JP2021138103A - 記録装置 - Google Patents

記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021138103A
JP2021138103A JP2020039608A JP2020039608A JP2021138103A JP 2021138103 A JP2021138103 A JP 2021138103A JP 2020039608 A JP2020039608 A JP 2020039608A JP 2020039608 A JP2020039608 A JP 2020039608A JP 2021138103 A JP2021138103 A JP 2021138103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carriage
cover
valve
state
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020039608A
Other languages
English (en)
Inventor
久幸 赤羽
Hisayuki Akaha
久幸 赤羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2020039608A priority Critical patent/JP2021138103A/ja
Publication of JP2021138103A publication Critical patent/JP2021138103A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】ユーザーによる不用意なバルブの操作を防止するためにバルブの操作を規制する規制部位をキャリッジ移動方向に沿って設けると、キャリッジに対する各種作業が行い難くなる。【解決手段】記録装置2は液体吐出ヘッドから吐出する液体を収容する液体収容部から液体吐出ヘッドへの液体の流通路を形成するチューブと、流通路を開閉するバルブ37と、バルブの開閉操作を行う操作部37aと、キャリッジ30の移動領域上部においてキャリッジ移動方向に延伸し、キャリッジ移動方向における所定位置以外での操作部の操作を規制する規制部と、を備え、キャリッジ移動方向における規制部の一部が、規制部を構成する第1状態と、キャリッジの移動領域を露呈させる第2状態と、を取り得る。【選択図】図3

Description

本発明は、媒体に記録を行う記録装置に関する。
ファクシミリやプリンター等に代表される記録装置において、液体の一例であるインクを吐出する、液体吐出ヘッドとしての記録ヘッドと、記録ヘッドから吐出するインクを収容するインク収容部とを備え、更にインク収容部から記録ヘッドへと、チューブによってインクを供給する構成を備えるものがある。
またこの様な記録装置では、装置を使用しない状態において記録ヘッドから意図せずインクが漏出しない様に、インク流路を開閉するバルブを備えるものがある。
特開2019−084833号公報
記録ヘッドが用紙搬送方向と交差する方向である用紙幅方向に移動しながら記録を行うシリアルタイプの記録装置では、ユーザーによる不用意なバルブの操作を防止するために、記録ヘッドが特定の位置にあるときのみバルブの開閉操作を可能にすることが好ましい。
その様な機能は、記録ヘッドの移動方向に沿ってバルブの操作を規制する規制部位を設けることで容易に実現できる。しかしながらその様な規制部位を設けると、記録ヘッドを備えるキャリッジに対する各種作業を行い難くするというデメリットを併発させてしまう。
上記課題を解決するための、本発明の記録装置は、媒体の搬送方向と交差する方向に移動可能であるとともに液体を吐出する液体吐出ヘッドを備えるキャリッジと、前記キャリッジから独立して設けられ、前記液体吐出ヘッドから吐出する液体を収容する液体収容部と、記液体収容部から前記液体吐出ヘッドへの液体の流通路を形成するチューブと、前記流通路を開閉するバルブと、前記バルブの開閉操作を行う操作部と、前記キャリッジの移動領域上部において前記キャリッジの移動方向に延伸し、前記キャリッジの移動方向における所定位置以外での前記操作部の操作を規制する規制部と、を備え、前記キャリッジの移動方向における前記規制部の一部が、前記規制部を構成する第1状態と、前記キャリッジの移動領域を露呈させる第2状態と、を取り得ることを特徴とする。
