JP2021143274A - コーティング用樹脂組成物 - Google Patents

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竜也 青野
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彩花 加治
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Junji Gonda
淳二 權田
邦宏 伊藤
Kunihiro Ito
邦宏 伊藤
明宏 山田
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明宏 山田
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Abstract

【課題】透明性、耐熱性および耐薬品性に優れる樹脂膜を与えるコーティング用樹脂組成物を提供すること。【解決手段】エポキシ基含有モノマー(A)及び重合開始剤(C)を含むコーティング用樹脂組成物であって、該重合開始剤(C)が下記一般式(1)で示される有機過酸化物を含むことを特徴とするコーティング用樹脂組成物:(式(1)中、R1〜R3は、同一または異なって、それぞれ水素原子または炭素数1〜10のアルキル基を示す。)。【選択図】なし

Description

本発明は、有機過酸化物を含有する樹脂組成物に関し、より詳しくは、耐熱性および耐薬品性に優れるコーティング用樹脂組成物に関する。
電子回路や液晶素子を製造するプロセス中には、有機溶剤、酸、アルカリ溶液などの種々の薬品処理がなされたり、スパッタリングにより配線電極を成膜する際に、表面が局部的に高温に加熱されることがある。そのため、各種の素子の表面の劣化、損傷、変質を防止する目的で表面をコーティングして保護する樹脂膜が設けられる場合がある。これらの樹脂膜には、上記のような製造工程中の各種処理に耐えることができる諸特性が要求される。具体的には、耐熱性、耐溶剤性・耐酸性・耐アルカリ性等の耐薬品性、耐水性、ガラスなどの下地基板への密着性、透明性、耐傷性、平坦性、耐光性などが要求される。
これら樹脂膜を形成する樹脂としては、エポキシ基を有する重合体からなる樹脂が従来より用いられてきた。特許文献1には、ポリマー組成中に脂環式アルキル基を有するメタクリル酸エステルを導入したメタクリル酸グリシジル共重合体および多価カルボン酸無水物からなる熱硬化性組成物にて、耐熱性に優れる硬化膜が得られることが開示されている。
また、特許文献2には、ポリマー組成中にN−置換マレイミドを導入したメタクリル酸グリシジル共重合体、多価カルボン酸無水物およびシランカップリング剤からなる硬化塗膜用組成物にて、室温下での耐薬品性に優れる硬化膜が得られることが開示されている。特許文献3には、メタクリル酸グリシジル共重合体および酸発生剤として特定の構造を有するスルホニウム塩からなる硬化組成物にて、透明性、硬度、室温下での耐薬品性に優れる硬化膜が得られることが開示されている。
近年、電子機器の小型化、高機能化、画像表示装置の高精細化への要求が続いており、樹脂膜に関しても特性の向上が望まれている。特に耐薬品性については、室温下のみならず高温条件下での耐性を要求される場合もあり、更なる改善が求められている。
特開平04−202418号公報 特開平10−212448号公報 特開2016−009698号公報
本発明の目的は、透明性、耐熱性および耐薬品性に優れる樹脂膜を与えるコーティング用樹脂組成物を提供することである。
本発明者らは、前記課題を解決すべく検討した結果、特定構造の有機過酸化物を含有するコーティング用樹脂組成物により上記課題を解決できることを見出した。
すなわち、本発明は、以下のものである。
[1]エポキシ基含有モノマー(A)及び重合開始剤(C)を含むコーティング用樹脂組成物であって、該重合開始剤(C)が下記一般式(1)で示される有機過酸化物を含むことを特徴とするコーティング用樹脂組成物:
Figure 2021143274
(式(1)中、R〜Rは、同一または異なって、それぞれ水素原子または炭素数1〜10のアルキル基を示す。)。
[2]エポキシ基含有モノマー(A)と共重合可能なモノマー(B)をさらに含む、[1]に記載のコーティング用樹脂組成物。
本発明によれば、透明性、耐熱性および耐薬品性のいずれにも優れる樹脂膜を与えるコーティング用樹脂組成物を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を説明する。なお、本発明において「(メタ)アクリル」とは、アクリル及びメタクリルを包含する総称である。
