JP2021131605A - 作業管理支援方法および作業管理支援サービス提供方法 - Google Patents

作業管理支援方法および作業管理支援サービス提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】作業者に大きな負担をかけることなく、適切な改善案を管理者に提示して、管理者の負担を軽減することができるようにする。【解決手段】作業管理支援システムサーバは、生産管理システムサーバおよび勤怠管理システムサーバから取得した成果物の生産計画および作業者の勤務計画に関する情報に基づいて、作業工程計画および人員配置計画を含む作業計画を作成して、その作業計画に関する情報を管理者端末で管理者に提示し、情報収集デバイスを用いて収集された情報と、生産管理システムサーバおよび勤怠管理システムサーバから取得した生産計画の変更および勤務計画の変更に関する情報とに基づいて、現況情報を取得し、その現況情報と現行の作業計画とに基づいて、その作業計画に含まれる作業工程計画および人員配置計画に関する改善案を作成し、その改善案に関する情報を管理者端末で管理者に提示する。【選択図】図12

Description

本発明は、複数の作業を経て所定の成果物を生産する生産拠点の管理業務を支援する処理を情報処理装置により行う作業管理支援方法および作業管理支援サービス提供方法に関するものである。
近年、食品工場などの生産拠点において、成果物の生産を適切に行うために作業工程および人員配置を管理する管理者の業務を支援する作業管理支援システムが普及している。
このような作業管理支援システムにおいて、作業者の勤務計画(勤務シフト)や成果物の生産計画(例えば注文量)に関して、当日に突発的な変更が発生することがある。例えば、天候などの要因で当日に注文数量が変更することがある。また、種々の原因で作業の進捗に遅れが生じることがある。また、病気や事故などの要因で作業者が当日に欠勤することがある。この場合、現行の作業計画のままで作業を進めると、成果物の生産が納期に間に合わなくなる。
そこで、従来、作業者が、作業の進捗状況に関する入力操作を行うことで、現時点における作業の進捗状況に関する情報を取得して、作業の遅延を解消するように必要な指示を行う技術が知られている(特許文献1参照)。また、作業員の作業を管理するシステムにおいて、作業者の動作を検知して、作業者の作業状況に応じて、作業スケジュールを変更する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2014−235495号公報 特許第4884256号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来の技術では、作業現場における実際の作業の進捗状況に関する情報を、作業者の入力操作により取得することから、作業現場における実際の作業の進捗状況に関して、より多くの情報を取得しようとすると、作業者の負担が大きくなるという問題があった。また、特許文献2に開示された従来の技術では、作業工程計画(作業スケジュール)を変更するが、人員配置計画を変更しないため、十分に有効な改善案を管理者に提示できず、管理者の負担を十分に軽減することができないという問題があった。
そこで、本発明は、作業者に大きな負担をかけることなく、適切な改善案を管理者に提示して、管理者の負担を軽減することができる作業管理支援方法および作業管理支援サービス提供方法を提供することを主な目的とする。
本発明の作業管理支援方法は、複数の作業を経て所定の成果物を生産する生産拠点の管理業務を支援する処理を情報処理装置により行う作業管理支援方法であって、前記情報処理装置のプロセッサは、成果物の生産計画および作業者の勤務計画に関する情報に基づいて、作業工程計画および人員配置計画を含む作業計画を作成して、その作業計画に関する情報を管理者に提示する出力処理を行い、作業現場に配置された情報収集デバイスを用いて収集された情報と、前記生産計画の変更および前記勤務計画の変更に関する情報とに基づいて、現況情報を取得し、その現況情報と現行の前記作業計画とに基づいて、その作業計画に含まれる前記作業工程計画および前記人員配置計画の少なくとも一方に関する改善案を作成し、その改善案に関する情報を管理者に提示する出力処理を行う構成とする。
また、本発明の作業管理支援サービス提供方法は、前記作業管理支援方法に基づく作業管理支援サービスを提供する作業管理支援サービス提供方法であって、前記情報処理装置は、複数の生産拠点の各々に配置された前記情報収集デバイスとネットワークを介して接続されたサーバ装置であり、複数の前記生産拠点ごとに拠点IDを付与して、複数の前記生産拠点を対象にして前記作業管理支援サービスを提供する構成とする。
本発明によれば、作業現場に配置された情報収集デバイスを用いて収集された情報に基づいて、作業の実施状況に関する現況情報を取得するため、作業者の入力操作により必要な情報を取得する場合でも、作業者に大きな負担をかけずに済む。また、作業工程計画および人員配置計画を含む作業計画に関する適切な改善案を管理者に提示することができるため、管理者の負担を軽減することができる。
本実施形態に係る作業管理支援システムの全体構成図 生産拠点における成果物の生産のための作業工程の一例を示す説明図 サーバ1で行われる工程管理および人員管理の概要を示す説明図 サーバ1で管理される作業者ごとのスキル情報を示す説明図 サーバ1で行われる工程管理および人員管理の手順を示す説明図 サーバ1で作成される作業工程計画を示す説明図 サーバ1で作成される作業計画を示す説明図 管理者端末2で表示されるポップアップ画面を示す説明図 サーバ1で行われる人員不足時の人員融通に関する処理の概要を示す説明図 サーバ1で行われる作業実績情報取得処理の概要を示す説明図 サーバ1の概略構成を示すブロック図 サーバ1の動作手順を示すシーケンス図
前記課題を解決するためになされた第1の発明は、複数の作業を経て所定の成果物を生産する生産拠点の管理業務を支援する処理を情報処理装置により行う作業管理支援方法であって、前記情報処理装置のプロセッサは、成果物の生産計画および作業者の勤務計画に関する情報に基づいて、作業工程計画および人員配置計画を含む作業計画を作成して、その作業計画に関する情報を管理者に提示する出力処理を行い、作業現場に配置された情報収集デバイスを用いて収集された情報と、前記生産計画の変更および前記勤務計画の変更に関する情報とに基づいて、現況情報を取得し、その現況情報と現行の前記作業計画とに基づいて、その作業計画に含まれる前記作業工程計画および前記人員配置計画の少なくとも一方に関する改善案を作成し、その改善案に関する情報を管理者に提示する出力処理を行う構成とする。
これによると、作業現場に配置された情報収集デバイスを用いて収集された情報に基づいて、作業の実施状況に関する現況情報を取得するため、作業者の入力操作により必要な情報を取得する場合でも、作業者に大きな負担をかけずに済む。また、作業工程計画および人員配置計画を含む作業計画に関する適切な改善案を管理者に提示することができるため、管理者の負担を軽減することができる。
