JP2021146625A - 印刷装置、印刷装置におけるインク補充方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷装置のコストアップを抑えつつ、インク吐出ヘッドによるインクの消費量に応じてサブタンクに的確にインクを補充する。【解決手段】インク吐出ヘッドHのノズルNの吐出回数に関するカウント値Vcと、単一のノズルNが1回に吐出するインク量に関するドロップマス情報Idとに基づき、インク吐出ヘッドHによるインクの消費量が推定される。サブタンク62aに補充すべき量のインクを送液するためのポンプPaの駆動量が、推定されたインクの消費量に基づき決定され。さらに、サブタンク62aに対して設けられた液位検出センサSaは、サブタンク62aに対して設けられた単一の基準レベルLa以上のインクがサブタンク62a内に存在するか否かを検出する。そして、液位検出センサSaによる検出結果に基づき、サブタンク62aの駆動量が補正される。【選択図】図2

Description

この発明は、メインタンクより少量のインクを貯留するサブタンクからインク吐出ヘッドに供給したインクをインク吐出ヘッドから吐出する印刷技術に関し、特にインク吐出ヘッドによるインクの消費に応じてサブタンクにインクを補充する技術に関する。
例えば特許文献1に記載されているように、メインタンクより少量のインクを貯留するサブタンクからインク吐出ヘッドに供給したインクをインク吐出ヘッドから吐出することで、画像を印刷する印刷装置が知られている。また、かかる印刷装置では、インク吐出ヘッドのインクの消費に応じて、サブタンクにインクが適宜補充される。
特開2011−51169号公報
ところで、サブタンク内でインクに加わる圧力は、印刷品質に影響する。したがって、サブタンク内のインクの貯留量が所定の範囲に収まるように、サブタンクにインクを補充することが求められる。ただし、印刷する画像に応じてインク吐出ヘッドによるインクの消費量は変動するため、インクの消費量に応じてサブタンクに的確にインクを補充することは容易ではない。かかる状況に対応する手法の一つとしては、サブタンクにおけるインクの液面を連続的に計測できる計測器を設けて、計測器によって計測したインクの消費量だけインクを補充することが考えられる。ただし、このような計測器は高価であり、印刷装置のコストアップの一因となる。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、サブタンクから供給されたインクをインク吐出ヘッドが吐出することで画像を印刷するにあたり、印刷装置のコストアップを抑えつつ、インク吐出ヘッドによるインクの消費量に応じてサブタンクに的確にインクを補充することを可能とする技術の提供を目的とする。
本発明に係る印刷装置は、インクを吐出する複数のノズルを有し、複数のノズルからインクを基材の記録面に吐出するインク吐出ヘッドと、インクを貯留するメインタンクと、メインタンクよりも少量のインクを貯留する第1のサブタンクと、第1のサブタンクに対して設けられた単一の基準量である第1の基準量以上のインクが第1のサブタンク内に存在するか否かを検出する第1の液位検出センサと、第1のサブタンクに接続されて、メインタンクから供給されたインクを第1のサブタンクに供給する第1の供給管と、第1の供給管に対して設けられ、第1の供給管から第1のサブタンクへインクを送液する第1のポンプと、第1のサブタンクとインク吐出ヘッドとを流路接続し、第1のサブタンクに貯留されたインクをインク吐出ヘッドに供給する第2の供給管と、制御部と、を備え、制御部は、複数のノズルそれぞれのインクの吐出回数に関する吐出回数情報あるいは複数のノズルから吐出されるインクによって印刷する画像を示す印刷画像情報を記憶するとともに、単一のノズルが1回に吐出するインク量に関する単位吐出量情報を記憶する記憶部と、記憶部に記憶された吐出回数情報あるいは印刷画像情報と、単位吐出量情報とに基づき、インク吐出ヘッドによるインクの消費量を推定するインク消費量推定部と、インク消費量推定部により推定されたインクの消費量に基づき、第1のサブタンクに補充すべき量のインクを送液するための第1のポンプの駆動量を決定する第1のポンプ駆動量決定部と、第1のポンプ駆動量決定部により決定された駆動量で第1のポンプを駆動する第1のポンプ制御部と、第1の液位検出センサによる検出結果に基づき、第1のポンプ駆動量決定部により決定された駆動量を補正する第1のポンプ駆動量補正部と、を含み、第1ポンプ駆動量補正部が第1のポンプの駆動量を補正すると、ポンプ制御部は、第1ポンプ駆動量補正部により補正された駆動量で第1のポンプを駆動する。
本発明に係る印刷装置におけるインク補充方法は、インクを吐出する複数のノズルを有し、複数のノズルからインクを基材の記録面に吐出するインク吐出ヘッドと、インクを貯留するメインタンクと、メインタンクよりも少量のインクを貯留する第1のサブタンクと、第1のサブタンクに接続されて、メインタンクから供給されたインクを第1のサブタンクに供給する第1の供給管と、第1の供給管に対して設けられ、第1の供給管から第1のサブタンクへインクを送液する第1のポンプと、第1のサブタンクとインク吐出ヘッドとを流路接続し、第1のサブタンクに貯留されたインクをインク吐出ヘッドに供給する第2の供給管と、を備える印刷装置におけるインクの補充方法であって、複数のノズルそれぞれのインクの吐出回数に関する吐出回数情報あるいは複数のノズルから吐出されるインクによって印刷する画像を示す印刷画像情報を記憶するとともに、単一のノズルが1回に吐出するインク量に関する単位吐出量情報を記憶する記憶部に記憶された吐出回数情報あるいは印刷画像情報と、単位吐出量情報とに基づき、インク吐出ヘッドによるインクの消費量を推定するインク消費量推定工程と、インク消費量推定工程により推定されたインクの消費量に基づき、第1のサブタンクに補充すべき量のインクを送液するための第1のポンプの駆動量を決定するポンプ駆動量決定工程と、ポンプ駆動量決定工程により決定された駆動量で第1のポンプを駆動するポンプ制御工程と、第1のサブタンクに対して設けられた単一の基準量である第1の基準量以上のインクが第1のサブタンク内に存在するか否かを検出する第1の液位検出センサによる検出結果に基づき、ポンプ駆動量決定工程により決定された駆動量を補正するポンプ駆動量補正工程と、を備え、ポンプ駆動量補正工程で第1のポンプの駆動量を補正すると、ポンプ制御工程では、ポンプ駆動量補正工程により補正された駆動量で第1のポンプを駆動する。
このように構成された本発明(印刷装置、印刷装置におけるインク補充方法)では、インク吐出ヘッドが有する複数のノズルそれぞれのインクの吐出回数に関する吐出回数情報あるいは複数のノズルから吐出されるインクによって印刷する画像を示す印刷画像情報が記憶部に記憶されている。また、この記憶部には、単一のノズルが1回に吐出するインク量に関する単位吐出量情報が記憶されている。そして、記憶部に記憶された吐出回数情報あるいは印刷画像情報と単位吐出量情報とに基づき、インク吐出ヘッドによるインクの消費量が推定される。こうして、印刷する画像に応じたインクの消費量が推定される。そして、第1のサブタンクに補充すべき量のインクを送液するための第1のポンプの駆動量が、推定されたインクの消費量に基づき決定され、第1のサブタンクへインクを送液する第1のポンプが、この駆動量で駆動される。これによって、画像の印刷に伴うインクの消費量に応じて、第1のサブタンクへインクを送液することが可能となっている。
