JP2021135820A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入出力端子に供給されるデータ信号ごとにデューティ比を補正する半導体記憶装置を提供する。【解決手段】メモリシステムにおいて、半導体記憶装置5〜8は、第1信号線を介して、メモリコントローラとデータ信号を送受信可能な第1パッドと、第2信号線を介して、メモリコントローラと、データ信号の送受信タイミングを規定するストローブ信号を送受信可能な第2パッドと、第3信号線を介して、メモリコントローラから、データ信号の送信を指示する出力指示信号を受信する第3パッドと、を有する。メモリコントローラからコマンドを受信すると、メモリコントローラから出力される出力指示信号に基づくストローブ信号のトグルタイミングに基づいて、メモリコントローラへ、第1パッドからデータ信号を出力するとともに、第2パッドからストローブ信号を出力し、データ信号を校正する第1校正動作と、ストローブ信号を校正する第2校正動作と、を行う。【選択図】図2

Description

本開示の実施形態は不揮発性半導体記憶装置に関する。
半導体記憶装置としてのNAND型フラッシュメモリと、当該NAND型フラッシュメモリを制御するコントローラと、を備えるメモリシステムが知られている。
特開2008−71018号公報 米国特許第6481312号明細書 米国特許第8976596号明細書
入出力端子に供給されるデータ信号ごとにデューティ比を補正する。
一実施形態に係る半導体記憶装置は、第1信号線を介して、メモリコントローラとデータ信号を送受信可能な第1パッドと、第2信号線を介して、前記メモリコントローラと、前記データ信号の送受信タイミングを規定するストローブ信号を送受信可能な第2パッドと、第3信号線を介して、前記メモリコントローラから、前記データ信号の送信を指示する出力指示信号を受信する第3パッドと、を有し、前記メモリコントローラからコマンドを受信すると、前記メモリコントローラから出力される前記出力指示信号に基づく前記ストローブ信号のトグルタイミングに基づいて、前記メモリコントローラへ、前記第1パッドから前記データ信号を出力するとともに、前記第2パッドから前記ストローブ信号を出力し、前記データ信号を校正する第1校正動作と、前記ストローブ信号を校正する第2校正動作と、を行う。
一実施形態に係るメモリシステムの電源系統の構成を説明するためのブロック図である。 一実施形態に係るメモリシステムの信号系統の構成を説明するためのブロック図である。 一実施形態に係る半導体記憶装置の構成を説明するためのブロック図である。 一実施形態に係る半導体記憶装置の入出力回路及びロジック制御回路の構成を説明するためのブロック図である。 一実施形態に係る半導体記憶装置の検出回路の構成を説明するためのブロック図である。 一実施形態に係る半導体記憶装置の第1補正回路の構成を説明するためのブロック図である。 一実施形態に係る半導体記憶装置の第2補正回路の構成を説明するためのブロック図である。 一実施形態に係る半導体記憶装置の出力回路の構成を説明するためのブロック図である。 比較例に係る半導体記憶装置の校正動作及び一実施形態に係る半導体記憶装置の校正動作を説明するための概念図である。 一実施形態に係る半導体記憶装置の校正動作を説明するためのフローチャートである。 一実施形態に係る半導体記憶装置の校正動作を説明するためのフローチャートである。 一実施形態に係る半導体記憶装置の校正動作を説明するためのタイミングチャートである。 一実施形態に係る半導体記憶装置の第1補正回路の動作による信号波形の変化を説明するための図である。 一実施形態に係る半導体記憶装置の入出力回路及びロジック制御回路の構成を説明するためのブロック図である。 一実施形態に係る半導体記憶装置の校正動作を説明するためのフローチャートである。 一実施形態に係る半導体記憶装置の入出力回路及びロジック制御回路の構成を説明するためのブロック図である。 一実施形態に係る半導体記憶装置の入出力回路及びロジック制御回路の構成を説明するためのブロック図である。 一実施形態に係る半導体記憶装置の校正動作を説明するためのフローチャートである。 一実施形態に係る半導体記憶装置の校正動作を説明するためのフローチャートである。 一実施形態に係る半導体記憶装置の校正動作を説明するためのタイミングチャートである。 一実施形態に係る半導体記憶装置のデータ信号補正回路の構成を説明するためのブロック図である。 一実施形態に係る半導体記憶装置の入出力回路及びロジック制御回路の構成を説明するためのブロック図である。 一実施形態に係る半導体記憶装置の位相補正を説明するための概念図である。 一実施形態に係る半導体記憶装置の校正動作及び位相補正動作を説明するためのフローチャートである。 一実施形態に係る半導体記憶装置の位相比較回路の構成を説明するためのブロック図である。 一実施形態に係る半導体記憶装置の位相比較回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。 一実施形態に係る半導体記憶装置の位相比較回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。 一実施形態に係る半導体記憶装置の位相比較回路の動作を説明するためのフローチャートである。 一実施形態に係る半導体記憶装置の校正動作及び位相補正動作を説明するためのフローチャートである。 一実施形態に係る半導体記憶装置の入出力回路及びロジック制御回路の構成を説明するためのブロック図である。 一実施形態に係る半導体記憶装置のループバック制御カウンタ回路の構成を説明するためのブロック図である。 一実施形態に係る半導体記憶装置のループバック制御カウンタ回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。 一実施形態に係る半導体記憶装置のループバック制御カウンタ回路の動作を説明するためのフローチャートである。 一実施形態に係る半導体記憶装置の入出力回路及びロジック制御回路の構成を説明するためのブロック図である。 一実施形態に係る半導体記憶装置の校正動作を説明するためのフローチャートである。 一実施形態に係る半導体記憶装置の校正動作を説明するためのタイミングチャートである。
以下、本実施形態にかかる不揮発性半導体記憶装置を図面を参照して具体的に説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。また、以下に示す各実施形態は、この実施形態の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、実施形態の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。実施形態の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
なお、以下の説明では、信号X<n:0>(nは自然数)とは、(n+1)ビットの信号であり、各々が1ビットの信号である信号X<0>、X<1>、・・・、及びX<n>の集合を意味する。また、構成要素Y<n:0>とは、信号X<n:0>の入力又は出力に1対1に対応する構成要素Y<0>、Y<1>、・・・、及びY<n>の集合を意味する。
また、以下の説明では、信号BZは、信号Zの反転信号であることを示す。あるいは、信号Zが制御信号である場合、信号Zが正論理であるのに対して、信号BZが負論理であることを示す。すなわち、信号Zは“H”レベルがアサートに対応し “L”レベルがネゲートに対応するのに対して、信号BZは “L”レベルがアサートに対応し “H”レベルがネゲートに対応することを示す。また、「信号Z及び信号BZのデューティ比」とは、信号Zにおけるパルスの1周期に対する、パルスが立ち上がってから立ち下がるまでの時間の割合(すなわち、信号BZにおけるパルスの1周期に対する、パルスが立ち下がってから立ち上がるまでの時間の割合)を示す。
<第1実施形態>
図1〜図12を用いて、第1実施形態に係るメモリシステムについて説明する。第1実施形態に係るメモリシステムは、例えば、半導体記憶装置としてのNAND型フラッシュメモリと、当該NAND型フラッシュメモリを制御するメモリコントローラと、を含む。
[メモリシステムの全体構成]
第1実施形態に係るメモリシステムの全体構成について、図1及び図2を用いて説明する。メモリシステム1は、例えば、外部の図示しないホスト機器と通信する。メモリシステム1は、ホスト機器から受信したデータを保持し、半導体記憶装置5〜8から読み出されたデータをホスト機器に送信する。
図1は、第1実施形態に係るメモリシステムの電源系統を説明するためのブロック図である。図1に示すように、メモリシステム1はメモリコントローラ2、NANDパッケージ3、パワーマネージャ4、及び基準抵抗9を備えている。NANDパッケージ3は、例えば、複数の半導体記憶装置5〜8を含む。図1の例では、NANDパッケージ3内に4つのチップが含まれる場合が示されている。なお、以下の説明では、半導体記憶装置5〜8はそれぞれ、チップA〜Dと読替えてもよい。
パワーマネージャ4は、メモリコントローラ2及びNANDパッケージ3に供給される電圧を管理するためのIC(Integrated circuit)である。パワーマネージャ4は、例えば、メモリコントローラ2及びNANDパッケージ3に電圧VCCQを供給する。電圧VCCQは、メモリコントローラ2とNANDパッケージ3との間の入出力信号に用いられる電圧の基準電圧として用いられる。また、パワーマネージャ4は、例えば、NANDパッケージ3に電圧VCCを供給する。電圧VCCは、NANDパッケージ3内で用いられるその他の電圧の基準電圧として用いられる。
NANDパッケージ3は、基準抵抗9を介して電圧VSSと接続される。基準抵抗9は、例えば、NANDパッケージ3内の半導体記憶装置5〜8の各々の出力インピーダンスを校正するために用いられる。電圧VSSは、接地電圧であり、例えば、メモリシステム1内のグラウンド(0V)として定義される。
図2は、一実施形態に係るメモリシステムの信号系統の構成を説明するためのブロック図である。図2に示すように、メモリコントローラ2は半導体記憶装置5〜8を制御する。具体的には、メモリコントローラ2は、半導体記憶装置5〜8にデータを書込み、半導体記憶装置5〜8からデータを読出す。メモリコントローラ2は、NANDバスによって半導体記憶装置5〜8に接続される。
半導体記憶装置5〜8の各々は、複数のメモリセルを備え、データを不揮発に記憶する。半導体記憶装置5〜8の各々は、例えば、個別のチップイネーブル信号が供給されることで、又は、個別のチップアドレスが予め割当てられることで、一意に識別可能な半導体チップである。従って、半導体記憶装置5〜8の各々は、メモリコントローラ2の指示によって独立に動作可能である。
半導体記憶装置5〜8の各々と接続されたNANDバス上では、同種の信号が送受信される。NANDバスは、複数の信号線を含み、NANDインタフェースに従った信号の送受信を行う。BCEはチップイネーブル信号であり、負論理で動作する。BRBはレディビジー信号であり、負論理で動作する。CLEはコマンドラッチイネーブル信号であり、正論理で動作する。ALEはアドレスラッチイネーブル信号であり、正論理で動作する。BWEはライトイネーブル信号であり、負論理で動作する。RE及びBREはリードイネーブル信号及びその反転信号であり、REは正論理で動作し、BREは負論理で動作する。RE及び/又はBREは、例えば、出力指示信号として機能する。BWPはライトプロテクト信号であり、不論理で動作する。
DQ<7:0>はデータ信号である。データ信号DQ<7:0>は入出力端子(I/Oポート)を介して入出力される。信号DQS及びBDQSはデータストローブ信号及びその反転信号である。DQS及び/又はBDQSは、例えば、ストローブ信号又はタイミング制御信号として機能する。ストローブ信号(DQS/BDQS)は、互いに逆の位相を有する信号対である。ストローブ信号は、データ信号DQ<7:0>の送受信タイミングを規定する信号である。信号BCE0〜BCE3は、メモリコントローラ2から半導体記憶装置5〜8の各々に独立して送信される。信号BRB0〜BRB3は、半導体記憶装置5〜8の各々からメモリコントローラ2に独立して送信される。信号CLE、ALE、BWE、RE、BRE、及びBWPは、メモリコントローラ2から半導体記憶装置5〜8に共通して送信される。
