JP2021133303A - 流体回収システムおよび構造物の構築方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造物から流体が漏洩した際に迅速に対応が可能な流体回収システムおよび構造物の構築方法を提供する。【解決手段】油回収システム3は、構造物の下方の、平面視で構造物と重なる位置に設置された板状のドレーン材7と、一端がドレーン材7に連結され、他端が延伸している吸引ホース13と、吸引ホース13の他端に連結された真空吸引部14と、を具備する。ドレーン材7は、一方の面から他方の面に流体を透過させず、地盤1の地下水位より上方に一方の面を上方に向けて略水平に設置される。また、ドレーン材7の上方に、一方の面から他方の面に流体を透過させず、略中央に開口部6を有し、開口部6を下端として開口部6に向かう斜面が形成される板状のドレーン材4が配置される。油回収システム3は、構造物から漏れ出した油17を、真空吸引部14を作動させてドレーン材4、7から回収する。【選択図】図1

Description

本発明は、流体回収システムおよび構造物の構築方法に関するものである。
油類や廃棄物などの貯蔵施設が地震や事故等に見舞われた場合、大量の油や汚染物が地盤へ浸透し、地下水面上を移動して公共水域等へ拡散していくリスクがある。
廃棄物の貯蔵施設では、敷地境界近傍に揚水井戸を設置しておき、貯留槽の漏水を検知した後、揚水井戸から汚染物質を含む地下水を揚水することにより、敷地境界外への汚染物の拡散を防止する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許公報第6484139号
しかしながら、従来の方法では、汚染物質等を含む漏水が敷地境界近傍の揚水井戸まで移動した後に回収するため、敷地内で汚染が拡大する。また、汚染物質の漏洩を検知してから回収を開始するまでに時間を要する。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすることは、構造物から流体が漏洩した際に迅速に対応が可能な流体回収システムおよび構造物の構築方法を提供することである。
前述した目的を達成するための第1の発明は、構造物の下方の、平面視で前記構造物と重なる位置に設置された板状のドレーン材と、一端が前記ドレーン材に連結され、他端が延伸している吸引ホースと、前記吸引ホースの他端に連結された真空吸引部と、を具備し、前記構造物から漏れ出した流体を、前記真空吸引部を作動させて前記ドレーン材から回収することを特徴とする流体回収システムである。
第1の発明では、構造物の下方の、平面視で構造物と重なる位置にドレーン材を設置することにより、構造物から流体が漏洩した際に、流体が平面視で構造物の外側の地盤に移動する前に回収を開始することができる。地震等の災害時にも迅速に対応できるので、構造物のリスク管理に有用である。
前記ドレーン材が、一方の面から他方の面に流体を透過させず、地盤の地下水位より上方に前記一方の面を上方に向けて略水平に設置されたことが望ましい。
これにより、流体を地下水位より上方においてドレーン材に到達させて、ドレーン材の下方に透過させずに回収することができるので、地下水による流体の拡散を防止できる。
また、略水平に設置された前記ドレーン材の上方に、一方の面から他方の面に前記流体を透過させない板状の遮蔽部材が配置され、前記遮蔽部材は略中央に開口部を有し、前記開口部を下端として前記開口部に向かう斜面が形成されることが望ましい。
これにより、遮蔽部材の斜面に到達した流体を開口部に集まるように移動させ、開口部からドレーン材の中央付近に流れ落ちるように誘導することができる。
遮蔽部材が配置される場合、一端が前記遮蔽部材に連結され、他端が延伸している吸引ホースをさらに具備し、前記遮蔽部材がドレーン材として機能してもよい。
これにより、遮蔽部材とその下方のドレーン材との両方から流体が吸引されるので、流体の回収効率を高めることができる。
