JP2021147181A - 搬送装置、印刷装置、及び印刷装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】搬送ベルトの異常を早期に検出する。【解決手段】搬送装置500は、ベルト駆動ローラー25及びベルト回転ローラー24と、ベルト駆動ローラー25及びベルト回転ローラー24に掛け渡された無端状の搬送ベルト70と、搬送ベルト70の周方向に沿って配置された磁気スケール71と、磁気スケール71を読み取り、磁気スケール71が有する磁性体の磁気の変化ごとに第1パルス信号PS1を出力する読取ヘッド80と、ベルト駆動ローラー25を駆動する駆動回路5及び第2駆動モーター210と、ベルト駆動ローラー25の所定量の回転ごとに第2パルス信号PS2を出力するモーターエンコーダー211と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、搬送装置、印刷装置、及び印刷装置の制御方法に関する。
従来、搬送ベルトに磁気エンコーダーを配置し、この磁気エンコーダーの検出結果に基づいて搬送ベルトの位置を検出する搬送装置が知られている。
例えば、特許文献1は、磁気エンコーダーを設けた搬送ベルトと、磁気エンコーダーから磁気変動の振幅を読み取ると共にパルス化した振幅に基づいて搬送ベルトの位置を検出する検出部とを備える媒体搬送装置を開示する。この媒体搬送装置は、検出部が読み取った磁気変動の振幅を基準値と比較し、振幅が基準値よりも小さくなる場合に、搬送ベルトに経時的な伸びが生じていると判定してアラームを発する。
例えば、特許文献1は、磁気エンコーダーを設けた搬送ベルトと、磁気エンコーダーから磁気変動の振幅を読み取ると共にパルス化した振幅に基づいて搬送ベルトの位置を検出する検出部とを備える媒体搬送装置を開示する。この媒体搬送装置は、検出部が読み取った磁気変動の振幅を基準値と比較し、振幅が基準値よりも小さくなる場合に、搬送ベルトに経時的な伸びが生じていると判定してアラームを発する。
しかしながら、特許文献1のように磁気エンコーダーから磁気変動の振幅を読み取り、読み取った振幅を基準値と比較して搬送ベルトに経時的な伸びが生じているか否かを判定する構成では、振幅が基準値を下回るまで異常を検出できない。このため、異常を検出した段階では、搬送ベルトによる印刷媒体の搬送精度が低下し、印刷品質が低下している場合がある。
上記課題を解決する一態様は、第1ローラー及び第2ローラーと、前記第1ローラー及び前記第2ローラーに掛け渡された無端状の搬送ベルトと、前記搬送ベルトの周方向に沿って配置された磁気スケールと、前記磁気スケールを読み取り、前記磁気スケールが有する磁性体の磁気の変化ごとに第1信号を出力する読取部と、前記第1ローラーを駆動する駆動部と、前記第1ローラーの所定量の回転ごとに第2信号を出力する検出部と、を備える搬送装置である。
上記課題を解決する別の一態様は、第1ローラー及び第2ローラーと、前記第1ローラー及び前記第2ローラーに掛け渡された無端状の搬送ベルトと、前記搬送ベルトの周方向に沿って配置された磁気スケールと、前記磁気スケールを読み取り、前記磁気スケールが有する磁性体の磁気の変化ごとに第1信号を出力する読取部と、前記第1ローラーを駆動する駆動部と、前記第1ローラーの所定量の回転ごとに第2信号を出力する検出部と、を備える搬送装置と、前記搬送ベルトにより搬送される印刷媒体に画像を形成する印刷部と、前記搬送装置と、前記印刷部とを制御する制御部と、報知部と、を備え、前記制御部は、1フィードに対応する前記第1信号の信号数と、前記1フィードに対応する前記第2信号の信号数との差が、予め設定された設定値以上である場合に、前記報知部に報知動作を実行させる、及び、前記印刷部の前記印刷媒体への画像の形成を中断させる、の少なくとも一方を実行する印刷装置である。
上記課題を解決する別の一態様は、無端状の搬送ベルトにより搬送される印刷媒体に画像を形成する印刷装置の制御方法であって、前記搬送ベルトの周方向に沿って配置された磁気スケールを読み取り、前記磁気スケールが有する磁性体の磁気の変化ごとに第1信号を出力するステップと、前記搬送ベルトが掛け渡された第1ローラー及び第2ローラーのうち、駆動部により駆動される前記第1ローラーの所定量の回転ごとに第2信号を出力するステップと、1フィードに対応する前記第1信号の信号数と、前記1フィードに対応する前記第2信号の信号数との差が、予め設定された設定値以上である場合に、報知部により報知動作を実行させる、及び、前記印刷媒体への画像の形成を中断させる、のうち少なくとも一方を実行するステップと、を有する印刷装置の制御方法である。
以下、図面を参照して、本発明を適用した実施形態について説明する。なお、理解の便宜のため、各図においては、実物とは異なる尺度で各部材を図示する。
図1では、説明の便宜上、互いに直交する三軸として、X軸、Y軸及びZ軸を図示する。印刷装置100の設置状態において、Z軸は鉛直方向に相当し、X軸及びY軸は水平面に沿った方向である。
図1では、説明の便宜上、互いに直交する三軸として、X軸、Y軸及びZ軸を図示する。印刷装置100の設置状態において、Z軸は鉛直方向に相当し、X軸及びY軸は水平面に沿った方向である。
図1は、印刷装置100の概略構成図である。
印刷装置100は、印刷媒体95に対してインクを吐出することにより画像を形成するインクジェット式の印刷装置である。印刷装置100で使用される印刷媒体95は、紙や合成樹脂製のシート等、各種の材料を用いることができ、例えば、普通紙、上質紙及び光沢紙等のインクジェット記録用専用紙を利用できる。以下の説明では、印刷媒体95として、綿やウール等の天然繊維や、ポリエステル等の合成繊維、又はこれらを混紡した繊維で構成された布帛を用いる構成を示す。印刷装置100は、印刷媒体95の印刷面にインクを付着させて印刷媒体95の捺染を行う捺染印刷機として機能する。
印刷装置100は、印刷媒体95に対してインクを吐出することにより画像を形成するインクジェット式の印刷装置である。印刷装置100で使用される印刷媒体95は、紙や合成樹脂製のシート等、各種の材料を用いることができ、例えば、普通紙、上質紙及び光沢紙等のインクジェット記録用専用紙を利用できる。以下の説明では、印刷媒体95として、綿やウール等の天然繊維や、ポリエステル等の合成繊維、又はこれらを混紡した繊維で構成された布帛を用いる構成を示す。印刷装置100は、印刷媒体95の印刷面にインクを付着させて印刷媒体95の捺染を行う捺染印刷機として機能する。
印刷装置100は、媒体搬送部20、媒体密着部60、印刷部40、乾燥ユニット27、洗浄ユニット50等を備え、これらの各部はフレーム部90に取り付けられる。印刷装置100は、上記の各部を制御する制御装置1を備える。
媒体搬送部20は、媒体供給部10、搬送ローラー21,22、ベルト回転ローラー24、ベルト駆動ローラー25、搬送ローラー26,28、媒体回収部30及び搬送ベルト70を備え、印刷媒体95を搬送方向に搬送する。媒体搬送部20が印刷媒体95を搬送する搬送方向は、図に矢印で示す搬送方向Fであり、印刷部40において+X軸方向に相当する。