プリンターを前方から見た斜視図。 プリンターの用紙搬送経路を示す図。 第3カバーを閉じた状態の装置本体を上方から見た斜視図。 図3の部分拡大図。 キャリッジにおけるバルブ及びチューブ接続部の斜視図。 キャリッジ移動方向から見たキャリッジ断面図。 第3カバーを開いた状態の装置本体を上方から見た斜視図。 第3カバーを開いた状態の装置本体を上方から見た斜視図。 キャリッジ移動方向と直交する方向から見たカバー断面図。 キャリッジ移動方向と直交する方向から見たカバー断面図。
以下、本発明を概略的に説明する。
第1の態様に係る記録装置は、媒体の搬送方向と交差する方向に移動可能であるとともに液体を吐出する液体吐出ヘッドを備えるキャリッジと、前記キャリッジから独立して設けられ、前記液体吐出ヘッドから吐出する液体を収容する液体収容部と、前記液体収容部から前記液体吐出ヘッドへの液体の流通路を形成するチューブと、前記流通路を開閉するバルブと、前記バルブの開閉操作を行う操作部と、前記キャリッジの移動領域上部において前記キャリッジの移動方向に延伸し、前記キャリッジの移動方向における所定位置以外での前記操作部の操作を規制する規制部と、を備え、前記キャリッジの移動方向における前記規制部の一部が、前記規制部を構成する第1状態と、前記キャリッジの移動領域を露呈させる第2状態とを取り得ることを特徴とする。
本態様によれば、前記キャリッジの移動方向における所定位置以外での前記操作部の操作を規制する規制部の一部が、前記規制部を構成する第1状態と、前記キャリッジの移動領域を露呈させる第2状態とを取り得るので、前記規制部の一部を前記第2状態とすることで、前記キャリッジに対する各種作業を容易に行うことができる。
第2の態様は、第1の態様において、前記チューブは、前記キャリッジの移動方向の一方向である第1方向に延び、湾曲反転部において前記第1方向とは反対の第2方向に折り返して前記キャリッジに入り、前記チューブの上部に、前記チューブを覆うカバーを備え、前記規制部が、前記カバーと一体に構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記規制部が前記カバーと一体に構成されることで、装置の低コスト化を図ることができる。
第3の態様は、第2の態様において、前記カバーは、前記キャリッジの移動方向において複数に分割され、前記第1状態と前記第2状態とを取り得る前記規制部と一体に構成された前記カバーの一部は、隣接する前記カバーの一部に対し上方からねじ固定されることを特徴とする。
本態様によれば、前記カバーは、前記キャリッジの移動方向において複数に分割され、前記第1状態と前記第2状態とを取り得る前記規制部と一体に構成された前記カバーの一部は、隣接する前記カバーの一部に対し上方からねじ固定されるので、前記カバーを、上方から容易に取り外すことができる。
第4の態様は、第2のまたは第3の態様において、前記第1状態と前記第2状態とを取り得る前記規制部の一部は、前記キャリッジの移動方向において、前記第1方向寄りに位置していることを特徴とする。
前記チューブは、前記キャリッジの移動方向の一方向である第1方向に延び、湾曲反転部において前記第1方向とは反対の第2方向に折り返して前記キャリッジに入るので、前記キャリッジが前記第1方向寄りに位置する場合、前記キャリッジが前記第2方向寄りに位置する場合に比べて、前記湾曲反転部が前記キャリッジに近い場所に位置する。
そして本態様によれば、前記第1状態と前記第2状態とを取り得る前記規制部の一部は、前記キャリッジの移動方向において、前記第1方向寄りに位置しているので、前記規制部の一部を前記第2状態にして前記キャリッジに対する各種作業を行う場合、前記湾曲反転部が前記キャリッジに近い場所にあることから、前記チューブの取り回し作業が容易となる。
第5の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記キャリッジのホームポジションが、前記キャリッジの移動領域における一方側端部に設定され、前記バルブの前記操作部は、前記キャリッジが前記ホームポジションに位置する際に、前記キャリッジの、前記ホームポジションとは反対方向の側面に位置することを特徴とする。
本態様によれば、前記バルブの前記操作部は、前記キャリッジが前記ホームポジションに位置する際に、前記キャリッジの、前記ホームポジションとは反対方向の側面に位置するので、前記操作部を容易に操作することができる。
第6の態様は、第5の態様において、前記バルブは、前記キャリッジの、前記ホームポジションの方向の側面に被規制部を備え、前記被規制部が前記規制部に当接することで、前記バルブの開放操作が規制されることを特徴とする。
以下、本発明を具体的に説明する。