前記流体が油分を含み、複数の前記ドレーン材が、水平方向に間隔をおいて、地盤の地下水面付近に略鉛直方向に配置されてもよい。
これにより、構造物から漏洩した油分を含む流体を、地下水面付近でドレーン材から吸引して回収することができる。
複数の前記ドレーン材が地盤の地下水面付近に略鉛直方向に配置される場合、複数の前記ドレーン材から吸引した流体中の前記油分の含有量を分析することにより、前記構造物からの前記油分の漏洩ルートを予測可能としてもよい。
これにより、構造物の漏洩箇所を早期に特定したり、各ドレーン材の稼働状態を適切に制御したりすることができる。
また、ドレーン材および前記吸引ホースが前記構造物の杭の内側に設置され、前記杭は前記地下水面付近にスリットを有し、前記ドレーン材が前記スリット付近に配置されてもよい。
これにより、杭基礎と同時にドレーン材を容易に設置することができる。
第2の発明は、地盤に、板状のドレーン材および前記ドレーン材に一端が連結され他端が延伸している吸引ホースを設置する工程aと、前記ドレーン材の上方の地盤に構造物を構築する工程bと、前記吸引ホースの他端を地上に設けられた真空吸引部に連結する工程cと、を具備することを特徴とする構造物の構築方法である。
第2の発明によれば、ドレーン材の上方の地盤に構造物を構築することにより、構造物から流体が漏洩した際に、流体が平面視で構造物の外側の地盤に移動する前に回収することができる。
前記ドレーン材は、一方の面から他方の面に流体を透過させず、前記工程aで、前記ドレーン材を前記地盤の地下水位より上方に前記一方の面を上方に向けて略水平に設置することが望ましい。
これにより、流体を地下水位より上方においてドレーン材に到達させて、ドレーン材の下方に透過させずに回収することができるので、地下水による流体の拡散を防止できる。
前記工程aが、前記構造物の杭の内側に取り付けたケーシングに前記ドレーン材および前記吸引ホースを挿入した状態で、前記杭を前記地盤に打設する工程と、前記杭から前記ケーシングを引き抜く工程と、からなり、前記杭は前記地盤の地下水面付近にスリットを有し、前記ドレーン材が前記スリット付近に配置されてもよい。
これにより、杭基礎の設置と同時にドレーン材を打設することができ、工期の短縮が可能である。
本発明によれば、構造物から流体が漏洩した際に迅速に対応が可能な流体回収システムおよび構造物の構築方法を提供できる。
油回収システム3を示す図。 ドレーン材の詳細を示す図。 ドレーン材と吸引パイプの接合部を示す図。 油17の回収方法を示す図。 油17の回収方法を示す図。 油17の回収方法を示す図。 流体の吸引方向が異なる例を示す図。 油回収システム3aを示す図。 油回収システム3aの構築方法を示す図。 油回収システム3aの構築方法を示す図。 油回収システム3aの構築方法を示す図。 油回収システム3bを示す図。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態に係る油回収システム3を示す図である。図1(a)は、油回収システム3の鉛直方向の断面図、図1(b)は、ドレーン材4、7の斜視図、図1(c)は、ドレーン材4、7の断面図である。
図1に示すように、油回収システム3は、ドレーン材4、ドレーン材7、吸引ホース12、吸引ホース13、真空吸引部14等からなる。
図1(a)(b)に示すように、ドレーン材7は板状である。ドレーン材7は、平面視で油貯蔵施設2からはみ出すように設置される。吸引ホース13は、一端がドレーン材7に連結され、他端が地上に延伸して真空吸引部14に連結される。ドレーン材7は、地盤1の地下水位より上方に略水平に設置される。