<コーティング用樹脂組成物>
本発明のコーティング用樹脂組成物は、エポキシ基含有モノマー(A)及び重合開始剤(C)を含み、エポキシ基含有モノマー(A)と共重合可能なモノマー(B)をさらに含んでいてもよい。
<エポキシ基含有モノマー(A)>
本発明で用いるエポキシ基含有モノマー(A)としては、グリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートグリシジルエーテル等が挙げられ、樹脂膜にした際の硬度又は入手の容易性から、グリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレートが好ましく、グリシジルメタクリレートがより好ましい。エポキシ基含有モノマー(A)は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。
本発明のコーティング用樹脂組成物におけるエポキシ基含有モノマー(A)の含有割合としては、全モノマー成分100質量%に対して、好ましくは1〜100質量%であり、より好ましくは20〜95質量%であり、さらに好ましくは40〜90質量%である。これらの範囲にすることで、絶縁膜や平坦化膜に用いた際に表面硬度が良好なコーティング用重合体を得ることができる。
<モノマー(B)>
本発明では、所望の特性を得るために、エポキシ基含有モノマー(A)と共重合可能なモノマーを用いてもよい。モノマー(B)としては、エポキシ基含有モノマー(A)と共重合が可能であるモノマーであれば特に限定されるものではないが、(メタ)アクリル酸エステルモノマー(B1)、芳香族ビニル化合物(B2)、マレイミドモノマー(B3)が好ましい。モノマー(B)は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。
(メタ)アクリル酸エステルモノマー(B1)としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸−2−メトキシエチル、(メタ)アクリル酸−3−メトキシブチル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸グリセロール、(メタ)アクリル酸ヒドロキシフェニル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸のエチレンオキサイド付加物などが挙げられ、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸グリセロール、(メタ)アクリル酸ヒドロキシフェニルが好ましい。耐薬品性の観点から、(メタ)アクリル酸シクロヘキシルが特に好ましい。
芳香族ビニル化合物(B2)としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、m−メチルスチレン、o−メチルスチレン、p−エチルスチレン、m−エチルスチレン、o−エチルスチレン、t−ブチルスチレン、クロルスチレン、ヒドロキシスチレン、t−ブトキシスチレン、ビニルトルエン、ビニルナフタレン、イソプロペニルフェノールなどが挙げられ、スチレンが好ましい。
マレイミドモノマー(B3)としては、例えば、N−フェニルマレイミド、N−(2−メチルフェニル)マレイミド、N−(2,6−ジエチルフェニル)マレイミド、N−ラウリルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−ベンジルマレイミドなどが挙げられ、N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミドが好ましい。
本発明のコーティング用樹脂組成物におけるモノマー(B)の含有割合としては、全モノマー成分100質量%に対して、好ましくは0〜99質量%であり、より好ましくは5〜80質量%であり、さらに好ましくは10〜60質量%である。これら範囲にすることで、モノマー(B)により硬化膜特性を調整することができ、良好なコーティング用重合体を得ることができる。
(メタ)アクリル酸エステルモノマー(B1)の含有割合としては、全モノマー成分100質量%に対して、1〜99質量%が好ましく、5〜80質量%がより好ましい。
芳香族ビニル化合物(B2)の含有割合としては、全モノマー成分100質量%に対して、1〜70質量%が好ましく、5〜60質量%がより好ましい。本範囲とすることで、耐熱性等の膜物性を付与することができる。
