JP2021134682A - 排気ターボ過給機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウェイストゲートバルブが吸気作動式のアクチュエータによって駆動される 排気ターボ過給機において、組み付けの作業性を向上させる。【解決手段】排気ターボ過給機は、ウェイストゲートバルブ12が内蔵されたタービンハウジング1と、回転軸6を回転自在に保持するタービンハウジング1と、正圧吸気作動式のアクチュエータ18が固定されたアクチュエータ用ブラケット30とを備えている。コンプレッサハウジング4と軸受ハウジング5とは、複数枚の押さえプレート29と、アクチュエータ用ブラケット30とを介して締結されている。すなわち、アクチュエータ用ブラケット30が押さえプレート29の機能を兼用している。これにより、ボルト32の本数と押さえプレート29の個数とを低減して組み付けの作業性を向上できる。軽量化によって燃費を低減することもできる。アクチュエータ18の組み付け精度も向上できる。【選択図】図6

Description

本願発明は、自動車用等の内燃機関に搭載される排気ターボ過給機に関するものである。
内燃機関において、出力向上等のために排気ターボ過給機が使用されている。このターボ過給機は、一般に、タービン翼が配置されると共にウェイストゲートバルブが内蔵されたタービンハウジングと、コンプレッサ翼が配置されたコンプレッサハウジングと、両者の間に位置した軸受ハウジングとを備えている。軸受ハウジングは、タービンハウジングに一体化されている場合とタービンハウジングとは別体になっている場合とがあるが、コンプレッサハウジングは、構造上の制約から軸受ハウジングとは別体になっており、コンプレッサハウジングと軸受ハウジングとはボルトで締結されている。
軸受ハウジングとタービンハウジング又はコンプレッサハウジングとを締結する手段は幾通りかあるが、タービンハウジング及びコンプレッサハウジングを例にとると、両者の外周部が軸方向に嵌まり合うように形成して、両者の露出部に押さえプレートを重ね合わせて、押さえプレート(クランププレート)を介してボルトで締結することが行われている(例えば特許文献1)。
特許文献1では、押さえプレートは取付板の名称になっていてリング状の形態を成しているが、押さえプレートを周方向に離間した複数枚に分離したワッシャ形式に構成している場合もあり、このように押さえプレートを複数枚に分離すると、一方のハウジングに形成した環状溝に押さえプレートの一部を嵌め込みできるため、全体をコンパクト化しつつ必要な押さえ代を確保して高い締結強度を保持できる利点がある。
他方、過給圧を制御するウェイストゲートバルブはアクチュエータで駆動されるが、アクチュエータは吸気で作動する方式のものが多用されており、この吸気作動式アクチュエータは、特許文献2に開示されているように、一般に、ブラケットを介してコンプレッサハウジングに固定されている。
また、特許文献2にも開示されているが、アクチュエータの動きはロッドを介してウェイストゲートバルブに伝えられる。すなわち、ウェイストゲートバルブの支軸はタービンハウジングに回転自在に保持されており、支軸の外向き突出部にリンクを固定し、リンクとロッドとをピンで連結することにより、ロッドの進退動によってウェイストゲートバルブを開閉させるようになっている。
特開昭63−143326号公報 特開平07−189722号公報
複数の押さえプレートを使用してコンプレッサハウジングと軸受ハウジングとを締結すると、上記したような効果の他に、押さえプレートの弾性変形を利用して締結することにより、緩みを防止できる利点もあるが、コンプレッサハウジングと軸受ハウジングとを押さえプレートによって固定しつつ、アクチュエータ用ブラケットをコンプレッサハウジングに固定する構成では、締結箇所が多くて組み付け作業に手間がかかる問題や、押さえプレートとアクチュエータ用ブラケットとが近接して配置されているため、寸法の取り合いなどが面倒になりやすいといった問題があった。
また、アクチュエータの動きはロッドを介してウェイストゲートバルブに伝えられるが、コンプレッサハウジングと軸受ハウジングとの取り付け誤差により、アクチュエータとウェイストゲートバルブとの位置決めが不正確になりやすいという問題があり、そこで従来は、いったん組み付けてから、ウェイストゲートバルブを閉じた状態(又は開いた状態)に保持してリンクと支軸とを溶接するようにしており、この面でも組み付けに手間がかかっていた。