ドレーン材4は板状の遮蔽部材であり、ドレーン材7の上方に配置される。ドレーン材4は水平投影面積がドレーン材7より小さく、平面視でドレーン材7の外側にはみ出さないように設置される。ドレーン材4は、少なくとも平面視で油貯蔵施設2の全面と重なるものとし、平面視で油貯蔵施設2からはみ出すように設置してもよい。ドレーン材4は、略中央に開口部6を有し、開口部6を下端として開口部6に向かう斜面4a、4b、4c、4dが形成される。吸引ホース12は、一端がドレーン材4に連結され、他端が地上に延伸して真空吸引部14に連結される。
図1(c)に示すように、ドレーン材4は、板状の芯材9と、芯材9の両面を被覆する不織布部10と、芯材9の片面の不織布部10に重ねて設けられたフィルム状の遮蔽材32からなる。なお、芯材9の一方の面にのみ不織布部10を配置し、他方の面には不織布部10を設けずに遮蔽材32を直接貼り付けてもよい。芯材9は樹脂製であり、ドレーン材4の両面の不織布部10同士を繋ぐ帯状材9aと、帯状材9a同士を繋ぐ帯状材9bとからなる。不織布部10、遮蔽材32は例えばポリエステル製である。遮蔽材32は例えばドレーン材4の製造時に貼付される。
ドレーン材4の内部には芯材9と不織布部10とに囲まれた複数の空間11が形成される。ドレーン材4では、遮蔽材32が設けられた面から空間11bには流体が流れ込まない。また、図1(c)に示す上面側の空間11aと下面側の空間11bとの間に帯状材9bが存在するため、上面側から空間11aに流れ込んだ流体は下面側に透過しない。ドレーン材7はドレーン材4と同様の構成であり、ドレーン材4、7は、地盤1中に、遮蔽材32が設けられない面を上方に向けて設置される。
図2は、ドレーン材の詳細を示す図である。図2(a)はドレーン材4を上方から見た図、図2(b)はドレーン材7を上方から見た図である。図3は、ドレーン材と吸引パイプの接合部を示す図であり、図2(a)の線A−A、図2(b)の線B−Bによる断面を示す。
図2(a)に示すように、ドレーン材4の斜面4a、4b、4c、4dは、帯状のドレーン材を幅方向に並べ、図示しないテープ等で張り合わせて形成される。ドレーン材4の空間11(図1(c))は、斜面4a、4b、4c、4dの傾き方向に延伸し、斜面4a、4b、4c、4dの境界部および開口部6の周囲に吸引パイプ15が接合される。ドレーン材4と吸引パイプ15との接合部には、吸引パイプ15内への空気等の流入を防ぐためのシール材5bが設けられる。ドレーン材4の上端には空間11への空気等の流入を防ぐためのシール材5aが設けられる。吸引パイプ15は吸引ホース12に連結される。
図2(b)に示すように、ドレーン材7は、矩形の水平面7a、7bからなる。水平面7a、7bは、帯状のドレーン材を幅方向に並べ、図示しないテープ等で張り合わせて形成される。ドレーン材7の空間11(図1(c))は水平面7aと水平面7bとの境界に直交する方向に延伸し、水平面7aと水平面7bとの境界部に吸引パイプ16が接合される。ドレーン材7と吸引パイプ16との接合部には、吸引パイプ16内への空気等の流入を防ぐためのシール材8bが設けられる。ドレーン材7の吸引パイプ16と平行な辺には、空間11への空気等の流入を防ぐためのシール材8aが設けられる。吸引パイプ16は吸引ホース13に連結される。
ドレーン材4、7と吸引パイプ15、16とは、図3(a)に示すように吸引パイプ15、16のスリット34に差し込んだドレーン材4、7にスリット34からの抜け出しを防ぐ固定部材33を取り付けることによって連結される。
ドレーン材4では、流体の流路である空間11(図1(c))が斜面4a、4b、4c、4dの傾き方向に延伸しているので、真空吸引部14を作動させると、吸引ホース12および吸引パイプ15を介してドレーン材4中の空気が図2(a)の白矢印に示す方向に引かれる。すると、ドレーン材4の上面側から流体がドレーン材4内に流入し、図2(a)の白矢印に示す方向に移動して吸引パイプ15および吸引ホース12を介して地上に回収される。
