JP2021141970A - 子守帯 - Google Patents

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Abstract

【課題】乳幼児を担ぐ者の腰への負担を軽減することが可能な子守帯を提供すること。【解決手段】子守帯は、乳幼児の胴部を包み込む子守帯本体と、子守帯本体の両端部に連結され、乳幼児を担ぐ者の肩に掛けられる肩ベルト(3,4)と、子守帯本体の下端部に連結され、乳幼児を担ぐ者の腰に装着される腰ベルト(5)と、腰ベルト(5)に設けられ、乳幼児を担ぐ者の腰に当接する腰パッド(6)とを備える。腰パッド(6)は、乳幼児を担ぐ者の背骨に沿って上下方向に延び、背骨を挟むように背骨と直行する幅方向に間隔をあけて設けられた一対の第1芯材(64)を含む。【選択図】図5

Description

この発明は、子守帯に関し、特に、乳幼児を担ぐ者の腰に当接する腰パッドを備えた子守帯に関する。
従来から、乳幼児を担ぐ者の腰に装着される腰ベルトを備えた子守帯が知られている。腰ベルトを備えた子守帯としては、たとえば、実用新案登録第3154408号公報(特許文献1)、特許第5902265号公報(特許文献2)および実用新案登録第3215819号公報(特許文献3)などが知られている。
特許文献1には、板状で可撓性を有する芯材をウエストパット内に設けることで、ウエストパッドが使用者の下腹部に当接して乳幼児の尻をより安定よく保持できることが開示されている。特許文献2には、腰ベルトには伸縮性が小さく可撓性を有する芯材と、クッション性の高い発泡合成樹脂シートとが積層された腰ベルトが開示されている。特許文献3には、腰ベルトの下端部に芯材を設けることで、乳幼児が動いても変形しにくく、使用者の腰に密着した状態で維持できることが開示されている。
実用新案登録第3154408号公報 特許第5902265号公報 実用新案登録第3215819号公報
特許文献1〜3に開示されている子守帯の腰ベルトには芯材が設けられているため、乳幼児を担ぐ者は、乳幼児を安定して保持することが可能である。しかし、それらの子守帯は、乳幼児を担ぐ者の腰への負担を考慮した構造とはなっていなかった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、乳幼児を担ぐ者の腰への負担を軽減することが可能な子守帯を提供することである。
この目的のため本発明の一態様に係る子守帯は、乳幼児の胴部を包み込む子守帯本体と、子守帯本体の両端部に連結され、乳幼児を担ぐ者の肩に掛けられる肩ベルトと、子守帯本体の下端部に連結され、乳幼児を担ぐ者の腰に装着される腰ベルトと、腰ベルトに設けられ、乳幼児を担ぐ者の腰に当接する腰パッドとを備え、腰パッドは、乳幼児を担ぐ者の背骨に沿って上下方向に延び、背骨を挟むように背骨と直行する幅方向に間隔をあけて設けられた一対の第1芯材を含む。
好ましくは、腰パッドは、第1芯材よりも柔軟性があり、一対の第1芯材と乳幼児を担ぐ者の腰との間に配置される第2芯材をさらに含む。
好ましくは、第1芯材は、厚みが0.1cm以上0.3cm以下の樹脂製の板である。
好ましくは、第1芯材の上方部分の幅寸法は、その下方部分の幅寸法よりも大きい。
好ましくは、第1芯材の上方部分の幅寸法は3cm以上5cm以下であり、その下方部分の幅寸法は2cm以上3cm未満である。
好ましくは、一対の第1芯材の間隔は、7cm以上13cm以下である。
好ましくは、第2芯材は、厚みが0.3cm以上1.0cm以下のクッション性を有するゴムである。
好ましくは、腰パッドは、腰ベルトを貫通するベルト貫通穴を有し、ベルト貫通穴は、第1芯材の外側に設けられる。
本発明によれば、乳幼児を担ぐ者の腰への負担を軽減することが可能な子守帯を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る子守帯の特徴を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る子守帯を前面側から見た外観図である。 腰パッドを示す平面図であり、(A)は前面側から見た図であり、(B)は背面側から見た図であり、(C)は図3(B)のIII(C)−III(C)線に沿って見た断面図である。 腰パットを分解して示す平面図であり、(A)は前面部の補助布および第1芯材を示す図であり、(B)は第2芯材を示す図である。 前抱っこの状態で乳幼児を担ぐ者を背面側から見た外観図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