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
本願発明の排気ターボ過給機は、
「ウェィストゲートバブルが内蔵されたタービンハウジングと、コンプレッサスクロール室が形成されたコンプレッサハウジングと、前記タービンハウジングとコンプレッサハウジングとの間に位置した軸受ハウジングと、吸気で作動するアクチュエータが固定されたアクチュエータ用ブラケットとを備えており、
前記コンプレッサハウジングと軸受ハウジングとは別体であり、これらの外周部が、周方向に離間して配置された複数枚の押さえプレートをボルトで引き付けることによって締結されている」
という基本構成において、
「前記複数枚の押さえプレートのうちの一部が前記アクチュエータ用ブラケットで兼用されている」
という特徴を備えている。
この場合、アクチュエータ用ブラケットは1本のボルトで固定してもよいし、実施形態のように複数本のボルトで固定してもよい。換言すると、アクチュエータ用ブラケットは1枚の押さえプレートに兼用してもよいし、1つのアクチュエータ用ブラケットで複数枚の押さえプレートを兼用してもよい。
本願発明では、アクチュエータ用ブラケットが押さえプレートを兼用しているため、アクチュエータ用ブラケットをコンプレッサハウジングに固定していたボルトが不要になる。従って、排気ターボ過給機全体としてボルト締結箇所を減らして組み付けの手間を軽減できる。また、ボルト及び押さえプレートが減ることにより、それだけコストを抑制できると共に、軽量化による燃費向上にも貢献できる。
また、アクチュエータ用ブラケットは軸受ハウジングに固定されたのと同じ状態になるため、コンプレッサハウジングと軸受ハウジングとの組み付け誤差によってアクチュエータとウェイストゲートバルブとの位置関係の誤差が広がることを防止して、アクチュエータ及びウェイストゲートバルブの組み付け精度を向上できる。これにより、従来のようなリンクと支軸との溶接工程を無くすことが可能になる。
特に、実施形態のように軸受ハウジングがタービンハウジングに一体化されていると、軸受ハウジングとタービンハウジングとの間での組み付け誤差はなくなるため、アクチュエータとウェイストゲートバルブとの位置決め機能を向上できて好適である。
また、押さえプレートが重なる部位は、その性質上、フライス加工などで精密に仕上げられているため、アクチュエータ用ブラケットの組み付け精度を向上できる利点もあり、この面でも、アクチュエータとウェイストゲートバルブとの組み付け精度向上に貢献できる。
押さえプレートを複数枚に分離した場合、振動によってコンプレッサハウジングと軸受ハウジングとにこれを相対回転させるような外力が作用したときに押さえプレートがボルトの軸心まわりに回動して、ボルトに緩みが発生することがあるが、実施形態のように、アクチュエータ用ブラケットを複数本のボルトで締結すると、アクチュエータ用ブラケットの回動が規制されるため、ボルトの緩み防止効果を向上できる利点もある。
実施形態に係る排気ターボ過給機の正面図である。 排気ターボ過給機の背面図である。 図1のIII-III 視右側面図である。 図1の IV-IV視左側面図である。 排気ターボ過給機の平面図である。 (A)は図1のVIA-VIA視図、(B)は(A)のB−B視断面図である。 (A)は図6のVIIA-VIIA視断面図、(B)は(A)からブラケット及びボルトを無くした状態の図である。 図6のVIII-VIII視断面図である。
(1).基本構造
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は自動車用内燃機関の排気ターボ過給機に適用している。まず、基本構造を説明する。内燃機関との関係での方向について述べると、図1を正面図としているが、これは、シリンダヘッド(図示せず)の吸気側面と対向した方向から見た状態である。従って、クランク軸線方向は左右方向になり、シリンダヘッドの幅方向は前後方向になる。
