180ppsが半分となっても、ユーザにより各ステップ動作を視認可能な速度よりは十分速く、同期して非駆動設定を行う場合と見かけ上の差異が生じない。
ここでは、非駆動設定を2回に1回挿入することで早送り速度を半分としているが、これに限られず、任意の頻度、例えば、3回に2回や4回に1回などの頻度で非駆動設定が挿入されてもよい。
図6は、図5(a)の場合の早送り設定制御処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。この早送り設定制御処理では、上記実施形態の早送り設定制御処理にステップS41〜S43が追加されている。その他の処理内容は同一であり、同一の処理内容には同一の符号を付して説明を省略する。
早送り設定制御処理が開始されると、CPU41は、早送り速度の設定データを取得する(ステップS41)。CPU41は、当該設定データと、直近の所定回数動作データなどに基づいて、今回が早送りのタイミングであるか否かを判別する(ステップS42)。早送りのタイミングは、例えば、早送り設定制御処理が呼び出されるごとに所定の値を上限とする値を周期的にカウントし、カウント値が予め定められた駆動タイミングに当たる値であるか否かなどで判別されてもよい。
早送りのタイミングであると判別された場合には(ステップS42で“YES”)、CPU41の処理は、ステップS11へ移行する。早送りのタイミングではないと判別された場合には(ステップS42で“NO”)、CPU41は、第1モータ51及び第2モータ52のそれぞれについて、非駆動設定を行って駆動回路49に出力する(ステップS43)。そして、CPU41は、早送り設定制御処理を終了する。
図7は、図5(b)の場合の早送り設定制御処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。この早送り設定制御処理では、上記実施形態の早送り設定制御処理に対し、上記のステップS41に加え、更にステップS51〜S53が追加されている。その他の同一の処理内容には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
早送り設定制御処理が開始されると、まず、CPU41は、早送り速度設定を取得する(ステップS41)。それから、CPU41の処理は、ステップS11に移行する。
ステップS12の処理で“YES”に移行すると、CPU41は、更に、早送り速度設定に応じた第2モータ52の動作タイミングであるか否かを判別する(ステップS51)。動作タイミングであると判別された場合には(ステップS51で“YES”)、CPU41の処理は、ステップS13へ移行する。動作タイミングではないと判別された場合には(ステップS51で“NO”)、CPU41は、第2モータ52の非駆動設定(空パルスの出力)を駆動回路49に出力する(ステップS52)。それから、CPU41の処理は、ステップS14へ移行する。
ステップS14の判別処理で“YES”に移行すると、CPU41は、更に、第1モータ51の動作タイミングであるか否かを判別する(ステップS53)。第1モータ51の駆動タイミングであると判別された場合には(ステップS53で“YES”)、CPU41の処理は、ステップS15へ移行する。駆動タイミングではないと判別された場合には(ステップS53で“NO”)、CPU41の処理は、ステップS22へ移行する。
なお、この早送り設定制御処理では、早送り速度が小さい場合(低速の場合)には、ステップS16において、指針の現在位置がいずれも変化していない場合があり得る。
図8は、早送り動作に係る駆動信号の出力開始時の他の動作例を示す図である。
上記実施形態では、最初に第1モータ51及び第2モータ52に対し、ほぼ同タイミングで非駆動設定を行って、同期して指針の早送り動作を行わせることとしたが、連続的に当速度で各指針が早送りされれば、これに限られない。ここでは、第2モータ52に対して最初の非駆動設定を行わない。
この場合、最初の駆動信号の駆動設定時に第2モータ52に対する最大計数値の計数が行われていないので、第2モータ52に対する駆動信号の出力に係る動作予約が即座に実行される。一方で、第1モータ51に対する駆動信号の出力は、非駆動設定に係る空パルスに応じた最大計数値の計数が終わるまで保留されるので、第1モータ51と第2モータ52の動作タイミングが異なることになる。