ドレーン材7では、流体の流路である空間11(図1(c))が吸引パイプ16に直交する方向に延伸しているので、真空吸引部14を作動させると、吸引ホース13および吸引パイプ16を介してドレーン材7中の空気が図2(b)の白矢印に示す方向に引かれる。すると、ドレーン材7の上面側から流体がドレーン材7内に流入し、図2(b)の白矢印に示す方向に移動して吸引パイプ16および吸引ホース13を介して地上に回収される。
ドレーン材4、7は、上記したように一方の面に遮蔽材32が設けられており、地盤1中に遮蔽材32側の面が下方となるように設置されている。そのため、真空吸引部14を作動させた時にドレーン材4、7の下面側から空気等が吸引されることはない。
なお、図3(a)に示す例では、1本の吸引パイプに2枚のドレーン材を差し込んだが、図3(b)に示すように1本の吸引パイプに1枚のドレーン材を差し込んでもよい。
図1に示す油貯蔵施設2を構築する際には、まず、地盤1を地下水位の上方まで掘削し、ドレーン材7およびドレーン材7に連結された吸引ホース13を設置する。次に、地盤1を所定の深さまで埋戻し、ドレーン材4およびドレーン材4に連結された吸引ホース12を設置する。その後、地盤1をさらに埋戻し、ドレーン材4、7の上方の地盤に油貯蔵施設2を構築する。そして、吸引ホース12、13の地上側の端部を地上に設けられた真空吸引部14に連結する。吸引ホース12、13には図示しないバルブ等が設けられ、真空吸引部14による吸引に用いる吸引ホースをバルブの開閉により選択可能である。
真空吸引部14は、地上に常時設置してもよいし、事故発生時に設置してもよい。真空吸引部14を常時設置して定期的に吸引を実施し、揚液の有無や揚液中の油分の含有量を確認すれば、油貯蔵施設2のタンク底面の腐食による油の漏洩を検知することができる。また、油の漏洩を検知したら連続吸引に切り替えることで、迅速に油を回収できる。
図4から図6は、油17の回収方法を示す図である。各図の(a)は、油回収システム3の鉛直方向の断面図、(b)はドレーン材4を上方から見た図、(c)はドレーン材7を上方から見た図である。
事故等によって油貯蔵施設2から油17が漏洩すると、図4(a)に示すように油17が地盤1に浸透してドレーン材4上に到達する。上記したようにドレーン材4は図1(c)に示す不織布部10側が上面で遮蔽材32側が下面となるように地盤1中に設置されているので、ドレーン材4上に到達した油17は上面から下面に透過せず、図4(a)(b)に示すようにドレーン材4上を開口部6に向かってゆっくり流れる。作業者は、真空吸引部14を作動させてドレーン材4上の油17を地上に回収する。このとき、ドレーン材7からの吸引は停止してもよい。
ドレーン材4からの油17の回収量よりも油貯蔵施設2からの油17の漏洩量が多い場合、図5(a)(b)に示すように、ドレーン材4上に油17が溜まり、開口部6からドレーン材7上に油17が流れ落ちる。上記したようにドレーン材7も図1(c)に示す不織布部10側が上面で遮蔽材32側が下面となるように地盤1中に設置されているので、ドレーン材7上に流れ落ちた油17は上面から下面に流体を透過せず、図5(c)に示すようにドレーン材7上で中央から周辺に向かってゆっくり拡がる。作業者は、真空吸引部14を引き続き作動させて、ドレーン材4上の油17を回収すると同時に、ドレーン材7上の油17も地上に回収する。
油17の漏洩が停止すると、図6(a)(b)(c)に示すように、ドレーン材4上の油17は減少し、ドレーン材7上に流れ落ちた油17が同心円状にさらに拡がる。作業者は、真空吸引部14を引き続き作動させて、ドレーン材4上およびドレーン材7上の油17を回収する。ドレーン材4から油17が回収されなくなったら、ドレーン材4からの吸引は停止してもよい。ドレーン材7上では、中央から外側へ油17が移動するにつれて単位面積当たりの油17の量が減ると考えられる。ドレーン材7では、吸引パイプ16を中央に配置することによって外周付近と比較して中央付近での吸引力を高めている。
