JP2021133965A - 栓体および飲料容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】飲料容器の栓体のロック機構をより改良し、意匠性の向上を図る。【解決手段】栓体100は、栓本体110と、蓋体130と、ロック機構120とを備えている。蓋体130は、栓本体110にヒンジ部140を介して回動自在に取り付けられる。ロック機構120は、蓋体130を閉状態で固定する。ロック機構120は、ロックレバー(ロック部材)121と、開閉レバー(スライド部材)122と、ロックカバー(カバー部材)123とを有している。ロックレバー121は、蓋体130が閉状態のときに、蓋体130を係止する。開閉レバー122は、ロックレバー121に対してスライド移動するように設けられ、ロックレバー121と蓋体130との係止を解除可能に構成されている。ロックカバー123は、ロックレバー121および開閉レバー122の側方部分の少なくとも一部を覆う。【選択図】図4

Description

本発明は、栓体および飲料容器に関する。
従来、上方が開口した容器に、飲み口または注ぎ口が設けられた栓体が装着された飲料容器が提案されている。この栓体には、飲み口または注ぎ口を閉塞するための蓋体が設けられているものがある。蓋体は、例えば、ヒンジ部を介して栓本体に対して回動自在に取り付けられている。
このような構成の栓体には、蓋体が飲み口または注ぎ口を閉塞する位置にて蓋体を固定するためのロック機構が設けられている。例えば、特許文献1には、開閉機構PMおよびロック機構LMから構成される操作機構150を有する栓体100が開示されている。この栓体100では、操作機構150内のスライドロック部品151をスライドさせることで、蓋体を開状態とすることが可能な状態(以下、ロック解除状態とも呼ぶ)と、蓋体を開状態とすることが不可能な状態(以下、ロック状態とも呼ぶ)とが切り換えられるように構成されている。
特開2018−34891号公報
特許文献1に開示されている栓体100では、栓体100の本体部分を形成している基体部111(具体的には、外壁部114A)に操作機構150が収容されている。そして、基体部111の外壁部114Aには、ロック機構LMの軸SHが挿通される貫通孔Haが形成されている。
このように、従来の栓体においては、ロック機構の回動軸が外部に露出した構成となっている。これにより、飲料容器の外観のデザインに制約が生じる可能性がある。
そこで、本発明では、飲料容器の栓体のロック機構をより改良し、意匠性の向上を図ることを目的とする。
本発明の一局面にかかる栓体は、液体の吐出口を有する栓本体と、前記栓本体にヒンジ部を介して回動自在に取り付けられ、前記吐出口を開閉可能に覆う蓋体と、前記蓋体を閉状態で固定するロック機構とを備えている。前記ロック機構は、前記蓋体が閉状態のときに、前記蓋体を係止するロック部材と、前記ロック部材に対してスライド移動するように設けられ、前記ロック部材と前記蓋体との係止を解除可能に構成されているスライド部材と、前記ロック部材および前記スライド部材の側方部分の少なくとも一部を覆うカバー部材とを有している。
上記の構成によれば、カバー部材によってロック機構の内部を覆い隠すことができる。そのため、ロック機構の動作部へ外部から異物が侵入したり、使用者の指などがロック機構の動作部に触れたりすることを防ぐことができる。また、ロック機構の内部がカバー部材によって隠されて、外側から見えなくなることで、栓体および飲料容器の外観上の意匠性を向上させることができる。
上記の本発明の一局面にかかる栓体において、前記カバー部材は、前記栓本体と前記蓋体との接触部に沿って設けられていてもよい。
上記の構成によれば、カバー部材が栓本体に取り付けられた状態で、蓋体の外縁部に沿って栓本体の外周を覆うようにカバー部材を配置させることができる。これにより、栓体の断熱性を向上させることができる。また、栓本体と蓋体との接触部に沿ってカバー部材が設けられることによって、栓体の外観の意匠性を向上させることができる。
上記の本発明の一局面にかかる栓体において、前記カバー部材は、前記スライド部材の下端部が開放された状態で前記スライド部材を支持しており、前記スライド部材の下降時には、前記カバー部材の下端よりも、前記スライド部材が下側に位置してもよい。
上記の構成によれば、スライド部材を下側へ移動させやすくなり、操作性を向上させることができる。
上記の本発明の一局面にかかる栓体において、前記蓋体は、閉状態のときに、前記ロック部材を覆うような構成を有していてもよい。
