JP7214403B2 - 静電容量センサ、及び、印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、静電容量センサ、及びこの静電容量センサを備える印刷装置に関する。
従来、インクを循環させつつインクジェットヘッドからインクを吐出して印刷するインク循環式のインクジェット印刷装置が知られている。このインク循環式のインクジェット印刷装置としては、インクジェットヘッドの上流に配置された加圧タンクと、インクジェットヘッドの下流に配置された負圧タンクと、負圧タンクから加圧タンクへ空気を送るためのエアポンプと、負圧タンクに蓄積されたインクを加圧タンクに送液するポンプとを備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
このようなインク循環式のインクジェット印刷装置は、加圧タンクと負圧タンクとの圧力差によりインクを循環させながら、インクジェットヘッドにおけるインク吐出を行う。この加圧タンク及び負圧タンクの圧力制御方式として、圧力追従制御方式が知られている。この方式は、インク経路内の圧力を圧力センサにより一定間隔でモニタリングし、維持したい圧力になるように送気と脱気とを繰り返すものである。この方式では、ある程度の圧力変動を繰り返しながら圧力を維持するため、ヘッドの規定値の範囲に圧力を収めるためには、圧力変動の制御が必要となる。
圧力変動の大きさは、インク経路内の空気容量により異なってくる。空気容量はインクタンク内の液面高さによって変わるため、圧力変動の大きさを制御するために液面高さを制御する必要がある。液面高さを制御するためには、液面高さの検知が必要となり、そのために加圧タンク及び負圧タンクには液面検知センサが取り付けられている。この液面検知センサは、液面高さ制御の他に、インクジェット印刷装置の異常検知やインク交換報知など、複数の機能を担っている。これらの機能を担うためには、液面検知センサは、複数の液面高さを検知する必要があり、複数の液面高さの検知を1つのセンサで行う方式として、静電容量方式が知られている。
静電容量方式とは、センサに搭載された電極の静電容量値が物質の近接に伴い変化(増加)することを利用した方式である。この方式を液面検知に利用し、あらかじめ液面高さと静電容量値との相関関係を得て、液面高さの値を得ることによって、1つのセンサで複数の液面高さを検知することが可能となっている。
特開2017-226097号公報
しかし、インクを収容する加圧タンク、負圧タンク等の液体収容部は、製造時の寸法バラツキや静電容量センサの貼り付け位置のバラツキなどによって、静電容量センサによって検知される静電容量値がばらついてしまう。
例えば、収容するインクの色のみが異なる同一の液体収容部であっても、個々に寸法バラツキや静電容量センサの貼り付け位置のバラツキなどがあることで、液体収容部の液面高さが同一であっても、同一の静電容量値が検知されるとは限らない。
そのため、正確に液面高さを検出することができなくなることで、上述のような圧力変動の大きさを正確に制御することができなくなり、圧力変動の増加を招き、ヘッドの規定値の範囲に圧力を収めることができなくなる。また、異常検知やインク交換報知の精度低下を招く恐れもある。そこで、液体収容部ごとに液面高さと静電容量値との相関関係を容易且つ正確に得る方法が求められている。
本発明の目的は、液体収容部における液面高さと静電容量値との相関関係を正確且つ容易に得ることができる静電容量センサ及び印刷装置を提供することである。
1つの態様では、静電容量センサは、液体を収容する液体収容部に配置され、前記液体の液面高さを検出するための静電容量値を検知する静電容量センサであって、前記液面高さの高さ方向にかけて幅が非連続的に変化する幅変化部及び厚さが非連続的に変化する厚さ変化部のうち少なくとも一方を有する電極を備える。
前記態様によれば、液体収容部における液面高さと静電容量値との相関関係を正確且つ容易に得ることができる。
一実施の形態に係るインクジェット印刷装置を示す構成図である。 一実施の形態に係るインクジェット印刷装置の制御構成を示すブロック図である。 一実施の形態に係る静電容量センサの電極を示す正面図である。 一実施の形態の変形例に係る静電容量センサの電極を示す側面図である。 一実施の形態におけるインク初期充填動作の処理を示すフローチャートである。 液面高さと静電容量値との相関関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態に係る静電容量センサ及びインクジェット印刷装置(印刷装置の一例)について、図面を参照しながら説明する。
<インクジェット印刷装置1の構成について>
図1は、一実施の形態に係るインクジェット印刷装置1を示す構成図である。なお、以下の説明における上下方向及び高さ方向は、鉛直方向である。
