JP2021136795A - モータ制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本実施形態に係るモータ制御装置4を備える車両1の概略構成の一例を示す図である。車両1は、例えばハイブリッド自動車や電気自動車等の走行用のモータを備える車両である。
なお、昇圧コンバータ6は、上側スイッチング素子6b及び下側スイッチング素子6cのそれぞれに逆方向に並列接続されたダイオードD(ダイオードD1及びダイオードD2)を備える。
制御装置11は、交流モータ3をd軸及びq軸にてベクトル制御する。ベクトル制御とは、交流モータ3に流れる電流値をトルク成分(q軸)と磁界成分(d軸)に分解して、電気角に応じて各電流値を独立に制御する方式である。
ここで、d軸電流にはq軸電流に依存する干渉成分が含まれており、q軸電流にはd軸電流に依存する干渉成分が含まれている。したがって、このままでは、d軸電流とq軸電流を独立に制御することはできない。そこで、電流制御部16は、d軸電流追従指令値Vdcur*に対して第1非干渉項Vddcp*をフィードフォワードし、q軸電流追従指令値Vqcur*に対して第2非干渉項Vqdcp*をフィードフォワードすることで上記干渉成分を打ち消す非干渉制御を実行する。第1非干渉項Vddcp*は、d軸電流に含まれるq軸電流に依存する干渉成分を相殺するため非干渉項である。第2非干渉項Vqdcp*は、q軸電流に含まれるd軸電流に依存する干渉成分を相殺するため非干渉項である。
具体的には、d軸インダクタンス演算部23には、モータ電流imの振幅ia及び電流位相βと、d軸インダクタンスLdと、の対応関係を示す情報であるd軸インダクタンスマップLdmapを予め格納されている。d軸インダクタンスマップLdmapは、振幅iaと電流位相βとに基づいて、d軸インダクタンスLdが決定できるように、実験的又は理論的に定めればよい。例えば、d軸インダクタンスマップLdmapは、各振幅iaと、各電流位相βと、その振幅iaと電流位相βとの組み合わせ毎に関連付けられたd軸インダクタンスLdとを有するテーブルであってもよい。ただし、これに限定されず、d軸インダクタンスマップLdmapは、モータ電流imの振幅ia及び電流位相βと、d軸インダクタンスLdと、の対応関係を示す情報あればよく、上記テーブルに限らず数式であってもよい。
具体的には、q軸インダクタンス演算部24には、モータ電流imの振幅ia及び電流位相βと、q軸インダクタンスLqと、の対応関係を示す情報であるq軸インダクタンスマップLqmapを予め格納されている。q軸インダクタンスマップLqmapは、振幅iaと電流位相βとに基づいて、q軸インダクタンスLqが決定できるように、実験的又は理論的に定めればよい。例えば、q軸インダクタンスマップLqmapは、各振幅iaと、各電流位相βと、その振幅iaと電流位相βとの組み合わせ毎に関連付けられたq軸インダクタンスLqとを有するテーブルであってもよい。ただし、これに限定されず、q軸インダクタンスマップLqmapは、モータ電流imの振幅ia及び電流位相βと、q軸インダクタンスLqと、の対応関係を示す情報あればよく、上記テーブルに限らず数式であってもよい。
d軸PI制御部25は、比例ゲイン乗算部251、積分ゲイン乗算部252、積分器253及び加算器254を備える。
q軸PI制御部26は、比例ゲイン乗算部261、積分ゲイン乗算部262、積分器263及び加算器264を備える。
第1非干渉制御部28は、d軸鎖交磁束演算部30、ローパスフィルタ31、乗算器32及び補正部33を備える。
具体的には、d軸鎖交磁束演算部30には、モータ電流imの振幅ia及び電流位相βと、d軸鎖交磁束Φdと、の対応関係を示す情報であるd軸鎖交磁束マップΦdmapを予め格納されている。d軸鎖交磁束マップΦdmapは、振幅iaと操舵ト電流位相βとに基づいて、d軸鎖交磁束Φdが決定できるように、実験的又は理論的に定めればよい。例えば、d軸鎖交磁束マップΦdmapは、各振幅iaと、各電流位相βと、その振幅iaと電流位相βとの組み合わせ毎に関連付けられたd軸鎖交磁束Φdとを有するテーブルであってもよい。ただし、これに限定されず、d軸鎖交磁束マップΦdmapは、モータ電流imの振幅ia及び電流位相βと、d軸鎖交磁束Φdと、の対応関係を示す情報あればよく、上記テーブルに限らず数式であってもよい。
第2非干渉制御部29は、q軸鎖交磁束演算部40、ローパスフィルタ41、鎖交磁束演算部42、加算器43、乗算器44及び補正部45を備える。