尚、各図においてX軸に沿った方向は装置幅方向であり、媒体の一例である用紙を搬送する用紙搬送方向と交差する方向、即ち用紙幅方向となり、また後述するキャリッジ30の移動方向となる。キャリッジ30の移動方向のうち+X方向は第1方向となり、−X方向は第2方向となる。また、+X方向は装置前面をユーザーと対面させた際にユーザーから見て左方向となり、また−X方向は同右方向となる。
またY軸に沿った方向は装置奥行き方向であり、+Y方向は装置背面から前面に向かう方向であり、−Y方向は装置前面から背面に向かう方向である。+Y方向が、記録が行われた用紙を排出する排出口17(図2参照)からの用紙排出方向となる。本実施形態において装置の周囲を構成する側面のうち前面カバー4が設けられた側面が装置前面となる。
またZ軸に沿った方向は鉛直方向であり、+Z方向は鉛直上方、−Z方向は鉛直下方となる。
尚、以下では媒体が送られていく方向を「下流」と称し、その逆方向を「上流」と称する場合がある。
図1において記録装置の一例であるインクジェットプリンター1は、装置本体2の上部に、スキャナー部3を備えて成る、所謂複合機である。以下においてインクジェットプリンター1は、プリンター1と略称する。
スキャナー部3は、装置本体2に対して回動可能に設けられており、回動することにより、図1に示す閉じた状態と不図示の開いた状態とをとり得る。スキャナー部3は、原稿台3b(図2参照)を開閉する原稿カバー3aを備えている。
装置本体2の上部において原稿カバー3aに対し背面側には、上部カバー9が設けられている。上部カバー9を開くと、図2に示す様にホッパー6への用紙のセットが可能となる。ホッパー6にセットされた用紙は、ホッパー6の上昇によって給送ローラー11に当接し、給送ローラー11の回転によって下流へ給送される。図2において符号T2は、ホッパー6から送り出される用紙の給送経路を示している。
図1に戻り、装置本体2の前面において上部には前面パネル19が設けられ、前面パネル19の下方には、前面カバー4が設けられている。前面カバー4は、装置本体2の下部に位置する下部給紙トレイ5(図2参照)に対して回転可能に設けられ、回転することにより、図1に示す様に閉じた状態と、図2に示す様に開いた状態とを取り得る。
前面カバー4を開くと、記録が行われた用紙を排出する排出口17(図2参照)が露呈し、また、排出口17から排出される用紙を受ける用紙受けトレイ18(図2参照)が露呈する。
装置本体2の前方において−X方向の端部には、記録ヘッド15(図2参照)から吐出するインクを収容するインク収容部25が設けられている。インク収容部25は、キャリッジ30(図2参照)から独立して設けられている。インク収容部25には、複数色のインクが収容可能に構成されている。インク収容部25に収容されたインクは、チューブ40(図8、図9、図10参照)によって記録ヘッド15に向けて供給される。即ちチューブ40は、インク収容部25から記録ヘッド15に向かうインクの流通路の少なくとも一部を構成する。
以下、図2を参照して用紙搬送経路について更に説明する。装置本体2の下部に位置する下部給紙トレイ5に収容された用紙は、給送ローラー10によって−Y方向に送り出される。符号T1は、下部給紙トレイ5から送り出される用紙の給送経路を示している。
給送ローラー10の上方には、反転ローラー8が設けられており、下部給紙トレイ5或いはホッパー6から送り出された用紙は反転ローラー8から送り力を受け、反転ローラー8に対して+Y方向に位置する搬送ローラー対13に向けて送られる。
そして用紙は、搬送ローラー対13により、記録ヘッド15と対向する領域即ち記録領域に搬送される。
記録手段の一例である記録ヘッド15はキャリッジ30に設けられ、キャリッジ30は、不図示の動力源によってX軸方向に往復動する。記録ヘッド15は、キャリッジ30の移動動作に伴い、用紙に対してインクを吐出する。
そして記録の行われた用紙は、排出ローラー対16により、用紙受けトレイ18に向けて排出される。
続いて図3以降を参照してキャリッジ30周辺の構成について更に詳説する。
図3に示す様にキャリッジ30は筐体31の上部に上部第1カバー32と上部第2カバー33とを備えている。上部第1カバー32及び上部第2カバー33を取り外すことにより、図5に示す様に筐体31の上部が露呈する。
キャリッジ30には、図5に示す様にX軸方向に沿ってチューブ接続部35A、35B、35C、35D、35E、35Fが設けられている。各チューブ接続部は+Y方向に向けて開口する様に設けられており、チューブ40A、40B、40C、40D、40E、40Fを、それぞれ対応するチューブ接続部に対して−Y方向に挿し込んで接続できる様に構成されている。各チューブ接続部に対して各チューブを接続することにより、インク収容部25から記録ヘッド15へのインクの流通路が形成される。尚、図5は各チューブ接続部を図示する為に、各チューブ接続部から各チューブを外した状態を示している。
