JP2021136659A - 接続補助プログラム、情報送信プログラム及び情報処理装置 - Google Patents

接続補助プログラム、情報送信プログラム及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】デバイスが中継装置との無線接続を確立するために必要な情報を、デバイスへ効率的に設定できるようにする。【解決手段】情報処理装置10は、第2デバイス120との無線接続を確立するための第2接続情報を取得し、取得した第2接続情報を第1デバイス110へ送信する。第1デバイス110は、中継装置100との無線接続を確立するための第1接続情報を有する。第1デバイス110は、情報処理装置10から受信した第2接続情報を用いて第2デバイス120との無線接続を確立し、第2デバイス120へ第1接続情報を無線送信する。第2デバイス120は、第1デバイス110から受信した第1接続情報を用いて中継装置100との無線接続を確立する。【選択図】図1

Description

本発明は、デバイスが中継装置との無線接続を確立できるようにするための技術に関する。
特許文献1は、PCから複数のプリンタの各々へ設定データを一括送信する技術を開示している。
近年、中継装置との無線通信を介してネットワークに接続可能に構成された、プリンタまたはスキャナ等のデバイスが普及している。デバイスと中継装置との無線通信で用いられる無線通信方式の一例として、IEEE802.11の無線通信規格に基づく無線LANが挙げられる。また、中継装置の一例として、無線LANで一般に用いられるアクセスポイントが挙げられる。
デバイスが中継装置を介してネットワークに接続するためには、デバイスは、予め中継装置との無線接続を確立する必要がある。デバイスが中継装置との無線接続を確立するためには、無線接続の確立に必要な接続情報がデバイスに設定される必要がある。接続情報の一例として、アクセスポイントのSSID及びパスワードが挙げられる。
複数のデバイスをそれぞれ中継装置を介してネットワークに接続できるようにするためには、複数のデバイスの各々に同じ接続情報を設定する必要がある。このようなニーズに対し、例えば特許文献1に開示された技術に倣って、情報処理装置におけるアプリケーションソフト(以下、「アプリ」と略称する)によって対応できると便利である。具体的には、例えば、情報処理装置において、複数のデバイスの各々へ中継装置を介さずに直接接続情報を無線送信可能なアプリを実行させることによって、各デバイスに接続情報を送信でき、これにより各デバイスで接続情報が設定されると便利である。中継装置を介さない無線通信方式の一例として、無線LANの一形態であるWi−Fiダイレクト(Wi−FiはWi−Fi Allianceの登録商標)が挙げられる。Wi−Fiダイレクトは、Wi−Fi Allianceにより策定された無線LANの規格である。
情報処理装置がWi−Fiダイレクトによって複数のデバイスの各々と無線通信するためには、情報処理装置は、予め通信相手のデバイスとの無線接続を確立する必要がある。ただし、Wi−Fiダイレクトにおいて同時に無線接続を確立可能なデバイスの数は1つである。そのため、Wi−Fiダイレクトによって複数のデバイスの各々へ同じ接続情報を送信するためには、例えば、無線接続を確立させるデバイスを1つずつ順次切り替える必要がある。このような切り替えについても前述のアプリで実現できると便利である。
特開2006−173681号公報
しかし、無線接続を確立させるデバイスの切り替えをアプリによって実現することは実際には困難である可能性がある。その理由の1つとして、例えば、情報処理装置が有するオペレーティングシステム(OS)が、当該OS自身は無線接続の確立対象の通信装置を切り替え可能であるものの、当該OS上で動作する別のアプリが無線接続の確立対象の通信装置を切り替えることを制限している可能性があることが挙げられる。
情報処理装置のOSがこのように構成されている場合、情報処理装置から複数のデバイスの各々へ接続情報を送信するためには、例えば、情報処理装置のユーザが、OSのユーザインタフェースを介して無線接続の確立対象のデバイスを逐一切り替える必要があり、非常に面倒である。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、デバイスが中継装置との無線接続を確立するために必要な情報をデバイスへ効率的に設定できるようにすることを目的とする。
本発明の接続補助プログラムは、通信システムで用いられる。通信システムは、第1デバイスと、第2デバイスと、中継装置と、情報処理装置とを備える。
第1デバイスは、情報処理装置と通信可能であり且つ中継装置及び第2デバイスと無線通信可能である。第1デバイスは、中継装置との無線接続を確立するための第1接続情報を有する。第1デバイスは、第1接続情報を用いて中継装置との無線接続を確立可能である。第2デバイスは、中継装置及び第1デバイスと無線通信可能である。中継装置は、中継装置との無線接続が確立された第1デバイス及び中継装置との無線接続が確立された第2デバイスをそれぞれ通信システムの外部のネットワークに接続可能である。
なお、「無線接続を確立」とは、無線にて互いに任意にデータ通信を行うことが可能な状態を意味する。「無線接続を確立」とは、互いに特定の手順に従った特定の通信を行うことによって、互いに無線にて任意のデータ通信を行うことが可能な状態になることを意味する。
情報処理装置は、通信部と、制御部とを備える。
接続補助プログラムは、情報処理装置が備える制御部に、取得処理と、送信処理とを実行させる。取得処理は、第2デバイスとの無線接続を確立するための第2接続情報を取得することを含む。送信処理は、取得処理により取得された第2接続情報を通信部を介して第1デバイスへ送信することを含む。
第1デバイスは、情報処理装置から第2接続情報を受信することに応じて、受信した第2接続情報を用いて第2デバイスとの無線接続を確立する。第1デバイスは、第1デバイスとの無線接続が確立された第2デバイスへ、第1デバイスが有する第1接続情報を無線送信する。
第2デバイスは、第1デバイスから第1接続情報を受信することに応じて、受信した第1接続情報を用いて中継装置との無線接続を確立可能である。
このような接続補助プログラムが情報処理装置で実行されることにより、第1デバイスは、第2接続情報を取得でき、その取得した第2接続情報を用いて第2デバイスとの無線接続を確立して、第2デバイスへ第1接続情報を提供できるようになる。
即ち、第1デバイスは、中継装置との無線接続の確立に必要な第1接続情報を有している。そのため、その第1デバイスが有している第1接続情報を第2デバイスへ送信できれば、第2デバイスが第1接続情報を取得できる。しかし、第1デバイスが第2デバイスへ第1接続情報を送信するためには、第1デバイスが第2デバイスとの無線接続を確立する必要がある。第1デバイスは、第2デバイスとの無線接続を確立するためには第2接続情報が必要である。そこで、本発明では、接続補助プログラムにより、情報処理装置から第1デバイスへ、第2接続情報を送信する。これにより第1デバイスは第2接続情報を取得でき、その第2接続情報を用いて第2デバイスとの無線接続を確立して第2デバイスへ第1接続情報を送信できる。そして、第2デバイスは、第1デバイスから取得した第1接続
情報を用いて中継装置との無線接続を確立することができる。
したがって、本発明の接続補助プログラムによれば、第2デバイスが中継装置との無線接続を確立するために必要な第1接続情報を、第2デバイスへ効率的に設定することが可能となる。