図1に示すように、インクジェット印刷装置1は、インクジェットヘッド2と、インク循環部3と、インク補給部4とを備える。また、図2に示すように、インクジェット印刷装置1は、制御部61と、記憶部62と、操作パネル部63と、原稿読取部64と、静電容量センサSとを備える。更には、インクジェット印刷装置1は、被印刷媒体の一例である用紙を搬送する搬送部、用紙の給紙を行う給紙部、用紙の排紙を行う排紙部等を備えるとよい。
図1に示すように、インクジェットヘッド2は、複数のヘッドモジュール31を有し、インク循環部3により供給されるインクIKを吐出する。ヘッドモジュール31は、インクIKを貯留するインクチャンバ(図示せず)と、インクIKを吐出する複数のノズル(図示せず)とを有する。インクチャンバ内には、ピエゾ素子(図示せず)が配置されている。このピエゾ素子の駆動により、ノズルからインクIKが吐出される。
インク循環部3は、インクIKを循環させつつインクジェットヘッド2にインクIKを供給する。インク循環部3は、加圧タンク11と、加圧タンク大気開放弁12と、加圧タンク大気開放管13と、加圧タンク圧力調整弁14と、加圧タンク圧力調整管15と、加圧側圧力センサ16と、分配器17と、集合器18と、負圧タンク19と、負圧タンク大気開放弁20と、負圧タンク大気開放管21と、負圧タンク圧力調整弁22と、負圧タンク圧力調整管23と、負圧側圧力センサ24と、インクポンプ25と、エアポンプ26と、エアポンプ用配管27と、インク循環管28~30とを備える。
集合器18、インク循環管29、負圧タンク19、インク循環管30、加圧タンク11、インク循環管28、及び分配器17は、インクジェットヘッド2によって消費されなかったインクIKをインクジェットヘッド2へ再供給するための循環経路の一例である。
詳しくは図3を参照しながら後述するが、負圧タンク19及び加圧タンク11には、静電容量センサSの電極100(図1では2点鎖線で図示)が配置される。なお、負圧タンク19及び加圧タンク11は、インクIK(液体)を収容する液体収容部の一例である。また、インク補給部4(インク補給弁42)は、負圧タンク19(液体収容部)へインクIK(液体)を供給する液体供給部の一例であり、インク循環部3(インクポンプ25)は、加圧タンク11(液体収容部)へインクIK(液体)を供給する液体供給部の一例である。液体収容部としては、負圧タンク19及び加圧タンク11に限られず、例えば、インクカートリッジ41と負圧タンク19との間に配置されるサブタンクなどであってもよく、液体を収容するものであればよい。
加圧タンク11は、インクジェットヘッド2へ供給されるインクIKを貯留(収容)する。加圧タンク11のインクIKは、インク循環管28及び分配器17を介してインクジェットヘッド2に供給される。加圧タンク11内には、インクIKの液面上に空気層が形成されている。加圧タンク11は、インクジェットヘッド2より低い位置(下方)に配置されている。
加圧タンク大気開放弁12は、加圧タンク11を密閉状態(大気から遮断した状態)と大気開放状態(大気に通じた状態)との間で切り替えるために、加圧タンク大気開放管13内の空気の流路を開閉する。加圧タンク大気開放弁12は、加圧タンク大気開放管13の途中に配置されている。
加圧タンク大気開放管13は、加圧タンク11を大気開放するための空気の流路を形成する。加圧タンク大気開放管13は、一端が加圧タンク11の空気層に接続され、他端が大気に通じている。
加圧タンク圧力調整弁14は、加圧タンク11内の圧力を調整するために、加圧タンク圧力調整管15内の空気の流路を開閉する。加圧タンク圧力調整弁14は、加圧タンク圧力調整管15の途中に設けられている。
加圧タンク圧力調整管15は、加圧タンク11内の圧力調整のための空気の流路を形成する。加圧タンク圧力調整管15は、加圧タンク大気開放管13よりも流路抵抗が大きいパイプからなる。具体的には、加圧タンク圧力調整管15は、加圧タンク大気開放管13よりも細いパイプからなる。加圧タンク圧力調整管15は、一端が加圧タンク11の空気層に接続され、他端が大気に通じている。
加圧側圧力センサ16は、加圧タンク11内の圧力を検出する。
分配器17は、インク循環管28を介して加圧タンク11から供給されるインクIKを、インクジェットヘッド2の各ヘッドモジュール31に分配する。
集合器18は、インクジェットヘッド2によって消費されなかったインクIKを各ヘッドモジュール31から集める。集合器18により集められたインクIKは、インク循環管29により負圧タンク19へと流れる。
負圧タンク19は、インクジェットヘッド2で消費されなかったインクIKを集合器18から受け取り貯留(収容)する。また、負圧タンク19は、後述するインク補給部4のインクカートリッジ41から供給されるインクIKを貯留する。負圧タンク19内には、インクIKの液面上に空気層が形成されている。負圧タンク19は、加圧タンク11と同じ高さに配置されている。
負圧タンク大気開放弁20は、負圧タンク19を密閉状態と大気開放状態との間で切り替えるために、負圧タンク大気開放管21内の空気の流路を開閉する。負圧タンク大気開放弁20は、負圧タンク大気開放管21の途中に設けられている。
