JPH08299945A - 汚染土壌の浄化方法 - Google Patents
汚染土壌の浄化方法Info
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
から揮散する汚染物質の周囲への拡散、及び作業員と汚
染土壌との接触を極力回避しつつ、効率良く浄化処理す
ることのできる汚染土壌の浄化方法を提供する。 【構成】 工場の跡地等などから掘り上げられた汚染土
壌2を、汚染物質の処理施設30の近傍の敷地に、内部
に吸引パイプ3を埋め込みつつ盛り立て、盛り立てた汚
染土壌2をシート1で覆って包み込んだ後に、埋め込ん
だ吸引パイプ3を介して内部の空気を吸引することによ
り、汚染土壌2から揮散する汚染物質を空気の流れに携
行させつつ取り出し、これを吸気管5により集積して処
理施設30に給送し、浄化処理する。
Description
に関する。
は、各種の廃棄物が埋立て処分されていたことにより、
あるいは工場で使用する溶剤等のもれやこれの使用後の
廃棄などにより、地盤が汚染されて地中に汚染土壌を発
生さている場合がある。これらの汚染土壌は周囲の環境
に悪影響を及ぼすおそれがあるとともに、かかる汚染土
壌を含む地盤は、各種の構造物の基礎地盤としての信頼
性に欠けるものであるため、例えばこれらの埋立て地盤
や工場の跡地等の再開発を計画するにあたり、このよう
な汚染土壌が地中に存在することが発見された場合に
は、これを速やかに浄化して無害化を図ることが望まし
い。
る方法は、一般に、原位置で揮発性のある有害物質等を
処理する方法と、汚染土壌を掘り上げてから処理する方
法とに大別することができるが、汚染土壌を掘り上げて
処理する方法としては、従来より、例えば堀り上げた汚
染土壌を日当たりの良い場所に敷き均し、天日乾燥や撹
拌による曝気処理を行ったり、加熱装置を用いて汚染物
質を揮散させる方法などが知られている。
来の汚染土壌を掘り上げてから処理する方法によれば、
掘り上げられた大量の汚染土壌から発散する、汚染物質
を含む大量のガスを、周囲に拡散させることなく集積し
て浄化処理するには、大きな上屋を必要とするなど、効
率の良い処理作業を行なうことができず、また、処理作
業中、作業員が、長時間にわたって汚染土壌と接触しつ
つ作業を行わなければならないという課題があった。
着目してなされたもので、掘り上げられた大量の汚染土
壌を、汚染土壌から揮散する汚染物質の周囲への拡散、
及び作業員と汚染土壌との接触を極力回避しつつ、効率
良く浄化処理することのできる汚染土壌の浄化方法を提
供することを目的とするものである。
達成するためになされたもので、その要旨は、通気性を
有するフィルター部材を内部に埋め込みつつ汚染土壌を
盛り立てるとともに、盛り立てた汚染土壌をシートによ
って包み込み、しかる後に前記フィルター部材に連通し
た吸気管を介して空気を吸引し、この空気に汚染土壌か
ら揮散した汚染物質を携行させて浄化施設に給送するこ
とにより、汚染物質を処理して汚染土壌を浄化すること
を特徴とする汚染土壌の浄化方法にある。
ィルター部材としては、例えば、空気の通過が容易な、
有孔パイプ、各種の排水用のドレーン材、不織布や織布
等を用いることができる他、間隙率の多きな砕石や玉砂
利等を一定の幅あるいは厚さで敷設してフィルター部材
とすることもできる。
は、前記汚染土壌を盛り立てる際に、吸気管に連通させ
るフィルター部材と、送気管に連通させるフィルター部
材とを汚染土壌の内部に各々埋め込み、前記送気管を介
してフレッシュ空気を汚染土壌内に給送しつつ前記吸気
管を介して汚染土壌から空気を吸引するようにすること
が好ましい。
前記シートによって包み込まれた汚染土壌の一端部に、
通気性を有するフィルター材を充填したフィルター室を
介在させ、このフィルター室に、前記送気管を接続する
とともに、汚染土壌に埋め込んだ前記送気管と連通させ
るフィルター部材の一端部を臨ませて、前記送気管から
給送されるフレッシュ空気をフィルター室を介して各フ
ィルター部材に分配するようにすることもできる。
ィルター材としては、例えば、有孔パイプや各種の排水
材、不織布や織布、砕石や玉砂利等を用いることができ
る。
は、前記送気管を介して、加温した空気を汚染土壌内に
給送するようにしてもよい。
ば、掘り上げた後盛り立てられた汚染土壌は、シートに
よって包み込まれるとともに、フィルター部材を介して
吸気管により内部の空気が吸引され、これによって汚染