マレイミドモノマー(B3)の含有割合としては、全モノマー成分100質量%に対して、1〜30質量%が好ましく、3〜10質量%がより好ましい。本範囲とすることで、耐熱性を向上させることができる。
<重合開始剤(C)>
本発明で用いる重合開始剤(C)は、下記一般式(1)で示される有機過酸化物を含む。
Figure 2021143274
(式(1)中、R〜Rは、同一または異なって、それぞれ水素原子または炭素数1〜10のアルキル基を示す。)
式(1)中、Rは水素原子または炭素数1〜10のアルキル基であり、炭素数1〜10のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、tert−ブチル基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、デシル基などが挙げられる。合成のしやすさと有機過酸化物の活性の観点から、Rは炭素数1〜8のアルキル基が好ましく、炭素数1〜6のアルキル基がより好ましい。
式(1)中、Rは水素原子または炭素数1〜10のアルキル基であり、炭素数1〜10のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、tert−ブチル基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、デシル基などが挙げられる。合成のしやすさと有機過酸化物の活性の観点から、Rは炭素数1〜5のアルキル基が好ましく、炭素数1〜2のアルキル基がより好ましい。
式(1)中、Rは水素原子または炭素数1〜10のアルキル基であり、炭素数1〜10のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、tert−ブチル基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、デシル基などが挙げられる。合成のしやすさと有機過酸化物の活性の観点から、Rは水素原子またはメチル基が好ましく、メチル基がより好ましい。
一般式(1)で示される有機過酸化物としては、1−シクロへキシル−1−メチルエチルペルオキシイソブチレート(R=メチル基、R=メチル基、R=水素原子)、1−シクロへキシル−1−メチルエチルペルオキシピバレート(R=メチル基、R=メチル基、R=メチル基)、1−シクロへキシル−1−メチルエチルペルオキシネオヘキサノエート(R=エチル基、R=メチル基、R=メチル基)、1−シクロへキシル−1−メチルエチルペルオキシオクトエート(R=ブチル基、R=エチル基、R=水素原子)、1−シクロへキシル−1−メチルエチルへルオキシネオノナノエート(R=ペンチル基、R=メチル基、R=メチル基)、1−シクロへキシル−1−メチルエチルペルオキシネオデカノエート(R=ヘキシル基、R=メチル基、R=メチル基)等が挙げられ、1−シクロへキシル−1−メチルエチルペルオキシイソブチレート、1−シクロへキシル−1−メチルエチルペルオキシピバレート、1−シクロへキシル−1−メチルエチルペルオキシネオヘキサノエート、1−シクロへキシル−1−メチルエチルペルオキシネオデカノエートが好ましく、1−シクロへキシル−1−メチルエチルペルオキシネオデカノエートが特に好ましい。
本発明のコーティング用樹脂組成物における重合開始剤(C)の含有割合としては、全モノマー成分100質量%に対して、0.01質量%〜50質量%とすることが好ましく、より好ましくは1質量%〜30質量%であり、さらに好ましくは5質量%〜20質量%である。
重合開始剤(C)は、一般式(1)で示される有機過酸化物以外の重合開始剤を含んでいてもよい。このような重合開始剤としては、公知のものを使用することができ、例えば、ジ(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエートなどの有機過酸化物、2,2’−アゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ系重合開始剤などを挙げることができる。これらの重合開始剤は、1種類のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
一般式(1)で示される有機過酸化物と他の重合開始剤を併用する場合は、重合開始剤(C)の総量に対する一般式(1)で示される有機過酸化物の割合として、50質量%以上が好ましく、より好ましくは70質量%以上であり、さらに好ましくは80質量%以上である。
<その他成分>
本発明のコーティング用樹脂組成物には、本発明の効果を損なわない限り、溶剤等のその他成分を添加することができる。溶剤は、2種以上を併用してもよい。
