JP2021147060A - 下貼式ラベル貼付装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】商品の下面におけるラベルの貼付位置を容易に調整することが可能な下貼式ラベル貼付装置を提供する。【解決手段】下貼式ラベル貼付装置1は、商品Gを搬送する搬送面4aを有する搬送部4と、搬送面4aよりも下方に配置され商品Gの下面に貼り付けるラベルLを発行するラベル発行部10と、ラベル発行部10を保持すると共にY方向にラベル発行部10を移動可能とする移動機構70と、作業者に把持される把持部90と、を備える。把持部90は、移動機構70と接続され、移動機構70によるラベル発行部10の移動を操作する。把持部90は、上方から見て搬送面4aよりも外側に配置される。【選択図】図1
Description
本発明は、下貼式ラベル貼付装置に関する。
従来、商品を搬送する搬送面を有する搬送部と、商品の下面に貼り付けるラベルを発行するラベル発行部と、を備える下貼式ラベル貼付装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような下貼式ラベル貼付装置においては、商品の下面にラベルを貼り付ける都合から、搬送面の下方にラベル発行部が配置されている。
上述したような下貼式ラベル貼付装置では、ラベル発行部の位置が固定されていることから、商品の下面のサイズによっては、ラベルの貼付位置の下面における相対関係がまちまちになる場合がある。例えば、あるサイズの商品では、下面の中心に近い位置にラベルが貼り付けられるが、別のサイズの商品では、下面の端に近い位置にラベルが貼り付けられる場合がある。そこで、ラベルの見栄えを良くする又はラベルに印字されるコードの読取りを容易にする等のために、商品の下面におけるラベルの貼付位置を調整できることが望まれる。
ここで、商品の下面におけるラベルの貼付位置を調整するために、例えば搬送面の幅方向にラベル発行部を移動させ、ラベル発行口の位置を変更することも考えられる。しかし、ラベル発行部が搬送面の下方に配置されていることから、ラベル発行部を移動する作業を搬送面の下方に潜り込んで行う必要があり、当該作業は困難である。
本発明の一側面は、商品の下面におけるラベルの貼付位置を容易に調整することが可能な下貼式ラベル貼付装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る下貼式ラベル貼付装置は、商品を搬送する搬送面を有する搬送部と、搬送面よりも下方に配置され、商品の下面に貼り付けるラベルを発行するラベル発行部と、ラベル発行部を保持すると共に、搬送部の搬送方向と交差する第1方向にラベル発行部を移動可能とする移動機構と、作業者に把持される部位であって、移動機構と接続され、移動機構によるラベル発行部の移動を操作する把持部と、を備え、把持部の少なくとも一部は、上方から見て搬送面よりも外側に配置される。
この下貼式ラベル貼付装置において、作業者は、搬送面よりも外側に配置される把持部を把持して操作することで、ラベル発行部を第1方向に移動させることができる。これにより、作業者は、搬送面の下に潜り込むことなく、搬送面の側方からラベル発行部にアクセスすることができる。そのため、作業者は、ラベル発行部を第1方向に移動させ、ラベル発行口の第1方向における位置を変更する作業を簡易に且つ短時間で行うことができる。その結果、商品の下面におけるラベルの貼付位置を容易に調整することが可能となる。
本発明の一側面に係る下貼式ラベル貼付装置では、把持部の少なくとも一部は、上方から見て、搬送面よりも外側であって把持部を把持する作業者側に配置されていてもよい。このような構成によれば、把持部を把持して操作することが容易となる。ラベルの貼付位置を一層容易に調整することが可能となる。
本発明の一側面に係る下貼式ラベル貼付装置では、移動機構は、搬送方向及び上下方向へのラベル発行部の移動を規制してもよい。このような構成によれば、ラベル発行部を搬送方向及び上下方向にずれないように規制しながら第1方向に移動させることが容易となる。
本発明の一側面に係る下貼式ラベル貼付装置は、商品の種類に応じた停止位置においてラベル発行部の第1方向への移動を規制する規制部材を備えていてもよい。このような構成によれば、例えば商品の下面のサイズに応じた停止位置にラベル発行部を配置することが容易となる。
本発明の一側面に係る下貼式ラベル貼付装置では、規制部材は、第1方向におけるラベル発行部が停止する複数の停止位置に対応する複数の第1係合部を有し、把持部は、第1係合部と係合可能な第2係合部を有し、第1係合部は、第2係合部と係合した状態において、移動機構によるラベル発行部の移動を規制し、第2係合部との係合が解除された状態において、移動機構によるラベル発行部の移動を許容してもよい。このような構成によれば、作業者は、ある第1係合部に対する第2係合部との係合を解除することにより、ラベル発行部を移動可能にすると共に、把持部を操作してラベル発行部を第1方向に移動させることができる。そして、作業者は、別の第1係合部に対して第2係合部を係合させることにより、当該別の第1係合部に対応する停止位置においてラベル発行部の移動を規制することができる。すなわち、複数の停止位置の間でラベル発行部の位置を容易に変更することが可能となる。