情報処理装置から第1デバイスへの第2接続情報の送信はどのような方法で行われてもよい。情報処理装置から第1デバイスへの第2接続情報の送信は、例えば無線通信により行われてもよいし、有線通信により行われてもよい。
なお、通信システムは、複数の第2デバイスを備えていてもよい。通信システムが複数の第2デバイスを備えている場合、取得処理は、複数の第2デバイスの各々に対応した第2接続情報を取得する処理を含み、送信処理は、取得された複数の第2デバイスの各々の第2接続情報を第1デバイスへ送信する処理を含んでいてもよい。この場合、第1デバイスは、情報処理装置から受信した複数の第2デバイスそれぞれの第2接続情報に基づいて、複数の第2デバイスの各々と順次無線接続を確立して第1接続情報を無線送信してもよい。
このように、第1接続情報を取得すべき(延いては中継装置との無線接続を確立させるべき)第2デバイスが複数存在していても、取得処理及び送信処理によって、第1デバイスから複数の第2デバイスの各々へ第1接続情報を送信させることができる。これにより、複数の第2デバイスの各々へ第1接続情報を効率的に設定することが可能となる。
次に、本発明の情報送信プログラムは、通信システムで用いられる。通信システムは、前述の第1デバイスと、前述の第2デバイスと、前述の中継装置と、情報処理装置とを備える。情報処理装置は、第2デバイスとの無線接続を確立するための第2接続情報を第1デバイスへ送信可能である。
第1デバイスは、通信部と、制御部とを備える。第1デバイスが備える通信部は、情報処理装置から送信された第2接続情報を受信可能である。
情報送信プログラムは、第1デバイスが備える前記制御部に、取得処理と、接続確立処理と、第1送信処理とを実行させる。
情報送信プログラムにおける取得処理は、第1デバイスの通信部により受信された第2接続情報を取得することを含む。
接続確立処理は、取得処理により取得された第2接続情報を用いて、第2デバイスとの無線接続を確立することを含む。
第1送信処理は、接続確立処理により無線接続が確立された第2デバイスへ第1接続情報を無線送信することを含む。
第2デバイスは、第1デバイスから第1接続情報を受信することに応じて、受信した第1接続情報を用いて中継装置との無線接続を確立可能である。
このような情報送信プログラムが第1デバイスで実行されることにより、第1デバイスは、自身が有する第1接続情報を第2デバイスへ提供でき、これにより第2デバイスが中継装置との無線接続を確立可能となる。したがって、前述の接続補助プログラムと同様の効果が得られる。即ち、第2デバイスが中継装置との無線接続を確立するために必要な第1接続情報を第2デバイスへ効率的に設定することが可能となる。
実施形態の通信システムの構成を示す説明図である。 実施形態の各デバイスのブロック図である。 実施形態の接続補助処理のフローチャートである。 実施形態の送信処理のフローチャートである。 実施形態のモバイル端末に表示される、初期状態の設定画面を示す説明図である。 実施形態のモバイル端末に表示される、各種設定情報が入力された状態の設定画面の一例を示す説明図である。 実施形態の接続情報送信処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(1)通信システムの構成
図1に示す通信システムは、モバイル端末10と、複数のデバイスと、中継装置100とを備える。本実施形態では、複数のデバイスは少なくとも第1デバイス110と第2デバイス120とを含む。複数のデバイスは、さらに別の少なくとも1つのデバイスを含んでいてもよい。本実施形態では、図1に示すように、複数のデバイスはさらに第3デバイス130と第4デバイス140とを備える。
各デバイス110,120,130,140は、中継装置100と第1無線通信方式による無線通信(以下、「第1無線通信」と称する)を行うことが可能である。第1無線通信方式の具体的な仕様はどのようなものであってもよい。本実施形態では、第1無線通信方式は例えばIEEE802.11規格に基づく無線LANであり、より具体的にはWi−Fiである。
中継装置100は、通信システムの外部のネットワーク200に接続されている。ネットワーク200は、どのようなネットワークであってもよい。本実施形態では、ネットワーク200は例えばインターネットである。本実施形態では、中継装置100はいわゆるアクセスポイントとしての機能を有する。アクセスポイントは、無線LANにおいて、異なる複数の通信装置の相互間の通信を中継するために用いられる。
各デバイス110,120,130,140は、第1無線通信を行うためには、中継装置100との無線接続を確立する必要がある。各デバイス110,120,130,140が中継装置100との無線接続を確立するためには、各デバイス110,120,130,140において、中継装置100が有する第1接続情報が設定される必要がある。中継装置100の第1接続情報が設定された各デバイス110,120,130,140は、その第1接続情報を用いて中継装置100と特定の手順に従った特定の通信を行うことにより、中継装置100との無線接続を確立することができる。中継装置100との無線接続を確立した各デバイス110,120,130,140は、中継装置100と任意にデータ通信を行うことが可能な状態となる。
第1接続情報は、1つ以上の設定値を有する。本実施形態では、第1接続情報は、中継装置100を示すSSID(Service Set Identifier)と、そのSSIDに対応したパスワードとを含む。中継装置100の第1接続情報は既知である。
各デバイス110,120,130,140への第1接続情報の設定は種々の方法で行うことができる。例えば、図1に例示する設定装置160を用いて設定可能である。具体的には、例えば第1デバイス110に第1接続情報を設定したい場合は、設定装置160を第1デバイス110に接続する。そして、設定装置160から第1デバイス110へ第1接続情報を送信することにより第1デバイス110へ第1接続情報を設定することが可
能である。
ただし、設定装置160を用いて第1接続情報を設定する作業は煩雑である。そのため、複数のデバイスの各々に設定装置160を用いて第1接続情報を設定しようとすると多くの手間と時間がかかり、デバイスの数が多いほどその手間及び時間が増大する。
そこで、本実施形態の通信システムは、後述するように、複数のデバイスへ効率的に第1接続情報を設定できるように構成されている。
各デバイス110,120,130,140は、第1接続情報が設定されると、その設定された第1接続情報を用いて中継装置100との無線接続を確立でき、その無線接続が確立された中継装置100を介して他の通信装置と通信を行うことができる。具体的には、例えば、いずれか2つのデバイスが中継装置100を介して互いに通信可能となる。また例えば、各デバイス110,120,130,140が中継装置100を介してネットワーク200に接続され、ネットワーク200に接続された他の通信装置と通信可能となる。
各デバイス110,120,130,140は、さらに、第2無線通信方式による無線通信(以下、「第2無線通信」と称する)を行うことが可能である。第2無線通信は、中継装置100を介さない無線通信である。第2無線通信方式の具体的な仕様はどのようなものであってもよい。本実施形態では、第2無線通信方式は例えばWi−Fiダイレクトである。
本実施形態では、各デバイス110,120,130,140は、第2無線通信において自身がアクセスポイントとして機能できるように構成されている。具体的に、各デバイス110,120,130,140は、自身に対応した第2接続情報を有する。第2接続情報は、1つ以上の設定値を有する。本実施形態では、各デバイス110,120,130,140の第2接続情報は、自身に与えられたSSID及びそのSSIDに対応したパスワードを含む。第2接続情報はデバイス毎に異なる。