信号BCE0〜BCE3の各々は、半導体記憶装置5〜8をイネーブル(有効)にするための信号である。信号CLEは、信号CLEが“H(High)”レベルである間に半導体記憶装置5〜8に送信されるデータ信号DQ<7:0>がコマンドであることを半導体記憶装置5〜8に通知する。信号ALEは、信号ALEが“H”レベルである間に半導体記憶装置5〜8に送信されるデータ信号DQ<7:0>がアドレスであることを半導体記憶装置5〜8に通知する。信号BWEは、信号BWEが“L(Low)”レベルである間に半導体記憶装置5〜8に送信されるデータ信号DQ<7:0>を半導体記憶装置5〜8に書込むことを指示する。
信号RE及びBREは、半導体記憶装置5〜8にデータ信号DQ<7:0>を出力することを指示し、例えば、データ信号DQ<7:0>を出力する際の半導体記憶装置5〜8の動作タイミングを制御する。信号BWPは、データ書込み及び消去の禁止を半導体記憶装置5〜8に指示する。信号BRB0〜BRB3の各々は、半導体記憶装置5〜8がレディ状態(外部からの命令を受け付ける状態)であるか、ビジー状態(外部からの命令を受け付けない状態)であるかを示す。
データ信号DQ<7:0>は、例えば、8ビットの信号である。データ信号DQ<7:0>は、半導体記憶装置5〜8とメモリコントローラ2との間で送受信されるデータの実体であり、コマンド、アドレス、及びデータを含む。信号DQS及びBDQSは、例えば、信号RE及びBREに基づいて生成され、データ信号DQ<7:0>に係る半導体記憶装置5〜8の動作タイミングを制御する。
メモリコントローラ2は、プロセッサ(CPU:Central Processing Unit)11、内蔵メモリ(RAM:Random Access Memory)12、NANDインタフェース回路13、バッファメモリ14、及びホストインタフェース回路15を備えている。
プロセッサ11はメモリコントローラ2全体の動作を制御する。プロセッサ11は、例えば、外部から受信したデータの書込み命令に応答して、NANDインタフェースに基づく書込み命令を半導体記憶装置5〜8に対して発行する。この機能は、読出し、消去、及び校正等の動作に共通する機能である。
内蔵メモリ12は、例えば、DRAM(Dynamic RAM)等の半導体メモリであり、プロセッサ11の作業領域として使用される。内蔵メモリ12は、半導体記憶装置5〜8を管理するためのファームウェア、及び各種の管理テーブル等を保持する。
NANDインタフェース回路13は、上述のNANDバスを介して半導体記憶装置5〜8と接続され、半導体記憶装置5〜8との通信を実行する。NANDインタフェース回路13は、プロセッサ11の指示により、コマンド、アドレス、及び書込みデータを半導体記憶装置5〜8に送信する。また、NANDインタフェース回路13は、半導体記憶装置5〜8からステータス、及び読出しデータを受信する。
バッファメモリ14は、メモリコントローラ10が半導体記憶装置5〜8及び外部から受信したデータ等を一時的に保持する。
ホストインタフェース回路15は、外部の図示しないホスト機器と接続され、ホスト機器との通信を実行する。ホストインタフェース回路15は、例えば、ホスト機器から受信した命令及びデータを、それぞれプロセッサ11及びバッファメモリ14に転送する。
[半導体記憶装置の構成]
第1実施形態に係る半導体記憶装置の構成例について、図3を用いて説明する。なお、半導体記憶装置5〜8は、例えば、同等の構成を有する。このため、以下の説明では、半導体記憶装置5〜8のうち、半導体記憶装置5の構成について説明し、半導体記憶装置6〜8の構成については、その説明を省略する。
図3に示すように、半導体記憶装置5は、メモリセルアレイ21、入出力回路22、ZQ校正回路23、ロジック制御回路24、温度センサ25、レジスタ26、シーケンサ27、電圧生成回路28、ドライバセット29、ロウデコーダ30、センスアンプ31、入出力用パッド群32、ZQ校正用パッド33、及びロジック制御用パッド群34を備えている。
メモリセルアレイ21は、ワード線及びビット線に関連付けられた複数の不揮発性メモリセル(図示せず)を含む。
入出力回路22は、メモリコントローラ2に対するデータ信号DQ<7:0>の送受信を行う。入出力回路22は、データ信号DQ<7:0>内のコマンド及びアドレスをレジスタ26に転送する。入出力回路22は、センスアンプ31に対する書込みデータ及び読出しデータの送受信を行う。
ZQ校正回路23は、ZQ校正用パッド33を介して、基準抵抗9に基づいて半導体記憶装置5の出力インピーダンスを校正する。
ロジック制御回路24は、メモリコントローラ2から信号BCE0、CLE、ALE、BWE、RE、BRE、及びBWPを受信する。また、ロジック制御回路24は、信号BRB0をメモリコントローラ2に転送して半導体記憶装置5の状態を外部に通知する。
温度センサ25は、半導体記憶装置5内の温度を測定可能な機能を有する。温度センサ25は、測定した温度に関する情報をシーケンサ27に送出する。なお、温度センサ25は、メモリセルアレイ21の温度とみなし得る温度が測定可能な範囲において、半導体記憶装置5内の任意の場所に設けられることができる。
レジスタ26は、コマンド及びアドレスを保持する。レジスタ26は、アドレスをロウデコーダ30及びセンスアンプ31に転送すると共に、コマンドをシーケンサ27に転送する。
シーケンサ27は、コマンドを受け取り、受け取ったコマンドに基づくシーケンスに従って半導体記憶装置5の全体を制御する。また、シーケンサ27は、温度センサ25から受けた温度に関する情報を、入出力回路22を介してメモリコントローラ2に送出する。
電圧生成回路28は、シーケンサ27からの指示に基づき、データの書込み、読出し、及び消去等の動作に必要な電圧を生成する。電圧生成回路28は、生成した電圧をドライバセット29に供給する。
ドライバセット29は、複数のドライバを含み、レジスタ26からのアドレスに基づいて、電圧生成回路28からの電圧をロウデコーダ30及びセンスアンプ31に供給する。ドライバセット29は、例えば、アドレス中のロウアドレスに基づき、ロウデコーダ30に電圧を供給する。
ロウデコーダ30は、レジスタ26からアドレス中のロウアドレスを受取り、当該ロウアドレスに基づく行のメモリセルを選択する。そして、選択された行のメモリセルには、ロウデコーダ30を介してドライバセット29からの電圧が転送される。
センスアンプ31は、データの読出し時には、メモリセルからビット線に読出された読出しデータを感知し、感知した読出しデータを入出力回路22に転送する。センスアンプ31は、データの書込み時には、ビット線を介して書込まれる書込みデータをメモリセルに転送する。また、センスアンプ31は、レジスタ26からアドレス中のカラムアドレスを受取り、当該カラムアドレスに基づくカラムのデータを出力する。
入出力用パッド群32は、メモリコントローラ2から受信したデータ信号DQ<7:0>、信号DQS、及び信号BDQSを入出力回路22に転送する。また、入出力用パッド群32は、入出力回路22から送信されたデータ信号DQ<7:0>を半導体記憶装置5の外部に転送する。
ZQ校正用パッド33は、一端が基準抵抗9に接続され、他端がZQ校正回路23に接続される。
ロジック制御用パッド群34は、メモリコントローラ2から受信した信号BCE0、CLE,ALE、BWE、RE、BRE、及びBWPをロジック制御回路24に転送する。また、ロジック制御用パッド群34は、ロジック制御回路24から送信されたBRB0を半導体記憶装置5の外部に転送する。
[入出力回路及びロジック制御回路の構成]
図4を用いて第1実施形態に係る半導体記憶装置の入出力回路及びロジック制御回路の構成について説明する。図4は、一実施形態に係る半導体記憶装置の入出力回路及びロジック制御回路の構成を説明するためのブロック図である。
図4に示すように、入出力回路22は、データ信号DQ<0>〜DQ<7>に対応する入力回路221<0>〜221<7>及び出力回路222<0>〜222<7>の組を含む。1つの入力回路221<k>及び出力回路222<k>の組には、例えば、同種のデータ信号DQ<k>が割当てられる(0≦k≦7)。入力回路221<k>及び出力回路222<k>の組は、入出力用パッド群32内のパッド32<k>(第1パッド)に接続されている。パッド32<k>は、信号線201<k>(第1信号線)を介して、外部のメモリコントローラ2に対してデータ信号DQ<k>を送受信可能である。上記のように、入力回路221及び出力回路222の組、パッド32(第1パッド)、及び信号線201(第1信号線)はそれぞれ複数設けられている。なお、以下の説明において、データ信号DQ<k>及びデータ信号DQ<k>に関連する信号(DQ<k>_in、DQ<k>_c)が供給される信号線を第1信号線という。例えば、以下の信号線201<k>、信号線211<k>、及び信号線212<k>を第1信号線という場合がある。第1信号線はk個設けられている。
入出力回路22は、信号DQSに対応する入力回路221_dqs及び出力回路222_dqsの組を含む。入力回路221_dqs及び出力回路222_dqsの組は、入出力用パッド群32内のパッド32_dqs(第2パッド)に接続されている。パッド32_dqsは、信号線202_dqs(第2信号線)を介して、外部のメモリコントローラ2に対して信号DQSを通信可能である。また、入出力回路22は、信号BDQSに対応する入力回路221_bdqs及び出力回路222_bdqsの組を含む。入力回路221_bdqs及び出力回路222_bdqsの組は、入出力用パッド群32内のパッド32_bdqs(第2パッド)に接続されている。パッド32_bdqsは、信号線202_bdqs(第2信号線)を介して、外部のメモリコントローラ2に対して信号BDQSを通信可能である。
入出力回路22は、上記の入力回路221<k>及び出力回路222<k>に加えて、第1補正回路210<k>、出力制御回路223、Ron制御回路224、及び検出回路225をさらに含む。これらの回路はシーケンサ27によって制御される。第1補正回路210<k>は、第1信号線(信号線211<k>、212<k>)に接続されている。より具体的には、第1補正回路210<k>は、出力制御回路223と出力回路222<k>とを接続する複数の第1信号線の各々に設けられている。ただし、第1補正回路210<k>は、複数の第1信号線のうち一部の信号線に共通して設けられていてもよい。例えば、信号線211<0>、211<1>が、いずれも第1補正回路210<0>に接続されており、第1補正回路210<1>が設けられていない構成であってもよい。また、検出回路225は、複数の第1信号線(信号線212<k>)の各々に接続されている。
出力制御回路223は、データ信号DQ<k>、信号DQS、及び信号BDQSの基となるデータ信号DQ<k>_in、信号DQS_in、及び信号BDQS_inを生成する。詳細は後述するが、出力制御回路223は、メモリコントローラ2から受信した出力指示信号(RE、BRE)に基づいて、ストローブ信号(DQS_in/BDQS_in)を生成する。ストローブ信号(DQS_in/BDQS_in)及びそれに基づいて生成されるストローブ信号(DQS/BDQS)は、所定の周期で変位する。ストローブ信号(DQS/BDQS)は、データ信号(DQ)の読出し用のタイミング信号として用いられる信号であり、「トグル信号」という場合がある。具体的には、データ信号(DQ)は、ストローブ信号(DQS/BDQS)が変位するタイミングで変位する。なお、信号DQ<k>_in及び後述する信号DQ<k>_cのように、メモリコントローラ2に出力される信号DQ<k>に関連する信号を特に区別する必要がないときは、単にDQ<k>と表現する場合がある。同様に、DQS_inをDQSと表現し、BDQS_inをBDQSと表現し、RE_cをREと表現し、及びBRE_cをBREと表現する場合がある。
