JP2021146168A - 組み合わせ型鍼管 - Google Patents

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Abstract

【課題】衛生的にかつ正確な刺入距離で施術できる鍼管を提供する。【解決手段】鍼管を上部鍼管10と下部鍼管12との組み合わせにて構成したことを特徴とする。下部鍼管12は、上記の段部内径と近似の外径を有する所定長の管体で、上部鍼管10と同一材質である。この下部鍼管12が上部鍼管10と適度の嵌合状態ではめ込む。施術者の指は鍼体に触れることなく施術を行うことができるため、衛生的となり、気胸や感染を防止することができる。【選択図】図10

Description

この発明は、鍼管を上下二つに分離可能とし、使用時にこれらを組み合わせて用いる組み合わせ型の鍼管に関する。
従来より、鍼灸鍼を使うときの鍼管は単なる管体であり、本発明にて示すように、組み合わせて用いる鍼管は見当たらない。
鍼灸鍼は鍼管と一緒に用いられ、鍼管内に鍼灸鍼が位置し、鍼灸鍼の先が人体皮膚に刺さった後に鍼管は除去される。現在の鍼灸鍼は使い捨てのディスポーザブルスタイルである。鍼治療の場合、施術者は鍼灸鍼を皮膚内に差し入れるときと抜くときに鍼灸鍼の皮膚近傍箇所を指でつまんで行っている。これは衛生面では好ましくない。
すなわち、施術者の指が衛生的でないと鍼灸鍼に付着した菌などが皮膚下に入る恐れがある。また抜くときは逆に被施術者皮膚内の菌などが施術者の指に付着する恐れがあり、次の施術の時にこの付着菌が被施術者の体内に入る危険性がある。
これを防ぐ手段の一つとして、除菌されたディスポーザブル手袋を用いる方法があるが、手袋をはめると施術時に指に伝わる感覚が鈍り、またその都度手袋を装着しなければならない煩わしさがある。
鍼灸鍼は鍼体を人体に刺し入れるものであるが、その刺入深さの調整が重要である。
この刺入深さが深すぎると肺を傷つけるいわゆる気胸が起こる。鍼灸鍼が肋骨に当たれば外傷性気胸は起こらないが、鍼が肋間に位置し、深鍼となった場合に気胸を起こす危険性が高まるのである。また、施術時に鍼体が折れる折鍼の場合もあり、いずれも患者と施術者間での事故紛争の一位と二位を占めている。本発明は以上に鑑み、手指を鍼灸鍼下部に触れることなく衛生的な施術が可能となるとともに上記の気胸や折鍼防止にも有効となる新規かつ有用なる手段を提供することを目的として発明されたものである。
課題を解決する手段として本発明は以下の構成とした。すなわち、
本発明の一つは、鍼管を上部鍼管と下部鍼管との組み合わせにて構成したことを特徴とする組み合わせ型鍼管である。本発明の他の一つは、下部鍼管に対して組み合わせる上部鍼管は、下部鍼管にて設定された位置にてその上下位置が決まるよう構成してなる組み合わせ型鍼管である。
本発明は下記の効果を有する。
1.施術の場合に最初から最後まで鍼体に指が触れないので衛生的であり、感染の恐れを極小とすることができる。
2.置鍼でも下部鍼管によって鍼灸鍼が勝手に刺入せず、気胸や折鍼に対しても安心して他の作業をすることができる。
3.その構成から刺入の深さを均一にすることができる。
4.盲目の施術者の場合でも刺入ミスを防止することができる。
市販の鍼灸鍼の正面図 市販の鍼管の正面図 従来の施術説明図 本発明の正面図 本発明の右側面図 本発明の構造説明図 本発明の左側面図 本発明の要部拡大説明図 本発明の変化例説明図 本発明の使用説明図 本発明の第二実施形態の正面図 本発明の第二実施形態の右側面図 本発明の第二実施形態の構造説明図 本発明の第二実施形態の左側面図 本発明の第二実施形態の要部拡大説明図 本発明の第二実施形態の変化例説明図 本発明の第二実施形態の使用説明図 本発明の他例説明図 本発明の他例説明図
以下、本発明の実施形態および従来手段について説明する。
図において、1は市販の鍼灸鍼で、一般的には銀や弾力のあるステンレス細棒の下端を先鋭に形成した鍼体2と、この鍼体の上端に合成樹脂製略円柱形のつまみ部分としての鍼柄3を一体化したものである。4は鍼管で、軟質合成樹脂製の管体であって、その全長は鍼灸鍼よりやや短くその内径は鍼柄外径よりやや大である。
使用に際しては、図3にて示すように、まず鍼管と鍼灸鍼がセットになっている状態のものを被施術者の皮膚上にあてがい、鍼灸鍼の上端を指で軽く下向きにノックすると、鍼灸鍼下端は皮膚内に少し入り込んで鍼灸鍼の位置が定まる。このとき鍼灸鍼上端と鍼管上端は水平位置である。
次ぎに、鍼管を取り去ってから、指で皮膚近傍の鍼体をつまんで、他手の親指と人差し指の間を鍼灸鍼上端に当てて下方に押圧しながら静かに所望の深さまで押し込む。