本発明の一側面に係る下貼式ラベル貼付装置では、把持部は、第2係合部に連結されたハンドルを有し、第2係合部は、下方に付勢されており、ハンドル及び第2係合部を持ち上げた場合、第1係合部と第2係合部との係合が解除された第1状態となり、第1状態において、移動機構によりラベル発行部が移動するように把持部を操作した場合、当該第1係合部と第2係合部とが互いに離れた第2状態となり、第2状態において、ハンドル及び第2係合部の持ち上げを止めると共に、移動機構によりラベル発行部が移動するように把持部を更に操作し、他の第1係合部と第2係合部とが係合可能な位置に達した場合、第2係合部が下方に付勢されていることによりハンドル及び第2係合部が下降し、他の第1係合部と第2係合部が係合してもよい。このような構成によれば、複数の停止位置の間でラベル発行部の位置を容易に変更することを具体的に実現できる。
本発明の一側面に係る下貼式ラベル貼付装置では、把持部は、搬送面よりも下方に位置していてもよい。このような構成によれば、作業者が搬送面の上方にて作業する際に、把持部が作業者に干渉することを抑制できる。
本発明の一側面に係る下貼式ラベル貼付装置では、把持部は、ラベル発行部よりも上方に位置していてもよい。このような構成によれば、作業者がラベル発行部に対する作業(例えばラベル交換作業)を行う際に、把持部が邪魔になることを抑制できる。
本発明の一側面に係る下貼式ラベル貼付装置は、ラベルを貼付する対象となる商品の商品情報を取得する商品情報取得部と、第1方向におけるラベル発行部の位置を検知する位置センサと、商品情報取得部で取得した商品情報と、位置センサで検知したラベル発行部の位置と、に基づいて、作業者にラベル発行部の移動を指示する指示部と、を備えていてもよい。このような構成によれば、作業者は、ラベルを貼付する対象となる商品に合わせて、ラベル発行部の移動を適切に行うことが可能となる。
本発明の一側面によれば、検商品の下面におけるラベルの貼付位置を容易に調整することが可能な下貼式ラベル貼付装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、下貼式ラベル貼付装置1を示す斜視図である。図2は、下貼式ラベル貼付装置1を示す正面図である。図3は、下貼式ラベル貼付装置1の概略構成を示す正面図である。図2は、下貼式ラベル貼付装置1においてカバーCを外した状態を示している。図1、図2及び図3の何れかに示されるように、本実施形態に係る下貼式ラベル貼付装置1は、商品Gの下面にラベルLを貼り付ける下貼り式のラベル貼付装置である。
下貼式ラベル貼付装置1は、商品Gを搬送する搬送面4aを有する搬送部4と、商品Gの下面に貼り付けるラベルLを供給するラベル供給装置8と、を備えている。商品Gとしては、特に限定されず、ラベルLが貼り付けられる任意の被貼付物を意味し、例えば、トレー包装された商品、ピロー包装された商品、又は、容器に収納された商品等が挙げられる。
搬送部4は、上流側商品コンベア5と、搬送方向Dにおいて上流側商品コンベア5の下流側に配設された下流側商品コンベア6と、を有する。上流側商品コンベア5及び下流側商品コンベア6は、例えば無端ベルトで構成されている。上流側商品コンベア5及び下流側商品コンベア6における商品Gの載置面は、搬送面4aを構成し、略水平な同一面上に配置されている。搬送方向Dにおいて、上流側商品コンベア5と下流側商品コンベア6との間には、商品Gの下面にラベルLを貼り付ける貼付部7が形成されている。
搬送部4によって搬送される商品Gは、上流側商品通過センサ50及び下流側商品通過センサ52によって通過が検知される。上流側商品通過センサ50は、上流側商品コンベア5の近傍に配設されている。下流側商品通過センサ52は、貼付部7の近傍に配設されている。上流側商品通過センサ50及び下流側商品通過センサ52としては、光学式センサ、或いは、種々の画像センサが用いられる。
ラベル供給装置8は、ラベルLを発行するラベル発行部10と、ラベル発行部10で発行されたラベルLを搬送するラベル搬送部40と、を備える。ラベル供給装置8は、ラベル発行部10によって発行したラベルLを、ラベル搬送部40によって受け取って貼付部7に向けて搬送する。
ラベル発行部10は、上流側商品コンベア5の下方に配設されている。ラベル発行部10は、例えば矩形箱状の外形を呈する。ラベル発行部10は、搬送面4aよりも下方に配置されている。ラベル発行部10には、帯状のラベル連続体LCが巻回されることで形成されたラベルカセットである台紙レスラベルロールLRが用いられる。ラベル連続体LCの内側の面は糊面となっており、ラベル連続体LCの外側の面は非糊面となっている。
ラベル発行部10は、台紙レスラベルロールLRを保持するホルダ11と、ホルダ11に保持された台紙レスラベルロールLRから繰り出されたラベル連続体LC部分の非糊面に印字する印字ユニット12と、ラベル連続体LCを切断するラベルカッタ20と、ラベルカッタ20によってラベル連続体LCから切り取られたラベルLをラベル搬送部40へ繰り出すラベル送出機構30と、を備えている。ラベル発行方向Eにおいて、ラベルカッタ20は印字ユニット12の下流側に配設され、ラベル送出機構30はラベルカッタ20の下流側に配設されている。
印字ユニット12による印字内容としては、特に限定されず、例えば、商品名、原材料名又は消費期限等、商品Gに関する情報が挙げられる。ラベルカッタ20によるラベル連続体LCの切断位置は、発行されるラベルLの長さ設定に応じて任意に変更可能である。ラベル連続体LCは、印字ユニット12及びラベル送出機構30によって、ラベルカッタ20を挟んだ両側から支持された状態でラベルカッタ20により切断される。この切断によって切り取られたラベルLは、例えばモータ(図示せず)によってラベル発行方向Eに送り出される。これにより、ラベルLは、糊面が上面となり且つ印字面が下面となる姿勢で発行される。