負圧タンク大気開放管21は、負圧タンク19を大気開放するための空気の流路を形成する。負圧タンク大気開放管21は、一端が負圧タンク19の空気層に接続され、他端が大気に通じている。
負圧タンク圧力調整弁22は、負圧タンク19内の圧力を調整するために、負圧タンク圧力調整管23内の空気の流路を開閉する。負圧タンク圧力調整弁22は、負圧タンク圧力調整管23の途中に設けられている。
負圧タンク圧力調整管23は、負圧タンク19内の圧力調整のための空気の流路を形成する。負圧タンク圧力調整管23は、負圧タンク大気開放管21よりも流路抵抗が大きいパイプからなる。具体的には、負圧タンク圧力調整管23は、負圧タンク大気開放管21よりも細い、加圧タンク圧力調整管15と同程度の太さのパイプからなる。負圧タンク圧力調整管23は、一端が負圧タンク19の空気層に接続され、他端が大気に通じている。
負圧側圧力センサ24は、負圧タンク19内の圧力を検出する。
インクポンプ25は、負圧タンク19から加圧タンク11へインクIKを送液(供給)する。インクポンプ25は、インク循環管30の途中に設けられている。
エアポンプ26は、負圧タンク19から加圧タンク11へ空気を送る。エアポンプ26は、エアポンプ用配管27の途中に配置されている。
なお、エアポンプ26の駆動時に加圧タンク大気開放弁12を閉鎖して加圧タンク11を密閉状態とすることで加圧タンク11に圧力(正圧)が生成される。また、エアポンプ26の駆動時に負圧タンク大気開放弁20を閉鎖して負圧タンク19を密閉状態とすることで負圧タンク19に圧力(負圧)が生成される。パージ時には、加圧タンク11及び負圧タンク19にそれぞれパージ用設定圧Pkp,Pfpを生成するために、加圧タンク大気開放弁12の閉鎖が行われ、エアポンプ26が駆動される。パージは、加圧タンク11からインクジェットヘッド2にインクIKを供給してノズルからインクIKを強制的に排出させる処理である。
エアポンプ用配管27は、エアポンプ26により負圧タンク19から加圧タンク11へ送られる空気の流路を形成する。エアポンプ用配管27は、一端が負圧タンク19の空気層に接続され、他端が加圧タンク11の空気層に接続されている。
インク循環管28は、加圧タンク11と分配器17とを接続する。インク循環管28には、加圧タンク11から分配器17に向かってインクIKが流れる。インク循環管29は、集合器18と負圧タンク19とを接続する。インク循環管29には、集合器18から負圧タンク19に向かってインクIKが流れる。インク循環管30は、負圧タンク19と加圧タンク11とを接続する。インク循環管30には、負圧タンク19から加圧タンク11に向かってインクIKが流れる。
インク補給部4は、インク循環部3の負圧タンク19にインクIKを補給(供給)する。インク補給部4は、インクカートリッジ41と、インク補給弁42と、インク補給管43とを備える。
インクカートリッジ41は、インクジェットヘッド2による印刷に用いられるインクIKを収容している。インクカートリッジ41内のインクIKは、インク補給管43を介してインク循環部3の負圧タンク19に供給される。
インク補給弁42は、インク補給管43内のインクの流路を開閉する電磁弁である。負圧タンク19へインクIKを補給する際、制御部61の制御によってインク補給弁42が開かれる。
インク補給管43は、インクカートリッジ41と負圧タンク19とを接続する。インク補給管43には、インクカートリッジ41から負圧タンク19に向かってインクIKが流れる。
図2に示す制御部61は、インクジェット印刷装置1の各部の動作を制御する。制御部61は、インクジェット印刷装置1全体の動作を制御する演算処理装置として機能するプロセッサ(例えばCPU: Central Processing Unit)を有する。
制御部61は、インク循環部3においてインクIKを循環させつつ、インクジェットヘッド2からインクIKを吐出させて印刷処理を行う。また、制御部61は、インクポンプ25等の駆動制御、インク補給弁42等の開閉制御などを行う。
詳しくは後述するが、制御部61は、静電容量センサSが検知する静電容量値Cに基づく負圧タンク19及び加圧タンク11のインクIKの液面高さHを検出する。例えば、制御部61は、後述するように液面高さHと静電容量値Cとの相関関係を算出し、この相関関係に基づいて静電容量値Cに対応する液面高さHを算出することによって、液面高さHを検出する。但し、制御部61が算出した液面高さHと静電容量値Cとの相関関係を用いて、静電容量センサSが静電容量値Cに基づいて液面高さHを算出してもよく、その場合には、制御部61は、静電容量センサSによって算出された液面高さHを取得することで液面高さHを検出する。