図1,2から理解できるように、排気ターボ過給機は、排気ガスで駆動されるタービン翼2が配置されたタービンハウジング1と、図1,3から理解できるように、コンプレッサ翼3が配置されたコンプレッサハウジング4と、両者の間に位置した軸受ハウジング5とを備えている。タービン翼2は回転軸6の一端部に固定されて、コンプレッサ翼3は回転軸6の他端部に固定されている。従って、各ハウジング1,4,5は左右方向に並んでいる。
図2に示すように、タービンハウジング1には、シリンダヘッド又は排気マニホールド(図示せず)に固定される入り口側フランジ7が形成されており、入り口側フランジ7には、排気ガスが流入する排気ガス入口通路8が後ろ向きに開口している。排気ガス入口通路8は、タービン翼2を囲うタービン側スクロール室(図示ぜず)に連通しており、タービン側スクロール室は、図3に示す排気ガス出口通路9と連通している。排気ガス出口通路9は、左右方向に向いた出口側フランジ10に開口している。
従って、タービンハウジング1は、タービン側スクロール室を囲うドラム状部1a(図1参照)と、排気ガス入口通路8が形成された筒状部1b(図3参照)と、ドラム状部1a及び筒状部1bからコンプレッサハウジング4と反対側に張り出したサイド部1cとを備えており、サイド部1cに、排気ガスを排気ガス入口通路8から排気ガス出口通路9にリークさせるウェイストゲート通路11(図3参照)が形成されている。ウェイストゲート通路11の終端はウェイストゲートバルブ12で開閉される。
図3に示すように、ウェイストゲートバルブ12にはアーム12aが固定されており、アーム12aには前後長手の支軸13が固定されている。支軸13はタービンハウジング1のサイド部1cに回転自在に保持されており、外向きに突出した部位にリンク14が固定されている。また、図3に示すように、タービンハウジング1のサイド部1cには、支軸13を回転自在に保持する軸受け穴15が形成されている。
図2に示すように、リンク14は上下長手の姿勢であり、その上端部が支軸13に固定されて、下端部には、左右長手のロッド16の先端部が前後長手のピン17によって相対回動可能に連結されている。
ロッド16は、コンプレッサハウジング4に固定されたアクチュエータ18の弁体(図示せず)に固定されている。アクチュエータ18は、排気ターボ過給機で発生した正圧の吸気によって作動するタイプであり(負圧作動式であってもよい)、ドラム状のケースの内部にダイヤフラム式の弁体が配置されて、弁体にロッド16の基端が固定されている。
ロッド16は若干傾動できる。従って、リンク14をピン17で連結しただけでも、ロッド16の進退動とリンク14の回動とが許容されている。なお、アクチュエータ18の制御(すなわち、ウェイストゲートバルブ12の開閉制御)は、電磁式の過給圧制御バルブ(VSV)によって行われるようになっており、過給圧制御バルブはアクチュエータ18に一体化されている。
コンプレッサハウジング4の内部にはコンプレッサスクロール室19(図6〜8参照)が形成されており、コンプレッサスクロール室19に吸気を送る吸気入り口20(図2参照)が軸心方向に開口している。コンプレッサスクロール室19で加圧された吸気は、回転軸心と交叉した方向に開口した吸気出口21(例えば図4)から排出される。図6(B)〜図8に一部のみを示しているが、コンプレッサハウジング4は、コンプレッサスクロール室19を形成するためのインナープレート22を備えている。従って、コンプレッサハウジング4はアルミダイキャスト品を採用できる。
例えば図3から明瞭に把握できるように、本実施形態では、タービンハウジング1の筒状部1bは入り口側フランジ7から斜め上向きに延びており、タービンスクロール室やタービン翼2は入り口側フランジ7よりも上に配置されている。従って、本実施形態の排気ターボ過給機は、排気ガスが上向きに流れる上巻き方式になっている。
また、本実施形態において、タービンハウジング1と軸受ハウジング5とはアルミの鋳造品として一体化されており、また、コンプレッサハウジング4はアルミのダイキャスト品である(鋳造品であってもよい。)。そこで、図1〜4に示すように、タービンハウジング1には冷却水ジャケット(図示せず)を形成しており、タービンハウジング1の下端には冷却水入り口ポート23を設けて、タービンハウジング1の下端には冷却水出口ポート24を設けている。