ラベル発行部10によるラベルLの発行は、商品Gの搬送タイミングに合わせて実行される。なお、ラベル発行部10は、上記のように台紙レスラベルロールLRを用いるタイプに限定されず、いわゆる台紙付きラベルロールを用いるタイプであってもよい。台紙付きラベルロールは、帯状の台紙に複数のラベルLが長さ方向に間隔を空けて剥離可能に貼り付けられたものである。したがって、台紙付きラベルロールを用いる場合、ラベル発行部10には、ラベルカッタ20及びラベル送出機構30に代えて、台紙からラベルLを剥離する剥離機構が設けられる。この場合、ラベルLは、剥離された後、ラベル発行方向Eに送り出され糊面が上面となり且つ印字面が下面となる姿勢で発行される。
ラベル搬送部40は、無端状のベルト43と、該ベルト43を内周側から支持する複数のローラ41,42と、を備えている。ローラ41,42は、例えば上下一対設けられている。下側のローラ41は、ラベル送出機構30によるラベル送出部分の下方近傍に配設されている。上側のローラ42は、下側のローラ41よりも搬送方向Dの下流側の斜め上方、且つ、貼付部7の下方近傍に配設されている。例えば上側のローラ42は、モータ(図示せず)によって回転駆動される駆動ローラであり、該ローラ42の回転と共にベルト43が回転する。
ベルト43の外側の面は、ラベル送出機構30から繰り出されたラベルLを受け取って、該ラベルLを印字面(非糊面)側から支持する支持面43aである。ベルト43の下側近傍には、送風を形成することでベルト43の支持面43aに吸引力(負圧)を作用させる送風機44が配設されている。送風機44によって支持面43aに吸引力が作用することで、支持面43aに載置されたラベルLは、支持面43aに吸着された状態で、ベルト43と共に斜め上方へ移動することができる。これにより、ラベルLは、支持面43aに平行なラベル搬送方向Fに沿って斜め上方に搬送される。
ラベル搬送部40によって搬送されるラベルLが貼付部7に近づくと、ベルト43部分に支持されていたラベルL部分は、上側のローラ42に沿って曲がりながら進む該ベルト43部分から離れて、斜め上方へ送り出される。ラベル搬送部40は、商品Gの搬送方向Dに見て、商品Gが搬送される速度とほぼ同じ速度(成分)となるように調整された速度により、ラベルLを送り出す。このようにして斜め上方に送り出されるラベルLは、先端から順に貼付部7に到達し、商品Gの搬送に伴って、該貼付部7に到達したラベル部分から順に商品Gの下面に貼り付けられる。
下貼式ラベル貼付装置1は、コントローラ100を備える。コントローラ100は、下貼式ラベル貼付装置1の各種動作を制御する。コントローラ100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等で構成されたコンピュータを有する。また、コントローラ100は、通信又はオペレータからの入力操作を受け付ける入力部を有する。コントローラ100は、当該入力操作に基づいて、ラベルLを添付する対象となる商品Gの商品情報を取得する。コントローラ100は、下貼式ラベル貼付装置1における任意の位置に取り付けることができる。商品情報は、例えば商品の名称、識別番号等である。コントローラ100は、例えば作業者により入力される予約情報(これから生産されるし商品に関する情報)に基づき、商品情報を下貼式ラベル貼付装置1が接続される上位装置(図示せず)から取得する。すなわち、コントローラ100は、商品情報取得部を構成する。
図4は、下貼式ラベル貼付装置1の要部を示す斜視図である。図5は、移動機構70の一部を示す分解斜視図である。図6は、移動機構70の他部及びフレーム60を示す斜視図である。図4は、図1の下貼式ラベル貼付装置1において搬送部4を外した状態を示している。以下、搬送方向Dに沿う水平方向をX方向、X方向と直交する水平方向をY方向、上下方向(鉛直方向)をZ方向として説明する。
図4、図5及び図6の何れかに示されるように、下貼式ラベル貼付装置1は、フレーム60、操作ユニットU、移動機構70、把持部90、規制部材106、位置表示板108、位置センサ110、及び指示部120を備えている。
フレーム60は、搬送部4を支持する。フレーム60は、X方向に延びる一対の桁部材61と、一対の桁部材61に架け渡されるようにY方向に延びる一対の梁部材62と、Z方向に延び且つ桁部材61及び梁部材62を支持する支柱63と、支柱63と接続されフレーム60全体を床面に設置するための4つの脚部材64と、を有する。桁部材61及び梁部材62上には、搬送部4が配置され、桁部材61及び梁部材62により搬送部4が支持されている。
操作ユニットUは、下貼式ラベル貼付装置1の動作を操作するユニットである。操作ユニットUは、例えばラベルLの貼付を開始するボタン、及び、ラベルLの貼付を停止するボタン等を有する。操作ユニットUは、フレーム60に固定されている。具体的には、操作ユニットUは、Z方向から見て搬送部4よりもY方向の一方側に位置するように、桁部材61に取り付けられている(図8参照)。以下、操作ユニットUが設けられたY方向の一方側を「手前側」と称し、その反対側を「奥側」と称する。手前側は、下貼式ラベル貼付装置1の前側(正面側)である。また、手前側は、把持部90が位置する側でもある。つまり、手前側は、把持部90に対して当該把持部90を操作する作業者が存在するY方向一方側である。
図7は、移動機構70の摺動部74及びセンサドグ部75を示す斜視図である。図4〜図7の何れかに示されるように、移動機構70は、ラベル発行部10を保持すると共に、Y方向にラベル発行部10を移動可能とする機構である。ここでの移動機構70は、Y方向におけるラベル発行部10の段階的な移動を可能とする。具体的には、移動機構70は、第1停止位置と第2停止位置と第3停止位置との間でラベル発行部10を移動可能とする。第1〜第3停止位置は、商品Gの種類に応じたラベル発行部10の停止位置である。第1〜第3停止位置は、搬送部4ないしフレーム60に対する相対的な位置であって、Y方向において互い異なる位置である。