また、第2の発明は、前記プロセッサは、前記現況情報として、現時点における作業者の勤務状況に関する勤務実績情報、現時点における作業の実施状況に関する作業実績情報、および現時点における成果物の生産に影響を及ぼす条件の変更に関する生産変更情報を取得する構成とする。
これによると、適切な現況情報を取得して、適切な改善案を作成することができる。
また、第3の発明は、前記プロセッサは、前記勤務計画に関する情報に基づいて、複数の作業に従事可能な複数の作業者の配置に関する前記人員配置計画を含む前記作業計画を作成し、前記改善案として、前記人員配置計画の変更案を作成し、その人員配置計画の変更案に関する情報を管理者に提示する出力処理を行う構成とする。
これによると、人員配置計画の変更案に基づいて作業計画を変更するため、より一層適切に作業計画を変更することができる。
また、第4の発明は、前記プロセッサは、作業者ごとのスキル情報に基づいて、前記人員配置計画およびその変更案を作成する構成とする。
これによると、作業者ごとのスキルを考慮して、人員配置計画およびその変更案を適切に作成することができる。
また、第5の発明は、前記プロセッサは、複数の作業ごとの標準工数に基づいて、前記作業計画を作成し、前記現況情報として、複数の作業ごとの実施状況を表す作業実績情報を取得し、その作業実績情報に基づいて、複数の作業ごとの標準工数を見直して、前記改善案として、標準工数の見直し案を作成する構成とする。
これによると、複数の作業ごとの実施状況を表す作業実績情報に基づいて、複数の作業ごとの標準工数を適切に見直すことができる。
また、第6の発明は、前記プロセッサは、前記情報収集デバイスを用いて収集された情報に基づいて、作業の実施状況に関係する所定の事象を検知する事象検知処理と、その検知された事象の主体となる人物を検知する人物検知処理とを行い、検知された事象および人物に関する情報に基づいて、前記現況情報を取得する構成とする。
これによると、精度の高い現況情報を効率よく取得することができる。
また、第7の発明は、前記プロセッサは、前記情報収集デバイスとしてのセンサから検出情報を取得し、その検出情報に基づいて、前記事象検知処理と前記人物検知処理との少なくともいずれかを行う構成とする。
これによると、センサの検出情報に基づいて、現況情報を取得することができる。
また、第8の発明は、前記プロセッサは、前記情報収集デバイスとしての作業者端末から操作情報を取得し、その操作情報に基づいて、前記事象検知処理と前記人物検知処理との少なくともいずれかを行う構成とする。
これによると、作業者端末3の操作情報に基づいて、現況情報を取得することができる。
また、第9の発明は、前記プロセッサは、前記情報収集デバイスを用いて収集された情報を編集して、前記現況情報を取得する構成とする。
これによると、情報収集デバイスを用いて収集された情報を編集することで、作業計画の改善案を効率よく且つ精度よく作成することができる。また、現況情報を、作業の実施状況を容易に把握できる状態で、作業者や管理者に提示することができる。
また、第10の発明は、前記プロセッサは、作業の進捗状況に関する情報に基づいて、前記改善案の提案の要否を判定し、前記改善案の提案が必要と判定した場合には、前記改善案に関する情報を管理者に提示する出力処理を行う構成とする。
これによると、計画変更が必要なタイミングで、管理者に改善案を提案することができる。
また、第11の発明は、前記プロセッサは、前記改善案の採否を管理者に問い合わせる出力処理を行い、管理者による前記改善案を採用する操作が入力されると、前記改善案に基づいた前記作業計画の変更を行う構成とする。
これによると、管理者が改善案を採用する判断を行った場合に、改善案に基づいた作業計画の変更が実施される。これにより、無用な作業計画の変更が実施されることを避けることができる。
また、第12の発明は、前記プロセッサは、前記改善案が及ぼし得る効果を推定し、その効果に関する情報を管理者に提示する出力処理を行う構成とする。
これによると、改善案の効果(影響)を管理者が認識することができる。また、改善案の効果を管理者が認識した上で、改善案の採否を管理者が判断することで、改善案に基づいた作業計画の変更をより一層適切に行うことができる。
また、第13の発明は、前記プロセッサは、前記改善案として、作業者の増員を提案する場合に、人員の融通の可否を融通元の管理者に問い合わせる処理を行う構成とする。
これによると、不足した人員を迅速に補充することができる。
また、第14の発明は、前記作業管理支援方法に基づく作業管理支援サービスを提供する作業管理支援サービス提供方法であって、前記情報処理装置は、複数の生産拠点の各々に配置された前記情報収集デバイスとネットワークを介して接続されたサーバ装置であり、複数の前記生産拠点ごとに拠点IDを付与して、複数の前記生産拠点を対象にして前記作業管理支援サービスを提供する構成とする。
これによると、複数の生産拠点を対象にして作業管理支援サービスを効率よく提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る作業管理支援システムの全体構成図である。
この作業管理支援システムは、食品工場などの生産拠点(事業所、作業所)において、所定の成果物の生産のため組織化された複数の作業およびその作業に従事する人員を管理するものであり、サーバ1(情報処理装置、サーバ装置)と、管理者端末2(管理者装置)と、作業者端末3(作業者装置)と、情報収集デバイス4(検出デバイス、入力デバイス)と、情報提示デバイス5(出力デバイス)と、を備えている。
作業管理支援システムのサーバ1は、作業管理を行う管理者の業務を支援する作業管理支援サービスを提供するものである。このサーバ1は、作業工程計画および人員配置計画を含む作業計画を作成して、その作業計画を管理者や作業者に提示する。また、サーバ1は、現況情報、すなわち、現時点における作業計画の実施に影響を及ぼす事象に関する情報を取得して、その現況情報を管理者や作業者に提示する。また、サーバ1は、現況情報に基づいて、現行の作業計画に関する改善案を作成して、改善案を管理者に提示する。
本実施形態では、複数の生産拠点(事業所、作業所)を対象にして作業管理支援サービスを提供する。複数の生産拠点の各々には、管理者端末2、作業者端末3、情報収集デバイス4、および情報提示デバイス5が配置されている。作業管理支援システムのサーバ1は、インターネット(例えばVPN)、イントラネットなどのネットワークを介して、各生産拠点に配置された管理者端末2、作業者端末3、情報収集デバイス4、および情報提示デバイス5と通信を行うことができる。
また、本実施形態では、複数の生産拠点ごとに拠点IDが付与され、この拠点IDに基づいて、複数の生産拠点の各々に対する作業管理支援サービスを管理する。これにより、複数の生産拠点を対象にして作業管理支援サービスを効率よく提供することができる。
なお、本実施形態では、複数の生産拠点を対象にして作業管理支援サービスを提供するようにしたが、1つの生産拠点のみを対象にして作業管理支援サービスを提供するものとしてもよい。
また、作業管理支援システムのサーバ1は、ネットワークを介して、生産管理システムのサーバ11および勤怠管理システムのサーバ12と通信を行うことができる。作業管理支援システムのサーバ1は、生産管理システムのサーバ11から、成果物の生産計画(生産変更も含む)に関する情報を取得する。また、作業管理支援システムのサーバ1は、勤怠管理システムのサーバ12から、作業者の勤務計画に関する情報を取得する。