また、軸受ハウジング5には、回転軸6を回転自在に保持する軸受け部(図示せず)が形成されており、そこで、軸受ハウジング5には、オイル入り口25a(図5参照)が上向きに開口していると共に、オイル出口25b(図1,3,4(B)参照)が下向きに開口している。
(2).コンプレッサハウジング4と軸受ハウジング5との締結構造等
コンプレッサハウジング4は、その外周部が4か所の部位において軸受ハウジング5に固定されている。そこで、図4に示すように、コンプレッサハウジング4の外周部に、四方に突出した山形の張り出し部26が形成されている。なお、コンプレッサハウジング4と軸受ハウジング5との締結箇所は4か所には限らず、3箇所または4か所以上の箇所で締結してもよい。
図6(B)や図7に示すように、軸受ハウジング5の端部5aはコンプレッサハウジング4に形成された凹所27にきっちりと嵌合しており、張り出し部26は軸受ハウジング5の外側にはみ出している。そして、軸受ハウジング5の外周部のうちコンプレッサハウジング4と近接した部位に環状溝28(図1も参照)を形成し、この環状溝28に基部を嵌め入れた2枚の押さえプレート29とアクチュエータ用ブラケット30とを介して、軸受ハウジング5がコンプレッサハウジング4に4本のボルト32で締結されている(クランプされている。)。
アクチュエータ用ブラケット30は、その内周は円弧状になっている一方、外周は略直交した姿勢になっており、全体としてL形になっている。そして、軸受ハウジング5を外周側から囲うように配置されて、内周部は環状溝28に入り込んでいる。また、アクチュエータ用ブラケット30の外周には、タービンハウジング1の方向に突出したリブ30aを形成している。リブ30aの存在により、断面係数を増大させて剛性を向上できる。
アクチュエータ18は、アクチュエータ用ブラケット30のうちコーナー部でかつタービンハウジング1と反対側の側面にビス(図非せず)が固定されているが、コーナー部はリブ30aによって補強されているため、アクチュエータ18を安定的に保持できる。アクチュエータ用ブラケット30には、ロッド16が挿通する逃がし穴31を空けている。
押さえプレート29はクランプ機能のみを有している一方、アクチュエータ用ブラケット30は、アクチュエータ18を固定する機能とコンプレッサハウジング4を固定する機能とを併有している。すなわち、アクチュエータ18を固定するためのアクチュエータ用ブラケット30が、コンプレッサハウジング4と軸受ハウジング5との締結手段である押さえプレートを兼用している。
押さえプレート29は略台形に形成されている一方、アクチュエータ用ブラケット30は、既述のとおり、軸方向から見て略L字形になっている。いずれにおいても、タービンハウジング1に向いた面にナット33を脱落不能で回転不能に保持しており、ボルト32をナット33にねじ込むことにより、軸受ハウジング5をコンプレッサハウジング4に押さえ固定している。なお、ナット33を使用せずに、アクチュエータ用ブラケット30にバーリング部を形成してこれに雌ねじを形成することも可能である。
図7に示すように、環状溝28をコンプレッサハウジング4の端面4aよりも僅かの寸法Eだけコンプレッサハウジング4から離すことにより、環状溝28の内側面とコンプレッサハウジング4の端面4aとの間に寸法Eの段差を形成している。すると、図7(A)や図8に示すように、押さえプレート29及びアクチュエータ用ブラケット30が弾性変形して、軸受ハウジング5がコンプレッサハウジング4に対して弾性的に押さえ付けられた状態になる。これにより、緩みを防止することができる。従って、押さえプレート29は板ばねで製造するのが好ましい。なお、図6(B)では段差は省略している。
図8及び図8に示すように、位置決め手段の一例として、アクチュエータ用ブラケット30の内周面に内向きの係合突起34を形成している一方、軸受ハウジング5における環状溝28の内周面に、係合突起34がきっちり嵌合する係合凹所35を形成している。これにより、アクチュエータ用ブラケット30と軸受ハウジング5とは周方向に正確に位置決めされる。
(3).まとめ
本実施形態では、アクチュエータ用ブラケット30をコンプレッサハウジング4の固定用押さえプレートに兼用しているため、それだけ部材点数を減らしてコストを低減できると共に、軽量化を通じて燃費の向上に貢献できる。