各デバイス110,120,130,140は、自身の第2接続情報のうち少なくともSSIDを特定の送信タイミングでブロードキャストする。送信タイミングはどのようなタイミングであってもよい。送信タイミングは例えば特定の送信条件が成立することに応じて到来してもよい。送信タイミングは例えば特定の周期で繰り返し到来してもよい。
いずれかのデバイスが他の何れかの通信対象のデバイスと第2無線通信を行うためには、通信対象のデバイスと第2無線通信の無線接続を確立する必要がある。いずれかのデバイスが通信対象のデバイスとの無線接続を確立するためには、当該デバイスにおいて、通信対象のデバイスが有する第2接続情報が設定される必要がある。即ち、通信対象のデバイスの第2接続情報が設定されたデバイスは、その第2接続情報を用いて通信対象のデバイスと特定の手順に従った特定の通信を行うことにより、通信対象のデバイスとの無線接続を確立することができる。このようにして通信対象のデバイスとの第2無線通信の無線接続を確立したデバイスは、通信対象のデバイスと互いに第2無線通信にて任意にデータ通信を行うことが可能な状態となる。この場合、通信対象のデバイスがアクセスポイントとして機能する。
モバイル端末10は、例えばスマートフォン、タブレット端末、モバイルパソコンなどの、容易に持ち運び可能な情報処理装置である。モバイル端末10は、各種の通信機能を有する。具体的には、モバイル端末10は、前述の第1無線通信及び第2無線通信を行うことができる。
即ち、モバイル端末10は、中継装置100の第1接続情報を用いて中継装置100との無線接続を確立することにより、第1無線通信が可能となる。また、モバイル端末10は、複数のデバイスのうち1つのデバイスの第2接続情報を用いてその1つのデバイスとの無線接続を確立することにより、その1つのデバイスとの第2無線通信が可能となる。
モバイル端末10は、さらに、Bluetooth(BluetoothSIG,Inc.の登録商標)による無線通信、USB(Universal Serial Bus)インタフェースを用いた有線通信及びシリアルケーブルを用いた有線通信などの各種通信のうちの1つ以上が可能であってもよい。
なお、各デバイス110,120,130,140は、通信機能として第1無線通信及び第2無線通信の機能のみ備えていてもよいが、これら2つの機能に加えてさらに別の通信機能を備えていてもよい。本実施形態では、各デバイス110,120,130,140は、例えば、モバイル端末10と同様に、さらにBluetooth、USB及びシリアルケーブルを用いた各通信機能を備えている。
中継装置100は、複数のデバイスのうちのいずれか1つとモバイル端末10との第1無線通信を中継する。モバイル端末10は、複数のデバイスの各々と、中継装置100を介して第1無線通信を行うことが可能である。
中継装置100は、さらに、モバイル端末10及び複数のデバイスの各々をネットワーク200に接続する。即ち、中継装置100は、モバイル端末10及び複数のデバイスの各々とネットワーク200との間の通信を中継する。モバイル端末10及び複数のデバイスの各々は、中継装置100と無線接続を確立することにより、中継装置100を介して、ネットワーク200に接続された他の通信装置と通信を行うことができる。
(2)モバイル端末の構成
モバイル端末10の具体的構成について、図1を参照して説明する。モバイル端末10は、制御部11と、記憶部12と、表示部13と、入力部14と、無線通信部15と、有線通信部16とを備える。これら各部は、バスライン20を介して互いにデータの送受が可能に接続されている。
制御部11は、例えばCPUを有する。記憶部12は、例えばROM、RAM、NVRAM、フラッシュメモリなどの半導体メモリを有する。即ち、本実施形態のモバイル端末10は、CPU及び半導体メモリを含むマイクロコンピュータを備えている。
制御部11は、非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより各種機能を実現する。本実施形態では、記憶部12が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。なお、制御部11により実現される各種機能は、プログラムの実行によって(即ち、ソフトウェア処理によって)実現することに限るものではなく、その一部又は全部について、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現してもよい。
記憶部12には、各種のソフトウェアやデータが記憶されている。本実施形態では、記憶部12に、ソフトウェアとして、OS12aと、接続補助アプリ12bとが記憶されている。接続補助アプリ12bは、後述する図3の接続補助処理のプログラムを含む。OS12aおよび接続補助アプリ12bは、制御部11を含むコンピュータシステムにインストールされる。接続補助アプリ12bは、OS12aをベースに動作する。
なお、以下の説明では、プログラムを実行する制御部11(詳しくは制御部11が有する不図示のCPU)のことを、単にプログラム名で記載する場合もある。例えば「接続補
助アプリ12bは」という記載が「接続補助アプリ12bを実行するCPUは」を意味する場合もある。
接続補助アプリ12bは、複数のデバイスの各々に対する第1接続情報の設定を補助する。具体的には、接続補助アプリ12bは、複数のデバイスのうち第1接続情報がすでに設定されているマスターデバイスへ、これから第1接続情報を設定すべき他の1つ以上のデバイス(以下、「設定対象デバイス」と称する)それぞれの第2接続情報を送信する。マスターデバイスは、接続補助アプリ12bが送信した第2接続情報を受信することに応じて、受信した第2接続情報毎に、その第2接続情報に対応する設定対象デバイスと第2無線通信の無線接続を確立する。マスターデバイスは、第2無線通信の無線接続が確立された設定対象デバイスへ、マスターデバイスが有する第1接続情報を送信する。このようにして設定対象デバイスの各々に第1接続情報が送信されることにより、設定対象デバイスの各々で第1接続情報が設定される。これにより、設定対象デバイスがそれぞれ第1接続情報を用いて中継装置100との無線接続を確立できるようになる。
接続補助アプリ12bは、モバイル端末10にどのようにインストールされてもよい。接続補助アプリ12bは、例えば、モバイル端末10の出荷時にプリインストールされていてもよいし、例えばデバイス110のベンダが管理するサーバからダウンロードすることによりインストール可能であってもよい。
表示部13は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの、画像を表示可能な表示デバイスを有する。
入力部14は、各種入力操作を受け付けるための入力用デバイスを有する。入力部14が有する入力用デバイスには、タッチパネルが含まれる。タッチパネルは、表示デバイスにおける画像表示領域に対する、指示体による接触又は近接による指示操作を検出可能である。タッチパネルは、画像表示領域に対して指示体による指示操作が行われている場合に、その指示操作が行われている位置を示す位置情報を出力する。
制御部11は、タッチパネルから出力される位置情報を取得し、その位置情報に基づいて、指示体による少なくとも一種類の特定の操作を検出することができる。制御部11が検出可能な特定の操作には、例えば、タップ、フリック、ドラッグなどが含まれる。