土壌にはフィルター部材に向かう空気の流が生じるの
で、汚染土壌から揮散する汚染物質のシートの外部への
拡散を容易に防止することができるととも、揮散した汚
染物質は汚染土壌からフィルター部材を介して吸気管に
向かう空気の流れに携行され、吸気管に向かって容易に
集積されるとともに、集積された汚染物質は、処理施設
に速やかに給送されて浄化処理されることになる。
トの内部と外部との通気を完全に遮断し得る密閉性の富
んだ例えば遮水シートなどを使用することもできるが、
少なくとも、吸気によりフィルター部材に向かう空気の
流れを生じさせた状態において、シートを経た汚染物質
の外部への通過拡散を防止することができる程度の密閉
性を備えたものであれば、微細な孔や隙間を有しある程
度の通気性を備えるものであってもよく、かかる場合に
は、吸気による吸引力によって、汚染物質を携行させる
フレッシュ空気を、シートを介して外部から汚染土壌内
に取り込むこともできる。
と、送気管に連通させるフィルター部材とを汚染土壌の
内部に各々埋め込み、送気管を介してフレッシュ空気を
汚染土壌内に給送しつつ吸気管を介して汚染土壌から空
気を吸引するようにすれば、これらを適宜配置すること
により、汚染土壌の内部に、汚染物質を揮散させてこれ
を携行するのに適した位置及び大きさで空気の流れを生
じさせ、これによってより効率良く汚染土壌を浄化処理
することが可能になる。
土壌の一端部には、通気性を有するフィルター材を充填
したフィルター室を介在させ、このフィルター室に送気
管を接続するとともに、汚染土壌に埋め込んだフィルタ
ー部材の一端部を臨ませ、送気管から給送されるフレッ
シュ空気をフィルター室を介して各フィルター部材に分
配するようにすれば、シートにより包み込んだ汚染土壌
の全体にわたって均等な空気の流れを生じさせることが
でき、これによってさらに効率良く汚染土壌を浄化処理
することが可能になるそして、加温した空気を送気管及
びフィルター部材を介して汚染土壌内に給送すれば、汚
染土壌からの汚染物質の揮散を促進して、汚染土壌を迅
速に浄化処理することが可能になる。
を参照しつつ詳細に説明する。図1、図2は、この発明
の第一実施例を示すもので、工場の跡地等などから掘り
上げられた汚染土壌2を、汚染物質の処理施設30の近
傍の敷地に盛り立て、シート1によって覆うとともに、
汚染土壌2の内部に埋め込んだ吸引パイプ3を介して内
部の空気を吸引することにより、汚染土壌2から揮散す
る汚染物質を取り出し、これを処理施設30に給送して
浄化処理する状況を示している。
2は、例えば各種有機塩素系化合物、ベンゼン、揮発性
水銀化合物などの揮発性を有する汚染物質を含むもの
で、これの全外周をシート1によって覆うべく、まず地
表面に底面部の遮水シート1’が敷設され、この遮水シ
ート1’上に、ブルドーザやバックフォーなどの重機を
用いて、汚染土壌2を順次運搬堆積して盛り立てるとと
もに、かかる作業に伴って、フィルター部材としての多
孔管からなる吸引パイプ3を、汚染土壌2の内部の適宜
位置に複数埋め込むとともに、その端部を盛り立てた汚
染土壌2の法面から突出させるようにして配設してお
く。なお、底面部に敷設される遮水シート1’は、底面
部の地盤が通気性の低い密閉性に富んだ地質である場合
には、必ずしも必要ではない。
定の量の汚染土壌2を盛り立ててその周囲を整形した
ら、これの周囲をシート1で覆って包み込む作業を行な
う。ここで、この第一実施例では、シート1として、例
えば微細孔を有する合成樹脂製のものを用い、また、盛
り立てた汚染土壌2の全体を一枚のシートで一度に覆う
ことが困難なため、施工や運搬に適した大きさに分割し
た多数の単位シートを、敷設現場で適宜継ぎ足して汚染
土壌2を包み込むようにする。なお、シートの継ぎ足し
部分は、必ずしも互いに完全に密着させた状態とする必
要はなく、当該継ぎ足し部分にある程度の隙間が生じて
いる状態であっても良い。
了したら、汚染土壌2に埋め込まれた吸引パイプ3の法
面から突出する一端部3aに、吸気管5を接続連通す
る。この吸気管5は、気液分離槽6、真空ポンプ7、汚
染物質吸収塔8などからなる浄化処理施設30と接続し
ており、この浄化処理施設30によれば、真空ポンプ7
の作動により、汚染土壌2内の空気を、吸引パイプ3、
吸気管5を経て集積吸引するとともに、気液分離槽6を
通過させた後、汚染物質吸着塔8に給送するような構成