移動機構70は、フレーム60に取り付けられている。移動機構70は、保持部材71、アーム72、上板73、摺動部74及びセンサドグ部75を有する。保持部材71は、ラベル発行部10を収容して保持する部材である。保持部材71は、ラベル発行部10における奥側の一部を載置して保持する。保持部材71は、水平面に沿って設けられラベル発行部10が載せられる底板71xと、水平面に沿って設けられラベル発行部10の上方に位置する頂板71yと、XZ面に沿って設けられ底板71x及び頂板71yの奥側に連なる背板71zと、を含む。保持部材71は、固定具(不図示)を設けてラベル発行部10を固定してもよい。
アーム72は、Y方向に延びる長尺状の部材である。アーム72は、X方向の両端が下方に折り曲げられた板状を呈する。アーム72は、保持部材71の頂板71y上に配置され、上板73の下面に固定されている。アーム72は、保持部材71で保持されたラベル発行部10よりも手前側に突き出すように延在する。アーム72の手前側の端部は、移動機構70によりラベル発行部10が移動されて最もY方向奥側の位置(奥側の最大移動限)に位置する場合において、搬送部4よりも手前側に突き出すように設けられている。上板73は、保持部材71の頂板71y上にネジ等で固定された板状の部材である。
摺動部74は、保持部材71とアーム72と上板73とを、フレーム60の梁部材62に対して吊り下げると共に当該梁部材62に沿ってY方向に摺動させる。摺動部74は、第1ブラケット74a、車輪74b及び第2ブラケット74dを有する。第1ブラケット74aは、Y方向に長尺状を呈し、Y方向から見てL字形の屈曲板部材である。第1ブラケット74aは、上板73上におけるX方向の一端部及び他端部にネジ等で固定されている。車輪74bは、第1ブラケット74aのY方向の一端部及び他端部に、X方向を軸方向とする軸74cを介して回転可能に取り付けられている。
第2ブラケット74dは、Y方向に長尺状を呈し、Y方向から見てL字形の屈曲板部材である。第2ブラケット74dは、そのL字形の水平部分上に車輪74bを載せた状態で、一対の梁部材62それぞれの側面にネジ等で固定されている。第2ブラケット74dの水平部分上には、Y方向に延びる摺動空間SRを画成する画成部材74eが設けられている。
画成部材74eは、Y方向に長尺状を呈し、X方向外側及び下側が開口する(X方向内側及び上側が閉塞する)ように折り曲げられた屈曲板部材である。画成部材74eは、第2ブラケット74dの水平部分におけるY方向の一端部及び他端部にネジ等で固定されている。固定された画成部材74eは、第2ブラケット74dと協働して摺動空間SRを画成する。摺動空間SRは、車輪74bを収容すると共に、車輪74bのX方向内側及びZ方向への移動を規制しつつ、当該車輪74bをY方向に摺動させる摺動領域となる。そのため、車輪74bは、第2ブラケット74dの水平部分の上を転がりながら、摺動空間SR内をY方向にのみ移動する。これにより、車輪74bが取り付けられた第1ブラケット74a及び第1ブラケット74aに固定された上板73は、Y方向にのみ移動する。
以上のような移動機構70においては、上板73に固定されたアーム72が手前側/奥側(Y方向)に移動されると、上板73に固定された保持部材71で保持されたラベル発行部10が、摺動部74により、X方向及びZ方向への移動が規制されながら手前側/奥側(Y方向)に移動される。
センサドグ部75は、位置センサ110用の被検出体である。センサドグ部75は、上板73上の位置センサ110に対応する位置に固定されている。センサドグ部75は、第1突出片75a、第2突出片75b及び第3突出片75cを有する。第1突出片75a、第2突出片75b及び第3突出片75cは、立設するように設けられている。第1突出片75a、第2突出片75b及び第3突出片75cのそれぞれは、後述の第1センサ111、第2センサ112及び第3センサ113のそれぞれに検出される。
第1突出片75a、第2突出片75b及び第3突出片75cは、X方向に並ぶように配置されている。第1突出片75a、第2突出片75b及び第3突出片75cは、Y方向において、ラベル発行部10の第1停止位置、第2停止位置及び第3停止位置の各間隔に対応する距離、互いに離れて配置されている。
図8は、把持部90を示す平面図である。図9は、把持部90を示す斜視図である。把持部90は、作業者に把持される部位であって、移動機構70によるラベル発行部10の移動を操作する部位である。すなわち、把持部90は、ラベル発行部10の移動操作部である。図2、図5、図8及び図9に示されるように、把持部90は、上方から見て搬送面4aよりも外側に配置される、把持部90は、上方から見て、搬送面4aよりも外側であって手前側に配置される。把持部90は、搬送面4aよりも下方に位置する。把持部90は、ラベル発行部10よりも上方に位置する。把持部90は、移動機構70と接続されている。把持部90は、アーム72と連結されている。把持部90を把持して把持部90を手前側/奥側(Y方向)に動かすことで、移動機構70(アーム72)によってラベル発行部10が手前側/奥側(Y方向)に移動する。
把持部90は、プランジャ91及び固定部93を有する。プランジャ91は、Z方向を軸方向として配置されている、プランジャ91は、その頂部に設けられたハンドル91xと、上下方向に可動するピン91yと、を含む。ハンドル91xは、ピン91yに連結されている。ハンドル91xは、作業者が手で持つ出っ張り部分である。ピン91yは、バネ等の弾性力で下方へ付勢されている。例えばプランジャ91としては、インデックスプランジャを用いることができる。このようなプランジャ91は、初期状態(通常状態)において、ピン91yが下方へ突出するように構成されている。プランジャ91のハンドル91xに上方へ一定以上の力(弾性力に抗する力)を加えた場合には、当該力に応じて初期状態からピン91yが上方へ移動する。当該力を解除した場合には、初期状態に戻るように、ピン91yが弾性力に応じて下方へ移動する。ピン91yは、規制部材106の後述の係合孔106a,106b,106cの何れかに挿入可能(係合可能)な第2係合部を構成する。
