JP2021137180A - 賞品交換システム及び賞品交換方法 - Google Patents

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哲也 赤鹿
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天海 松尾
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Abstract

【課題】遊技客の操作により賞品交換処理を行わせる運用を行う場合であっても、賞品交換処理を円滑に進めることができることを課題とする。【解決手段】遊技客は、遊技終了後、台間カード処理機10からカードを取り出す(S1)。セルフ賞品管理装置60は、該カードを読み取って(S2)、カード管理装置40に対してカード情報の問い合わせを行う(S3)。セルフ賞品管理装置60は、カード管理装置40からカード情報を受信したならば(S4)、該カード情報を表示する。遊技客は交換賞品を入力し(S5)、セルフ賞品管理装置60は、入力された交換賞品に対する交換対象判定処理を行う(S6)。交換対象について人による確認が必要と判断されたならば、従業員に報知する(S7)。【選択図】図1

Description

この発明は、遊技客に遊技の結果としての賞品を提供する賞品交換システム及び賞品交換方法に関する。
従来、パチンコ店等の遊技店では、遊技客は遊技の結果として得た遊技媒体を記録媒体に関連付けて賞品カウンタに持参し、従業員の立ち会いのもと、遊技媒体と賞品の交換を行う賞品交換運用が行われている。
かかる従来の賞品交換運用においては、遊技客が提示した記録媒体を従業員が賞品管理装置に読み取らせて交換対象の遊技媒体数を特定し、この遊技媒体の範囲内で遊技客の指示を受けて賞品を選択し、選択された賞品を従業員から遊技客に受け渡す形で賞品交換処理が行われる(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−005965号公報
ところで、近年、賞品交換処理に従業員が立ち会わず、遊技客自身の操作により賞品交換処理を行わせる運用(以下、「セルフ賞品交換運用」と言う)が考えられている。セルフ賞品交換運用においては、記録媒体の読み取り、賞品の選択、賞品の受取までの処理を遊技客自らが行う。かかる運用形態では、賞品交換に必ずしも従業員が立ち会う必要がないため、従業員の負担を低減できるとともに、利用可能な賞品カウンタの数を増加させることができれば、賞品交換処理の効率化も図ることができる。
しかしながら、セルフ賞品交換運用において、賞品交換処理に全く従業員が関与しない運用とすると、何らかの特別な処理が必要となる場合や、処理に注意が必要な場合など、従業員の立ち会いが望ましい場合に対応できないという問題点が生ずる。また、遊技客が処理を円滑に進められない場合には、賞品交換処理の効率化というセルフ賞品交換運用の目的の達成を阻害してしまう可能性もある。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであって、遊技客の操作により賞品交換処理を行わせる運用を行う場合であっても、賞品交換処理を円滑に進めることができる賞品交換システム及び賞品交換方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、遊技店に設置され、遊技客が遊技にて獲得した遊技媒体と、賞としての賞品を交換するための賞品交換システムであって、遊技客が獲得した遊技媒体が関連付けられた記録媒体を受け付ける記録媒体受付手段と、前記遊技客の操作に基づいて、前記記録媒体受付手段にて受け付けた記録媒体に関連付けられた遊技媒体を特定する遊技媒体特定手段と、前記遊技客の操作に基づいて、前記遊技媒体特定手段にて特定された遊技媒体の範囲内において選択可能な賞品を対象として賞品交換処理を行う賞品交換処理手段と、前記賞品交換処理手段による賞品交換処理の状況に関する情報である交換処理状況情報を取得する交換処理状況情報取得手段と、前記交換処理状況情報に基づいて、従業員が認識可能な所定の警告出力を行う警告出力手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記賞品交換処理手段により賞品交換の対象となる賞品の価値の合計を特定する合計価値特定手段をさらに備え、前記警告出力手段は、前記合計価値特定手段にて特定される賞品の価値の合計が所定の値を超える場合に警告出力を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記記録媒体受付手段にて受け付けた記録媒体が発行された時点を特定可能な発行時点特定情報を取得する発行時点特定情報取得手段をさらに備え、前記警告出力手段は、前記発行時点特定情報取得手段にて取得された発行時点特定情報に基づいて警告出力を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記記録媒体受付手段にて受け付けた記録媒体の数を特定可能な記録媒体数情報を取得する記録媒体数情報取得手段をさらに備え、前記警告出力手段は、前記記録媒体数情報取得手段にて取得された記録媒体数情報に基づいて警告出力を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記警告出力手段により警告出力を行う場合に、賞品交換処理を制限する制限手段と、従業員による所定の操作に基づいて前記制限手段による賞品交換処理の制限を解除する制限解除手段とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記交換処理状況情報に関する条件を前記警告出力手段による警告出力を行う条件として設定する条件設定手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記賞品交換処理手段により賞品交換の対象となる賞品の数が所定数を超える場合に、警告出力を行うことを特徴とする。
また、本発明は、遊技店において遊技客が遊技にて獲得した遊技媒体と、賞としての賞品を交換するための賞品交換方法であって、遊技客が獲得した遊技媒体が関連付けられた記録媒体を受け付ける記録媒体受付工程と、前記遊技客の操作に基づいて、前記記録媒体受付工程において受け付けた記録媒体に関連付けられた遊技媒体を特定する遊技媒体特定工程と、前記遊技客の操作に基づいて、前記遊技媒体特定工程において特定された遊技媒体の範囲内において選択可能な賞品を対象として賞品交換処理を行う賞品交換処理工程と、前記賞品交換処理工程における賞品交換処理の状況に関する情報である交換処理状況情報を取得する交換処理状況情報取得工程と、前記交換処理状況情報に基づいて、従業員が認識可能な所定の警告出力を行う警告出力工程とを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、遊技客の操作により賞品交換処理を行わせる運用を行う場合であっても、賞品交換処理を円滑に進めることができる。
図1は、実施形態に係る賞品交換システムの概要を説明するための説明図である。 図2は、賞品交換システムのシステム構成を示す図である。 図3は、図2に示した台間カード処理機の外観を示す図である。 図4は、図2に示した台間カード処理機の構成を示す機能ブロック図である。 図5は、図4に示した自装置状態データ及びカードデータの一例を示す図である。 図6は、図2に示したカード管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図7は、図6に示した遊技種設定データ、カード管理データ及び装置管理データの一例を示す図である。 図8は、図6に示した選択賞品データの一例を示す図である。 図9は、図2に示したセルフ賞品管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図10は、図9に示した交換対象データ、交換対象判定データ及び賞品マスタの一例を示す図である。 図11は、図9に示した賞品在庫データの一例を示す図である。 図12は、図2に示した賞品払出装置の構成を示す機能ブロック図である。 図13は、セルフ賞品管理装置による交換対象判定及び賞品選択に係る処理手順を示すフローチャート(その1)である。 図14は、セルフ賞品管理装置による交換対象判定及び賞品選択に係る処理手順を示すフローチャート(その2)である。 図15は、セルフ賞品管理装置のシステム状態に応じたセキュリティ保持方法の対応を示す図である。 図16は、セルフ賞品管理装置における通常の賞品選択の流れを説明するための説明図(その1)である。 図17は、セルフ賞品管理装置における通常の賞品選択の流れを説明するための説明図(その2)である。 図18は、セルフ賞品管理装置における簡素化機能による賞品選択の流れを説明するための説明図である。 図19は、セルフ賞品管理装置における一般賞品の交換誘導方法のパターンを示す図である。
以下に、本実施形態に係る賞品交換システム及び賞品交換方法について詳細に説明する。本明細書中にあって持玉とは、遊技客が遊技において獲得した遊技媒体又は当該遊技媒体数を示すデータであって、その当日中(閉店より前の時間)のみ遊技に再度供することができるものを言う。貯玉とは、遊技客が遊技において獲得した遊技媒体又は当該遊技媒体数を示すデータであって、翌日以降(閉店より後の時間)も遊技に再度供することができるものを言う。持玉は、一般遊技客及び会員遊技客の双方が使用可能であり、遊技に用いる遊技機の変更(いわゆる台移動)を行った場合などに使用する。貯玉は通常、会員遊技客のみが使用可能であり、獲得した遊技媒体を翌日以降の遊技に用いる場合に使用する。貯玉の使用には所定の手数料を課すこととしてもよい。
<賞品交換システムの概要>
まず、本実施形態に係る賞品交換システムの概要について説明する。図1は、本実施形態に係る賞品交換システムの概要を説明するための説明図である。遊技客は、遊技終了後、台間カード処理機10からカードを取り出す(S1)。セルフ賞品管理装置60は、該カードを読み取って(S2)、カード管理装置40に対してカード情報の問い合わせを行う(S3)。
セルフ賞品管理装置60は、カード管理装置40からカード情報を受信したならば(S4)、該カード情報を表示する。遊技客は交換賞品を入力し(S5)、セルフ賞品管理装置60は、入力された交換賞品に対する交換対象判定処理を行う(S6)。交換対象について人による確認が必要と判断されたならば、従業員に報知する(S7)。
このように、賞品交換システムは、遊技客の操作により賞品交換処理を行わせる運用を行う場合であっても、交換対象について人による確認が必要となる際に従業員に対して報知することにより、賞品交換処理を円滑に進めることができる。
<システム構成>
次に、賞品交換システムのシステム構成について説明する。図2は、賞品交換システムのシステム構成を示す図である。図2に示すように、遊技店には、複数の遊技機20と、各遊技機20にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機10が設置される。台間カード処理機10は、島コントローラ30を介して店内のネットワークである通信回線と接続する。通信回線には、島コントローラ30、カード管理装置40、会員管理装置50、セルフ賞品管理装置60、賞品管理装置70、賞品払出装置80A〜80C、島端計数機90及び精算機100が接続される。