媒体供給部10は、印刷媒体95を印刷部40側に供給する。媒体供給部10は、円筒状又は円柱状の供給軸部11と、供給軸部11を回転可能に支持する軸受部12とを有する。媒体供給部10は、制御装置1の制御に従って供給軸部11を動かす不図示の回転駆動部を有する。供給軸部11には帯状の印刷媒体95がロール状に巻かれており、供給軸部11の回転により印刷媒体95が繰り出される。供給軸部11は軸受部12に着脱可能である。
搬送ローラー21,22は、供給軸部11から繰り出された印刷媒体95を搬送ベルト70まで中継する。
搬送ベルト70は、印刷媒体95を搬送方向Fに搬送する。搬送ベルト70は、帯状のベルトの両端部が接続された無端状であり、ベルト回転ローラー24及びベルト駆動ローラー25に巻き掛けられている。搬送ベルト70は、例えば、ベルト回転ローラー24とベルト駆動ローラー25との間の部分が床面99に対して平行になるように、所定の張力が作用した状態で保持される。搬送ベルト70の表面70aには、印刷媒体95を粘着させる粘着層29が設けられる。
印刷媒体95は、搬送ローラー22を経由して搬送ベルト70まで搬送され、粘着層29の粘着力により表面70aに密着し、搬送ベルト70に支持又は保持される。これにより、伸縮性のある布帛などを印刷媒体95として扱うことができる。
ベルト回転ローラー24及びベルト駆動ローラー25は、搬送ベルト70の内周面70bに接し、内周面70bとの摩擦により搬送ベルト70を駆動する。なお、搬送方向Fにおいて、ベルト回転ローラー24とベルト駆動ローラー25との間に、搬送ベルト70を支持する支持部を設けてもよい。ベルト駆動ローラー25は、第1ローラーに相当し、ベルト回転ローラー24は、第2ローラーに相当する。
ベルト駆動ローラー25は、ベルト駆動ローラー25を回転駆動させる第2駆動モーター210を有する。ベルト回転ローラー24は従動ローラーであり、第2駆動モーター210の動力によりベルト駆動ローラー25が回転し、この回転により搬送ベルト70が回転すると、ベルト回転ローラー24が回転する。搬送ベルト70の回転により、印刷媒体95が印刷部40に向けて、搬送方向Fに搬送される。
印刷部40は、搬送ベルト70の上方に位置し、搬送ベルト70の表面70aと対向する搬送ベルト70の下方には洗浄ユニット50が配置される。搬送ベルト70は、印刷部40に対向する位置では印刷媒体95とともに搬送方向Fに移動し、洗浄ユニット50と対向する位置では搬送方向Fとは反対方向に移動する。
印刷部40は、印刷媒体95に画像を形成する。搬送ローラー26は、搬送方向Fにおいて印刷部40の下流に位置し、印刷媒体95を粘着層29から剥離させる。印刷媒体95は、搬送ローラー26及び搬送ローラー28を経て、媒体回収部30に搬送される。
媒体回収部30は、印刷媒体95を回収する。媒体回収部30は、円筒状又は円柱状の巻取り軸部31と、巻取り軸部31を回転可能に支持する軸受部32とを有する。媒体回収部30は、巻取り軸部31を回転駆動させる不図示の回転駆動部を有する。巻取り軸部31の回転により、印刷媒体95は巻取り軸部31に巻き取られる。巻取り軸部31は軸受部32に対して着脱可能である。
媒体密着部60は、搬送方向Fにおいて印刷部40の上流に位置し、印刷媒体95を搬送ベルト70に密着させる。媒体密着部60は、押圧ローラー61、押圧ローラー駆動部62及びローラー支持部63を有する。押圧ローラー61は、円筒状又は円柱状に形成され、円周方向に回転可能である。ローラー支持部63は、搬送ベルト70を挟んで押圧ローラー61と対向するように、搬送ベルト70の内周面70b側に配置される。
押圧ローラー駆動部62は、押圧ローラー61を下向きに押圧しながら、押圧ローラー61を搬送方向F、及び搬送方向Fと反対方向に移動させる。押圧ローラー駆動部62の押圧力により、印刷媒体95は、押圧ローラー61とローラー支持部63との間で搬送ベルト70に押し付けられる。
印刷部40は、印刷媒体95にインクを吐出する吐出ヘッド42、吐出ヘッド42が搭載されるキャリッジ43、及びキャリッジ43を搬送方向Fと交差する方向に移動させるキャリッジ移動部41を有する。吐出ヘッド42は、複数のノズル列45が形成されたノズルプレート44を有する。例えば、ノズルプレート44には、4つのノズル列45が形成され、ノズル列45毎に異なる色のインクが吐出され、これにより印刷媒体95にカラー印刷が施される。
キャリッジ43は、Y軸方向に沿って配置された不図示のガイドレールに支持され、キャリッジ移動部41によって、Y軸方向に往復移動する。キャリッジ移動部41の機構には、例えば、ボールねじとボールナットとを組み合わせた機構や、リニアガイド機構などが採用できる。
搬送ローラー26と搬送ローラー28との間には、乾燥ユニット27が設けられる。乾燥ユニット27は、IRヒーター等の加熱手段を備え、印刷媒体95を加熱することにより、印刷媒体95のインクを乾燥させる。
洗浄ユニット50は、洗浄部51、押圧部52及び移動部53を有する。洗浄部51は、洗浄液を貯留する洗浄槽54、搬送ベルト70に当接して回転する第1洗浄ブラシ68、第2洗浄ブラシ69及びブレード55を備える。第1洗浄ブラシ68及び第2洗浄ブラシ69は、表面70aに当接するブラシであり、図3に示す第1駆動モーター66の動力により回転して、洗浄液により表面70aを洗浄する。ブレード55は、例えば、シリコンゴムなどの可撓性の材料で形成され、搬送ベルト70の回転方向において第2洗浄ブラシ69の下流に配置される。ブレード55は、表面70aから洗浄液を掻き落とし、表面70aを、印刷媒体95が密着可能な状態に整える。移動部53は、洗浄ユニット50を床面99に対して移動可能に支持する。押圧部52は、例えば、エアーシリンダー56とボールブッシュ57とで構成された昇降装置であり、洗浄部51の高さの調整及び保持を可能とする。
図2は、搬送ベルト70を含む搬送装置500の平面図及び側面図である。
以下の説明において、搬送ベルト70の長さ方向を第1方向D1とし、第1方向D1と直交する方向を第2方向D2とする。第1方向D1は、印刷媒体95の搬送方向Fに平行な方向である。
以下の説明において、搬送ベルト70の長さ方向を第1方向D1とし、第1方向D1と直交する方向を第2方向D2とする。第1方向D1は、印刷媒体95の搬送方向Fに平行な方向である。
搬送ベルト70の第2方向D2の一方の端部には、第1方向D1に平行に磁気スケール71が配置される。すなわち、磁気スケール71は、搬送ベルト70の周方向に沿って配置される。磁気スケール71は、異なる磁極に着磁された磁性体を第1方向D1に交互に並べて配置した構成を有する。例えば、磁気スケール71は、N極に着磁された磁性体と、S極に着磁された磁性体とが、交互に並べて配置される。また、磁気スケール71は、S極又はN極に着磁された磁性体を所定の間隔をおいて配置し、磁性体と磁性体との間には、磁性体を配置しない構成であってもよい。磁気スケール71は、例えば、一続きの磁性体のテープやフィルムを磁化することで形成されるが、磁性体となる部品を並べて配置してもよい。また、磁気スケール71は、搬送ベルト70の表面70aに露出してもよいし、搬送ベルト70の裏側の面に露出してもよく、搬送ベルト70に埋設されてもよい。