無線通信部15は、前述の第1無線通信、第2無線通信及びBluetoothによる各無線通信を行うための通信インタフェースを備える。有線通信部16は、前述のUSB及びシリアルケーブルを用いた各通信を行うための通信インタフェースを備える。
無線通信部15は、モバイル端末10以外の各種通信装置から無線送信される第1接続情報及び第2接続情報を受信可能である。具体的には、本実施形態では、無線通信部15は、中継装置100からブロードキャストされる中継装置100のSSIDを受信可能である。無線通信部15は、さらに、デバイス110,120,130,140の各々からブロードキャストされるSSIDを受信可能である。
OS12aは、無線通信部15により受信されている各種通信装置からのSSIDを特定の取得タイミングで取得する。取得タイミングはどのようなタイミングであってもよく、例えば周期的に到来するタイミングであってもよい。
OS12aは、取得したSSIDのうちユーザにより指定された1つを用いて無線接続の確立を行う。即ち、OS12aは、例えば中継装置100のSSIDが指定された場合は、そのSSID及び対応するパスワードを用いて中継装置100との第1無線通信の無線接続を確立する。OS12aは、例えば第1デバイス110のSSIDが指定された場
合は、そのSSID及び対応するパスワードを用いて第1デバイス110との第2無線通信の無線接続を確立する。OS12aは、さらに、取得したSSIDを、接続補助アプリ12bからの要求に応じて接続補助アプリ12bへ提供する。
なお、本実施形態では、OS12aは、OS12a上で動作する各種アプリ(接続補助アプリ12bを含む)による、無線接続の確立対象の切り替えを制限する。即ち、OS12aは、OS12a自らが備えるユーザインタフェースを介して入力される無線接続の確立対象の切り替え指定についてはこれを受け付け、その指定された通信装置との無線接続を確立する。一方、OS12aは、アプリからの、無線接続の確立対象の切り替え指示については、受け付けず無効とする。そのため、OS12a上で動作する各種アプリは、当該アプリ自身の機能として、無線接続の確立対象を切り替える機能を提供できない。
(3)各デバイスの構成
第1デバイス110の構成について、図2を参照して説明する。第1デバイスは、印刷機能を備える。なお、第2デバイス120、第3デバイス130及び第4デバイス140は、本実施形態では第1デバイス110と同様に構成されている。そのため、第1デバイス110に関する以下の説明は、実質的には第2デバイス120、第3デバイス130及び第4デバイス140に関する説明を兼ねている。
図2に示すように、第1デバイス110は、制御部111と、記憶部112と、印刷部113と、ユーザI/F114と、無線通信部115と、有線通信部116とを備える。
制御部111は例えばCPUを有する。記憶部112は、例えばROM、RAM、NVRAM、フラッシュメモリ、SSDなどの半導体メモリを有する。即ち、第1デバイス110は、CPU及び半導体メモリを含むコンピュータを備えている。記憶部112には、ファームウェアを含む各種のプログラムやデータ等が記憶される。記憶部112に記憶されている各種プログラムには、接続情報送信プログラム112aが含まれる。
接続情報送信プログラム112aは、第1接続情報が設定されているデバイスにおいて適正に機能する。即ち、接続情報送信プログラム112aは、モバイル端末10から他のデバイスの第2接続情報を取得することに応じて、その第2接続情報を用いて他のデバイスとの無線接続を確立し、第1接続情報を送信する。
記憶部112に記憶されているデータには、第1デバイス110の第2接続情報が含まれる。具体的には、第1デバイス110のSSID及びパスワードが含まれる。なお、各デバイス110,120,130,140が有する第2接続情報は互いに異なる。
印刷部113は、前述の印刷機能を実現する。即ち、印刷部113は、シート状の被記録媒体に画像を印刷可能に構成されている。本実施形態では、印刷部113は、例えば感熱方式の印刷機構を備える。ただし、印刷部113は、感熱方式以外の印刷機構(例えば、インクジェット方式または電子写真方式)を備えていてもよい。
ユーザI/F114は、ユーザによる入力操作を受付可能である。ユーザI/F114は、ユーザへ各種情報を提供可能な出力I/Fを備えていてもよい。出力I/Fは、例えば、画像を表示可能であってもよいし、音声を出力可能であってもよい。
無線通信部115は、前述の第1無線通信、第2無線通信及びBluetoothによる各無線通信を行うための通信インタフェースを備える。有線通信部116は、前述のUSB及びシリアルケーブルを用いた各通信を行うための通信インタフェースを備える。第2無線通信を行うための通信インタフェースは、第1デバイス110が有する第2接続情報のうち少なくともSSIDを、前述の特定の送信タイミングでブロードキャストする。
第1デバイス110が有する第2接続情報は、即ち第1デバイス110のSSID及びパスワードを含む。
(4)各デバイスへの第1接続情報の設定
各デバイス110,120,130,140へ第1接続情報を設定する手順の一例を説明する。本実施形態では、まず、いずれか1つのデバイスをマスターデバイスに決定し、そのマスターデバイスへ第1接続情報を設定する。マスターデバイスへの第1接続情報の設定はどのような方法で行ってもよく、例えば設定装置160を用いて設定してもよい。
本実施形態では、一例として、第1デバイス110がマスターデバイスに決定され、第1デバイス110に設定装置160を用いて第1接続情報が設定される。これにより、少なくとも第1デバイス110は、中継装置100と第1無線通信の無線接続を確立可能となる。
次に、第1デバイス110以外の他の各デバイス120,130,140に、第1接続情報を設定する。各デバイス120,130,140への第1接続情報の設定は、マスターデバイスである第1デバイス110における接続情報送信プログラム112aと、モバイル端末10における接続補助アプリ12bとの協働によって実現される。以下具体的に説明する。
(4−1)モバイル端末における接続補助処理
第1デバイス110以外の他の各デバイス120,130,140へ第1接続情報を設定するためにモバイル端末10で実行される接続補助処理について、図3を参照して説明する。モバイル端末10の制御部11は、例えばユーザによる入力操作によって、接続補助アプリ12bの実行指示を受けると、接続補助アプリ12bを実行する。具体的には、接続補助アプリ12bに含まれる接続補助処理を開始する。
制御部11は、接続補助処理を開始すると、S110で、表示部13にメイン画面60を表示する。S110で表示されるメイン画面60の一例を、図5に示す。メイン画面60は、複数の設定対象表示欄21と、検索ボタン22と、マスター表示欄23と、変更ボタン24と、送信ボタン25とを備える。メイン画面60は、本実施形態では例えば5つの設定対象表示欄21を備える。各設定対象表示欄21は、SSID表示欄21aと、パスワード表示欄21bとを備える。
S120では、検索ボタン22がタップされたか否か判断する。検索ボタン22がタップされた場合は、S130に移行する。S130では、設定対象デバイスを検索する。S130の処理は、具体的には、OS12aと協働して行う。即ち、制御部11は、OS12aへ、無線通信部15で受信されてOS12aが取得しているSSIDを要求する。前述の通り、OS12aは、基本的機能として、無線通信部15で受信されているSSIDを取得する機能を有する。そこで、S130では、OS12aが取得したSSIDをOS12aに要求してOS12aから取得するのである。