ただし、推定されたインクの消費量は誤差を含みうる。本発明では、かかる誤差に対応するために、さらに次の構成を備える。つまり、第1のサブタンクに対しては第1の液位検出センサが設けられており、この第1の液位検出センサは、第1のサブタンクに対して設けられた単一の基準量である第1の基準量以上のインクが第1のサブタンク内に存在するか否かを検出する。そして、第1の液位検出センサによる検出結果に基づき、第1ポンプの駆動量が補正され、こうして補正された駆動量で第1ポンプが駆動される。つまり、第1のサブタンクに設けられた第1液位検出センサの検出結果に基づき、第1ポンプの駆動量が補正される。したがって、インクの消費量の推定値が誤差を含む場合であっても、インクの消費量に応じて第1のサブタンクへインクを送液できる。しかも、第1液位検出センサは、単一の基準量である第1の基準量以上のインクが存在するか否かを検出するものであり、インク量を連続的に計測する計測器と比較して安価である。よって、本発明では、印刷装置のコストアップを抑えつつ、インク吐出ヘッドによるインクの消費量に応じて第1のサブタンクに的確にインクを補充することが可能となっている。
なお、本発明の適用対象となる具体的な構成は種々想定される。したがって、第1の供給管は、メインタンクに接続されており、メインタンクと第1のサブタンクを流路接続するように、印刷装置を構成してもよい。
あるいは、メインタンクよりも少量のインクを貯留し、第1のサブタンクよりも高い内圧を有する第2のサブタンクと、メインタンクと第2のサブタンクとを流路接続する第3の供給管と、第3の供給管に対して設けられて、メインタンクから第3の供給管に供給されたインクを、第3の供給管から第2のサブタンクに送液する第2のポンプと、インク吐出ヘッドと第2のサブタンクとを流路接続して、インク吐出ヘッドから第2のサブタンクにインクを供給する第4の供給管と、をさらに備え、第1の供給管は、第3の供給管と第2のサブタンクとを経由してメインタンクから供給されたインクを第1のサブタンクに供給するように、印刷装置を構成してもよい。
また、第2のサブタンクに対して設けられた単一の基準量である第2の基準量以上のインクが第2のサブタンク内に存在するか否かを検出する第2の液位検出センサをさらに備え、制御部は、インク消費量推定部により推定されたインクの消費量に基づき、第2のサブタンクに補充すべき量のインクを送液するための第2のポンプの駆動量を決定する第2のポンプ駆動量決定部と、第2のポンプ駆動量決定部により決定された駆動量で第2のポンプを駆動する第2のポンプ制御部と、第2の液位検出センサによる検出結果に基づき、第2のポンプ駆動量決定部により決定された駆動量を補正する第2のポンプ駆動量補正部と、を含み、第2のポンプ駆動量補正部が第2のポンプの駆動量を補正すると、第2のポンプ制御部は、第2ポンプ駆動量補正部により補正された駆動量で第2のポンプを駆動するように、印刷装置を構成してもよい。かかる構成では、印刷装置のコストアップを抑えつつ、インク吐出ヘッドによるインクの消費量に応じて第2のサブタンクに的確にインクを補充することが可能となる。
また、第1の液位検出センサは、第1の基準量以上のインクが第1のサブタンク内に存在する場合に存在信号を出力し、第1の基準量以上のインクが第1のサブタンク内に存在しない場合に不存在信号を出力し、第1のポンプ駆動量補正部は、第1のポンプ駆動量決定部で決定された駆動量で第1のポンプが所定の監視期間駆動された時点で、第1の液位検出センサから出力される信号が存在信号と不存在信号との間で切り替わらない場合に、第1のポンプの駆動量を補正するように、印刷装置を構成してもよい。こうして、第1の液位検出センサの検出結果に基づき駆動量を適切に補正することができる。
具体的には、第1のポンプ駆動量補正部は、第1の液位検出センサが存在信号を監視期間継続して出力する場合には、第1のポンプ駆動量決定部で決定された駆動量を減少させる一方、第1の液位検出センサが、不存在信号を監視期間継続して出力する場合には、第1のポンプ駆動量決定部で決定された駆動量を増加させるように、第1のポンプの駆動量を補正するように、印刷装置を構成してもよい。これによって、インク吐出ヘッドによるインクの消費量に応じて第1のサブタンクに的確にインクを補充することができる。
また、第1のポンプ駆動量補正部は、第1のポンプの駆動量の補正後に監視期間より短い再監視期間、第1の液位検出センサから出力される信号が存在信号と不存在信号との間で切り替わらない場合に第1のポンプの駆動量を再度補正する再補正動作を実行するように、印刷装置を構成してもよい。これによって、最初の補正が不十分であった場合においても、インク吐出ヘッドによるインクの消費量に応じて第1のサブタンクに的確にインクを補充することができる。
また、第1のポンプ駆動量補正部は、再監視期間を短くしながら再補正動作を繰り返し実行するように、印刷装置を構成してもよい。これによって、第1のサブタンクへのインクの補充が的確に実行されるまで補正(再補正動作)を繰り返すことができる。しかも、再補正動作の実行の度に再監視期間を短くしているため、第1のサブタンクへのインクの的確な補充を速やかに実現することができる。
以上のように、本発明によれば、サブタンクから供給されたインクをインク吐出ヘッドが吐出することで画像を印刷するにあたり、印刷装置のコストアップを抑えつつ、インク吐出ヘッドによるインクの消費量に応じてサブタンクに的確にインクを補充することが可能となる。
図1は本発明に係る印刷装置を備えた印刷システムの一例を模式的に示す正面図。 印刷装置においてインク吐出ヘッドにインクを供給するインク供給システムを模式的に示す図。 印刷装置においてインク吐出ヘッドを制御する制御部の電気的構成を示すブロック図。 図3の制御部によって実行されるインク補充方法を示すフローチャート。 ポンプ能力情報の一例を模式的に示す図。 図4のインク補充方法の実行結果を模式的に示す図。 インク供給システムの変形例を模式的に示す図。
図1は本発明に係る印刷装置を備えた印刷システムの一例を模式的に示す正面図である。図1では、水平方向Xおよび鉛直方向Zを適宜示す。図1に示すように、印刷システム1は、印刷装置2、乾燥装置3、印刷装置4および乾燥装置5をこの順で水平方向X(配列方向)に配列した構成を具備する。この印刷装置1は、繰出ロール11から巻取ロール12へロール・トゥ・ロールで長尺帯状の印刷媒体Mを搬送しつつ、印刷装置2で印刷した印刷媒体Mを乾燥装置3で乾燥させ、さらに印刷装置4で印刷した印刷媒体Mを乾燥装置5で乾燥させる。なお、印刷媒体Mとしては、紙あるいはフィルム等の種々の素材を利用できる。また、以下では、印刷媒体Mの両面のうち、画像が印刷される面を表面と、表面の反対側の面を裏面と適宜称する。