出力制御回路223は、信号線211<k>(第1信号線)を介してデータ信号DQ<k>_inを第1補正回路210<k>に送出し、信号線211_dqs(第2信号線)を介して信号DQS_inを出力回路222_dqs及び検出回路225に送出し、信号線211_bdqs(第2信号線)を介して信号BDQS_inを出力回路222_bdqs及び検出回路225に送出する。
第1補正回路210<k>は、DQ<k>_inのデューティ比を補正して、信号線212<k>(第1信号線)を介して補正後のデータ信号DQ<k>_cを出力回路222<k>及び検出回路225に送出する。
第1補正回路210<k>は、検出回路225によって検出された、データ信号DQ<k>_cが変位するタイミングの基準からのずれ(第1差分)に基づいて、データ信号DQ<k>_cが変位するタイミングを補正する。上記の構成を換言すると、第1補正回路210<k>は、DQ<k>のデューティ比を補正する。なお、Ron制御回路224は、出力回路222<7:0>、222_dqs、及び222_bdqs内の出力インピーダンスを制御する。
検出回路225は、信号線212<k>(第1信号線)、信号線211_dqs(第2信号線)、及び信号線211_bdqs(第2信号線)に接続されている。検出回路225は、出力制御回路223から送出された信号DQS_in及びBDQS_inをモニタすることにより、DQS_in/BDQS_inのデューティ比を検出する。検出回路225は、当該検出結果に基づいて、DQS_in/BDQS_inのデューティ比の校正が必要か否かを示す信号FLG1を生成し、シーケンサ27に送出する。
上記と同様に、検出回路225は、第1補正回路210<k>から送出された補正後のデータ信号DQ<k>_cをモニタすることにより、DQ<k>_cのデューティ比を検出する。なお、検出回路225は、データ信号DQ<k>_cが変位するタイミングの基準からのずれ(第1差分)を検出する。本実施形態では、基準電圧VREFが当該基準として用いられる。なお、第1補正回路210<k>が機能していない状態では、データ信号DQ<k>_cはデータ信号DQ<k>_inと同じ信号である。検出回路225は、当該検出結果に基づいて、DQ<k>_cのデューティ比の校正が必要か否かを示す信号FLG2を生成し、シーケンサ27に送出する。
上記のように、検出回路225は、複数の信号線212<k>(複数の第1信号線)、信号線211_dqs(第2信号線)、及び信号線211_bdqs(第2信号線)に接続されており、データ信号DQ<k>_c、信号DQS_in、及び信号BDQS_inをモニタする。したがって、シーケンサ27は、上記の信号に対する検出をそれぞれ異なるタイミングで実行する。換言すると、シーケンサ27は、第2信号線(信号線211_dqs、211_bdqs)におけるストローブ信号(DQS/BDQS)が変位するタイミングの基準からのずれ(第2差分)の検出と、複数の第1信号線(212<k>)の各々におけるデータ信号DQ<k>が変位するタイミングの基準からのずれ(第1差分)の検出とを、それぞれ異なるタイミングで実行するように制御する。
シーケンサ27は、検出回路225から信号FLG1を受信すると、当該信号FLG1に基づいて制御信号DAC1及びDAC2を生成してロジック制御回路24に送出し、検出回路225から信号FLG2を受信すると、当該信号FLG2に基づいて制御信号DAC3〜DAC6を生成して各第1補正回路210<k>に送出する。
ロジック制御回路24は、第2補正回路241を含む。第2補正回路241は、ロジック制御用パッド群34内のパッド34_re(第3パッド)及び34_bre(第3パッド)に接続されている。パッド34_re及び34_breは、信号線203_re(第3信号線)及び信号線203_bre(第3信号線)を介して、外部のメモリコントローラ2からデータ信号DQの送信を指示する出力指示信号(RE、BRE)を受信する。第2補正回路241は、検出回路225によって検出された、ストローブ信号(DQS/BDQS)が変位するタイミングの基準からのずれ(第2差分)に基づいて、ストローブ信号(DQS/BDQS)が変位するタイミングを補正する。上記の構成を換言すると、第2補正回路241は、DQS/BDQSのデューティ比を補正する。
第2補正回路241は、上記の第3パッドを介して入力されるRE/BREのデューティ比を補正する機能を有する。第2補正回路241は、シーケンサ27から受信した制御信号DAC1及びDAC2に基づいてRE/BREのデューティ比を補正し、信号RE_c及びBRE_cを生成する。信号RE_c及びBRE_cは、例えば、出力制御回路223に送出され、当該出力制御回路223において生成されるストローブ信号(DQS_in/BDQS_in)が変位するタイミングの基として使用される。より具体的には、DQS_in/BDQS_inのデューティ比は、RE_c/BRE_cのデューティ比に応じて決定される。例えば、DQS_in/BDQS_inのデューティ比は、RE_c/BRE_cのデューティ比と同一であるか、又は互いに相関関係を有する。なお、信号RE_c及びBRE_cは信号RE及びBREに基づいて生成される信号であり、信号DQS及びBDQSは信号DQS_in及びBDQS_inに基づいて生成される信号なので、信号DQS及びBDQSは信号RE及びBREに基づいて生成されるということができる。
出力制御回路223は、DQS/BDQSのデューティ比を補正するための信号RE_c及びBRE_cを受信し、これらの信号に基づいてDQS/BDQSのデューティ比を一括で補正する。その後に、各DQ<k>のデューティ比を個別に補正する。
第1補正回路210<k>は、シーケンサ27から受信した制御信号DAC3<k>〜DAC6<k>に基づいてDQ<k>のデューティ比を補正し、補正後のデータDQ<k>_cを出力回路222<k>に送出する。以下、制御信号DAC3<7:0>〜DAC6<7:0>の各々を特に区別する必要が無いときは、単に制御信号DAC3〜DAC6と表記する。
図4の例では、補正回路241から信号RE_c及びBRE_cが直接出力制御回路223に送出される構成が例示されているが、この構成に限定されない。例えば、補正回路241は、信号RE_c及びBRE_cを他の回路(例えば、シーケンサ27)に送出した後、当該他の回路においてRE_c/BRE_cのデューティ比に基づくタイミング信号が生成されてもよい。そして、出力制御回路223に当該タイミング信号が送出されることにより、RE_c/BRE_cのデューティ比と相関関係を有する信号DQS_in及びBDQS_inが生成されてもよい。
以上のように、各データ信号DQ<k>に対応する信号線212<k>に対して、検出回路225が接続され、第1補正回路210<k>が設けられていることで、DQ<k>の間でデューティ比にばらつきがある場合であっても、各DQ<k>を適正なデューティ比に補正することができる。
[検出回路の構成]
第1実施形態に係る入出力回路22のうち、検出回路225の構成の詳細について、図5を用いて説明する。図5は、一実施形態に係る半導体記憶装置の検出回路の構成を説明するためのブロック図である。図5に示すように、検出回路225は、トランジスタTr1〜Tr3、抵抗R1〜R4、キャパシタC1〜C2、及びコンパレータCOMPを含む。トランジスタTr1〜Tr3は、例えば、n型のトランジスタである。
抵抗R1は、ノードN1に接続された第1端と、ノードDQS_preに接続された第2端と、を含む。キャパシタC1は、ノードDQS_preに接続された第1端と、電圧VSSが供給される第2端と、を含む。
抵抗R2は、ノードN2に接続された第1端と、ノードBDQS_preに接続された第2端と、を含む。キャパシタC2は、ノードBDQS_preに接続された第1端と、電圧VSSが供給される第2端と、を含む。
ノードN1及びノードN2には、信号DQS_in及びBDQS_inの組み合わせ、又はデータ信号DQ<k>_c及び基準電圧VREFの組み合わせが、それぞれ異なるタイミングで供給される。つまり、検出回路225において、信号DQS_inと信号BDQS_inとが比較され、データ信号DQ<k>_cと基準電圧VREFとが比較される。なお、VREFはデータ信号DQ<k>_cの“L”レベル及び“H”レベルの各々電圧値の半分の値であり、例えば、VCCQ/2である。
抵抗R3は、電圧VCCQが供給される第1端と、ノードBDQS_oに接続された第2端と、を含む。トランジスタTr1は、ノードBDQS_oに接続された第1端と、ノードN3に接続された第2端と、ノードDQS_preに接続されたゲートと、を含む。
抵抗R4は、電圧VCCQが供給される第1端と、ノードDQS_oに接続された第2端と、を含む。トランジスタTr2は、ノードDQS_oに接続された第1端と、ノードN3に接続された第2端と、ノードBDQS_preに接続されたゲートと、を含む。
トランジスタTr3は、ノードN3に接続された第1端と、電圧VSSが供給される第2端と、信号BIAS2が供給されるゲートと、を含む。
上記の構成によって、ノードDQS_pre及びBDQS_preに供給された電圧レベルに応じて、ノードDQS_o及びBDQS_oの電圧レベルが変化する。具体的には、ノードDQS_pre及びBDQS_preにそれぞれ“H”レベル及び“L”レベルが供給された場合、ノードDQS_o及びBDQS_oにはそれぞれ“H”レベル及び“L”レベルが供給される。また、ノードDQS_pre及びBDQS_preにそれぞれ“L”レベル及び“H”レベルが供給された場合、ノードDQS_o及びBDQS_oにはそれぞれ“L”レベル及び“H”レベルが供給される。
コンパレータCOMPは、ノードDQS_oが接続された第1入力端と、ノードBDQS_oが接続された第2入力端と、信号FLGを出力する出力端と、を含む。コンパレータCOMPは、信号TRIGから供給される電圧によって駆動される。コンパレータCOMPは、信号TRIGに信号が供給される(例えば、“L”レベルから“H”レベルに切り替わる)タイミングにおけるノードDQS_o及びBDQS_oの電圧レベルの大小関係に応じて、信号FLGの電圧レベルを“H”レベル又は“L”レベルに切替える。
具体的には、ノードN1に入力された信号は、抵抗R1及びキャパシタC1を含むローパスフィルタによって交流から直流に変換される。同様に、ノードN2に入力された信号は、抵抗R2及びキャパシタC2を含むローパスフィルタによって交流から直流に変換される。ノードN1、N2に入力された信号を比較した場合に、“H”レベルの期間が長い信号が入力されたノードに接続されたローパスフィルタの方が、他方のローパスフィルタに比べて高い電圧を生成する。
上記の構成によって、検出回路225は、DQS_in/BDQS_inのデューティ比及びDQ<k>_cのデューティ比が50%より大きい場合に“H”レベルの信号FLGを出力し、DQS_in/BDQS_inのデューティ比及びDQ<k>_cのデューティ比が50%より小さい場合、“L”レベルの信号FLGを出力する。
[第1補正回路の構成]
第1実施形態に係る入出力回路22のうち、第1補正回路210<k>の構成の詳細について、図6を用いて説明する。図6は、一実施形態に係る半導体記憶装置の第1補正回路の構成を説明するためのブロック図である。図6に示すように、第1補正回路210<k>は、トランジスタTr11<k>〜Tr18<k>を含む。以下、第1補正回路210<7:0>の各々を特に区別する必要が無いときは、単にトランジスタTr11〜Tr18と表記する。
トランジスタTr11、Tr12、Tr15、Tr16は例えばn型のトランジスタである。トランジスタTr13、Tr14、Tr17、Tr18は例えばp型のトランジスタである。なお、トランジスタTr12、Tr14、Tr16、Tr18の各々は、ゲートに供給される制御信号DAC3〜DAC6に基づいて、トランジスタのON抵抗を変更可能なトランジスタである。より具体的には、例えば、トランジスタTr12、Tr14、Tr16、Tr18の各々は、並列に接続された複数のトランジスタによって構成されている。制御信号DAC3〜DAC6は、例えば、並列に接続された複数のトランジスタ内の任意の数のトランジスタをオン状態又はオフ状態に設定可能な信号である。以上のように構成することにより、トランジスタTr12、Tr14、Tr16、Tr18の各々抵抗の大きさは、制御信号DAC3〜DAC6に応じて、所定の範囲内において段階的に切替えられる。