搬送装置500は、搬送ベルト70の磁気スケール71を読み取る読取ヘッド80を備える。読取ヘッド80は、読取部に相当する。読取ヘッド80は、磁気スケール71に含まれる磁性体の磁気の変化を検出し、磁気の変化に対応した電気信号である第1パルス信号PS1を出力する。搬送ベルト70がベルト駆動ローラー25の回転に伴って移動する際に、例えば、N極に着磁された磁性体と、S極に着磁された磁性体との境界において、読取ヘッド80が検出する磁極が反転し、第1パルス信号PS1の信号レベルが変化する。読取ヘッド80が出力した第1パルス信号PS1は、制御装置1に入力される。制御装置1は、入力された第1パルス信号PS1に基づき、磁極の反転をカウントすることで、搬送ベルト70の移動量を算出する。第1パルス信号PS1は、第1信号に相当する。
読取ヘッド80は、搬送ベルト70の表面70aにおいて磁気スケール71を読み取るので、図2に示すように、搬送ベルト70の表面70aに対向配置される。読取ヘッド80は、Z軸方向において、搬送ベルト70の表面70aに近い位置にあることが好ましい。読取ヘッド80は、粘着層29に接触しないように、搬送ベルト70の表面70aから離隔していることが好ましいが、磁気スケール71が印刷媒体95に重なる位置にある場合、読取ヘッド80は印刷媒体95に接触してもよい。磁気スケール71における磁性体の長さ、すなわち、読取ヘッド80が読み取る磁気が反転する長さの単位を、ピッチと呼ぶ。磁気スケール71のピッチは、読取ヘッド80が出力する第1パルス信号PS1に基づき、制御装置1が搬送量を算出する処理の基準となる。読取ヘッド80は、搬送ベルト70が所定量である1ピッチだけ移動すると、第1信号である第1パルス信号PS1を出力する。
また、読取ヘッド80は、第1方向D1の任意の位置に設置可能である。例えば、図2に実線で示すように搬送ベルト70の第1方向D1の略中央に読取ヘッド80を設置することができる。また、磁読取ヘッド80は、ベルト回転ローラー24又はベルト駆動ローラー25と対向する位置に配置してもよい。図2に破線で示す読取ヘッド80は、ベルト駆動ローラー25と対向する位置に配置した例を示す。
また、読取ヘッド80は、搬送ベルト70の第1洗浄ブラシ68や第2洗浄ブラシ69が当接する側で、磁気スケール71を読み取るように設置するのは好ましくない。これは、搬送ベルト70が撓み、搬送ベルト70の移動量の検出精度が低下するためである。
また、読取ヘッド80は、搬送ベルト70の第1洗浄ブラシ68や第2洗浄ブラシ69が当接する側で、磁気スケール71を読み取るように設置するのは好ましくない。これは、搬送ベルト70が撓み、搬送ベルト70の移動量の検出精度が低下するためである。
また、ベルト駆動ローラー25を駆動する第2駆動モーター210には、この第2駆動モーター210の回転を検出するモーターエンコーダー211が設置される。モーターエンコーダー211は、検出部に相当する。モーターエンコーダー211は、第2駆動モーター210が所定角度回転するごとに、第2パルス信号PS2を出力する。モーターエンコーダー211が出力した第2パルス信号PS2は、制御装置1に入力される。第2パルス信号PS2は、第2信号に相当する。また、第2駆動モーター210の回転量と、ベルト駆動ローラー25の回転量とは対応づけがされている。このため、モーターエンコーダー211が出力する第2パルス信号PS2のパルス数に基づき、ベルト駆動ローラー25の回転量を算出することができる。すなわち、モーターエンコーダー211は、ベルト駆動ローラー25の所定量の回転ごとに第2パルス信号PS2を出力する、と言える。
図3は、印刷装置100の制御系を示すブロック図である。
印刷装置100は、表示部8及び操作部9を備え、これらは制御装置1に接続される。
印刷装置100は、表示部8及び操作部9を備え、これらは制御装置1に接続される。
表示部8は、液晶表示パネル等の表示画面を備え、制御装置1の制御に従って各種情報を表示する。表示部8は、報知部の一例に相当する。
操作部9は、操作を受け付ける受付部である。操作部9は、例えば、マウスやキーボード等の入力デバイスにより構成してもよいし、表示部8をタッチパネルにより構成し、タッチパネルに対するタッチ操作を受け付ける構成であってもよい。
制御装置1は、インターフェイス2、制御部3、駆動回路5及び記憶部4を備える。
インターフェイス2は、表示部8、操作部9及び制御部3に接続され、これら各装置との間でデータを送受信する。また、インターフェイス2には、外部装置から送信された印刷データが入力される。インターフェイス2は、入力された印刷データを制御部3に出力する。
制御部3は、CPU等のプロセッサーを備え、プロセッサーによりプログラムを実行して、ソフトウェアとハードウェアとの協働により印刷装置100の各部を制御する。CPUは、Central Processing Unitを省略した表記である。
記憶部4は、半導体記憶デバイスや磁気記録装置を備え、制御部3のプロセッサーにより実行されるプログラムや、制御部3により処理されるデータを記憶する。制御部3により処理されるデータには、例えば、第1パルス信号PS1のパルス数をカウントしたカウント値や、第2パルス信号PS2のパルス数をカウントしたカウント値が含まれる。
駆動回路5は、制御部3、キャリッジ移動部41、吐出ヘッド42、第1駆動モーター66、第2駆動モーター210及び第3駆動モーター310に接続される。駆動回路5は、制御部3の制御に従い、キャリッジ移動部41、吐出ヘッド42、第1駆動モーター66、第2駆動モーター210及び第3駆動モーター310を駆動させる。
制御部3は、入力された印刷データに基づいて駆動回路5を制御し、印刷媒体95に画像を印刷させる。具体的には、制御部3は、印刷データに基づき、キャリッジ移動部41が備えるモーターを駆動させてキャリッジ43をY軸方向に移動させながら、吐出ヘッド42を駆動させて吐出ヘッド42にインクを吐出させる。
さらに、制御部3は、第2駆動モーター210を駆動させて搬送ベルト70を移動させ、印刷媒体95の搬送が終了した搬送ベルト70を第1洗浄ブラシ68及び第2洗浄ブラシ69との当接位置に移動させる。制御部3は、第1駆動モーター66を駆動させて第1洗浄ブラシ68及び第2洗浄ブラシ69を回転させる。第1洗浄ブラシ68及び第2洗浄ブラシ69が回転することで、洗浄液により搬送ベルト70の表面70aが洗浄される。第2駆動モーター210及び駆動回路5は、駆動部に相当する。