遊技機20は、遊技玉を遊技盤面に打ち込んで遊技を行う装置である。この遊技機20の遊技盤面には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、当該入賞領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定個数の遊技玉を賞玉として付与するようになっている。また、遊技盤面には、所定個数の始動領域(始動口)が設けられており、当該始動領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定の抽選を行うこととなっている。当該抽選が大当りとなれば、所定の可動部材等の作動により、前述の入賞領域あるいは他の始動領域への遊技玉の通過確率を向上する等、遊技上有利となる作動が行われる。なお、始動領域と入賞領域を兼ねた領域があってもよい。
上記入賞領域には、当該入賞領域への遊技玉の通過を検出するために入賞センサが設けられており、入賞センサにより入賞領域へ打ち込まれた遊技玉の通過(入賞)を検知するようになっている。また、遊技機20の制御部は、入賞領域ごとに何個の遊技玉を賞玉として付与するかを記憶する賞玉メモリを有している。
したがって、打ち込んだ遊技玉の特定の入賞領域への通過が入賞センサにより検知されると、遊技機20は、賞玉メモリの記憶内容と、入賞領域を通過した遊技玉数から付与すべき賞玉数を決定し、決定した賞玉数の払出処理を行うことができる。
台間カード処理機10は、入金の受け付け、遊技玉の貸し出し、カード管理装置40との通信を行う。台間カード処理機10は、遊技客が投入した紙幣を受け付けたならば、入金額を含む入金通知をカード管理装置40に送信することで、プリペイド価値をカード管理装置40が管理するプリペイド価値に加算させる。そして、所定の玉貸し操作がなされたならば、玉貸要求をカード管理装置40に送信し、カード管理装置40が管理するプリペイド価値を減算させて、減算したプリペイド価値分に対応する数の遊技玉の払出処理を行う。
また、台間カード処理機10は、カードの挿入を受け付けたならば、カード管理装置40にカード挿入通知を送信する。また、台間カード処理機10は、カード管理装置40からプリペイド価値、持玉又は貯玉の残高を受信した場合には、該残高を記憶する。そして、持玉の残高を受信し、記憶した場合には、カード管理装置40に対して持玉減算要求を送信することで、カード管理装置40が管理する持玉の残高をゼロにクリアする。
また、台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けると、自装置が管理する持玉数を所定数減算し、減算した持玉数に対応する数の遊技玉の払出処理を行う。また、台間カード処理機10は、貯玉再プレイ操作を受け付けると、カード管理装置40に対して貯玉再プレイ要求を送信することで、会員管理装置50が管理する貯玉数を所定数減算させ、減算させた貯玉数に対応する数の遊技玉の払出処理を行う。
さらに、台間カード処理機10は、乗入再プレイ操作を受け付けると、他の遊技種の持玉や貯玉を所定数減算し、対応する数の遊技玉の払出処理を行う。
また、台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けたならば、持玉数を含む持玉加算要求をカード管理装置40に送信し、カード管理装置40に持玉を加算させた後、カード排出通知をカード管理装置40に送信し、カードを排出制御する。
島コントローラ30は、遊技島に設けられた一群の遊技機20及び台間カード処理機10を束ねる中継装置である。カード管理装置40は、カードのプリペイド価値及び持玉数等をカードデータとして管理する管理装置である。
カード管理装置40は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、挿入されたカードのIDと台間カード処理機10とを関連づけて管理し、該カードIDに関連づけられたプリペイド価値及び持玉の残高を台間カード処理機10に送信する。また、カード挿入通知を会員管理装置50に送信し、会員管理装置50から受信した貯玉再プレイデータ等を台間カード処理機10に送信する。
また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から持玉減算要求を受信した場合には、持玉の残高をゼロにクリアし、台間カード処理機10から持玉加算要求を受信した場合には、持玉加算要求に示された持玉の数を持玉の残高に加算する。
また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から玉貸要求を受信した場合には、カードIDに関連付けられたプリペイド価値を所定値減算し、玉貸許可を台間カード処理機10に送信する。そして、貯玉再プレイ要求を受信した場合には、該貯玉再プレイ要求を会員管理装置50に送信し、会員管理装置50が貯玉再プレイデータを出力した場合には、貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、カード管理装置40は、セルフ賞品管理装置60又は賞品管理装置70からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられた持玉数を、カードIDを受信したセルフ賞品管理装置60又は賞品管理装置70に対して通知する。さらに、精算機100からカードIDを受信したならば、このカードIDや携帯Idmに関連付けられたプリペイド価値を精算機100に対して通知する。
会員管理装置50は、遊技店に会員登録された会員の会員管理データを管理する管理装置である。具体的には、会員に対して発行した会員カードIDに関連づけて、貯玉数、ポイント、暗証番号及び氏名等を管理する。
会員管理装置50は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、カード挿入通知に示されたカードIDに対応する貯玉の残高と暗証番号とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。また、会員管理装置50は、台間カード処理機10から貯玉再プレイ要求を受信したならば、貯玉再プレイ要求に示されたカードIDに関連づけられた貯玉の残高を所定数減算し、減算後の貯玉の残高を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。なお、台間カード処理機10と会員管理装置50との通信は、カード管理装置40を介して行なわれる。
また、会員管理装置50は、セルフ賞品管理装置60又は賞品管理装置70から貯玉数の問い合わせを受けたならば、指定されたカードIDに対応する貯玉の残高を、貯玉数の問い合わせ受けたセルフ賞品管理装置60又は賞品管理装置70に対して通知する。
賞品管理装置70は、賞品の管理を行う装置である。賞品管理装置70は、賞品に対して「未選択」、「選択済」、「交換済」などの状態を関連付けて在庫管理を行う。実物の賞品の在庫は、「未選択」の賞品と、「選択済」の賞品の合計であるが、賞品管理装置70は、「未選択」の賞品から遊技客に賞品を選択させ、選択された賞品を「選択済」とする。そして、賞品交換が実行された場合に「選択済」から「交換済」に変更する。すなわち、遊技客が選択した賞品は「選択済」となり、他の遊技客による選択対象とはならない。このため、遊技客が選択した賞品は、賞品交換が実行されるまで確保されることになる。
賞品管理装置70は、選択された賞品を選択賞品としてカードIDに関連付けてカード管理装置40に登録し、その後、カードを返却する。カード管理装置40は、カードIDと選択賞品を関連付けた選択賞品データを記憶する。
セルフ賞品管理装置60は、遊技客が自ら賞品の選択操作を行うセルフ機能を賞品管理装置70に付加した装置である。セルフ賞品管理装置60は、遊技客からの賞品選択操作を受け付ける。
セルフ賞品管理装置60は、遊技客が選択した交換対象について、人による確認が必要となる場合には、従業員に対して報知する。セルフ賞品管理装置60は、従業員の操作により、遊技客の賞品選択操作を継続又は終了する。
賞品払出装置80は、賞品を収納し、払い出すことができる装置である。賞品払出装置80は、カードを受け付けたならば、カードIDをカード管理装置40に送信し、関連付けられた選択賞品を受信して、賞品の払出を行う。
賞品払出装置80は、特殊賞品、一般賞品、端玉賞品などについて個別に設けられる。特殊賞品の収納と払出を行う賞品払出装置80を、便宜上、賞品払出装置80Aとする。また、一般賞品の収納と払出を行う賞品払出装置80を、便宜上、賞品払出装置80Bとする。同様に、端玉賞品の収納と払出を行う賞品払出装置80を、便宜上、賞品払出装置80Cとする。
島端計数機90は、遊技島端等に設けられ、遊技客が獲得した玉数を計数し、計数値をカードに関連付けるか、レシートへ印字して発行する。
精算機100は、プリペイド価値が対応付けられたカードが挿入されると、このカードのカードIDをカード管理装置40に送信し、該カードに関連付けられたプリペイド価値を取得し、取得したプリペイド価値に相当する現金の払出を行う。
図2に示したシステムで玉貸しを行う場合の玉貸処理について説明する。遊技客が台間カード処理機10に対して玉貸操作を行うと、台間カード処理機10は、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、玉貸要求とを含む。
カード管理装置40は、玉貸要求を含む電文を受信すると、該電文内のカードIDに関連付けられたプリペイド価値を所定値(例えば、1円=1度数の場合に100度数)減算してカード管理データを更新し、玉貸許可を送信元の台間カード処理機10に送信する。玉貸許可を受信した台間カード処理機10は、減算したプリペイド価値に対応する数(例えば25)の遊技玉の払出処理を行う。
次に、図2に示したシステムで持玉の再プレイを行う場合の持玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、一般カードあるいは会員カードの挿入を受け付けた場合に、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、カード挿入通知とを含む。
カード管理装置40は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信した場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた持玉の残高を台間カード処理機10に通知する。
台間カード処理機10は、カード管理装置40から受信した持玉の残高を記憶する。そして、カードIDを特定する情報と、持玉減算要求とを含む電文をカード管理装置40に送信する。カード管理装置40は、持玉減算要求を受信した場合には、カードIDにより特定される持玉の残高をゼロにクリアする。また、台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けると、持玉の残高を一定数ずつ減算し、対応する数の遊技玉の払出処理を行う。
台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けたならば、カード管理装置40に対して持玉加算要求を含む電文を送信する。この電文は、排出するカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、各レートの持玉の残高と、持玉加算要求とを含む。