記憶部62は、例えば、所定の制御プログラムが予め記録されている読み出し専用半導体メモリであるROM(Read Only Memory)、プロセッサが各種の制御プログラムを実行する際に必要に応じて作業用記憶領域として使用される随時書き込み読み出し可能な半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)、ハードディスク装置などである。
操作パネル部63は、インクジェット印刷装置1の各種操作を行うための操作キー、液晶表示部などを有することで、インクジェット印刷装置1の入力部及び表示部の一例として機能する。なお、操作パネル部63がタッチパネル付きのディスプレイを有する場合には、このタッチパネル付きのディスプレイがインクジェット印刷装置1の入力部及び表示部の一例として機能する。
原稿読取部64は、原稿(用紙)から画像データを読み取るスキャナを有する。
なお、インクジェット印刷装置1の構成について上述したが、この構成はあくまで一例であり、本実施の形態の印刷装置は、液体(例えばインクIK)を収容する液体収容部(例えば、加圧タンク11及び負圧タンク19)と、この液体収容部へ液体を供給する液体供給部(例えば、インク循環部3(インクポンプ25)及びインク補給部4(インク補給弁42))と、液体収容部に配置され、静電容量値Cを検知する静電容量センサSと、この静電容量センサSが検知する静電容量値Cに基づく液体の液面高さHを検出する制御部61とを備えればよい。
例えば、インクジェット印刷装置1は、インク循環部3を備えず、インク循環を行わなくともよい。また、負圧タンク19とエアポンプ26との間のエアポンプ用配管27に気室が設けられる場合には、この気室に、負圧タンク大気開放弁20、負圧タンク大気開放管21、負圧タンク圧力調整弁22、負圧タンク圧力調整管23、及び負圧側圧力センサ24が配置されてもよい。同様に、エアポンプ26と加圧タンク11との間のエアポンプ用配管27に気室が設けられる場合には、この気室に、加圧タンク大気開放弁12、加圧タンク大気開放管13、加圧タンク圧力調整弁14、加圧タンク圧力調整管15、及び加圧側圧力センサ16が配置されてもよい。更には、加圧タンク11と分配器17との間のインク循環管28に、インクIKを加熱するインクヒータ、ヒートシンク、ヒータ温度センサ、インク温度センサなどが配置されてもよい。
<静電容量センサSの構成について>
図3は、本実施の形態に係る静電容量センサSの電極100を示す正面図である。
電極100は、負圧タンク19及び加圧タンク11の両方に配置されるが、負圧タンク19を例に説明する。
電極100は、負圧タンク19の正面(外壁面)に対し、例えば貼り付けによって固定されている。電極100は、高さ方向に並んで互いに一体に設けられた幅狭部101及び幅広部102を有する。幅狭部101は電極100のうち下側に位置し、幅広部102は電極100のうち上側に位置する。幅広部102の幅W2は、幅狭部101の幅W1の2倍以上であるとよい。幅狭部101と幅広部102との段差部分の高さは、段差高さHcである。なお、電極100は、負圧タンク19の内壁面に固定されると、特にインクIKが磁性体インクである場合に、電極100の劣化が生じたり、或いは電極100との接触によるインクIKの変質が生じたりするため、負圧タンク19の外壁面に配置されることが望ましい。
ここで、幅狭部101と幅広部102との段差部分は、液面高さHの高さ方向にかけて幅W1,W2が非連続的に変化する幅変化部の一例である。この幅変化部は、段差部分に限らず、例えば、高さ方向にかけて幅が一定の部分と幅が漸増又は漸減する部分との境目の部分であってもよいし、或いは、高さ方向にかけて幅が漸増又は漸減する部分と当該部分とは異なる変化量で幅が漸増又は漸減する部分との境目の部分であってもよい。
なお、電極100は、幅狭部101と幅広部102との段差部分のみに幅変化部を有するが、複数の幅変化部を有してもよい。また、電極100は、幅狭部101及び幅広部102を有することによってL字形状を呈するが、十字形状などのその他の形状を有してもよい。なお、幅変化部(段差高さHc)は、インクジェット印刷装置1の可動時の負圧タンク19(加圧タンク11)における液面高さHと同一又は近い値であることが望ましい。また、電極100は、負圧タンク19の背面(外壁面)にも、正面側の電極100と対向するように配置されていてもよい。
負圧タンク19は、水平方向に周囲に突出するベース部19a(11a)を有する。このベース部19aの上面は、電極100(幅狭部101)の底部が突き当てられる突き当て面19b(11b)である。この突き当て面19bは、例えば、液面高さHがゼロ、すなわち、負圧タンク19におけるインクIKの収容部分の底面と同一高さである。なお、電極100の底部が突き当て面19b(11b)に付き当てられることで、電極100の負圧タンク19又は加圧タンク11への貼り付け位置の位置ずれが生じるのを防止することができるため、電極100の幅変化部の高さを所望の高さに一致させることができる。
図4は、変形例に係る静電容量センサSの電極200を示す側面図である。
