JP2021139011A - レールの冷却装置、冷却方法及び製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献2に示すレールの熱処理方法は、レールの頭部温度がオーステナイト域以上である温度域から、レールの断面の頭部を囲繞する如く配設したノズルから気体冷却媒体をレール頭部ゲージコーナー部(頭角部)及び付根から排気させるように排気間隙を設けて冷却を行うものである。
更に、従来のレールの冷却方法として、例えば、特許文献3に示すレールの冷却方法も提案されている。
特許文献3に示すレールの冷却方法は、熱間圧延されたオーステナイト域温度以上のレールの少なくとも頭部の頭頂面(頭部の上面)及び頭側面(頭部の側面)に冷却媒体を噴射することで、レールを強制冷却する際に、レールの頭頂面端部へ冷却媒体を一方向のみから直接噴射するものである。
即ち、特許文献1に示す圧延鋼材の冷却方法の場合、圧延鋼材の頭部の頭頂面及び頭側面のそれぞれに設置したノズルプレートから冷却用加圧気体と冷却水との混合体からなる冷却媒体を噴射して圧延鋼材の均一冷却を行うようにしている。しかし、圧延鋼材の頭部の頭頂面と頭側面との間にある頭角部については、頭頂面及び頭側面の両面への冷却によって、たとえ熱伝達係数の分布が均一であったとしても冷却量は大きくなる。その結果、頭頂面及び頭側面では理想的な冷却速度が実現されても頭角部(頭頂面と頭側面とが曲線形状で繋がる角の部分)では冷却速度が過大になってしまうおそれがある。一方、前述のような天然資源運搬用の鉄道などの過酷な環境で使用されるレールは非常に高い硬度が求められるため、冷却に際してはパーライト変態を生じる下限付近の温度まで冷却する必要がある。このような場合には冷却速度のばらつきによってベイナイト変態やマルテンサイト変態が生じてしまい、頭角部の耐磨耗性が低下するという問題があった。
また、本発明の別の態様に係るレールの冷却方法は、前述のレールの冷却装置によってレールを強制冷却することを要旨とする。
更に、本発明の別の態様に係るレールの製造方法は、前述のレールの冷却方法によってレールを強制冷却する冷却工程を含むことを要旨とする。
頭頂冷却ヘッダ41、左側の頭側冷却ヘッダ42、右側の頭側冷却ヘッダ43及び足裏冷却ヘッダ44は、それぞれ配管を介して冷却媒体源(図示せず)に接続され、複数のノズル(頭頂冷却ヘッダ41にあっては後述の頭頂ノズル41a、頭側冷却ヘッダ42にあっては後述の頭側ノズル42a、足裏冷却ヘッダ44にあっっては足裏ノズル(図示せず))から冷却媒体を噴射する。冷却媒体は、本発明における冷却速度域に適し、レール10の表面温度に対する冷却能力の観点から圧縮空気とすることが望ましい。このような冷却を衝風冷却と称する。なお、冷却媒体は水であってもよい。
また、頭頂冷却ヘッダ41は、冷却媒体の流量や噴射の有無の制御を行うために頭頂ノズル41aからの冷却媒体の噴射圧力が制御可能な構成となっている。また、レール10の規格によって頭部11の断面形状が異なるため、頭頂冷却ヘッダ41の位置が固定されていると、頭頂冷却ヘッダ41の頭頂ノズル41aとレール10の頭頂面11aとの距離が変化して必要な冷却能力が確保できなくなってしまう。そこで頭頂冷却ヘッダ41は不図示の移動機構によってレール10の高さ方向に移動することでレール10の高さ寸法に合わせて、頭頂ノズル41aとレール10の頭頂面11aとの距離が調整可能な構造になっている。
左側の頭側冷却ヘッダ42は、図4(b)に示されている。図4(b)の左側には頭側冷却ヘッダ42を正面から見た図が示され、右側には頭側冷却ヘッダ42を右側から見た図が示されている。頭側冷却ヘッダ42は、正面から見て外形が矩形状に形成され、矢印yで示すレール10の長手方向と同一の方向に延びている。左側の頭側冷却ヘッダ42は、図2に示すように、処理位置のレール10の頭部11の左方に配置され、その右側面に、図4(b)の右側に示すように、複数の頭側ノズル42aがレール10の長手方向に沿って設置間隔Lで設けられている。右側の頭側冷却ヘッダ43は、図2に示すように、処理位置のレール10の頭部11の右方に配置され、その左側面に、頭側ノズル(図示せず)がレール10の長手方向に沿って設置間隔Lで設けられている。