カード管理装置40は、持玉加算要求を受け付けた場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた各レートの持玉の残高を受信した値に更新する。
その後、台間カード処理機10は、カード管理装置40にカード排出通知を送信し、カードを排出制御する。
次に、図2に示したシステムで貯玉の再プレイを行う場合の貯玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、会員カードを挿入された場合、若しくは会員カードとして使用可能な携帯端末からカードIDに対応する識別情報を読み取った場合に、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードID(若しくは携帯端末から読み取ったカードIDに対応する識別情報。以降、カードIDという)と、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、カード挿入通知とを含む。
カード管理装置40は、カード挿入通知の電文を会員管理装置50に送信する。会員管理装置50は、カード挿入通知の電文を受信した場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた暗証番号と、貯玉のうち、該電文により特定されたレートの貯玉の残高とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、受信した貯玉再プレイデータを記憶し、貯玉再プレイデータに示された貯玉の残高が貯玉再プレイにおける遊技玉の払出単位数(貯玉再プレイ単位数。例えば125玉)以上である場合には貯玉再プレイ操作を受け付け可能とする。
台間カード処理機10は、貯玉再プレイデータの記憶後、最初に貯玉再プレイ操作を受け付けた場合に、遊技客に対して暗証番号の入力を求め、入力された暗証番号が貯玉再プレイデータに示された暗証番号と一致するかを確認する。
台間カード処理機10は、暗証番号が一致した場合に、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、貯玉再プレイ要求とを含む。
カード管理装置40は、貯玉再プレイ要求の電文を会員管理装置50に送信する。会員管理装置50は、貯玉再プレイ要求の電文を受信した場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた貯玉のうち、該電文により特定されたレートの貯玉の残高を所定値減算し、減算後の残高を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、貯玉再プレイデータを受信して貯玉の残高を更新し、貯玉再プレイ単位数に対応する数の遊技玉の払出処理を行う。また、更新後の貯玉の残高が貯玉再プレイ単位数未満となったかを判定する。更新後の貯玉データの残高が貯玉再プレイ単位数以上であれば、再度貯玉再プレイ操作を受け付け可能であり、貯玉再プレイ操作を受け付けた場合には貯玉再プレイ要求を送信する。2回目以降の貯玉再プレイ操作では、暗証番号の確認は不要である。更新後の貯玉データの残高が貯玉再プレイ単位数未満となったならば、貯玉再プレイ操作を受け付け不能とする。なお、ここでは会員管理装置50が貯玉の残高を減算した後、台間カード処理機10が遊技玉の払出処理を行う場合を例示したが、貯玉再プレイ要求に基づいて遊技玉の払出処理を行った後に、貯玉の残高を減算してもよい。貯玉再プレイ要求前の貯玉再プレイデータに、貯玉再プレイに必要な残高が残っているか否かが示されており、貯玉再プレイ要求を受け付けた後に残高不足が判明する事態とはならないためである。
次に、閉店処理における持玉からの貯玉への移行について説明する。カード管理装置40は、閉店処理時にカード管理データの持玉の残高を確認し、持玉の残高が「0」より大きい持玉が存在する場合には、該持玉の残高をカードID及びレートとともに会員管理装置50に通知する。会員管理装置50は、カードID及びレートにより特定される貯玉の残高に通知された持玉の残高を加算して更新する。その後、カード管理装置40は、該持玉の残高をゼロにクリアする。
<台間カード処理機10の外観構成>
次に、図2に示した台間カード処理機10の外観について説明する。図3は、図2に示した台間カード処理機10の外観を示す図である。なお、図3には、遊技機20に接続された台間カード処理機10の外観を台間カード処理機10として示している。また、併設される遊技機20は、破線で図示している。また、図3では、紙幣のみを受け付ける台間カード処理機10を図示したが、携帯端末やカードに関連付けられた電子マネーや硬貨を受け付ける機能を有するユニットを設けることもできる。
図3に示すように台間カード処理機10は、状態表示部11、紙幣挿入口12a、表示操作部13、カード挿入口14a、かざし部14b、ノズルユニット18a及び計数ユニット18bを有する。
状態表示部11は、例えば多色LEDで構成され、台間カード処理機10の装置の状態を所定色の点灯あるいは点滅で表示する。紙幣挿入口12aは、遊技玉の貸出に必要な各種紙幣の挿入口である。表示操作部13は、例えばフルカラーのタッチパネル式の液晶ディスプレイ等で構成され、操作ボタンの表示や操作ボタンによる入力操作を受け付けるデバイスである。表示操作部13は、図3では詳細な図示を省略しているが、対応する遊技機20側の長辺が台間カード処理機10に軸支されて付設された平板形状をなしており、台間カード処理機10の前面パネルと表示操作部13の表示面のなす角度を変更可能な構成となっている。
カード挿入口14aは、遊技客の所持するカードの挿入口である。かざし部14bは、会員登録に用いられた携帯端末をかざす部位であり、かざし部14bに携帯端末がかざされると、携帯端末から携帯端末の固有ID(例えばIDm)等のデータが読み取られる。ノズルユニット18aは、遊技玉を遊技機20に投出する機構である。ノズルユニット18aは、台間カード処理機10の前面に水平方向に回動可能に設けられた筒状のノズルからなり、ノズルの先端が遊技機の貯留部に位置することができるようになっている。ノズルには、台間カード処理機10が設置される島内の補給機構から遊技媒体の供給を受けた台間カード処理機内の玉供給装置から遊技媒体が供給されるようになっている。計数ユニット18bは、遊技機20の下皿から落下させた遊技玉を計数する機構である。計数ユニット18bは、遊技玉を受け入れる受皿部と、台間カード処理機10内の下部に設けられ遊技玉を計数センサにて計数する計数部と、受皿部から遊技媒体を計数部に通過させる計数通路部とからなる。受皿部と計数通路部は、所定の操作(例えば従業員のリモコン操作)に基づいて台間カード処理機10から一体で取り外し可能となっている。また、計数部はユニット構造になっており、計数部と受皿部、計数通路部を取り外すことにより、台間カード処理機10は計数機能のない運用が可能である。
<台間カード処理機10の構成>
次に、図2に示した台間カード処理機10の構成について説明する。図4は、図2に示した台間カード処理機10の構成を示す機能ブロック図である。図4に示すように、台間カード処理機10は、紙幣搬送部12、表示操作部13、リーダライタ14、かざし部14b、通信部15、記憶部16、制御部17、ノズルユニット18a及び計数ユニット18bとを有する。
紙幣搬送部12は、紙幣挿入口12aから挿入された紙幣の金種及び真偽を判別しつつ図示しない紙幣収納部に搬送する搬送部である。表示操作部13は、玉貸に使用可能なプリペイド価値、持玉数、貯玉数等の各種情報を受け付けたカード等から特定して表示する機能や、その他のカード等に関連しない情報を表示する機能と、玉貸操作等の各種操作の受付を行なう機能を備えるタッチパネル式の液晶ディスプレイ等の入出力装置である。表示操作部13は、前述の表示以外に、カードの収容枚数に関する過不足の表示や、上位装置との通信状態(オンライン・オフラインなど)の表示を行う機能も有している。
リーダライタ14は、カード挿入口14aに挿入されたカードからカードIDを読み取る装置である。なお、カード挿入口14aに挿入されたカードは、このリーダライタ14を経て図示しないカード収納部に収納される。かざし部14bは、携帯端末等がかざされた場合に、近距離無線通信により携帯端末の固有ID(例えばIDm)等の各種情報を読み取るインタフェース部である。また、リーダライタ14は、遊技客の返却操作に応じて、カード収納部に収納されたカードにカードデータ16bに示される持玉やプリペイド価値等の価値データを関連付けて新たなカードとして発行する機能も有している。ただし、カードデータ16bに示されるプリペイド価値が0であって、持玉数が一定数(最低保持個数)に満たない場合には、返却操作があってもカードを返却しないように制御する。これは、少量の持玉を関連付けたカードが破棄されることにより、遊技店に損失が生じるのを抑止するための制御であって、内部に予め収納されているカードだけではなく、外部から受け付けたカード(ただし会員カードを除く)についても同様に適用される。一定数としては、例えば持玉数に玉1個あたりの貸出単価を乗算した値がカードの価額あるいは遊技店内の最低価格の賞品となるように設定することができるが、これに限らず、遊技店の方針によって自由に設定できる。また、返却操作があってもカードを返却しないように制御する場合に、記憶している持玉を払出処理することもできるが、カードが返却できない旨の表示及び/又は持玉の再プレイを促す表示を行ってもよい。
通信部15は、遊技機20及び島コントローラ30との間のデータ通信を行なうためのインタフェース部である。ノズルユニット18aは、玉貸又は再プレイにより遊技玉を払い出す際に、その一部又は全ての払い出しに使用される。計数ユニット18bは、遊技玉を計数するユニットである。
記憶部16は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部16は、自装置状態データ16a及びカードデータ16bを記憶する。
自装置状態データ16aは、台間カード処理機10の状態を示すデータである。この自装置状態データ16aには、台間カード処理機の装置IDと、遊技種設定とを含む。台間カード処理機の装置IDは、台間カード処理機10を遊技店内で一意に識別するための識別データである。遊技種設定は、台間カード処理機10に設定された遊技種等を示すデータである。遊技店内で複数のレートの遊技玉を扱う場合には、4円レートの遊技玉に「玉1」、2円レートの遊技玉に「玉2」、1円レートの遊技玉に「玉3」というように、レート毎に遊技種名を設定して管理する。台間カード処理機10は、これらの遊技種から遊技に使用するレートを選択して、遊技種設定として記憶する。
カードデータ16bは、遊技客が使用中のカードに係るデータである。カードデータ16bは、カードID、プリペイド価値、持玉、貯玉、貯玉再プレイの可能数等を含む。持玉、貯玉については、遊技種(レート)ごとにデータが存在する。カードIDは、リーダライタ14により読み取られたカードIDである。図示しないカード収納部からカード挿入口14aにカードが搬送され、該カードが排出される場合には、この搬送途中でリーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードデータ16bが更新される。また、カード挿入口14aから図示しないカード収納部にカードが搬送される場合にも、この搬送途中でリーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードデータ16bが更新される。