また、制御部3は、キャリッジ移動部41や吐出ヘッド42を駆動させて、印刷媒体95に画像を印刷する印刷動作と、第2駆動モーター210を駆動させて搬送ベルト70を移動させ、搬送ベルト70を設定距離だけ移動させる動作とを交互に繰り返す。設定距離は、例えば、印刷データに設定される距離であり、印刷データによって変更される。
以下では、印刷媒体95への画像の印刷後、第2駆動モーター210を駆動させて搬送ベルト70を設定距離だけ移動させる動作を、フィード動作といい、1回のフィード動作を1フィードという。
以下では、印刷媒体95への画像の印刷後、第2駆動モーター210を駆動させて搬送ベルト70を設定距離だけ移動させる動作を、フィード動作といい、1回のフィード動作を1フィードという。
さらに、制御部3は、第3駆動モーター310を駆動して、搬送ベルト70のベルト張力を調整する。印刷装置100は、搬送ベルト70のベルト張力を調整する張力調整部300を備える。張力調整部300は、調整部に相当する。図4を参照しながら張力調整部300の構成について説明する。図4は、張力調整部300の構成を示す側面図である。張力調整部300は、ベルト回転ローラー24に設置され、ベルト回転ローラー24の第1方向D1における位置を変動させる。張力調整部300は、ベルト回転ローラー24を支持する基部350と、基部350を第1方向D1に付勢する付勢部330と、を備える。また、張力調整部300は、動力によって第1方向D1における付勢部330の位置を変更する第3駆動モーター310と、付勢部330の第1方向D1の移動に伴う基部350の第1方向D1における移動をガイドするガイド部335と、を備える。制御部3は、第3駆動モーター310の駆動を制御して、ベルト回転ローラー24の第1方向D1における位置を調整し、搬送ベルト70のベルト張力を調整する。
次に、フィード動作についてより詳細に説明する。
制御部3は、フィード動作を実行する場合、まず、第2駆動モーター210の回転を指示する信号である回転指示信号を駆動回路5に出力する。駆動回路5は、回転指示信号が入力されることで、第2駆動モーター210を駆動させる。制御部3は、読取ヘッド80から入力される第1パルス信号のパルス数をカウントし、カウントしたパルス数に基づき、第2駆動モーター210の駆動を停止させる。記憶部4は、搬送ベルト70の移動距離と、第1パルス信号PS1のパルス数との対応を設定した設定情報を記憶している。制御部3は、記憶部4が記憶する設定情報を参照して、搬送ベルト70を設定距離だけ搬送させるための第1パルス信号PS1のパルス数、すなわち1フィードにおける第1パルス信号PS1のパルス数を算出する。制御部3は、読取ヘッド80から入力される第1パルス信号PS1をカウントしたカウント数が、設定距離に対応したパルス数になると、駆動回路5に、第2駆動モーター210の停止を指示する信号である停止指示信号を出力する。駆動回路5は、停止指示信号が入力されることで、第2駆動モーター210の回転を停止させる。
制御部3は、フィード動作を実行する場合、まず、第2駆動モーター210の回転を指示する信号である回転指示信号を駆動回路5に出力する。駆動回路5は、回転指示信号が入力されることで、第2駆動モーター210を駆動させる。制御部3は、読取ヘッド80から入力される第1パルス信号のパルス数をカウントし、カウントしたパルス数に基づき、第2駆動モーター210の駆動を停止させる。記憶部4は、搬送ベルト70の移動距離と、第1パルス信号PS1のパルス数との対応を設定した設定情報を記憶している。制御部3は、記憶部4が記憶する設定情報を参照して、搬送ベルト70を設定距離だけ搬送させるための第1パルス信号PS1のパルス数、すなわち1フィードにおける第1パルス信号PS1のパルス数を算出する。制御部3は、読取ヘッド80から入力される第1パルス信号PS1をカウントしたカウント数が、設定距離に対応したパルス数になると、駆動回路5に、第2駆動モーター210の停止を指示する信号である停止指示信号を出力する。駆動回路5は、停止指示信号が入力されることで、第2駆動モーター210の回転を停止させる。
しかしながら、搬送ベルト70にベルト滑りや、ベルト伸び等が発生した場合、設定距離に対応した第1パルス信号PS1のパルス数で、第2駆動モーター210の回転を停止させても、搬送ベルトの移動距離が、設定距離にならない場合がある。
ベルト滑りは、例えば、搬送ベルト70のベルト張力が低下してベルト駆動ローラー25と搬送ベルト70の内周面70bとの摩擦力が低下した場合や、異物がベルト駆動ローラー25と搬送ベルト70との間に挟まった場合等に発生する。ベルト滑りが発生した場合、ベルト駆動ローラー25を回転させてベルト駆動ローラー25を回転させても、ベルト駆動ローラー25が搬送ベルト70の内周面70bで滑るため、搬送ベルト70の搬送量が低下する。搬送ベルト70の搬送量が低下することで、印刷媒体95における画像の印刷位置にずれが生じる。
また、ベルト伸びは、例えば、経年劣化等によって搬送ベルト70に伸びが生じる現象である。搬送ベルト70は、搬送ベルト70にベルト張力が生じるように、ベルト駆動ローラー25と、ベルト回転ローラー24とに掛け渡されている。このため、搬送ベルト70を長期間にわたって使用すると、搬送ベルト70の周長が伸びるベルト伸びが生じる。ベルト伸びが生じた状態で、設定距離に対応した第1パルス信号PS1のパルス数で第2駆動モーター210の回転を停止させると、搬送ベルト70の移動量が増加し、印刷媒体95における画像の印刷位置にずれが生じる。
そこで、本実施形態の印刷装置100は、読取ヘッド80から入力される第1パルス信号PS1と、モーターエンコーダー211から入力される第2パルス信号PS2とに基づき、搬送ベルト70にベルト滑りや、ベルト伸びが生じているか否かを判定する。
例えば、搬送ベルト70にベルト滑りが発生した場合、ベルト駆動ローラー25が搬送ベルト70の内周面70bで滑る。このため、設定距離に対応した第1パルス信号PS1のパルス数分だけ第2駆動モーター210を回転させた際に、モーターエンコーダー211が出力する第2パルス信号PS2のパルス数は増加する。制御部3は、第2パルス信号PS2のパルス数から、第1パルス信号PS1のパルス数を減算した減算値が、第1しきい値以上になった場合、搬送ベルト70にベルト滑りが発生していると判定する。
次に、図5を参照しながらベルト伸びについて説明する。
図5は、ベルト伸びが生じる前の第1パルス信号PS1、及び第2パルス信号PS2の信号波形を示す図である。図5では、1フィードにおいて、制御部3に入力される第1パルス信号PS1及び第2パルス信号PS2のパルス数が同数であると仮定している。図5に示す第1パルス信号PS1及び第2パルス信号PS2は、信号レベルがハイレベルの区間と、ローレベルの区間とを交互に繰り返す。第1パルス信号PS1の信号レベルがハイの区間、又は信号レベルがローの区間が1ピッチに対応する。