なお、左側の頭側冷却ヘッダ42の各頭側ノズル42a及び右側の頭側冷却ヘッダ43の各頭側ノズル43aの幅Wsは、レール10の頭部11の頭側面12b、12c側の冷却範囲に相当し、製造するレール10の内で最大の断面を有するもの(例えば、JIS規格の普通レールであれば60kgレール、AREMA規格であれば141 lbレールなど)を基準に設定される。
また、冷却装置4は、レール10の頭部11の上方に設置され、頭部11の表面温度(例えば、頭頂面11a内の1箇所の温度)を測定する頭部温度計46と、レール10の足部13の下方に設置され、足部13の表面温度(例えば、足裏面13a内の1箇所の温度)を測定する足部温度計47とを備えている。これらの頭部温度計46及び足部温度計47の測定結果からパーライト変態の進行を推定し各時刻の噴射圧力や噴射距離などの冷却条件の調整を行うことができる。
また、冷却装置4は、不図示のオシレーション機構を有する。オシレーション機構は、支持拘束部45に設けられ、支持拘束部45をレール10の長手方向にオシレーション(往復動作)させる。このため、支持拘束部45にレール10が拘束された状態で、オシレーション機構が作動することで、頭頂冷却ヘッダ41、左側の頭側冷却ヘッダ42、右側の頭側冷却ヘッダ43、及び足裏冷却ヘッダ44に対してレール10が往復移動する。
この遮蔽機構50は、図2に示すように、レール10の頭部11の頭頂面11aと頭頂冷却ヘッダ41の頭頂ノズル41aとの間に設けられた第1遮蔽部材51と、レール10の頭部11の左側の頭側面11bと左側の頭側冷却ヘッダ42の頭側ノズル42aとの間に設けられた左側の第2遮蔽部材52と、レール10の頭部11の右側の頭側面11cと右側の頭側冷却ヘッダ43の頭側ノズル43aとの間に設けられた右側の第2遮蔽部材53とを備えている。
第1遮蔽部材51には、図2及び図5(a)に示すように、頭頂冷却ヘッダ41の各頭頂ノズル41aから噴射される冷却媒体のレール10の幅方向及び長手方向の通過範囲を画定する複数の第1開口部51aが形成されている。第1開口部51aは、頭頂冷却ヘッダ41に形成された頭頂ノズル41aに合わせてレール10の長手方向に沿って設置間隔Lで形成されている。
このように、第1遮蔽部材51には、頭頂冷却ヘッダ41の各頭頂ノズル41aから噴射される冷却媒体のレール10の幅方向及び長手方向の通過範囲を画定する複数の第1開口部51aが形成されている。これにより、頭頂冷却ヘッダ41の各頭頂ノズル41aから噴射される冷却媒体は、第1開口部51aの幅方向及び長手方向の範囲のみを通過して、レール10の頭部11の頭頂面11aの中央部寄りのみに噴射され、頭角部11d,11eへの噴射は遮蔽される。
左側の第2遮蔽部材52には、図2及び図5(b)に示すように、頭側冷却ヘッダ42の各頭側ノズル42aから噴射される冷却媒体のレール10の高さ方向及び長手方向の通過範囲を画定する複数の左側の第2開口部52aが形成されている。第2開口部52aは、頭側冷却ヘッダ42に形成された頭側ノズル42aに合わせてレール10の長手方向に沿って設置間隔Lで形成されている。
このように、左側の第2遮蔽部材52には、左側の頭側冷却ヘッダ42の各頭側ノズル42aから噴射される冷却媒体のレール10の高さ方向及び長手方向の通過範囲を画定する複数の左側の第2開口部52aが形成されている。これにより、頭頂冷却ヘッダ41の各頭頂ノズル41aから噴射される冷却媒体は、第2開口部52aの高さ方向及び長手方向の範囲のみを通過して、レール10の頭部11の頭側面11bの中央部寄りのみに噴射されて、頭角部11dへの噴射は遮蔽される。
これにより、レール10の種類や規格に応じてレール10の断面形状が大きく変化した場合でもその変化に応じて適切に頭角部11d,11eの冷却速度を制御し過剰な冷却を抑制することができる。
先ず、遮蔽機構50の第1変形例について説明すると、図6(a)に示すように、第1遮蔽部材51に形成された第1開口部51aの配置構成が図5(a)に示す第1遮蔽部材51に形成された第1開口部51aの配置構成と相違している。
具体的には、等脚台形の複数の第1開口部51aを、第1遮蔽部材51において、レール10の長手方向に沿って隣り合う第1開口部51aが互いに連通するように形成し、全体で鋸刃状の開口としている。つまり、各第1開口部51aの長手方向寸法cを第1開口部51aの長手方向の設置間隔Lと等しくしたものである。