制御部17は、台間カード処理機10の全体を制御する制御部であり、データ管理部17a、計数処理部17b及び制限部17cを有する。
データ管理部17aは、カードが挿入された場合に、自装置状態データ16aの装置IDと、カードデータ16bのカードIDとを含むカード挿入通知データをカード管理装置40に送信する。また、データ管理部17aは、カード管理装置40から価値データ(プリペイド価値、持玉数及び貯玉数の少なくともいずれか)を含むデータを受信した場合に、受信した価値データによりカードデータ16bを更新する。データ管理部17aは、カードデータ16bに示されたプリペイド価値、持玉数及び貯玉数を適宜表示操作部13に表示制御する。
また、データ管理部17aは、紙幣挿入口12aに紙幣が挿入されると、挿入された紙幣の金額、カードID及び台間カード処理機IDを含む入金通知データをカード管理装置40に送信する。
また、データ管理部17aは、遊技客により玉貸操作が行なわれた場合に、カードID及び装置IDを含む玉貸要求データをカード管理装置40に送信する。この玉貸要求データへの応答として玉貸許可データを受信したならば、データ管理部17aは、所定数の遊技玉の払出処理を行う。
また、データ管理部17aは、遊技客により持玉再プレイ操作が行なわれた場合に、カードデータ16bに示された持玉数から所定数を減算し、対応する数の遊技玉の払出処理を行う。
また、データ管理部17aは、カードデータ16bに示された貯玉再プレイの可能数が1以上である場合には、表示操作部13に貯玉再プレイボタンを表示し、貯玉再プレイ操作を受付可能とする。データ管理部17aは、遊技客により貯玉再プレイ操作が行なわれた場合に、カードID及び台間カード処理機IDを含む貯玉再プレイ要求データを会員管理装置50に送信する。この貯玉再プレイ要求データへの応答として貯玉再プレイデータを受信したならば、カードデータ16bの貯玉数を更新し、貯玉再プレイの払出単位数の遊技玉の払出処理を行う。なお、初回の貯玉再プレイ操作時には、暗証番号の入力を求め、カードデータ16bに示された暗証番号と一致することを条件に貯玉再プレイ要求データを送信する。
また、データ管理部17aは、遊技客によりカード返却操作が行なわれた場合に、カードID、装置ID並びに持玉数を含む持玉加算要求データをカード管理装置40に送信して、カードデータ16bの持玉数をゼロにクリアした後、カード排出通知データをカード管理装置40に送信し、カードを排出する。
また、データ管理部17aは、会員カードを挿入された状態で遊技客により貯玉移行操作が行なわれたならば、カードデータ16bに示された持玉数を減算し、カード管理装置40経由で会員管理装置50に貯玉加算要求データを送信することで、持玉を貯玉に移行させる。なお、会員カードではなく、携帯端末を用いて貯玉移行を行うこともできる。具体的には、持玉数が所定数以上で、所定の操作が行われた後に携帯端末がかざし部14bにかざされたならば、データ管理部17aは、カードデータ16bに示された持玉数を減算し、かざし部14bが読み取ったIDmを含む貯玉加算要求データを送信することで、持玉を貯玉に移行させる。
また、データ管理部17aは、ワゴンサービスにかかる処理を行うことができる。ワゴンサービスは、遊技店員が飲み物やタバコ等の賞品をワゴンに入れて遊技店内を巡回し、遊技中の遊技客に販売するサービスである。かかるワゴンサービスでは、現金などによる支払いの他、持玉や貯玉による決済が可能である。持玉や貯玉でワゴンサービスの決済を行う場合、遊技店員が店員用端末(例えばリモコン端末)を通じて台間カード処理機10に対する指示を行って、台間カード処理機10をワゴンサービスの決済可能な状態にする。そして、対価として減算すべき持玉や貯玉の数量を特定可能な情報を台間カード処理機10に入力する。この入力処理は、台間カード処理機の表示操作部13あるいは店員用端末の操作部にて数値を入力することにより行われる。台間カード処理機10は、入力を受け付けると、ワゴンサービスに用いる従業員用記録媒体(例えばワゴンカード)の受け付け待ちとなる。そして、ワゴンカードを受け付けると、データ管理部17aは、入力された数量分の持玉や貯玉をカードデータ16bが示す数から減算し、従業員用記録媒体に関連付けて排出することになる。また、台間カード処理機10は、対価として減算すべき持玉や貯玉の数量を特定可能な情報の入力を受け付けることなく、従業員用記録媒体を受け付けた場合には、ワゴンサービスの決済を行うことなく従業員用記録媒体を返却する処理を行う。また、ワゴンサービスの決済中において、対価として減算すべき持玉や貯玉の数量を特定可能な情報の入力を受け付けている場合において、持玉や貯玉の再プレイ操作・記録媒体の返却操作を受け付けた場合には、再プレイ操作・返却操作を棄却するなどして制限するか、ワゴンサービスの決済をキャンセルするかの方法により、両処理が競合することを抑止する。
計数処理部17bは、計数ユニット18bに遊技玉が投入された場合に、計数ユニット18bに遊技玉の計数を行わせ、計数結果をカードデータ16bの持玉数に加算する処理を行う。
制限部17cは、選択賞品を関連付けたカードの遊技への使用を制限する処理部である。具体的には、制限部17cは、データ管理部17aにより送信されたカード挿入通知データに対する応答として、カード管理装置40からカードデータとともに選択賞品データを受信したならば、入金、玉貸、再プレイなどを禁止することで遊技を禁止する。
また、制限部17cは、カード管理装置40からカードデータとともに選択賞品データを受信したならば、選択賞品を表示などにより遊技客に報知し、選択賞品の解除を求める操作を受け付けることができる。かかる操作を受け付けた制限部17cは、選択賞品の解除をカード管理装置40並びにセルフ賞品管理装置60又は賞品管理装置70に通知し、遊技の制限を解除する。なお、選択賞品の解除を通知されたカード管理装置40は、対応する選択賞品をクリアし、選択賞品の解除を通知されたセルフ賞品管理装置60又は賞品管理装置70は対応する賞品を「選択済」から「未選択」にする。
次に、台間カード処理機10の記憶部16に記憶されるデータの一例について説明する。図5は、図4に示した自装置状態データ16a及びカードデータ16bの一例を示す図である。
図5(a)に示す自装置状態データ16aは、台間カード処理機10のIDが「3001」であり、台間カード処理機10の遊技種として「玉1」が設定された状態を示している。
図5(b)に示すカードデータ16bは、台間カード処理機10に挿入されたカードのIDが「1001」である状態を示している。なお、ここでは、カードIDの上1桁がカードの種別を示しており、上1桁が「1」のカードが一般カード、上1桁が「2」のカードが会員カードである。また、カードデータ16bは、プリペイド価値が「2000」度数である状態を示している。なお、ここではプリペイド価値の度数とは1度数が1円相当である。また、カードデータ16bは、玉1の持玉数が「375」玉であり、玉2の持玉数が「500」玉であり、玉3の持玉数が「2000」玉である状態を示している。
また、カードデータ16bは、貯玉に関係するデータとして、暗証番号、貯玉再プレイ可能数、各遊技種の貯玉数を格納することができるが、図5(b)は一般カードを受け付けた状態であるため、これらのデータは該当なしを示す「−」となっている。なお、ここでは再プレイが可能な玉数を再プレイの可能数として格納する構成を示したが、再プレイの可能な回数を再プレイ度数として格納してもよい。また、図示していないが、カード管理装置40では、カードIDに対応付けて、持玉、貯玉、プリペイド価値以外にカードの有効/無効を示す「ロック」フラグのON/OFFも記憶しており、カードの盗難が発覚した場合に従業員操作によってONにされる。これらのデータもカードデータ16bに含まれて記憶されている。さらに、この「ロック」フラグは機能(「貯玉使用」、「乗入」等)別にも設定できるようになっており、例えば遊技客の要望により「乗入」の機能だけを「ロック」の対象として、誤操作を防ぐことに用いることもできる。なお、本明細書中で「乗入」とは、あるレートの遊技媒体数を他のレートの遊技媒体数に遊技媒体の単価の比率に基づいて換算して使用することを意味する。具体的な例では、4円レートに対応付けられた台間カード処理機10において、1円レートの玉数Xを使用して、X×(1円/4円)=X/4の玉数を払出処理することが例示できる。この「乗入」の機能は、店舗の運営方針により会員管理装置50で有効/無効を切り替えることができる。
<カード管理装置40の内部構成>
次に、図2に示したカード管理装置40の内部構成について説明する。図6は、図2に示したカード管理装置40の内部構成を示す図である。図6に示すように、カード管理装置40は、表示部41、入力部42、外部ネットワーク通信部43、店舗ネットワーク通信部44、記憶部45及び制御部46を有する。
表示部41は、液晶ディスプレイ装置等の表示デバイスである。入力部42は、キーボードやマウス等の入力デバイスである。外部ネットワーク通信部43は、遊技店外のネットワークを介してデータ通信するためのインタフェース部である。店舗ネットワーク通信部44は、遊技店内において通信回線を介して島コントローラ30、会員管理装置50、セルフ賞品管理装置60、賞品管理装置70及び精算機100とデータ通信するためのインタフェース部である。
記憶部45は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、遊技種設定データ45a、カード管理データ45b、装置管理データ45c及び選択賞品データ45dを記憶する。
遊技種設定データ45aは、貸出レート及び表示名を遊技種に関連付けたデータである。カード管理データ45bは、プリペイド価値と、各遊技種の持玉数と、該カードが挿入されている台間カード処理機10の装置IDを示す使用先装置IDとをカードIDに関連付けたデータである。装置管理データ45cは、遊技店に配置された装置に関するデータである。この装置管理データ45cは、台間カード処理機の装置ID、台間カード処理機10のアドレス、設置場所、併設された遊技機の遊技機ID及び機種データを含む。
選択賞品データ45dは、セルフ賞品管理装置60又は賞品管理装置70で選択された選択賞品を管理するデータである。この選択賞品データ45dは、カードIDと選択賞品を特定する情報とを含む。
制御部46は、カード管理装置40の全体を制御する制御部であり、遊技種設定管理部46a、カード管理部46b、装置管理部46c及び選択賞品管理部46dを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、遊技種設定管理部46a、カード管理部46b、装置管理部46c及び選択賞品管理部46dにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
遊技種設定管理部46aは、遊技店において使用される遊技種と、レートと、表示名とを対応付けて遊技種設定データ45aとして管理する処理部である。