になっている。なお、汚染物質吸着塔8は、内部に活性
炭その他の汚染物質を吸着する作用を備えた物質を充填
したもので、ここを通過する汚染物質はかかる吸着物質
によって吸着処理されることになる。
ート1で包み込み、吸気管5を吸引パイプ3に接続して
真空ポンプ7を作動させれば、これの吸引力により、汚
染土壌2の内部には、これを覆うシート1の微細孔や隙
間などから取り込まれた外部からの空気が、吸引パイプ
3に向かって流れる空気の流れを生じることになり、こ
の流れが汚染土壌2の粒子間を流下する際に、汚染土壌
2中の揮発性のある汚染物質を取り込み、この汚染物質
を携行した空気が、吸引パイプ3及び吸気管5に集積さ
れて、速やかに浄化処理施設3に送られることになる。
を携行した空気は、これに含まれる液体分が気液分離槽
6により分離されるとともに、気液分離槽6を通過した
空気は、真空ポンプ7を経て吸収塔8内に導入され、携
行してきた汚染物質を吸収除去した後、浄化された空気
のみが吸収塔8の排出口8aから外部に放出されること
になる。
引による浄化作業を所定時間持続すれば、汚染土壌2中
の揮発性汚染物質の濃度は順次低下して行くので、汚染
土壌2や吸引される空気を適宜サンプリングして、汚染
物質の濃度が基準値以下となったことが確認されたら、
その後真空ポンプ7を停止し、吸気管5を取り外し、シ
ート1を除去して1サイクルの浄化作業を完了する。な
お浄化作業が終了した後の残土は、元の掘削場所に埋め
戻したり盛土としてそまま放置しておくこともできる。
また、取り外した機材は、次のサイクルの汚染土壌の浄
化処理作業に順次に転用してゆくことができる。
である。なお、前記第一実施例と同一箇所には同一符号
を付し、新たに付加された部分にのみ異なる符号を用い
て説明する。
り立てて行く際に、吸気管5と連通するフィルター部材
としての吸引パイプ3に加えて、送気管14に連通させ
るフィルター部材としての多孔管からなる送気パイプ1
0を、汚染土壌1に複数埋め込むとともに、盛り立てた
汚染土壌2は、これの周囲を密閉性に富んだ遮水シート
4によって覆われている。
の内部において、吸引パイプ3の間にこれと交互に埋設
されるとともに、その一端部10aが、吸引パイプ3が
突出する法面とは反対側の法面から突出して送気管14
と接続連通し、空気圧送ポンプ16から送られるフレッ
シュ空気を汚染土壌2の内部に給送することができるよ
うになっている。なお、送気管14には、調整バルブ1
2が設けられており、これによって、空気圧送ポンプ1
6から供給される空気の量を調整することができるよう
になっている。
4は、例えば可撓性に富んだゴム製あるいは合成樹脂製
のシート部材からなり、これを通過しようとする通気を
容易に遮断することができるものである。なお、この遮
水シート4もまた、施工や運搬に適した大きさの多数の
単位シートを、敷設現場で熱溶着などによって密着接合
することにより、汚染土壌2の全体を略密閉状態で包み
込んで一体として敷設されるものである。
送ポンプ16を作動して汚染土壌2にフレッシュ空気を
給送するとともに、真空ポンプ7を作動して汚染土壌2
から空気を吸引すれば、汚染土壌2の内部には、送気パ
イプ10から吸引パイプ3に向かう空気の流れが生じ、
この空気の流れに汚染土壌2中の揮発性のある汚染物質
を携行させて行くことにより、第一実施例の場合と同様
に、汚染土壌2を容易に浄化することができる。
2内における送気パイプ10及び吸引パイプ3を、汚染
土壌2内において所望の方向に向かう空気の流れが生じ
るように、適宜設計配置することによって、より効率の
良い汚染土壌の浄化処理を可能にするとともに、調整バ
ルブ12により、空気の供給量を吸気管5による空気の
吸引量よりやや下回るよう調整することで、遮水シート
4で囲まれた内部が常時負圧状態に保たれるようにして
汚染物質の揮散を促進し、さらに効率の良い汚染土壌の
浄化処理を可能にすることもできる。
である。なお、前記各実施例と同一箇所には同一符号を
付し、新たに付加された部分にのみ異なる符号を用いて
説明する。
部分を覆う遮水シート4’、及び地上に露出した部分を
覆う遮水シート4によって包み込まれた汚染土壌2の一
端部には、遮水シート4との間に介在して、フィルター
材としての不織布が充填されたフィルター室22が設け
られている。また、汚染土壌2の内部には、フィルター
部材としての各種のドレーン材からなる、吸引ドレーン
20及び送気ドレーン21が交互に積層配置されるとと