ドレーン材4は、上記したように水平投影面積がドレーン材7よりも小さく、平面視でドレーン材7からはみ出さないように配置される。そのため、大量の油17が漏洩してドレーン材4の上端から油17が溢れた場合でも、溢れた油17は地盤1を浸透してドレーン材7上に到達し、ドレーン材7から回収される。
このように、第1の実施形態の油回収システム3によれば、平面視で油貯蔵施設2と重なる位置の地盤1にドレーン材4、7を設置することにより、油貯蔵施設2から油17が漏洩した際に迅速に回収を開始できる。また、油貯蔵施設2から漏洩した油17が平面視で油貯蔵施設2の外側の地盤1に移動する前に回収することができる。
油回収システム3では、ドレーン材4、7の両方を用いて吸引を実施することにより、油17の回収効率を高めることができる。また、地下水位より上方に設置されたドレーン材4、7上での油17の移動速度は地下水面に到達した油の移動速度より遅いことに加え、ドレーン材4から流れ落ちた油17はドレーン材7上を中央から外周方向に同心円状に拡がっていくので、油回収システム3ではドレーン材4、7を用いた油17の回収時間を容易に確保することができる。そのため、油17が地下水面に到達して地下水の流れとともに拡散するリスクを大幅に低減できる。
なお、第1の実施形態では、略水平に設置されたドレーン材7の上方に配置した遮蔽部材にドレーン材4としての機能を持たせたが、遮蔽部材はドレーン材として機能しなくてもよい。また、遮蔽部材の配置は必須ではない。さらに、ドレーン材7の上方に2段以上の遮蔽部材を配置してもよい。
第1の実施形態では、ドレーン材4の水平投影面積をドレーン材7よりも小さくしたが、ドレーン材4の水平投影面積をドレーン材7と同等とするかドレーン材7より大きくしてもよい。この場合、ドレーン材4を平面視で油貯蔵施設2からはみ出すように設置することにより、油貯蔵施設2から漏洩した油17をドレーン材4で確実に受け止めるようにする。
第1の実施形態では構造物を油貯蔵施設2とし、漏洩した油17を回収対象としたが、構造物は油貯蔵施設でなくてもよい。回収対象とする流体も油に限らず、油以外を含む汚染水を回収対象としてもよい。
また、ドレーン材4、ドレーン材7における流体の吸引方向は、図2に示すものに限らない。図7は、流体の吸引方向が異なる例を示す図である。図7(a)はドレーン材4を上方から見た図、図7(b)はドレーン材7を上方から見た図である。
図7(a)に示すように、ドレーン材4の斜面4a、4b、4c、4dは、帯状のドレーン材を幅方向に並べ、図示しないテープ等で張り合わせて形成される。ドレーン材4の空間11(図1(c))は斜面4a、4b、4c、4dの傾きに直交する方向に延伸し、斜面4a、4b、4c、4dの境界部には吸引パイプ15が設けられる。ドレーン材4の斜面4a、4b、4c、4dは台形であり、一方の斜辺にはシール材5aが設けられる。ドレーン材4の斜面4a、4b、4c、4dの他方の斜辺と吸引パイプ15との接合部にはシール材5bが設けられる。
図7(b)に示すように、ドレーン材7は、帯状のドレーン材を幅方向に並べ、図示しないテープ等で張り合わせて形成される。ドレーン材7は中央部7cとその両側の側部7dとに区画される。ドレーン材7の空間11(図1(c))は中央部7cと側部7dとの境界線に平行な方向に延伸し、ドレーン材7の一辺には中央部7cや側部7dに1対1で対応するように吸引パイプ16が設けられる。ドレーン材7と吸引パイプ16との接合部にはシール材8bが設けられる。ドレーン材7の吸引パイプ16と平行な辺にはシール材8aが設けられる。
図7(a)に示すドレーン材4では、空間11(図1(c))が斜面4a、4b、4c、4dの傾きに直交する方向に延伸しているので、真空吸引部14を作動させると、ドレーン材4内に流入した流体が図7(a)の白矢印に示す方向に移動して吸引パイプ15および吸引ホース12を介して地上に回収される。
図7(b)に示すドレーン材7では、空間11(図1(c))が吸引パイプ16に直交する方向に延伸しているので、真空吸引部14を作動させると、ドレーン材7内に流入した流体が図7(b)の白矢印に示す方向に移動して吸引パイプ16および吸引ホース13を介して地上に回収される。