カード管理部46bは、カード管理データ45bの管理を行う処理部である。具体的には、カード管理部46bは、台間カード処理機10からカード挿入通知データを受信した場合には、カード挿入通知データに示されたカードIDの使用先装置IDを、同じくカード挿入通知データに示された装置IDとする。また、カード挿入通知データに示されたカードIDに関連付けられたプリペイド価値と各レートの持玉数とを価値データとして台間カード処理機10に通知する。また、挿入されたカードが会員カードである場合には、会員管理装置に対してカード挿入通知データを送信する。カード管理部46bは、台間カード処理機10から持玉減算要求データを受信した場合に、持玉減算要求データに示されたレートの持玉数をゼロにクリアする。
また、カード管理部46bは、台間カード処理機10からカードIDを含む玉貸要求データを受信した場合に、該カードIDに関連付けられたプリペイド価値が所定値以上であるか否かを判定する。プリペイド価値が所定値以上である場合には、カード管理部46bは、カード管理データ45bに記憶されるプリペイド価値から所定値を減算して、台間カード処理機10に更新後のプリペイド価値を含む玉貸許可データを送信する。一方、プリペイド価値が所定値未満である場合には、カード管理部46bは、台間カード処理機10に玉貸不可データを通知する。
また、カード管理部46bは、台間カード処理機10から投入された貨幣の金額、カードID及び装置IDを含む入金通知データを受信したならば、該カードIDに関連付けられたプリペイド価値に入金通知に示された金額分のプリペイド価値を加算する。
また、カード管理部46bは、台間カード処理機10から貯玉再プレイ要求データを受信した場合には、該貯玉再プレイ要求データを会員管理装置50に転送する。また、貯玉再プレイ要求データに対する会員管理装置50からの応答データについても、台間カード処理機10に転送する。
また、カード管理部46bは、持玉加算要求データを受信したならば、該当するレートの持玉数に持玉加算要求データに含まれる持玉数を加算する。また、カード管理部46bは、カード排出通知データを受信したならば、該カードIDの使用先装置IDを消去する。
また、カード管理部46bは、セルフ賞品管理装置60又は賞品管理装置70からカードIDを受信したならば、このカードIDに対応づけられた各レートの持玉数を、カードIDを受信したセルフ賞品管理装置60又は賞品管理装置70に対して通知する。また、カード管理部46bは、精算機100からカードIDを受信したならば、このカードIDに対応づけられたプリペイド価値を精算機100に対して通知する。
装置管理部46cは、装置管理データ45cの管理を行う処理部である。装置管理部46cは、台間カード処理機10から取得した装置ID、台間カード処理機10のアドレス、設置場所及び遊技機IDに基づいて、装置管理データ45cの生成と更新とを行う。
選択賞品管理部46dは、セルフ賞品管理装置60又は賞品管理装置70で選択された選択賞品を管理する処理部である。選択賞品管理部46dは、セルフ賞品管理装置60又は賞品管理装置70からカードIDと選択賞品を含む登録要求を受信したならば、カードIDに選択賞品を関連付けて選択賞品データ45dに登録する。
また、選択賞品管理部46dは、賞品払出装置80からカードIDを含む問い合わせを受け付けた場合には、カードIDに関連付けられた選択賞品を選択賞品データ45dから読み出し、応答として賞品払出装置80に送信する。
同様に、選択賞品管理部46dは、台間カード処理機10からカード挿入通知データを受信した場合に、カード挿入通知データのカードIDに関連付けられた選択賞品を選択賞品データ45dから読み出し、応答として台間カード処理機10に送信する。
また、選択賞品管理部46dは、賞品払出装置80から選択賞品の交換を実行したことを示す通知を受信したならば、対応するデータを選択賞品データ45dから削除する。
同様に、選択賞品管理部46dは、台間カード処理機10から選択賞品の解除を示す通知を受信したならば、対応するデータを選択賞品データ45dから削除する。
次に、図6に示したカード管理装置40の記憶部45が記憶するデータの一例について説明する。図7〜図8は、図6に示した遊技種設定データ45a、カード管理データ45b、装置管理データ45c及び選択賞品データ45dの一例を示す図である。
図7(a)に示す遊技種設定データ45aは、遊技種名「玉1」に対し、レート「4円」及び表示名「4パチ」を関連付けている。また、遊技種設定データ45aは、遊技種名「玉2」に対し、レート「2円」及び表示名「2パチ」を関連付けている。また、遊技種設定データ45aは、遊技種名「玉3」に対し、レート「1円」及び表示名「1パチ」を関連付けている。
図7(b)に示すカード管理データ45bでは、カードID「1001」にプリペイド価値「2500」度数と、玉1の持玉数「1500」玉と、玉2の持玉数「2300」玉と、玉3の持玉数「0」玉とが関連付けられている。すなわち、カードID「1001」のカードは、台間カード処理機10に挿入されておらず、持玉の管理がカード管理装置40により行われている。
また、図7(b)に示すカード管理データ45bでは、カードID「1002」にプリペイド価値「0」度数、各レートの持玉数「0」玉、使用先装置ID「3004」が関連付けられている。すなわち、カードID「1002」のカードは、装置ID「3004」の台間カード処理機10に挿入されており、持玉数については台間カード処理機10に管理が移っている。このため、各レートの持玉数はゼロである。
また、図7(b)に示すカード管理データ45bでは、カードID「2002」にプリペイド価値「2000」度数、各レートの持玉数「0」玉、使用先装置ID「3001」が関連付けられている。すなわち、カードID「2002」のカードは、装置ID「3001」の台間カード処理機10に挿入されており、持玉については台間カード処理機10に管理が移っている。このため、各レートの持玉数はゼロである。
図7(c)に示す装置管理データ45cは、ID「3001」の台間カード処理機10のネットワーク上のアドレスが「AB.CD.EF.GH」であり、設置場所が「島1−1」であり、接続された遊技機20のIDが「P001」であり、遊技種が「玉3」であり、接続された遊技機20の機種が「EV01」である状態を示している。また、この遊技機20が使用中であることも示している。
図8に示す選択賞品データ45dは、カードIDと選択賞品とを関連付けたデータである。選択賞品には、賞品コード、賞品名及び個数が含まれる。図8では、カードID「1008」に賞品コード「0001」である大賞品3個が関連付けられている。同様に、カードID「2015」に賞品コード「0001」の大賞品1個、賞品コード「0002」の小賞品5個、賞品コード「0101」のラック3個が関連付けられている。
<セルフ賞品管理装置60の構成>
次に、図2に示したセルフ賞品管理装置60の構成について説明する。図9は、図2に示したセルフ賞品管理装置の構成を示す機能ブロック図である。図9に示すように、セルフ賞品管理装置60は、表示部61、操作部62、レシート発行部63、店員タグリーダ64a、カードリーダ64b、携帯端末リーダ64c、レシートリーダ64d、通信部65、記憶部66及び制御部67を有する。
表示部61は、表示出力を行う出力インタフェースであり、液晶ディスプレイなどで構成される。操作部62は、遊技客や店員の操作を受け付ける入力インタフェースである。レシート発行部63は、感熱式プリンタなどであり、選択した賞品を特定する情報を印字したレシートなど各種レシートを発行処理する。
店員タグリーダ64aは、遊技店員の店員タグから店員IDを読み取る読取装置である。このタグには、従業員を一意に識別する識別コードが含まれており、従業員用タグリーダ64aにより読み取られたタグに含まれる識別コードによりセルフ賞品管理装置60を操作する従業員が特定される。カードリーダ64bは、遊技客のカードからカードIDを読み取る。また、カードリーダ64bは、賞品の選択後に不要となったカードを図示しない収納部に搬送することができる。携帯端末リーダ64cは、会員カードとして使用可能な携帯端末がかざされた場合に、該携帯端末からカードIDに対応する情報を読み取る。レシートリーダ64dは、島端計数機90から発行されたレシートから持玉等の情報を読み取る。
通信部65は、セルフ賞品管理装置60が通信回線を経由して他の装置と通信するためのインタフェース部である。
記憶部66は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、交換対象データ66a、交換対象判定データ66b、賞品マスタ66c及び賞品在庫データ66dを記憶する。
交換対象データ66aは、カードリーダ64b等により読み取られた情報に対する交換対象判定を行うためのデータである。交換対象判定データ66bは、交換対象判定を行う際の判定基準となるデータである。賞品マスタ66cは、遊技玉を賞品に交換する際に使用するデータであり、例えば会員管理装置50から受信して記憶する。賞品在庫データ66dは、賞品の在庫を管理するためのデータである。
制御部67は、セルフ賞品管理装置60を全体制御する制御部であり、賞品管理部67a、交換対象判定制御部67b、交換対象判定部67c、賞品選択受付部67d、賞品在庫管理部67e、賞品関連付処理部67f及び返却部67gを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROM等の不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、賞品管理部67a、交換対象判定制御部67b、交換対象判定部67c、賞品選択受付部67d、賞品在庫管理部67e、賞品関連付処理部67f及び返却部67gにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
賞品管理部67aは、記憶部66に記憶した賞品マスタ66cを用いてセルフ賞品管理装置60の取扱対象となる特殊賞品、一般賞品の交換玉数等を管理する管理部である。賞品管理部67aは、会員管理装置50から賞品マスタを取得し、記憶部66に賞品マスタ66cとして記憶する。
交換対象判定制御部67bは、カードリーダ64b、携帯端末リーダ64c及びレシートリーダ64dにより読み取られた情報に対する交換対象判定を行う処理部である。交換対象判定制御部67bは、カードリーダ64b等により読み取られたカード等の発行情報から、カード等の発行日時からの経過時間を算出し、該経過時間が交換対象データ66aに記憶されている「発行からの最小経過時間」より小さい場合には、該経過時間を「発行からの最小経過時間」に記憶する。交換対象判定制御部67bは、該経過時間が交換対象データ66aに記憶されている「発行からの最大経過時間」より大きい場合には、該経過時間を「発行からの最大経過時間」に記憶する。
交換対象判定制御部67bは、カードリーダ64b又は携帯端末リーダ64cにより読み取ったカードIDをカード管理装置40に送信し、カードIDに関連付けられた持玉及び貯玉の残高を取得して、交換対象データ66aの「持玉」及び「貯玉」に加算して記憶する。交換対象判定制御部67bは、レシートリーダ64dによりレシートから読み取った持玉の残高を、交換対象データ66aの「持玉」に加算して記憶する。
交換対象判定制御部67bは、交換対象データ66aの「持玉」及び「貯玉」から交換価値を算出し、交換対象データ66aの「交換価値合計」に加算して記憶する。交換対象判定制御部67bは、カードリーダ64b等により読み取られたカード等の枚数を交換対象データ66aの「利用枚数」に記憶する。