具体的には、複数の左側の第2開口部52aを、第2遮蔽部材52において、レール10の長手方向に沿って隣り合う第2開口部52aが互いに連通するように形成し、全体で鋸刃状の開口としている。つまり、各第2開口部52aの長手方向寸法cを第2開口部52aの長手方向の設置間隔Lと等しくしたものである。
これによっても、レール10の種類や規格に応じてレール10の断面形状が大きく変化した場合でもその変化に応じて適切に頭角部11d,11eの冷却速度を制御し過剰な冷却を抑制することができる。
また、遮蔽機構50の第2変形例について説明すると、図7(a)に示すように、第1遮蔽部材51に形成された第1開口部51aの形状が図5(a)に示す第1遮蔽部材51に形成された第1開口部51aの形状と相違している。
具体的には、各第1開口部51aは、幅寸法atの大幅部51aaと、幅寸法btの小幅部abとの階段状に形成されている。
また、遮蔽機構50の第2変形例においては、図7(b)に示すように、左側の第2遮蔽部材52に形成された左側の第2開口部52aの形状が図5(b)に示す左側の第2遮蔽部材52に形成された左側の第2開口部52aの形状と相違している。
なお、右側の第2遮蔽部材53に形成された右側の第2開口部53aの形状についても、左側の第2遮蔽部材52に形成された左側の第2開口部52aの形状と同様としている。
また、遮蔽機構50の第2変形例は、生産するレール10の頭部11の断面形状が2種類に限定されている場合に有効である。
また、遮蔽機構50の第3変形例について説明すると、図8(a)に示すように、第1遮蔽部材51に形成された第1開口部51aの形状が図5(a)に示す第1遮蔽部材51に形成された第1開口部51aの形状と相違している。
つまり、各第1開口部51aは、レール10の幅方向の左側及び右側の頭角部11d、11e側の端位置Ptがレール10の長手方向の位置で異なっており、レール10の幅方向の中心線(対称面)から最も遠い端位置Pt1と、当該中心線から最も近い端位置Pt2との階段状の2段階で、開口がないところを挟んで変化している。
具体的には、各第2開口部52aは、レール10の高さ方向の頭角部11d側の端位置Psがレール10の長手方向の位置で異なっており、レール10の高さ方向で最も高い端位置Ps1と、当該高さ方向で最も低い端位置Ps2との階段状の2段階で、開口がないところを挟んで変化している。つまり、各第2開口部52aは、高さ寸法asで長手方向隙間の小さい大高部52acと、高さ寸法bsで長手方向隙間の小さい小高部52adとの階段状に形成され、大高部52acと小高部52adとが互いに連通しないように離れて形成されている。
これによっても、レール10の種類や規格に応じてレール10の断面形状が大きく変化した場合でもその変化に応じて適切に頭角部11d,11eの冷却速度を制御し過剰な冷却を抑制することができる。
また、遮蔽機構50の第3変形例は、生産するレール10の頭部11の断面形状が2種類に限定されている場合に有効である。
例えば、第1開口部51aの幅方向の頭部11の左側及び右側の頭角部11d,11e側の端位置Pt及び左側及び右側の第2開口部52a,53aのそれぞれの高さ方向の頭部11の左側及び右側のそれぞれの頭角部11d,11e側の端位置Psの少なくとも一方が長手方向の位置で異なることで、頭頂面11a側の頭角部遮蔽長さlt及び左側及び右側のそれぞれの頭側面11b,11c側の頭角部遮蔽長さlsの少なくとも一方が長手方向の位置で異なっていればよい。
更に、各頭頂ノズル41aはスリットノズルで形成する必要はなく、図9(a)に示すような頭頂冷却ヘッダ41の幅方向に沿って一列状に配置された複数の円管ノズルとしてもよい。また、各左側の頭側ノズル42a及び各右側の頭側ノズル43aはスリットノズルで形成する必要はなく、図9(b)に示すような左側の頭側冷却ヘッダ42及び右側の頭側冷却ヘッダ43の高さ方向に沿って一列状に配置された複数の円管ノズルとしてもよい。これらの場合であっても、図5乃至図8に示した遮蔽機構50を用いることで、頭部11の頭頂幅Wに対する噴流の直射範囲(直射率)及び頭部高さHに対する噴流の直射範囲(直射率)を制御することができる。