固定部93は、プランジャ91をアーム72に取り付ける部材である。固定部93は、Y方向から見て下方へ開口する逆U字形となる屈曲板部材である。固定部93の上面には、ピン91yを挿通可能としてプランジャ91が固定されている。固定部93の側面は、アーム72の側面にネジ等で固定されている。固定部93には、位置表示板108において現在の停止位置を指し示すための矢印93aが設けられている。
把持部90では、ハンドル91xを持ち上げてピン91yを持ち上げた場合、係合孔106a,106b,106cの何れかとピン91yとの係合が解除された(上下方向において互いに離れた)第1状態となる。第1状態において移動機構70によりラベル発行部10が移動するように把持部90を操作した場合(把持部90をY方向である手前側又は奥側に動かした場合)、当該係合孔106a,106b,106cの何れかとピン91yとが(手前側又は奥側に)互いに離れた第2状態となる。第2状態において、ハンドル91x及びピン91yの持ち上げを止めると共に、移動機構70によりラベル発行部10が移動するように(手前側又は奥側に)把持部90を更に操作して、係合孔106a,106b,106cの他の何れかとピン91yとが係合可能な位置に達した場合、ピン91yが下方に付勢されていることによりピン91yがハンドル91xごと下降し、係合孔106a,106b,106cの他の何れかとピン91yが係合する(詳しくは、後述)。
図10は、規制部材106を示す斜視図である。図8〜図10の何れかに示されるように、規制部材106は、ラベル発行部10の第1〜第3停止位置のそれぞれにおいて、ラベル発行部10のY方向への移動を規制する部材である。
規制部材106は、Y方向に延びる規制部本体106xと、規制部本体106xに設けられ第1〜第3停止位置のそれぞれに対応する複数の係合孔106a,106b,106cと、を有する。規制部本体106xは、桁部材61の側面に片持ち状にネジ等で固定されている。係合孔106a,106b,106cは、Y方向において、ラベル発行部10の第1停止位置、第2停止位置及び第3停止位置の各間隔に対応する距離、互いに離れている。係合孔106a,106b,106cは、把持部90のピン91yが挿入可能に設けられている。
係合孔106aにピン91yが挿入されて係合された状態では、第1停止位置にて移動機構70によるラベル発行部10の移動が規制される。係合孔106bにピン91yが挿入されて係合された状態では、第2停止位置にて移動機構70によるラベル発行部10の移動が規制される。係合孔106cにピン91yが挿入されて係合された状態では、第3停止位置にて移動機構70によるラベル発行部10の移動が規制される。係合孔106a,106b,106cからピン91yが外れてこれらの係合が解除された状態では、移動機構70によるラベル発行部10の移動が許容される。係合孔106a,106b,106cは、第1〜第3停止位置のそれぞれに対応する複数の第1係合部を構成する。
位置表示板108は、ラベル発行部10のY方向の現在位置を作業者に示す部材である。位置表示板108は、第1停止位置に対応する第1目盛108aと、第2停止位置に対応する第2目盛108bと、第3停止位置に対応する第3目盛108cと、を有する。位置表示板108は、桁部材61の側面にネジ等で固定されている。ラベル発行部10の停止位置が第1停止位置の場合、第1目盛108aに固定部93の矢印93aが合わせられる。ラベル発行部10の停止位置が第2停止位置の場合、第2目盛108bに矢印93aが合わせられる。ラベル発行部10の停止位置が第3停止位置の場合、第3目盛108cに矢印93aが合わせられる。
図11は、位置センサ110を示す斜視図である。図11に示されるように、位置センサ110は、Y方向におけるラベル発行部10の位置を検知するセンサである。位置センサ110としては、例えば光学式センサを用いることができる。位置センサ110の検知結果は、コントローラ100へ出力される。位置センサ110は、第1センサ111、第2センサ112及び第3センサ113を有する。第1センサ111、第2センサ112及び第3センサ113は、X方向に並ぶように配置されている。
第1センサ111は、センサドグ部75の第1突出片75aに対応して設けられている。第2センサ112は、センサドグ部75の第2突出片75bに対応して設けられている。第3センサ113は、センサドグ部75の第3突出片75cに対応して設けられている。第1センサ111、第2センサ112及び第3センサ113は、下方に開口する矩形箱状のセンサ取付け用ケース114内に配置され、センサ取付け用ケース114の底面に固定されている。センサ取付け用ケース114は、梁部材62の側面にネジ等で固定されている。センサ取付け用ケース114の底面には、円形の貫通孔としての確認窓114aが設けられている。作業者は、確認窓114aを利用することで、センサドグ部75のY方向の位置を目視で確認しやすくなる。
位置センサ110では、ラベル発行部10の停止位置が第1停止位置の場合、第1センサ111からの光が第1突出片75aで遮光され、第1センサ111のみがセンサドグ部75を検知する。ラベル発行部10の停止位置が第2停止位置の場合、第2センサ112からの光が第2突出片75bで遮光され、第2センサ112のみがセンサドグ部75を検知する。ラベル発行部10の停止位置が第3停止位置の場合、第3センサ113からの光が第3突出片75cで遮光され、第3センサ113のみがセンサドグ部75を検知する。