溶剤としては、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、酢酸エチル、酢酸ブチル、アセトン、メチルエチルケトン、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ベンゼン、トルエン、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、酢酸エチレングリコールモノメチルエーテル、酢酸プロピレングリコールモノメチルエーテルなどを挙げることができる。
本発明のコーティング用樹脂組成物は、上記成分を混合して調製することができる。混合方法は特に限定されるものではなく、全成分を同時に混合しても良いし、各成分を順次溶解させても良い。溶解させる順序や作業条件は特に限定されず、公知の方法で調製することができる。
<一般式(1)で示される有機過酸化物の合成>
一般式(1)で示される有機過酸化物は、例えば次の方法で合成することができる。下記式(2)で示される脂肪酸ハライドと1−シクロヘキシル−1−メチルエチルヒドロペルオキシドとをアルカリの存在下に反応させることにより合成することができる。
Figure 2021143274
(式(2)中、R〜Rは、同一または異なって、それぞれ水素原子または炭素数1〜10のアルキル基であり、Xは塩素原子、臭素原子、またはヨウ素原子のいずれかである。)
上記反応に用いるアルカリは、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等の無機塩基或いはそれらの水溶液、又はピリジン等のアミン類である。また、合成に際してベンゼン、n−ヘキサン、ジオキサン等の溶媒存在下で反応を行なうことにより、反応時間の短縮或いは収率の向上を図ることができる。
また、一般式(1)で示される有機過酸化物は、ヨードメトリーによる活性酸素の測定によってペルオキシド基の含有量(活性酸素量)を求めることができる。
<コーティング用重合体の合成>
本発明のコーティング用樹脂組成物を重合させることにより、コーティング用重合体を得ることができる。重合は公知の方法で行うことができる。例えば、溶液重合、懸濁重合、乳化重合などが挙げられるが、コーティング用重合体の重量平均分子量を下記範囲内に調整しやすいという面で、溶液重合が好ましい。重合開始剤(C)ならびにモノマー(A)および(B)を投入するに際しては、例えば、全量を一括仕込みしても良いし、一部を一括仕込みして残りを滴下しても良いし、あるいは全量を滴下しても良い。発熱の制御しやすさから、一部を一括仕込みして残りを滴下するか、または全量を滴下するのが好ましい。
重合温度は、モノマー(A)および(B)の種類や重合溶媒の種類などに依存し、例えば、50℃〜120℃である。重合時間は、重合開始剤(C)の半減期温度と重合温度に依存し、例えば、1−シクロへキシル−1−メチルエチルペルオキシオクトエートを含む重合開始剤(C)では、90℃で7時間程度が適している。
コーティング用重合体の重量平均分子量および分散度は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いてポリスチレン換算で求めることができる。重量平均分子量は、好ましくは3,000〜100,000であり、より好ましくは4,000〜50,000であり、さらに好ましくは5,000〜30,000である。コーティング用重合体の重量平均分子量が3,000〜100,000であれば、良好な密着性や透明性が得られやすい。コーティング用重合体の分散度(重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnとの比(Mw/Mn))は、好ましくは1.0〜5.0であり、より好ましくは1.0〜3.5であり、さらに好ましくは1.0〜3.0である。分散度が1.0〜5.0であれば、コーティング用樹脂膜の耐熱性や耐薬品性が十分に得られやすい。
以上の重合反応を行なうことにより、コーティング用重合体が得られる。得られたコーティング用重合体は、そのまま用いてもよいし、重合反応後の反応液に、ろ取や精製を施して単離してもよい。
<コーティング用硬化組成物>
本発明のコーティング用硬化組成物は、本発明のコーティング用樹脂組成物から得られる樹脂(上記「コーティング用重合体」)、エポキシ硬化剤、及び溶剤を含有し、多官能エポキシ樹脂をさらに含有してもよい。