図5は、ベルト伸びが生じる前の第1パルス信号PS1、及び第2パルス信号PS2の信号波形を示す図である。図5では、1フィードにおいて、制御部3に入力される第1パルス信号PS1及び第2パルス信号PS2のパルス数が同数であると仮定している。図5に示す第1パルス信号PS1及び第2パルス信号PS2は、信号レベルがハイレベルの区間と、ローレベルの区間とを交互に繰り返す。第1パルス信号PS1の信号レベルがハイの区間、又は信号レベルがローの区間が1ピッチに対応する。
図6は、ベルト伸びが生じた後の第1パルス信号PS1、及び第2パルス信号PS2の信号波形を示す図である。ベルト伸びが発生した場合、第1パルス信号PS1の信号レベルが変化するタイミングに遅れが生じ、第1パルス信号PS1の周期が長くなる。これは、ベルト伸びによって磁気スケール71に含まれる磁性体の長さが長くなり、読取ヘッド80が読み取るピッチの間隔も長くなるためである。
ベルト伸びが発生した場合、1フィードによって搬送される搬送ベルト70の区間が長くなる。これは、制御部3が、設定距離に対応した第1パルス信号PS1のパルス数で第2駆動モーター210の回転を停止させているためである。また、ベルト伸びが発生した場合、1フィードにおける第2パルス信号PS2のパルス数が増加する。ベルト伸びが発生しても、第2駆動モーター210の回転速度に変化は生じないため、1フィードによって搬送される搬送ベルト70の長さが長くなることにより、1フィードにおける第2パルス信号PS2のパルス数が増加する。
記憶部4は、ベルト伸びが発生する前の1フィードによって搬送される搬送ベルト70の区間を示す情報として、ベルトに伸びが発生していない状態の1フィードに対応する第2パルス信号PS2のパルス数を記憶する。ベルト伸びが発生する前後で、第2駆動モーター210の回転速度に変化は生じない。このため、第1パルス信号PS1のパルス数と第2パルス信号PS2のパルス数に基づき、ベルトに伸び又は滑りが発生しているか否かを判定することができる。
次に、ベルト伸びを検出するための制御部3の動作について説明する。
制御部3は、第2駆動モーター210を駆動させて搬送ベルト70を移動させている間、読取ヘッド80から入力される第1パルス信号PS1のパルス数と、モーターエンコーダー211から入力される第2パルス信号PS2のパルス数とをそれぞれカウントする。制御部3は、1フィードにおいてカウントした第1パルス信号PS1及び第2パルス信号PS2のパルス数を、履歴データとして記憶部4に記憶させる。
制御部3は、第2駆動モーター210を駆動させて搬送ベルト70を移動させている間、読取ヘッド80から入力される第1パルス信号PS1のパルス数と、モーターエンコーダー211から入力される第2パルス信号PS2のパルス数とをそれぞれカウントする。制御部3は、1フィードにおいてカウントした第1パルス信号PS1及び第2パルス信号PS2のパルス数を、履歴データとして記憶部4に記憶させる。
その後、制御部3は、履歴データとして記憶部4に記憶させた第1パルス信号PS1のカウント数の平均値と、第2パルス信号PS2のカウント数の平均値とをそれぞれ算出する。制御部3は、算出した第2パルス信号PS2のカウント数の平均値から、第1パルス信号PS1のカウント数の平均値を減算して減算値を算出する。ベルト伸びが発生した場合、図6を参照して説明したように、第2パルス信号PS2のパルス数が増加する。このため、ベルト伸びが発生した場合、第2パルス信号PS2のカウント数の平均値と、第1パルス信号PS1のカウント数の平均値との差が大きくなる。
制御部3は、算出した減算値が、第2しきい値以上であって、第1しきい値よりも小さい場合、搬送ベルト70にベルト伸びが発生していると判定する。第2しきい値は、ベルト伸びの発生を判定するしきい値であって、第1しきい値よりも値が小さい。すなわち、ベルト伸びが発生している場合の減算値は、ベルト滑りが発生している場合の減算値よりも値が小さい。第2しきい値は、設定値に相当する。
制御部3は、ベルト滑りや、ベルト伸びが発生していると判定した場合、印刷媒体95への画像の印刷を中断させ、表示部8に警告表示を表示させる。制御部3が、表示部8に警告表示を表示させる動作が、報知動作に相当する。
ベルト滑りが発生した場合、搬送ベルト70にベルト滑りが発生したこと、搬送ベルト70を含む媒体搬送部20の動作確認が必要であること、等が警告表示として表示される。また、ベルト伸びが発生した場合、搬送ベルト70のベルト伸びが発生したことが警告表示として表示され、さらにベルト張力の調整を行うか否かを問い合わせる案内が表示される。
ベルト滑りが発生した場合、搬送ベルト70にベルト滑りが発生したこと、搬送ベルト70を含む媒体搬送部20の動作確認が必要であること、等が警告表示として表示される。また、ベルト伸びが発生した場合、搬送ベルト70のベルト伸びが発生したことが警告表示として表示され、さらにベルト張力の調整を行うか否かを問い合わせる案内が表示される。
制御部3は、ベルト張力の調整を指示する操作を操作部9により受け付けた場合、張力調整部300を制御して、搬送ベルト70のベルト張力を調整させる。例えば、制御部3は、ベルト伸びが発生する前の1フィードにおける第2パルス信号PS2のパルス数と、ベルト伸びが発生した後の1フィードにおける第2パルス信号PS2のパルス数との差に基づいて搬送ベルト70の伸び量を算出する。具体的には、制御部3は、1フィードにおける第1パルス信号PS1のパルス数を参照して、ベルト伸びが発生した後の1フィードにおける第2パルス信号PS2のパルス数を求める。ここで求めたベルト伸びが発生した後の1フィードにおける第2パルス信号PS2のパルス数と、記憶部4に記憶させているベルト伸びが発生する前の1フィードに対応する第2パルス信号PS2のパルス数の差分に基づいて、搬送ベルト70の伸び量を算出する。
制御部3は、搬送ベルト70の伸び量を算出すると、算出した伸び量に基づいて張力調整部300を制御し、搬送ベルト70のベルト張力を調整させる。
制御部3は、搬送ベルト70の伸び量を算出すると、算出した伸び量に基づいて張力調整部300を制御し、搬送ベルト70のベルト張力を調整させる。
また、制御部3は、張力調整部300により搬送ベルト70のベルト張力を調整すると、搬送ベルト70の移動距離と、第1パルス信号PS1のパルス数との対応を設定した設定情報を書き換える。例えば、ベルト伸びが生じる前の状態では、第1パルス信号PS1の100パルスが、設定距離に対応していたと仮定する。また、ベルト伸びが生じた後は、設定距離に対応する第1パルス信号PS1のパルス数が減少し、例えば、第1パルス信号PS1の90パルスが、設定距離に対応するパルス数になると仮定する。この場合、制御部3は、設定情報を書き換え、設定距離に対応する第1パルス信号PS1のパルス数を、90パルスに変更する。
さらに、制御部3は、第1しきい値及び第2しきい値を再設定する。