以上にて施術における鍼灸鍼セット完了となる。これを皮膚の位置を変えて次々と行う。
所定時間経過後に再び指にて鍼灸鍼の根元をつまみ、他手で静かに抜き去って施術完了となる。
次ぎに、本発明について説明する。
図において、10は上部鍼管で、市販の鍼管と同様材質にて形成される所定長の管体である。この上部鍼管の下端には該鍼管の内径箇所を削ってやや大径ととしてなる段部11が形成される。12は下部鍼管で、上記の段部内径と近似の外径を有する所定長の管体で、上部鍼管と同一材質である。上記段部にはこの下部鍼管が適度の嵌合状態ではめ込むことができる。
本例の使用に際しては、図10にて示すように、まず皮膚上に鍼灸鍼を内方に位置させた鍼管を立てて指でこの鍼管を支持し、指で鍼柄をノックした後、上部鍼管を取り去る。鍼灸鍼は下部鍼管の上端より突出しているので、既述のように鍼灸鍼を静かに押し込み、これでセットが完了する。つまり、鍼柄の下端外径は下部鍼管の内径より大きく、この位置より鍼灸鍼が皮膚に入り込むことはない。所定時間経過後に、下部鍼管と鍼灸鍼ごと皮膚から抜き去って施術は完了する。以上から、施術者の指は鍼体に触れることなく行うことができるため、衛生的となり、気胸や感染を防止することができる。
図9は既例の変化例を示すものである。
図において、13は傾斜内面で、下部鍼管の上端から下方に向かう傾斜部分であって、その上端内径は上部鍼管の内径と同一である。鍼管に鍼灸鍼をセットするとき、その先端が下部鍼管上端に当たって入れにくいという恐れがあるため、これを解消するためにこの傾斜内面を設けたものであり、鍼体下端が下部鍼管中心よりずれてもこの傾斜内面に沿ってスムースに入れることができる。
図11〜図15は、本発明の第二実施形態を示すものである。
図において、20は上部鍼管、21は下部鍼管、22は鍔部である。本例は下部鍼管の中間位置外面に鍔部を設け、この鍔部に上部鍼管下端が当接することにて、初例の段部と同様の効果を発揮するものであって、機能的には初例と同じである。図16は初例同様の傾斜内面23を示すもので、これにて初例同様に鍼灸鍼のセットが容易となる。
以上の例において、鍼灸鍼の挿入深さの設定が可能である。すなわち、下部鍼管の長さの設定を変えて設計することにて、鍼灸鍼の挿入深さを決めることができる。
図18〜図19は下部鍼管の全長にわたって各々傾斜内面15と25を形成したものである。本発明を使用するとき、既例では下部鍼管の内径によってその内径の範囲内にて鍼体の刺し入れ位置が定まるが、この刺し入れ位置の正確さをより高めるために、上記の傾斜内面を設けたものである。なお、既述の傾斜内面13および23を併用してもよい。
以上、本発明について記したが、本発明は従来の単一物品としての鍼管を上下二体に分けることで、施術時における指の鍼体への接触を防止し、より衛生的な刺入を可能としたところにその特徴を有するものである。しかるに、従来法では施術時により安全とするためにディスポーザル手袋を着用する場合もあるが、より厳密に衛生的とするには、鍼灸鍼を一本治療毎に手袋を履き替える必要があり、その煩わしさとコスト面での問題があったが、本発明にてこれが解消されるものとなったのである。
さらに本発明は既述の気胸や折鍼時対応にも有効である。従来法と異なり、鍼体の刺入深さを定めて刺入することができるため、気胸の恐れがなく、事故時の釈明も容易であり、万一折鍼しても鍼体の上部は所定距離だけ露出しているので、速やかに鍼体をつまんで抜き取ることができるのである。また、盲目の鍼灸師は刺入深さを視認できないので、この刺入深さを正確に行いにくいという問題もあるが、これも本発明にて解消されることとなる。なお、既述の例は実施の例示であって、近似の他の構成としてもよく、例示の材質に変えて他の材質を用いてもよい。
以上のごとく、本発明によって衛生的かつ正確なる刺入を可能とする新規な鍼管を用いた施術を行うことができる。
1 鍼灸鍼
2 鍼体
3 鍼柄
4 鍼管
10 上部鍼管
11 段部
12 下部鍼管
13 傾斜内面
14 下部鍼管
15 傾斜内面
20 上部鍼管
21 下部鍼管
22 鍔部
23 傾斜内面
24 下部鍼管
25 傾斜内面

Claims (2)

  1. 鍼管を上部鍼管と下部鍼管との組み合わせにて構成したことを特徴とする組み合わせ型鍼管。
  2. 下部鍼管に対して組み合わせる上部鍼管は、下部鍼管にて設定された位置にてその上下位置が決まるよう構成してなる請求項1記載の組み合わせ型鍼管。
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