以下においてチューブ40A、40B、40C、40D、40E、40Fのこれらを区別する必要のない場合には、チューブ40或いは各チューブと総称する。
図8、図9、図10に示す様にチューブ40は、インク収容部25から第1方向である+X方向に向かって延び、湾曲反転部40aにおいて+X方向とは反対の第2方向である−X方向に折り返してキャリッジ30に入る。チューブ40は可撓性を有しており、キャリッジ30の移動動作に伴い変形し、湾曲反転部40aの位置がX軸方向に沿って移動する。即ち、キャリッジ30が+X方向に移動するに従い、湾曲反転部40aの位置も+X方向に移動する。逆に、キャリッジ30が−X方向に移動するに従い、湾曲反転部40aの位置も−X方向に移動する。
チューブ40はフレーム42によって支持されており、チューブ40の外面、つまりフレーム42と対向する面や湾曲反転部40aの外面にはチューブ40を保護するシート材41が設けられている。シート材41はチューブ40と同様に可撓性を有する材料により形成され、キャリッジ30の移動動作に際し、チューブ40とともに変形する。
チューブ40の上部には、チューブ40及びキャリッジ30の移動領域の一部を覆うカバーが設けられている。このカバーはX軸方向において複数に分割されており、具体的にはキャリッジ30のホームポジションから+X方向に向かって順に配置された第1カバー21及び第2カバー22と、第2カバー22の内側に位置する第3カバー23と、のこれらによって構成されている。
厳密には、キャリッジ30の外に露呈しているチューブ40の上部に位置するカバーは、図9及び図10に示す様に第2カバー22及び第3カバー23となる。そしてキャリッジ30の移動動作に伴うチューブ40の上方への膨らみは、第2カバー22と第3カバー23によって規制されることとなる。
次に、図5に示す様にキャリッジ30におけるチューブ40の上部には、バルブ37が設けられている。バルブ37は、X軸方向に延びており、+X方向の端部に操作部としての操作レバー37aを備え、+X方向の端部に被規制部37bを備えている。
バルブ37はバルブ保持部材38(図4、図6参照)によってX軸方向に平行な回転軸線を中心に回転可能に設けられている。またバルブ37には、チューブ40A、40B、40C、40D、40E、40Fのこれらと対向する場所に不図示のチューブ押圧部が設けられており、操作レバー37aを操作してバルブ37を回転させることで、前記チューブ押圧部がチューブ40を外側から押し潰す。これにより、インク収容部25から記録ヘッド15に至るインクの流通路を遮断することができる。
この様にバルブ37を閉じることで、輸送などの状況において記録ヘッド15からのインクの漏出を防止することができる。
図3はバルブ37を開いた状態を示しており、図4はバルブ37を閉じた状態を示している。バルブ37を開いた状態では、操作レバー37aは、−Y方向に突出した姿勢を取っている。この状態から操作レバー37aを上方向に持ちあげる様に回転させ、概ね180°回転させた状態が図4の状態であり、後述する第2カバー22に形成された凹部22bに、操作レバー37aが入り込んだ状態となる。
この様な操作レバー37aの回転操作、つまりバルブ37の開閉操作は、誤操作防止の為に、キャリッジ30がホームポジションにある場合にのみ許容される。図3及び図4は、キャリッジ30がホームポジションにある状態を示している。キャリッジ30のホームポジションは、−X方向の端部に設定されており、キャリッジ30がホームポジションに位置するとき、記録ヘッド15が不図示のキャップによって覆われる。
以下、操作レバー37aの回転操作を規制する規制部について説明する。図5に示す様にバルブ37の−X方向端部に形成された被規制部37bは、バルブ37が開いた状態で+Y方向に突出する形状を成している。この被規制部37bは、キャリッジ30がホームポジションに位置するとき、図4の符号21bで示す欠落部、つまり後述する規制部20が設けられておらず欠落している部位に面しており、操作レバー37aの回転操作に伴う被規制部37bの回転は規制されない状態にある。
そして欠落部21bから+X方向には、規制部20が延設されている。規制部20は、本実施形態ではキャリッジ30のホームポジションから+X方向に向かって順に規制部21a、22a、23aにより構成されている。即ち本実施形態において規制部20は、複数の部材で構成されている。