図1を参照して、本実施の形態の子守帯1について説明する。以下の子守帯1の説明において、左右方向および上下方向は、それぞれ、図1〜4の紙面上の左右方向および上下方向を基準とする。なお、左右方向は幅方向ともいう。
本実施の形態の子守帯1は、乳幼児の胴部を包み込む子守帯本体2と、乳幼児を担ぐ者の両肩にそれぞれ掛けられる1対の右肩ベルト3および左肩ベルト4と、担ぐ者の腰に装着される腰ベルト5と、担ぐ者の腰に当接する腰パッド6とを備える。子守帯1は、乳幼児を親の胸付近で保持する前抱き、乳幼児を親の背中付近で保持する後ろ抱き(おんぶ)の両方で使用することができる。乳幼児を担ぐ者は、たとえば親などであり、以下の説明において、単に「担ぐ者」として説明する。
図2をさらに参照して、子守帯本体2について説明する。子守帯本体2は、右肩ベルト3の両端部に連結される右前身頃部材20と、左肩ベルト4の両端部に連結される左前身頃部材21とを含む。右前身頃部材20および左前身頃部材21は、重ねられており、その下端部だけが腰ベルト5に縫い付けられている。右前身頃部材20および左前身頃部材21の上端部は、縫い付けられていないため、連結部22で取り外し可能に連結されている。これにより、右前身頃部材20および左前身頃部材21で囲まれた領域に、乳幼児を収容するための空間を形成することができる。右前身頃部材20および左前身頃部材21は、布製部材であり、クッション材料を含んでいてもよい。
なお、本実施の形態の子守帯本体2は、右前身頃部材20および左前身頃部材21の二枚重ねであるとしたが、一般的な一枚重ねの形状であってもよく、上記した形状に限定されない。
次に、図2および図5を参照して、肩ベルト3,4について説明する。肩ベルト3,4は、上方に位置し担ぐ者の肩に掛け渡される第1帯体30,40と、第1帯体30,40の下端部に長さ調整可能に連結されている第2帯体34,44とから構成されている。
右肩ベルト3は、第1帯体30の上端部が右前身頃部材20の上端部に連結され、第2帯体34の下端部が右前身頃部材20の下端部に連結されている。左肩ベルト4は、第1帯体40の上端部が左前身頃部材21の上端部に連結され、第2帯体44の下端部が左前身頃部材21の下端部に連結されている。第1帯体30,40の上端部および第2帯体34,44と子守帯本体2とは、それぞれ縫い付けられているため着脱できない。第1帯体30,40と第2帯体34,44の連結部分で、肩ベルト3,4の長さを調節でき、担ぐ者の体型に適合させることができる。
第1帯体30,40の途中位置には、ブリッジベルト31が設けられている。ブリッジベルト31は、右肩ベルト3と左肩ベルト4との間の距離を適宜に保持し、親の肩から第1帯体30,40が滑り落ちることを防止する。ブリッジベルト31の右端は、右肩ベルト3に取り付けられる帯体32と、帯体32に取り付けられる雌バックル33とを含む。ブリッジベルト31の左端は、左肩ベルト4に取り付けられる帯体42と、帯体42に取り付けられる雄バックル43とを含む。帯体32,42は、第1帯体30,40の延在方向に対して多少スライド移動可能となるように、第1帯体30,40にそれぞれ取り付けられている。図5に示すように、ブリッジベルト31は、担ぐ者の背中側において連結される。ブリッジベルト31を用いることで、右肩ベルト3および左肩ベルト4が担ぐ者の背中できれいな湾曲となり、体幹および脊柱を支えることが可能となる。
次に、同図を参照して、腰ベルト5について説明する。腰ベルト5は、子守帯本体2の下端部に連結され、担ぐ者の腰に装着される。腰ベルト5は、左右方向に延在し、親の腰に巻かれる腰当て部50と、腰当て部50の端部に連結する腰帯体51と、腰当て部50の端部に設けられた雌バックル52と、腰帯体51の端部に設けられた雄バックル53とを有する。
腰当て部50の左右方向中央部の上端は、右前身頃部材20および左前身頃部材21の下端部に縫い付けられて連結されている。腰当て部50は、使用時において、担ぐ者の腰に掛け渡されるため、適度な弾性を有する材料によって構成されていることが好ましい。腰帯体51は、長尺状の帯であり、その上下方向の寸法L1(図3(A)参照。以下、上下寸法という。)は、たとえば5cmであることが好ましい。雄バックル53は、腰帯体51に対してスライド可能に設けられるため、担ぐ者の腰に合わせて雄バックル53を移動させることが可能である。