印刷装置2は、印刷媒体Mを搬送する搬送部21を備える。搬送部21は、印刷装置2に搬入されてきた印刷媒体Mを支持するローラ211と、乾燥装置3に向けて印刷媒体Mを搬出するローラ212と、ローラ211とローラ212との間に配列された複数の複数のローラ213とを有する。これらローラ211、212、213は、下方を向く印刷媒体Mの裏面を巻き掛けることで、印刷媒体Mを支持する。さらに、印刷装置2は、複数のローラ213に支持された印刷媒体Mの表面に上方から対向する複数のインク吐出ヘッドHを備え、複数のインク吐出ヘッドHは互いに異なる色のカラーインクをインクジェット方式で印刷媒体Mの表面に吐出することで、印刷媒体Mにカラー画像を印刷する。
乾燥装置3は、印刷装置2から搬出されてきた印刷媒体Mを搬送する搬送部31を備える。この搬送部31は、乾燥装置3に搬入された印刷媒体Mを支持するローラ311と、ローラ311の下方で水平方向Xに並ぶ一対のエアターンバー312、313とを有する。エアターンバー312は、ローラ311から下降してきた印刷媒体Mを水平方向Xの一方側(図1の左側)に向けて折り曲げ、エアターンバー313は、エアターンバー312から水平方向Xに進んできた印刷媒体Mを上方に向けて折り曲げる。また、搬送部31は、一対のエアターンバー312、313の上方で水平方向Xに並ぶ一対のローラ314、315を有する。ローラ314は、エアターンバー313から上昇してきた印刷媒体Mを水平方向Xの一方側に向けて折り曲げ、ローラ315は、ローラ314から水平方向Xに進んできた印刷媒体Mを下方に向けて折り曲げる。さらに、搬送部31は、ローラ315の下方に配置されたエアターンバー316を有する。このエアターンバー316は、ローラ315から下降してきた印刷媒体Mを水平方向Xの一方側に向けて折り曲げて、印刷装置4に向けて印刷媒体Mを搬出する。ローラ311、314、315は印刷媒体Mの裏面を巻き掛けることで印刷媒体Mを支持し、エアターンバー312、313、316は、印刷媒体Mの表面にエアを噴射することで印刷媒体Mを支持する。
さらに、乾燥装置3は、ローラ311とエアターンバー312との間の印刷媒体Mの表面に対向するヒータ32と、エアターンバー313とローラ314との間の印刷媒体Mの表面に対向するヒータ33と、ローラ315とエアターンバー316との間の印刷媒体Mの表面に対向するヒータ34とを備える。これらヒータ32、33、34は、印刷媒体Mの表面を加熱することで、印刷媒体Mに付着したインクを乾燥させる。
印刷装置4は、乾燥装置3から搬出されてきた印刷媒体Mを搬送する搬送部41を備える。この搬送部41は、印刷装置4に搬入された印刷媒体Mを上方へ折り返すエアターンバー411と、エアターンバー411の上方で並ぶローラ412、413、414、415を有する。これらローラ412〜415は、エアターンバー411から上昇してきた印刷媒体Mを水平方向Xの一方側に向けて搬送する。これによって、印刷媒体Mは、ローラ415から乾燥装置5に向けて水平方向Xに搬出される。エアターンバー411は、印刷媒体Mの表面にエアを噴射することで印刷媒体Mを支持し、ローラ412〜415は、下方を向く印刷媒体Mの裏面を巻き掛けることで、印刷媒体Mを支持する。さらに、印刷装置4は、複数のローラ413、414に支持された印刷媒体Mの表面に上方から対向するインク吐出ヘッドHを備え、インク吐出ヘッドHは白インクをインクジェット方式で印刷媒体Mの表面に吐出することで、印刷媒体Mに白画像を印刷する。
乾燥装置5は、印刷装置4から搬出されてきた印刷媒体Mを搬送する搬送部51を備える。搬送部51は、乾燥装置5に搬入されてきた印刷媒体Mを支持するローラ511と、ローラ511の水平方向Xの一方側で鉛直方向Zに並ぶ一対のローラ512、513とを有する。ローラ512は、ローラ511から水平方向Xの一方側に搬送されてきた印刷媒体Mを下方に向けて折り曲げ、ローラ513は、ローラ512から下降してきた印刷媒体Mを水平方向Xの他方側(図1の右側)に向けて折り曲げる。また、搬送部51は、ローラ513の水平方向Xの他方側であってローラ511の下方で鉛直方向Zに並ぶ一対のエアターンバー514、515を有する。エアターンバー514は、ローラ513から水平方向Xの他方側に搬送されてきた印刷媒体Mを下方に向けて折り曲げ、エアターンバー515は、エアターンバー514から下降してきた印刷媒体Mを水平方向Xの一方側に向けて折り曲げる。さらに、搬送部51は、エアターンバー515の水平方向Xの一方側に配置されたローラ516を有し、ローラ516は、エアターンバー515から水平方向の一方側に搬送されてきた印刷媒体Mを、さらに一方側に向けて搬送する。これによって、印刷媒体Mは、ローラ516から巻取ロール12へ向けて搬出される。ローラ511、512、513、516は、印刷媒体Mの裏面を巻き掛けることで印刷媒体Mを支持し、エアターンバー514、515は印刷媒体Mの表面にエアを噴射することで、印刷媒体Mを支持する。
さらに、乾燥装置5はローラ511とローラ512との間の印刷媒体Mの表面に対向するヒータ52と、ローラ513とエアターンバー514との間の印刷媒体Mの表面に対向するヒータ53と、エアターンバー515とローラ516との間の印刷媒体Mの表面に対向するヒータ54とを備える。これらヒータ52、53、54は、印刷媒体Mの表面を加熱することで、印刷媒体Mに付着したインクを乾燥させる。
図2は印刷装置においてインク吐出ヘッドにインクを供給するインク供給システムを模式的に示す図である。上述のように、印刷システム1では、カラーインクを吐出する複数のインク吐出ヘッドHと、白インクを吐出するインク吐出ヘッドHが設けられており、各インク吐出ヘッドHに対してインク供給システム6が具備されている。ただし、各インク吐出ヘッドHに対するインク供給システム6の構成は共通する。そこで、1個のインク吐出ヘッドHについて、インク供給システム6の構成を説明する。図2に示すように、インク吐出ヘッドHは複数のノズルNを有し、各ノズルNはインクジェット方式でインクの液滴、換言すればドットを吐出する。
インク供給システム6は、インクを貯留するメインタンク61と、メインタンク61から供給されたインクを貯留する2個のサブタンク62a、62bとを備える。サブタンク62a、62bのそれぞれが貯留するインクの量は、メインタンク61が貯留するインクの量より少ない。
また、インク供給システム6は、メインタンク61とサブタンク62bとの間に配置された配管63を備える。配管63の一端631はメインタンク61に接続され、配管63の他端632はサブタンク62bに接続されており、配管63はメインタンク61とサブタンク62bとを流路接続する。したがって、メインタンク61から流出したインクは、配管63を通過してサブタンク62bに流入する。このように、配管63は、メインタンク61からサブタンク62bにインクを供給する機能を果たす。また、インク供給システム6は、配管63に対して設けられたポンプPbを有する。このポンプPbは、配管63内のインクをメインタンク61からサブタンク62bへ向けて送液する。
さらに、インク供給システム6は、サブタンク62bとサブタンク62aとの間に配置された配管64を備える。配管64の一端641はサブタンク62bに接続され、配管64の他端642はサブタンク62aに接続されており、配管64はサブタンク62bとサブタンク62aとを流路接続する。したがって、サブタンク62bから流出したインクは配管64を通過してサブタンク62aに流入する。このように、配管64は、サブタンク62bからサブタンク62aにインクを供給する機能を果たす。また、インク供給システム6は、配管64に対して設けられたポンプPaを有する。このポンプPaは、配管64内のインクをサブタンク62bからサブタンク62aに向けて送液する。