上記の構成によれば、蓋体が閉状態のときに、ロック部材を蓋体で覆い隠すことができる。これにより、栓体の外観上のデザインの自由度を高めることができる。
また、本発明のもう一つの局面にかかる飲料容器は、上記の本発明の一局面にかかる栓体と、前記栓体が装着される容器とを備えている。
上記の構成によれば、栓体のロック機構内の構成が外から見えない状態となっているため、飲料容器の外観上の意匠性を向上させることができる。
以上のように、本発明の一局面にかかる栓体によれば、ロック部材およびスライド部材などのロック機構内の構成部品をカバー部材によって覆うことができる。これにより、ロック機構内の構成が露出しなくなり、栓体およびそれを備える飲料容器の外観上の意匠性を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態にかかる飲料容器の外観構成を示す斜視図である。 図1に示す飲料容器の栓体の構成を示す正面図である。 図1に示す飲料容器の上方部分の内部構成を示す断面図である。 図2に示す栓体を構成する各部材を分解した状態で示す分解斜視図である。 図2に示す栓体を構成するロックカバーを示す斜視図である。 (a)および(b)は、図2に示す栓体の蓋体を開けるときの動作を順に示す断面図である。 (a)および(b)は、図2に示す栓体の蓋体を開けるときの動作を順に示す断面図である。(a)は、図6(b)に示す動作の続きを示す図である。 (a)から(d)は、図2に示す栓体を開けるときの動作を順に示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態にかかる飲料容器の外観構成を示す斜視図である。 図9に示す飲料容器の栓体の構成を示す正面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
〔第1の実施形態〕
本実施形態では、本発明にかかる飲料容器の一例である飲料容器1を例に挙げて説明する。飲料容器1は、本発明にかかる栓体100を有している。
(飲料容器の全体構成)
まず、本実施形態にかかる飲料容器1の全体構成について説明する。図1には、飲料容器1の外観を示す。飲料容器1は、主として、真空二重容器(容器)180と、栓体100とで構成されている。栓体100は、真空二重容器180に装着されている。
真空二重容器180は、略円筒形状を有している。真空二重容器180は、ステンレス鋼等の金属製の容器であって、主として、有底の内筒181と有底の外筒182とで形成されている(図3参照)。具体的には、内筒181と外筒182との間に断熱空間が形成されるように内筒の開口端部と外筒の開口端部とが接合された後、断熱空間が真空状態とされることにより真空二重容器180が形成される。
栓体100は、真空二重容器180の上部開口部に着脱自在に取り付けられる。栓体100は、主として、栓本体110、蓋体130、ヒンジ部140、およびロック機構120などで構成されている。栓体100の詳細な構成については、後述する。
真空二重容器180の上端部の外周面には、雄ネジ部183が形成されている(図3参照)。また、栓体100の下端部の内周面には、雌ネジ部113が形成されている(図3参照)。飲料容器1は、真空二重容器180の雄ネジ部183が栓体100の雌ネジ部113に螺合されることによって組み立てられている。
(栓体の構成)
続いて、栓体100のより具体的な構成について説明する。図2は、栓体100の正面図である。図3には、飲料容器1の上方部分(すなわち、栓体100、および真空二重容器180の上方部分)の内部構成を示す。図3は、図2に示す栓体100のA−A線に相当する位置での飲料容器1の断面図である。図4には、栓体100を構成している主要な部品を分解した状態で示す。
栓体100は、主として、栓本体110、蓋体130、ヒンジ部140、内栓150、およびロック機構120を有している。以下の説明では、栓体100においてロック機構120が位置する側を、栓体100の正面側(前方側)とする。ヒンジ部140は、吐出口112を間に挟んでロック機構120の配置位置とは反対側に配置されている。以下の説明では、栓体100においてヒンジ部140が位置する側を、栓体100の背面側(後方側)とする。
栓本体110は、栓体100の本体部分を形成している。栓本体110は、主として、基体部111、吐出口112、雌ネジ部113、およびロック機構収容部114などで構成されている。