その後も、第2モータ52に係る最大計数値の計数が先に終わるので、第2モータ52への駆動信号の出力が、第1モータ51への駆動信号の出力よりも先となり続け、毎周期同一時間差(位相差)で駆動信号が出力され続ける。上記のように、最大計数値に係る周期、例えば、1/180secは、人間が視認できる周期よりも十分に短いので、見かけ上問題が生じず、同一周期で第1モータ51と第2モータ52への駆動信号の出力が継続され続ける。すなわち、第2モータ52の動作は、第1モータ51の動作に係る周期よりも1周期前の間に行われる場合があるが、2周期以上繰り上がることはない。したがって、第1指針61と第2指針62の早送り動作は、同程度の微小な時間差を伴いつつ、等速で継続して行われる。
以上のように、本実施形態の電子時計1(駆動制御装置)は、複数のモータ51〜53にそれぞれ所定の出力間隔を空けて駆動信号を出力する駆動回路49に対する駆動信号の出力設定(駆動設定)を統括して行うCPU41を備える。CPU41は、複数のモータ51〜53のうち基準となるモータ、例えば、第1モータ51の出力間隔に応じた周期内で、現在の周期の次の周期における複数のモータ51〜53の動作予定を決定する処理を行い、次の周期で動作させる予定とされた複数のモータに対して駆動信号を出力させる設定を、上記出力設定として現在の周期の間(すなわち、現在の周期における第1モータ51の出力間隔内)に駆動回路49に対して行う。
このように、単一のCPU41が駆動周期ごとに駆動させるモータに応じた駆動設定を必要なだけ出力する処理を、当該駆動周期の前の周期中に統括的に行うことで、駆動信号の出力タイミングを正確に制御せずとも各々必要なモータを大きなタイミングのずれもなく、それぞれ確実に必要な回数ずつ動作させることができる。よって、電子時計1では、複雑な制御や手間を必要とせずに、複数のモータ51〜53を均等に動作させることができる。
また、CPU41は、複数のモータ51〜53のうち少なくとも基準モータ(第1モータ51)に対し、次の周期における駆動信号の出力の有無にかかわらず、当該次の周期の先頭のタイミングから出力間隔の計数を行わせる。すなわち、ここでは、駆動設定を基準モータの動作周期に同期させて行わせるので、基準モータについては、駆動信号の出力がない場合でも各周期を定める出力間隔の計数を行わせる。これにより、基準モータに駆動信号を出力する場合には、必ず各周期の先頭で当該基準モータが駆動されるので、周期設定がぶれずに均等に各モータを連続動作させることができる。
また、CPU41は、少なくとも基準の第1モータ51が次の周期で駆動信号の出力を行わせない非動作モータである場合には、駆動信号を出力させずに出力間隔の計数を行わせる命令に係る非駆動設定を、現在の周期の間に駆動回路49に対して行う。このように、CPU41が動作の有無を設定しつつ、いずれにせよ出力間隔の計数を行わせるように定めるので、駆動回路49では煩雑な判断が不要であり、容易かつ確実に適正な駆動周期の設定を維持することができる。
また、CPU41は、複数のモータ51〜53を複数回所定の間隔で連続動作させる場合に、当該間隔に応じた頻度で非駆動設定を行う。すなわち、周期を最速早送り速度に応じた長さに固定したまま、適宜非駆動設定を挟むことで早送り速度の調整を行うことができる。よって、連続動作(指針61〜63の早送り動作)を柔軟に行うことができる。
また、CPU41は、基準モータ(第1モータ51)についての周期の各々の開始と同期して、複数のモータ51〜53の動作予定の決定に係る処理を開始する。これにより、処理が多少複雑な場合でも各周期内で余裕をもって処理を終了し、駆動設定及び非駆動設定を行うことができる。
また、電子時計1(駆動制御装置)出力間隔のデータを記憶するメモリ42を備える。CPU41は、複数のモータ51〜53を複数回所定の間隔で連続動作させる場合に、メモリ42の早送り設定421を読み出して出力間隔のデータを取得し、駆動回路49の出力間隔を設定する。これにより、処理内容は早送り動作の指針の数などに応じて出力間隔を変更することも容易にできる。また、駆動回路49内で設定を継続的に保持させると、静電気などで記憶データに異常を生じる場合もないとは言えないので、連続動作ごとに設定しなおすことで、確実に適正な間隔で連続動作に係る処理を行うことができる。
また、CPU41は、複数のモータ51〜53を出力間隔より大きい所定の間隔で複数回連続動作させる場合に、複数のモータ51〜53に対して各周期のうち同一の一部の周期で駆動設定を行う。すなわち、モータ51〜53の動作間隔を広くする場合に、複数のモータ51〜53の動作周期を同期させることで、動作タイミングのずれを特に小さく維持しながら連続動作を行うことができる。