また、インク供給システム6は、サブタンク62aとインク吐出ヘッドHとの間に配置された配管65を備える。配管65の一端651はサブタンク62aに接続され、配管65の他端652はインク吐出ヘッドHに接続され、配管65は、サブタンク62aとインク吐出ヘッドHとを流路接続する。したがって、サブタンク62aから流出したインクは配管65を通過してインク吐出ヘッドHに流入する。このように、配管65は、サブタンク62aからインク吐出ヘッドHにインクを供給する機能を果たす。そして、インク吐出ヘッドHは、配管65によってサブタンク62aから供給されたインクをノズルNから吐出する。
さらに、インク供給システム6は、インク吐出ヘッドHとサブタンク62bとの間に配置された配管66を備える。配管66の一端661はインク吐出ヘッドHに接続され、配管66の他端662はサブタンク62bに接続され、配管66は、インク吐出ヘッドHとサブタンク62bとを流路接続する。したがって、インク吐出ヘッドHから流出したインクは配管66を通過してサブタンク62bに流入する。このように、配管66は、インク吐出ヘッドHからサブタンク62bにインクを戻す機能を果たす。
かかるインク供給システム6では、インクを循環させつつインク吐出ヘッドHにインクを供給することができる。つまり、上述の通り、ポンプPaがサブタンク62bからサブタンク62aにインクを送液する。さらに、サブタンク62a、62bの内圧(インクを貯留するための貯留室の圧力)には差が設けられており、インクは、この内圧差によって、サブタンク62aからインク吐出ヘッドHを経由してサブタンク62bに戻る。具体的には、サブタンク62aの内圧は、サブタンク62bの内圧よりも低く設定されている。このようなサブタンク62aとサブタンク62bとの内圧差は、例えばポンプで調圧した空気を用いたり、サブタンク62a、62bの高さの違いによる水頭圧の差を用いたりすることで生成できる。こうして、サブタンク62bから配管64を介してサブタンク62aに到ってから、サブタンク62aからインク吐出ヘッドHを介してサブタンク62bに戻る循環方向Cに、インクが循環する。そして、インク吐出ヘッドHは、循環方向Cに沿ったインクの循環に伴って供給されるインクを吐出する。
また、インク供給システム6は、配管65とメインタンク61との間に配置された配管67を備える。配管67の一端671は配管65に接続され、配管67の他端672はメインタンク61に接続され、配管67は配管65とメインタンク61とを流路接続する。したがって、サブタンク62aから配管65に流出したインクの一部は、配管67を通過してメインタンク61に戻る。また、インク供給システム6は、配管67に対して設けられたポンプPcを備える。このポンプPcは、配管67内のインクを配管65からメインタンク61へ向けて送液する。なお、ポンプPcは、インク成分の沈降抑制のためにインクを送液するものであり、ポンプPcの送液量は少ない。したがって、サブタンク62aから配管65に流出したインクの多くは、循環方向Cに沿って循環する。
さらに、インク供給システム6は、サブタンク62aに対して設けられた液位検出センサSaを備える。液位検出センサSaは、サブタンク62aに対して設けられた単一の基準レベルLaにおけるインクの有無を検出し、サブタンク62a内においてインクが基準レベルLaに存在すればオン信号を出力し、サブタンク62a内においてインクが基準レベルLaに存在しなければオフ信号を出力する。つまり、液位検出センサSaは、サブタンク62a内に貯留されるインクの液面の高さが基準レベルLa以上か、基準レベルLa未満かを検出する。
同様に、インク供給システム6は、サブタンク62bに対して設けられた液位検出センサSbを備える。液位検出センサSbは、サブタンク62bに対して設けられた単一の基準レベルLbにおけるインクの有無を検出し、サブタンク62b内においてインクが基準レベルLbに存在すればオン信号を出力し、サブタンク62b内においてインクが基準レベルLbに存在しなければオフ信号を出力する。つまり、液位検出センサSbは、サブタンク62b内に貯留されるインクの液面の高さが基準レベルLb以上か、基準レベルLb未満かを検出する。
このような液位検出センサSa、Sbとして使用できる具体的なセンサは種々存在する。例えば、静電容量センサあるいはフロートスイッチ等を液位検出センサSa、Sbとして使用してもよい。
図3は印刷装置においてインク吐出ヘッドを制御する制御部の電気的構成を示すブロック図である。なお、カラーインクを吐出する複数のインク吐出ヘッドHおよび白インクを吐出するインク吐出ヘッドHのそれぞれに対して制御部8は設けられている。ただし、これらの構成は共通するので、上述のインク供給システム6と同様に、1個のインク吐出ヘッドHに対する制御部8について説明を行う。
制御部8は、演算部81および記憶部85を備える。演算部81は、インク吐出ヘッドHによるインクの吐出を制御するために必要な演算を実行し、例えばFPGA(Field-Programmable Gate Array)あるいはプロセッサ等で構成される。また、記憶部85は、各種の情報を記憶し、例えばHDD(Hard Disk Drive)等で構成される。
演算部81は、インク吐出ヘッドHの各ノズルNからのインクの吐出を制御するヘッド制御部811を有する。このヘッド制御部811は、記憶部85に記憶される印刷画像情報Iiに基づきインク吐出ヘッドHを制御する。この印刷画像情報Iiは、インク吐出ヘッドHから吐出されるインクによって印刷する画像を示し、ヘッド制御部811は、印刷画像情報Iiに従ってインク吐出ヘッドHの各ノズルNにインクドットを吐出させることで、印刷媒体Mに画像が印刷される。具体的には、この印刷画像情報Iiは例えばハーフトーン処理後のデータである。
ところで、インク吐出ヘッドHからのインクドットの吐出に伴って、インクが消費されて、サブタンク62a内に貯留されるインクの量が減少する。これに対して、サブタンク62aに貯留されるインク量の変動は、サブタンク内のインクに加わる圧力を変動させ、インク吐出ヘッドHからのインクの吐出に影響を与える。そこで、制御部8は、インクの消費量に応じて、ポンプPaによるサブタンク62aへの送液量を制御することで、サブタンク62aへのインクの補充量を調整して、サブタンク62aに貯留されるインクの液面を基準レベルLaの近傍に安定させる。続いては、この点について、図4を併用しつつ説明する。ここで、図4は図3の制御部8によって実行されるインク補充方法を示すフローチャートである。
ステップS101では、ドットがカウントされる。つまり、演算部81は、インク吐出ヘッドHが各ノズルNからインクドットを吐出した回数をカウントするドットカウンタ812を有し、ドットカウンタ812がカウントした結果は、カウント値Vcとして記憶部85に記憶される。なお、インクドットのサイズとしては、大・中・小の3種類のサイズがあり、カウント値Vcは、サイズ毎にインクドットの吐出回数を示す。