トランジスタTr12、Tr16の第1端には電圧VSSが供給される。トランジスタTr14、Tr18の第1端には電圧VCCQが供給される。トランジスタTr12、Tr14の間に、トランジスタTr11、Tr13が直列に接続されている。トランジスタTr11、Tr13のゲートはノードN11に接続されている。なお、ノードN11には信号線211<k>が接続されており、データ信号DQ<k>_inが供給される。トランジスタTr11、Tr13の間の端子はノードN12に接続されている。
トランジスタTr15〜Tr18の構成はトランジスタTr11〜Tr14の構成と同様なので説明を省略する。なお、ノードN13には補正後のデータ信号DQ<k>_cが出力される。ノードN13は信号線212<k>に接続されている。ノードN11〜N13に入出力される信号の詳細は後述するが、上記の抵抗が可変なトランジスタ(Tr12、Tr14、Tr16、Tr18)のON抵抗を調整することで、データ信号DQ<k>_inのデューティ比が補正されてデータ信号DQ<k>_cが出力される。
[第2補正回路の構成]
第1実施形態に係るロジック制御回路24のうち、第2補正回路241の構成の詳細について、図7を用いて説明する。図7は、一実施形態に係る半導体記憶装置の第2補正回路の構成を説明するためのブロック図である。図7に示すように、第2補正回路241は、インバータINV1〜INV4、可変キャパシタC21〜C24、及び論理回路NAND1〜NAND10を含む。第2補正回路241は、信号REが入力されるRE入力系統と、信号BREが入力されるBRE入力系統と、によって構成されている。
RE入力系統は、インバータINV1、INV2を有する。インバータINV1は、信号REが入力される入力端と、ノードN21に接続された出力端と、を含む。インバータINV2は、ノードN21に接続された入力端と、ノードRE_dに接続された出力端と、を含む。
可変キャパシタC21は、ノードN21に接続された第1端と、電圧VSSが供給された第2端と、を含む。可変キャパシタC22は、ノードRE_dに接続された第1端と、電圧VSSが供給された第2端と、を含む。可変キャパシタC21及びC22は、シーケンサ27から送出される制御信号DAC1に基づいて、その容量を変更可能に構成される。より具体的には、例えば、可変キャパシタC21及びC22の各々は、直列に接続されたキャパシタ及びスイッチの組(図示せず)を複数含み、当該複数の組が並列に接続された構成を有していてもよい。制御信号DAC1は、例えば、可変キャパシタC21及びC22内の任意の数のスイッチをオン状態又はオフ状態に設定可能な信号である。以上のように構成することにより、可変キャパシタC21及びC22は、制御信号DAC1に応じて、所定の範囲内において段階的に容量の大きさを切替えることができる。すなわち、ノードRE_dには、可変キャパシタC21及びC22に設定された容量に応じて、所定の量だけ遅延した信号が供給される。
BRE入力系統の構成は、上記のRE入力系統と同様の構成を備えているため、説明を省略する。
制御信号DAC1及びDAC2は、互いに独立に設定可能である。このため、ノードRE_dにおける信号REからの遅延量と、ノードBRE_dにおける信号BREからの遅延量は、互いに独立に制御される。したがって、ノードRE_d及びBRE_dには、制御信号DAC1及びDAC2に応じて、一方に対して他方が任意の時間だけ遅延した信号を供給することができる。
論理回路NAND1〜NAND10は、2つの入力信号のNAND演算結果を出力する。論理回路NAND1〜NAND5は、RE入力系統の論理回路を構成する。論理回路NAND6〜NAND10は、BRE入力系統の論理回路を構成する。
論理回路NAND1は、ノードRE_dに接続された第1入力端と、電圧VSSが供給された第2入力端と、論理回路NAND2の第1入力端に接続された出力端と、を含む。論理回路NAND2は、電圧VSSが供給された第2入力端と、論理回路NAND3の第1入力端に接続された出力端と、を含む。論理回路NAND3は、電圧VSSが供給された第2入力端と、論理回路NAND4の第1入力端に接続された出力端と、を含む。論理回路NAND4は、ノードRE_dに接続された第2入力端と、論理回路NAND5の第1入力端に接続された出力端と、を含む。論理回路NAND5は、ノードBRE_cに接続された第2入力端と、ノードRE_cに接続された出力端と、を含む。
BRE入力系統の論理回路を構成する論理回路NAND6〜NAND10の構成は、上記の論理回路NAND1〜NAND5と同様の構成を備えているため、説明を省略する。
論理回路NAND5及びNAND10は、RS(Reset/Set)フリップフロップ回路を構成する。これにより、ノードRE_cの電圧レベルは、ノードRE_d及びBRE_dの電圧レベルが“L”レベルから“H”レベルに変化するタイミングで、“L”レベルから“H”レベルに、又は“H”レベルから“L”レベルに変化する。すなわち、ノードRE_cは、ノードRE_d及びBRE_dのパルスの立ち上がり(Rising edge)に応じて電圧レベルが変化する信号を出力する。また、ノードBRE_cの電圧レベルには、ノードRE_dの反転信号が出力される。
[出力回路の構成]
第1実施形態に係る入出力回路22のうち、出力回路222<k>の構成の詳細について、図8を用いて説明する。なお、図8では、出力回路222<0>及び222<7>のみが示されており、出力回路222<1>〜222<6>は省略されている。図8は、一実施形態に係る半導体記憶装置の出力回路の構成を説明するためのブロック図である。図8では、第1補正回路210<k>、出力回路222<k>、出力制御回路223、Ron制御回路224、パッド32<k>の接続関係の一例が示される。
図8に示すように、出力回路222<0>は、論理回路NANDa<m:0>、NORa<m:0>、トランジスタTa_p<m:0>及びTa_n<m:0>を含む。出力回路222<7>は、論理回路NANDb<m:0>、NORb<m:0>、トランジスタTb_p<m:0>及びTb_n<m:0>を含む。ここで、mは、任意の自然数である。
論理回路NANDa<m:0>及びNANDb<m:0>は、2つの入力信号のNAND演算結果を出力する。論理回路NORa<m:0>及びNORb<m:0>は、2つの入力信号のNOR演算結果を出力する。トランジスタTa_p<m:0>及びTb_p<m:0>はp型のトランジスタであり、トランジスタTa_n<m:0>及びTb_n<m:0>は、n型のトランジスタである。
上記のように、出力制御回路223は、第2補正回路241から送出されたRE_c/BRE_cのデューティ比に基づいて生成された信号DQ<k>_inを第1補正回路210<k>に送出する。第1補正回路210<k>は、検出回路225によって出力された信号FLGに基づいて信号DQ<k>_inを補正して、信号DQ<k>_cを論理回路NANDa<m:0>、NANDb<m:0>及び論理回路NORa<m:0>、NORb<m:0>に送出する。また、Ron制御回路224は、信号SELa_p<m:0>、SELa_n<m:0>、SELb_p<m:0>、及びSELb_n<m:0>を送出する。
まず、出力回路222<0>の構成について説明する。
論理回路NANDa<m:0>は、信号DQ<0>_cが共通して供給される第1入力端を含み、信号SELa_p<m:0>がそれぞれ供給される第2入力端を含む。また、論理回路NANDa<m:0>の各々は、トランジスタTa_p<m:0>のゲートに接続される。
トランジスタTa_p<m:0>は、電圧VCCQが共通して供給される第1端と、パッド32<0>に共通して接続される第2端と、を含む。
論理回路NORa<m:0>は、信号DQ<0>_cが共通して供給される第1入力端を含み、信号SELa_n<m:0>がそれぞれ供給される第2入力端を含む。また、論理回路NORa<m:0>はそれぞれ、トランジスタTa_n<m:0>のゲートに接続される。
トランジスタTa_n<m:0>は、電圧VSSが共通して供給される第1端と、パッド32<0>に共通して接続される第2端と、を含む。
上記の構成によって、出力回路222<0>は、信号DQ<0>_cが“H”レベルの場合、トランジスタTa_p<m:0>のうち、信号SELa_p<m:0>によってオン抵抗となるように選択されたトランジスタの合成抵抗を、信号DQ<0>のプルアップ側の出力インピーダンスとして設定することができる。また、出力回路222<0>は、信号DQ<0>_cが“L”レベルの場合、トランジスタTa_n<m:0>のうち、信号SELa_n<m:0>によってオン抵抗となるように選択されたトランジスタの合成抵抗を、信号DQ<0>のプルダウン側の出力インピーダンスとして設定することができる。
出力回路222<1>〜222<7>についても、上記と同様の構成を備えているので、詳細な説明は省略する。
なお、出力回路222_dqs、222_bdqsの構成は、上記の出力回路222<k>の構成と類似しているので、詳細な説明は省略する。ただし、出力回路222_dqs、222_bdqsの場合、出力制御回路223と出力回路222_dqs、222_bdqsとの間に第1補正回路210<k>は設けられていない。
[半導体記憶装置による校正動作]
図9は、比較例に係る半導体記憶装置の校正動作及び一実施形態に係る半導体記憶装置の校正動作を説明するための概念図である。図9では、ストローブ信号(DQS/BDQS)が変位するタイミングと、各データ信号DQ<k>が変位するタイミングとが対比されている。図9に示すように、ストローブ信号(DQS/BDQS)は第1ストローブ信号(DQS)及び第2ストローブ信号(BDQS)を含む。第1ストローブ信号と第2ストローブ信号とは互いに逆の位相を有する。
図9の(A)では、DQS/BDQSのデューティ比が50%より小さい。したがって、信号DQSが“H”レベルかつ信号BDQSが“L”レベルの期間tQSHが、信号DQSが“L”レベルかつ信号BDQSが“H”レベルの期間tQSLより短い。データ信号DQ<k>は、ストローブ信号(DQS/BDQS)が変位するタイミングで変位するように制御される。しかし、DQ<k>が変位するタイミングは、DQ<k>が供給される信号線の位置によってばらつきが生じることがあるため、例えば、DQ<1>が変位するタイミングが、DQS/BDQSが変位するタイミングと同期していても、その他のデータ信号(例えば、DQ<0>、DQ<7>)がDQS/BDQSが変位するタイミングと同期しない場合がある。つまり、DQ<k>のデューティ比にはばらつきが生じる。図9の(A)の例では、DQS/BDQSが変位するタイミングに対して、DQ<0>はtQHSだけ早く変位しており、DQ<7>はtDQSQだけ遅く変位している。
図9の(B)は、DQS/BDQSのデューティ比の補正が行われた状態を示す。この補正では、上記の検出回路225及び第2補正回路241と同様の機能によって、DQS/BDQSのデューティ比が補正され、tQSH/tQSLのデューティ比が50%に近づく。DQS/BDQSのデューティ比の補正によって、DQ<k>のデューティ比も改善される。しかし、DQS/BDQSのデューティ比の補正だけでは、DQ<k>のデューティ比のばらつきは改善されない。つまり、DQ<1>のデューティ比が50%であっても、DQ<0>及びDQ<7>のデューティ比は、それぞれtQHS及びtDQSQに起因して、50%からずれた値になる。