次に、図3〜図5を参照して、腰パッド6について詳細に説明する。図5は、前抱っこの状態で子守帯1を担ぐ者に装着し、担ぐ者を背面側から見た外観図である。つまり、図5は、子守帯1の腰パッド6が担ぐ者の腰に装着されている状態を示している。腰パッド6は、腰ベルト5を腰に装着すると、担ぐ者の腰に当接する。なお、図3において、腰ベルト5を一点鎖線で示している。
図3に示すように、腰パッド6は、腰ベルト5に取り付けられている。具体的には、腰パッド6は、腰帯体51に対してスライド可能に設けられている。腰パッド6は、腰帯体51から取り外せなくてもよいし、取り外せてもよい。
図3(A)に示すように、腰パッド6は、平面視略矩形形状であり、長手方向中央部が上下方向に張り出し湾曲した形状である。具体的には、腰パッド6の上下寸法L2は、腰ベルト5の腰帯体51の上下寸法L1よりも大きい。具体的には、腰パッド6の上下寸法L2は、腰パッド6の最小の上下寸法であり、上述のように、腰帯体51の上下寸法L1は、典型的には5cmである。腰パッド6の上下寸法L2を5cmより大きくすることで、腰パッド6が腰に喰い込むことを防止することができる。また、腰パッド6の上下寸法L2を17cm以下、好ましくは15cm以下にすることで、後ろ抱きして腰パッド6が担ぐ者の腹部に当接する場合であっても、腰パッド6が担ぐ者の邪魔にならない。
図3(C)に示すように、腰パッド6は、前面部60と背面部61とで袋体を形成し、後述する一対の第1芯材64と第2芯材65とがその内部に収納されている。前面部60および背面部61は、通気性を有する素材、たとえばメッシュ生地などで形成されている。前面部60は、担ぐ者の腰に当接しない面であり、背面部61は、担ぐ者の腰に当接する面である。なお、図3(C)において、担ぐ者の腰を二点鎖線で示している。
図3(A)に示すように、前面部60には、腰帯体51が貫通するベルト貫通穴を形成するための覆い部62が設けられる。覆い部62は、その上下端が前面部60に取り付けられており、その左右端は開放している。そのため、覆い部62と前面部60との間にはベルト貫通穴が形成され、ベルト貫通穴には腰帯体51が貫通する。これにより、腰パッド6は、腰帯体51に対してスライド可能に設けられる。図3(B)に示すように、背面部61には、その上端に縫い目61aが設けられてもよい。この縫い目61aは、背面であることを示すためのもので、腰パッド6を腰帯体51に取り付ける際の目印の役割を果たす。
図3(C)に示すように、腰パッド6の前面部60と背面部61との間には、一対の第1芯材64と第2芯材65とが設けられる。第1芯材64は、腰パッド6の前面部60側に設けられる。具体的には、第1芯材64は、前面部60の内側に重ねて縫い付けられている補助布60bに縫い付けられている。つまり、第1芯材64は、腰パッド6内で固定されている。なお、図4(A)の第1芯材64上を上下に延びる破線は、縫い目である。図3(C)に示すように、第2芯材65は、腰パッド6の背面部61側に設けられる。具体的には、第2芯材65は、装着状態において、一対の第1芯材64と担ぐ者の腰との間に位置する。第2芯材65は、前面部60および背面部61の間に挟まれているだけで、前面部60および背面部61に縫い付けられていない。
図5に示すように、腰パッド6を担ぐ者の腰に当接させると、一対の第1芯材64は、担ぐ者の背骨に沿って上下方向に延び、背骨を挟むように背骨と直行する幅方向に間隔をあけて設けられる。これにより、背骨の両脇の筋肉を一対の第1芯材64で支えることができるため、担ぐ者の腰を背骨と一対の第1芯材64の3本で支えることができ、担ぐ者の腰の負担を軽減することが可能となる。なお、図5において、担ぐ者の背骨の位置を二点鎖線で示している。また、一対の第1芯材64は、腰パッド6の幅方向中央部を境に対称な位置、つまり腰パッド6の幅方向中央部から同じ寸法だけ幅方向両側に離れて配置されている。
図4(A)に示すように、一対の第1芯材64の間隔W1は、7cm以上13cm以下であり、9cm以上11cm以下であることが好ましい。背骨から幅方向に約3.5〜6.5cm離れている筋肉を一対の第1芯材64で支えるためである。一対の第1芯材64の間隔W1は、一対の第1芯材64の幅方向中央の間隔であり、図4(A)では第1芯材64と補助布60bの縫い目の間隔である。一対の第1芯材64の間隔W1が7cm以上13cm以下であると、体格の小さい者から大きい者にまで幅広く対応することができる。また、一対の第1芯材64の間隔W1が9cm以上11cm以下であると、標準的な体格の者に対応することができる。また、一対の第1芯材64の間隔W1が7cm未満または13cmを超えると、腰の両脇の筋肉を的確に支えることができない。