また、CPU41は、複数のモータ51〜53を複数回所定の間隔で連続動作させる場合に、基準モータ(第1モータ51)の連続動作が他のモータ52、53のいずれかよりも早く終了した場合には、複数のモータ51〜53の連続動作が全て終了するまで、駆動回路49に対して基準モータ(第1モータ51)に対する非駆動設定を行う。すなわち、低速での連続動作と同様に、基準モータが非動作モータであり、他のモータの動作が続く場合には、基準モータの非駆動設定を続けることで、連続動作の周期設定及び各周期における割込処理や駆動信号の出力のタイミングを適切に維持することができる。
また、本実施形態の電子時計1は、上記のCPU41と、現在時刻を表示可能な複数の指針61〜63と、当該複数の指針61〜63をそれぞれ動作させる複数のモータ51〜53と、複数のモータ51〜53にそれぞれ所定の出力間隔を空けて駆動信号を出力する駆動回路49と、を備える。CPU41は、複数の指針61〜63を早送り動作させる場合に駆動設定を駆動回路49に出力する。
すなわち、上記のようなモータの連続動作の制御を指針61〜63の早送り動作時に利用することで、指針61〜63の動作タイミングを適切に維持し、所望の速さで均等に移動させることができる。したがって、指針61〜63の移動に係る見栄えをより安定して維持することができる。
また、駆動回路49は、駆動信号の出力タイミングで出力間隔の計数を開始し、当該出力間隔の経過時に駆動設定が取得されている場合には、駆動設定に応じたモータへ駆動信号を出力する。これにより、予め前の周期で得られていた駆動設定に基づいて、適切なタイミングでむらなく駆動信号を出力して、複数のモータを動作させることができる。
また、本実施形態の複数のモータの駆動信号の出力制御方法は、単一のCPU41が、複数のモータ51〜53のうち基準モータ(第1モータ51)の出力間隔に応じた周期内で、現在の周期の次の周期における複数のモータ51〜53の動作予定を決定する処理を行い、次の周期で動作させる複数のモータ51〜53に対して駆動信号を出力させる設定を、駆動設定として現在の周期の間に駆動回路に対して行う設定ステップを含む。
このように、基準となるモータの駆動周期を固定し、他のモータの駆動をこの駆動周期に対応付けて各々駆動設定を行うので、一部のモータが多く動作したり、反対に動作しなかったりというような事態の発生を抑えることができる。よって、この駆動信号の出力制御方法では、より容易かつ確実に複数のモータを均等に駆動することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、非駆動設定に応じて第1モータ51が駆動されない周期での最大計数値の計数を開始させることとしたが、これに限られない。例えば、別途基準モータの設定を行っておくことで、非駆動設定がなくとも自動的に最大計数値の計数を繰り返すこととしてもよい。また、これに伴い、第1モータ51への駆動信号の出力も前の周期の間になされる場合があってもよい。
また、上記実施の形態では、各周期の先頭タイミングで割込処理が開始されることとしたが、駆動信号の出力開始後ワンテンポ遅れて開始されてもよい。
また、上記実施の形態では、早送り速度(駆動の間隔)を変更可能として説明したが、変更可能でなくてもよいし、反対に早送り中に駆動の間隔が可変とされてもよい。後者の場合には、早送り中に非駆動設定のなされる頻度が変化されればよい。
また、早送り設定421は、メモリ42の代わりに駆動回路49内の不揮発性のメモリに記憶されていてもよい。CPU41からの制御により当該メモリが参照されて、駆動回路49のレジスタなどにセットされてもよい。
また、駆動信号の波形は、1つの矩形波に限られなくてもよい。2つ以上の組合せや台形波などであってもよい。
また、上記実施の形態では、電子時計1の指針61〜63を動作させる複数のステッピングモータであるモータ51〜53の連続動作を例に挙げて説明したが、これに限られない。複数のモータを同時に複数ステップ連続動作させる場合における駆動制御に対して同様の処理が行われてもよい。
その他、上記実施の形態で示した具体的な構成、処理動作の内容及び手順などは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