基体部111は、円筒壁部111A、上面部111B、および肩部111Cなどを有している。円筒壁部111Aは、栓本体110の側壁を形成している。上面部111Bは、栓本体110の上面を形成している。上面部111Bには、吐出口112が設けられている。肩部111Cは、円筒壁部111Aと上面部111Bとの境界部分に設けられている。後述するように、ロックカバー123は、基体部111の肩部111Cを覆うように取り付けられる。
吐出口112は、飲料の流出口となる。吐出口112は、略円筒形状を有している。吐出口112の上端部は、正面側から背面側に向かって下方傾斜している。主として吐出口112の正面側の部分が、飲料容器1の飲み口または注ぎ口となる。
雌ネジ部113は、基体部111の下端部の内周面に設けられている。上述したように、雌ネジ部113は、真空二重容器180の雄ネジ部183と螺合することが可能である。
ロック機構収容部114は、基体部111の円筒壁部111Aの正面部分に設けられている。ロック機構収容部114には、ロックレバー121、スライドスプリング126、レバースプリング127、および中間連結部品124などのロック機構120の構成部品が収容されている。
蓋体130は、基体部111の上面部111B、および吐出口112などを覆う部材である。蓋体130は、ヒンジ部140を介して栓本体110に回動自在に取り付けられている。これにより、蓋体130は、吐出口112を開閉可能に覆うことができる。
蓋体130は、主として、蓋本体131、レバー収容部132、突起133、および蓋パッキン134などで構成されている。蓋本体131は、側壁部131A、および上面部131Bなどを有している。側壁部131Aの正面には、蓋体130が閉状態のときにロック機構120のロックレバー121(具体的には、爪部121a)と係合する係止ツメ135が設けられている。本実施形態では、係止ツメ135は、レバー収容部132の裏面側(後方)に位置している(図3参照)。
レバー収容部132は、側壁部131Aの正面部分に設けられている。蓋体130が閉状態のとき、レバー収容部132内には、ロックレバー121の一部(上方部分)が収容される。これにより、蓋体130が閉状態のときに、ロックレバー121を蓋体130で覆い隠すことができる。
突起133は、蓋本体131の上面部131Bの裏面(閉状態のときの下面)から突出するように設けられている。この突起133を覆うように、蓋パッキン134が取り付けられている。蓋パッキン134は、例えば、ゴム、エラストマーなどの弾性を有する部材であって、蓋体130が閉状態のときに、吐出口112を閉塞する(図3参照)。
ヒンジ部140は、栓本体110の背面側に設けられている。ヒンジ部140は、回動軸141を有している。ヒンジ部140は、蓋本体131に設けられた一対の孔と栓本体110に設けられた貫通孔とが連通して一つの連続した孔が形成されるように、蓋本体131と栓本体110とを配置した状態で、この連続した孔に回動軸141を構成するピンが挿通されることにより形成される。
また、ヒンジ部140は、トルクヒンジバネ(図示せず)を有している。トルクヒンジバネは、蓋体130を背面側(後方)に向かって付勢しており、ロック機構120のロック状態が解除されると、蓋体130を背面側に向かって回動させる。
内栓150は、例えば、超音波溶着取り付けによって栓本体110の内部に取り付けられている。別の例では、内栓150は、栓本体110に対して着脱可能に取り付けられていてもよい。
内栓150は、略円盤形状を有している。内栓150には、栓本体110の吐出口112と対応する位置に、円筒形状の液体通路151が設けられている。内栓150の下面の外周部には、環状パッキン152が取り付けられている(図3参照)。
図3に示すように、栓本体110に内栓150が取り付けられた状態で、液体通路151の周囲には空間Pが形成される。この空間Pは、飲料容器1の内部と外部との間を隔てる断熱空間として機能し得る。
ロック機構120は、蓋体130を閉状態で固定する。ロック機構120は、栓体100の正面側(ヒンジ部140の配置位置とは反対側)に設けられている。
(ロック機構について)
続いて、ロック機構120のより詳細な構成について説明する。ロック機構120は、主として、ロックレバー(ロック部材)121、開閉レバー(スライド部材)122、ロックカバー(カバー部材)123、中間連結部品124、レバーピン125、スライドスプリング126、およびレバースプリング127などで構成されている。