図9の(C)は、リードトレーニングモードのコマンド発行に伴って行われるリードトレーニングが行われた状態を示す。リードトレーニングでは、データ信号(DQ)の読出しタイミングの調整が行われる。具体的には、図9の(B)では、DQ<0>及びDQ<1>の周期に対して、DQ<7>の周期にtDQSQのシフトが発生しているが、上記のリードトレーニングによってtDQSQのシフトが補正される。その結果、DQ<7>が変位するタイミングとDQ<1>が変位するタイミングとが同期する。しかし、DQ<0>のデューティ比はDQS/BDQSのデューティ比と一致していないため、上記のように、DQS/BDQSのデューティ比の補正(図9の(B))及びリードトレーニング(図9の(C))を行っても、DQ<0>の変位のタイミングをDQS/BDQSの変位のタイミングに同期させることができない(tQHSのずれが生じている)。
比較例に係る半導体記憶装置では、図9の(A)〜(C)に示すような補正処理を行う。その結果、DQ<k>のデューティ比のばらつきを改善できない場合がある。本実施形態に係る半導体記憶装置によると、個別にDQ<k>のデューティ比のばらつきを改善することができ、各DQ<k>の変位のタイミングをDQS/BDQSの変位のタイミングに同期させること(図9の(D)の状態にすること)ができる。
[校正動作の説明]
図10A及び図11を用いて、第1補正回路210の校正動作について説明する。図10Aは、一実施形態に係る半導体記憶装置の校正動作を説明するためのフローチャートである。図11は、一実施形態に係る半導体記憶装置の校正動作を説明するためのタイミングチャートである。
図10Aに示すように、半導体記憶装置5は、メモリコントローラ2から「SET feature」コマンド(CMD SF)を受信すると、デューティ補正回路(Duty Correction Circuit;DCC)トレーニングモードに移行する(ステップ301)。なお、図11に示すように、「SET feature」コマンドはBCEが“L”レベルの半導体記憶装置5に対して発行される。続いて、メモリコントローラ2から半導体記憶装置5へデータアウトのコマンド(CMD DOUT)が発行されることで、半導体記憶装置5におけるデューティ補正動作が実行される(ステップ302)。半導体記憶装置5がデューティ補正回路トレーニングモードに移行している状態において、当該データアウトコマンドは、半導体記憶装置5に、メモリコントローラ2から出力されるRE(出力指示信号)に基づくストローブ信号(DQS/BDQS)のトグルの生成を開始させる(ステップ303)ためのコマンドとして機能する。半導体記憶装置5がデューティ補正回路トレーニングモードに移行している状態においては、メモリコントローラ2から半導体記憶装置5にデータアウトコマンドが発行され、メモリコントローラ2から出力されるRE(出力指示信号)がトグルを開始しても、半導体記憶装置5からのデータアウトは行われない。または、メモリコントローラ2は、半導体記憶装置5のから出力されるデータ信号DQ<7:0>を、ダミーデータであると判断して無視する。つまり、上記のデータアウトコマンドはダミーのデータアウトコマンドである。なお、以下のデューティ比の補正は1ページ分(例えば、16kビット)のデータアウトに相当する期間に行われる。
ストローブ信号(DQS/BDQS)のトグルの生成が開始すると、当該トグルのタイミングに基づいて、メモリコントローラ2へ、パッド32<k>(第1パッド)からデータ信号DQ<k>が出力されるとともに、パッド32_bdqs(第2パッド)からストローブ信号(DQS/BDQS)が出力される。
次に、検出回路225(図4)によってDQS/BDQSのデューティ比が検出され、第2補正回路241(図4)によってDQS/BDQSのデューティ比の補正(第2校正動作)が行われる(ステップ304)。DQS/BDQSのデューティ比の補正が終了すると、続いてデータ信号DQ<0>〜DQ<7>のデューティ比の補正(第1校正動作)が順次行われる(ステップ305〜307)。つまり、第1校正動作は、複数の第1信号線の各々に供給されるデータ信号DQ<k>に対して行われる。具体的には、検出回路225によってDQ<0>〜DQ<7>の各々のデューティ比が順次検出され、第1補正回路210<0>〜210<7>(図4)によって、DQ<0>〜DQ<7>のデューティ比の補正が順次実行される。全てのDQについてデューティ比の補正が終了すると、REの信号が停止し、トグル信号が終了する(ステップ308)。そして、「SET feature」コマンド(CMD SF)が発行されることで、DCCトレーニングモードから通常動作モードに移行し(ステップ309)、デューティ比の補正が終了する(ステップ310)。
なお、図10Aでは、DQS/BDQSのデューティ比の補正の後にデータ信号DQ<0>〜DQ<7>のデューティ比の補正が行われる例を示したが、データ信号DQ<0>〜DQ<7>のデューティ比の補正の後にDQS/BDQSのデューティ比の補正が行われてもよい。
また、図10Aでは、「SET feature」コマンドによってDCCトレーニングモードに移行してから、データアウトコマンド発行が行われる構成を例示したが、この構成に限定されない。例えば、図10Bに示すように、DCCトレーニングの専用コマンドの発行(ステップ324)に基づいてデューティ比の補正が行われてもよい。
[第1補正回路210の補正動作による信号波形の変化]
図12は、一実施形態に係る半導体記憶装置の第1補正回路の動作による信号波形の変化を説明するための図である。図12には、図6に示す第1補正回路210<k>におけるノードN11、N12、N13の信号波形が示されている。また、図12では、50%よりも大きいデューティ比の信号が入力された例が示されている。また、図12では、1段目のn型トランジスタ(Tr12)の抵抗及び2段目のp型トランジスタ(Tr18)の抵抗を大きくした場合の信号波形が実線で示されている。なお、図12では、各トランジスタの抵抗が最も小さい状態(初期状態)の信号波形が点線で示されている。
まず、抵抗が可変であるトランジスタTr12、Tr14、Tr16、Tr18の抵抗が初期状態より大きくなると、これらのトランジスタを介して出力先のノードに伝わる信号に遅延が生じるため、信号波形の立ち上がり又は立ち下がりの傾斜が初期状態よりも緩やかになる(つまり、水平方向に対する角度が小さくなる)。したがって、トランジスタTr12の抵抗が初期状態より大きい場合、ノードN12に出力される信号波形の立ち下がりの傾斜311は、初期状態におけるノードN12の信号波形の立ち下がりの傾斜312に比べて緩やかである。また、傾斜312が緩やかになることで、2段目のp型トランジスタTr17がOFF状態からON状態に切り替わるタイミング313が初期状態より遅延する。また、トランジスタTr18の抵抗が初期状態より大きいため、ノードN13に出力される信号波形の立ち上がりの傾斜314は、初期状態におけるノードN13の信号波形の立ち上がりの傾斜315に比べて緩やかである。上記のように信号波形が変化した結果、ノードN13に出力される信号波形のデューティ比は、ノードN11及びN12に比べて50%に近づく。
なお、本実施形態では、シーケンサ27が全ての第1補正回路210<k>を動作させる制御をする例を示したが、シーケンサ27は第1補正回路210<k>のうち一部の第1補正回路を動作させる制御をしてもよい。
<第1実施形態の変形例>
図33〜図35を用いて、第1実施形態の変形例について説明する。第1実施形態の変形例では、第1補正回路210<k’>が、出力制御回路223と出力回路222<k’>、222<k’+1>とを接続する複数の第1信号線(信号線212<k’>、212<k’+1>)のうち一部の信号線に共通して設けられている(0≦k’≦6)。図33は、一実施形態に係る半導体記憶装置の入出力回路及びロジック制御回路の構成を説明するためのブロック図である。図34は、一実施形態に係る半導体記憶装置の校正動作を説明するためのフローチャートである。図35は、一実施形態に係る半導体記憶装置の校正動作を説明するためのタイミングチャートである。
図33に示すように、第1補正回路210<k>は2つの第1信号線に対して共通に設けられている。具体的には、第1補正回路210<0>は信号線211<0>、211<1>に対して共通に設けられている。なお、図示しないが、第1補正回路210<2>は信号線211<2>、211<3>に対して共通に接続されており、第1補正回路210<4>は信号線211<4>、211<5>に対して共通に接続されており、第1補正回路210<6>は信号線211<6>、211<7>に対して共通に接続されている。
図34及び図35に示すように、データ信号DQ<0>〜DQ<7>のデューティ比の補正(第1校正動作)が2つのデータ信号毎に行われる。つまり、2つのデータ信号DQ<0>、DQ<1>の第1補正動作は同じタイミングで行われる(ステップS305)。データ信号DQ<2>、DQ<3>の第1補正動作、データ信号DQ<4>、DQ<5>の第1補正動作、データ信号DQ<6>、DQ<7>の第1補正動作も、それぞれの第1補正動作も上記と同様に同じタイミングで行われる(ステップS306、S307)。
<第2実施形態>
第2実施形態では、第1実施形態における入出力回路22と類似した構成の入出力回路22について説明する。図13は、一実施形態に係る半導体記憶装置の入出力回路及びロジック制御回路の構成を説明するためのブロック図である。図13では、出力制御回路223<k>及び検出回路225<k>が各データ信号DQ<k>を出力する出力回路222<k>に対して個別に設けられている点において、第1実施形態に係る図4の構成とは相違する。以下の説明において、図4の構成と同様の特徴については説明を省略し、主に図4の構成と相違する点について説明する。
図13に示すように、第1補正回路210<k>と同様に、出力制御回路223<k>及び検出回路225<k>は複数設けられており、各々の第1信号線(信号線211<k>、212<k>)に対して個別に設けられている。出力制御回路223<k>は、データ信号DQ<k>_inを生成し、第1補正回路210<k>に送出する。検出回路225<k>は、対応する(kの値が同じ)第1補正回路210<k>に接続されている。検出回路225<k>は、第1補正回路210<k>からの出力(データ信号DQ<k>_c)をモニタすることにより、DQ<k>_cのデューティ比を検出する。第1補正回路210<k>は、検出回路225<k>によって検出されたDQ<k>_cのデューティ比を適正なデューティ比に補正する。
本実施形態では、出力制御回路223<k>及び検出回路225<k>が各々の第1信号線に対して個別に設けられているため、例えば、出力制御回路223<0>〜223<7>、検出回路225<0>〜225<7>、及び第1補正回路210<0>〜210<7>は、それぞれ同じタイミングで動作することができる。なお、これらの動作はシーケンサ27によって制御される。図13では、各第1補正回路210<k>に対して出力制御回路223<k>が設けられた構成を例示したが、図4と同様に1つの出力制御回路223が各第1補正回路210<k>に対してデータ信号DQ<k>_inを送出してもよい。
[校正動作の説明]
図14は、一実施形態に係る半導体記憶装置の校正動作を説明するためのフローチャートである。図14に示すフローチャートは、図10Aに示すフローチャートと類似しているが、データ信号DQ<0>〜DQ<7>のデューティ比の補正(第1校正動作)が同じタイミングで行われている点(ステップ311)において、図10Aに示すフローチャートとは相違する。ここで、データ信号DQ<0>〜DQ<7>に対する第1校正動作は、全ての校正動作が同時に行われてもよく、少なくとも一部の校正動作が同時に行われてもよい。換言すると、シーケンサ27は、複数の第1信号線(211<k>、212<k>)に対する第1校正動作を、少なくとも一部の動作が同時に実行されるように制御する。
なお、図14では、「SET feature」コマンドによってDCCトレーニングモードに移行してから、データアウトコマンド発行が行われる構成を例示したが、図10Bに示すように、DCCトレーニングの専用コマンドの発行(ステップ324)に基づいてデューティ比の補正が行われてもよい。
<第3実施形態>