一対の第1芯材64は、ある程度の剛性を有する。具体的には、樹脂製の薄い板であり、より具体的には、たとえばPP(ポリプロピレン)シートなどである。図3(C)に示すように、第1芯材64は、厚みT1が0.1cm以上0.3cm以下であり、0.15cm以上0.25cm以下であることが好ましい。第1芯材64の厚みT1が0.1cm以上0.3cm以下であると、背骨の両脇の筋肉を支える強度を有するとともに、装着した場合の腰への違和感を軽減することができる。また第1芯材64の厚みT1が0.15cm以上0.25cm以下であると、上述した効果をより効果的に達成することが可能となる。
図4(A)に示すように、第1芯材64は、面材であり、上下寸法が幅寸法よりも長い縦長の略矩形形状である。具体的には、第1芯材64は、上下寸法が幅寸法の4倍以上であることが好ましい。また、第1芯材64の4つの角部は、R面取りされている。これにより、第1芯材64がある程度の剛性を有していても、担ぐ者の腰への違和感を軽減することができる。
一対の第1芯材64は、その上下寸法L3が10cm以上13cm以下である。第1芯材64の上下寸法L3は、袋体を形成する前面部60,背面部61、および、後述する第2芯材65よりも小さくなるように設定される。
一対の第1芯材64は、その上方部分の幅寸法W2がその下方部分の幅寸法W3よりも大きい。上方部分とは、第1芯材64の上下方向寸法を四分割した場合の最も上方に位置する領域である。下方部分とは、第1芯材64の上下寸法を四分割した場合の最も下方に位置する領域である。図4(A)では、第1芯材64の上方部分の幅寸法W2および下方部分の幅寸法W3は、R面取りした部分と側縁との交点の幅寸法である。
具体的には、第1芯材64の上方部分の幅寸法W2は、下方部分の幅寸法W3の1.2〜1.6倍であることが好ましい。さらに具体的には、第1芯材64の上方部分の幅寸法W2は3cm以上5cm以下であり、その下方部分の幅寸法W3は2cm以上3cm未満である。上方部分の幅寸法W2を3cm以上5cm以下とすることにより、腰が必要以上に反り返ることを防止することができる。また、下方部分の幅寸法W3を2cm以上3cm未満とすることにより、担ぐ者が動作するときの柔軟性を担保することができる。
上述のように、図3(C)に示すように、一対の第1芯材64と担ぐ者の腰との間には第2芯材65が配置される。第2芯材65の外形は、前面部60および背面部61と略同じ形状であり、それよりもやや小さい。具体的には、第1芯材64と対面している第2芯材65の上下寸法は、第1芯材64の上下寸法L3よりも0.2〜1cm程度小さい。このように、第2芯材65の外形は、第1芯材64の外形よりも大きいため、第1芯材64が第2芯材65からはみ出ることはない。
第2芯材65は、第1芯材64よりも柔軟性を有する。具体的には、クッション性を有するゴムであり、より具体的には、たとえばEVA(硬質ウレタン)などである。第2芯材65は、厚みT2が0.3cm以上1.0cm以下である。このような厚みであると、担ぐ者は腰を曲げるなどある程度の動作が可能であるとともに、腰を支えることが可能であり、第1芯材64の硬さを担ぐ者の腰に伝えない。
次に、図2および図5を参照して、前抱きする方法について説明する。まず、担ぐ者の腰に腰ベルト5の腰当て部50を当て、雌バックル52および雄バックル53を連結して、腰ベルト5を装着する。さらに、腰パッド6をスライドさせて、腰パッド6の中央部が背骨に当接するように腰帯体51をスライド移動させる。腰ベルト5以外をすべて腰ベルト5の前方から垂れ下がっている状態にし、ブリッジベルト31の雌バックル33と雄バックル43を連結させておく。
右肩ベルト3を担ぐ者の左肩に掛けて、右前身頃部材20を担ぐ者の胴部の前面に配置させる。左肩ベルト4は右肩に掛けないで下した状態にしておく。この状態のまま、乳幼児を抱きかかえ、乳幼児を担ぐ者と右前身頃部材20との間に挿入した後、左肩ベルト4を担ぐ者の右肩に掛け、連結部22を連結させる。
腰パッド6の中央部を担ぐ者の背骨に当接させることで、背骨の両脇の筋肉を一対の第1芯材64で支えることができるため、担ぐ者の腰を背骨と一対の第1芯材64の三本で支えることができ、担ぐ者の腰の負担を軽減することが可能となる。