図3に戻り、指示部120は、コントローラ100で取得した商品情報と、位置センサ110で検知したラベル発行部10の現在の停止位置(位置)と、に基づいて、作業者にラベル発行部10の移動を指示する。指示部120は、コンピュータ及びディスプレイを有する。指示部120は、例えば商品情報を用いてデータベースから目標停止位置を導出し、目標停止位置と検知した現在の停止位置とが一致していない場合、ラベル発行部10の移動ないし目標停止位置を報知する。指示部120の指示態様は特に限定されず、指示部120としてスピーカを有する場合には、ラベル発行部10の移動を音声で指示してもよい。図1及び図4に示されるように、操作ユニットU、把持部90、規制部材106及び位置表示板108は、その手前側がカバーCに覆われている。
次に、下貼式ラベル貼付装置1において、ラベル発行部10をY方向に移動する場合の一例を説明する。
一例として、ラベル発行部10は、移動前において第2停止位置に停止しているとする(図4及び図8参照)。この移動前では、把持部90のピン91yが規制部材106の係合孔106bに挿入されて係合され、把持部90及び移動機構70のY方向への移動がロックされている。位置表示板108の第2目盛108bが矢印93aに指し示されている。
第2停止位置に停止中のラベル発行部10を手前に移動させ、第1停止位置に停止させる場合には、まず、把持部90のプランジャ91のハンドル91xを持ち上げ、ピン91yを上方へ移動させ、係合孔106bからピン91yを外してこれらの係合を解除する。これにより、移動機構70によるラベル発行部10のY方向の移動が許容される状態とする。続いて、把持部90を手前側へずらして、ラベル発行部10を手前側へずらす。これと共に、ハンドル91xの持ち上げを止めて、ピン91yに付勢される弾性力によりピン91yの位置を下方へ戻す。このとき、Y方向においてピン91yは係合孔106bの位置から離れており、ピン91yの下端は規制部材106の規制部本体106xの上面に当接(摺動)する。
そして、把持部90を手前側へ更に移動させ、Y方向においてピン91yが係合孔106aの位置まで手前側へ移動したとき、ピン91yに付勢される弾性力により自動的に(自然に)ピン91yが下方へ移動して係合孔106aに挿入し、ピン91yが係合孔106aに係合される。これにより、ラベル発行部10が第1停止位置に停止すると共に、把持部90及び移動機構70のY方向への移動がロックされる。位置表示板108の第1目盛108aが矢印93aに指し示される。
他方、第2停止位置に停止中のラベル発行部10を手前に移動させ、第3停止位置に停止させる場合には、まず、把持部90のプランジャ91のハンドル91xを持ち上げ、ピン91yを上方へ移動させ、係合孔106bからピン91yを外してこれらの係合を解除する。これにより、移動機構70によるラベル発行部10のY方向の移動が許容される状態とする。続いて、把持部90を奥側へずらして、ラベル発行部10を奥側へずらす。これと共に、ハンドル91xの持ち上げを止めて、ピン91yに付勢される弾性力によりピン91yの位置を下方へ戻す。このとき、Y方向においてピン91yは係合孔106bの位置から離れており、ピン91yの下端は規制部材106の規制部本体106xの上面に当接(摺動)する。
そして、把持部90を奥側へ更に移動させ、Y方向においてピン91yが係合孔106cの位置まで奥側へ移動したとき、ピン91yに付勢される弾性力により自動的にピン91yが下方へ移動して係合孔106cに挿入し、ピン91yが係合孔106cに係合される。これにより、ラベル発行部10が第3停止位置に停止すると共に、把持部90及び移動機構70のY方向への移動がロックされる。位置表示板108の第3目盛108cが矢印93aに指し示される。
ところで、一般的な下貼式ラベル貼付装置では、ラベル発行部10の位置は基本的に固定のため、商品Gの下面(トレーの底面等)におけるラベルLの貼付位置も固定である。よって、商品Gの下面のサイズ等によっては、ラベルLが端に寄ったり、はみ出たり、凸部に乗って剥がれやすくなったりする。この点、本実施形態の下貼式ラベル貼付装置1では、作業者は、搬送面4aよりも外側に配置される把持部90を把持して操作することで、ラベル発行部10をY方向に移動させることができる。これにより、作業者は、搬送面4aの下に潜り込むことなく、搬送面4aの側方(手前側)からラベル発行部10にアクセスすることができる。そのため、作業者は、ラベル発行部10をY方向(手前側又は奥側)に移動させ、ラベル発行口(例えばラベル送出機構30)のY方向における位置を変更する作業を簡易に且つ短時間で行うことができる。搬送部4の下部の奥まった位置での操作が不要となる。すなわち、商品Gの下面におけるラベルLの貼付位置を容易に調整することが可能となる。
下貼式ラベル貼付装置1では、把持部90は、上方から見て、搬送面4aよりも手前側(把持部90を把持する作業者側)に配置されている。このような構成によれば、把持部90を把持して操作することが容易となる。ラベルLの貼付位置を一層容易に調整することが可能となる。
下貼式ラベル貼付装置1では、移動機構70は、摺動部74においてX方向及びZ方向へのラベル発行部10の移動を規制する。このような構成によれば、ラベル発行部10をX方向及びZ方向にずれない(移動しない)ように規制しながらY方向に移動させることが容易となる。ラベル発行部10のラベル発行口の位置を安定させ、ラベル貼付位置を正しい位置に保つことができる。