電極200も、電極100と同様に、負圧タンク19及び加圧タンク11の両方に配置されるが、負圧タンク19を例に説明する。
電極200は、負圧タンク19の正面及び背面(外壁面)のそれぞれに例えば同一形状のものが配置されているが、単一の外壁面のみに配置されていてもよい。
電極200は、負圧タンク19の外壁面に高さ方向に並んで互いに一体に設けられた薄肉部201及び厚肉部202を有する。薄肉部201は電極200のうち下側に位置し、厚肉部202は電極200のうち上側に位置する。厚肉部202の厚さt2は、薄肉部201の厚さt1の2倍以上であるとよい。薄肉部201と厚肉部202との段差部分の高さは、段差高さHcである。
ここで、薄肉部201と厚肉部202との段差部分は、液面高さHの高さ方向にかけて厚さt1,t2が非連続的に変化する厚さ変化部の一例である。この厚さ変化部は、段差部分に限らず、例えば、高さ方向にかけて厚さが一定の部分と厚さが漸増又は漸減する部分との境目であってもよいし、或いは、高さ方向にかけて厚さが漸増又は漸減する部分と当該部分とは異なる変化量で厚さが漸増又は漸減する部分との境目であってもよい。
なお、電極200は、薄肉部201と厚肉部202との段差部分のみに厚さ変化部を有するが、複数の厚さ変化部を有してもよいし、或いは、更に上述の幅変化部を有してもよい。また、電極200の形状は特に制限されない。なお、厚さ変化部(段差高さHc)は、インクジェット印刷装置1の可動時の負圧タンク19(加圧タンク11)における液面高さHと同一又は近い値であることが望ましい。
上述のように、負圧タンク19は、ベース部19a(11a)が水平方向に周囲に突出している。このベース部19aの上面は、電極200(薄肉部201)の底部が突き当てられる突き当て面19b(11b)である。この突き当て面19bは、例えば、液面高さHがゼロ、すなわち、負圧タンク19におけるインクIKの貯留部分の底面と同一高さである。
なお、図3に示す電極100及び図4に示す電極200は、負圧タンク19又は加圧タンク11に対する貼り付け面積が大きいほど液面高さHの検知精度が高まるため、負圧タンク19又は加圧タンク11の外壁面に対して可能な限り広い範囲に亘って貼り付けられることが望ましい。
<インクジェット印刷装置1のインク初期充填動作について>
図5は、本実施の形態におけるインク初期充填動作の処理を示すフローチャートである。
なお、図5に示す処理は、図2に示す制御部61によって行われる。また、図5に示す処理の開始時点では、負圧タンク19及び加圧タンク11には、インクIKが収容されていない。
まず、制御部61は、負圧タンク19に配置された静電容量センサS(電極100)に測定(静電容量値Cの検知)を開始させるとともに、検知結果の記憶部62への記録を開始する(ステップS1)。
次に、制御部61は、インク補給弁42を開くことで、インクカートリッジ41から負圧タンク19へのインク補給動作を開始させる(ステップS2)。このとき、制御部61は、負圧タンク19に一定速度でインクIKが供給されるようにインク補給弁42を一定量開く。なお、インクカートリッジ41から負圧タンク19へのインクIKの補給は、負圧タンク19よりも上方に位置するインクカートリッジ41から水頭圧によって行われるため、一定速度でインクIKを負圧タンク19へ供給することができる。
一定時間経過後、制御部61は、インク補給弁42を閉じることで、インクカートリッジ41から負圧タンク19へのインク補給動作を終了させる(ステップS3)。なお、このインク補給動作を行う時間は、負圧タンク19からインクIKが溢れない時間として予め決定されている。
また、制御部61は、負圧タンク19に配置された静電容量センサSに測定を終了させるとともに、検知結果の記憶部62への記録を終了する(ステップS4)。
ここで、静電容量センサSによって検知された静電容量値Cは、図6に示すように、液面高さHの上昇に伴って上昇する。静電容量値Cは、電極100の厚さ方向から見て(図3参照)、インクIKに対向する電極100の面積に比例する。つまり、液面高さHが1mm高くなったときの静電容量値Cの変化量(傾き)は、液面高さHが幅広部102の高さにあるときの方が、液面高さHが幅狭部101の高さにあるときよりも大きくなる。そして、負圧タンク19には一定速度でインクIKが供給されるため、インクIKの供給量に対する静電容量値Cの変化量は、幅狭部101(又は薄肉部201)が位置する高さに液面高さHがあるときに上昇が緩やかであるのに対し、幅広部102(又は厚肉部202)が位置する高さに液面高さHがあるときに上昇が急になる。そのため、液面高さHが幅狭部101(又は薄肉部201)と幅広部102(又は厚肉部202)との段差部分の段差高さHcにあるときを境に、静電容量値Cの変化量が変化する。つまり、液面高さHが段差高さHcにあるときの静電容量値Cが変化点Ccとなる。