ステップS102では、インク消費量が推定される。つまり、演算部81は、インク吐出ヘッドHにより消費されたインク量を推定するインク消費量推定部813を有する。このインク消費量推定部813は、カウント値Vcおよびドロップマス情報Idに基づき、インク消費量の推定を行う。このドロップマス情報Idは、単一のノズルNから吐出されるインクドットを形成するインクの量を、大・中・小のそれぞれのサイズについて示し、記憶部85に予め記憶されている。つまり、サイズ大・中・小それぞれのインクドットのインク量を、Ql・Qm・Qsとし、サイズ大・中・小それぞれのインクドットの吐出回数を、Vcl、Vcm、Vcsとすると、インク消費量は、次式
Ql×Vcl+Qm×Vcm+Qs×Vcs
に基づき推定できる。そこで、この式に基づき、インク消費量推定部813は、単位時間あたりのカウント値Vcとドロップマス情報Idから、単位時間あたりのインクの消費量を推定する。
ステップS103では、ステップS102で推定されたインクの消費量から、ポンプPaの駆動量が求められる。つまり、演算部81は、インクの消費量からポンプPaの駆動量を決定するポンプ駆動量決定部814aを有する。このポンプ駆動量決定部814aは、ポンプ能力情報Ipに基づき、ポンプPaの駆動量を決定する。図5はポンプ能力情報の一例を模式的に示す図である。図5に示すように、ポンプPaに与える駆動量(具体的には、例えばポンプPaに与える駆動電流)と、ポンプPaが単位時間あたりにインクを送る量(送液量)との間には所定の関係がある。そこで、ポンプ駆動量決定部814aは、ポンプPaの駆動量と送液量との関係を示すポンプ能力情報Ipに基づき、ステップS102で推定したインク消費量に相当する量を送液するための駆動量を決定する。なお、ポンプ能力情報Ipは、駆動量と送液量との関係を、演算式で示すものであってもよいし、テーブル形式で示すものであってもよい。
ステップS104では、この駆動量でポンプPaが駆動される。つまり、演算部81は、ポンプPaを制御するポンプ制御部815aを有し、ポンプ制御部815aは、ステップS103で決定された駆動量をポンプPaに与えることで、ポンプPaを駆動する。これによって、駆動量に対応する量(換言すれば、ステップS102で推定されたインク消費量)のインクが、ポンプPaによってサブタンク62aに供給される。
ステップS105では、液位検出センサSaの出力が監視される。つまり、演算部81は、液位検出センサSaの検出結果に応じてポンプPaの駆動量を補正するポンプ駆動量補正部816aを有し、ポンプ駆動量補正部816aが液位検出センサSaの出力が切り替わったかどうかを監視する。そして、液位検出センサSaの出力の切り替わりが確認できない場合(ステップS105で「NO」の場合)には、ステップS106に進む。このステップS106では、ポンプ駆動量補正部816aは、決定された駆動量での駆動を開始してから所定の監視期間が経過したかを判断する。そして、監視期間が経過していない場合(ステップS106で「NO」の場合)には、ステップS105に戻る。
こうして、ステップS105、S106はいずれかのステップで「YES」と判断されるまで繰り返される。また、液位検出センサSaの出力の切り替わりが確認できた場合には、ステップS104に戻って、ステップS103で決定した駆動量での駆動が継続される。
一方、液位検出センサSaの出力の切り替わりが確認できないまま、監視期間が経過した場合(ステップS106で「YES」の場合)には、ステップS103で決定した駆動量が適切でない可能性がある。例えば、液位検出センサSaの出力がオフ信号のまま監視期間が経過した場合には、インク消費量に対して送液量が不足しており、サブタンク62a内のインクの液面が基準レベルLaよりも継続して低いと判断できる。したがって、駆動量を所定量(例えば、3%)増加させることで、駆動量を適正量に近づけることができると考えられる。あるいは、液位検出センサSaの出力がオン信号のまま監視期間が経過した場合には、インク消費量に対して送液量が過剰であり、サブタンク62a内のインクの液面が基準レベルLaよりも継続して高いと判断できる。したがって、駆動量を所定量(例えば、3%)減少させることで、駆動量を適正量に近づけることができると考えられる。
そこで、ポンプ駆動量補正部816aは、ステップS103で算出した駆動量を、液位検出センサSaが出力する信号に応じて補正する(ステップS107)。そして、ポンプ駆動量補正部816aが駆動量の補正を行ったのに対応して、ポンプ制御部815aは、補正された駆動量でポンプPaを駆動する(ステップS108)。
ステップS109では、ポンプ駆動量補正部816aが液位検出センサSaの出力が切り替わったかどうかを再監視する。そして、液位検出センサSaの出力の切り替わりが確認できない場合(ステップS109で「NO」の場合)には、ステップS110に進む。このステップS110では、ポンプ駆動量補正部816aは、補正された駆動量での駆動を開始してから所定の再監視期間が経過したかを判断する。そして、再監視期間が経過していない場合(ステップS110で「NO」の場合)には、ステップS109に戻る。なお、再監視期間は、監視期間より短く設定されている。
こうして、ステップS109、S110はいずれかのステップで「YES」と判断されるまで繰り返される。また、液位検出センサSaの出力の切り替わりが確認できた場合には、ステップS104に戻って、ステップS107で補正した駆動量での駆動が継続される。
一方、液位検出センサSaの出力の切り替わりが確認できないまま、再監視期間が経過した場合(ステップS110で「YES」の場合)には、ステップS107で補正した駆動量が適切でない可能性がある。そこで、ポンプ駆動量補正部816aは、ステップS107で補正した駆動量を、液位検出センサSaが出力する信号に応じて再補正する(ステップS111)。そして、ポンプ駆動量補正部816aが駆動量の再補正を行ったのに対応して、ポンプ制御部815aは、再補正された駆動量でポンプPaを駆動する(ステップS112)。
ステップS113では、ポンプ駆動量補正部816aは、再監視期間を短縮してから、ステップS109に戻る。これによって、ステップS109で液位検出センサSaの出力の切り替わりが確認できるまで、再監視期間を短くしながら、ステップS111の再補正動作が繰り返される。
図6は図4のインク補充方法の実行結果を模式的に示す図である。図6では、横軸に時間が示され、縦軸にサブタンク62aに貯留されるインクの液面レベルが示されている。図4のインク補充方法によれば、ポンプPaの駆動量が不足しておりインクの液面レベルが基準レベルLaより低いとポンプPaの駆動量が増加され、ポンプPaの駆動量が過剰であってインクの液面レベルが基準レベルLaより高いとポンプPaの駆動量が減少される。したがって、サブタンク62a内のインクの液面レベルは、基準レベルLaの上下で振動しつつも、基準レベルLaに対して所定の範囲に収まっている。こうして、液面レベルのオーバーシュート(換言すれば、振動振幅)を抑えて、インク吐出ヘッドHから吐出されるインクにより印刷される画像の品質を保つことが可能となる。
ところで、ポンプPaがサブタンク62bからサブタンク62aにインクを供給するのに伴って、サブタンク62b内に貯留されるインクの量が減少する。そこで、制御部8は、インクの消費量に応じて、ポンプPbによるサブタンク62bへの送液量を制御することで、サブタンク62bへのインクの補充量を調整して、サブタンク62bに貯留されるインクの液面を基準レベルLbの近傍に安定させる。