下貼式ラベル貼付装置1は、商品Gの種類に応じた第1〜第3停止位置においてラベル発行部10のY方向への移動を規制する規制部材106を備える。このような構成によれば、例えば商品Gの下面のサイズに応じた第1〜第3停止位置にラベル発行部10を配置することが容易となる。また、ラベル発行部10のY方向への移動が規制されるため、商品Gの搬送等に起因してラベル発行部10にY方向の力が加わったとしても、搬送部4とラベル発行口とのY方向の位置関係がずれるのを抑制することができる。その結果、商品Gに対して正しい位置に精度よくラベルLを貼付することができる。
下貼式ラベル貼付装置1では、規制部材106は、Y方向におけるラベル発行部10が停止する第1〜第3停止位置に対応する複数の係合孔106a〜106cを有する。把持部90は、係合孔106a〜106cと係合可能なピン91yを有する。係合孔106a〜106cは、ピン91yと係合した状態において、移動機構70によるラベル発行部10の移動を規制し、ピン91yとの係合が解除された状態において、移動機構70によるラベル発行部10の移動を許容する。このような構成によれば、作業者は、係合孔106a〜106cの何れかに対するピン91yとの係合を解除することにより、ラベル発行部10を移動可能にすると共に、把持部90を操作してラベル発行部10をY方向に移動させることができる。そして、作業者は、係合孔106a〜106cの他の何れかに対してピン91yを係合させることにより、係合孔106a〜106cの他の何れかに対応する停止位置においてラベル発行部10の移動を規制することができる。すなわち、複数の停止位置の間でラベル発行部10の位置を容易に変更することが可能となる。
下貼式ラベル貼付装置1では、把持部90は、ピン91yに連結されたハンドル91xを有し、ピン91yは、下方に付勢されている。ハンドル91x及びピン91yを持ち上げた場合、係合孔106a,106b,106cの何れかとピン91yとの係合が解除された第1状態となる。第1状態において、移動機構70によりラベル発行部10が移動するように把持部90を操作した場合、当該係合孔106a,106b,106cの何れかとピン91yとが互いに離れた第2状態となる。第2状態において、ハンドル91x及びピン91yの持ち上げを止めると共に、移動機構70によりラベル発行部10が移動するように把持部90を更に操作し、係合孔106a,106b,106cの他の何れかとピン91yとが係合可能な位置に達した場合、ピン91yが下方に付勢されていることによりハンドル91x及びピン91yが下降し、係合孔106a,106b,106cの他の何れかとピン91yが係合する。このような構成によれば、複数の停止位置の間でラベル発行部10の位置を容易に変更することを、具体的に実現できる。
下貼式ラベル貼付装置1では、把持部90は、搬送面4aよりも下方に位置している。このような構成によれば、搬送面4aにおける作業、及び、搬送面4aの上方における作業を作業者が行う際に、把持部90が作業者に干渉することを抑制できる。例えば、搬送面4aにおける作業としては、搬送部4の下流端で乗り継ぎに失敗して引っかかってしまった商品Gの除去作業が挙げられる。例えば、搬送面4aの上方における作業としては、商品Gの上面にラベルLを貼付する上貼式ラベル貼付装置を下方且つ手前に引き下げて、上貼式ラベル貼付装置のラベルカセットを交換する作業が挙げられる。
下貼式ラベル貼付装置1では、把持部90は、ラベル発行部10よりも上方に位置している。このような構成によれば、作業者がラベル発行部10に対する作業(例えばラベル交換作業)を行う際に、把持部90が邪魔になることを抑制できる。例えば、ラベル発行部10の台紙レスラベルロールLR(図3参照)を交換する際には、ラベル発行部10の前側を開閉機構18(図2参照)により手前側に片開きさせることから、把持部90がラベル発行部10よりも上方であると、これらが干渉しないために有効である。
下貼式ラベル貼付装置1では、コントローラ100(商品情報取得部)により、商品Gの商品情報を取得する。Y方向におけるラベル発行部10の位置を位置センサ110が検知すると、指示部120は、コントローラ100で取得した商品情報と、位置センサ110で検知したラベル発行部10の位置と、に基づいて、作業者にラベル発行部10の移動を指示する。このような構成によれば、作業者は、商品Gに合わせてラベル発行部10の移動を適切に行うことが可能となる。
なお、指示部120による移動の指示は、ラベル発行部10が正しい位置にない場合の移動指示等を含む。指示部120は、作業者にラベル発行部10の移動を指示する際、位置表示板108が表示する第1目盛108a、第2目盛108b及び第3目盛108cの何れに対応させてラベル発行部10を移動させるかを指示してもよい。
下貼式ラベル貼付装置1は、位置表示板108を備えている。これにより、ラベル発行部10の現在位置を確実に目視することができる。また、下貼式ラベル貼付装置1では、把持部90がX方向におけるラベル発行部10の中央位置に接続されている。これにより、把持部90を手前側又は奥側に移動させた際に、Z軸回りに回転するような力がラベル発行部10に働くのを抑制することができる。
以上、実施形態について説明してきたが、本発明の一態様は上記実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
上記実施形態では、把持部90の全体が搬送面4aよりも手前側に配置されているが、把持部90の少なくとも一部が搬送面4aよりも手前側に配置されていればよい。把持部90の少なくとも一部は、搬送面4aよりも奥側に配置されていてもよく、要は、上方から見て搬送面4aの外側に配置され、作業者により搬送面4aの外側からアクセスできればよい。
上記実施形態では、ラベル発行部10がY方向に段階的に(第1〜第3停止位置に停止するように)移動可能に構成されているが、ラベル発行部10がY方向に無段階に(所望の停止位置に停止するように)移動可能に構成されていてもよい。上記実施形態では、第1方向をY方向としているが、これに限定されない。第1方向は、搬送方向D(X方向)と交差する方向であればよい。
