JP3125738U - 開口器 - Google Patents

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Abstract


【課題】施術者が所望の指に対してフィットして使用でき、口に入れても患者にやわらかい感じを与え、それでいて、施術者の指を十分に保護し得る口腔ケア用、治療用などの開口器を提供する。
【解決手段】硬質の合成樹脂で形成され、一方の開口2a端から他方の開口2b端に向けて外径が小さく形成される円筒部材2と、軟質の合成樹脂材で形成され、一方の開口3a端から他方の開口3b端に向けて外径が小さく形成され、前記円筒部材2の筒内に設けられる筒状クッション材3とから構成され、大径の開口2a(3a)から、指4を挿着し、開口器1を口腔内に入れる。
【選択図】 図4

Description

この考案は、歯科医師、衛生士、ヘルパー、介護者、養育者等が、幼児、老人、患者等の口腔内のケア、歯等を治療する際に指に挿着して、施術を受ける者の口を開かせるための口腔ケア用あるいは治療用の開口器に関する。
従来、市販されている歯科用の開口器としては、図9に示すように、硬質樹脂材で構成され形状が大人の親指の先端部が入る程度の深さ(長さ)を持つ円筒部71と、この円筒部71の親指挿入部の開口72より外方に向けて形成したツバ部73とかからなり、使用の際に右手あるいは、左手の親指に嵌めて口腔内に入れるものや、図10に示すように径の異なる3個の金属製の筒状部81、82、83が節状に連接されており、使用の際に右手あるいは左手の人差し指に装着するものがある。
また、柄の先端を横方向に曲げたアームの中途より、支点を介して開閉するアームを設け、このアームの後端に、ラチェットで上下の移動自在とし、ラチェットは、スプリングで柄の内部で連結するようにした口の開口器が開示されている。(例えば特許文献1参照)
特開2001−17451号公報
近年、歯磨き、舌苔の掃除,痰の除去等を行う口腔ケアが、幼児から老人にいたるまで、健康管理上大切なことであると理解され、各所で実施されている。一方、幼児、障害のある方、認知症の方、などに、口を開けたままで、口腔ケアを受けるできないことがあり、時には、口に挿入している施術者の指を噛むことがあり、施術者が単に指に柔らかいサックを嵌めているか手袋をしている場合だと、指を傷つけることがあり、スムーズな施術の妨げとなることがある。
ところで、歯科では、治療中の開口を確保するために、治療者等は上記図9、図10に示した開口器を用いることが多い。そこで、これらの開口器を口腔ケアにも広く使用することも可能であると考えられる。しかし、図9に示すタイプの開口器では、親指を嵌めて使用するものであり、他の指を嵌めることができず施術者が患者の頭部及び口の後方、つまり背後より治療する場合、親指を口腔内に入れると手首が回りすぎて無理があり、使用し辛いという点で問題がある。また、指にフィットしないので外れそうで扱いにくいという問題がある。
また図10に示した開口器では、金属性であり、その形状からして見た目が怖く患者に対し使用に対する怖さ不安感を与え、一方施術者には自分の指の大きさによって指がフィットせず外れそうで使いにくいという問題がある。
また上記特許文献1に記載の開口器では、アームの開閉にラチェット等の操作を必要とし、口腔内の治療を行うにはアーム等がじゃまになり、かえって扱い難いという問題がある。
この考案は、上記問題点に着目してなされたもので、施術者(口腔ケア等を行う者)がどの指に対してもフィットして使用でき、かつ対面、背後いずれからも操作でき、その上、口に入れても患者に柔らかい感じを与え、見る目に対し柔らかい感じを与え、それでいて施術者の指を保護し得る開口器を提供することを目的とする。
この考案の治療用器具は硬質の合成樹脂材で形成される円筒部材と、軟質の合成樹脂材で形成され前記円筒部材の筒内に設けられる筒状クッション材と、からなることを特徴とする。
この考案の開口器において、前記円筒部材及び前記筒状クッション材は、好ましくは、いずれも径が一方端から他方端に向けて先細に形成されると良い。
また、この考案の開口器において、前記円筒部材及び前記筒状クッション材は、好ましくは先端部に開口を設けると良い。
また、この考案の開口器において、前記筒状クッション材は、好ましくは、外径あるいは厚さの異なる複数個を備え、いずれか1つを選択して前記円筒部材に装着すると良い。