具体的には、演算部81は、ポンプ駆動量決定部814b、ポンプ制御部815bおよびポンプ駆動量補正部816bを有する。これらポンプ駆動量決定部814b、ポンプ制御部815bおよびポンプ駆動量補正部816bは、上述のポンプ駆動量決定部814a、ポンプ制御部815aおよびポンプ駆動量補正部816aがポンプPaに対して実行する図4のフローチャートの制御を、ポンプPbに対して実行する。
したがって、ポンプPbの駆動量が、ステップS102で推定されたインクの消費量に応じて決定される(ステップS103)。また、ステップS103で決定された駆動量は、液位検出センサSbの検出結果に基づき補正される(ステップS105〜S107)。ささらに、補正された駆動量は、液位検出センサSbの検出結果に基づき再補正される(ステップS109〜S113)。これによって、サブタンク62b内のインクの液面レベルは、基準レベルLbの上下で振動しつつ、基準レベルLbに対して所定の範囲に収まる。
以上に説明した実施形態では、インク吐出ヘッドHが有する複数のノズルNそれぞれのインクの吐出回数に関するカウント値Vc(吐出回数情報)が記憶部85に記憶されている。また、この記憶部85には、単一のノズルNが1回に吐出するインク量に関するドロップマス情報Id(単位吐出量情報)が記憶されている。そして、記憶部85に記憶されたカウント値Vcとドロップマス情報Idとに基づき、インク吐出ヘッドHによるインクの消費量が推定される(ステップS102)。こうして、印刷する画像に応じたインクの消費量が推定される。そして、サブタンク62a(第1のサブタンク)に補充すべき量のインクを送液するためのポンプPa(第1のポンプ)の駆動量が、推定されたインクの消費量に基づき決定され(ステップS103)、サブタンク62aへインクを送液するポンプPaが、この駆動量で駆動される。これによって、画像の印刷に伴うインクの消費量に応じて、サブタンク62aへインクを送液することが可能となっている。
ただし、ステップS102で推定されたインクの消費量は、種々の外乱の影響を受けて、誤差を含みうる。この実施形態では、かかる誤差に対応するために、さらに次の構成を備える。つまり、サブタンク62aに対しては液位検出センサSa(第1の液位検出センサ)が設けられており、この液位検出センサSaは、サブタンク62aに対して設けられた単一の基準レベルLa(第1の基準量)以上のインクがサブタンク62a内に存在するか否かを検出する。そして、液位検出センサSaによる検出結果に基づき、ポンプPaの駆動量が補正され(ステップS105〜S107)、こうして補正された駆動量でポンプPaが駆動される(ステップS108)。つまり、サブタンク62aに設けられた液位検出センサSaの検出結果に基づき、ポンプPaの駆動量が補正される。したがって、インクの消費量の推定値が誤差を含む場合であっても、インクの消費量に応じてサブタンク62aへインクを送液できる。しかも、液位検出センサSaは、単一の基準レベルLa以上のインクが存在するか否かを検出するものであり、インク量を連続的に計測する計測器と比較して安価である。こうして、印刷装置2、4のコストアップを抑えつつ、インク吐出ヘッドHによるインクの消費量に応じてサブタンク62aに的確にインクを補充することが可能となっている。
また、サブタンク62b(第2のサブタンク)に対して設けられた単一の基準レベルLb(第2の基準量)以上のインクがサブタンク62b内に存在するか否かを検出する液位検出センサSb(第2の液位検出センサ)が具備されている。そして、ポンプ駆動量補正部816b(第2のポンプ駆動量決定部)が、インク消費量推定部813により推定されたインクの消費量に基づき、サブタンク62bに補充すべき量のインクを送液するためのポンプPb(第2のポンプ)の駆動量を決定し、ポンプ制御部815b(第2のポンプ制御部)が、ポンプ駆動量決定部814bにより決定された駆動量でポンプPbを駆動する。これによって、画像の印刷に伴うインクの消費量に応じて、サブタンク62bへインクを送液することが可能となっている。
さらに、ポンプ駆動量決定部814b(第2のポンプ駆動量補正部)が、液位検出センサSbによる検出結果に基づき、ポンプ駆動量決定部814bにより決定された駆動量を補正する。したがって、インクの消費量の推定値が誤差を含む場合であっても、インクの消費量に応じてサブタンク62bへインクを送液できる。しかも、液位検出センサSbは、単一の基準レベルLb以上のインクが存在するか否かを検出するものであり、インク量を連続的に計測する計測器と比較して安価である。こうして、印刷装置2、4のコストアップを抑えつつ、インク吐出ヘッドHによるインクの消費量に応じてサブタンク62bに的確にインクを補充することが可能となっている。
また、液位検出センサSaは、基準レベルLa以上のインクがサブタンク62a内に存在する場合にオン信号(存在信号)を出力し、基準レベルLa以上のインクがサブタンク62a内に存在しない場合にオフ信号(不存在信号)を出力する。そして、ポンプ駆動量補正部816aは、ポンプ駆動量決定部814aで決定された駆動量でポンプPaが所定の監視期間駆動された時点で、液位検出センサSaから出力される信号がオン信号とオフ信号との間で切り替わらない場合に、ポンプPaの駆動量を補正する。こうして、液位検出センサSaの検出結果に基づき駆動量を適切に補正することができる。
具体的には、ポンプ駆動量補正部816aは、液位検出センサSaがオン信号を監視期間継続して出力する場合には、ポンプ駆動量決定部814aで決定された駆動量を減少させる一方、液位検出センサSaが、オフ信号を監視期間継続して出力する場合には、ポンプ駆動量決定部814aで決定された駆動量を増加させる。これによって、インク吐出ヘッドによるインクの消費量に応じてサブタンク62aに的確にインクを補充することができる。
また、ポンプ駆動量補正部816aは、ポンプPaの駆動量の補正後に監視期間より短い再監視期間、液位検出センサSaから出力される信号がオン信号とオフ信号との間で切り替わらない場合にポンプPaの駆動量を再度補正する再補正動作を実行する(ステップS109〜S111)。これによって、最初の補正が不十分であった場合においても、インク吐出ヘッドHによるインクの消費量に応じてサブタンク62aに的確にインクを補充することができる。
また、ポンプ駆動量補正部816aは、再監視期間を短くしながら再補正動作を繰り返し実行する(ステップS109〜S113)。これによって、サブタンク62aへのインクの補充が的確に実行されるまで補正(再補正動作)を繰り返すことができる。しかも、再補正動作の実行の度に再監視期間を短くしているため、サブタンク62aへのインクの的確な補充を速やかに実現することができる。