上記実施形態では、第1係合部は係合孔106a〜106cに限定されず、第2係合部と係合できるものであれば、種々の要素であってもよい。上記実施形態では、第2係合部はピン91yに限定されず、第1係合部と係合できるものであれば、種々の要素であってもよい。上記実施形態では、商品Gの上面にラベルLを貼り付ける上貼式ラベル貼付装置、及び、商品Gの側面にラベルLを貼り付ける側貼式ラベル貼付装置の少なくとも何れかを更に備えていてもよい。ここで、上貼式ラベル貼付装置は、搬送される商品Gの上面にラベルを貼付するため、搬送面4aの上方に配置される。したがって、特にこの場合、把持部90を、搬送面4aよりも下方に位置するように配置し、上貼式ラベル貼付装置に対する作業(ラベルカセットの交換作業等)を行う作業者に干渉することを抑制する(作業者の邪魔になることをなくす)のが好ましい。
上記実施形態及び変形例における各構成には、上述した材料及び形状に限定されず、様々な材料及び形状を適用することができる。上記実施形態又は変形例における各構成は、他の実施形態又は変形例における各構成に任意に適用することができる。上記実施形態又は変形例における各構成の一部は、本発明の一態様の要旨を逸脱しない範囲で適宜に省略可能である。
1…下貼式ラベル貼付装置、4…搬送部、4a…搬送面、10…ラベル発行部、70…移動機構、90…把持部、91x…ハンドル、91y…ピン(第2係合部)、100…コントローラ(商品情報取得部)、106…規制部材、106a,106b,106c…係合孔(第1係合部)、110…位置センサ、120…指示部、G…商品、L…ラベル。
Claims (9)
- 商品を搬送する搬送面を有する搬送部と、
前記搬送面よりも下方に配置され、前記商品の下面に貼り付けるラベルを発行するラベル発行部と、
前記ラベル発行部を保持すると共に、前記搬送部の搬送方向と交差する第1方向に前記ラベル発行部を移動可能とする移動機構と、
作業者に把持される部位であって、前記移動機構と接続され、前記移動機構による前記ラベル発行部の移動を操作する把持部と、を備え、
前記把持部の少なくとも一部は、上方から見て前記搬送面よりも外側に配置される、下貼式ラベル貼付装置。 - 前記把持部の少なくとも一部は、上方から見て、前記搬送面よりも外側であって前記把持部を把持する作業者側に配置される、請求項1に記載の下貼式ラベル貼付装置。
- 前記移動機構は、前記搬送方向及び上下方向への前記ラベル発行部の移動を規制する、請求項1又は2に記載の下貼式ラベル貼付装置。
- 前記商品の種類に応じた停止位置において前記ラベル発行部の前記第1方向への移動を規制する規制部材を備える、請求項1〜3の何れか一項に記載の下貼式ラベル貼付装置。
- 前記規制部材は、前記第1方向における前記ラベル発行部が停止する複数の停止位置に対応する複数の第1係合部を有し、
前記把持部は、前記第1係合部と係合可能な第2係合部を有し、
前記第1係合部は、
前記第2係合部と係合した状態において、前記移動機構による前記ラベル発行部の移動を規制し、
前記第2係合部との係合が解除された状態において、前記移動機構による前記ラベル発行部の移動を許容する、請求項4に記載の下貼式ラベル貼付装置。 - 前記把持部は、前記第2係合部に連結されたハンドルを有し、
前記第2係合部は、下方に付勢されており、
前記ハンドル及び前記第2係合部を持ち上げた場合、前記第1係合部と前記第2係合部との係合が解除された第1状態となり、
前記第1状態において、前記移動機構により前記ラベル発行部が移動するように前記把持部を操作した場合、当該第1係合部と前記第2係合部とが互いに離れた第2状態となり、
前記第2状態において、前記ハンドル及び前記第2係合部の持ち上げを止めると共に、前記移動機構により前記ラベル発行部が移動するように前記把持部を更に操作し、他の前記第1係合部と前記第2係合部とが係合可能な位置に達した場合、前記第2係合部が下方に付勢されていることにより前記ハンドル及び前記第2係合部が下降し、他の前記第1係合部と前記第2係合部が係合する、請求項5に記載の下貼式ラベル貼付装置。 - 前記把持部は、前記搬送面よりも下方に位置する、請求項1〜6の何れか一項に記載の下貼式ラベル貼付装置。
- 前記把持部は、前記ラベル発行部よりも上方に位置する、請求項1〜7の何れか一項に記載の下貼式ラベル貼付装置。
- 前記ラベルを貼付する対象となる前記商品の商品情報を取得する商品情報取得部と、
前記第1方向における前記ラベル発行部の位置を検知する位置センサと、
前記商品情報取得部で取得した前記商品情報と、前記位置センサで検知した前記ラベル発行部の位置と、に基づいて、作業者に前記ラベル発行部の移動を指示する指示部と、を備える、請求項1〜8の何れか一項に記載の下貼式ラベル貼付装置。
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JP2020045716A JP2021147060A (ja) | 2020-03-16 | 2020-03-16 | 下貼式ラベル貼付装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2020045716A Pending JP2021147060A (ja) | 2020-03-16 | 2020-03-16 | 下貼式ラベル貼付装置 |
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2020
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