管理者端末2は、生産拠点で管理業務を行う管理者が操作する。管理者端末2は、PCやタブレット端末などである。管理者端末2では、作業管理支援システムの管理画面が表示される。また、管理者端末2では、管理者により処理の実行を指示する操作が行われる。
作業者端末3は、生産拠点で作業に従事する作業者(スタッフ)が操作する。作業者端末3は、スマートフォンやタブレット端末などである。作業者端末3では、作業者が、勤務可能な日時(希望勤務シフト)を登録する操作を行う。また、作業者端末3では、確定勤務シフトが表示されて、確定勤務シフトを作業者が確認することができる。また、作業者端末3では、作業者が、作業の実施状況に関係する情報を入力する操作を行う。このため、作業者端末3では、情報収集デバイス4と同様の機能も有する。
情報収集デバイス4は、現場の作業者による作業の実施状況に関係する情報を現場から収集するものである。情報収集デバイス4は、マイクやカメラなどである。情報収集デバイス4では、現時点における作業の実施状況に関する情報が収集される。
情報提示デバイス5は、現場の作業者や管理者に所要の情報を提示するものである。この情報提示デバイス5は、モニターやスピーカーなどである。情報提示デバイス5がモニターの場合、所要の情報を画面表示により作業者や管理者に通知する。情報提示デバイス5がスピーカーの場合、所要の情報を構内放送として作業者や管理者に報知する。具体的には、最新の作業計画に関する情報(リスケジュール情報)、生産拠点全体および各工程での作業の進捗状況に関する情報、前工程の作業完了時間に関する情報、生産性分析の結果(工程別の標準工数の比較など)に関する情報などが提示される。
また、本実施形態では、システムのリソース(人員、情報など)を複数の生産拠点間で共有することができる(マルチテナント方式)。これにより、人員不足が発生している生産拠点に対して人員の補充が行われる。すなわち、ある生産拠点において人員不足が発生すると、通常時は別の生産拠点に勤務する作業者が、人員不足が発生している生産拠点の作業に従事することができる。
また、本実施形態では、人員派遣サービスを利用して人員の補充を行うことができる。すなわち、人員派遣サービスに登録された作業者が、人員不足が発生している生産拠点に派遣される。作業管理支援システムのサーバ1は、ネットワークを介して、人員派遣サービスを提供する人員派遣システムのサーバ13と通信を行うことができる。これにより、作業管理支援システムのサーバ1と人員派遣システムのサーバ13との間で人員派遣のための情報の交換を行う。
次に、生産拠点における成果物の生産のための作業工程について説明する。図2は、作業工程の一例を示す説明図である。
生産拠点では、組織化された複数の作業を経て成果物が生産される。図2は、弁当工場の例である。この例では、材料取出し、下処理(食材のカットや漬込み)、調味計量、調理加熱(蒸す、煮る、炒める、焼くなど)、冷却、盛り付け、包装、仕分けの各作業工程を経て弁当が生産され、生産された弁当が納期までに出荷される。
サーバ1では、弁当(成果物)の注文数(生産数量)と納期とに基づいて、複数の作業工程のスケジュールを規定する作業計画が作成される。このとき、各作業には、標準工数、すなわち、各作業に必要な延べ所要時間(人時)が設定されており、その作業ごとの標準工数に基づいて、各作業工程に割り当てる人数が決定される。さらに、作業者ごとの勤務シフトに基づいて、複数の作業工程の各々に作業者が割り振られる。
次に、作業管理支援システムのサーバ1で行われる工程管理処理および人員管理処理について説明する。図3は、工程管理および人員管理の概要を示す説明図である。
サーバ1では、工程管理処理および人員管理処理により、作業者の勤務計画(勤務シフト)および成果物の生産計画に基づいて、作業計画を作成する。
工程管理では、生産拠点で生産される成果物の生産計画に基づいて、作業工程計画を作成する。この作業工程計画では、作業ごとに、標準工数に応じた作業時間および作業者の人数に関する情報、すなわち、どの工程に、いつ(何時から何時まで)、何人の作業者が従事するかの情報(スケジュール)が登録されている。
人員管理では、工程管理で取得した作業工程計画と、勤務シフト(作業者の勤務計画)とに基づいて、人員配置計画を作成する。勤務シフトには、作業者ごとの勤務可能な日時に関する情報、すなわち、どの作業者が、いつ(何時から何時まで)勤務するかの情報が登録されている。この勤務シフトに基づいて、作業工程計画中の各作業工程に作業者が割り振られる。
また、作業者は、複数の作業工程を兼務するが、従事できる作業工程が人によって異なる。そこで、本実施形態では、作業者ごとに従事できる作業工程をスキルとして登録管理される。人員管理では、各作業者のスキルに応じて、作業工程計画中の各作業工程に作業者が割り振られる。
本実施形態では、工程管理と人員管理とを統合した統合管理が行われ、この統合管理では、作業工程の管理と人員配置の管理とを統合して行い、作業工程計画および人員配置計画を含む作業計画が作成される。この作業計画には、どの工程に、いつ(何時から何時まで)、どの作業者が従事するかの情報が登録されている。この統合管理は、具体的には、AI(人工知能)のアルゴリズムを利用した組み合わせ最適化エンジンで構成され、シミュレーションによる最適化により作業計画が作成される。
ここで、適切な人員配置ができない場合には、適切な人員配置ができない旨の情報が管理者に提示される。図3に示す例では、B工程で1人の人員不足が発生している。この場合、作業工程計画を変更し、また、希望勤務シフトを調整して、適切な人員配置ができる勤務シフトに変更した上で、作業工程計画中の各作業工程に作業者を割り振る処理を再度行う。
次に、作業管理支援システムのサーバ1で行われるスキル管理処理について説明する。図4は、サーバ1で管理される作業者ごとのスキル情報を示す説明図である。
サーバ1では、作業者ごとのスキル情報を管理し(スキル管理)、この作業者ごとのスキル情報に基づいて、人員配置計画およびその変更案を作成する。具体的には、各作業者のスキルに応じて、作業工程計画中の各作業工程に作業者を割り振る。
ここで、各作業者は、1つまたは複数の作業に従事可能なスキルを有しているが、どの作業に従事可能なスキルを有しているかは作業者に応じて異なる。
また、本実施形態では、作業者ごとに、従事可能な作業に関するスキルレベル(習熟度)が設定される。図4に示す例では、5段階のスキルレベルが設定される。スキルレベルが「5」の作業者は、当該作業を標準工数の時間で一人ででき、さらに補佐もできる作業者である。なお、補佐は、他の作業者の手助けができる作業者である。スキルレベルが「4」の作業者は、当該作業を標準工数の時間で一人でできる作業者である。スキルレベルが「3」の作業者は、当該作業を一人でできるが標準工数の時間を越える作業者である。スキルレベルが「2」の作業者は、当該作業を補佐がいればできる作業者である。スキルレベルが「1」の作業者は、当該作業をできない作業者である。この場合、教育担当者を付けることで作業に従事することができる。