制御部3は、第2パルス信号PS2のカウント数の平均値から、第1パルス信号PS1のカウント数の平均値を減算した減算値を求め、求めた減算値と第2しきい値とを比較して、ベルト伸びが発生しているか否かを判定する。ベルト伸びが発生した場合、上述したように、搬送ベルト70の移動距離と、第1パルス信号PS1のパルス数との関係が変化し、設定距離に対応した第1パルス信号PS1のパルス数が減少する。このため、制御部3は、ベルト伸びが発生する前の第1パルス信号PS1の1フィードにおけるパルス数と、ベルト伸びが発生した後の1フィードにおけるパルス数との差に基づき、第1しきい値及び第2しきい値を、値が大きくなるように再設定する。第1パルス信号PS1のパルス数が、第1信号の信号数に相当する。
制御部3は、第2パルス信号PS2のカウント数の平均値から、第1パルス信号PS1のカウント数の平均値を減算した減算値を求め、求めた減算値と第2しきい値とを比較して、ベルト伸びが発生しているか否かを判定する。ベルト伸びが発生した場合、上述したように、搬送ベルト70の移動距離と、第1パルス信号PS1のパルス数との関係が変化し、設定距離に対応した第1パルス信号PS1のパルス数が減少する。このため、制御部3は、ベルト伸びが発生する前の第1パルス信号PS1の1フィードにおけるパルス数と、ベルト伸びが発生した後の1フィードにおけるパルス数との差に基づき、第1しきい値及び第2しきい値を、値が大きくなるように再設定する。第1パルス信号PS1のパルス数が、第1信号の信号数に相当する。
図7は、印刷装置100の動作を示すフローチャートである。
図7に示すフローチャートを参照しながら印刷装置100の動作を説明する。
制御部3は、インターフェイス2より印刷データが入力されたか否かを判定する(ステップS1)。制御部3は、印刷データが入力されていない場合(ステップS1/NO)、印刷データが入力されるまで処理の開始を待機する。
図7に示すフローチャートを参照しながら印刷装置100の動作を説明する。
制御部3は、インターフェイス2より印刷データが入力されたか否かを判定する(ステップS1)。制御部3は、印刷データが入力されていない場合(ステップS1/NO)、印刷データが入力されるまで処理の開始を待機する。
また、制御部3は、インターフェイス2より印刷データが入力された場合(ステップS1/YES)、入力された印刷データに基づく画像を印刷媒体95に印刷させる(ステップS2)。具体的には、制御部3は、駆動回路5を制御してキャリッジ移動部41及び吐出ヘッド42を駆動させる。これにより、吐出ヘッド42がインクを吐出しながらキャリッジ43を移動する主走査を繰り返す。この制御により、印刷媒体95に画像が形成される。
次に、制御部3は、搬送ベルト70の搬送タイミングであるか否かを判定する(ステップS3)。制御部3は、印刷データに基づく画像の印刷が終了しておらず、搬送ベルト70の搬送タイミングではない場合(ステップS3/NO)、ステップS2に戻り、駆動回路5の制御を継続する。
また、制御部3は、搬送ベルト70の搬送タイミングである場合(ステップS3/YES)、第2駆動モーター210を駆動して、印刷媒体95を設定された設定距離、搬送させるフィード動作を実行する。具体的には、制御部3は、駆動回路5を制御して第2駆動モーター210の駆動を開始させる。また、制御部3は、第1パルス信号PS1のパルス数をカウントし、このカウント値が、設定距離に対応したカウント値に達した場合、駆動回路5を制御して第2駆動モーター210の駆動を停止させる。
次に、制御部3は、1フィードにおいて、入力される第1パルス信号PS1及び第2パルス信号PS2のパルス数をカウントしたカウント値を記憶部4に記憶させる(ステップS5)。
次に、制御部3は、ステップS5で記憶部4に記憶させた第1パルス信号PS1のパルス数と、第2パルス信号PS2のパルス数との差が、第1しきい値以上であるか否かを判定する(ステップS6)。第1しきい値は、搬送ベルト70にベルト滑りが発生しているか否かを判定するしきい値である。モーターエンコーダー211の出力に対応した第2パルス信号PS2のパルス数と読取ヘッド80の出力に対応した第1パルス信号PS1のパルス数との差が第1しきい値以上に大きい場合、搬送ベルト70にベルト滑りが発生していると判定できる。
制御部3は、第1パルス信号PS1と、第2パルス信号PS2とのパルス数の差が第1しきい値以上である場合(ステップS6/YES)、搬送ベルト70にベルト滑りが発生していると判定し、表示部8に警告表示を表示させる(ステップS7)。ここで表示部8に表示させる警告表示は、搬送ベルト70にベルト滑りが発生したこと、搬送ベルト70を含む媒体搬送部20の動作確認が必要であること、等が表示される。ベルト滑りが発生している場合、画像の形成位置や、画質等にも影響を及ぼす場合があるため、制御部3は、第1パルス信号PS1と、第2パルス信号PS2とのパルス数の差が第1しきい値以上である場合、直ちに警告表示を表示させる。
また、制御部3は、パルス数の差が第1しきい値以上ではない場合(ステップS6/NO)、記憶部4に記憶させた第1パルス信号PS1のパルス数の平均値と、第2パルス信号PS2のパルス数の平均値とをそれぞれ算出する(ステップS8)。記憶部4は、過去に実行した印刷における第1パルス信号PS1と、第2パルス信号PS2とのパルス数を履歴データとして記憶している。
制御部3は、第1パルス信号PS1のパルス数の平均値と、第2パルス信号PS2のパルス数の平均値との差が、第2しきい値以上であるか否かを判定する(ステップS9)。第2しきい値は、搬送ベルト70のベルト伸びが発生しているか否かを判定するしきい値であり、第2しきい値は、第1しきい値よりも値が小さい。
制御部3は、平均値の差が第2しきい値よりも小さい場合(ステップS9/NO)、ステップS15の判定に移行し、印刷が終了したか否かを判定する。制御部3は、印刷が終了していない場合(ステップS15/NO)、ステップS2に戻り、印刷媒体95への画像の印刷を継続する。また、制御部3は、印刷が終了した場合(ステップS15/YES)、この処理フローを終了させる。
また、制御部3は、平均値の差が第2しきい値以上である場合(ステップS9/YES)、平均値の差が第2しきい値以上であると判定した判定回数が、予め設定された設定回数以上であるか否かを判定する(ステップS10)。
制御部3は、平均値の差が第2しきい値以上であると判定した判定回数が、予め設定された設定回数よりも小さい場合(ステップS10/NO)、ステップS15の判定に移行する。また、制御部3は、平均値の差が第2しきい値以上であると判定した判定回数が、予め設定された設定回数以上である場合(ステップS10/YES)、印刷部40の印刷動作を中断させ、表示部8に警告表示を表示させる(ステップS11)。ここで表示部8に表示させる警告表示には、搬送ベルト70のベルト伸びが発生したことと、ベルト張力の調整を行うか否かを問い合わせる案内とを表示させる。この処理フローでは、印刷部40の印刷動作を中断させ、表示部8に警告表示を表示させる動作を説明したが、印刷部40の印刷動作を中断させる動作と、表示部8に警告表示を表示させる動作とのどちらか一方を行ってもよい。