以上に説明した実施形態では、印刷装置2あるいは印刷装置4が本発明の「印刷装置」の一例に相当し、メインタンク61が本発明の「メインタンク」の一例に相当し、サブタンク62aが本発明の「第1のサブタンク」の一例に相当し、サブタンク62bが本発明の「第2のサブタンク」の一例に相当し、配管63が本発明の「第3の供給管」の一例に相当し、配管64が本発明の「第1の供給管」の一例に相当し、配管65が本発明の「第2の供給管」の一例に相当し、配管66が本発明の「第4の供給管」の一例に相当し、制御部8が本発明の「制御部」の一例に相当し、インク消費量推定部813が本発明の「インク消費量推定部」の一例に相当し、ポンプ駆動量決定部814aが本発明の「第1のポンプ駆動量決定部」の一例に相当し、ポンプ駆動量決定部814bが本発明の「第2のポンプ駆動量決定部」の一例に相当し、ポンプ制御部815aが本発明の「第1のポンプ制御部」の一例に相当し、ポンプ制御部815bが本発明の「第2のポンプ制御部」の一例に相当し、ポンプ駆動量補正部816aが本発明の「第1のポンプ駆動量補正部」の一例に相当し、ポンプ駆動量補正部816bが本発明の「第2のポンプ駆動量補正部」の一例に相当し、記憶部85が本発明の「記憶部」の一例に相当し、インク吐出ヘッドHが本発明の「インク吐出ヘッド」の一例に相当し、ドロップマス情報Idが本発明の「単位吐出量情報」の一例に相当し、基準レベルLaが本発明の「第1の基準量」の一例に相当し、基準レベルLbが本発明の「第2の基準量」の一例に相当し、印刷媒体Mが本発明の「基材」の一例に相当し、印刷媒体Mの表面が本発明の「記録面」の一例に相当し、ノズルNが本発明の「ノズル」の一例に相当し、ポンプPaが本発明の「第1のポンプ」の一例に相当し、ポンプPbが本発明の「第2のポンプ」の一例に相当し、液位検出センサSaが本発明の「第1の液位検出センサ」の一例に相当し、液位検出センサSbが本発明の「第2の液位検出センサ」の一例に相当し、カウント値Vcが本発明の「吐出回数情報」の一例に相当し、オン信号が本発明の「存在信号」の一例に相当し、オフ信号が本発明の「不存在信号」の一例に相当し、ステップS102が本発明の「インク消費量推定工程」の一例に相当し、ステップS103が本発明の「ポンプ駆動量決定工程」の一例に相当し、ステップS104が本発明の「ポンプ制御工程」の一例に相当し、ステップSS105〜S107が本発明の「ポンプ駆動量補正工程」の一例に相当する。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記の実施形態では、メインタンク61から配管64には、配管63とサブタンク62bとを介してインクが供給されていた。しかしながら、図7に示すように、メインタンク61から配管64に直接インクを供給するように構成してもよい。
図7はインク供給システムの変形例を模式的に示す図である。ここでは、上記の実施形態と異なる部分を中心に説明を行うこととし、共通する部分については相当符号を付して説明を省略する。この変形例では、配管64の一端641はメインタンク61に接続されており、配管64は、メインタンク61とサブタンク62aとを流路接続する。
かかる変形例においても、カウント値Vcとドロップマス情報Idとに基づき、インク吐出ヘッドHによるインクの消費量が推定される(ステップS102)。こうして、印刷する画像に応じたインクの消費量が推定される。そして、サブタンク62aに補充すべき量のインクを送液するためのポンプPaの駆動量が、推定されたインクの消費量に基づき決定され(ステップS103)、サブタンク62aへインクを送液するポンプPaが、この駆動量で駆動される。これによって、画像の印刷に伴うインクの消費量に応じて、サブタンク62aへインクを送液することが可能となっている。しかも、単一の基準レベルLa以上のインクが存在するか否かを検出する液位検出センサSaの検出結果に基づき、駆動量が補正される(ステップS105〜S107)。したがって、印刷装置2、4のコストアップを抑えつつ、インク吐出ヘッドHによるインクの消費量に応じてサブタンク62aに的確にインクを補充することが可能となっている。
また、上記実施形態のステップS102では、カウント値Vcに基づきインク消費量を推定していた。しかしながら、印刷画像情報Iiに基づきインク消費量を推定してもよい。つまり、印刷画像情報Iiは、印刷媒体Mに印刷すべき画像を示す情報であり、インク消費量推定部813は、印刷画像情報Iiを解析することで、インク吐出ヘッドHの各ノズルNがインクドットを吐出する回数や、当該インクドットのサイズを求めることができる。よって、印刷画像情報Iiとドロップマス情報Idに基づき、インク消費量を推定することができる。
また、サブタンク62aから配管65に流出したインクの一部は、インク吐出ヘッドHに供給されずに、ポンプPcによってメインタンク61に戻される。上記の実施形態では、メインタンク61に戻されるインクの量は僅少であるとして、ポンプPaの制御において特に考慮しなかった。しかしながらインク吐出ヘッドHによるインクの消費量に、メインタンク61に戻されるインクの量を加算した合計量をサブタンク62aに送液するように、ステップS103で駆動量を算出してもよい。この点は、ポンプPbの駆動量についても同様である。
本発明は、メインタンクより少量のインクを貯留するサブタンクからインク吐出ヘッドに供給したインクをインク吐出ヘッドから吐出する印刷技術の全般に適用可能である。
2…印刷装置
4…印刷装置
61a…メインタンク
62a…サブタンク(第1のサブタンク)
62b…サブタンク(第2のサブタンク)
63…配管(第3の供給管)
64…配管(第1の供給管)
65…配管(第2の供給管)
66…配管(第4の供給管)
8…制御部
813…インク消費量推定部
814a…ポンプ駆動量決定部(第1のポンプ駆動量決定部)
814b…ポンプ駆動量決定部(第2のポンプ駆動量決定部)
815a…ポンプ制御部(第1のポンプ制御部)
815b…ポンプ制御部(第2のポンプ制御部)
816a…ポンプ駆動量補正部(第1のポンプ駆動量補正部)
816b…ポンプ駆動量補正部(第2のポンプ駆動量補正部)
85…記憶部
H…インク吐出ヘッド
Id…ドロップマス情報(単位吐出量情報)
Ii…印刷画像情報
La…基準レベル(第1の基準量)
Lb…基準レベル(第2の基準量)
M…印刷媒体(基材)
N…ノズル
Pa…ポンプ(第1のポンプ)
Pb…ポンプ(第2のポンプ)
Sa…液位検出センサ(第1の液位検出センサ)
Sb…液位検出センサ(第2の液位検出センサ)
Vc…カウント値(吐出回数情報)

Claims (9)

  1. インクを吐出する複数のノズルを有し、前記複数のノズルから前記インクを基材の記録面に吐出するインク吐出ヘッドと、
    前記インクを貯留するメインタンクと、
    前記メインタンクよりも少量の前記インクを貯留する第1のサブタンクと、
    前記第1のサブタンクに対して設けられた単一の基準量である第1の基準量以上の前記インクが前記第1のサブタンク内に存在するか否かを検出する第1の液位検出センサと、
    前記第1のサブタンクに接続されて、前記メインタンクから供給された前記インクを前記第1のサブタンクに供給する第1の供給管と、
    前記第1の供給管に対して設けられ、前記第1の供給管から前記第1のサブタンクへ前記インクを送液する第1のポンプと、