複数のモータにそれぞれ所定の出力間隔を空けて駆動信号を出力する駆動回路に対する前記駆動信号の出力設定を統括して行う制御部を備え、
前記制御部は、前記複数のモータのうち第1のモータの前記出力間隔に応じた周期内で、現在の周期の次の周期における前記複数のモータの動作予定を決定する処理を行い、前記次の周期で動作させる前記複数のモータに対して前記駆動信号を出力させる設定を、前記出力設定として前記現在の周期の間に前記駆動回路に対して行う
ことを特徴とする駆動制御装置。
<請求項2>
前記制御部は、前記複数のモータのうち少なくとも前記第1のモータに対し、前記次の周期における前記駆動信号の出力の有無にかかわらず、当該次の周期の先頭のタイミングから前記出力間隔の計数を行わせることを特徴とする請求項1記載の駆動制御装置。
<請求項3>
前記制御部は、前記少なくとも第1のモータが前記次の周期で前記駆動信号の出力を行わせない非動作モータである場合には、前記駆動信号を出力させずに前記出力間隔の計数を行わせる命令に係る非駆動設定を、前記現在の周期の間に前記駆動回路に対して行うことを特徴とする請求項2記載の駆動制御装置。
<請求項4>
前記制御部は、前記複数のモータを複数回所定の間隔で連続動作させる場合に、当該間隔に応じた頻度で前記非駆動設定を行うことを特徴とする請求項3記載の駆動制御装置。
<請求項5>
前記制御部は、前記第1のモータについての前記周期の各々の開始と同期して、前記複数のモータの前記動作予定の決定に係る処理を開始することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の駆動制御装置。
<請求項6>
前記出力間隔のデータを記憶する記憶部を備え、
前記制御部は、前記複数のモータを複数回所定の間隔で連続動作させる場合に、前記記憶部から前記データを取得して前記駆動回路に前記出力間隔を設定する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の駆動制御装置。
<請求項7>
前記制御部は、前記複数のモータを前記出力間隔より大きい所定の間隔で複数回連続動作させる場合に、前記複数のモータに対して前記周期のうち同一の一部の周期で前記出力設定を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の駆動制御装置。
<請求項8>
前記制御部は、前記複数のモータを複数回所定の間隔で連続動作させる場合に、前記第1のモータの連続動作が他のモータのいずれかよりも早く終了した場合には、前記複数のモータの連続動作が全て終了するまで、前記駆動回路に対して前記第1のモータに対する前記非駆動設定を行う
ことを特徴とする請求項3記載の駆動制御装置。
<請求項9>
請求項1〜8のいずれか一項に記載の駆動制御装置と、
現在時刻を表示可能な複数の指針と、
当該複数の指針をそれぞれ動作させる複数のモータと、
前記複数のモータにそれぞれ所定の出力間隔を空けて駆動信号を出力する駆動回路と、
を備え、
前記駆動制御装置は、前記複数の指針を早送り動作させる場合に前記出力設定を前記駆動回路に出力する
ことを特徴とする電子時計。
<請求項10>
前記駆動回路は、前記駆動信号の出力タイミングで前記出力間隔の計数を開始し、当該出力間隔の経過時に前記出力設定が取得されている場合には、当該出力設定に応じた前記モータへ前記駆動信号を出力することを特徴とする請求項9記載の電子時計。
<請求項11>
複数のモータにそれぞれ所定の出力間隔を空けて駆動信号を出力する駆動回路に対する前記駆動信号の出力設定を統括して行う制御部による前記複数のモータの駆動信号の出力制御方法であって、
前記複数のモータのうち第1のモータの前記出力間隔に応じた周期内で、現在の周期の次の周期における前記複数のモータの動作予定を決定する処理を行い、前記次の周期で動作させる前記複数のモータに対して前記駆動信号を出力させる設定を、前記出力設定として前記現在の周期の間に前記駆動回路に対して行う設定ステップ
を含むことを特徴とするモータの駆動信号の出力制御方法。
1 電子時計
41 CPU
42 メモリ
421 早送り設定
43 発振回路
44 分周回路
45 計時回路
46 操作受付部
49 駆動回路
491 第1タイマ回路
492 第2タイマ回路
493 第3タイマ回路
51 第1モータ
52 第2モータ
53 第3モータ
61 第1指針
62 第2指針