規制部20は、キャリッジ30の上部においてX軸方向に延伸し、バルブ37の被規制部37bの回転を、図5に示す様に規制する。これによりバルブ37は、キャリッジ30がホームポジション以外に位置するときは閉じることができず、ユーザーによる不用意なバルブ37の操作を規制することができる。
しかしながら図3に示す様に規制部20はキャリッジ30の上部においてX軸方向に延伸しており、キャリッジ30への各種作業を行う際に邪魔となる。図5は、キャリッジ30の上部に設けられた上部第1カバー32、上部第2カバー33、及びバルブ保持部材38を取り外した状態を示しているが、この状態では、キャリッジ30の各種作業を行う際に規制部20が邪魔となる。キャリッジ30の各種作業には、一例として、記録ヘッド15の交換作業や、キャリッジ30内部でのインクの流通路に対する輸送用液体の充填作業などが含まれる。
この様な問題に鑑み、本実施形態では規制部20の一部が、規制部20を構成する第1状態と、キャリッジ30の移動領域を露呈させる第2状態とを取り得る様に構成されている。
具体的には、規制部23aが第3カバー23と一体に構成されており、この第3カバー23が、隣接する第2カバー22に対して着脱可能に構成されている。
第3カバー23は、第2カバー22に対して図3〜図5に示す二つのねじ27によって固定される。ねじ27は第3カバー23の上方から締結することができ、また、取り外すことができる。
図7及び図8は第3カバー23を取り外した状態を示しており、図示する様に第3カバー23を取り外すことにより、キャリッジ30の移動領域が第3カバー23の配置位置において露呈する。尚、ここでの露呈するキャリッジ30の移動領域とは、第1カバー21、第2カバー22、及び第3カバー23の下側に位置するキャリッジ30の移動領域である。図6において範囲Y1は、Y軸方向において、キャリッジ30が第1カバー21、第2カバー22、及び第3カバー23の下側に位置する範囲を示している。また図6において範囲Y2は、Y軸方向におけるキャリッジ30の占有領域を示している。図示する様にY軸方向においてキャリッジ30の移動領域の一部は、第1カバー21、第2カバー22、及び第3カバー23の下側に位置することとなる。
また図9及び図10において範囲Xaは、第3カバー23を取り外すことにより露呈する範囲である。キャリッジ30が図9に示すホームポジションから+X方向に移動し、範囲Xa内に入ると、キャリッジ30のX方向全域が露呈し、また、チューブ40も露呈する。また特に、チューブ40の湾曲反転部40aを、上方から視認可能となる。
以上の様にプリンター1は、キャリッジ30に設けられ、インク収容部25から記録ヘッド15へのインクの流通路を開閉するバルブ37と、キャリッジ30に設けられ、バルブ37の開閉操作を行う操作レバー37aとを備えている。そしてキャリッジ30の移動領域上部においてキャリッジ30の移動方向に延伸し、キャリッジ30の移動方向における所定位置以外での操作レバー37aの操作を規制する規制部20を備えている。規制部20は、キャリッジ30の移動方向における一部である規制部23aが、規制部20を構成する第1状態(図3〜図5、図9参照)と、キャリッジ30の移動領域を露呈させる第2状態(図7、図8、図10参照)とを取り得る。尚、前記所定位置は、本実施形態ではキャリッジ30のホームポジションとなる。従って図7、図8、図10に示す規制部20の第2状態では、キャリッジ30に対する各種作業を容易に行うことができる。
またチューブ40は、図9及び図10に示す様にキャリッジ30の移動方向の一方向である第1方向即ち+X方向に延び、湾曲反転部40aにおいて+X方向とは反対の第2方向即ち−X方向に折り返してキャリッジ30に入る。そしてチューブ40の上部に、チューブ40を覆う第2カバー22及び第3カバー23を備え、規制部20が、これらカバーと一体に構成されている。このことにより、装置の低コスト化を図ることができる。
また本実施形態においてチューブ40及びキャリッジ30の移動領域の一部を覆うカバーはX軸方向において複数に分割されており、具体的には第1カバー21及び第2カバー22と、第2カバー22の内側に位置する第3カバー23と、のこれらによって構成されている。そして規制部20の一部である、第1状態と第2状態とを取り得る規制部23aと一体に構成された第3カバー23は、隣接する第2カバー22の一部に対し上方からねじ27によって固定される。この様な構成により、第3カバー23を、上方から容易に取り外すことができる。
また図9及び図10に示す様に本実施形態において規制部20の一部である、第1状態と第2状態とを取り得る規制部23aは、キャリッジ30の移動方向において、第1方向即ち+X方向寄りに位置している。規制部23aがキャリッジ30の移動方向において+X方向寄りに位置するとは、厳密には、規制部23aのX軸方向における中心位置が、キャリッジ30の移動領域の中心位置よりも+X方向にあることを意味する。