第3実施形態では、第2実施形態における入出力回路22と類似した構成の入出力回路22について説明する。図15は、一実施形態に係る半導体記憶装置の入出力回路及びロジック制御回路の構成を説明するためのブロック図である。図15では、出力制御回路223_d、第2補正回路241、及び検出回路225_dが、出力回路222<k>とは独立して、ストローブ信号(DQS/BDQS)を出力する出力回路222_dqs、222_bdqsに対して設けられている点において、第2実施形態に係る図13の構成とは相違する。以下の説明において、図13の構成と同様の特徴については説明を省略し、主に図13の構成と相違する点について説明する。
図15に示すように、出力制御回路223<k>、第1補正回路210<k>、及び検出回路225<k>(第1検出回路)は第1信号線(信号線211<k>、212<k>)に対して設けられている。出力制御回路223_d、第2補正回路241、及び検出回路225_d(第2検出回路)が第2信号線(信号線211_dqs、211_bdqs)に対して設けられており、上記第1信号線には接続されていない。出力制御回路223_d、223<k>は、クロックツリー242に接続されている。また、第3パッド(パッド34_re及び34_bre)がクロックツリー242に接続されている。クロックツリー242は、第3パッドに入力された出力指示信号(RE、BRE)に基づくクロック信号を出力制御回路223_d、223<k>に供給する。
出力制御回路223_dは、ストローブ信号(DQS_in/BDQS_in)を生成し、第2補正回路241に送出する。検出回路225_dは、第2補正回路241からの出力をモニタすることにより、DQS/BDQSのデューティ比を検出する。第2補正回路241は、検出回路225_dによって検出されたDQS/BDQSのデューティ比を適正なデューティ比に補正する。第2補正回路241は、デューティ比が補正された信号DQS_c及びBDQS_cを、それぞれ出力回路222_dqs及び222_bdqsに送出する。
本実施形態では、出力制御回路223_d、第2補正回路241、及び検出回路225_dが、出力制御回路223<k>、第1補正回路210<k>、及び検出回路225<k>とは個別に設けられているため、例えば、出力制御回路223_d、223<0>〜223<7>、検出回路225_d、225<0>〜225<7>、第1補正回路210<0>〜210<7>、及び第2補正回路241は、それぞれ同じタイミングで動作することができる。なお、これらの動作はシーケンサ27によって制御される。
なお、図15では、出力制御回路223_d、第2補正回路241、及び検出回路225_dが、信号DQS及びBDQSに共通して設けられた構成を例示したが、例えば、図16に示すように、信号DQS及びBDQSのそれぞれに対して個別に出力制御回路223_dqs、223_bdqs、第2補正回路241_dqs、241_bdqs、及び検出回路225_dqs、225_bdqsが設けられていてもよい。
[校正動作の説明]
図17は、一実施形態に係る半導体記憶装置の校正動作を説明するためのフローチャートである。図17に示すフローチャートでは、DQS/BDQSのデューティ比の補正(第2校正動作)及びデータ信号DQ<0>〜DQ<7>のデューティ比の補正(第1校正動作)が同じタイミングで行われている(ステップ312)。ここで、ストローブ信号(DQS/BDQS)及びデータ信号DQ<0>〜DQ<7>に対する第1校正動作及び第2校正動作は、全ての校正動作が同時に行われてもよく、少なくとも一部の校正動作が同時に行われてもよい。
なお、図17では、「SET feature」コマンドによってDCCトレーニングモードに移行してから、データアウトコマンド発行が行われる構成を例示したが、図10Bに示すように、DCCトレーニングの専用コマンドの発行(ステップ324)に基づいてデューティ比の補正が行われてもよい。
<第4実施形態>
第4実施形態では、第3実施形態と類似した校正動作について説明する。図18は、一実施形態に係る半導体記憶装置の校正動作を説明するためのフローチャートである。図19は、一実施形態に係る半導体記憶装置の校正動作を説明するためのタイミングチャートである。図18に示すフローチャートは、図17に示すフローチャートと類似しているが、DCCトレーニングモードに移行するコマンドを発行せずに、データアウトのコマンド発行後かつデータ出力の前の期間にDQS/BDQSのデューティ比の補正(第2校正動作)及びDQ<0>〜DQ<7>のデューティ比の補正(第1校正動作)の期間が設けられている点において、第3実施形態に係る図17のフローチャートとは相違する。
図18に示すように、メモリコントローラ2から半導体記憶装置5へデータアウトのコマンド(CMD DOUT)が発行されることで、半導体記憶装置5における以後のデューティ補正動作が実行される(ステップ302)。なお、本実施形態における校正動作は、データアウトのコマンドを発行する前に図17のステップ301のDCCトレーニングモードに移行するコマンドを要しない。つまり、半導体記憶装置5〜8がデータを出力するための動作を開始するデータアウトのコマンドに基づいて、校正動作が行われる。
まず、当該データアウトのコマンドによってストローブ信号(DQS/BDQS)のトグルの生成が開始される(ステップ303)。トグルの生成が開始されると、半導体記憶装置5はデータ出力317を行う前にダミーデータ出力316を行う。このダミーデータ出力316の期間をRE Latency期間(レイテンシー期間)という。当該レイテンシー期間に、DQS/BDQSのデューティ比の補正(第2校正動作)及びデータ信号DQ<0>〜DQ<7>のデューティ比の補正(第1校正動作)が行われる。換言すると、例えば図16に示す第2補正回路241及び第1補正回路210<k>は、データアウトのコマンドが発行されてから当該コマンドに応じてデータ信号を出力するまでの間に第1校正動作及び第2校正動作を行う。ここで、ストローブ信号(DQS/BDQS)及びデータ信号DQ<0>〜DQ<7>に対する第1校正動作及び第2校正動作は、全ての校正動作が同時に行われてもよく、少なくとも一部の校正動作が同時に行われてもよい。
<第5実施形態>
第5実施形態では、第1実施形態と類似した第1補正回路について説明する。図20は、一実施形態に係る半導体記憶装置のデータ信号補正回路の構成を説明するためのブロック図である。図20の第1補正回路210<k>は、第1実施形態に係る図6の第1補正回路210<k>と類似しているが、図6では、出力回路222<k>のトランジスタTa_p<m:0>及びTa_n<m:0>に共通してトランジスタTr11〜Tr18が設けられているのに対して、図20では、トランジスタTa_p<m:0>及びTa_n<m:0>の各々に対して個別にトランジスタTr11_p〜Tr18_p又はトランジスタTr11_n〜Tr18_nが設けられている点において、両者は相違する。
図20に示すように、第1補正回路210<k>はトランジスタTa_n<m:0>に接続された遅延調整回路213_n(第1遅延調整回路)及びトランジスタTa_p<m:0>に接続された遅延調整回路213_p(第2遅延調整回路)を備えている。遅延調整回路213_pの入力はノードN11に接続されており、遅延調整回路213_pの出力は論理回路NANDa<m:0>に接続されている。遅延調整回路213_nの入力はノードN11に接続されており、遅延調整回路213_nの出力は論理回路NORa<m:0>に接続されている。なお、図20に示す論理回路NANDa<m:0>、論理回路NORa<m:0>、トランジスタTa_p<m:0>、及びトランジスタTa_n<m:0>は、図8に示す出力回路222<k>と同様の回路構成である。トランジスタTa_p<m:0>及びトランジスタTa_n<m:0>は、パッド32<k>に出力される出力インピーダンスを調整可能なp型トランジスタ及びn型トランジスタである。
遅延調整回路213_pは、トランジスタTr11_p〜Tr18_pを有している。トランジスタTr11_p〜Tr18_pの構成は、図6に示すトランジスタTr11〜Tr18の構成と同様なので、詳細な説明は省略する。トランジスタTr12_p、Tr14_p、Tr16_p、Tr18_pの抵抗の大きさは、シーケンサ27(図4参照)から送出された制御信号DAC3_p〜DAC6_pによって制御される。遅延調整回路213_nは、トランジスタTr11_n〜Tr18_nを有している。トランジスタTr11_n〜Tr18_nの構成は、図6に示すトランジスタTr11〜Tr18の構成と同様なので、詳細な説明は省略する。トランジスタTr12_n、Tr14_n、Tr16_n、Tr18_nの抵抗の大きさは、シーケンサ27(図4参照)から送出された制御信号DAC3_n〜DAC6_nによって制御される。上記のように、遅延調整回路213_n(第1遅延調整回路)及び遅延調整回路213_p(第2遅延調整回路)は、それぞれ個別に遅延を調整可能である。
遅延調整回路213_pは、図6に示す第1補正回路210<k>と同様の動作によって、ノードN11に入力された信号を遅延してノードN13_pに出力する。ノードN13_pに出力される信号の遅延は、制御信号DAC3_p〜DAC6_pによって調整することができる。遅延調整回路213_nは、ノードN11に入力された信号を遅延してノードN13_nに出力する。ノードN13_nに出力される信号の遅延は、制御信号DAC3_n〜DAC6_nによって調整することができる。
遅延調整回路213_p及び遅延調整回路213_nによって、トランジスタTa_p<m:0>及びトランジスタTa_n<m:0>を制御するタイミングが調整されることで、信号DQ<k>の立ち上がり及び立ち下がりのタイミングだけを個別に調整することができるため、パッド32<k>に出力されるDQ<k>のデューティ比を補正することができる。
<第6実施形態>
第6実施形態では、第1実施形態における入出力回路22と類似した構成の入出力回路22について説明する。図21は、一実施形態に係る半導体記憶装置の入出力回路及びロジック制御回路の構成を説明するためのブロック図である。図21では、入出力回路22がストローブ信号(DQS_in/BDQS_in)を構成する信号DQS_in及び信号BDQS_inの位相を比較する位相比較回路226及び当該位相のずれを補正する位相補正回路227を備える点において、第1実施形態に係る図4の構成とは相違する。以下の説明において、図4の構成と同様の特徴については説明を省略し、主に図4の構成と相違する点について説明する。
図21に示すように、位相比較回路226は出力制御回路223に接続されている。位相比較回路226は、出力制御回路223から送出された信号DQS_in及び信号BDQS_inの各々を受信し、信号DQS_in及び信号BDQS_inの位相を比較して、両者間のずれを判定する。位相補正回路227は、位相比較回路226及び出力回路222_dqs、222_bdqsに接続されている。位相補正回路227は、位相比較回路226による判定結果に基づいて、信号DQS_in及び信号BDQS_inを補正することができる。位相補正回路227によって補正された信号DQS_c及び信号BDQS_cは、それぞれ出力回路222_dqs及び222_bdqsに送出される。なお、位相比較回路226及び位相補正回路227の動作はシーケンサ27によって制御される。
図22は、一実施形態に係る半導体記憶装置の位相補正を説明するための概念図である。図22の(A)に示すように、信号DQSと信号BDQSとの位相にずれがあると、信号DQSと信号BDQSとが交差する電圧(Vox)にばらつきが生じる。理想的には、交差電圧Voxは信号DQS及び信号BDQSの“L”レベル及び“H”レベルの各々電圧値の半分の値(VCCQ/2)である。交差電圧Voxにばらつきがあると、DQS/BDQSのデューティ比の悪化だけでなく、デューティ比の校正動作にも悪影響を及ぼす。本実施形態では、図22の(A)のようにVoxがVCCQ/2からずれている場合、信号DQS又は信号BDQSを遅延させることで、図22の(B)のように交差電圧VoxをVCCQ/2になるように調整することができる。