人員配置計画では、作業者ごとのスキル情報(スキルレベル)に基づいて、作業者ごとに作業を割り振る優先順位を設定し、作業者が得意とする作業に作業者が割り振られるようにする。また、補佐を必要とする作業者を割り振る場合には、その補佐を必要とする作業者と補佐ができる作業者とを組み合わせるようにする。
次に、作業管理支援システムのサーバ1で行われる工程管理および人員管理の手順について説明する。図5は、工程管理および人員管理の手順を示す説明図である。
1か月前には、希望勤務シフトが登録され、見込み注文情報に基づいて作業工程計画が作成され、管理者により作業工程計画が編集され、編集済みの作業工程計画と希望勤務シフトとに基づいて1ヶ月勤務表が作成される。
1週間前には、希望勤務シフトが登録され、見込み注文情報に基づいて作業工程計画が作成され、1か月前の編集済みの作業工程計画に基づいて管理者により作業工程計画が編集され、編集済みの作業工程計画に希望勤務シフトが反映され、反映済みの作業工程計画に基づいて勤務シフトが調整され、さらに、調整済みの勤務シフトに基づいて作業工程計画が編集される。なお、編集済みの作業工程計画に希望勤務シフトを反映させる処理では、具体的には、作業工程計画内の各作業に、希望勤務シフトに基づいて作業者を割り当てる処理が行われる。
1日前には、見込み注文情報に基づいて作業工程計画が作成され、管理者により作業工程計画が編集され、編集済みの作業工程計画に確定勤務シフトが反映され、反映済みの作業工程計画に基づいて勤務シフトが調整され、さらに、調整済みの勤務シフトに基づいて作業工程計画が編集される。
当日の注文が確定する前には、仮注文情報に基づいて作業工程計画が作成され、管理者により作業工程計画が編集され、編集済みの作業工程計画に確定した勤務シフトが反映され、反映済みの作業工程計画に基づいて勤務シフトが調整され、さらに、調整済みの勤務シフトに基づいて作業工程計画が編集される。
当日の注文が確定した際には、確定注文情報に基づいて作業工程計画が作成され、管理者により作業工程計画が編集され、編集済みの作業工程計画に確定勤務シフトが反映され、反映済みの作業工程計画に基づいて勤務シフトが調整され、さらに、調整済みの勤務シフトに基づいて作業工程計画が編集される。
当日の生産が開始された後には、実績情報(勤務実績情報、作業実績情報)と確定注文情報(生産変更情報)とに基づいて作業工程計画が作成され、管理者により作業工程計画が編集され、編集済みの作業工程計画に確定勤務シフトが反映され、反映済みの作業工程計画に基づいて勤務シフトが調整され、さらに、調整済みの勤務シフトに基づいて作業工程計画が編集される。
さて、作業者の勤務計画(勤務シフト)や成果物の生産計画(例えば注文量)に関して、当日に突発的な変更が発生することがある。例えば、天候などの要因で当日に注文数量が変更することがある。また、種々の原因で作業の進捗に遅れが生じることがある。また、作業者が当日に欠勤することがある。この場合、現行の作業計画のままで作業を進めると、成果物の生産が納期に間に合わなくなる。
そこで、本実施形態では、注文数量の変更などの情報を含む注文実績情報や、作業の進捗状況などの情報を含む作業実績情報や、作業者の欠勤などの情報を含む勤務実績情報を、現況情報として取得して、その現況情報に基づいて、現行の作業計画に含まれる作業工程計画および人員配置計画に対する変更案を作成する。
例えば、注文数量が増加した場合や、作業の進捗に遅れが生じた場合には、成果物の生産を納期に間に合わせるため、現行の人員配置計画に対して、増員や配置換えを行う変更案を作成する。また、人員配置計画の変更だけでは対応できない場合には、現行の作業工程計画に対して、工程スケジュールを組み直した変更案(リスケジュール案)を作成する。
次に、作業管理支援システムのサーバ1で作成される作業計画について説明する。図6は、サーバ1で作成される作業工程計画を示す説明図である。図7は、サーバ1で作成される作業計画(作業工程計画と人員配置計画とを含む)を示す説明図である。図8は、未確定な人員配置計画に関して管理者端末2で表示されるポップアップ画面を示す説明図である。
図6に示すように、サーバ1では、作業工程計画を作成する。この作業工程計画は、生産管理システムのサーバ11から取得した成果物の生産計画に基づいて作成される。この作業工程計画には、成果物(品目Aなど)の生産に必要な各作業を実施するスケジュール、すなわち、各作業を何時から何時まで実施するかの情報が設定されている。各作業には、標準工数に応じた作業時間および作業者の人数が設定されている。
サーバ1では、作業工程計画が作成されると、その作業工程計画に対して人員配置を行う。具体的には、作業工程計画中の各作業に作業者を割り振る。これにより、図7に示すように、作業工程計画と人員配置計画とを含む作業計画が作成される。図7では、作業工程計画中の全ての作業に関して、人員配置が完了した確定状態であることを表している。確定状態の各作業では、必要な人数の作業者が割り振られている。
例えば、品目Aの成果物の生産に係るA作業に関して、数量が300個の注文があり、また、勤務シフトから、A作業に従事可能な作業者が3人である場合、A作業の標準工数が6人時であると、A作業に2時間の作業時間が必要となる。一方、A作業に従事可能な作業者が2人である場合、A作業に3時間の作業時間が必要となる。ただし、A作業に3時間の作業時間を確保できない場合には、2人がA作業に2時間従事して、1人がA作業に1時間従事した後に別作業に移るといった人員配置を組むことも可能である。
ここで、図6に示す作業工程計画、および図7に示す作業計画(作業工程計画と人員配置計画とを含む)は、管理者端末2の管理画面に表示される。
また、図8に示すように、人員配置が未確定な状態では、適当な人員配置ができない作業に関して、作業者を指定するポップアップ画面が管理者端末2で表示される。このポップアップ画面には、作業に従事させる作業者の候補ごとにチェックボックスが並べて表示される。管理者は、チェックボックスを操作することで、作業者を選択することができる。これにより、人員不足が発生している作業に管理者が適当な作業者を割り振ることができる。
次に、作業管理支援システムのサーバ1で行われる人員不足時の人員融通に関する処理について説明する。図9は、人員融通に関する処理の概要を示す説明図である。
サーバ1では、ある生産拠点に関する人員管理において人員が不足するため、改善案として、作業者の増員を提案する場合に、人員の融通の可否を融通元の管理者に問い合わせる処理を行う(応援要請)。
ここで、図9(A)に示すように、社内の複数の生産拠点間で人員を融通し合う場合と、図9(B)に示すように、社外の人員派遣サービスから人員を補充する場合とがある。社内の複数の生産拠点間で人員を融通し合う場合には、作業者ごとに、通常時に勤務する生産拠点の他に、応援できる生産拠点を登録するようにするとよい。また、社外の人員派遣サービスから人員を補充する場合には、派遣できる作業者をヘルプ要員として登録するようにするとよい。
また、人員の融通の可否を融通元の管理者に問い合わせる際には、問い合わせの通知を融通元の装置に送信すればよい。具体的には、図9(A)に示すように、社内の複数の生産拠点間で人員を融通し合う場合には、例えば、人員の融通の可否を問い合わせる内容の電子メールを、作業管理支援システムのサーバ1から、融通元である社内の他の生産拠点の管理者端末2に送信する。また、作業管理支援システムのサーバ1が、融通元の生産拠点の管理者端末2に、人員の融通の可否を問い合わせる画面を表示させるようにしてもよい。