図3(C)に示すように、腰パッド6は、担ぐ者の腰から順に、背面部61、第2芯材65、第1芯材64、前面部60が積層され、第1芯材64の外側にベルト貫通穴を形成する覆い部62が設けられる。これにより、担ぐ者の腰に腰パッド6を装着すると、第1芯材64よりも柔らかい素材の第2芯材65が担ぐ者の腰に密着し、硬い素材の第1芯材64が第2芯材65の背後から担ぐ者の腰の両脇の筋肉を支持する。これにより、一対の第1芯材64で腰の両脇の筋肉を支えながら、一対の第1芯材64による腰の違和感を軽減することができる。
子守帯1は、乳幼児を抱っこするために用いるものであり、腰の反りを防止するために用いられる一般的な腰痛用の腰ベルトとは異なる。すなわち、本実施の形態の腰パッド6は、子守帯1に用いるものであるため、担ぐ者の腰を支えるだけでなく、乳幼児を抱っこしながら立ち上がったり座ったり、ある程度の動作が可能でなければならない。そのため、本実施の形態の腰パッド6は、担ぐ者の背骨に沿って上下方向に延び、背骨を挟むように背骨と直行する幅方向に間隔をあけて設けられた一対の第1芯材64を備える。さらに、一対の第1芯材64の厚み、形状、間隔を工夫することで、担ぐ者の腰を支えて腰の負担を軽減しながら、ある程度の動作を可能としている。
上述のように、本実施の形態の子守帯1は、後ろ抱きでも使用することができる。子守帯1を後ろ抱きで使用する場合は、腰パッド6が担ぐ者の腹部に当接する。この状態でも、担ぐ者は前屈みになるなど様々な動作を行う。腰パッド6は、柔らかい素材である第2芯材65が設けられており、上下寸法が限定的に設定されている。これにより、腰パッド6が担ぐ者の腹部に直接当接したとしても、腰パッド6を腹部に当接させることによる担ぐ者への違和感を軽減することができ、担ぐ者の動作を制限しない。
なお、上記実施の形態では、一対の第1芯材64と第2芯材65が積層されていたが、少なくとも第1芯材64だけが設けられていればよい。また、一対の第1芯材64と第2芯材65が積層されている場合でも、上記実施の形態に限定されず、たとえば、第1芯材64と第2芯材65とが縫い付けられていてもよい。
また、上記実施の形態では、腰パッド6は、腰ベルト5の腰帯体51に取り付けられていたが、腰パッド6単体として個別に提供可能であってもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明したが、この発明は、図示した実施の形態のものに限定されない。図示した実施の形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1 子守帯、2 子守帯本体、3,4 肩ベルト、5 腰ベルト、6 腰パッド、64 第1芯材、65 第2芯材。

Claims (8)

  1. 乳幼児の胴部を包み込む子守帯本体と、
    前記子守帯本体の両端部に連結され、乳幼児を担ぐ者の肩に掛けられる肩ベルトと、
    前記子守帯本体の下端部に連結され、乳幼児を担ぐ者の腰に装着される腰ベルトと、
    前記腰ベルトに設けられ、乳幼児を担ぐ者の腰に当接する腰パッドとを備え、
    前記腰パッドは、乳幼児を担ぐ者の背骨に沿って上下方向に延び、背骨を挟むように背骨と直行する幅方向に間隔をあけて設けられた一対の第1芯材を含む、子守帯。
  2. 前記腰パッドは、前記第1芯材よりも柔軟性があり、前記一対の第1芯材と乳幼児を担ぐ者の腰との間に配置される第2芯材をさらに含む、請求項1に記載の子守帯。
  3. 前記第1芯材は、厚みが0.1cm以上0.3cm以下の樹脂製の板である、請求項1または2に記載の子守帯。
  4. 前記第1芯材の上方部分の幅寸法は、その下方部分の幅寸法よりも大きい、請求項3に記載の子守帯。
  5. 前記第1芯材の上方部分の幅寸法は3cm以上5cm以下であり、その下方部分の幅寸法は2cm以上3cm未満である、請求項4に記載の子守帯。
  6. 前記一対の第1芯材の間隔は、7cm以上13cm以下である、請求項1〜5のいずれかに記載の子守帯。
  7. 前記第2芯材は、厚みが0.3cm以上1.0cm以下のクッション性を有するゴムである、請求項2に記載の子守帯。
  8. 前記腰パッドは、前記腰ベルトを貫通するベルト貫通穴を有し、
    前記ベルト貫通穴は、前記第1芯材の外側に設けられる、請求項2または7に記載の子守帯。
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