これにより、以下の作用効果が得られる。即ち、チューブ40は、キャリッジ30の移
動方向の一方向である第1方向即ち+X方向に延び、湾曲反転部40aにおいて反対の第2方向即ち−X方向に折り返してキャリッジ30に入るので、一例として図10に示す様にキャリッジ30が+X方向寄りに位置する場合、一例として図9に示す様にキャリッジ30が−X方向寄りに位置する場合に比べて、湾曲反転部40aがキャリッジ30に近い場所に位置することとなる。
そして規制部20の一部である、第1状態と第2状態とを取り得る規制部23aは、キャリッジ30の移動方向において第1方向即ち+X方向寄りに位置しているので、規制部23aを第2状態にしてキャリッジ30に対する各種作業を行う場合、湾曲反転部40aがキャリッジ30に近い場所にあることから、チューブ40の取り回し作業が容易となる。
また本実施形態においてキャリッジ30のホームポジションが、キャリッジ30の移動領域における一方側端部、具体的には−X方向の端部に設定され、バルブ37の操作レバー37aは、図3に示す様にキャリッジ30がホームポジションに位置する際に、キャリッジ30の、ホームポジションとは反対方向つまり+X方向の側面に位置する。これにより、操作レバー37aを容易に操作することができる。
また本実施形態においてバルブ37は、図5に示す様にキャリッジ30の、ホームポジションの方向つまり−X方向の側面に被規制部37bを備え、被規制部37bが規制部20に当接することで、バルブ37の開放操作が規制される構成である。
本発明は上記において説明した実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
例えば、規制部20は、チューブ40及びキャリッジ30の移動領域を覆うカバー、つまり第1カバー21、第2カバー22、第3カバー23、のこれらと一体に構成されているが、別体に構成されていても良い。
また、第3カバー23は、本実施形態では着脱可能に構成したが、例えば開閉可能に構成し、開くことで規制部23aがキャリッジ30の移動領域上部から退避する様に構成しても良い。
1…インクジェットプリンター、2…装置本体、3…スキャナー部、4…前面カバー、5…下部給紙トレイ、6…ホッパー、7…ペーパーサポート、8…反転ローラー、9…上部カバー、10…給送ローラー、11…給送ローラー、13…搬送ローラー対、15…記録ヘッド、16…排出ローラー対、17…排出口、18…用紙受けトレイ、19…前面パネル、20…規制部、21…第1カバー、21a…規制部、21b…欠落部、22…第2カバー、22a…規制部、22b…凹部、23…第3カバー、23a…規制部、25…インク収容部、27…ねじ、30…キャリッジ、31…筐体、32…上部第1カバー、33…上部第2カバー、35A、35B、35C、35D、35E、35F…チューブ接続部、37…バルブ、37a…操作レバー、37b…被規制部、38…バルブ保持部材、40、40A、40B、40C、40D、40E、40F…チューブ、40a…湾曲反転部、41…シート材、42…フレーム、43…固定部

Claims (6)

  1. 媒体の搬送方向と交差する方向に移動可能であるとともに液体を吐出する液体吐出ヘッドを備えるキャリッジと、
    前記キャリッジから独立して設けられ、前記液体吐出ヘッドから吐出する液体を収容する液体収容部と、
    前記液体収容部から前記液体吐出ヘッドへの液体の流通路を形成するチューブと、
    前記流通路を開閉するバルブと、
    前記バルブの開閉操作を行う操作部と、
    前記キャリッジの移動領域上部において前記キャリッジの移動方向に延伸し、前記キャリッジの移動方向における所定位置以外での前記操作部の操作を規制する規制部と、を備え、
    前記キャリッジの移動方向における前記規制部の一部が、前記規制部を構成する第1状態と、前記キャリッジの移動領域を露呈させる第2状態と、を取り得る、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記チューブは、前記キャリッジの移動方向の一方向である第1方向に延び、湾曲反転部において前記第1方向とは反対の第2方向に折り返して前記キャリッジに入り、
    前記チューブの上部に、前記チューブを覆うカバーを備え、
    前記規制部が、前記カバーと一体に構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項2に記載の記録装置において、前記カバーは、前記キャリッジの移動方向において複数に分割され、