各デバイス120,130,140がモバイル端末10の通信可能圏内に配置されていれば、OS12aは、各デバイス120,130,140それぞれのSSIDを取得でき、延いては接続補助アプリ12bがS130でそれらSSIDを取得できる。なお、S130では、各デバイス120,130,140からのSSIDに限らず、SSIDをブロードキャストする機能を備えた他の通信装置からのSSIDも取得され得る。つまり、S130では、モバイル端末10の受信可能圏内に配置されているあらゆる通信装置からのSSIDが取得され得る。本実施形態の場合、例えば、第1デバイス110がブロードキャストしているSSIDおよび中継装置100がブロードキャストしているSSIDも、
S130で取得される。
S140では、S130で取得したSSIDがリストアップされた第1検索結果画面(不図示)を表示部13に表示する。
S150では、第1検索結果画面にリストアップされたSSIDに対する、ユーザによる選択操作を受け付け、ユーザにより選択された1つ又は複数のSSIDの各々に対応したデバイスを設定対象デバイスに決定する。本実施形態では、S150において、例えば第2デバイス120、第3デバイス130及び第4デバイス140がユーザにより選択されてこれらが設定対象デバイスに決定されたものとして、以下説明を続ける。
S160では、S150で設定対象デバイスに決定されたデバイスのSSIDを、メイン画面60におけるSSID表示欄21aに表示するように設定する。S160の処理後はS110に移行する。S160からS110に移行すると、制御部11は、再びメイン画面60を表示部13に表示する。このとき、制御部11は、S160で設定されたSSIDをSSID表示欄21aに表示する。つまり、S150で設定対象デバイスに決定されたデバイスそれぞれのSSIDをSSID表示欄21aに表示する。
本実施形態では、一例として、第2デバイス120、第3デバイス130及び第4デバイス140が設定対象デバイスに決定されている。そのため、S160からS110に移行すると、例えば図6において3つのSSID表示欄21aに表示されているように、各設定対象デバイス120,130,140のSSIDが表示される。設定対象デバイスが6個以上ある場合、全ての設定対象デバイスのSSIDを同時に表示させることはできないが、例えば5つの設定対象表示欄21を含む特定領域を上下方向にフリック操作することによって設定対象表示欄21をスクロールさせることができ、これによりユーザは全ての設定対象デバイスのSSIDを確認することができる。
なお、図6では、パスワード表示欄21bにパスワードが表示されているが、これらパスワードは、後述するS250の処理が実行されることによって表示される。また、図6では、マスター表示欄23にマスターデバイスの識別情報(以下、「マスター識別情報」と称する)が表示されているが、このマスター識別情報は、後述するS210の処理が実行されることによって表示される。
S120で検索ボタン22がタップされていない場合は、S170に移行する。S170では、変更ボタン24がタップされたか否か判断する。変更ボタン24がタップされた場合は、S180に移行する。S180では、マスターデバイスの検索を行う。具体的には、モバイル端末10が通信可能な通信装置を検索する。この検索はどのような方法で行ってもよい。例えば、無線通信部15が可能な第1無線通信、第2無線通信及びBluetoothのうちの少なくとも1つで無線通信可能な他の通信装置を検索してもよい。また例えば、有線通信部16が可能なUSBによる通信及びシリアルケーブルを用いた通信のうちの少なくとも1つで通信可能な他の通信装置を検索してもよい。
第1無線通信によって検索する場合は、例えば、受信された他の通信装置のSSIDまたはモデル名等の識別情報を取得してもよい。第2無線通信によって検索する場合も同様である。第2無線通信によって検索する場合は、設定対象デバイスとして決定されているデバイスを検索結果から除外してもよい。Bluetooth、USB及びシリアルケーブルを用いて検索する場合は、例えば、各々の通信によって取得されたモデル名等の識別情報を検索結果として取得してもよい。
S190では、S180の検索結果、即ちS180で取得した識別情報がリストアップされた、第2検索結果画面(不図示)を表示部13に表示する。
S200では、第2検索結果画面にリストアップされた識別情報に対する、ユーザによる選択操作を受け付け、ユーザにより選択された1つの識別情報に対応した通信装置をマスターデバイスに決定する。本実施形態では、第1デバイス110をマスターデバイスにすべく第1デバイス110に第1識別情報が設定されている。そのため、本実施形態では一例としてS200では第1デバイス110に対応する識別情報がユーザにより選択されてこれにより第1デバイス110がマスターデバイスに決定されたものとして、以下説明を続ける。
S210では、S200でマスターデバイスに決定された通信装置の識別情報をマスター識別情報としてメイン画面60におけるマスター表示欄23に表示するように設定する。S210の処理後はS110に移行する。S210からS110に移行すると、制御部11は、再びメイン画面60を表示部13に表示する。このとき、制御部11は、S210で設定されたマスター識別情報をマスター表示欄23に表示する。つまり、S200でマスターデバイスに決定されたデバイスの識別情報をマスター表示欄23に表示する。図6は、第1デバイス110がマスターデバイスに決定されたことにより第1デバイス110を示す識別情報がマスター表示欄23に表示されている例を示している。
S170で変更ボタン24がタップされていない場合は、S220に移行する。S220では、いずれかのパスワード表示欄21bがタップされたか否か判断する。より詳しくは、SSID表示欄21aにSSIDが表示されている設定対象表示欄21におけるパスワード表示欄(以下、「有効PW表示欄」と称する)21bがタップされたか否かを判断する。
いずれかの有効PW表示欄21bがタップされた場合は、S230に移行する。S230では、パスワード入力画面(不図示)を表示部13に表示する。S240では、パスワード入力画面に対するユーザによるパスワードの入力操作を入力部14を介して受け付ける。S250では、S240で受け付けたパスワードを、メイン画面60におけるパスワード表示欄21bに表示するように設定する。S250の処理後はS110に移行する。
S250からS110に移行すると、制御部11は、再びメイン画面60を表示部13に表示する。このとき、制御部11は、S250で設定されたパスワードを、対応する有効PW表示欄21bに表示する。つまり、S220でタップされた有効PW表示欄21bに、S250で設定されたパスワードを表示する。図6は、3つの設定対象デバイス120,130,140それぞれのSSIDに対応するパスワードが設定されて、それぞれ対応するパスワード表示欄21bに表示されている例を示している。
S220で有効PW表示欄21bがタップされていない場合は、S260に移行する。S260では、送信ボタン25がタップされたか否か判断する。送信ボタン25がタップされていない場合は、S110に移行する。送信ボタン25がタップされた場合は、S270に移行する。S270では、送信処理を実行する。送信処理の詳細は図4に示す通りである。
図4に示すように、送信処理に移行すると、S310で、マスターデバイスが決定済みか否か、即ちS200〜S210の処理が既に実行されたか否か判断する。マスターデバイスがまだ決定されていない場合は、S380に移行する。S380では、特定のエラーメッセージを一定時間表示する。S380の処理後はS280(図3)に移行する。