本発明のコーティング用硬化組成物におけるコーティング用重合体の含有割合としては、コーティング用硬化組成物の全固形分100質量%に対して、5質量%〜90質量%とすることが好ましく、より好ましくは10質量%〜80質量%であり、さらに好ましくは20質量%〜60質量%である。コーティング用重合体の含有割合が10質量%〜90質量%であれば、コーティング用樹脂膜の耐熱性、耐薬品性や塗工性が良好なものとしやすい。
エポキシ硬化剤としては、潜在性硬化剤、アミン系硬化剤、フェノール酸系硬化剤、酸無水物系硬化剤等を使用することができ、中でも潜在性硬化剤を好ましく使用することができる。潜在性硬化剤の具体例としては、ノフキュアーTN−1(商品名;日油株式会社製)、サンタジットK−2(商品名;日油株式会社製)等が挙げられる。本発明のコーティング用硬化組成物中のエポキシ硬化剤の配合割合は、コーティング用重合体100重量部に対して、1.0〜100重量部が好ましく、10〜50重量部とするのがより好ましい。溶剤としては、メチルエチルケトン、プロピレングリコールモノメチルエーテル、酢酸プロピレングリコールモノメチルエーテルなどを挙げることができる。本発明のコーティング用硬化組成物中の溶剤の配合割合は、コーティング用重合体100重量部に対して、100〜1000重量部が好ましく、200〜500重量部とするのがより好ましい。
また、本発明のコーティング用硬化組成物には、必要に応じて多官能エポキシ樹脂等を添加してもよい。多官能エポキシ樹脂としては、一分子中にエポキシ基を2個以上有するものであれば特に制限はなく、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、ジフェノニルエーテル型エポキシ樹脂、ハイドロキノン型エポキシ樹脂等を使用することができる。より具体的には、jER828(商品名;三菱ケミカル製)、jER157S70(商品名;三菱ケミカル製)、jER152(商品名;三菱ケミカル製)等が挙げられる。本発明のコーティング用硬化組成物中の多官能エポキシ樹脂の配合割合は、コーティング用重合体100重量部に対して、1.0〜100重量部が好ましく、10〜50重量部とするのがより好ましい。さらに、本発明のコーティング用硬化組成物には、必要に応じてレベリング剤やカップリング剤等の他の成分を配合することができる。
本発明のコーティング用硬化組成物は、上記成分を混合して調製することができる。混合方法は特に限定されるものではなく、全成分を同時に混合しても良いし、各成分を順次溶解させても良い。溶解させる順序や作業条件は特に限定されず、公知の方法で調製することができる。
本発明のコーティング用硬化組成物を基板上に塗布し、得られた塗膜を乾燥し、さらに必要に応じてプリベークした後、加熱することにより硬化膜が形成される。基板としては、例えば、ガラス、窒化珪素、鉄、アルミニウム、セラミック等の無機基板、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリカーボネート(PC)等の有機基板等、各種公知のものを適宜利用できる。
本発明のコーティング用硬化組成物により形成される硬化膜は、透明性、耐熱性、耐薬品性に優れているため、各種基板の表面コーティング等に有用である。特に液晶素子の絶縁膜や平坦化膜、保護膜として好適に使用できる。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。
(合成例1:1−シクロへキシル−1−メチルエチルペルオキシネオデカノエート(R:ヘキシル基、R:メチル基、R:メチル基)の合成)
攪拌器を備えた200mL4つロフラスコに35%水酸化カリウム水溶液283gを入れ、攪拌下液温を20℃に保ちながら、95%1−シクロへキシル−1−メチルエチルヒドロペルオキシド17.9gとヘキサン10gの混合物を添加した。更に攪拌下、液温を20℃に保ちつつネオデカン酸クロライド19.1gを10分間で滴下した。液温を20℃に保ちつつ3時間攪拌を続けた後、冷水20gを加え更に5分間攪拌した。水相を分離し、有機相を5%水酸化ナトリウム水溶液20gで洗浄した後、水で3回洗浄した。この溶液(有機相)を無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、真空下ヘキサンを除去した結果、無色液体の目的物24.1gを得た。その活性酸素量は4.83%であり、計算により純度94%であった。
更にベンゼンを溶媒として熱分解速度を測定した(濃度:0.1mol/1)。その結果、この有機過酸化物の10時間半減期温度(T10)は41.4℃であった。
(合成例2:1−シクロへキシル−1−メチルエチルペルオキシピバレート(R:メチル基、R:メチル基、R:メチル基)の合成)