また、この考案の開口器において、 前記筒状クッション材は、好ましくは前記円筒部材に装着前は、断面が長円形状をしており、前記円筒部材へ装着した状態で、外面の少なくとも一部が前記円筒部材の内面に接するように構成しても良い。
この考案によれば開口器の外形を構成する円筒部材が硬質の合成樹脂材なので口腔内に入れた状態で噛まれることがあっても施術者の指を痛めることがなく、また硬質でも金属ではなく、合成樹脂材であるので、金属ほど硬くはなく患者の歯を痛めることも無い。また硬質の円筒部材の筒内に軟質の合成樹脂材よりなる筒状クッション材を設けているので、この筒状クッション材に指を入れる、あるいは筒状クッション材を入れず、直接硬質の円筒部材に指を入れるなど選択できるので、自分の指にフィットできる使用ができ、親指、それ以外の指も挿着できるので、施術者は患者と対面した位置、背後のいずれからでも施術できる。その上、外観はシンプルな円筒形状しかも硬質の合成樹脂材で構成するものであるから、見た目がやわらかく、患者も安心でき、施術者にとっても使用勝手が良いという効果がある。
以下、実施の形態によりこの考案をさらに詳細に説明する。図1はこの考案の一実施形態である開口器の平面図、図2は同開口器の外観斜視図である。この実施形態開口器1は、硬質の合成樹脂材で構成される円筒部材2と、この硬質の円筒部材2の筒内に設けられ軟質の合成樹脂材で構成される筒状クッション材3とから構成されている。硬質の円筒部材2は両端2a、2bに開口5a,5bを備え、筒径が一方端2aより、他方端2bに向けて連続的に小さくなるように、つまり先細に形成されている。また筒状クッション材3も両端3a、3bに開口6a,6bを備え、同じく筒径が、一方端3aより、他方端3bに向けて連続的に小さくなるように、つまり先細に形成されている。この実施形態開口器1の大きさは、例えば円筒部材2の、筒長が46mm、一方端2aの外径が25mm、他方端2bの外径が18mm、となる程度としている。
円筒部材2の内径に対し、筒状クッション材3の外径は、図3に示す、図1のA―A線切断断面図、及び図2に示す外観斜視図で明らかなように、一方端2a、3a、他方端3a、3b及び、その間の対応する位置で小さくなるようにしている。
このように、この実施形態では硬質の円筒部材2及び筒状クッション材3とも筒材を先細に設定しているので、図4に示すように先細の指4を大径の開口2a(3a)より挿入して、うまく指をフィットすることができる。治療に使用する際、指の太い人の親指に嵌める場合は、円筒部材2に筒状クッション材3を装着すること無く、円筒部材2に、直接親指を装着して、使用する。指の太い人の親指以外の指に嵌める場合は、円筒部材2に、筒状クッシヨン材3を設けた状態で指を挿着する。指の細い人の場合、親指の場合、それ以外の指の場合も、円筒部材2に、筒状クッション材3を設けた状態で指を挿着する。もっとも、この指の挿入の仕方は、一例であって、開口器の大きさによっては、指の挿入の仕方は異なってもよい。
円筒部材2に、筒状クッション材3を設けた状態では、指の外径が筒状クッション材3の内径と差が無い場合はもちろん、若干の差がある場合、円筒部材2の内径と筒状クッション材3の外径とに若干の差がある場合でも、筒状クッション材3は、素材が軟質性樹脂なので、その伸縮性のために挿通した指がうまく開口器1にフィットして挿着される。
また硬質の円筒部材2、筒状クッション材3とも、先細の先端部2b、3bには必ずしも開口を設けなくてもよいが、この実施形態のように開口5b、6bを設けることにより、円筒部材2あるいは筒状クッション材3の内壁と指の大きさとの間に若干の差があっても指先端を開口5b、6bに保持することによって指挿着のフィット感を得ることができる。
この開口5b、6bを備えることの効果を考慮すると、この考案において、円筒部材2及び筒状クッション材3は必ずしも先細のものである必要はなく、図6に示すように、一方端12a(13a)から他方端12b(13b)まで、同一径の円筒体であってもよい。
なお上記実施形態では硬質の円筒部材2(12)を1個に対し、筒状クッション材3(13)を1個備えて、1個の開口器1を構成するものとして説明したが、他の実施形態として、硬質の円筒部材2(12)1個に対して複数個の筒状クッション材23を備えても良い。