ロックレバー121は、蓋体130が閉状態のときに蓋体130を係止する。すなわち、蓋体130が閉状態のとき、ロックレバー121の背面側上方に設けられている爪部121aと、蓋体130の前方側に設けられている係止ツメ135とが噛み合うことで、蓋体130は閉状態で固定される(図3参照)。
ロックレバー121には、レバーピン125が挿入される貫通孔125bが形成されている。ロックレバー121は、レバーピン125を介して回動可能な状態で栓本体110のロック機構収容部114(具体的には、孔125a)に支持される。
また、ロックレバー121の下方部分の背面側には、レバースプリング127が取り付けられている。これにより、ロックレバー121の下方部分(すなわち、レバーピン125の取り付け位置より下方の部分)は、前方側に付勢される。また、ロックレバー121の上方部分(すなわち、レバーピン125の取り付け位置より上方の部分)は、ロックレバー121がレバーピン125に回動可能に軸支されているため、後方側(レバースプリング127が付勢する方向とは反対の方向)に付勢される。これにより、蓋体130が閉状態のときの蓋体130とロックレバー121との係止状態がより強化される。
開閉レバー122は、栓体100の前方に位置している。開閉レバー122は、ロック機構収容部114内にロック機構120の各種構成部品を収容した状態で、ロック機構収容部114の正面を覆うように設けられている。
開閉レバー122は、ロックレバー121に対して上下方向にスライド移動する。開閉レバー122がスライド移動することで、ロックレバー121と蓋体130との係止状態を解除することができる。
開閉レバー122の前面側の上下方向の中央部付近には、前方側に突出した指掛け部122Aが形成されている。開閉レバー122をスライド移動させる際には、使用者は、指掛け部122Aに指を置くことで、開閉レバー122をスライド移動させる操作を容易に行うことができる。
開閉レバー122の背面には、複数の突起部128が形成されている。これらの突起部128は、開閉レバー122が所定の位置にあるとき(例えば、開閉レバー122が、図2に示す位置にあるとき)に、開閉レバー122の後方への押し込み操作を制限させるための部材である。具体的には、開閉レバー122が所定の位置にあるとき、複数の突起部128は、ロック機構収容部114の側方に形成されている突起(動作制限部129(図4参照))と同じ高さに位置する。これにより、開閉レバー122の後方への移動が規制される。
ロックカバー123は、ロックレバー121および開閉レバー122の側端部の少なくとも一部を覆う部材である。本実施形態では、ロックカバー123は、正面側(前方)に開口部Aを有する略環状の外周カバー部123Aを有している。また、ロックカバー123は、開口部Aの左右両側に、ロック機構120の内部を覆う前方カバー部123B・123Bを有している。
中間連結部品124は、ロックレバー121と開閉レバー122との間に配置されている。中間連結部品124は、ロックレバー121に対して開閉レバー122がスライド可能となるようにロックレバー121と開閉レバー122とを連結する。中間連結部品124には、2つのスライドスプリング126・126が取り付けられている。これにより、中間連結部品124は上方向に付勢され、中間連結部品124と連結されている開閉レバー122も上方向に付勢される。
レバーピン125は、ロックレバー121を回動可能な状態で支持する。レバーピン125は、ロックレバー121の貫通孔125bに挿通された状態で、その両側の端部がロック機構収容部114に支持されている。具体的には、レバーピン125の両端部は、ロック機構収容部114に設けられた孔125aに差し込まれる。
スライドスプリング126は、栓体100の上下方向に沿って配置されている。本実施形態では、ロックレバー121の下方部分を間に挟んだ状態で、2つのスライドスプリング126・126が設けられている。スライドスプリング126の下端部は、栓本体110(具体的には、ロック機構収容部114)に設けられたバネ支持部に取り付けられている。また、スライドスプリング126の上端部は、中間連結部品124に取り付けられている。スライドスプリング126は、中間連結部品124を上方向に付勢する。