S310で、マスターデバイスが決定済みである場合は、S320に移行する。S320では、設定対象デバイスが決定済みか否か、即ちS150〜S160の処理が既に実行されたか否か判断する。設定対象デバイスがまだ決定されていない場合は、S380に移
行する。設定対象デバイスが決定済みである場合は、S330に移行する。
S330では、決定されている全ての設定対象デバイスのパスワードが設定済みか否か、即ち決定されている全ての設定対象デバイスのSSIDに対応したパスワードがS240〜S250の処理によって設定されたか否か判断する。パスワードがまだ設定されていない設定対象デバイスがある場合は、S380に移行する。全ての設定対象デバイスのパスワードが設定されている場合は、S340に移行する。
S340では、設定転送命令を生成する。設定転送命令は、決定されている設定対象デバイスの各々へマスターデバイスが有する第1接続情報を送信するようにマスターデバイスへ命令する命令セットである。設定転送命令は、決定されている設定対象デバイスそれぞれのSSID及びパスワード(即ち第2接続情報)を含む。
S350では、S340で生成した設定転送命令をマスターデバイスへ送信する。設定転送命令はどのような通信方式でマスターデバイスへ送信してもよい。
S360では、マスターデバイスから送信される転送結果を受信する。転送結果は、後述するS490(図7参照)の処理でマスターデバイスから送信される。転送結果は、マスターデバイスが設定対象デバイスの各々へ第1接続情報を正常に送信できたか否かを示す。
S370では、S360で受信した転送結果を示す転送結果画面を表示部13に表示する。ユーザは、転送結果画面を見ることにより、全ての設定対象デバイスへ第1接続情報が送信されたか否か、延いては全ての設定対象デバイスが第1接続情報を用いて中継装置100との無線接続を確立できるようになったか否かを、確認することができる。S370の処理後はS280(図3)に移行する。
S280では、設定転送命令の送信が完了したか否かを判断する。図4の送信処理において、S310,S320またはS330で否定判定されてS380に移行した場合は、設定転送命令が送信されない。よってこの場合はS280では否定判定されてS110に移行する。一方、図4の送信処理においてS350で設定転送命令が送信された場合は、S280で肯定判定され、接続補助処理を終了する。
(4−2)マスターデバイスにおける接続情報送信処理
次に、マスターデバイスで実行される接続情報送信処理について、図7を参照して説明する。マスターデバイスの制御部111は、モバイル端末10から送信された設定転送命令(図4のS350参照)が無線通信部115または有線通信部116で受信されることに応じて、接続情報送信プログラム112aを実行する。具体的には、接続情報送信プログラム112aに従った接続情報送信処理を開始する。
制御部111は、接続情報送信処理を開始すると、S410で、モバイル端末10から受信された設定転送命令を取得する。S420では、未処理デバイスがあるか否か判断する。未処理デバイスとは、設定転送命令に含まれる設定対象デバイスのうちS430以降の処理がまだ実行されていないデバイスを意味する。未処理デバイスがある場合は、S430に移行する。
S430では、設定転送命令に含まれる第2接続情報のそれぞれに対応した設定対象デバイスのうち、まだ当該S430で抽出されていないいずれか1つを、抽出する。
S440では、S430で抽出した設定対象デバイスとの第2無線通信の無線接続を確立する。具体的には、設定転送命令に含まれている設定対象デバイスの第2接続情報を用いて、設定対象デバイスとの第2無線通信の無線接続を確立する。
S450では、設定対象デバイスとの第2無線通信の無線接続が確立されたか否か判断する。無線接続が確立された場合は、S460に移行する。S460では、無線接続が確立された設定対象デバイスへ、第2無線通信にて、マスターデバイスが有する第1接続情報を送信する。S470では、送信完了履歴を記憶部112に保持、即ち記憶する。送信完了履歴は、S460で設定対象デバイスへ第1接続情報を適正に送信できたことを示す。S470の処理後はS420に移行する。
S450で、設定対象デバイスとの第2無線通信の無線接続を確立できなかった場合は、S480に移行する。S480では、接続不可履歴を記憶部112に保持する。接続不可履歴は、S430で抽出された設定対象デバイスと第2無線通信の無線接続を確立できなかったことを示す。S480の処理後はS420に移行する。
S420で、未処理デバイスがない場合は、S490に移行する。S490では、転送結果をモバイル端末10へ送信する。モバイル端末10への転送結果の送信はどのような通信方式で行ってもよい。例えば,モバイル端末10から設定転送命令を受信した通信方式と同じ通信方式でモバイル端末10へ転送結果を送信してもよい。
設定対象デバイスの各々は、マスターデバイスから送信された第1接続情報を受信すると、その第1接続情報を自身に設定する。これにより、設定対象デバイスの各々はその第1接続情報を用いて中継装置100との第1無線通信の無線接続を確立可能となる。設定対象デバイスは、マスターデバイスから第1接続情報を受信した場合、すぐに中継装置100との第1無線通信の無線接続を確立してもよいし、特定の接続条件が成立することに応じて無線接続を確立してもよい。
(5)実施形態の効果
以上説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
本実施形態では、モバイル端末10は、設定対象デバイスの第2接続情報をマスターデバイスへ送信する。マスターデバイスには、中継装置100に対応した第1接続情報が予め設定されている。マスターデバイスは、モバイル端末10から第2接続情報を受信すると、その第2接続情報を用いて、対応する設定対象デバイスと第2無線通信の無線接続を確立し、第2無線通信にて設定対象デバイスへ第1接続情報を送信する。
これにより、設定対象デバイスは、第1接続情報を取得でき、その第1接続情報を用いて中継装置100との第1無線通信の無線接続を確立可能となる。そのため、中継装置100との無線接続の確立に必要な第1接続情報を設定対象デバイスへ効率的に設定することができる。
特に、本実施形態では、第1接続情報を設定すべきデバイスが4つあり、このうち1つはマスターデバイスに決定され、他の3つが設定対象デバイスに決定される。このように設定対象デバイスが複数あっても、それら複数の設定対象デバイスへ容易且つ効率的に第1接続情報を設定することができる。設定対象デバイスの数が多いほど、本実施形態による上記の作用効果はより高まる。
モバイル端末10の接続補助アプリ12bは、無線通信部15により受信されたSSIDをOS12aを介して取得する。OS12aから取得するSSIDには、第1接続情報を設定したい設定対象デバイス以外の他の通信装置のSSIDも含まれ得る。これに対し、本実施形態では、取得したSSIDの中からユーザが設定対象デバイスのSSIDを任意に選択することができる(S140〜S150参照)。そのため、ユーザは、設定対象デバイスを容易且つ効率的に選択することができる。
ユーザは、ユーザ自身が選択し決定された設定対象デバイスをメイン画面60で確認することができる(図6参照)。そして、設定対象デバイス毎に対応するパスワードを入力することができる。これにより、接続補助アプリ12bは、設定対象デバイスそれぞれの第2接続情報を適切に取得することができる。