また、図9(B)に示すように、社外の人員派遣サービスから人員を補充する場合には、例えば、人員の融通の可否を問い合わせる内容の電子メールを、作業管理支援システムのサーバ1から、融通元である人員派遣システムの管理者端末14(PCなど)に送信する。また、作業管理支援システムのサーバ1が、人員の融通の可否を問い合わせるメッセージを、融通元の人員派遣システムのサーバ13に送信して、その融通元のサーバ13が、融通元の管理者が使用する管理者端末14に、人員の融通の可否を問い合わせる画面を表示させるようにしてもよい。
なお、問い合わせの通知を送信するにあたっては、問い合せの可否を管理者に確認した上で、問い合わせの通知を送信するようにしてもよい。
次に、作業管理支援システムのサーバ1で行われる作業実績情報取得処理について説明する。図10は、作業実績情報取得処理の概要を示す説明図である。
サーバ1では、情報収集デバイス4を利用して、現時点における作業の実施状況に関する情報(作業実績情報)を取得する。このとき、情報収集デバイス4を用いて収集された情報に基づいて、作業の実施状況に関係する所定の事象を検知して、その検知された事象に関する情報(事象情報)を生成する(事象検知処理)。また、サーバ1では、事象検知処理で検知された事象の主体となる人物を検知して、その検知された人物に関する情報(人物情報)を生成する(人物検知処理)。
本実施形態では、情報収集デバイス4としてのセンサから検出情報を取得して、その検出情報に基づいて、事象検知処理と人物検知処理との少なくともいずれかを行う。情報収集デバイス4としてのセンサは、具体的にはマイクやカメラなどである。
ここで、情報収集デバイス4としてのセンサがマイクである場合、作業者が、作業の実施状況を表す文句を発話し、マイクが、作業者が発話する音声を収音する。そして、サーバ1が、音声認識により、マイクで収音された音声情報を文字情報に変換する。
例えば、特定の作業の開始および終了の事象を検知する場合、作業者が、作業開始時に、作業開始を宣言する文句(定型句)、例えば「これから○○作業を開始します」の文句を発話する。また、作業者が、作業終了時に、作業終了を表す所定の定型句、例えば「○○作業が終了しました」の文句を発話する。これにより、作業の開始タイミングおよび終了タイミングを取得することができる。なお、音声認識では、アンサーバックにより認識精度を高めるようにしてもよい。
また、情報収集デバイス4としてのセンサがカメラである場合、そのカメラの撮影画像に対して顔認識(顔照合)を行い、作業者を認識する。このとき、マイクで収音された音声による発話タイミングで、カメラに向かって話しかける作業者を認識することにより、発話した作業者を識別することができる。
また、マイクアレイを用いて、音声を収音すると共に音源の方向を推定するようにすると、発話した人物の位置を取得して、その位置に存在する人物を、カメラの撮影画像に対する顔認識により識別することで、発話した作業者を識別することができる。
なお、情報収集デバイス4としてのカメラの撮影画像に対する画像認識により、作業者の動作を検知して、その作業者の動作に基づいて、作業者の作業状況を表す所定の事象を検知するようにしてもよい。例えば、作業開始時に、作業開始の合図となる動作を作業者に行わせることで、作業開始の事象を検知することができ、また、作業終了時に、作業終了の合図となる動作を作業者に行わせることで、作業終了の事象を検知することができる。
また、情報収集デバイス4としてのセンサが、ワイヤレスとして構成されると、作業者が動き回る場合に作業の支障にならない。また、センサが、ウェアラブルデバイスとして構成されると、作業者がハンズフリーとなるため、作業者が手を動かす場合に作業の支障にならない。また、ウェアラブルデバイスとしてのヘッドセットに、咽頭マイク(骨伝導マイク)を採用すると、マスクを装着した状態や、騒音が大きい環境でも、明瞭な音声を収音することができる。
また、事象検知処理と人物検知処理とを同時に行うことができる。例えば、情報収集デバイス4としてのセンサがマイクの場合、作業者が、作業の実施状況を表す文句、例えば作業開始を宣言する文句と共に、作業者の名前を発話するようにしてもよい。これにより、発話した作業者、すなわち、作業を実施する作業者を識別することができる。
また、本実施形態では、情報収集デバイス4としての作業者端末3から操作情報を取得して、その操作情報に基づいて、事象検知処理と人物検知処理との少なくともいずれかを行う。作業者端末3は、スマートフォンやタブレット端末などであり、タッチパネルディスプレイで画面操作が行われる。
具体的には、作業開始時および作業終了時に所定の操作を行うことで、現況情報として、特定の作業の開始および終了のタイミングを取得することができる。例えば、作業者が、作業開始時に作業者端末3で作業開始の操作を行い、また、作業者が、作業終了時に作業者端末3で作業終了の操作を行う。これにより、サーバ1は、作業者端末3から受信した操作情報に基づいて、現況情報として、作業開始時刻および作業終了時間を取得することができる。
また、作業者端末3を作業者が専用する場合には、作業者端末3から端末IDを取得することで、作業を実施する作業者を識別することができる。また、作業者端末3を複数の作業者間で兼用する場合には、予め作業者が作業者端末3に自分の名前や作業者IDを入力すればよい。
なお、端末を作業者の腕に装着するための装着具(アームマウント)を用いると、スマートフォンなどの作業者端末3の利用が容易になる。
また、サーバ1では、情報収集デバイス4を用いて収集された情報を編集して(収集情報編集処理)、作業の実施状況に関する現況情報を取得する。このとき、情報収集デバイス4を用いて収集された情報に対して、マージ、加工、一元化などの編集が行われる。具体的には、複数の情報収集デバイス4で収集された情報を統合(マージ)して、現況情報を生成する。例えば、マイクの音声から検出した事象情報と、カメラの撮影画像から検出した人物情報とを統合して、現況情報を生成する。このとき、検知タイミングに基づいて事象情報と人物情報とを対応付ければよく、その検知タイミングの時刻情報も現況情報に付加統合される。
具体的には、事象情報として、作業者が発話した内容、例えば、作業名と作業の開始および終了の別とを表す文字情報を取得すると共に、人物情報として、発話主体(話者)の作業者を識別する情報を取得して、その作業内容を表す文字情報と作業者を識別する情報と時刻情報とを統合することで、現況情報として、どの作業者が何時から何時までどのような作業を実施したかという情報を取得することができる。
次に、作業管理支援システムのサーバ1の概略構成について説明する。図11は、サーバ1の概略構成を示すブロック図である。
サーバ1は、通信部21と、メモリ22と、プロセッサ23と、を備えている。
通信部21は、インターネット(例えばVPN)、イントラネットなどのネットワークを介して、各生産拠点に配置された管理者端末2、作業者端末3、情報収集デバイス4、および情報提示デバイス5と通信を行う。また、通信部21は、ネットワークを介して、生産管理システムのサーバ11および勤怠管理システムのサーバ12と通信を行う。