レバースプリング127は、ロックレバー121の背面に栓体100の前後方向に沿って配置されている。レバースプリング127の一方の端部は、栓本体110(具体的には、ロック機構収容部114)に取り付けられている。また、レバースプリング127の他方の端部は、ロックレバー121の下方部分(レバーピン125の取り付け位置より下方)に取り付けられている。レバースプリング127は、ロックレバー121の下方部分を前方側に付勢する。
(ロックカバーについて)
続いて、ロックカバー123のより詳細な構成について説明する。図5は、ロックカバー123単体の斜視図である。図5では、ロックカバー123を下方から見た状態を示す。
ロックカバー123は、主として、外周カバー部123Aと、前方カバー部123B・123Bと、支持部123C・123Cとを有している。
外周カバー部123Aは、開口部Aを有する略環状の形状を有している。ロックカバー123が栓本体110に取り付けられた状態で、開口部Aには、ロック機構120が配置される。また、外周カバー部123Aは、蓋体130が閉状態のときの栓本体110と蓋体130との接触部に沿うように、栓本体110に対して取り付けられる。言い換えると、ロックカバー123が栓本体110に取り付けられた状態で、外周カバー部123Aは、蓋体130の外縁部に沿って、栓本体110の外周(肩部111C)を覆うように設けられている。
この構成により、栓体100において断熱空間として機能する空間Pの外周をロックカバー123で覆うことができるため、栓体100の断熱性をさらに向上させることができる。そして、栓本体110の表面に結露が発生することを抑えることができる。
また、上記の構成によれば、外周カバー部123Aによって栓本体110の基体部111の肩部111Cを覆い隠すことができる。外周カバー部123Aの形状は、基体部111の形状と比較して容易に変更することができるため、飲料容器1の外観上のデザインを変更しやすくなる。すなわち、飲料容器1は、外周カバー部123Aを有するロックカバー123を備えていることで、外観上のデザインの自由度を高めることができる。
前方カバー部123B・123Bは、開口部Aの左右両側に設けられている。前方カバー部123Bは、外周カバー部123Aから下方に垂れ下がるような形状を有している。これにより、前方カバー部123Bは、ロック機構120の側方部分を覆い隠すことができる。
具体的には、前方カバー部123B・123Bは、ロック機構120を構成するロックレバー121の下方部分(レバーピン125の配置位置を含む下方部分)、および開閉レバー122の側端部を覆っている。これにより、ロック機構120の動作部(すなわち、レバーピン125、中間連結部品124など)が外側に露出するのを回避することができる。そのため、ロック機構120の動作部へ外部から異物が侵入したり、使用者の指などが動作部に触れたりすることを防ぐことができる。これにより、ロック機構120が故障する可能性を低減させることができる。また、より衛生的な飲料容器1を得ることができる。
さらに、ロックカバー123によって、ロック機構120の動作部を覆い隠すことで、飲料容器1の意匠性を向上させることができる。
支持部123C・123Cは、前方カバー部123Bの下端部から開口部A側へ向かって突出する爪状の部材である。ロックカバー123が栓本体110に取り付けられた状態で、2つの支持部123C・123Cは、ロック機構収容部114を左右両側から抱え込むように栓本体110に取り付けられる。
支持部123Cは、開閉レバー122の配置位置よりも後方側に設けられている。これにより、開閉レバー122の下端部122Bの下方を開放状態とすることができ、後述するように、開閉レバー122を下方へスライドさせた時に、ロックカバー123の前方カバー部123Bの下端よりも、開閉レバー122の下端部122Bを下方に位置させることができる。
(ロック機構の動作について)
続いて、ロック機構120を解除して蓋体130を開けるときの動作について、図6から図8を参照しながら説明する。図6(a)、図6(b)、図7(a)、および図7(b)は、蓋体130が開けられるときの栓体100の内部の様子を動作の順に示す図である。図8(a)から図8(d)は、蓋体130が開けられるときの栓体100の外観を動作の順に示す図である。
ここでは、図2および図3に示すような蓋体130が閉じられた状態を初期状態とする。初期状態では、開閉レバー122の下端部122Bと、ロックカバー123の前方カバー部123Bの下端部とは、ほぼ同じ高さとなっている。このとき、開閉レバー122の背面に設けられている複数の突起部128は、ロック機構収容部114の側方に形成されている動作制限部129と同じ高さに位置する。これにより、開閉レバー122の後方への移動が規制される。