なお、本実施形態において、モバイル端末10は情報処理装置の一例に相当する。第1デバイス110は第1デバイスの一例に相当する。第2デバイス120、第3デバイス130及び第4デバイス140の各々、即ち設定対象デバイスは、第2デバイスの一例に相当する。モバイル端末10における無線通信部15及び有線通信部16の少なくとも一方は、情報処理装置における通信部の一例に相当する。接続補助アプリ12bは接続補助プログラムの一例に相当する。接続情報送信プログラム112aは情報送信プログラムの一例に相当する。設定対象デバイスのSSIDは第2デバイス識別情報の一例に相当し、設定対象デバイスのSSIDに対応したパスワードは認証情報の一例に相当する。S130で取得され得る、設定対象デバイス以外の他の通信装置のSSIDは、通信装置識別情報の一例に相当する。S190で表示される第2検索結果画面は検索結果情報の一例に相当する。S470及びS480でマスターデバイスの記憶部112に保持される各履歴は、送信履歴情報の一例に相当する。
また、S130〜S160及びS230〜S250の処理は、接続補助プログラムにおける取得処理の一例に相当する。S130の処理は識別情報取得処理の一例に相当する。S140の処理は第1表示処理の一例に相当する。S150の処理は選択受付処理の一例に相当する。S160から移行して実行されるS110の処理は第2表示処理の一例に相当する。S180〜S210の処理は決定処理の一例に相当する。S180の処理は検索処理の一例に相当する。S190の処理は第3表示処理の一例に相当する。S200の処理は指定受付処理の一例に相当する。S240の処理は入力受付処理及び認証情報取得処理の一例に相当する。S410の処理は情報送信プログラムにおける取得処理の一例に相当する。S440の処理は接続確立処理の一例に相当する。S460の処理は第1送信処理の一例に相当する。S470及びS480の処理の各々は記憶処理の一例に相当する。S490の処理は第2送信処理の一例に相当する。
(6)他の実施形態
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(6−1)S130〜S140の処理は、結果的に全ての設定対象デバイスの第2接続情報を接続補助アプリ12bが取得可能であればどのように行われてもよい。例えば、S130〜S140の処理において、またはS130〜S140の処理に代えて、ユーザが入力部14を介して第2接続情報を直接入力可能であってもよい。また例えば、モバイル端末10とは別の通信装置からモバイル端末10へ設定対象デバイスの第2接続情報を送信することによりその送信した第2接続情報がS160及びS250で設定されてもよい。
S180〜S190の処理についても同様であり、ユーザが入力部14を介してマスター識別情報を直接入力可能であってもよい。また例えば、モバイル端末10とは別の通信装置からモバイル端末10へマスター識別情報を送信することによりその送信したマスター識別情報がS210で設定されてもよい。
(6−2)上記実施形態では、第1デバイス110がマスターデバイスに設定されたが、どのデバイスがマスターデバイスに設定されてもよい。例えば、第2デバイス120を
マスターデバイスに設定してもよい。この場合、モバイル端末10は第2デバイス120へ設定転送命令を送信し、第2デバイス120が他の各設定対象デバイス110,130,140へ第1接続情報を送信する。
(6−3)上記実施形態では、各デバイス110,120,130,140が互いに同様の構成であった。これに対し、各デバイス110,120,130,140のうちの少なくとも1つは他のデバイスと異なっていてもよい。具体的には、例えば、ある1つのデバイスにおける、無線通信部115及び有線通信部116の少なくとも一方が、他のデバイスとは異なっていてもよい。
より具体的には、例えば、各デバイス110,120,130,140のうちの少なくとも1つが有線通信部116を備えていなくてもよい。また例えば、各デバイス110,120,130,140のうちの少なくとも1つがBluetoothの機能を備えていなくてもよい。
(6−4)第1無線通信方式は、無線LANとは異なる無線通信方式であってもよい。第2無線通信方式は、Wi−Fiダイレクトとは異なる無線通信方式であってもよい。
(6−5)各デバイス110,120,130,140は、例えばスキャン機能、印刷機能とは別の機能を備えていてもよい。この場合、印刷機能を備えていなくてもよいし、印刷機能を兼ね備えていてもよい。
(6−6)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
10…モバイル端末、11,111…制御部、12,112…記憶部、12a…OS、12b…接続補助アプリ、13…表示部、14…入力部、15,115…無線通信部、16,116…有線通信部、21…設定対象表示欄、21a…SSID表示欄、21b…パスワード表示欄、22…検索ボタン、23…マスター表示欄、24…変更ボタン、25…送信ボタン、60…メイン画面、100…中継装置、110…第1デバイス、112a…接続情報送信プログラム、120…第2デバイス、130…第3デバイス、140…第4デバイス、200…ネットワーク。

Claims (10)

  1. 通信システムで用いられる接続補助プログラムであって、
    前記通信システムは、第1デバイスと、第2デバイスと、中継装置と、情報処理装置とを備え、
    前記第1デバイスは、前記情報処理装置と通信可能且つ前記中継装置及び前記第2デバイスと無線通信可能であり、前記中継装置との無線接続を確立するための第1接続情報を有し、前記第1接続情報を用いて前記中継装置との無線接続を確立可能であり、
    前記第2デバイスは、前記中継装置及び前記第1デバイスと無線通信可能であり、
    前記中継装置は、前記中継装置との無線接続が確立された前記第1デバイス及び前記中継装置との無線接続が確立された前記第2デバイスをそれぞれ前記通信システムの外部のネットワークに接続可能であり、
    前記情報処理装置は、
    通信部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記接続補助プログラムは、前記情報処理装置が備える前記制御部に、
    前記第2デバイスとの無線接続を確立するための第2接続情報を取得する取得処理と、
    前記取得処理により取得された前記第2接続情報を前記通信部を介して前記第1デバイスへ送信する送信処理と、
    を実行させ、
    前記第1デバイスは、前記情報処理装置から前記第2接続情報を受信することに応じて、受信した前記第2接続情報を用いて前記第2デバイスとの無線接続を確立し、前記第2デバイスへ前記第1デバイスが有する前記第1接続情報を無線送信するように構成されており、
    前記第2デバイスは、前記第1デバイスから前記第1接続情報を受信することに応じて、受信した前記第1接続情報を用いて前記中継装置との無線接続を確立可能である、
    接続補助プログラム。
  2. 請求項1に記載の接続補助プログラムであって、
    前記第2デバイスは、前記第2接続情報の一部である、前記第2デバイスを示す第2デバイス識別情報を、ブロードキャストするように構成されており、
    前記通信部は、前記第2デバイスからブロードキャストされた前記第2デバイス識別情報を受信可能であり、
    前記取得処理は、前記通信部により受信された前記第2デバイス識別情報を取得する識別情報取得処理を含む、
    接続補助プログラム。
  3. 請求項2に記載の接続補助プログラムであって、