[校正動作の説明]
図23は、一実施形態に係る半導体記憶装置の校正動作及び位相補正動作を説明するためのフローチャートである。図23のフローチャートは、第1実施形態に係る図10Aのフローチャートと類似しているが、トグル信号の終了(ステップ308)と通常動作モードへの移行(ステップ309)との間でDQS及びBDQSの位相差比較及び位相補正が行われる点において相違する。
図23のフローチャートでは、ステップ308でトグル信号が終了した後に、半導体記憶装置5は、メモリコントローラ2から「SET feature」コマンドを受信し、位相差補正モードに移行する(ステップ321)。続いて、メモリコントローラ2から半導体記憶装置5へ位相差補正コマンドが発行される(ステップ322)。当該位相差補正コマンドをトリガとして、位相比較回路226が信号DQS_in及び信号BDQS_inの位相を比較し、位相比較回路226の比較結果に基づいて位相補正回路227が位相のずれを補正する(ステップ323)。信号DQS_in及び信号BDQS_inの位相のずれの補正が完了すると、通常動作モードへ移行する(ステップ309)。
[位相比較回路及び位相補正回路の構成]
図24は、一実施形態に係る半導体記憶装置の位相比較回路の構成を説明するためのブロック図である。図24に示すように、位相比較回路226は、第1クロックドインバータ230(230_dqs、230_bdqs)、第2クロックドインバータ231(231_dqs、231_bdqs)、インバータ232(232_dqs、232_bdqs)、インバータ233(233_dqs、233_bdqs)、及びDフリップフロップ(DFF)234を有する。位相補正回路227(227_dqs、227_bdqs)は、位相比較回路226に組み込まれており、第1クロックドインバータ230及び第2クロックドインバータ231の各々の出力端子に接続されている。
第1クロックドインバータ230にはトリガ信号(TRIGGER)が入力される。当該トリガ信号は、位相差補正コマンドに基づいて生成される。第2クロックドインバータ231には第2信号線(信号線211_dqs、211_bdqs)が接続されており、信号DQS_in及び信号BDQS_inが入力される。つまり、位相比較回路226及び位相補正回路227は第2信号線に接続されている、ということができる。第1クロックドインバータ230及び第2クロックドインバータ231は、互いに反転した制御信号EN/ENnによって制御される。つまり、第1クロックドインバータ230が動作する場合、第2クロックドインバータ231は動作せず、第1クロックドインバータ230が非動作の場合、第2クロックドインバータ231が動作する。
制御信号ENの制御によって有効状態の第1クロックドインバータ230にトリガ信号が入力されると、第1クロックドインバータ230_dqsによって出力された信号がインバータ233_dqsから信号DQS_cの代わりに出力され、第1クロックドインバータ230_bdqsによって出力された信号がインバータ233_bdqsから信号BDQS_cの代わりに出力される。インバータ233_dqs及び233_bdqsからの出力は、それぞれDFF234の入力D及び入力CKに入力される。DFF234は、入力CKが“L”レベルから“H”レベルに変位したときの入力Dの値を出力QにFLAG信号として出力する。
上記の構成を換言すると、位相比較回路226は、2つの第2信号線(信号線211_dqs、211_bdqs)を介して、1つのトリガ信号(TRIGGER)に基づく信号(第1クロックドインバータ230の出力信号)をDFF234に入力する。そして、位相補正回路227は、DFF234によって出力されたフラグ(FLAG信号)に基づいて、信号DQS_in及び信号BDQS_inの少なくともいずれか一方の位相を補正する。
図25及び図26は、一実施形態に係る半導体記憶装置の位相比較回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。図25は信号BDQS_cが信号DQS_cに対して遅延している場合のタイミングチャートであり、図26は信号DQS_cが信号BDQS_cに対して遅延している場合のタイミングチャートである。図25及び図26を用いて、図24の位相比較回路226の動作について説明する。
位相差補正コマンドが発行されると、制御信号ENが“L”レベルから“H”レベルに変位し、制御信号ENnが“H”レベルから“L”レベルに変位する。つまり、第1クロックドインバータ230が有効状態になり、第2クロックドインバータ231が無効状態になる。次に、トリガ信号が“L”レベルから“H”レベルに変位する。当該トリガ信号は、第1クロックドインバータ230、位相補正回路227、及びインバータ232、233を介してDFF234に入力される。
図25に示すように、信号BDQS_cが信号DQS_cに対して遅延している場合、入力CKに入力された信号BDQS_cが“L”レベルから“H”レベルに変位したとき、入力Dに入力された信号DQS_cは“H”レベルなので、FLAG信号は“L”レベルから“H”レベルに変位する。
図26に示すように、信号DQS_cが信号BDQS_cに対して遅延している場合、入力CKに入力された信号BDQS_cが“L”レベルから“H”レベルに変位したとき、入力Dに入力された信号DQS_cは“L”レベルなので、FLAG信号は変位せず“L”レベルのままである。
つまり、位相比較回路226のDFF234の出力Qから出力されるFLAG信号が“H”レベルであれば、信号BDQS_cが信号DQS_cに対して遅延しており、逆にFLAG信号が“L”レベルであれば、信号DQS_cが信号BDQS_cに対して遅延していると判定される。位相比較回路226の判定結果に応じて、位相補正回路227は信号DQS_in又は信号BDQS_inを遅延させ、両者の位相のずれを補正する。
図27は、一実施形態に係る半導体記憶装置の位相比較回路の動作を説明するためのフローチャートである。まず、位相差補正コマンドの発行に基づいて、信号DQSと信号BDQSとの間の位相差を補正する動作が開始する(ステップ401)。続いて、トリガ信号がON状態になる(“L”レベル→“H”レベル)(ステップ402)。続いて、当該トリガ信号に基づくFLAG信号の判定が行われる(ステップ403)。この判定によって、FLAG信号が“H”レベルであれば(ステップ403の「Y」)、位相補正回路227_dqsを動作させ、DQS_cを遅延させる(DQS遅延+1)(ステップ404)。次にトリガ信号が再度ON状態になると(ステップ405)、再度当該トリガ信号に基づくFLAG信号の判定が行われる(ステップ406)。この判定によって、FLAG信号が“L”レベルであれば(ステップ406の「Y」)、上記の位相差補正の動作は終了する(ステップ410)。一方、FLAG信号が“H”レベルであれば(ステップ406の「N」)、ステップ404に戻り、DQS_cを遅延させる。
上記のステップ403の判定によって、FLAG信号が“L”レベルであれば(ステップ403の「N」)、位相補正回路227_bdqsを動作させ、BDQS_cを遅延させる(BDQS遅延+1)(ステップ407)。次にトリガ信号が再度ON状態になると(ステップ408)、再度当該トリガ信号に基づくFLAG信号の判定が行われる(ステップ409)。この判定によって、FLAG信号が“H”レベルであれば(ステップ409の「Y」)、上記の位相差補正の動作は終了する(ステップ410)。一方、FLAG信号が“L”レベルであれば(ステップ409の「N」)、ステップ407に戻り、BDQS_cを遅延させる。
上記の動作によって、信号DQS_in及び信号BDQS_inの位相のずれを補正することができる。
なお、図23では、「SET feature」コマンドによってDCCトレーニングモード及び位相差補正モードに移行してから、それぞれデータアウトコマンド発行及び位相差補正コマンド発行が行われる構成(図23のステップ321〜323)を例示したが、この構成に限定されない。例えば、図28に示すように、半導体記憶装置5は、メモリコントローラ2からのDCCトレーニングの専用コマンドの発行(ステップ324)に基づいてデューティ比の補正を行い、位相差補正の専用コマンドの発行(ステップ325)に基づいて位相差補正を行ってもよい。
<第7実施形態>
第7実施形態では、第1実施形態における入出力回路22と類似した構成の入出力回路22について説明する。図29は、一実施形態に係る半導体記憶装置の入出力回路及びロジック制御回路の構成を説明するためのブロック図である。図29では、入出力回路22がストローブ信号(DQS_in/BDQS_in)を構成する信号DQS_in及び信号BDQS_inの位相を比較するためのループバック制御カウンタ回路228及び当該位相のずれを補正する位相補正回路227を備える点において、第1実施形態に係る図4の構成とは相違する。以下の説明において、図4の構成と同様の特徴については説明を省略し、主に図4の構成と相違する点について説明する。
図29に示すように、ループバック制御カウンタ回路228は出力制御回路223に接続されている。ループバック制御カウンタ回路228は、出力制御回路223から送出された信号DQS_in及び信号BDQS_inの各々を受信し、信号DQS_in及び信号BDQS_inの各々をループバック(発振)させ、それらの発振回数のカウント数を比較することで、両者間の位相のずれを判定する。位相補正回路227は、ループバック制御カウンタ回路228及び出力回路222_dqs、222_bdqsに接続されている。位相補正回路227は、ループバック制御カウンタ回路228による判定結果に基づいて、信号DQS_in及び信号BDQS_inの少なくともいずれか一方を補正する。位相補正回路227によって補正された信号DQS_c及び信号BDQS_cは、それぞれ出力回路222_dqs及び222_bdqsに送出される。なお、ループバック制御カウンタ回路228及び位相補正回路227の動作はシーケンサ27によって制御される。
[位相比較回路及び位相補正回路の構成]
図30は、一実施形態に係る半導体記憶装置の位相比較回路の構成を説明するためのブロック図である。図30に示すように、ループバック制御カウンタ回路228は、第1クロックドインバータ230(230_dqs、230_bdqs)、第2クロックドインバータ231(231_dqs、231_bdqs)、インバータ232(232_dqs、232_bdqs)、インバータ233(233_dqs、233_bdqs)、及びカウンタ回路235(235_dqs、235_bdqs)を有する。位相補正回路227(227_dqs、227_bdqs)は、ループバック制御カウンタ回路228に組み込まれており、第1クロックドインバータ230及び第2クロックドインバータ231の各々の出力端子に接続されている。
第1クロックドインバータ230及び第2クロックドインバータ231は、互いに反転した制御信号LB_EN/LB_ENnによって制御される。つまり、第1クロックドインバータ230が動作する場合、第2クロックドインバータ231は動作せず、第1クロックドインバータ230が非動作の場合、第2クロックドインバータ231が動作する。制御信号LB_EN/LB_ENnは位相差補正コマンドに基づいて切り替えられる。
通常動作モードでは、制御信号LB_ENnが有効、制御信号LB_ENが無効である。位相差補正コマンドが発行され、位相差補正モードになると、制御信号LB_ENnが無効になり、制御信号LB_ENが有効になる。このように位相差補正モードでは、信号DQS_c及び信号BDQS_cの各々について、奇数段のインバータ(例えば、インバータ232、233、及び第1クロックドインバータ230)が直列に接続された2つの発振回路が形成される。上記のようにして2つの発振回路が形成されると、各々の発振回路で自己発振する。
カウンタ回路235_dqs及び235_bdqsは、それぞれ信号DQS_c及び信号BDQS_cの発振回数をカウントする。カウンタ回路235は上記発振回路の発振経路に接続されており、カウント信号COUNT_ENによって有効/無効を制御される。
