JP2021132556A - 魚釣用スピニングリール - Google Patents
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最初に図1及び図2を参照して魚釣用スピニングリールの構成について説明する。
本発明において、スプール軸20の先端側が支持部材30によって支持される領域(図3で示す軸方向の領域)を支持領域Rと定義する。
すなわち、本実施形態では、隙間嵌合部Sを、ピニオンギア8の前部の内周面とピニオンギアに圧入される支持部材30の外周面との間で形成するようにしている。
この変形例の支持部材31は、端部にフランジを形成することなく、単に、円筒形状に形成してピニオンギア8に圧入するようにしている。
図4に示す支持部材31は、ストレート状に構成され、軸方向の移動の規制を回り止めプレート12Aで行なうようにしたが、図5に示すように、ナット12の表面に、環状壁部(規制壁部)12Dを一体形成しておき、その端部を径方向内側に屈曲させたフランジ部12D´で抜け止めするようにしても良い。
このような構成によれば、部品点数を削減することができる。また、このような構成では、フランジ部12D´は、支持部材30のフランジ30cに当接していても良いし、図に示すように離間していても良い。また、支持部材30には、フランジ30cを形成しなくても良く、更には、図4の構成と同様、段部を形成しない構成であっても良い。
この変形例では、隙間嵌合部Sは、支持部材33の前方側のピニオンギア8の内周面(環状凹所8dの内周面)とスプール軸12の外周面との間で形成している。すなわち、隙間嵌合部Sは、ピニオンギア8の前端からナット12が螺合される固定領域Lを超えた部分Wのピニオンギア8の径方向内側にスプール軸12との間で形成されている。本実施形態の支持部材33は円筒状に形成されており、ピニオンギア8の先端側に形成された大径の環状凹所8dを介して、環状凹所8cに圧入するように構成している。
この変形例では、前記支持部材33の中間部分に環状の凹部33aが形成されており、支持部材33を圧入固定した際、ピニオンギア8の内周面と部分的に非接触となるように構成している。
本実施形態では、ロータ3を固定するナット12が螺合される固定領域Lのピニオンギア8の内周に、ピニオンギア8より高強度材で形成される補強筒体50を嵌合固定したことを特徴としている。
このような構成によっても、上記した実施形態と同様、雄螺子部8bの部分でナット12を締め付けてロータ3を固定する際、雄螺子部8bが形成された非円形部分は、径方向内側に圧力を受けて変形しようとするが、この部分にピニオンギア8より高強度の補強筒体50が嵌合固定されているので、往復動するスプール軸20に影響を及ぼすことがなくなり、スプール軸を安定した状態でスムースに摺動案内することができ、製造コストを効率よく低減することが可能となる。
また、補強筒体50の軸方向規制方法として、図4に示したようなナット12の回り止め12A(一点鎖線で図示)の底面12Cを鍔部50aに当て付けて軸方向規制しても良い。
本発明は、ピニオンギア8の前部の内周側でスプール軸20の外周を支持する支持領域の改良に関するものであり、ピニオンギア8に内挿されるスプール軸20の後方側の支持構成については、特に限定されない。
また、リール本体1Aに回転自在に支持されるピニオンギア8の軸受支持構成(軸受の支持位置や軸受個数等)も限定されない。
このような多数の凹所8pは、例えば、スパロール、ショットブラスト等によって形成することが可能であり、塗布したオイル等を維持しながら摺動抵抗を減少することが可能となる。その深さDについては、隙間Gよりも深く形成しておくことで、塗布したオイルを確実に維持しながら摺動抵抗を減少することが可能となる。また、多数の凹所の形状や形成位置については、特に限定されることはないが、図9に示すように、円形穴にしたり、図10(a)に示すような軸方向に延びる長穴8q、図10(b)に示すような周方向に延びる長穴8rする等、適宜変形することが可能である。なお、凹所8p、長穴8q、長穴8r等の縁部は必要に応じてバリ取り等の研磨処理が施される。
上述した実施形態のスプール軸20の支持態様については、ロータ3が固定される装着部位における薄肉厚化された非円形部が、ナット12の締め付けによってスプール軸20に影響を与えないように構成されていれば良く、隙間嵌合部Sの形成の仕方、隙間嵌合部Sの軸方向長さ、更には、補強筒体50の構成等、適宜、変形することが可能である。また、リール本体1Aの構成、駆動機構10、及び、スプール往復動機構40等、スプール軸の支持部以外に構成については、種々変形することが可能である。
3 ロータ
4 スプール
6 ハンドル
8 ピニオンギア
10 駆動機構
12 ナット
20 スプール軸
30,31,33,37 支持部材
50 補強筒体
Claims (7)
- リール本体内の駆動機構に連結されたハンドルの回転操作で駆動回転するピニオンギアの外周に釣糸案内部を有するロータを一体回転可能に回り止め嵌合固定し、ピニオンギアの内側に前後動可能に挿通されるスプール軸の前部に設けたスプールに釣糸を巻回する魚釣用スピニングリールにおいて、
前記ピニオンギアの前部は、前記ロータを回り止め嵌合する非円形部の外周に形成され締め付け用のナットを螺合する雄螺子部を有する固定領域と、前記スプール軸の外周を支持する支持部材を配置した支持領域と、を備えており、
前記ピニオンギアの前端からナットが螺合される前記固定領域及び固定領域を超えた部分のピニオンギアの径方向内側に隙間嵌合部を形成し、
前記支持部材を前記スプール軸の前後移動に追随しないように規制したことを特徴とする魚釣用スピニングリール。 - 前記隙間嵌合部は、前記ピニオンギアの前部の内周面と前記支持部材の外周面との間で形成されることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用スピニングリール。
- 前記隙間嵌合部は、前記支持部材の前方側の前記ピニオンギアの内周面と前記スプール軸との間で形成されることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用スピニングリール。
- 前記支持部材は、合成樹脂製であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の魚釣用スピニングリール。
- リール本体内の駆動機構に連結されたハンドルの回転操作で駆動回転するピニオンギアの外周に釣糸案内部を有するロータを一体回転可能に回り止め嵌合固定し、ピニオンギアの内側に前後動可能に挿通されるスプール軸の前部に設けたスプールに釣糸を巻回する魚釣用スピニングリールにおいて、
前記ピニオンギアの前部は、前記ロータを回り止め嵌合する非円形部の外周に形成され締め付け用のナットを螺合する雄螺子部を有する固定領域と、前記スプール軸の外周を支持する支持領域と、を備えており、
前記ナットが螺合される固定領域の前記ピニオンギアの内周に、前記ピニオンギアより高強度材で形成される補強筒体を嵌合固定したことを特徴とする魚釣用スピニングリール。 - 前記補強筒体は、前記固定領域よりもリール本体側の後方に向けて超える位置まで延びていることを特徴とする請求項5に記載の魚釣用スピニングリール。
- 前支持領域は、前記固定領域よりもリール本体側の後方に向けて超える位置で前記補強筒体と並設されている支持部材を有することを特徴とする請求項5又は6に記載の魚釣用スピニングリール。
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JP2007116971A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Daiwa Seiko Inc | 魚釣用スピニングリール |
JP2016029949A (ja) * | 2014-07-30 | 2016-03-07 | グローブライド株式会社 | 魚釣用スピニングリール |
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- 2020-02-26 JP JP2020030003A patent/JP7235688B2/ja active Active
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