なお、上述のように、電極100,200の底部が突き当てられる負圧タンク19又は加圧タンク11の突き当て面19b,11bの高さが、液面高さHがゼロ又はマイナスの高さである場合には、インク補給動作の開始時点での液面高さHがゼロのときから静電容量値Cの値を得やすくなる。そのため、後述する液面高さHと静電容量値Cとの相関関係を得やすくなる。
制御部61は、上述のように測定及び記録された静電容量値Cに基づいて、上記の静電容量値Cの変化量及び変化点Ccを算出し、記憶部62に記録する(ステップS5)。
また、制御部61は、加圧タンク11における段差高さHcを予め取得できるため、この段差高さHcと静電容量値Cの変化量及び変化点Ccとに基づき、加圧タンク11における液面高さHと静電容量値Cとの相対関係(例えば図6に示すように静電容量値Cに対応する液面高さHを特定するための関係式)を算出し、記憶部62に記録する(ステップS6)。
次に、制御部61は、加圧タンク11に配置された静電容量センサS(電極100)に測定(静電容量値Cの検知)を開始させるとともに、検知結果の記憶部62への記録を開始する(ステップS7)。
次に、制御部61は、インクポンプ25を駆動することで、負圧タンク19から加圧タンク11へのインク送液動作を開始させる(ステップS8)。このとき、制御部61は、加圧タンク11に一定速度でインクIKが供給されるようにインクポンプ25を駆動させる。
一定時間経過後、制御部61は、インクポンプ25の駆動を停止し、負圧タンク19から加圧タンク11へのインク送液動作を終了させる(ステップS9)。なお、このインク送液を行う時間は、加圧タンク11からインクIKが溢れない時間として予め決定されている。
また、制御部61は、加圧タンク11に配置された静電容量センサSに測定を終了させるとともに、検知結果の記憶部62への記録を終了する(ステップS10)。
制御部61は、上述のように測定及び記録された静電容量値Cに基づいて、上記の静電容量値Cの変化量及び変化点Ccを算出し、記憶部62に記録する(ステップS11)。
また、制御部61は、上述のように、段差高さHcと、静電容量値Cの変化量及び変化点Ccとに基づき、加圧タンク11における液面高さHと静電容量値Cとの相対関係を算出し、記憶部62に記録する(ステップS12)。
なお、図5を参照しながらインク初期充填動作における液面高さHと静電容量値Cとの相対関係について説明したが、インク初期充填動作以外の場面、例えばメンテナンス時などに、負圧タンク19又は加圧タンク11にインクIKを供給しながら又は排出しながら、段差高さHcを跨ぐように液面高さHを変化させることによっても、液面高さHと静電容量値Cとの相対関係を算出することが可能ではある。
<インクジェット印刷装置1の印刷時の動作について>
次に、上述のインク初期充填動作によって負圧タンク19及び加圧タンク11にインクIKが供給された状態のインクジェット印刷装置1の印刷時の動作について説明する。
印刷ジョブが入力されると、まず、制御部61は、加圧タンク大気開放弁12及び負圧タンク大気開放弁20を閉鎖する。これにより、加圧タンク11及び負圧タンク19が密閉状態となる。なお、インクジェット印刷装置1が動作しない待機中は、加圧タンク大気開放弁12及び負圧タンク大気開放弁20は開放され、加圧タンク11及び負圧タンク19は大気開放されている。加圧タンク圧力調整弁14及び負圧タンク圧力調整弁22は、待機中から閉鎖されている。
次に、制御部61は、エアポンプ26を起動する。これにより、加圧タンク11が加圧され始め、負圧タンク19が減圧され始める。これにより、加圧タンク11からインクジェットヘッド2を経由して負圧タンク19へ向かうインクIKの流れが生じ、インクIKの循環が始まる。エアポンプ26の起動後、制御部61は、加圧タンク11及び負圧タンク19の圧力がそれぞれの循環用設定圧Pk,Pfに達し、それが維持されるように、エアポンプ26の駆動、及び、加圧タンク圧力調整弁14及び負圧タンク圧力調整弁22の開閉を制御する。
循環用設定圧Pk,Pfは、インクIKを循環させつつインクジェットヘッド2のノズル圧を適正値にするための圧力値として予め設定されたものである。加圧タンク11の循環用設定圧Pkは正圧であり、負圧タンク19の循環用設定圧Pfは負圧である。負圧タンク19の循環用設定圧Pfは、加圧タンク11の循環用設定圧Pkより絶対値が大きい。これにより、インクジェットヘッド2のノズル圧が、インクIKの吐出に適した負圧になる。
加圧タンク11及び負圧タンク19の圧力が循環用設定圧Pk,Pfになった後、制御部61は、印刷ジョブに基づきインクジェットヘッド2を制御して印刷を行う。印刷ジョブの実行中は、加圧タンク11からインクジェットヘッド2へインクIKが供給され、インクジェットヘッド2で消費されなかったインクIKが負圧タンク19に回収される。
このようにインク循環及び印刷を行う際、制御部61は、液面維持制御を行う。この液面維持制御は、加圧タンク11及び負圧タンク19の液面高さを基準高さで維持しつつインク循環するための、加圧タンク11及び負圧タンク19の液面高さに応じたインクポンプ25及びインク補給弁42の制御である。
