JP3269040B2 - 針 管 - Google Patents

針 管

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JP3269040B2
JP3269040B2 JP04362399A JP4362399A JP3269040B2 JP 3269040 B2 JP3269040 B2 JP 3269040B2 JP 04362399 A JP04362399 A JP 04362399A JP 4362399 A JP4362399 A JP 4362399A JP 3269040 B2 JP3269040 B2 JP 3269040B2
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俊夫 金子
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俊夫 金子
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、針治療のための針管に
関する。
【0002】
【従来の技術】わが国では、江戸時代から管針法と呼ば
れる針の刺し入れを容易にする方法がある。この方法
は、切皮の際、針を針よりやや短い管(針管)に入れ、
僅かに出た柄の部分を指の腹の部分で叩打し、針の先端
を皮膚に弾入する方法で、日本の針灸家の多くが用いて
いる。(社)東洋療法学校協会編、医道の日本社平成9
年3月10日発行「針灸理論」及び「しんきゅう実技<
基礎編>」等に従来の技術が記載されている。最近は、
この管を針の包装容器の一部として用いるもの(例え
ば、特開平8−112331号公報参照)や針と針管を
包装容器内に密封するものがある。これらは、滅菌や殺
菌して包装されているが、開封して切皮(穿皮)操作を
行った後には、針体を押し手の指で直接触れて保持しな
がら、刺入操作が行われ、次に抜針操作が行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように施術者の指
が、患者の身体内に刺し入れられる針体に触れ、逆に患
者の身体内から抜き出された針体に触れることは、衛生
管理上の問題点である。針管を包装容器の一部としても
使用するものや針を針管に挿入した状態で包装容器に封
入したものは、包装された針の衛生のため包装容器内を
殺菌状態に維持している。しかし、切皮操作時には殺菌
状態で針と針管を使用するが、その後の刺入操作におい
て、針管を取り去り針体を押し手で直接保持するように
なり、押し手の指先が直接針体に接触し、その接触部分
から針体が皮膚内に挿入され、また、抜針操作において
皮膚内に挿入された針体に押し手の指が直接触れるの
で、ウイルス性肝炎などに感染する可能性が大きくなる
という問題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の課題を解決する
ための第1の手段は、管状の針用密封容器の一部を形成
し、切皮操作に適した長さを有し、且つその長さの途中
に切り離しを容易にするための応力が集中する切り込み
部を設けた針管であって、該切り込み部で上部針管を切
り離した後の針入れ操作において保持された下部針管が
針体部分のみをガイドするようにし、下部針管の上端と
針柄の下端とがほぼ接する位置が刺入深さの終了位置を
示すようにした針管である。 本発明の課題を解決するた
めの第2の手段は、さらに、滑り止めのため外周面が凹
凸形状又は断面において多角形状をした針管である。
発明の針管は、切皮操作に適した長さを有する針管の途
中に切り離しのための切り目を入れたものであり、該切
り目の上端が針の刺入の深さを示すものであり、さら
に、その横断面の外周が多角形状、又は、滑り止めの凹
凸が設けられたものである。本発明は、針管の切皮操作
時に必要な長さ位置以外の箇所にも針管の切断を容易に
する切り目又は折れ目等を設けておき、切皮操作が終了
すると、切皮操作時の押手の指は針管を保持したままに
して、次の刺入操作に適する位置に設けられた切れ目又
は折り目部分を刺手で折り曲げる、左右に旋回する又は
ねじる等の操作で切り離して針管の上部分を抜き去り、
針管を短くし、短くなった針管を押し手で保持しながら
刺入操作を行い、同様に押手の指で針管を保持したまま
抜針操作を行うものである。
【0005】この短くなった針管は、針体を刺し入れる
又は針体を抜針するためのガイドとしても有効で、刺入
操作・抜針操作に格別な技術を必要としないことが実験
の結果判明した。従って、切皮以外の針治療操作におい
ても殺菌状態に維持された針体をそのままの衛生状態に
保つことができ、従来困難とされてきた針治療における
感染症などの予防のための衛生管理上の問題が解決され
ることになった。
【0006】
【実施例】図1は、切皮操作における針管1と針2との
関係を断面図で示す。1−1は、下部針管、1−2は、
上部針管、1−3は、切れ目を示す。2−1は、針柄、
2−2は、針体である。3は、皮膚を示す。4、5は、