図7に示す例では、図5に示すようにドレーン材7上の中央付近に油が存在するときにはドレーン材7の中央部7cのみから油17を吸引する。また、図6に示すようにドレーン材7の全体に油が拡がったときにはドレーン材7の中央部7cおよび側部7dから油17を吸引する。上記したようにドレーン材7上では、中央から外側へ油17が移動するにつれて単位面積当たりの油17の量が減ると考えられるが、図7に示すドレーン材7では、中央部7cを側部7dよりも狭い幅にすることによって側部7dと比較して中央部7cでの吸引力を高めている。
ドレーン材4、7の構成は、図1(c)に示すものに限らない。ドレーン材4、7は、一方の面から他方の面に流体が透過せず、他方の面から流体が流れ込まないものであればよく、流体が流れ込む方の面を上方に向け、流れ込まない方の面を下方に向けて設置される。
以下、本発明の別の例について、第2の実施形態として説明する。第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる点について説明し、同様の点については図等で同じ符号を付すなどして説明を省略する。
[第2の実施形態]
図8は本発明の第2の実施形態に係る油回収システム3aを示す図である。図8(a)は、油回収システム3aの鉛直方向の断面図、図8(b)は、図8(a)に示す線C−Cによる断面図である。
図8に示すように、油回収システム3aは、ドレーン材23、吸引ホース24、真空吸引部14等からなる。
油回収システム3aでは、複数のドレーン材23が、構造物である油貯蔵施設2と平面視で重なる位置、すなわち図8に示す点線の内側の位置に設置される。複数のドレーン材23は、水平方向に間隔をおいて、地盤1の地下水面付近に略鉛直方向に配置される。
ドレーン材23および吸引ホース24は、油貯蔵施設2の杭21の内側に設置される。杭21は鋼管杭であり、地下水面付近にスリット22を有する。スリット22は、杭21を地盤1に打設したときに地下水位の変動範囲の全長に亘って配置される位置に形成されることが望ましい。ドレーン材23はスリット22付近に配置される。ドレーン材23はスリット22の全長に亘って配置されることが望ましい。
ドレーン材23は板状であり、例えば、芯材と、芯材の表面を被覆するフィルター不織布部とからなる。ドレーン材23は、親油性が高いために相対的に撥水効果の期待できるフィルター不織布部の素材を基本とするが、さらに撥水性能を高めた、プラスチックボードドレーンないしペーパードレーンの使用も可能である。吸引ホース24は、一端がドレーン材23に連結され、他端が地上に延伸して真空吸引部14に連結される。
図9から図11は、油回収システム3aの構築方法を示す図である。図9(a)は杭21を示す図、図9(b)はケーシング28を示す図、図9(c)はドレーン材23を示す図である。また、図10(a)(b)は図9(a)に示す線D−Dに対応する位置での断面を示す図、図10(c)は図11(b)に示す線E−Eによる断面を示す図である。図11(a)は杭21を打設する工程を示す図、図11(b)はケーシング28を引き抜く工程を示す図である。
図9(a)に示すように、油貯蔵施設2の杭21は、複数のスリット22を有する。杭21は、スリット22の上方に少なくとも2段のガイド27が取り付けられる。図10(a)に示すように、ガイド27は、ガイド用スリット30に差し込まれて杭21に溶接された一対のガイド27a、27bからなる。一対のガイド27a、27bは杭21の内側に空間31を形成する。
図9(b)に示すように、ケーシング28は、少なくとも杭21の上端からスリット22の下端までの長さを有する。ケーシング28は、上端と下端が開口した筒体である。ケーシング28は、例えば杭21の内周面に沿って湾曲した形状とする。