交換対象判定制御部67bは、カードリーダ64b等による読み取りが終了したならば、交換対象判定部67cに対して交換対象判定を指示する。交換対象判定制御部67bは、交換対象判定部67cから「確認必要」を受信したならば、従業員に対する報知を行う。交換対象判定制御部67bは、交換対象判定部67cから「確認不要」を受信したならば、賞品選択受付部67dに処理を移行する。なお、従業員に対する報知としては、例えばセルフ賞品管理装置60から従業員が所持する端末装置に対して、あらかじめ設定された警告メッセージを送信する態様が考えられる。
交換対象判定部67cは、交換対象判定制御部67bからの指示により交換対象判定処理を行う処理部である。交換対象判定部67cは、交換対象データ66a及び交換対象判定データ66bを比較し、「発行からの最小経過時間」が「設定時間A」未満、又は、「発行からの最大経過時間」が「設定時間B」より大、又は、「交換価値合計」が「設定価値」より大、又は、「利用枚数」が「設定枚数」より大であったならば、交換対象判定制御部67bに対して「確認必要」を通知する。交換対象判定部67cは、該判定条件をいずれか一つでも満たさない場合は、交換対象判定制御部67bに対して「確認不要」を通知する。
賞品選択受付部67dは、賞品交換の対象となる賞品の選択を行う処理部である。賞品選択受付部67dは、持玉及び貯玉の残高の範囲内で、賞品マスタ66cに基づいて特殊賞品及び一般賞品の選択を受け付ける。
具体的には、賞品選択受付部67dは、遊技客の操作により特殊賞品を指定された場合には、持玉及び貯玉の残高の範囲内で交換可能な特殊賞品の種類及び数の組み合わせを求めて選択賞品とする。また、賞品選択受付部67dは、一般賞品については、操作部62の操作により遊技客に指定された賞品を選択賞品とする。端玉賞品については、遊技客の指定を受け付けて選択しても良いし、持玉及び貯玉の残高に応じて賞品選択受付部67dが選択してもよい。
賞品在庫管理部67eは、賞品に対して「未選択」、「選択済」、「交換済」などの状態を関連付けて賞品在庫データ66dとして記憶部66に格納することで、賞品の在庫管理を行う。実物の賞品の在庫は、「未選択」の賞品と、「選択済」の賞品の合計であるが、賞品在庫管理部67eは、「未選択」の賞品から遊技客に賞品を選択させ、選択された賞品を「選択済」とする。そして、賞品交換が実行された場合に「選択済」から「交換済」に変更する。すなわち、遊技客が選択した賞品は「選択済」となり、他の遊技客による選択対象とはならない。このため、遊技客が選択した賞品は、賞品交換が実行されるまで確保されることになる。
また、賞品在庫管理部67eは、台間カード処理機10から選択賞品の解除を示す通知を受信したならば、「選択済」の賞品を「未選択」に変更する。
また、賞品在庫管理部67eは、所定の期限を超過した場合に、賞品の選択を取り消すキャンセル処理を行うことができる。具体的には、「選択済」の賞品が当日中に交換されること無く閉店処理が行われた場合に、「選択済」の賞品を「未選択」に変更し、交換玉数分の持玉と取り込み処理する。もしくは、会員遊技客が関連付けられている場合には、交換玉数分の持玉を貯玉に移行させてもよい。
賞品関連付処理部67fは、賞品選択受付部67dによって選択された賞品を選択賞品としてカードIDに関連付ける処理部である。賞品関連付処理部67fは、選択賞品とカードIDとを含む登録要求をカード管理装置40に送信する。
ここで、賞品関連付処理部67fは、賞品の種別によって選択賞品をカードに関連付けるか、レシートに印字して発行するかを異ならせることができる。具体的には、賞品関連付処理部67fは、特殊賞品と一般賞品はカードに関連付け、端玉賞品はレシートで発行する。レシートには、賞品コード、賞品名、個数、交換玉数などを印字する。また、レシートを一意に識別するIDや遊技客を識別する情報をさらに印字してもよい。
返却部67gは、選択賞品をカードに関連付けた場合に、カードリーダ64bに遊技客へのカードの返却を行わせる処理部である。また、返却したカードを賞品払出装置80に読み取らせて賞品を受け取るよう案内出力を行ってもよい。なお、賞品の選択後に不要となったカードは収納部に搬送し、返却しない。賞品の選択後に不要となったカードとは、プリペイド価値及び持玉がそれぞれ所定値以下(例えば双方が0)であり、選択賞品の関連付けが行われていない一般カードである。会員カードについてはプリペイド価値、持玉、選択賞品の有無に関わらず返却する。
次に、図9に示したセルフ賞品管理装置60の記憶部66が記憶するデータの一例について説明する。図10〜図11は、図9に示した交換対象データ66a、交換対象判定データ66b、賞品マスタ66c及び賞品在庫データ66dの一例を示す図である。
図10(a)に示す交換対象データ66aは、発行からの最小経過時間、発行からの最大経過時間、交換価値合計及び利用枚数を含む。具体的には、交換対象データ66aは、発行からの最小経過時間「00:05」、発行からの最大経過時間「07:20」、交換価値合計「125600」円及び利用枚数「4」枚が記憶されている。
図10(b)に示す交換対象判定データ66bは、設定時間A、設定時間B、設定価値及び設定枚数を含む。具体的には、設定時間A「00:01」、設定時間B「24:00」、設定価値「100000」円及び設定枚数「5」枚が設定されている。
図10(c)に示す賞品マスタ66cは、賞品を一意に識別する賞品コードに対し、賞品名、群コード、賞品価値及び交換玉数を関連付けたデータである。ここで、群コードは賞品を分類して管理する為の識別情報である。群コード「01」は、一定の手続きを経て所定の価値で譲渡可能な特殊賞品を示す。群コード「02」以降は、特殊賞品以外の日用品などを含む一般賞品である。
賞品マスタ66cは、賞品コード「0001」に対し、賞品名「大賞品」、群コード「01」、賞品価値「1000」、玉1の交換玉数「250」、玉2の交換玉数「500」並びに玉3の交換玉数「1000」を関連付けている。
また、賞品マスタ66cは、賞品コード「0002」に対し、賞品名「小賞品」、群コード「01」、賞品価値「500」、玉1の交換玉数「125」、玉2の交換玉数「250」並びに玉3の交換玉数「500」を関連付けている。
また、賞品マスタ66cは、賞品コード「0100」に対し、賞品名「Mセブン」、群コード「02」、賞品価値「400」、玉1の交換玉数「100」、玉2の交換玉数「200」並びに玉3の交換玉数「400」を関連付けている。
また、賞品マスタ66cは、賞品コード「0101」に対し、賞品名「ラック」、群コード「02」、賞品価値「420」、玉1の交換玉数「105」、玉2の交換玉数「210」並びに玉3の交換玉数「420」を関連付けている。
また、賞品マスタ66cは、賞品コード「0600」に対し、賞品名「端玉 飴」、群コード「04」、賞品価値「12」、玉1の交換玉数「3」、玉2の交換玉数「6」並びに玉3の交換玉数「12」を関連付けている。
図11に示す賞品在庫データ66dは、賞品コード、賞品名、群コードに対し、在庫総数と在庫詳細を関連付けたデータである。在庫詳細は、未選択、選択済及び交換済の賞品数を示す。在庫総数は、実物の賞品の在庫の数であり、未選択の賞品と、選択済の賞品の合計に等しい。
賞品在庫データ66dは、賞品コード「0001」、賞品名「大賞品」、群コード「01」に対し、在庫総数「500」、未選択「480」、選択済「20」、交換済「200」を関連付けている。
また、賞品在庫データ66dは、賞品コード「0002」、賞品名「小賞品」、群コード「01」に対し、在庫総数「400」、未選択「350」、選択済「50」、交換済「300」を関連付けている。
また、賞品在庫データ66dは、賞品コード「0100」、賞品名「Mセブン」、群コード「02」に対し、在庫総数「100」、未選択「90」、選択済「10」、交換済「50」を関連付けている。
また、賞品在庫データ66dは、賞品コード「0101」、賞品名「ラック」、群コード「02」に対し、在庫総数「100」、未選択「100」、選択済「0」、交換済「30」を関連付けている。
また、賞品在庫データ66dは、賞品コード「0600」、賞品名「端玉 飴」、群コード「04」に対し、在庫総数「700」、未選択「670」、選択済「30」、交換済「300」を関連付けている。
<賞品払出装置80の構成>
次に、図2に示した賞品払出装置80の構成について説明する。図12は、図2に示した賞品払出装置80の構成を示す機能ブロック図である。図12に示すように、賞品払出装置80は、表示部81、従業員用タグリーダ82、操作部83、リーダライタ84、レシートリーダ85、賞品収納部86、通信部87、記憶部88及び制御部89を有する。
表示部81は、操作者である遊技客に対して表示出力を行う表示デバイスであり、液晶ディスプレイ等からなる。操作部83は、操作入力を受け付ける操作キーなどである。また、タッチパネルディスプレイなどを用いることで、表示部81と操作部83を一体に形成してもよい。従業員用タグリーダ82は、従業員が持つタグを読み取る読取装置である。従業員用タグリーダ82により読み取られたタグに含まれる識別コードにより賞品払出装置80を操作する従業員が特定される。
リーダライタ84は、カードを受け付けてカードIDを読み取る装置である。また、リーダライタ84は、賞品の選択後に不要となったカードを図示しない収納部に搬送することができる。レシートリーダ85は、セルフ賞品管理装置60又は賞品管理装置70が発行したレシートを読み取る装置である。
賞品収納部86は、賞品を収納する収納部であり、制御部89の制御を受けて賞品を払い出すことができる。通信部87は、賞品払出装置80が通信回線を経由してセルフ賞品管理装置60やカード管理装置40などの装置と通信するためのインタフェース部である。
記憶部88は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、賞品マスタ88a及び賞品在庫データ88bを記憶する。賞品マスタ88a及び賞品在庫データ88bは、自装置で交換可能な賞品に関する賞品マスタ及び賞品在庫データであり、セルフ賞品管理装置60及び賞品管理装置70が管理する賞品マスタ66c及び賞品在庫データ66dの部分データとなる。
制御部89は、賞品払出装置80を全体制御する制御部であり、賞品在庫管理部89a及び賞品交換部89bを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROM等の不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、賞品在庫管理部89a及び賞品交換部89bにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
賞品在庫管理部89aは、自装置の賞品の在庫を管理する処理部である。賞品在庫管理部89aは、賞品収納部86に収納されている賞品の在庫を管理する。具体的には、賞品在庫管理部89aは、賞品収納部86に収納されている実物の賞品の数を示す在庫総数、在庫総数のうち未選択の賞品の数と選択済の賞品の数、賞品収納部86から払い出して交換済みの賞品の数を賞品在庫データ88bに格納して管理する。