    前記情報処理装置は、
    入力部と、
    表示部と、
    を備え、
    前記通信部は、前記第2デバイス識別情報に加え、前記第2デバイスとは別の通信装置から送信される前記別の通信装置を示す通信装置識別情報を受信可能であり、
    前記接続補助プログラムは、前記制御部に、さらに、
    前記通信部により受信された前記第2デバイス識別情報及び前記通信装置識別情報を前記表示部に表示する第1表示処理と、
    前記第1表示処理により表示された前記第2デバイス識別情報及び前記通信装置識別情報の中から前記第2デバイス識別情報を選択する選択操作を前記入力部を介して受け付け
    る選択受付処理と、
    を実行させ、
    前記識別情報取得処理は、前記選択受付処理により前記第2デバイス識別情報が選択されることに応じて前記第2デバイス識別情報を取得することを含む、
    接続補助プログラム。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の接続補助プログラムであって、
    前記情報処理装置は、入力部を備え、
    前記取得処理は、さらに、前記第2接続情報の一部である、前記第2デバイス識別情報に対応した認証情報を、前記入力部を介して取得する認証情報取得処理を含む、
    接続補助プログラム。
  5. 請求項4に記載の接続補助プログラムであって、
    前記情報処理装置は、
    入力部と、
    表示部と、
    を備え、
    前記接続補助プログラムは、前記制御部に、さらに、
    前記識別情報取得処理により取得された前記第2デバイス識別情報を前記表示部に表示する第2表示処理と、
    前記表示部における、前記第2表示処理により表示された前記第2デバイス識別情報に対応して設定されている認証情報表示領域に対する、前記入力部を介した前記認証情報の入力を受け付ける入力受付処理と、
    を含み、
    前記認証情報取得処理は、前記入力受付処理により受け付けられた前記認証情報を取得することを含む、
    接続補助プログラム。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の接続補助プログラムであって、
    前記制御部に、さらに、前記第2接続情報の送信先を前記第1デバイスに決定する決定処理を実行させ、
    前記送信処理は、前記決定処理により前記送信先に前記第1デバイスが決定されることに応じて前記第2接続情報を前記第1デバイスへ送信することを含む、
    接続補助プログラム。
  7. 請求項6に記載の接続補助プログラムであって、
    前記情報処理装置は、
    入力部と、
    表示部と、
    を備え、
    前記接続補助プログラムは、前記制御部に、さらに、
    前記情報処理装置が前記通信部を介して通信可能な、前記第1デバイスを含む1つ以上の通信装置を検索する検索処理と、
    前記検索処理により検索された前記1つ以上の通信装置の各々を示す検索結果情報を前記表示部に表示する第3表示処理と、
    前記第3表示処理により表示された前記検索結果情報の中から前記第1デバイスを指定する指定操作を前記入力部を介して受け付ける指定受付処理と、
    を実行させ、
    前記決定処理は、前記指定受付処理により前記第1デバイスが指定されることに応じて前記第2接続情報の送信先を前記第1デバイスに決定することを含む、
    接続補助プログラム。
  8. 通信システムで用いられる情報送信プログラムであって、
    前記通信システムは、第1デバイスと、第2デバイスと、中継装置と、情報処理装置とを備え、
    前記第1デバイスは、前記情報処理装置と通信可能且つ前記中継装置及び前記第2デバイスと無線通信可能であり、前記中継装置との無線接続を確立するための第1接続情報を有し、前記第1接続情報を用いて前記中継装置との無線接続を確立可能であり、
    前記第2デバイスは、前記中継装置及び前記第1デバイスと無線通信可能であり、
    前記中継装置は、前記中継装置との無線接続が確立された前記第1デバイス及び前記中継装置との無線接続が確立された前記第2デバイスをそれぞれ前記通信システムの外部のネットワークに接続可能であり、
    前記情報処理装置は、前記第2デバイスとの無線接続を確立するための第2接続情報を前記第1デバイスへ送信可能であり、
    前記第1デバイスは、
    通信部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記通信部は、前記情報処理装置から送信された前記第2接続情報を受信可能であり、
    前記情報送信プログラムは、前記第1デバイスが備える前記制御部に、
    前記通信部により受信された前記第2接続情報を取得する取得処理と、
    前記取得処理により取得された前記第2接続情報を用いて、前記第2デバイスとの無線接続を確立する接続確立処理と、
    前記接続確立処理により無線接続が確立された前記第2デバイスへ前記第1接続情報を無線送信する第1送信処理と、
    を実行させ、
    前記第2デバイスは、前記第1デバイスから前記第1接続情報を受信することに応じて、受信した前記第1接続情報を用いて前記中継装置との無線接続を確立可能である、
    情報送信プログラム。
  9. 請求項8に記載の情報送信プログラムであって、
    前記第1デバイスは、記憶部を備え、
    前記情報送信プログラムは、前記制御部に、さらに、
    前記第1送信処理が正常に実行されたか否かを示す送信履歴情報を前記記憶部に記憶する記憶処理と、
    前記記憶処理により記憶された前記送信履歴情報を前記通信部を介して前記情報処理装置へ無線送信する第2送信処理と、
    を実行させる、情報送信プログラム。
  10. 通信システムで用いられる情報処理装置であって、
    前記通信システムは、第1デバイスと、第2デバイスと、中継装置とを備え、
    前記第1デバイスは、前記情報処理装置と通信可能且つ前記中継装置及び前記第2デバイスと無線通信可能であり、前記中継装置との無線接続を確立するための第1接続情報を有し、前記第1接続情報を用いて前記中継装置との無線接続を確立可能であり、
    前記第2デバイスは、前記中継装置及び前記第1デバイスと無線通信可能であり、
    前記中継装置は、前記中継装置との無線接続が確立された前記第1デバイス及び前記中継装置との無線接続が確立された前記第2デバイスをそれぞれ前記通信システムの外部のネットワークに接続可能であり、
    前記情報処理装置は、
    通信部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第2デバイスとの無線接続を確立するための第2接続情報を取得する取得処理と、
    前記取得処理により取得された前記第2接続情報を前記通信部を介して前記第1デバイスへ送信する送信処理と、
    を実行し、
    前記第1デバイスは、前記情報処理装置から前記第2接続情報を受信することに応じて、受信した前記第2接続情報を用いて前記第2デバイスとの無線接続を確立し、前記第2デバイスへ前記第1デバイスが有する前記第1接続情報を無線送信するように構成されており、
    前記第2デバイスは、前記第1デバイスから前記第1接続情報を受信することに応じて、受信した前記第1接続情報を用いて前記中継装置との無線接続を確立可能である、
    情報処理装置。
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