比較例2及び3は、それぞれJIS規格の60kgのレール、JIS規格の37kgのレールを、開口幅が一定の形式3の遮蔽部材を使用して製造した例である。比較例2及び3の遮蔽部材では開口幅が一定であるため開口率が変化せず、レールのサイズによって直射率を調整することができない。そのため、比較例2は頭頂直射率が65%を超過し、比較例3は頭頂、頭側の直射率が65%と40%を超過しした結果、頭角部での冷却開始から終了までの平均冷却速度が4℃/秒であった。その結果、頭角部の冷速が頭頂に比べて過大となってベイナイト組織が生成し、頭角硬度も大きく低下したため出荷不可(評価×)となった。
2 圧延機
3 切断機
4 冷却装置
5 冷却床
10 レール
11 頭部
11a 頭頂面
11b 左側の頭側面
11c 右側の頭側面
11d 左側の頭角部
11e 右側の頭角部
11f 左側の顎下面
11g 右側の顎下面
12 腹部
13 足部
13a 足裏面
41 頭頂冷却ヘッダ
41a 頭頂ノズル
42 左側の頭側冷却ヘッダ
42a 左側の頭側ノズル
43 右側の頭側冷却ヘッダ
43a 右側の頭側ノズル
44 足裏冷却ヘッダ
45 支持拘束部
46 頭部温度計
47 足部温度計
50 遮蔽機構
51 第1遮蔽部材
51a 第1開口部
51aa 大幅部
51ab 小幅部
51ac 大幅部
51ad 小幅部
51b 駆動装置
51c 連結部材
52 左側の第2遮蔽部材
52a 左側の第2開口部
52aa 大高部
52ab 小高部
52ac 大高部
52ad 小高部
52b 駆動装置
52c 連結部材
53 右側の第2遮蔽部材
53a 右側の第2開口部
53b 駆動装置
53c 連結部材
ls 左側及び右側の頭側面側の頭角部遮蔽長さ
lt 頭頂面側の頭角部遮蔽長さ
Ps 左側及び右側の第2開口部の左及び右側の頭角部側の端位置
Pt 第1開口部の側及び右側の頭角部側の端位置
Vs 第2開口部の高さ寸法
Vt 第1開口部の幅寸法
H 頭部高さ
W 頭頂幅
Claims (6)
- オーステナイト温度域以上の所定温度となり、左右の幅方向、高さ方向及び長手方向に延びるレールの頭部の頭頂面に冷却媒体を噴射する頭頂ノズルと、前記レールの頭部の左側及び右側のそれぞれの頭側面に冷却媒体を噴射する左側及び右側の頭側ノズルとを有するレールの冷却装置であって、
前記頭頂面と前記頭頂ノズルとの間に設けられ、前記頭頂ノズルから噴射される冷却媒体の前記幅方向及び長手方向の通過範囲を画定する第1開口部を形成した第1遮蔽部材と、前記左側及び右側の頭側面のそれぞれと前記左側及び右側の頭側ノズルのそれぞれとの間に設けられ、前記左側及び右側の頭側ノズルのそれぞれから噴射される冷却媒体の前記高さ方向及び長手方向の通過範囲を画定する左側及び右側の第2開口部を形成した左側及び右側の第2遮蔽部材とを有する遮蔽機構を備え、
前記第1開口部の前記幅方向の前記頭部の左側及び右側の頭角部側の端位置及び前記左側及び右側の第2開口部のそれぞれの前記高さ方向の前記頭部の左側及び右側のそれぞれの頭角部側の端位置の少なくとも一方が前記長手方向の位置で異なることで、頭頂面側の頭角部遮蔽長さ及び左側及び右側のそれぞれの頭側面側の頭角部遮蔽長さの少なくとも一方が前記長手方向の位置で異なっていることを特徴とするレールの冷却装置。 - 前記第1遮蔽部材、及び前記左側及び右側のそれぞれの第2遮蔽部材の各々が前記レールの長手方向に移動可能となっていることを特徴とする請求項1に記載のレールの冷却装置。
- 前記第1遮蔽部材が、前記レールの幅方向において2分割された2つの遮蔽部材分割体で構成され、各遮蔽部材分割体が前記レールの長手方向に独立して移動可能となっていることを特徴とする請求項2に記載のレールの冷却装置。
- 請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載のレールの冷却装置によってレールを強制冷却することを特徴とするレールの冷却方法。
- 前記レールの頭部の頭頂面における前記頭頂ノズルによって前記冷却媒体が直接噴射される領域が、前記レールの頭部の幅寸法の55%以上65%以下であり、前記レールの頭部の左側及び右側のそれぞれの頭側面における前記左側及び右側のそれぞれの頭側ノズルによって前記冷却媒体が直接噴射される領域が、前記レールの頭部の高さ寸法の30%以上40%以下であることを特徴とする請求項4に記載のレールの冷却方法。
- 請求項4又は5に記載のレールの冷却方法によってレールを強制冷却する冷却工程を含むことを特徴とするレールの製造方法。
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