図9(c)に示すように、ドレーン材23の上端にはキャップ26が取り付けられる。ドレーン材23とキャップ26との接合部には、隙間からの空気等の流入を防ぐためのシール材25bが設けられる。キャップ26には吸引ホース24が連結される。ドレーン材23の下端には、空気等の流入を防ぐためのシール材25aが設けられ、アンカ29が固定される。アンカ29は、平面視でケーシング28からはみ出るような形状とする。
図8に示す油貯蔵施設2を構築する際には、まず、図10(b)に示すように、杭21の内側の空間31(図10(a))にケーシング28を取り付ける。ケーシング28の内部には、ドレーン材23および吸引ホース24が挿入される。また、ドレーン材23の下端のアンカ29は、ケーシング28の下端に当接する。そして、図10(b)に示す状態の杭21を、図11(a)に示すように地盤1の所定の深さに打設する。このとき、スリット22は地下水位の変動範囲の全長に亘る位置に配置される。
次に、図11(b)に示すように、ガイド27に沿って杭21からケーシング28を引き抜く。このとき、アンカ29が地盤1に固定されることによって、ドレーン材23および吸引ホース24は地盤1中に残置される。
地盤1に杭21とドレーン材23と吸引ホース24とを設置したら、ドレーン材23の上方の地盤に油貯蔵施設2を構築する。そして、吸引ホース24の地上側の端部を地上に設けられた真空吸引部14に連結する。
図8に示すように、事故等によって油貯蔵施設2から油17が漏洩すると、油17は地盤1に浸透して地下水面上に到達し、油層19を形成して地下水とともに拡散する。作業者は、真空吸引部14を作動させて、油層19からスリット22を通して油分を含む流体をドレーン材23内に流入させ、吸引ホース24を介して地上に回収する。
油回収システム3aでは、複数のドレーン材23から吸引した流体中の油分の含有量を分析してもよい。各ドレーン材23から吸引した流体中の油分の含有量を比較して油分の含有量の多いドレーン材23を特定し、その地下水の上流側から油が漏洩しているとみなしたり、各ドレーン材23の油分の含有量の経時変化を確認して拡散方向を把握したりすることにより、油貯蔵施設2からの油分の漏洩ルートを予測することができる。漏洩ルートを予測すれば、油貯蔵施設2の漏洩箇所を早期に特定したり、予測した漏洩ルートを参考に各ドレーン材23による吸引と停止を適切に制御したりすることができる。
このように、第2の実施形態の油回収システム3aにおいても、平面視で油貯蔵施設2と重なる位置の地盤1にドレーン材23を設置することにより、油貯蔵施設2から油17が漏洩した際に迅速に回収を開始できる。また、油貯蔵施設2から漏洩した油17が平面視で油貯蔵施設2の外側の地盤1に移動する前に回収することができる。
第2の実施形態では、杭21の内側に取り付けたケーシング28にドレーン材23および吸引ホース24を挿入した状態で杭21を地盤1に打設し、杭21からケーシング28を引き抜くことにより、杭21と同時にドレーン材23を設置することができ、工期の短縮が可能である。
なお、第2の実施形態では、杭21と同時にドレーン材23を打設したが、ドレーン材23を杭21と同時に打設しなくてもよい。図12は、油回収システム3bを示す図である。図12(a)は、油回収システム3bの鉛直方向の断面図、図12(b)は、図12(a)に示す線F−Fによる断面図である。
図12に示すように、油回収システム3bでは、ドレーン材23が杭21の内部に配置されない。ドレーン材23および吸引ホース24は、油貯蔵施設2の構築前に地盤1に打設される。油回収システム3bでは、ドレーン材23の打設位置が杭の打設位置に左右されることがない。そのため、図12(b)に示すようにドレーン材23を平面視で油貯蔵施設2と重なる範囲に均一に打設することができ、油回収システム3aと比較して油分の回収効率が高まる。また、多数のドレーン材23を打設することにより油の含有量の分析データが増加し、漏洩ルートの予測も容易になる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………地盤