蓋体130を開けるときには、使用者は開閉レバー122の指掛け部122Aなどに指を置き、図6(a)および図8(a)の矢印で示すように、開閉レバー122を下側に押す。これにより、突起部128と動作制限部129との高さが互いにずれた状態となり、開閉レバー122の後方への動作の制限は解除される。また、開閉レバー122の下端部122Bは、ロックカバー123の前方カバー部123Bの下端よりも下方に突出した状態となる(図8(a)参照)。このように、開閉レバー122の下端部122Bが前方カバー部123Bの下端よりも下方になるような構成とすることで、開閉レバー122を下方へスライドさせる際の操作を行い易くすることができる。
続いて、使用者は、図6(b)および図8(b)の矢印で示すように、開閉レバー122を後方側(ヒンジ部140側)へ押す。この押圧動作は、レバースプリング127の付勢力に逆らうことになり、蓋体130(具体的には、係止ツメ135)とロックレバー121(具体的には、爪部121a)との係止状態が解除される。
蓋体130とロックレバー121との係止状態が解除されると、ヒンジ部140のトルクヒンジバネの付勢力によって、蓋体130は背面側に回動する(図7(a)および図8(c)参照)。これにより、蓋体130は開状態となる。
その後、スライドスプリング126およびレバースプリング127の付勢力によって、図8(d)の矢印に示すように、開閉レバー122は前方側および上方側へ移動する。これにより、開閉レバー122は、初期状態と同じ位置に戻る。
以上のようにして、蓋体130は開状態となる。蓋体130を閉じるときには、使用者は、蓋体130を正面側に回動させ、蓋体130の前方側を下方へ押す。これにより、蓋体130(具体的には、係止ツメ135)とロックレバー121(具体的には、爪部121a)とが噛み合った状態となり、蓋体139は閉状態で固定される。
(第1の実施形態のまとめ)
以上のように、本実施形態にかかる飲料容器1は、真空二重容器180と、真空二重容器180に装着される栓体100とを備えている。栓体100は、栓本体110と、蓋体130と、ロック機構120とを備えている。
蓋体130は、栓本体110にヒンジ部140を介して回動自在に取り付けられる。ロック機構120は、蓋体130を閉状態で固定する。ロック機構120は、ロックレバー(ロック部材)121と、開閉レバー(スライド部材)122と、ロックカバー(カバー部材)123とを有している。ロックレバー121は、蓋体130が閉状態のときに、蓋体130を係止する。開閉レバー122は、ロックレバー121に対してスライド移動するように設けられ、ロックレバー121と蓋体130との係止を解除可能に構成されている。ロックカバー123は、ロックレバー121および開閉レバー122の側方部分の少なくとも一部を覆う。
上記の構成によれば、ロックカバー123により、ロック機構120の動作部(すなわち、レバーピン125、中間連結部品124など)を覆い隠すことができる。そのため、ロック機構120の動作部へ外部から異物が侵入したり、使用者の指などが動作部に触れたりすることを防ぐことができる。これにより、ロック機構120が故障する可能性を低減させることができる。また、より衛生的な飲料容器1を得ることができる。
また、ロック機構120の動作部がロックカバー123によって隠されて、外側から見えなくなることで、栓体100および飲料容器1の外観上の意匠性を向上させることができる。
〔第2の実施形態〕
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態にかかる飲料容器1は、栓体を構成する蓋体の構成が第1の実施形態とは異なっている。蓋体以外の構成については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。そこで、以下では蓋体の構成を中心に説明する。
図9には、第2の実施形態にかかる飲料容器1の外観を示す。飲料容器1は、主として、真空二重容器(容器)180と、栓体100とで構成されている。栓体100は、真空二重容器180に装着されている。真空二重容器180は、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
栓体100は、真空二重容器180の上部開口部に着脱自在に取り付けられる。図10は、栓体100の正面図である。