印刷ジョブが終了すると、制御部61は、加圧タンク大気開放弁12及び負圧タンク大気開放弁20を開放する。ここで、インクポンプ25及びエアポンプ26が駆動中の場合は、制御部61は、駆動を停止させる。また、制御部61は、加圧タンク圧力調整弁14、負圧タンク圧力調整弁22、及びインク補給弁42が開放されている場合は、これらを閉鎖する。これにより、インク循環動作が終了し、インクジェット印刷装置1が待機状態となる。
以上説明した一実施の形態では、静電容量センサSは、液体の一例であるインクIKを収容する液体収容部の一例である負圧タンク19及び加圧タンク11に配置され、インクIKの液面高さHを検出するための静電容量値Cを検知する。また、静電容量センサSは、図3に示すように、液面高さHの高さ方向にかけて幅W1,W2が非連続的に変化する幅変化部(例えば、幅狭部101と幅広部102との段差部分)を有する電極100を備える。そして、本実施の形態の変形例では、静電容量センサSは、図4に示すように、液面高さHの高さ方向にかけて厚さt1,t2が非連続的に変化する厚さ変化部(例えば、薄肉部201と厚肉部202との段差部分)を有する電極200を備える。
また、本実施の形態では、印刷装置の一例であるインクジェット印刷装置1は、液体の一例であるインクIKを収容する液体収容部の一例である負圧タンク19及び加圧タンク11と、負圧タンク19及び加圧タンク11へインクIK(液体)を供給する液体供給部の一例であるインク補給部4(インク補給弁42)及びインク循環部3(インクポンプ25)と、負圧タンク19及び加圧タンク11に配置され、静電容量値Cを検知する静電容量センサSと、この静電容量センサSが検知する静電容量値Cに基づく液面高さHを検出する制御部61とを備える。また、静電容量センサSは、液面高さHの高さ方向にかけて幅が非連続的に変化する幅変化部及び厚さが非連続的に変化する厚さ変化部のうち少なくとも一方を含む電極100,200を有し、制御部61は、負圧タンク19及び加圧タンク11へインクIK(液体)を供給するようにインク補給弁42及びインクポンプ25を制御し、液面高さHが、幅変化部及び厚さ変化部のうち少なくとも一方の高さ(段差高さHc)に到達したときの静電容量値Cの変化量の変化点Ccを算出する。
ところで、加圧タンク11や負圧タンク19などの液体収容部は、製造時の寸法バラツキ、電極100,200の貼り付け位置のバラツキなどにより、例えば収容するインクIKの色のみが異なる同一の液体収容部であっても、液面高さHcに対する静電容量値Cがばらつく。この点、本実施の形態及びその変形例では、電極100,200が、高さ方向にかけて幅W1,W2又は厚さt1,t2が非連続的に変化する変化部を有するため、段差高さHcに液面高さHが達したときに、静電容量値Cの変化量が変化する(変化点Cc)。したがって、静電容量値Cが変化点Ccにあるときに液体の液面高さHが段差高さHcにあることを容易に検出することができる。また、単一の液体収容部に対して複数の電極を配置することで静電容量値Cを検知する場合と比較して、複数の電極間の相対位置の位置ズレに起因する静電容量値Cの検知精度の低下を回避することができるとともに、簡素な構成にすることができる。
よって、本実施の形態及び変形例によれば、液体収容部(例えば、負圧タンク19及び加圧タンク11)における液面高さHと静電容量値Cとの相関関係を正確且つ容易に得ることができる。また、液面高さHを正確に検出することができるため、液体収容部内の空気層の量を正確に検出し、例えば、インクジェットヘッド2の圧力変動を規定の範囲内に収め、印刷精度を高めることもできる。更には、液面高さHを正確に検出することができるため、インクIK(液体)の漏れなどの異常検知の精度や、インクカートリッジ41(液体補給部)の交換を促す報知などの精度を高めることもできる。
また、本実施の形態では、電極100(200)は、加圧タンク11及び負圧タンク19の外壁面に高さ方向に並んで互いに一体に設けられた幅狭部101及び幅広部102(薄肉部201及び厚肉部202)を有し、幅変化部(厚さ変化部)は、幅狭部101(薄肉部201)と幅広部102(厚肉部202)との段差部分である。そのため、簡単な形状の電極100(200)を用いながら、幅狭部101(薄肉部201)と幅広部102(厚肉部202)との段差部分において電極100(200)の幅(厚さ)が大きく変化するため、液面高さHが段差高さHcにあるときの静電容量値Cの変化点Ccを制御部61によって算出しやすくすることができる。また、電極100(200)がインクIK(液体)に非接触で静電容量値Cを検知するため、電極100(200)の劣化が生じたり、或いは電極100(200)の接触によるインクIK(液体)の変質が生じたりするのを防止することもできる。