制御部3は、操作部9により、ベルト張力の調整を指示する操作を受け付けなかった場合(ステップS12/NO)、ステップS15の判定に移行する。また、制御部3は、ベルト張力の調整を指示する操作を受け付けた場合(ステップS12/YES)、張力調整部300を制御して、搬送ベルト70のベルト張力を調整させる(ステップS13)。
制御部3は、張力調整部300による搬送ベルト70のベルト張力の調整が終了すると、第1しきい値及び第2しきい値を再設定する(ステップS14)。その後、制御部3は、ステップS15の判定に移行して、印刷データの印刷媒体95への印刷が終了したか否かを判定する。
以上説明したように本実施形態の搬送装置500は、ベルト駆動ローラー25及びベルト回転ローラー24、搬送ベルト70、磁気スケール71、読取ヘッド80、第2駆動モーター210、駆動回路5及びモーターエンコーダー211を備える。
搬送ベルト70は、ベルト駆動ローラー25と、ベルト回転ローラー24とに掛け渡された無端状のベルトである。
磁気スケール71は、搬送ベルト70の周方向に沿って配置される。
読取ヘッド80は、磁気スケール71を読み取り、磁気スケール71の磁性体の磁気の変化を検出するごとに第1パルス信号PS1を出力する。
第2駆動モーター210及び駆動回路5は、ベルト駆動ローラー25を移動させる。
モーターエンコーダー211は、ベルト駆動ローラー25の所定量の回転ごとに第2パルス信号PS2を出力する。
搬送ベルト70は、ベルト駆動ローラー25と、ベルト回転ローラー24とに掛け渡された無端状のベルトである。
磁気スケール71は、搬送ベルト70の周方向に沿って配置される。
読取ヘッド80は、磁気スケール71を読み取り、磁気スケール71の磁性体の磁気の変化を検出するごとに第1パルス信号PS1を出力する。
第2駆動モーター210及び駆動回路5は、ベルト駆動ローラー25を移動させる。
モーターエンコーダー211は、ベルト駆動ローラー25の所定量の回転ごとに第2パルス信号PS2を出力する。
従って、1フィードに対応する第1パルス信号PS1のパルス数と、1フィードに対応する第2パルス信号PS2のパルス数とに基づき、搬送ベルト70の異常を早期に検出することができる。これは1フィードに対応する第1パルス信号PS1のパルス数と、1フィードに対応する第2パルス信号PS2のパルス数とを比較することは、1フィードに対応する第1パルス信号PS1のパルス数に基づき算出される搬送ベルト70の移動量と、1フィードに対応する第2パルス信号PS2のパルス数に基づき算出される搬送ベルト70の移動量とを比較することと同義であるためである。従って、1フィードに対応する第1パルス信号PS1のパルス数と、1フィードに対応する第2パルス信号PS2のパルス数とを比較することには、1フィードに対応する第1パルス信号PS1のパルス数に基づき算出される搬送ベルト70の移動量と、1フィードに対応する第2パルス信号PS2のパルス数に基づき算出される搬送ベルト70の移動量とを比較することも含まれる。
読取ヘッド80は、ベルト駆動ローラー25又はベルト回転ローラー24と対向する位置に配置される。
搬送ベルト70は、ベルト駆動ローラー25又はベルト回転ローラー24に当接することでベルトと読取ヘッド80との間の距離が安定するため、読取ヘッド80による磁気スケール71の読み取り精度を高めることができる。
搬送ベルト70は、ベルト駆動ローラー25又はベルト回転ローラー24に当接することでベルトと読取ヘッド80との間の距離が安定するため、読取ヘッド80による磁気スケール71の読み取り精度を高めることができる。
印刷装置100は、上述した搬送装置500と、印刷部40と、搬送装置500及び印刷部40を制御する制御部3と、表示部8とを備える。
制御部3は、1フィードに対応する第1パルス信号PS1のパルス数と、1フィードに対応する第2パルス信号PS2のパルス数との差が、予め設定された第2しきい値以上である場合、表示部7に警告表示を表示させる。また、制御部3は、印刷部40の印刷を中断させる。
従って、搬送ベルト70に異常が発生していると判定された場合に、表示部7に警告表示を表示させたり、印刷部40の印刷を中断させたりすることができる。
制御部3は、1フィードに対応する第1パルス信号PS1のパルス数と、1フィードに対応する第2パルス信号PS2のパルス数との差が、予め設定された第2しきい値以上である場合、表示部7に警告表示を表示させる。また、制御部3は、印刷部40の印刷を中断させる。
従って、搬送ベルト70に異常が発生していると判定された場合に、表示部7に警告表示を表示させたり、印刷部40の印刷を中断させたりすることができる。
印刷装置100は、搬送ベルト70のベルト張力を調整する張力調整部300を備える。制御部3は、パルス数の差が第2しきい値以上である場合に、搬送ベルト70にベルト伸びが発生していると判定し、張力調整部300に、搬送ベルト70のベルト張力を調整させる。
従って、ベルト伸びが発生した場合に、搬送ベルト70の張力を、最適な張力に再調整することで、ベルト滑り等の発生を防止することができる。また、搬送ベルト70の張力が、最適な張力に調整されることで、搬送ベルト70に劣化が生じても、搬送精度を確保することができる。
従って、ベルト伸びが発生した場合に、搬送ベルト70の張力を、最適な張力に再調整することで、ベルト滑り等の発生を防止することができる。また、搬送ベルト70の張力が、最適な張力に調整されることで、搬送ベルト70に劣化が生じても、搬送精度を確保することができる。
制御部3は、搬送ベルト70の張力を、最適な張力に再調整した場合、第1パルス信号PS1のパルス数と、搬送ベルト70の移動量との関係を再設定する。
従って、第1パルス信号PS1のパルス数に基づいて、搬送ベルト70の移動量を正確に求めることができ、搬送ベルト70に劣化が生じても、搬送精度を確保することができる。
従って、第1パルス信号PS1のパルス数に基づいて、搬送ベルト70の移動量を正確に求めることができ、搬送ベルト70に劣化が生じても、搬送精度を確保することができる。
制御部3は、パルス数の差が第2しきい値以上である場合、第2しきい値を、これまでの第2しきい値の値よりも大きい値に変更する。
ベルト伸びが発生した場合に、ベルト伸びに対応して第2しきい値を、値の大きい値に変更することで、ベルト伸びの判定精度を高めることができる。
ベルト伸びが発生した場合に、ベルト伸びに対応して第2しきい値を、値の大きい値に変更することで、ベルト伸びの判定精度を高めることができる。
上記各実施形態は、本発明を適用した一具体例を示したものに過ぎない。本発明は上記実施形態の構成に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