2………油貯蔵施設
3、3a、3b………油回収システム
4、7、23………ドレーン材
4a、4b、4c、4d………斜面
5a、5b、8a、8b、25a、25b………シール材
6………開口部
7a、7b………水平面
7c………中央部
7d………側部
9………芯材
9a、9b………帯状材
10………不織布部
11、11a、11b………空間
12、13、24………吸引ホース
14………真空吸引部
15、16………吸引パイプ
17………油
19………油層
21………杭
22、34………スリット
26………キャップ
27、27a、27b………ガイド
28………ケーシング
29………アンカ
30………ガイド用スリット
31………空間
32………遮蔽材
33………固定部材

Claims (10)

  1. 構造物の下方の、平面視で前記構造物と重なる位置に設置された板状のドレーン材と、
    一端が前記ドレーン材に連結され、他端が延伸している吸引ホースと、
    前記吸引ホースの他端に連結された真空吸引部と、
    を具備し、
    前記構造物から漏れ出した流体を、前記真空吸引部を作動させて前記ドレーン材から回収することを特徴とする流体回収システム。
  2. 前記ドレーン材が、一方の面から他方の面に流体を透過させず、地盤の地下水位より上方に前記一方の面を上方に向けて略水平に設置されたことを特徴とする請求項1記載の流体回収システム。
  3. 前記ドレーン材の上方に、一方の面から他方の面に前記流体を透過させない板状の遮蔽部材が配置され、前記遮蔽部材は略中央に開口部を有し、前記開口部を下端として前記開口部に向かう斜面が形成されることを特徴とする請求項2記載の流体回収システム。
  4. 一端が前記遮蔽部材に連結され、他端が延伸している吸引ホースをさらに具備し、前記遮蔽部材がドレーン材として機能することを特徴とする請求項3記載の流体回収システム。
  5. 前記流体が油分を含み、
    複数の前記ドレーン材が、水平方向に間隔をおいて、地盤の地下水面付近に略鉛直方向に配置されたことを特徴とする請求項1記載の流体回収システム。
  6. 複数の前記ドレーン材から吸引した流体中の前記油分の含有量を分析することにより、前記構造物からの前記油分の漏洩ルートを予測可能であることを特徴とする請求項5記載の流体回収システム。
  7. 前記ドレーン材および前記吸引ホースが前記構造物の杭の内側に設置され、前記杭は前記地下水面付近にスリットを有し、前記ドレーン材が前記スリット付近に配置されることを特徴とする請求項5または請求項6記載の流体回収システム。
  8. 地盤に、板状のドレーン材および前記ドレーン材に一端が連結され他端が延伸している吸引ホースを設置する工程aと、
    前記ドレーン材の上方の地盤に構造物を構築する工程bと、
    前記吸引ホースの他端を地上に設けられた真空吸引部に連結する工程cと、
    を具備することを特徴とする構造物の構築方法。
  9. 前記ドレーン材は、一方の面から他方の面に流体を透過させず、
    前記工程aで、前記ドレーン材を前記地盤の地下水位より上方に前記一方の面を上方に向けて略水平に設置することを特徴とする請求項8記載の構造物の構築方法。
  10. 前記工程aが、
    前記構造物の杭の内側に取り付けたケーシングに前記ドレーン材および前記吸引ホースを挿入した状態で、前記杭を前記地盤に打設する工程と、
    前記杭から前記ケーシングを引き抜く工程と、
    からなり、
    前記杭は前記地盤の地下水面付近にスリットを有し、前記ドレーン材が前記スリット付近に配置されることを特徴とする請求項8記載の構造物の構築方法。
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