メモリ22は、プロセッサ23で実行されるプログラムなどを記憶する。
プロセッサ23は、メモリ22に記憶されたプログラムを実行することで情報収集に係る各種の処理を行う。本実施形態では、プロセッサ23が、情報入力処理、情報出力処理、工程管理処理、人員管理処理、現況情報取得処理、改善案作成処理、改善案提案要否判定処理、および作業改善案確認処理などを行う。工程管理処理は、工程計画処理と、進捗管理処理とを含む。人員管理処理は、勤務シフト管理処理と、スキル管理処理と、人員配置処理とを含む。現況情報取得処理は、勤務実績情報取得処理と、作業実績情報取得処理と、生産変更情報取得処理と、を含む。改善案作成処理は、作業計画変更案作成処理と、効果推定処理と、標準工数設定処理と、を含む。
情報入力処理では、プロセッサ23が、作業者端末3、情報収集デバイス4、生産管理システムのサーバ11、および勤怠管理システムのサーバ12から、所要の情報が適宜なタイミングで収集する。また、必要に応じて、管理者端末2での管理者の操作に応じた指示情報(操作情報)を管理者端末2から取得する。
情報出力処理では、プロセッサ23が、管理者端末2、作業者端末3、および情報提示デバイス5を利用して、所要の情報を管理者および現場の作業者に提示する出力処理を行う。本実施形態では、例えば、作業工程計画と人員配置計画とを含む作業計画を管理者に提示する出力処理が行われる。また、生産拠点全体および各工程での作業の進捗状況に関する情報や、前工程の作業完了時間に関する情報を管理者および現場の作業者に提示する出力処理を行う。また、現行の作業計画に対する改善案を管理者に提示する出力処理が行われる。
工程計画処理では、プロセッサ23が、生産計画に関する情報に基づいて、作業工程計画を生成する。生産計画に関する情報は、生産管理システムのサーバ11から取得する。本実施形態では、工程計画処理と人員配置処理とを統合した処理により、作業工程計画と人員配置計画とを含む作業計画を生成する。
また、改善案を採用する管理者の指示を受け付けると、プロセッサ23が、改善案に基づく作業工程計画の変更を実施して、新たな作業工程計画を作成する(計画変更処理)。このとき、人員配置計画の変更だけでは対応できない場合に、工程計画処理で、作業工程のスケジュールを組み直して、作業工程計画を変更する(リスケジュール)。
進捗管理処理では、プロセッサ23が、現況情報取得処理で取得した現況情報と、現行の作業工程計画とに基づいて、作業の進捗状況を管理する。具体的には、現況情報と現行の作業工程計画とを比較することで、作業が遅滞なく進行しているか否かを判定する。
勤務シフト管理処理では、プロセッサ23が、作業者ごとの勤務シフトを管理する。勤怠管理システムのサーバ12から、作業者の勤務計画に関する情報を取得する。勤務計画に関する情報は、勤怠管理システムのサーバ12から取得する。
スキル管理処理では、プロセッサ23が、作業者ごとのスキル情報を管理する。本実施形態では、作業者ごとに、従事可能な作業に関するスキルレベル(習熟度)が設定される。
人員配置処理では、プロセッサ23が、工程計画処理で取得した作業工程計画と、勤務シフトに関する情報とに基づいて、人員配置計画を作成する。本実施形態では、工程計画処理と人員配置処理とを統合した処理により、作業工程計画と人員配置計画とを含む作業計画を生成する。
また、改善案を採用する管理者の指示を受け付けると、プロセッサ23が、改善案に基づく人員配置計画の変更を実施して、新たな人員配置計画を作成する(計画変更処理)。このとき、人員配置計画の変更だけでは対応できない場合に、工程計画処理で、作業工程のスケジュールを組み直して、作業工程計画を変更する(リスケジュール)。
勤務実績情報取得処理では、プロセッサ23が、現況情報、すなわち、現時点における作業計画の実施に影響を及ぼす事象の発生状況に関する情報として、勤務実績情報、すなわち、現時点における作業者の勤務状況に関する情報を取得する。具体的には、例えば、作業者の出勤および退勤に関する情報や、作業者の欠勤に関する情報などを取得する。この勤務実績情報は、勤怠管理システムのサーバ12から取得する。
作業実績情報取得処理では、プロセッサ23が、現況情報として、作業実績情報(作業進捗情報)、すなわち、現時点における作業の実施状況に関する情報を取得する。具体的には、例えば、作業現場に配置された情報収集デバイス4、例えば作業者の音声を収音するマイクの検出情報(音声情報)や、作業者を撮影するカメラの検出情報(画像情報)などの情報や、作業者が作業者端末3で入力した操作情報に基づいて、当日に実際に作業者が作業した状況に関する情報を取得する。
生産変更情報取得処理では、プロセッサ23が、現況情報として、生産変更情報、すなわち、現時点における成果物の生産に影響を及ぼす条件の変更に関する情報を取得する。具体的には、例えば、生産変更情報として、追加注文に関する情報、納期の変更に関する情報などを取得する。この生産変更情報は、生産管理システムのサーバ11から取得する。
このようにして現況情報を取得すると、その現況情報を作業者および管理者に提示する出力処理が行われる(現況情報提示処理)。具体的には、情報提示デバイス5や作業者端末3において、現況情報を表す画面が表示され、また、現況情報を表す音声が出力される。また、管理者端末2において、現況情報を表す画面が表示される。これにより、現時点における作業の実施状況などを作業者および管理者が容易に把握することができる。
作業計画変更案作成処理では、プロセッサ23が、短期的な改善案、すなわち、当日の納期を遵守するための措置として、現況情報、すなわち、作業実績情報、作業者の勤務実績情報、および生産変更情報と、現時点の作業計画とに基づいて、その作業計画に含まれる作業工程計画および人員配置計画に対する変更案を作成する。この作業計画変更案作成処理で改善案が作成されると、その改善案に関する情報を管理者に提示する出力処理が行われる。本実施形態では、改善案に関する情報が管理者端末2に画面表示される。
この改善案には、作業工程計画を変更せずに人員配置計画のみを変更する、すなわち、作業スケジュールを組み替えずに、人員配置のみを見直す方式と、作業工程計画と人員配置計画と双方を変更する、すなわち、作業スケジュールを組み替えた上で、人員配置をやり直す方式とがある。いずれの方式を採用するかは、作業者の勤務計画(希望勤務シフト、残業の可否など)および成果物の生産計画(注文量など)に応じて異なる。
効果推定処理では、プロセッサ23が、改善案が及ぼし得る効果(影響)を推定する。この効果推定処理で効果の推定が行われると、効果に関する情報を管理者に提示する出力処理が行われる。具体的には、効果に関する情報が管理者端末2に表示される。例えば、人員が不足している場合に、改善案において、外部からの作業者の補充による作業者の増員が提案された場合、外部からの作業者の補充に伴うデメリット(悪い影響)として、労務費の増大額を管理者に提示する。また、外部からの作業者の補充に伴うメリット(良い影響)として、納期に対して余裕をもって出荷できる旨を管理者に提示する。