また、本実施の形態では、幅広部102の幅W2は、幅狭部101の幅W1の2倍以上である。また、厚肉部202の厚さt2は、薄肉部201の厚さt1の2倍以上である。そのため、幅狭部101と幅広部102との段差部分や、薄肉部201と厚肉部202との段差部分において電極100,200の幅又は厚さが大きく変化するため、液面高さHが段差高さHcにあるときの静電容量値Cの変化点Ccを制御部61によって算出しやすくすることができる。
また、本実施の形態では、制御部61は、負圧タンク19及び加圧タンク11へインクIK(液体)を一定速度で供給するように液体供給部(インク補給弁42及びインクポンプ25)を制御する。そのため、液面高さHが段差高さHcに到達したときの静電容量値Cの変化量が変化する変化点Ccを検出しやすくすることができるとともに、一定速度でインクIK(液体)を供給することで、変化点Ccの前後における静電容量値Cと液面高さHとの相関関係を容易に得ることもできる。
なお、本発明は、上述の実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階でその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上述の実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素を適宜組み合わせても良い。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることはもちろんである。以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
液体を収容する液体収容部に配置され、前記液体の液面高さを検出するための静電容量値を検知する静電容量センサであって、
前記液面高さの高さ方向にかけて幅が非連続的に変化する幅変化部及び厚さが非連続的に変化する厚さ変化部のうち少なくとも一方を有する電極を備える
ことを特徴とする静電容量センサ。
[付記2]
前記電極は、前記液体収容部の外壁面に前記高さ方向に並んで互いに一体に設けられた幅狭部及び幅広部を有し、
前記幅変化部は、前記幅狭部と前記幅広部との段差部分である
ことを特徴とする付記1記載の静電容量センサ。
[付記3]
液体を収容する液体収容部と、
前記液体収容部へ前記液体を供給する液体供給部と、
前記液体収容部に配置され、静電容量値を検知する静電容量センサと、
前記静電容量センサが検知する静電容量値に基づく前記液体の液面高さを検出する制御部とを備え、
前記静電容量センサは、前記液面高さの高さ方向にかけて幅が非連続的に変化する幅変化部及び厚さが非連続的に変化する厚さ変化部のうち少なくとも一方を含む電極を有し、
前記制御部は、前記液体収容部へ前記液体を供給するように前記液体供給部を制御し、前記液面高さが、前記幅変化部及び前記厚さ変化部のうち少なくとも一方の高さに到達したときの前記静電容量値の変化量の変化点を算出する
ことを特徴とする印刷装置。
1 インクジェット印刷装置
2 インクジェットヘッド
3 インク循環部
4 インク補給部
11 加圧タンク
11a ベース部
11b 突き当て面
19 負圧タンク
19a ベース部
19b 突き当て面
25 インクポンプ
41 インクカートリッジ
61 制御部
62 記憶部
63 操作パネル部
64 原稿読取部
100,200 電極
101 幅狭部
102 幅広部
201 薄肉部
202 厚肉部
C 静電容量値
Cc 変化点
H 液面高さ
Hc 段差高さ
IK インク
S 静電容量センサ
t1,t2 厚さ
W1,W2 幅

Claims (3)

  1. 液体を収容する液体収容部に配置され、前記液体の液面高さを検出するための静電容量値を検知する静電容量センサであって、
    前記液体収容部の外壁面に貼り付けられ、前記液面高さの高さ方向にかけて厚さが非連続的に変化する厚さ変化部を有する電極を備える
    ことを特徴とする静電容量センサ。
  2. 前記電極は、前記液体収容部の前記外壁面に前記高さ方向に並んで互いに一体に設けられた薄肉部及び厚肉部を有し、
    前記厚さ変化部は、前記薄肉部と前記厚肉部との段差部分である
    ことを特徴とする請求項1記載の静電容量センサ。
  3. 液体を収容する液体収容部と、
    前記液体収容部へ前記液体を供給する液体供給部と、
    前記液体収容部に配置され、静電容量値を検知する静電容量センサと、
    前記静電容量センサが検知する静電容量値に基づく前記液体の液面高さを検出する制御部とを備え、
    前記静電容量センサは、前記液面高さの高さ方向にかけて厚さが非連続的に変化する厚さ変化部を含む電極を有し、
    前記電極は、前記液体収容部の外壁面に貼り付けられ、
    前記制御部は、前記液体収容部へ前記液体を供給するように前記液体供給部を制御し、前記液面高さが、前記厚さ変化部の高さに到達したときの前記静電容量値の変化量の変化点を算出する
    ことを特徴とする印刷装置。
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