また、コンプレッサハウジング4の端面は、元々、各押さえプレート29が正確に位置決めされるようにフライス加工によって仕上げられているため、アクチュエータ用ブラケット30は正確な姿勢で正確な位置(軸方向の位置)に保持される。このため、アクチュエータ18は、姿勢と軸方向との位置とが正確に規定されている。
さて、リンク14と支軸13とウェイストゲートバルブ12とは一体に動く必要があるので、相互に固定しておく必要がある。具体的には、支軸13とリンク14とを相対動不能に保持すると共に、支軸13とアーム12aとを相対動不能に保持する必要がある。
この場合、支軸13をアーム12aに予め溶接等で固定しておいて、支軸13をタービンハウジング1の内側から軸受け穴15に挿入して、その後に支軸13とリンク14とを相対動不能に固定する方法と、予め支軸13をリンク14に溶接等で固定しておいて、支軸13を軸受け穴15に外側から挿入してアーム12aに嵌め入れて、支軸13とアーム12aとを相対動不能に保持する方法とがある。そして従来は、支軸13を軸受け穴15に内側から嵌め入れた後、リンク14と支軸13とを溶接で固定していた。
これに対して本実施形態では、タービンハウジング1と軸受ハウジング5とが一体化していることと、上記のように、アクチュエータ18の姿勢と軸方向との位置とが正確に規定されていることにより、アクチュエータ18とウェイストゲートバルブ12との位置関係や姿勢は所定の状態に正確に保持されているため、支軸13をアーム12aに予め固定している場合には、例えば、支軸13の露出部を角形部に形成しておく一方、リンク14には角穴を形成しておいて、リンク14の角穴を支軸13の角形部に嵌合させて、スナップリングやナットで抜け止めするなどして、簡単に組み付けることができる。
本実施形態のように、2本のボルト32でアクチュエータ用ブラケット30を締結すると、アクチュエータ用ブラケット30がいずれかのボルト32の軸心回りに回動することが規制される。そして、アクチュエータ用ブラケット30の回動が規制されると、コンプレッサハウジング4と軸受ハウジング5とが相対動することが規制されて、結果として、押さえプレート29がこれを固定しているボルト32の軸心回りに回動することも規制される。
従って、各押さえプレート29とアクチュエータ用ブラケット30との回動が規制されて、各ボルト32に緩みが作用することを防止できる。この点も、本実施形態の利点の一つである。
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は他にも様々に具体化できる。例えば、アクチュエータ用ブラケットの形状はアクチュエータの配置位置なとのに応じて適宜変更できる。ボルトを軸受ハウジングに挿通して、押さえプレート及びアクチュエータ用ブラケットによってコンプレッサハウジングを軸受ハウジングに押さえ保持する構成も採用できる。
本願発明は、排気ターボ過給機に具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 タービンハウジング
2 タービン翼
3 コンプレッサ翼
4 コンプレッサハウジング
5 軸受ハウジング
12 ウェイストゲートバルブ
16 ロッド
18 アクチュエータ
26 コンプレッサハウジングの張り出し部
28 環状溝
29 押さえプレート
30 押さえプレートを兼用するアクチュエータ用ブラケット
32 ボルト
33 ナット
34 係合突起
35 係合凹所

Claims (1)

  1. ウェィストゲートバブルが内蔵されたタービンハウジングと、コンプレッサスクロール室が形成されたコンプレッサハウジングと、前記タービンハウジングとコンプレッサハウジングとの間に位置した軸受ハウジングと、吸気で作動するアクチュエータが固定されたアクチュエータ用ブラケットとを備えており、
    前記コンプレッサハウジングと軸受ハウジングとは別体であり、これらの外周部が、周方向に離間して配置された複数枚の押さえプレートをボルトで引き付けることによって締結されている構成であって、
    前記複数枚の押さえプレートのうちの一部が前記アクチュエータ用ブラケットで兼用されている、
    排気ターボ過給機。
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