脂肪酸ハライドとしてピバリン酸クロライドを用いた以外は合成例1と同様にして合成を行ない、無色液体の目的物を得た。その活性酸素量は6.21%であり、計算により純度94%であった。
更に合成例1と同様の方法で、熱分解速度を測定した。その結果、10時間半減期温度は49.1℃であった。
(合成例3:1−シクロヘキシル−1−メチルエチルペルオキシネオヘキサノエート(R:エチル基、R:メチル基、R:メチル基)の合成)
脂肪酸ハライドとしてネオヘキサン酸クロライドを用いた以外は合成例1と同様にして合成を行ない、無色液体の目的物を得た。
更に合成例1と同様の方法で、熱分解速度を測定した。その結果、10時間半減期温度は46.2℃であった。
(重合例1:コーティング用重合体P1)
300mLビーカーにグリシジルメタクリレート(製品名:ブレンマーG、日油(株)製)90.0gと酢酸プロピレングリコールモノメチルエーテル30.0gを混合した後氷冷し、1−シクロヘキシル−1−メチルエチルペルオキシネオデカノエート(合成例1)15.0gを加え、「コーティング用樹脂組成物」を得た。
撹拌機、温度計、冷却器、滴下ロート及び窒素導入管を取り付けた1Lセパラブルフラスコに、酢酸プロピレングリコールモノメチルエーテル(製品名:MMPGAC、ダイセル(株)製)108.0gを仕込み、フラスコ内を窒素置換して、窒素雰囲気下にした。
反応容器内を67℃まで昇温し、上記で得たコーティング用樹脂組成物を3時間かけて滴下し、その後67℃で3時間反応させることでコーティング用重合体P1を得た。
(重合例2:コーティング用重合体P2)
コーティング用樹脂組成物のモノマーをグリシジルメタクリレート90.0gおよびメタクリル酸シクロヘキシル60.0gに変更したこと以外は重合例1と同様の手法でコーティング用重合体P2を得た。
(重合例3:コーティング用重合体P3)
コーティング用樹脂組成物のモノマーをグリシジルメタクリレート75.0g、メタクリル酸シクロヘキシル45.0g、スチレン(製品名:スチレンモノマー、NSスチレン(株)製)22.5gおよびN−シクロヘキシルマレイミド(製品名:イミレックスC、日本触媒(株)製)7.5gに変更したこと以外は重合例1と同様の手法でコーティング用重合体P3を得た。
(重合例4:コーティング用重合体P4)
コーティング用樹脂組成物のモノマーをグリシジルメタクリレート75.0g、メタクリル酸メチル(製品名:MMAモノマー、(株)クラレ製)52.5gおよびスチレン22.5gに変更したこと以外は重合例1と同様の手法でコーティング用重合体P4を得た。
(重合例5:コーティング用重合体P5)
重合開始剤として1−シクロへキシル−1−メチルエチルペルオキシピバレート(合成例2)15.0gを用い、重合温度を75℃としたこと以外は重合例1と同様の手法でコーティング用重合体P5を得た。
(重合例6:コーティング用重合体P6)
重合開始剤として1−シクロヘキシル−1−メチルエチルペルオキシネオヘキサノエート(合成例3)15.0gを用い、重合温度を75℃としたこと以外は重合例1と同様の手法でコーティング用重合体P6を得た。
(比較例1:コーティング用重合体P’1)
コーティング用樹脂組成物のモノマーをグリシジルメタクリレート90.0gおよびメタクリル酸シクロヘキシル60.0gに変更し、重合開始剤としてt−ブチルパーオキシネオデカノエート(製品名:パーブチルND、日油(株)製)15.0gを用い、重合温度を75℃としたこと以外は重合例1と同様の手法でコーティング用重合体P’1を得た。
(比較例2:コーティング用重合体P’2)
コーティング用樹脂組成物のモノマーをグリシジルメタクリレート90.0gおよびメタクリル酸シクロヘキシル60.0gに変更し、重合開始剤としてジ(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート(製品名:パーロイルTCP、日油(株)製)15.0gを用い、重合温度を67℃としたこと以外は重合例1と同様の手法でコーティング用重合体P’2を得た。
(比較例3:コーティング用重合体P’3)
コーティング用樹脂組成物のモノマーをグリシジルメタクリレート90.0gおよびメタクリル酸シクロヘキシル60.0gに変更し、重合開始剤として1−メチル−1−フェニルエチルペルオキシネオデカノエート(製品名:パークミルND、日油(株)社製)15.0gを用いたこと以外は重合例1と同様の手法でコーティング用重合体P’3を得た。
(比較例4:コーティング用重合体P’4)