図31は、一実施形態に係る半導体記憶装置のループバック制御カウンタ回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。位相差補正コマンドが発行されると、制御信号LB_ENが“L”レベルから“H”レベルに変位し、制御信号LB_ENnが“H”レベルから“L”レベルに変位する。つまり、第1クロックドインバータ230が有効状態になり、第2クロックドインバータ231が無効状態になることで、信号DQS及び信号BDQSの各々の2つの経路について発振回路が形成される。そしてこれらの発振回路において自己発振が開始することで、信号DQS_c及び信号BDQS_cのトグルが開始される。次に、カウント信号COUNT_ENが“L”レベルから“H”レベルに変位し、カウンタ回路235によって、上記発振回路の発振回数のカウントが行われる。
図32は、一実施形態に係る半導体記憶装置のループバック制御カウンタ回路の動作を説明するためのフローチャートである。まず、位相差補正コマンドの発行に基づいて、信号DQS_cと信号BDQS_cとの間の位相差を補正する動作が開始し、上記発振回路(ループバック)が形成される(ステップ411)。続いて、所定の期間において、カウンタ回路235_dqs及び235_bdqsによる発振回数のカウントが行われる(ステップ412)。カウンタ回路235_dqsによる信号DQS_cの発振回数のカウント数(DQSカウント)が、カウンタ回路235_bdqsによる信号BDQS_cの発振回数のカウント数(BDQSカウント)よりも多い場合(ステップ413の「Y」)、位相補正回路227_dqsを動作させ、DQS_cを遅延させる(DQS遅延+1)(ステップ414)。続いて発振回数のカウントが行われ(ステップ415)、再度カウンタ回路235_dqs及び235_bdqsによる発振回数のカウントが行われる(ステップ416)。このカウントによって、BDQSカウントがDQSカウントよりも多い場合(ステップ416の「Y」)、上記の位相差補正の動作は終了する(ステップ420)。一方、BDQSカウントがDQSカウントよりも少ない場合(ステップ416の「N」)、ステップ414に戻り、DQS_cを遅延させる。
上記のステップ413の判定によって、DQSカウントがBDQSカウントよりも少ない場合(ステップ413の「N」)、位相補正回路227_bdqsを動作させ、BDQS_cを遅延させる(BDQS遅延+1)(ステップ417)。続いて発振回数のカウントが行われ(ステップ418)、再度カウンタ回路235_dqs及び235_bdqsによる発振回数のカウントが行われる(ステップ419)。このカウントによって、DQSカウントがBDQSカウントよりも多い場合(ステップ419の「Y」)、上記の位相差補正の動作は終了する(ステップ420)。一方、DQSカウントがBDQSカウントよりも少ない場合(ステップ419の「N」)、ステップ417に戻り、BDQS_cを遅延させる。
上記のように、位相補正回路227は、カウンタ回路235のカウント数に基づいて、信号DQS_in及び信号BDQS_inの少なくともいずれか一方の位相のずれを補正することができる。
なお、第6実施形態及び第7実施形態で説明した位相補正回路227は、メモリコントローラ2に設けられていてもよい。つまり、入出力回路22に設けられた位相比較回路226又はループバック制御カウンタ回路228によって信号DQS及び信号BDQSの位相比較が行われ、その比較結果に応じてメモリコントローラ2で両者の位相のずれが補正されてもよい。そして、位相が補正された信号DQS及び信号BDQSが入出力回路22に入力されてもよい。
1:メモリシステム、 2:メモリコントローラ、 3:パッケージ、 4:パワーマネージャ、 5〜8:半導体記憶装置、 9:基準抵抗、 10:メモリコントローラ、 11:プロセッサ、 12:内蔵メモリ、 13:インタフェース回路、 14:バッファメモリ、 15:ホストインタフェース回路、 21:メモリセルアレイ、 22:入出力回路、 23:校正回路、 24:ロジック制御回路、 25:温度センサ、 26:レジスタ、 27:シーケンサ、 28:電圧生成回路、 29:ドライバセット、 30:ロウデコーダ、 31:センスアンプ、 32:入出力用パッド群、 33:校正用パッド、 34:ロジック制御用パッド群、 201〜203:信号線、 210:第1補正回路、 211、212:信号線、 213:遅延調整回路、 221:入力回路、 222:出力回路、 223:出力制御回路、 224:制御回路、 225:検出回路、 226:位相比較回路、 227:位相補正回路、 228:ループバック制御カウンタ回路、 230:第1クロックドインバータ、 231:第2クロックドインバータ、 232、233:インバータ、 235:カウンタ回路、 241:第2補正回路、 242:クロックツリー、 311、312、314、315:傾斜、 313:タイミング、 316:ダミーデータ出力、 317:データ出力

Claims (16)

  1. 第1信号線を介して、メモリコントローラとデータ信号を送受信可能な第1パッドと、
    第2信号線を介して、前記メモリコントローラと、前記データ信号の送受信タイミングを規定するストローブ信号を送受信可能な第2パッドと、
    第3信号線を介して、前記メモリコントローラから、前記データ信号の送信を指示する出力指示信号を受信する第3パッドと、を有し、
    前記メモリコントローラからコマンドを受信すると、
    前記メモリコントローラから出力される前記出力指示信号に基づく前記ストローブ信号のトグルタイミングに基づいて、
    前記メモリコントローラへ、前記第1パッドから前記データ信号を出力するとともに、前記第2パッドから前記ストローブ信号を出力し、
    前記データ信号を校正する第1校正動作と、
    前記ストローブ信号を校正する第2校正動作と、を行うことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記第1信号線及び前記第1パッドは複数設けられ、
    前記第1校正動作は、複数の前記第1信号線の各々に供給される前記データ信号に対して行われる、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記出力指示信号に基づいて前記ストローブ信号を生成する出力制御回路と、
    前記第1信号線に接続され、前記データ信号が変位するタイミングの基準からの第1差分を検出する検出回路と、
    前記第1信号線に接続され、前記第1差分に基づいて、前記第1校正動作を行う第1補正回路と、をさらに有する、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記第2校正動作を行う第2補正回路をさらに有し、
    前記検出回路は前記第2信号線に接続され、前記ストローブ信号が変位するタイミングの基準からの第2差分を検出し、
    前記第2補正回路は、前記第2差分に基づいて、前記第2校正動作を行う、請求項3に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記第1信号線は複数設けられ、
    前記検出回路及び前記第1補正回路は、複数の前記第1信号線のうち2以上の前記第1信号線に接続されている、請求項3に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記第1信号線は複数設けられ、
    前記検出回路及び前記第1補正回路は、複数の前記第1信号線の各々に接続されている、請求項3に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記出力制御回路、前記検出回路、及び前記第1補正回路を制御するシーケンサをさらに有し、
    前記第1信号線は複数設けられ、
    前記検出回路及び前記第1補正回路は、複数の前記第1信号線の各々に接続され、
    前記シーケンサは、前記第2差分の検出と、複数の前記第1差分の検出とを、それぞれ異なるタイミングで実行するように制御する、請求項4に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記出力制御回路、前記検出回路、及び前記第1補正回路を制御するシーケンサをさらに有し、
    前記第1信号線は複数設けられ、
    前記検出回路及び前記第1補正回路は、複数の前記第1信号線の各々に接続され、
    前記シーケンサは、前記検出回路による検出及び前記第1校正動作を実行する前記第1信号線を選択可能に制御する、請求項4に記載の半導体記憶装置。
  9. 前記第1信号線、前記検出回路、及び前記第1補正回路は複数設けられ、
    前記検出回路及び前記第1補正回路は、複数の前記第1信号線の各々に設けられている、請求項3に記載の半導体記憶装置。
  10. 前記出力制御回路、前記検出回路、及び前記第1補正回路を制御するシーケンサをさらに有し、
    前記シーケンサは、複数の前記第1信号線に対する前記第1校正動作を、少なくとも一部の動作が同時に実行されるように制御する、請求項9に記載の半導体記憶装置。
  11. 第2補正回路と、
    前記出力制御回路、前記検出回路、前記第1補正回路、及び前記第2補正回路を制御するシーケンサと、をさらに有し、
    前記検出回路は、第1検出回路及び第2検出回路を有し、
    前記第1検出回路は、前記第1差分を検出し、
    前記第2検出回路は、前記第2信号線に接続され、前記ストローブ信号が変位するタイミングの基準からの第2差分を検出し、
    前記第2補正回路は、前記第2差分に基づいて、前記第2校正動作を行い、
    前記第1信号線、前記第1検出回路、及び前記第1補正回路は複数設けられ、
    前記第1検出回路及び前記第1補正回路は、複数の前記第1信号線の各々に設けられ、
    前記シーケンサは、
    複数の前記第1信号線に対する前記第1校正動作と、前記第2信号線に対する前記第2校正動作と、の動作の少なくとも一部が同時に実行されるように制御する、請求項9に記載の半導体記憶装置。
  12. 前記第1補正回路は、前記コマンドを受信してから、前記データ信号を出力するまでの間に、前記第1校正動作を行う、請求項3に記載の半導体記憶装置。
  13. 前記出力制御回路は、前記ストローブ信号を前記メモリコントローラに出力する出力回路を有し、
    前記出力回路は、それぞれ出力インピーダンスを調整可能なn型トランジスタ及びp型トランジスタを備え、
    前記第1補正回路は、第1遅延調整回路及び第2遅延調整回路を備え、
    前記第1遅延調整回路は前記n型トランジスタに接続され、
    前記第2遅延調整回路は前記p型トランジスタに接続され、
    前記第1遅延調整回路及び前記第2遅延調整回路は、それぞれ個別に遅延を調整可能である、請求項3に記載の半導体記憶装置。
  14. 前記メモリコントローラに前記ストローブ信号を出力する2つの前記第2信号線に接続され、前記ストローブ信号の各々の位相を比較する位相比較回路と、
    2つの前記第2信号線に接続され、前記ストローブ信号の各々の位相を補正可能な位相補正回路と、をさらに有する、請求項3に記載の半導体記憶装置。
  15. 前記位相比較回路は、2つの前記第2信号線を介して1つのトリガ信号に基づく信号をDフリップフロップに入力し、
    前記位相補正回路は、前記Dフリップフロップによって出力されたフラグに基づいて、前記ストローブ信号の少なくともいずれか一方の位相を補正する、請求項14に記載の半導体記憶装置。
  16. 前記位相比較回路は、各々の前記第2信号線に対する発振回路と、前記発振回路の発振回数をカウントするカウンタ回路とを有し、
    前記位相補正回路は、前記カウンタ回路のカウント数に基づいて、前記ストローブ信号の少なくともいずれか一方の位相を補正する、請求項14に記載の半導体記憶装置。
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