例えば、上述した実施形態では、第2駆動モーター210の動力によりベルト駆動ローラー25を駆動させる構成であったが、ベルト駆動ローラー25とベルト回転ローラー24との両方を、モーターの動力により駆動させる構成であってもよい。
例えば、上述した実施形態では、第2駆動モーター210の動力によりベルト駆動ローラー25を駆動させる構成であったが、ベルト駆動ローラー25とベルト回転ローラー24との両方を、モーターの動力により駆動させる構成であってもよい。
また、上述した実施形態では、報知部の一例として表示部8を例に挙げて説明したが、例えば、報知部としてLEDを設け、ベルト滑りや、ベルト伸びに対応してLEDを点灯又は点滅させてもよい。
また、図1及び図3に示した印刷装置100の各部は、一例であって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで各部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上述した実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。
また、図7に示すフローチャートのステップ単位は、印刷装置100の動作の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。処理内容に応じて、さらに多くのステップ単位に分割してもよい。また、1つのステップ単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、そのステップの順番は、本発明の趣旨に支障のない範囲で適宜に入れ替えてもよい。
また、印刷装置100の制御方法を、印刷装置100が備えるコンピューターを用いて実現する場合、このコンピューターに実行させるプログラムを記録媒体、又はこのプログラムを伝送する伝送媒体の態様で構成することも可能である。記録媒体には、磁気的、光学的記録媒体又は半導体メモリーデバイスを用いることができる。具体的には、フレキシブルディスク、HDD(Hard Disk Drive)、CD−ROM、DVD、Blu−ray Disc、光磁気ディスク、フラッシュメモリー、カード型記録媒体等の可搬型、或いは固定式の記録媒体が挙げられる。また、上記記録媒体は、サーバー装置が備える内部記憶装置であるRAM、ROM、HDD等の不揮発性記憶装置であってもよい。Blu−rayは、登録商標である。
1…制御装置、2…インターフェイス、3…制御部、4…記憶部、5…駆動回路、6…信号処理部、8…表示装置、9…操作部、10…媒体供給部、11…供給軸部、12…軸受部、20…媒体搬送部、21…搬送ローラー、22…搬送ローラー、24…ベルト回転ローラー、25…ベルト駆動ローラー、26…搬送ローラー、27…乾燥ユニット、28…搬送ローラー、29…粘着層、30…媒体回収部、31…巻取り軸部、32…軸受部、40…印刷部、41…キャリッジ移動部、42…吐出ヘッド、43…キャリッジ、44…ノズルプレート、45…ノズル列、50…洗浄ユニット、51…洗浄部、52…押圧部、53…移動部、54…洗浄槽、55…ブレード、56…エアーシリンダー、57…ボールブッシュ、60…媒体密着部、61…押圧ローラー、62…押圧ローラー駆動部、63…ローラー支持部、66…第1駆動モーター、68…第1洗浄ブラシ、69…第2洗浄ブラシ、70…搬送ベルト、70b…周面、71…磁気スケール、80…読取ヘッド、90…フレーム部、95…印刷媒体、99…床面、100…印刷装置、210…第2駆動モーター、211…モーターエンコーダー、300…張力調整部、310…第3駆動モーター、330…付勢部、335…ガイド部、350…基部、D1…第1方向、D2…第2方向、F…搬送方向、PS1…第1パルス信号、PS2…第2パルス信号。
Claims (7)
- 第1ローラー及び第2ローラーと、
前記第1ローラー及び前記第2ローラーに掛け渡された無端状の搬送ベルトと、
前記搬送ベルトの周方向に沿って配置された磁気スケールと、
前記磁気スケールを読み取り、前記磁気スケールが有する磁性体の磁気の変化ごとに第1信号を出力する読取部と、
前記第1ローラーを駆動する駆動部と、
前記第1ローラーの所定量の回転ごとに第2信号を出力する検出部と、
を備える搬送装置。 - 前記読取部は、前記第1ローラー又は前記第2ローラーと対向する位置に配置される、請求項1記載の搬送装置。
- 第1ローラー及び第2ローラーと、
前記第1ローラー及び前記第2ローラーに掛け渡された無端状の搬送ベルトと、
前記搬送ベルトの周方向に沿って配置された磁気スケールと、
前記磁気スケールを読み取り、前記磁気スケールが有する磁性体の磁気の変化ごとに第1信号を出力する読取部と、
前記第1ローラーを駆動する駆動部と、
前記第1ローラーの所定量の回転ごとに第2信号を出力する検出部と、を備える搬送装置と、
前記搬送ベルトにより搬送される印刷媒体に画像を形成する印刷部と、
前記搬送装置と、前記印刷部とを制御する制御部と、
報知部と、を備え、
前記制御部は、1フィードに対応する前記第1信号の信号数と、前記1フィードに対応する前記第2信号の信号数との差が、予め設定された設定値以上である場合に、前記報知部に報知動作を実行させる、及び、前記印刷部の前記印刷媒体への画像の形成を中断させる、の少なくとも一方を実行する印刷装置。 - 前記搬送ベルトのベルト張力を調整する調整部を備え、
前記制御部は、前記信号数の差が前記設定値以上である場合に、前記搬送ベルトにベルト伸びが発生していると判定し、前記調整部に、前記搬送ベルトのベルト張力を調整させる、請求項3記載の印刷装置。 - 前記制御部は、前記信号数の差が前記設定値以上である場合、前記第1信号の信号数と、前記搬送ベルトの移動量との関係を再設定する、請求項3又は4記載の印刷装置。
- 前記制御部は、前記信号数の差が前記設定値以上である場合、前記設定値を、これまでの設定値の値よりも大きい値に変更する、請求項3から5のいずれか一項に記載の印刷装置。
- 無端状の搬送ベルトにより搬送される印刷媒体に画像を形成する印刷装置の制御方法であって、
前記搬送ベルトの周方向に沿って配置された磁気スケールを読み取り、前記磁気スケールが有する磁性体の磁気の変化ごとに第1信号を出力するステップと、
前記搬送ベルトが掛け渡された第1ローラー及び第2ローラーのうち、駆動部により駆動される前記第1ローラーの所定量の回転ごとに第2信号を出力するステップと、
1フィードに対応する前記第1信号の信号数と、前記1フィードに対応する前記第2信号の信号数との差が、予め設定された設定値以上である場合に、報知部により報知動作を実行させる、及び、前記印刷媒体への画像の形成を中断させる、のうち少なくとも一方を実行するステップと、を有する印刷装置の制御方法。
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2020
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