    前記第1状態と前記第2状態とを取り得る前記規制部と一体に構成された前記カバーの一部は、隣接する前記カバーの一部に対し上方からねじ固定される、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の記録装置において、前記第1状態と前記第2状態とを取り得る前記規制部の一部は、前記キャリッジの移動方向において、前記第1方向寄りに位置している、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置において、前記キャリッジのホームポジションが、前記キャリッジの移動領域における一方側端部に設定され、
    前記バルブの前記操作部は、前記キャリッジが前記ホームポジションに位置する際に、前記キャリッジの、前記ホームポジションとは反対方向の側面に位置する、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項5に記載の記録装置において、前記バルブは、前記キャリッジの、前記ホームポジションの方向の側面に被規制部を備え、
    前記被規制部が前記規制部に当接することで、前記バルブの開放操作が規制される、
    ことを特徴とする記録装置。
JP2020039608A 2020-03-09 2020-03-09 記録装置 Pending JP2021138103A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020039608A JP2021138103A (ja) 2020-03-09 2020-03-09 記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020039608A JP2021138103A (ja) 2020-03-09 2020-03-09 記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021138103A true JP2021138103A (ja) 2021-09-16

Family

ID=77667540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020039608A Pending JP2021138103A (ja) 2020-03-09 2020-03-09 記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021138103A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110641150B (zh) 复合机
JP4635426B2 (ja) 画像形成装置
CN103402780B (zh) 记录设备
US9254694B2 (en) Recording apparatus
JP6330275B2 (ja) 記録装置
US9346278B2 (en) Packaging tray and packaging body
JP6161869B2 (ja) 液体噴射装置
WO2013128923A1 (ja) インクジェット記録装置
JP2021138103A (ja) 記録装置
JP6330355B2 (ja) 記録装置
JP7031182B2 (ja) インクジェット記録装置
JP6924365B2 (ja) 液体噴射装置
JP2017213918A (ja) 記録装置
JP6241584B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2021142727A (ja) 記録装置
JP6439721B2 (ja) 液体噴射装置
JP2013198992A (ja) 記録装置
JP7091753B2 (ja) 液体噴射装置
CN111746131B (zh) 打印机
JP2022025324A (ja) 記録装置
JP2013180543A (ja) 液体噴射装置
JP6296377B2 (ja) 液体カートリッジ
JP6891488B2 (ja) 印刷装置
CN118494039A (zh) 记录装置
JP2021187001A (ja) 液体噴射装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20200828

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210913

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20211108