複数個の筒状のクッション材としては、例えば、図5の(a)に示す筒状クッション材23Aを基準〔図1に示す筒状クッション材3〕として、この筒状クッション材23Aに対し筒厚同じであるが、外径の相違するもの:図5の(b)の筒状クッション材23B、上記筒状クッション材23Aに対し、外径同じであるが、筒厚の相違するもの:図5の(c)の筒状クッション材23C、その他外径、筒厚ともに相違するもの、等を備えておき、開口器を使用しようとする施術者が,これら複数の筒状クッション材23A,23B,23C、・・・の中から、自己の使用する指にフィットする適宜のものを選択使用するようにしても良い。
なお、上記実施形態において、筒状クッション材3は、円筒状のものを使用しているが、これに代えて他の筒状クッション材、例えば図7に示すものを使用しても良い。この筒状クッション材33は、図7の(a)に示す、軟質性の合成樹脂製クッション地を略台形状にカットした基地34を、その基地34の辺34a、34bを接合するように折り曲げて、接着テープ35で貼着したものであり、その外観斜視図を図7の(b)に示している。
この筒状クッション材33は、硬質の円筒部材2に装着しない状態では、図7の(b)に示すように、偏平で、断面形状が長円形をしている。この筒状クッション部材33を、円筒部材2の筒内に挿入すると、長円部の径が円筒部材2の内径より大きな分、円筒部材2の内径で規制されるので、筒状クッション部材33は、円筒部材2の内部で、図8に示すように、円形に近く膨らんだ形状で、装着される。この場合、長円部が少なくとも円筒部材2の内面に接しているので、施術者が指を挿入すると、開口器と指が一体化し、フィット感が得られる。
また、その他の実施形態として、硬質の円筒部材2(12)をいくつかの特定の色を施すことにより、治療者が歯の治療に使用するとき子供等がその色を見てかわいいと感じ、あるいは優しいと感じるなど、いい感じが出ていることにより興味を示し、施術に対する安堵感を助長することができる。
この考案の一実施形態である開口器を示す平面図である。 同実施形態開口器の外観斜視図である。 図1の同実施形態開口器のA―A線で切断した断面図である。 同実施形態開口器の使用形態を説明する図である。 他の実施形態開口器の複数の筒状クッション材を示す平面図である。 この考案のさらに他の実施形態開口器を示す一部切欠き平面図である。 上記実施形態で使用する他の筒状クッション材の基地の平面図(a)、及び外観斜視図(b)である。 同筒状クッション材を円筒部材へ装着した場合の、断面図である。 従来使用の歯科治療用の開口器の一例を示す外観斜視図である。 他の従来使用の歯科治療用の開口器の一例を示す外観斜視図である。
符号の説明
1 開口器
2 円筒部材
2a 円筒部材の一方端
2b 円筒部材の他方端
3 筒状クッション材
3a 筒状クッション材の一方端
3b 筒状クッション材の他方端
4 指
5a 円筒部材の一方端の開口
5b 円筒部材の他方端の開口
6a 筒状クッション材の一方端の開口
6b 筒状クッション材の他方端の開口

Claims (5)

  1. 硬質の合成樹脂材で形成される円筒部材と、軟質の合成樹脂材で形成され前記第1の円筒部材の筒内に設けられる筒状クッション材と、からなることを特徴とする開口器。
  2. 前記円筒部材及び前記筒状クッション材は、いずれも径が一方端から他方端に向けて先細に形成されてなることを特徴とする請求項1記載の開口器。
  3. 前記円筒部材及び前記筒状クッション材の先端部に開口を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の開口器。
  4. 前記筒状クッション材は、外径あるいは厚さの異なる複数個を備え、いずれか1つを選択して前記円筒部材に装着することを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の開口器。
  5. 前記筒状クッション材は、前記円筒部材に装着前は、断面が長円形状をしており、前記円筒部材へ装着した状態で、外面の少なくとも一部が前記円筒部材の内面に接するように構成したことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の開口器
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