賞品収納部86に賞品を補充したならば、賞品在庫管理部89aは、総在庫数と未選択の数を更新するとともに、セルフ賞品管理装置60及び賞品管理装置70に通知する。また、セルフ賞品管理装置60又は賞品管理装置70から選択賞品の通知を受信したならば、賞品在庫管理部89aは、通知に従って未選択を選択済に変更する。そして、賞品交換部89bによる賞品の交換が行われたならば、交換した賞品を交換済に変更して在庫総数を減らし、セルフ賞品管理装置60及び賞品管理装置70に通知する。なお、賞品在庫管理部89aは、セルフ賞品管理装置60又は賞品管理装置70からキャンセルの通知を受けた場合には、通知に従って選択を未選択に変更する。
賞品交換部89bは、遊技客により選択された賞品と持玉や貯玉とを交換する賞品交換を実行する処理部である。具体的には、賞品交換部89bは、まず、リーダライタ84がカードから読み取ったカードIDをカード管理装置40に送信することで選択賞品の問い合わせを行う。そして、カードIDに関連付けられた選択賞品をカード管理装置40から応答として受信し、賞品収納部86に賞品の払出を行わせる。賞品交換部89bは、レシートリーダ85から読み取った選択賞品の払出を賞品収納部86に行わせる。
賞品交換部89bは、賞品の払出の後、不要となったカードは収納部に搬送して取り込む。賞品の払出の後に不要となったカードとは、プリペイド価値及び持玉がそれぞれ所定値以下(例えば双方が0)であり、選択賞品の関連付けが行われていない一般カードである。例えば、特殊賞品と一般賞品にそれぞれ賞品払出装置80を設ける構成では、賞品を払い出した後にも他の賞品払出装置80で払い出すべき選択賞品が残っている場合があるので、このような場合にはカードは取り込まず、返却する。なお、会員カードについてはプリペイド価値、持玉、選択賞品の有無に関わらず返却する。
<セルフ賞品管理装置60の処理手順>
次に、セルフ賞品管理装置60による交換対象判定及び賞品選択に係る処理手順を説明する。図13〜図14は、セルフ賞品管理装置60による交換対象判定及び賞品選択に係る処理手順を示すフローチャートである。
まず、セルフ賞品管理装置60の交換対象判定制御部67bは、カードリーダ64b又は携帯端末リーダ64cによりカードを受け付ける、あるいは、レシートリーダ64dにより島端計数機90から発行されたレシートを受け付け、カード等の発行日時からの経過時間、交換価値合計及び利用枚数を交換対象データ66aに記憶する(ステップS101)。
交換対象データ66a内の「発行からの最小経過時間」が交換対象判定データ66b内の「設定時間A」より小であった場合(ステップS102;Yes)、従業員に報知する(ステップS106)。従業員の操作により処理の継続を指示されたならば(ステップS107;Yes)、ステップS108に移行する。従業員の操作により処理の中断を指示されたならば(ステップS107;No)、そのまま処理を終了する。
交換対象データ66a内の「発行からの最小経過時間」が交換対象判定データ66b内の「設定時間A」以上であった場合(ステップS102;No)、交換対象データ66a内の「発行からの最大経過時間」と交換対象判定データ66b内の「設定時間B」との比較を行う(ステップS103)。
交換対象データ66a内の「発行からの最大経過時間」が交換対象判定データ66b内の「設定時間B」より大であった場合(ステップS103;Yes)、従業員に報知する(ステップS106)。従業員の操作により処理の継続を指示されたならば(ステップS107;Yes)、ステップS108に移行する。従業員の操作により処理の中断を指示されたならば(ステップS107;No)、そのまま処理を終了する。
交換対象データ66a内の「発行からの最大経過時間」が交換対象判定データ66b内の「設定時間B」以下であった場合(ステップS103;No)、交換対象データ66a内の「交換価値合計」と交換対象判定データ66b内の「設定価値」との比較を行う(ステップS104)。
交換対象データ66a内の「交換価値合計」が交換対象判定データ66b内の「設定価値」より大であった場合(ステップS104;Yes)、従業員に報知する(ステップS106)。従業員の操作により処理の継続を指示されたならば(ステップS107;Yes)、ステップS108に移行する。従業員の操作により処理の中断を指示されたならば(ステップS107;No)、そのまま処理を終了する。
交換対象データ66a内の「交換価値合計」が交換対象判定データ66b内の「設定価値」以下であった場合(ステップS104;No)、交換対象データ66a内の「利用枚数」と交換対象判定データ66b内の「設定枚数」との比較を行う(ステップS105)。
交換対象データ66a内の「利用枚数」が交換対象判定データ66b内の「設定枚数」より大であった場合(ステップS105;Yes)、従業員に報知する(ステップS106)。従業員の操作により処理の継続を指示されたならば(ステップS107;Yes)、ステップS108に移行する。従業員の操作により処理の中断を指示されたならば(ステップS107;No)、そのまま処理を終了する。
交換対象データ66a内の「利用枚数」が交換対象判定データ66b内の「設定枚数」以下であった場合(ステップS105;No)、交換対象データ66a内の「持玉」及び「貯玉」の残高の範囲内で賞品の選択を受け付ける(ステップS108)。
賞品選択が行われると、賞品在庫管理部67eは、選択された賞品を「選択済」とする(ステップS109)。賞品関連付処理部67fは、賞品選択受付部67dによって選択された選択賞品に特殊賞品又は一般賞品が含まれているか否かを判定する(ステップS110)。
選択賞品に特殊賞品又は一般賞品が含まれているならば(ステップS110;Yes)、選択賞品の数が所定数を超えるか否かを判定する(ステップS111)。選択賞品の数が所定数を超える場合には(ステップS111;Yes)、従業員に報知する(ステップS112)。賞品の個数が多い場合に、従業員に対してその旨を報知することにより、遊技客が選択賞品の運搬に利用する通い箱や袋を従業員が提供するサービスを可能とするためである。なお、選択賞品の数が所定数以下であるならば(ステップS111;No)、ステップS113に移行する。
その後、賞品選択受付部67dは、選択賞品をカードIDに関連付け(ステップS113)、登録要求をカード管理装置40に送信することで登録する(ステップS114)。
選択賞品に特殊賞品又は一般賞品が含まれていなければ(ステップS110;No)、返却部67gは、カードの返却が必要であるか否かを判定する(ステップS116)。そして、カードの返却が必要でなければ(ステップS116;No)、カードを取り込む(ステップS117)。
ステップS114の後、又はカードの返却が必要と判定した場合(ステップS116;Yes)、返却部67gは、カードを返却する(ステップS115)。
ステップS115又はステップS117の後、賞品関連付処理部67fは、選択賞品に端玉賞品が含まれているか否かを判定する(ステップS118)。選択賞品に端玉賞品が含まれているならば(ステップS118;Yes)、賞品関連付処理部67fは、選択された端玉賞品の情報を印字したレシートを発行し(ステップS119)、処理を終了する。また、選択賞品に端玉賞品が含まれていない場合には(ステップS118;No)、そのまま処理を終了する。
上述してきたように、本実施形態では、遊技客の操作により賞品交換処理を行わせる運用を行う場合であっても、交換対象について人による確認が必要となる際に従業員に対して報知することにより、賞品交換処理を円滑に進めることができる。
なお、上記実施形態では、各台計数式の遊技機を対象とした構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、封入式の遊技機を対象として構成することもできる。
また、上記実施形態では、図13に示したように、セルフ賞品管理装置60が従業員に対する報知(警告出力)を行う場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の店内装置から従業員に対する報知(警告出力)を行うこともできる。例えば、セルフ賞品管理装置60が読み取ったカードのカードIDをカード管理装置40に送信し、カード管理装置40が、「利用枚数が設定枚数を超えるか否か(従業員に報知するか否か)を判定し、カード管理装置40が従業員に報知するよう構成することもできる。同様に、セルフ賞品管理装置60が読み取ったカードのカードIDを他の店内装置に送信し、他の店内装置が従業員に報知すべきか否かを判定することもできる。
また、上記実施形態では、一回の賞品交換における交換対象内容の確認を行う構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の賞品交換を総計して交換対象内容の確認を行うよう構成することもできる。
また、上記実施形態では、セルフ賞品管理装置60とカード管理装置40との通信状況等のカードシステム状態に関係なく賞品の管理を行う構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、カードシステム状態に応じたセキュリティを保持して賞品の管理を行うよう構成することもできる。
具体的には、図15に示すように、カードシステム状態が「オンライン」、すなわち、サーバであるカード管理装置40との間で通信可能である場合、セキュリティ補償状態に問題はないため、有人運用である賞品管理装置70と同様に、セルフ賞品交換運用であるセルフ賞品管理装置60においても、賞品交換及び精算等の全ての取引を許可する。
カードシステム状態が「高額縮退」、すなわち、サーバであるカード管理装置40との間では通信不可であり、島コントローラ30の全てとは通信可能である場合、セキュリティ補償状態に問題はないため、有人運用である賞品管理装置70と同様に、セルフ賞品交換運用であるセルフ賞品管理装置60においても、賞品交換及び精算等の全ての取引を許可する。
カードシステム状態が「千円縮退(オフライン)」、すなわち、サーバであるカード管理装置40との間では通信不可であり、島コントローラ30の1台以上と通信可能である場合、又は、セルフ賞品管理装置60の単独運用である場合、そのままセルフ賞品交換運用するにはセキュリティ補償状態に問題があるため、有人運用では全ての取引を許可する一方、セルフ賞品交換運用であるセルフ賞品管理装置60においては、貯玉取引のみを許可する。従業員が取引内容を確認して操作することにより、持玉取引を許可することもできる。
このように、賞品交換システムは、カードシステム状態に応じたセキュリティを保持して賞品の管理を行うよう構成することができる。なお、セルフ賞品管理装置60がオフラインを検知することにより、遊技客の操作受付を中断して、店員タグ又は暗証番号の入力待ち状態となるよう構成してもよい。また、会員管理装置50との通信が可能であるならば、会員のみ、持玉取引可能と構成してもよい。
また、上記実施形態では、セルフ賞品管理装置60において遊技客が賞品を一つずつ選択する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、選択可能な特殊賞品を自動で選択し、遊技客の操作を簡素化するよう構成することもできる。