標準工数設定処理では、プロセッサ23が、長期的な改善案として、複数の作業ごとの実施状況を表す作業実績情報に基づいて、複数の作業ごとの標準工数を見直して、その作業ごとの標準工数の見直し案を作成する。
ここで、作業計画と作業実績との間に顕著なずれがある場合、作業計画の前提条件に誤りがあることが予測される。特に、作業ごとの標準工数に基づいて作業計画を作成するが、この作業ごとの標準工数が不適正であると、作業計画が予定通りに進まない。具体的には、標準工数が過小に設定されていると、作業の進捗が作業計画から頻繁に遅れる状態になる。そこで、このような場合には、作業ごとの標準工数を見直して、適正な標準工数を設定する。
このように本実施形態では、複数の作業ごとの実施状況を表す作業実績情報に基づいて、複数の作業ごとの標準工数を適切に見直すことができる。また、標準工数を見直すことで、作業者をロボットに代替したほうが効率がよいかなどの検討が可能になる。
なお、標準工数の設定では、公知の手法、例えばMOST(Maynard Operation Sequence Technique)などを利用すればよい。また、作業の進捗が作業計画から頻繁に遅れる場合で、特に作業者ごとの作業時間のばらつきが顕著である場合、一部の作業者のスキル不足が原因と想定される。この場合、改善案として、作業者に対する指導を行うように提案する。
改善案提案要否判定処理では、プロセッサ23が、進捗管理処理で取得した作業の進捗状況に関する情報に基づいて、改善案の提案の要否、すなわち、作業計画の変更の要否を判定する。具体的には、出荷予定時刻(作業終了時刻)を予測して、出荷が納期に間に合うか否かに応じて、改善案の提案の要否を判定する。このとき、出荷が納期に間に合わない可能性が高い場合に、改善案の提案が必要と判定すればよい。なお、出荷が納期に間に合っても、出荷予定時刻から納期までに余裕がない場合には、作業改善案の提案を必要と判定し、出荷予定時刻から納期までに余裕がある場合には、作業改善案の提案を不要と判定するようにしてもよい。
この改善案提案要否判定処理で、作業改善案の提案が必要と判定した場合には、情報提示処理として、作業改善案に関する情報を管理者に提示する出力処理が行われる。具体的には、改善案に関する情報を管理者に提示して、改善案の採用、すなわち、作業計画の変更を促す画面が管理者端末2に表示される。なお、緊急度によっては、管理者の注意を喚起するアラートを画面表示するようにしてもよい。
作業改善案確認処理では、プロセッサ23が、改善案提案要否判定処理で改善案の提案が必要と判定されて、改善案を管理者に提示した際に、管理者に提案した改善案の採否、すなわち、作業計画の変更の要否を管理者に問い合わせて、その改善案の採否に関する管理者の操作を受け付ける処理を行う。具体的には、改善案の採否を管理者に問い合わせて、改善案の採否に関する操作を管理者に行わせる画面が管理者端末2に表示される。
このとき、効果推定処理で取得した改善案の効果(影響)に関する情報が管理者に提示される。これにより、改善案の効果(影響)を参考情報として、改善案の採否、すなわち、作業計画の変更の要否を管理者が判断することができる。
ここで、改善案を採用する管理者の操作が行われると、改善案に基づいた作業計画の変更を行う。具体的には、現在の作業計画に対して改善案を適用した新たな作業計画を作成する。すなわち、必要に応じて、工程管理処理により新たな作業工程計画が作成され、人員管理処理により新たな人員配置計画が作成される。
一方、管理者は、改善案を採用(承認)しない場合には、改善案を採用しない旨の操作を管理者端末2で行う。この場合、管理者は、改善案の中で承認できない事項(問題がある事項)を指摘して、改善案の再検討を指示する。例えば、特定の作業に関してスキルを有する人員の不足で、改善案の作業スケジュールに無理がある場合に、管理者が作業者の増員で対応するように判断すると、改善案を採用せず、作業者を増員した改善案の作成を指示する。
なお、本実施形態では、改善案の採否を管理者に問い合わせて、管理者が改善案を採用(承認)した場合に、改善案に基づいた作業計画の変更(リスケジュール)を実施するようにしたが、緊急度が高い場合や、納期徒過の可能性が高い場合には、改善案の採否を管理者に問い合わせる手順を省略して、改善案の採否を管理者に問い合わせることなく、改善案に従った作業計画の変更を実施するようにしてもよい。
次に、作業管理支援システムのサーバ1の動作手順について説明する。図12は、作業管理支援システムのサーバ1の動作手順を示すシーケンス図である。
作業管理支援システムのサーバ1は、生産管理システムのサーバ11から、成果物の生産計画に関する情報を取得する。また、サーバ1は、勤怠管理システムのサーバ12から、作業者の勤務計画に関する情報を取得する。そして、サーバ1は、成果物の生産計画および作業者の勤務計画に基づいて、作業工程計画および人員配置計画を含む作業計画を作成する。
次に、作業管理支援システムのサーバ1は、作業計画に関する情報を管理者端末2に送信して、作業計画を管理者に提示する。また、サーバ1は、作業計画に関する情報を作業者端末3および情報提示デバイス5に送信して、作業計画を作業者に提示する。
次に、作業管理支援システムのサーバ1は、情報収集デバイス4から検出情報を取得する。また、サーバ1は、作業者端末3から操作情報を取得する。また、サーバ1は、生産管理システムのサーバ11から、成果物の生産計画の変更に関する情報を取得する。また、サーバ1は、勤怠管理システムのサーバ12から、作業者の勤務計画の変更に関する情報を取得する。
次に、作業管理支援システムのサーバ1は、情報収集デバイス4の検出情報、作業者端末3の操作情報、成果物の生産計画の変更に関する情報、および作業者の勤務計画の変更に関する情報に基づいて、現況情報、すなわち、現時点における作業計画の実施に影響を及ぼす事象の発生状況に関する情報を取得する。
次に、作業管理支援システムのサーバ1は、現況情報と、現行の作業工程計画とに基づいて、作業の進捗状況に関する情報を取得する。次に、サーバ1は、作業の進捗状況に関する情報に基づいて、現行の作業計画に対する改善案の提案の要否、すなわち、作業計画の変更の要否を判定する。そして、サーバ1は、改善案の提案が必要と判定すると、改善案を作成する。サーバ1は、改善案を管理者端末2に送信して管理者に提示する。また、サーバ1は、管理者に提案した改善案の採否、すなわち、作業計画の変更の要否を管理者に問い合わせて、その改善案の採否に関する管理者の操作情報を取得する。
次に、作業管理支援システムのサーバ1は、改善案を採用する管理者の指示を受け付けると、改善案に基づく作業計画の変更を実施して、新たな作業計画を作成する。
次に、作業管理支援システムのサーバ1は、新たな作業計画に関する情報を管理者端末2に送信して、作業計画を管理者に提示する。また、サーバ1は、作業計画に関する情報を作業者端末3および情報提示デバイス5に送信して、作業計画を作業者に提示する。
なお、本実施形態では、現行の作業計画に対する改善案を管理者に提示する出力処理が行われるようにしたが、現況情報に基づいて作業の進捗状況を可視化して管理者に提示するだけでも、作業が適正に進行しているか否かを管理者が確認できる。これにより、管理者が、人員の不足および余剰を判断して、人員配置を検討することができる。