押し手の指(親指と人差し指)を示す。針管と針を、例
えば、片手挿管法により針管1に針2を挿入し、特開平
8−112331号公報に示される様な針と針管であれ
ば、両密封部を折って捨て、針管1に針2を挿入したま
ま、特開平9−28758号公報に示されるような針管
付針が包装容器に密封されているような場合は、該包装
容器を開封して針管付針を取り出し、針管1と針2の溶
着部を切り離し、針管及び針先を皮膚表面に当てて、図
1に示す状態に保持する。
【0007】押手の人差し指と親指4、5で針管1の下
部1−1(下部針管)を保持し、刺手の人差し指の腹部
分で針柄2−1の頭部を弾くように叩いて(矢印A)針
先を弾入し皮膚表面を破って皮下組織に4〜5mm程度
侵入させ切皮する。切れ目1−3として45度の切り込
みを入れたが、その他には応力が集中して上部針管1−
2と下部針管1−1の切り離しが容易になる形状にす
る。特開平8−112331号公報に示されるように針
管が密封容器として用いられるような場合であれば、該
密封が維持される切れ目1−3の深さであるようにする
必要がある。
【0008】図2は、切皮後に押手4、5で針管の下部
1−1を保持したまま、針管の上部1−2を切り離すと
きの状態を断面図で示す。刺手で針管の上部1−2を軽
く捻る(矢印B)又は折り曲げるように(矢印C)する
と、上部針管1−2が切り離される。図3は、上部針管
2−1を切り離した後、押手4、5が下部針管1−1を
保持している状態を断面図で示す。下部針管1−1を保
持したまま、刺手で針柄2−1を左右に1/2〜2/3
程度の範囲で回転させながら刺入する旋燃刺法や刺手で
針柄を持ち針を送り込むように刺入圧を加えていく送り
込み刺法などで刺入を行う。この際下部針管1−1によ
る針体2−2の案内は直接押手の親指と人差し指で案内
するやり方に比べ遜色がないばかりか、指4、5が直接
針体2−2に触れないので衛生的には遥かに優れてい
る。
【0009】図4は、ほぼ刺入が終了した状態を断面図
で示す。下部針管1−1の長さを適当な長さに定めてお
くと、例えば、下部針管1−1の上端の高さと針柄2−
1の下端を合わせることなどにより、刺入の深さを容易
に測るようにできる。刺入が終了すれば、抜針する。こ
の抜針操作においても、下部針管1−1を押手で保持し
たままにする。
【0010】図5は、針管1の断面図の1例を示す。切
れ目1−3の深さを点線で示す。図5では外形を8角形
にしたが、その他の多角形でもよい。角を取るようにし
てもよい。また、外周面にローレット加工のような凹凸
を全体または部分的に施してもよい。部分的に浅い切り
込みを入れてもよい。勿論円筒状であっても下部針管1
−1から上部針管1−2を切り離す際に滑りにくく、切
り離しが容易に行われればよい。
【0011】
【効果】本発明を用いれば、切皮操作、刺入操作、抜針
操作において、施術者の指が針体に直接触れないので、
施術者及び患者双方にとってきわめて衛生的である。ま
た、針柄の下端と下部針管の上端位置を合わせることに
より、針の刺入深さを簡単に知ることができる。滑り止
めのために針管の外周面を多角形にする又は凹凸を設け
ることにより上部針管と下部針管の切り離しが容易にで
き美的効果も高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】切皮操作における針管1と針2との関係を断面
図で示す。
【図2】切皮操作後に上部針管を切り離すときの状態を
断面図で示す。
【図3】上部針管を切り離した後、押手が下部針管を保
持している状態を断面図で示す。
【図4】ほぼ刺入操作が終了した状態を断面図で示す。
【図5】針管の断面図の1例を示す。
【符号の説明】
1 針管 1−1 下部針管 1−2 上部針管 1−3 切り目 2 針 2−1 針柄 2−2 針体 3 皮膚 4、5 押し手の指
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 39/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直管状の針用密封容器の一部を形成し、
    切皮操作に適した長さを有し、且つその長さの途中に切
    り離しを容易にするための応力が集中する切り込み部を
    設けた針管であって、該切り込み部で上部針管を切り離
    した後の針入れ操作において保持された下部針管が針体
    部分のみをガイドするようにし、下部針管の上端と針柄
    の下端とがほぼ接する位置が刺入深さの終了位置を示す
    ようにした針管。
  2. 【請求項2】 滑り止めのため外周面が凹凸形状又は断
    面において多角形状をした請求項1の針管。
JP04362399A 1999-01-14 1999-01-14 針 管 Expired - Lifetime JP3269040B2 (ja)

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