    前記第1のサブタンクと前記インク吐出ヘッドとを流路接続し、前記第1のサブタンクに貯留された前記インクを前記インク吐出ヘッドに供給する第2の供給管と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記複数のノズルそれぞれのインクの吐出回数に関する吐出回数情報あるいは前記複数のノズルから吐出される前記インクによって印刷する画像を示す印刷画像情報を記憶するとともに、単一の前記ノズルが1回に吐出するインク量に関する単位吐出量情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記吐出回数情報あるいは前記印刷画像情報と、前記単位吐出量情報とに基づき、前記インク吐出ヘッドによる前記インクの消費量を推定するインク消費量推定部と、
    前記インク消費量推定部により推定された前記インクの消費量に基づき、前記第1のサブタンクに補充すべき量の前記インクを送液するための前記第1のポンプの駆動量を決定する第1のポンプ駆動量決定部と、
    前記第1のポンプ駆動量決定部により決定された前記駆動量で前記第1のポンプを駆動する第1のポンプ制御部と、
    前記第1の液位検出センサによる検出結果に基づき、前記第1のポンプ駆動量決定部により決定された前記駆動量を補正する第1のポンプ駆動量補正部と、
    を含み、
    前記第1ポンプ駆動量補正部が前記第1のポンプの前記駆動量を補正すると、前記ポンプ制御部は、前記第1ポンプ駆動量補正部により補正された前記駆動量で前記第1のポンプを駆動する、印刷装置。
  2. 前記第1の供給管は、前記メインタンクに接続されており、前記メインタンクと前記第1のサブタンクを流路接続する、請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記メインタンクよりも少量の前記インクを貯留し、前記第1のサブタンクよりも高い内圧を有する第2のサブタンクと、
    前記メインタンクと前記第2のサブタンクとを流路接続する第3の供給管と、
    前記第3の供給管に対して設けられて、前記メインタンクから前記第3の供給管に供給された前記インクを、前記第3の供給管から前記第2のサブタンクに送液する第2のポンプと、
    前記インク吐出ヘッドと前記第2のサブタンクとを流路接続して、前記インク吐出ヘッドから前記第2のサブタンクに前記インクを供給する第4の供給管と、
    をさらに備え、
    前記第1の供給管は、前記第3の供給管と前記第2のサブタンクとを経由して前記メインタンクから供給された前記インクを前記第1のサブタンクに供給する、請求項1に記載の印刷装置。
  4. 前記第2のサブタンクに対して設けられた単一の基準量である第2の基準量以上の前記インクが前記第2のサブタンク内に存在するか否かを検出する第2の液位検出センサをさらに備え、
    前記制御部は、
    前記インク消費量推定部により推定された前記インクの消費量に基づき、前記第2のサブタンクに補充すべき量の前記インクを送液するための前記第2のポンプの駆動量を決定する第2のポンプ駆動量決定部と、
    前記第2のポンプ駆動量決定部により決定された前記駆動量で前記第2のポンプを駆動する第2のポンプ制御部と、
    前記第2の液位検出センサによる検出結果に基づき、前記第2のポンプ駆動量決定部により決定された前記駆動量を補正する第2のポンプ駆動量補正部と、
    を含み、
    前記第2のポンプ駆動量補正部が前記第2のポンプの前記駆動量を補正すると、前記第2のポンプ制御部は、前記第2ポンプ駆動量補正部により補正された前記駆動量で前記第2のポンプを駆動する、請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記第1の液位検出センサは、前記第1の基準量以上の前記インクが前記第1のサブタンク内に存在する場合に存在信号を出力し、前記第1の基準量以上の前記インクが前記第1のサブタンク内に存在しない場合に不存在信号を出力し、
    前記第1のポンプ駆動量補正部は、前記第1のポンプ駆動量決定部で決定された前記駆動量で前記第1のポンプが所定の監視期間駆動された時点で、前記第1の液位検出センサから出力される信号が前記存在信号と前記不存在信号との間で切り替わらない場合に、前記第1のポンプの前記駆動量を補正する請求項1ないし4のいずれか一項に記載の印刷装置。
  6. 前記第1のポンプ駆動量補正部は、前記第1の液位検出センサが前記存在信号を前記監視期間継続して出力する場合には、前記第1のポンプ駆動量決定部で決定された前記駆動量を減少させる一方、前記第1の液位検出センサが、前記不存在信号を前記監視期間継続して出力する場合には、前記第1のポンプ駆動量決定部で決定された前記駆動量を増加させるように、前記第1のポンプの前記駆動量を補正する、請求項5に記載の印刷装置。
  7. 前記第1のポンプ駆動量補正部は、前記第1のポンプの前記駆動量の補正後に前記監視期間より短い再監視期間、前記第1の液位検出センサから出力される信号が前記存在信号と前記不存在信号との間で切り替わらない場合に前記第1のポンプの前記駆動量を再度補正する再補正動作を実行する、請求項5または6に記載の印刷装置。
  8. 前記第1のポンプ駆動量補正部は、前記再監視期間を短くしながら前記再補正動作を繰り返し実行する請求項7に記載の印刷装置。
  9. インクを吐出する複数のノズルを有し、前記複数のノズルから前記インクを基材の記録面に吐出するインク吐出ヘッドと、前記インクを貯留するメインタンクと、前記メインタンクよりも少量の前記インクを貯留する第1のサブタンクと、前記第1のサブタンクに接続されて、前記メインタンクから供給された前記インクを前記第1のサブタンクに供給する第1の供給管と、前記第1の供給管に対して設けられ、前記第1の供給管から前記第1のサブタンクへ前記インクを送液する第1のポンプと、前記第1のサブタンクと前記インク吐出ヘッドとを流路接続し、前記第1のサブタンクに貯留された前記インクを前記インク吐出ヘッドに供給する第2の供給管と、を備える印刷装置におけるインクの補充方法であって、
    前記複数のノズルそれぞれのインクの吐出回数に関する吐出回数情報あるいは前記複数のノズルから吐出される前記インクによって印刷する画像を示す印刷画像情報を記憶するとともに、単一の前記ノズルが1回に吐出するインク量に関する単位吐出量情報を記憶する記憶部に記憶された前記吐出回数情報あるいは前記印刷画像情報と、前記単位吐出量情報とに基づき、前記インク吐出ヘッドによる前記インクの消費量を推定するインク消費量推定工程と、
    前記インク消費量推定工程により推定された前記インクの消費量に基づき、前記第1のサブタンクに補充すべき量の前記インクを送液するための前記第1のポンプの駆動量を決定するポンプ駆動量決定工程と、
    前記ポンプ駆動量決定工程により決定された前記駆動量で前記第1のポンプを駆動するポンプ制御工程と、
    前記第1のサブタンクに対して設けられた単一の基準量である第1の基準量以上の前記インクが前記第1のサブタンク内に存在するか否かを検出する第1の液位検出センサによる検出結果に基づき、前記ポンプ駆動量決定工程により決定された前記駆動量を補正するポンプ駆動量補正工程と、
    を備え、
    前記ポンプ駆動量補正工程で前記第1のポンプの前記駆動量を補正すると、前記ポンプ制御工程では、前記ポンプ駆動量補正工程により補正された前記駆動量で前記第1のポンプを駆動する、印刷装置におけるインク補充方法。

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