例えば、各作業の開始時刻および終了時刻が管理者端末2に表示されると、管理者が、作業の進捗状況を把握することができる。そして、ある作業が終了予定時刻になっても終了しない場合に、計画変更が必要と管理者が判断すると、管理者は管理者端末2で計画変更を指示する操作を行う。このとき、管理者は、計画変更の対象を1つのラインのみとするか、作業所全体とするかを選択するとよい。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用できる。また、上記の実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施形態とすることも可能である。
本発明に係る作業管理支援方法および作業管理支援サービス提供方法は、作業者に大きな負担をかけることなく、適切な改善案を管理者に提示して、管理者の負担を軽減することができる効果を有し、組織化された複数の作業を経て所定の成果物を生産する生産拠点の管理業務を支援する処理を情報処理装置により行う作業管理支援方法および作業管理支援サービス提供方法などとして有用である。
1 作業管理支援システムのサーバ(情報処理装置、サーバ装置)
2 管理者端末
3 作業者端末
4 情報収集デバイス
5 情報提示デバイス
11 生産管理システムのサーバ
12 勤怠管理システムのサーバ
13 人員派遣システムのサーバ
21 通信部
22 メモリ
23 プロセッサ

Claims (14)

  1. 複数の作業を経て所定の成果物を生産する生産拠点の管理業務を支援する処理を情報処理装置により行う作業管理支援方法であって、
    前記情報処理装置のプロセッサは、
    成果物の生産計画および作業者の勤務計画に関する情報に基づいて、作業工程計画および人員配置計画を含む作業計画を作成して、その作業計画に関する情報を管理者に提示する出力処理を行い、
    作業現場に配置された情報収集デバイスを用いて収集された情報と、前記生産計画の変更および前記勤務計画の変更に関する情報とに基づいて、現況情報を取得し、
    その現況情報と現行の前記作業計画とに基づいて、その作業計画に含まれる前記作業工程計画および前記人員配置計画の少なくとも一方に関する改善案を作成し、
    その改善案に関する情報を管理者に提示する出力処理を行うことを特徴とする作業管理支援方法。
  2. 前記プロセッサは、
    前記現況情報として、現時点における作業者の勤務状況に関する勤務実績情報、現時点における作業の実施状況に関する作業実績情報、および現時点における成果物の生産に影響を及ぼす条件の変更に関する生産変更情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の作業管理支援方法。
  3. 前記プロセッサは、
    前記勤務計画に関する情報に基づいて、複数の作業に従事可能な複数の作業者の配置に関する前記人員配置計画を含む前記作業計画を作成し、
    前記改善案として、前記人員配置計画の変更案を作成し、その人員配置計画の変更案に関する情報を管理者に提示する出力処理を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の作業管理支援方法。
  4. 前記プロセッサは、
    作業者ごとのスキル情報に基づいて、前記人員配置計画およびその変更案を作成することを特徴とする請求項3に記載の作業管理支援方法。
  5. 前記プロセッサは、
    複数の作業ごとの標準工数に基づいて、前記作業計画を作成し、
    前記現況情報として、複数の作業ごとの実施状況を表す作業実績情報を取得し、
    その作業実績情報に基づいて、複数の作業ごとの標準工数を見直して、前記改善案として、標準工数の見直し案を作成することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の作業管理支援方法。
  6. 前記プロセッサは、
    前記情報収集デバイスを用いて収集された情報に基づいて、作業の実施状況に関係する所定の事象を検知する事象検知処理と、その検知された事象の主体となる人物を検知する人物検知処理とを行い、
    検知された事象および人物に関する情報に基づいて、前記現況情報を取得することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の作業管理支援方法。
  7. 前記プロセッサは、
    前記情報収集デバイスとしてのセンサから検出情報を取得し、
    その検出情報に基づいて、前記事象検知処理と前記人物検知処理との少なくともいずれかを行うことを特徴とする請求項6に記載の作業管理支援方法。
  8. 前記プロセッサは、
    前記情報収集デバイスとしての作業者端末から操作情報を取得し、
    その操作情報に基づいて、前記事象検知処理と前記人物検知処理との少なくともいずれかを行うことを特徴とする請求項6に記載の作業管理支援方法。
  9. 前記プロセッサは、
    前記情報収集デバイスを用いて収集された情報を編集して、前記現況情報を取得することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の作業管理支援方法。
  10. 前記プロセッサは、
    作業の進捗状況に関する情報に基づいて、前記改善案の提案の要否を判定し、
    前記改善案の提案が必要と判定した場合には、前記改善案に関する情報を管理者に提示する出力処理を行うことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の作業管理支援方法。
  11. 前記プロセッサは、
    前記改善案の採否を管理者に問い合わせる出力処理を行い、
    管理者による前記改善案を採用する操作が入力されると、前記改善案に基づいた前記作業計画の変更を行うことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の作業管理支援方法。
  12. 前記プロセッサは、
    前記改善案が及ぼし得る効果を推定し、その効果に関する情報を管理者に提示する出力処理を行うことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載の作業管理支援方法。
  13. 前記プロセッサは、
    前記改善案として、作業者の増員を提案する場合に、人員の融通の可否を融通元の管理者に問い合わせる処理を行うことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれかに記載の作業管理支援方法。
  14. 請求項1から請求項13のいずれかに記載の作業管理支援方法に基づく作業管理支援サービスを提供する作業管理支援サービス提供方法であって、
    前記情報処理装置は、
    複数の生産拠点の各々に配置された前記情報収集デバイスとネットワークを介して接続されたサーバ装置であり、複数の前記生産拠点ごとに拠点IDを付与して、複数の前記生産拠点を対象にして前記作業管理支援サービスを提供することを特徴とする作業管理支援サービス提供方法。
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