コーティング用樹脂組成物のモノマーをグリシジルメタクリレート90.0gおよびメタクリル酸シクロヘキシル60.0gに変更し、重合開始剤としてt−ヘキシルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(製品名:パーヘキシルO、日油(株)社製)15.0gを用いたこと以外は重合例1と同様の手法でコーティング用重合体P’4を得た。
(実施例1〜6、比較例1〜4)
コーティング用重合体(コーティング用共重合体P1〜P6、P’1〜P’4)4gに、ノフキュアーTN−1 1g、jER152 1g、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート14gを混合し、孔径0.5μmのフィルターを通過させ、コーティング用硬化組成物を調製した。調製した組成物をガラス基板上にスピンコートにより塗布し、十分に乾燥した後、ホットプレートにて230℃で30分間硬化を行うことによって厚さ2μmの硬化膜を得た。
(実施例7)
コーティング用重合体(コーティング用重合体P1)5gに、ノフキュアーTN−1 1g、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート14gを混合し、孔径0.5μmのフィルターを通過させ、コーティング用硬化組成物を調製した。調製した組成物をガラス基板上にスピンコートにより塗布し、十分に乾燥した後、ホットプレートにて230℃で30分間硬化を行うことによって厚さ2μmの硬化膜を得た。
〔コーティング用重合体の重量平均分子量および分散度の測定〕
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いて以下の条件により、コーティング用重合体P1〜P6およびP’1〜P’4の重量平均分子量および分散度を求めた。
装置:東ソー(株)社製、HLC−8220
カラム:shodex社製、LF−804
標準物質:ポリスチレン
溶離液:THF(テトラヒドロフラン)
流量:1.0ml/min
カラム温度:40℃
検出器:RI(示差屈折率検出器)
〔透明性の評価〕
分光光度計を用いて、硬化膜を形成していないガラス基板をリファレンスとして波長400nmでの硬化膜の光透過率を測定した。光透過率が97%以上を良好(◎)、95%以上97%未満を可(○)、95%未満を不可(×)とした。
〔耐熱性の評価〕
得られた硬化膜を250℃で1時間加熱し、加熱前後の膜厚を測定した。以下のように膜厚変化率を定義し、膜厚変化率が3%未満のものを◎、3%以上5%未満のものを○、5%以上10%未満のものを△、10%以上のものを×とした。
膜厚変化率(%)=100−[{加熱後の膜厚(μm)/加熱前の膜厚(μm)}×100]
〔耐薬品性の評価〕
得られた硬化膜を25℃または40℃で1時間N−メチルピロリドン(NMP)に浸漬させ、浸漬前後の膜厚を測定した。以下のように膜厚変化率を定義し、膜厚変化率が3%未満のものを◎、3%以上5%未満のものを○、5%以上7%未満のものを△、7%以上のものを×とした。
膜厚変化率(%)=100−[{浸漬後の膜厚(μm)/浸漬前の膜厚(μm)}×100]
Figure 2021143274
Figure 2021143274
Figure 2021143274
Figure 2021143274
なお、表1および2中、モノマーおよび重合開始剤の配合量は、全モノマー成分100質量%に対する質量%で示される。また、表3および4中、各成分の配合量は、質量部で示される。
実施例1〜7では、透明性、耐熱性および耐薬品性のいずれにも優れた硬化膜を得ることができた。
一方、比較例1〜4では、いずれも重合開始剤として本発明における一般式(1)で示される有機過酸化物を用いなかったため、透明性、耐熱性および耐薬品性に劣り、特に40℃での耐薬品性に劣る硬化膜しか得ることができなかった。
本発明によれば、透明性、耐熱性および耐薬品性のいずれにも優れる樹脂膜を与えるコーティング用樹脂組成物を得ることができる。

Claims (2)

  1. エポキシ基含有モノマー(A)及び重合開始剤(C)を含むコーティング用樹脂組成物であって、該重合開始剤(C)が下記一般式(1)で示される有機過酸化物を含むことを特徴とするコーティング用樹脂組成物:
    Figure 2021143274

    (式(1)中、R〜Rは、同一または異なって、それぞれ水素原子または炭素数1〜10のアルキル基を示す。)。
  2. エポキシ基含有モノマー(A)と共重合可能なモノマー(B)をさらに含む、請求項1に記載のコーティング用樹脂組成物。
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