具体的には、q軸鎖交磁束演算部40には、モータ電流imの振幅ia及び電流位相βと、q軸鎖交磁束Φqと、の対応関係を示す情報であるq軸鎖交磁束マップΦqmapを予め格納されている。q軸鎖交磁束マップΦqmapは、振幅iaと電流位相βとに基づいて、q軸鎖交磁束Φqが決定できるように、実験的又は理論的に定めればよい。例えば、q軸鎖交磁束マップΦqmapは、各振幅iaと、各電流位相βと、その振幅iaと電流位相βとの組み合わせ毎に関連付けられたq軸鎖交磁束Φqとを有するテーブルであってもよい。ただし、これに限定されず、q軸鎖交磁束マップΦqmapは、モータ電流imの振幅ia及び電流位相βと、q軸鎖交磁束Φqと、の対応関係を示す情報あればよく、上記テーブルに限らず数式であってもよい。
電流制御部16は、電流振幅指令値ia*及び電流位相指令値β*を取得し(ステップS101)、その電流振幅指令値ia*に相当する振幅iaと電流位相指令値β*に相当する電流位相βに対応するd軸インダクタンスLdをd軸インダクタンスマップLdmapから取得する(ステップS102)。また、電流制御部16は、電流振幅指令値ia*に相当する振幅iaと電流位相指令値β*に相当する電流位相βに対応するq軸インダクタンスLqをq軸インダクタンスマップLqmapから取得する(ステップS103)。
同様に、電流制御部16は、q軸電流指令値Iq*からq軸電流値Iqを差し引いて第2偏差ΔIqを求める。また、電流制御部16は、q軸インダクタンスLqに応じた制御ゲイン(例えば、積分ゲイン)を求め、この制御ゲインを用いて第2偏差ΔIqに対してPI制御を行うことによりq軸電流追従指令値Vqcur*を生成する(ステップS105)。
3 交流モータ
23 d軸インダクタンス演算部
24 q軸インダクタンス演算部
25 d軸PI制御部
26 q軸PI制御部
28 第1非干渉制御部
29 第2非干渉制御部
Claims (3)
- モータのd軸及びq軸電流指令値に基づいて前記モータのd軸及びq軸電圧指令値を演算し、前記d軸及び前記q軸電圧指令値に基づいて前記モータの駆動を制御するモータ制御装置であって、
PI制御により前記d軸電流指令値とd軸電流値との偏差をゼロに近づけるためのd軸電流追従指令値を演算するd軸PI制御部と、
PI制御を適用することにより、前記q軸電流指令値とq軸電流値との偏差をゼロに近づけるためのq軸電流追従指令値を演算するq軸PI制御部と、
前記d軸電流指令値のベクトルと前記q軸電流値のベクトルとの合成ベクトルである電流ベクトルの振幅の指令値である電流振幅指令値と、前記電流ベクトルの位相の指令値である電流位相指令値を演算する演算部と、
前記電流振幅指令値及び前記電流位相指令値からd軸鎖交磁束を求め、前記d軸鎖交磁束から前記d軸に含まれる前記q軸の干渉成分を相殺するための第1非干渉項を求め、前記第1非干渉項に基づいてd軸電流追従指令値を補正することで前記d軸電圧指令値を演算する第1非干渉制御部と、
前記電流振幅指令値及び前記電流位相指令値からq軸鎖交磁束を求め、前記q軸鎖交磁束から前記q軸に含まれる前記d軸の干渉成分を相殺するための第2非干渉項を求め、前記第2非干渉項に基づいてq軸電流追従指令値を補正することで前記q軸電圧指令値を演算する第2非干渉制御部と、
を備えることを特徴とするモータ制御装置。 - 前記第1非干渉制御部は、前記電流ベクトルの振幅及び前記位相と、前記d軸鎖交磁束と、の対応関係を示すd軸鎖交磁束マップを有し、前記電流振幅指令値に相当する振幅と前記電流位相指令値に相当する位相に対応する前記d軸鎖交磁束を前記d軸鎖交磁束マップから取得し、
前記第2非干渉制御部は、前記電流ベクトルの振幅及び前記位相と、前記q軸鎖交磁束と、の対応関係を示すq軸鎖交磁束マップを有し、前記電流振幅指令値に相当する振幅と前記電流位相指令値に相当する位相に対応する前記q軸鎖交磁束を前記q軸鎖交磁束マップから取得する、
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。 - 前記電流ベクトルの振幅及び前記位相に基づいて前記モータのq軸インダクタンスを演算するq軸インダクタンス演算部と、
前記電流ベクトルの振幅及び前記位相に基づいて前記モータのd軸インダクタンスを演算するd軸インダクタンス演算部と、
を有し、
前記d軸PI制御部は、前記d軸インダクタンスを用いて、前記d軸電流追従指令値を求めるためのPI制御における比例ゲインを演算し、
前記q軸PI制御部は、前記q軸インダクタンスを用いて、前記q軸電流追従指令値を求めるためのPI制御における比例ゲインを演算する、
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載のモータ制御装置。
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