63 第3指針

Claims (11)

  1. 複数のモータにそれぞれ所定の出力間隔を空けて駆動信号を出力する駆動回路に対する前記駆動信号の出力設定を統括して行う制御部を備え、
    前記制御部は、前記複数のモータのうち第1のモータの前記出力間隔に応じた周期内で、現在の周期の次の周期における前記複数のモータの動作予定を決定する処理を行い、前記次の周期で動作させる前記複数のモータに対して前記駆動信号を出力させる設定を、前記出力設定として前記現在の周期の間に前記駆動回路に対して行う
    ことを特徴とする駆動制御装置。
  2. 前記制御部は、前記複数のモータのうち少なくとも前記第1のモータに対し、前記次の周期における前記駆動信号の出力の有無にかかわらず、当該次の周期の先頭のタイミングから前記出力間隔の計数を行わせることを特徴とする請求項1記載の駆動制御装置。
  3. 前記制御部は、前記少なくとも第1のモータが前記次の周期で前記駆動信号の出力を行わせない非動作モータである場合には、前記駆動信号を出力させずに前記出力間隔の計数を行わせる命令に係る非駆動設定を、前記現在の周期の間に前記駆動回路に対して行うことを特徴とする請求項2記載の駆動制御装置。
  4. 前記制御部は、前記複数のモータを複数回所定の間隔で連続動作させる場合に、当該間隔に応じた頻度で前記非駆動設定を行うことを特徴とする請求項3記載の駆動制御装置。
  5. 前記制御部は、前記第1のモータについての前記周期の各々の開始と同期して、前記複数のモータの前記動作予定の決定に係る処理を開始することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の駆動制御装置。
  6. 前記出力間隔のデータを記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記複数のモータを複数回所定の間隔で連続動作させる場合に、前記記憶部から前記データを取得して前記駆動回路に前記出力間隔を設定する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の駆動制御装置。
  7. 前記制御部は、前記複数のモータを前記出力間隔より大きい所定の間隔で複数回連続動作させる場合に、前記複数のモータに対して前記周期のうち同一の一部の周期で前記出力設定を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の駆動制御装置。
  8. 前記制御部は、前記複数のモータを複数回所定の間隔で連続動作させる場合に、前記第1のモータの連続動作が他のモータのいずれかよりも早く終了した場合には、前記複数のモータの連続動作が全て終了するまで、前記駆動回路に対して前記第1のモータに対する前記非駆動設定を行う
    ことを特徴とする請求項3記載の駆動制御装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の駆動制御装置と、
    現在時刻を表示可能な複数の指針と、
    当該複数の指針をそれぞれ動作させる複数のモータと、
    前記複数のモータにそれぞれ所定の出力間隔を空けて駆動信号を出力する駆動回路と、
    を備え、
    前記駆動制御装置は、前記複数の指針を早送り動作させる場合に前記出力設定を前記駆動回路に出力する
    ことを特徴とする電子時計。
  10. 前記駆動回路は、前記駆動信号の出力タイミングで前記出力間隔の計数を開始し、当該出力間隔の経過時に前記出力設定が取得されている場合には、当該出力設定に応じた前記モータへ前記駆動信号を出力することを特徴とする請求項9記載の電子時計。
  11. 複数のモータにそれぞれ所定の出力間隔を空けて駆動信号を出力する駆動回路に対する前記駆動信号の出力設定を統括して行う制御部による前記複数のモータの駆動信号の出力制御方法であって、
    前記複数のモータのうち第1のモータの前記出力間隔に応じた周期内で、現在の周期の次の周期における前記複数のモータの動作予定を決定する処理を行い、前記次の周期で動作させる前記複数のモータに対して前記駆動信号を出力させる設定を、前記出力設定として前記現在の周期の間に前記駆動回路に対して行う設定ステップ
    を含むことを特徴とするモータの駆動信号の出力制御方法。
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