栓体100は、主として、栓本体110、蓋体230、ヒンジ部140、およびロック機構120などで構成されている。栓本体110、ヒンジ部140、およびロック機構120については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
蓋体230は、基体部111の上面部111B、および吐出口112などを覆う部材である。蓋体230は、ヒンジ部140を介して栓本体110に回動自在に取り付けられている。これにより、蓋体230は、吐出口112を開閉可能に覆うことができる。
蓋体230は、主として、蓋本体131、レバー配置部232、突起133、および蓋パッキン134などで構成されている。突起133、および蓋パッキン134については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
蓋本体131は、側壁部131A、および上面部131Bなどを有している。図10では示されていないが、側壁部131Aの正面には、蓋体230が閉状態のときにロック機構120のロックレバー121(具体的には、爪部121a)と係合する係止ツメ135が設けられている。
第1の実施形態で説明した蓋体130は、側壁部131Aの正面部分にレバー収容部132が設けられている。これに対して、本実施形態にかかる蓋体230では、側壁部131Aの正面部分にはレバー配置部232が形成されている。レバー配置部232は、ロックレバー121の上方部分の形状に合わせて切り欠かれている。
この構成により、蓋体230が閉状態のときには、ロックレバー121の上方部分は、レバー配置部232の切り欠き部内に位置する(図10など参照)。このように、本実施形態にかかる構成では、蓋体230が閉状態のときに、ロックレバー121の上方部分が正面側に露出する。
また、本実施形態にかかる栓体100においても、ロックカバー123の前方カバー部123Bによって、ロック機構120の側方部分は覆われている。これにより、ロック機構120の動作部(すなわち、レバーピン125、中間連結部品124など)が外側に露出するのを回避することができる。そのため、ロック機構120の動作部へ外部から異物が侵入したり、使用者の指などが動作部に触れたりすることを防ぐことができる。これにより、ロック機構120が故障する可能性を低減させることができる。また、より衛生的な飲料容器1を得ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本明細書で説明した異なる実施形態の構成を互いに組み合わせて得られる構成についても、本発明の範疇に含まれる。
1 :飲料容器
100 :栓体
110 :栓本体
112 :吐出口
120 :ロック機構
121 :ロックレバー(ロック部材)
122 :開閉レバー(スライド部材)
122B:(開閉レバーの)下端部
123 :ロックカバー(カバー部材)
130 :蓋体
132 :レバー収容部
140 :ヒンジ部
180 :真空二重容器(容器)

Claims (5)

  1. 液体の吐出口を有する栓本体と、
    前記栓本体にヒンジ部を介して回動自在に取り付けられ、前記吐出口を開閉可能に覆う蓋体と、
    前記蓋体を閉状態で固定するロック機構と
    を備え、
    前記ロック機構は、
    前記蓋体が閉状態のときに、前記蓋体を係止するロック部材と、
    前記ロック部材に対してスライド移動するように設けられ、前記ロック部材と前記蓋体との係止を解除可能に構成されているスライド部材と、
    前記ロック部材および前記スライド部材の側方部分の少なくとも一部を覆うカバー部材と
    を有している、栓体。
  2. 前記カバー部材は、前記栓本体と前記蓋体との接触部に沿って設けられている、
    請求項1に記載の栓体。
  3. 前記カバー部材は、前記スライド部材の下端部が開放された状態で前記スライド部材を支持しており、
    前記スライド部材の下降時には、前記カバー部材の下端よりも、前記スライド部材が下側に位置する、
    請求項1または2に記載の栓体。
  4. 前記蓋体は、閉状態のときに、前記ロック部材を覆うような構成を有している、
    請求項1から3の何れか1項に記載の栓体。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載の栓体と、
    前記栓体が装着される容器と
    を備えている飲料容器。
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