具体的には、セルフ賞品管理装置60における通常の賞品選択は、図16(a)に示すように、遊技客がカードを挿入したならば、会員カードの挿入及び暗証番号を入力させるメニュー画面を表示する。その後、図16(b)に示す交換レートの選択画面を表示し、遊技客に複数のレートの中から交換対象となるレートを選択させる。その後、図16(c)に示す交換玉数指定方法の選択画面を表示し、遊技客に交換玉数の指定方法を選択させる。その後、図17(a)に示す一般賞品の選択画面を表示し、遊技客に一般賞品を選択させる。ここでは、一般賞品「CCC」が選択された状況を示している。その後、図17(b)に示す特殊賞品の選択画面を表示し、遊技客に特殊賞品を選択させる。その後、図17(c)に示す端玉の処理方法の選択画面を表示し、遊技客に端玉の処理方法を選択させる。
遊技客の操作を簡素化する場合には、図18(a)に示すようにカード挿入画面を表示し、確定キーが押されたならば、図18(b)に示す全数交換の指定画面を表示し、交換するレートが選択させる。その後、図18(c)に示す端玉処理方法の選択画面を表示し、選択可能な特殊賞品が自動で選択され、遊技客に端玉の処理方法を選択させる。
このように、賞品交換システムは、選択可能な特殊賞品を自動で選択し、遊技客の操作を簡素化するよう構成することができる。なお、賞品選択の最初の画面で自動選択を行う「おまかせ交換」ボタンを表示してもよいし、遊技客の操作途中で操作が複雑になると判断した場合に「おまかせ交換」ボタンを表示するよう構成してもよい。また、読み込んだレートで最も高額の特殊賞品が出せるレートを自動で選択し、遊技客のレート選択を簡素化するよう構成してもよい。
また、上記実施形態では、セルフ賞品管理装置60と賞品管理装置70を別の装置とする構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、賞品管理装置70の一部機能を制限してセルフ賞品管理装置60とするよう構成することもできる。
具体的には、パスワードや店員タグ等を使用して賞品管理装置70の一部機能を制限し、セルフ賞品管理装置60として使用する。同様に、パスワードや店員タグ等を使用してセルフ賞品管理装置60の機能制限を解除し、賞品管理装置70として使用する。
なお、セルフ賞品管理装置60として起動した際に、正常に機能制限が行われていなかった場合は、従業員に報知するよう構成することもできる。
このように、賞品交換システムは、賞品管理装置70の一部機能を制限してセルフ賞品管理装置60とするよう構成することもができる。
また、上記実施形態では、セルフ賞品管理装置60において選択した賞品をカード又はレシートに記録して賞品払出装置80から払い出す構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、賞品の特性に応じて賞品を収納する自動販売機又は従業員に対して選択した賞品を通知して賞品交換を効率化するよう構成することもできる。
具体的には、図19に示すように、自動販売機への賞品登録の有無、年齢確認の要否、遊技客の属性により8個のパターンに区分して、情報の送信先、送信内容及びその際の動作について規定する。
パターンAとして、自動販売機への賞品登録があり、年齢確認が必要であり、遊技客が会員である場合、自動販売機に対して会員IDを送信する。遊技客は、自動販売機に会員カードをかざして賞品を交換する。
パターンBとして、自動販売機への賞品登録があり、年齢確認が必要であり、遊技客が非会員である場合、従業員に対して年齢確認指示を送信する。遊技客は、従業員から年齢確認を受けた後、自動販売機にレシートをかざして賞品を交換する。
パターンCとして、自動販売機への賞品登録があり、年齢確認が不要であり、遊技客が会員である場合、自動販売機に対して会員IDを送信する。遊技客は、自動販売機に会員カードをかざして賞品を交換する。
パターンDとして、自動販売機への賞品登録があり、年齢確認が不要であり、遊技客が非会員である場合、送信情報はなく、遊技客は、自動販売機にレシートをかざして賞品を交換する。
パターンEとして、自動販売機への賞品登録がなく、年齢確認が必要であり、遊技客が会員である場合、従業員に対して該当賞品を送信する。従業員は、該当賞品を持って行き、遊技客に受け渡す。
パターンFとして、自動販売機への賞品登録がなく、年齢確認が必要であり、遊技客が非会員である場合、従業員に対して該当賞品及び年齢確認指示を送信する。従業員は、該当賞品を持って行き、遊技客の年齢確認を行った後に該当賞品を受け渡す。
パターンGとして、自動販売機への賞品登録がなく、年齢確認が不要であり、遊技客が会員である場合、従業員に対して該当賞品を送信する。従業員は、該当賞品を持って行き、遊技客に受け渡す。
パターンHとして、自動販売機への賞品登録がなく、年齢確認が不要であり、遊技客が非会員である場合、従業員に対して該当賞品を送信する。従業員は、該当賞品を持って行き、遊技客に受け渡す。
このように、賞品交換システムは、賞品の特性に応じて賞品を収納する自動販売機又は従業員に対して選択した賞品を通知して賞品交換を効率化するよう構成することができる。なお、セルフ賞品管理装置60において遊技客が会員登録した場合は、上記のパターンEに加えて、従業員に対して会員カードの受け渡し指示を送信し、従業員が会員カードを持って行くように構成することもできる。また、自動販売機に登録されている賞品が交換された際の賞品交換完了タイミングは、セルフ賞品管理装置60で賞品交換処理が完了した時点、又は、自動販売機で実際に交換された時点のいずれかでも設定可能とすることもできる。
また、上記実施形態で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
本発明に係る賞品交換システム及び賞品交換方法は、遊技客の操作により賞品交換処理を行わせる運用を行う場合であっても、賞品交換処理を円滑に進める場合に適している。
10 台間カード処理機
11 状態表示部
12 紙幣搬送部
12a 紙幣挿入口
13 表示操作部
14 リーダライタ
14a カード挿入口
14b かざし部
15 通信部
16 記憶部
16a 自装置状態データ
16b カードデータ
17 制御部
17a データ管理部
17b 計数処理部
17c 制限部
18a ノズルユニット
18b 計数ユニット
20 遊技機
30 島コントローラ
40 カード管理装置
41 表示部
42 入力部
43 外部ネットワーク通信部
44 店舗ネットワーク通信部
45 記憶部
45a 遊技種設定データ
45b カード管理データ
45c 装置管理データ
45d 選択賞品データ
46 制御部
46a 遊技種設定管理部
46b カード管理部
46c 装置管理部
46d 選択賞品管理部
50 会員管理装置
60 セルフ賞品管理装置
61 表示部
62 操作部
63 レシート発行部
64a 店員タグリーダ
64b カードリーダ
64c 携帯端末リーダ
64d レシートリーダ
65 通信部
66 記憶部
66a 交換対象データ
66b 交換対象判定データ
66c 賞品マスタ
66d 賞品在庫データ
67 制御部
67a 賞品管理部
67b 交換対象判定制御部
67c 交換対象判定部
67d 賞品選択受付部
67e 賞品在庫管理部
67f 賞品関連付処理部
67g 返却部
70 賞品管理装置
80 賞品払出装置
81 表示部
82 従業員用タグリーダ
83 操作部
84 リーダライタ
85 レシートリーダ
86 賞品収納部
87 通信部
88 記憶部
88a 賞品マスタ
88b 賞品在庫データ
89 制御部
89a 賞品在庫管理部
89b 賞品交換部
90 島端計数機
100 精算機

Claims (8)

  1. 遊技店に設置され、遊技客が遊技にて獲得した遊技媒体と、賞としての賞品を交換するための賞品交換システムであって、
    遊技客が獲得した遊技媒体が関連付けられた記録媒体を受け付ける記録媒体受付手段と、
    前記遊技客の操作に基づいて、前記記録媒体受付手段にて受け付けた記録媒体に関連付けられた遊技媒体を特定する遊技媒体特定手段と、
    前記遊技客の操作に基づいて、前記遊技媒体特定手段にて特定された遊技媒体の範囲内において選択可能な賞品を対象として賞品交換処理を行う賞品交換処理手段と、
    前記賞品交換処理手段による賞品交換処理の状況に関する情報である交換処理状況情報を取得する交換処理状況情報取得手段と、
    前記交換処理状況情報に基づいて、従業員が認識可能な所定の警告出力を行う警告出力手段と
    を有することを特徴とする賞品交換システム。
  2. 前記賞品交換処理手段により賞品交換の対象となる賞品の価値の合計を特定する合計価値特定手段をさらに備え、
    前記警告出力手段は、前記合計価値特定手段にて特定される賞品の価値の合計が所定の値を超える場合に警告出力を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の賞品交換システム。
  3. 前記記録媒体受付手段にて受け付けた記録媒体が発行された時点を特定可能な発行時点特定情報を取得する発行時点特定情報取得手段をさらに備え、
    前記警告出力手段は、前記発行時点特定情報取得手段にて取得された発行時点特定情報に基づいて警告出力を行う
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の賞品交換システム。
  4. 前記記録媒体受付手段にて受け付けた記録媒体の数を特定可能な記録媒体数情報を取得する記録媒体数情報取得手段をさらに備え、
    前記警告出力手段は、前記記録媒体数情報取得手段にて取得された記録媒体数情報に基づいて警告出力を行う
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の賞品交換システム。
  5. 前記警告出力手段により警告出力を行う場合に、賞品交換処理を制限する制限手段と、
    従業員による所定の操作に基づいて前記制限手段による賞品交換処理の制限を解除する制限解除手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の賞品交換システム。
  6. 前記交換処理状況情報に関する条件を前記警告出力手段による警告出力を行う条件として設定する条件設定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の賞品交換システム。
  7. 前記賞品交換処理手段により賞品交換の対象となる賞品の数が所定数を超える場合に、警告出力を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の賞品交換システム。
  8. 遊技店において遊技客が遊技にて獲得した遊技媒体と、賞としての賞品を交換するための賞品交換方法であって、
    遊技客が獲得した遊技媒体が関連付けられた記録媒体を受け付ける記録媒体受付工程と、
    前記遊技客の操作に基づいて、前記記録媒体受付工程において受け付けた記録媒体に関連付けられた遊技媒体を特定する遊技媒体特定工程と、
    前記遊技客の操作に基づいて、前記遊技媒体特定工程において特定された遊技媒体の範囲内において選択可能な賞品を対象として賞品交換処理を行う賞品交換処理工程と、
    前記賞品交換処理工程における賞品交換処理の状況に関する情報である交換処理状況情報を取得する交換処理状況情報取得工程と、
    前記交換処理状況情報に基づいて、従業員が認識可能な所定の警告出力を行う警告出力工程と
    を含んだことを特徴とする賞品交換方法。
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