もに、吸引ドレーン20の一端部20aが汚染土壌2の
法面から突出して送気管14に連通接続し、一方、送気
ドレーン21は、その一端部21aがフィルター室22
に臨むように配設されている。
ター室22に接続した送気管14から送気ドレーン21
にフレッシュ空気が供給されることになるが、送気管1
4から給送される空気は、フィルター室22を経て各送
気ドレーン21に流入するので、各送気ドレーン21に
略均等に空気が分配され、これにより汚染土壌2の全体
にわたって均等な空気の流れを生じさせて、さらに効率
の良い汚染土壌の浄化処理を可能にすることができる。
送気管14から汚染土壌2内に供給される空気を、加温
した状態で給送すれば、汚染土壌2からの汚染物質の揮
散を促進して、さらに迅速に汚染土壌2を浄化処理する
ことが可能になる。
汚染土壌の浄化方法によれば、通気性を有するフィルタ
ー部材を内部に埋め込みつつ汚染土壌を盛り立てるとと
もに、盛り立てた汚染土壌をシートによって包み込み、
しかる後に前記フィルター部材に連通した吸気管を介し
て空気を吸引し、この吸引される空気の流れに汚染土壌
から揮散した汚染物質を携行させて浄化施設に給送する
ので、掘り上げられた大量の汚染土壌を、汚染土壌から
揮散する汚染物質の周囲への拡散、及び作業員と汚染土
壌との接触を極力回避しつつ、効率良く浄化処理するが
できる。
と、送気管に連通させるフィルター部材とを汚染土壌の
内部に各々埋め込み、フレッシュ空気を汚染土壌内に給
送しつつ汚染土壌から空気を吸引するようにすれば、汚
染土壌の内部に、汚染物質を揮散させてこれを携行する
のに適した空気の流れを生じさせて、より効率良く汚染
土壌を浄化処理することができる。
土壌の一端部にはフィルター室を介在させ、送気管から
給送されるフレッシュ空気をフィルター室を介して各フ
ィルター部材に分配するようにすれば、シートにより包
み込んだ汚染土壌の全体に均等な空気の流れを生じさせ
て、さらに効率良く汚染土壌を浄化処理することができ
る。
ィルター部材を介して汚染土壌内に給送すれば、汚染土
壌からの汚染物質の揮散を促進して、汚染土壌をさらに
迅速に浄化処理することができる。
である。
である。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 通気性を有するフィルター部材を内部に
埋め込みつつ汚染土壌を盛り立てるとともに、盛り立て
た汚染土壌をシートによって包み込み、しかる後に前記
フィルター部材に連通した吸気管を介して空気を吸引
し、この空気に汚染土壌から揮散した汚染物質を携行さ
せて浄化施設に給送することにより、汚染物質を処理し
て汚染土壌を浄化することを特徴とする汚染土壌の浄化
方法。 - 【請求項2】 前記汚染土壌を盛り立てる際に、吸気管
に連通させるフィルター部材と、送気管に連通させるフ
ィルター部材とを汚染土壌の内部に各々埋め込み、前記
送気管を介してフレッシュ空気を汚染土壌内に給送しつ
つ前記吸気管を介して汚染土壌から空気を吸引すること
を特徴とする請求項1に記載の汚染土壌の浄化方法。 - 【請求項3】 前記シートによって包み込まれた汚染土
壌の一端部には、通気性を有するフィルター材を充填し
たフィルター室を介在させ、このフィルター室には、前
記送気管を接続するとともに、汚染土壌に埋め込んだ前
記送気管と連通させるフィルター部材の一端部を臨ま
せ、前記送気管から給送されるフレッシュ空気をフィル
ター室を介して各フィルター部材に分配することを特徴
とする請求項2に記載の汚染土壌の浄化方法。 - 【請求項4】 前記送気管を介して、加温した空気を汚
染土壌内に給送することを特徴とする請求項2又は請求
項3に記載の汚染土壌の浄化方法。
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JP3166553B2 JP3166553B2 (ja) | 2001-05-14 |
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JP10883595A Expired - Fee Related JP3166553B2 (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 汚染土壌の浄化方法 |
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