JP2021129638A - 水栓装着型石鹸液供給具 - Google Patents

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敏行 立原
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Abstract

【課題】石鹸液供給具の設置スペースや固形石鹸の載置スペースなどのスペースを確保できない手洗いボウルであっても、水栓や洗面ボウルに何ら加工を施すことなく簡単に設置できる水栓装着型石鹸液供給具を提供すること。【解決手段】水栓装着型石鹸液供給具10Bは、水栓の先部1602に着脱可能に装着される筒状部20と、筒状部20の下部に連結された本体部22とを備えている。本体部22は、石鹸液貯留タンク30Bと、石鹸液貯留タンク30Bの周囲に設けられた通水路32と、複数の水吐出孔34とを有している。石鹸液貯留タンクの底部2210Bに石鹸液流出口2220が設けられ、石鹸液流出口2220に、石鹸液流出口2220を開閉させる操作部材36が設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、水吐出口を有する水栓の先部に装着される水栓装着型石鹸液供給具に関する。
手洗い器は、水栓と手洗いボウルとを備えており、狭いトイレに設置される手洗いボウルとして、従来、水タンクの蓋を手洗いボウルとして利用するものや、手洗いボウル自体が小さいものなどが提供されている。
このような手洗いボウルでは、手洗いボウルに石鹸液供給具の設置スペースや固形石鹸の載置スペースなどのスペースを確保することができない。
また、水栓の蛇口に近接したパイプの箇所に着脱可能に取り付ける石鹸液供給器なども提案されているが、水栓の形状によってはこの石鹸液供給器を取り付けることができない(特許文献1)。
実用新案登録第3113005号
一方、トイレの使用者によっては衛生上の観点などから手洗い器において石鹸を使用したい人もいる。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、石鹸液供給具の設置スペースや固形石鹸の載置スペースなどのスペースを確保できない手洗いボウルであっても、水栓や洗面ボウルに何ら加工を施すことなく簡単に設置できる水栓装着型石鹸液供給具を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、水吐出口を有する水栓の先部に装着される水栓装着型石鹸液供給具であって、前記水栓の先部に着脱可能に装着される筒状部と、前記筒状部の下部に連結された本体部とを備え、前記本体部は、前記本体部の中央に設けられ石鹸液を貯留する石鹸液貯留タンクと、前記石鹸液貯留タンクの周囲に設けられ前記水吐出口から吐出された水が流入される通水路と、前記石鹸液貯留タンクの外周の周方向に間隔をおいて複数設けられ前記通水路内の水を前記石鹸液貯留タンクの周囲から下方に吐出させる複数の水吐出孔とを有し、前記石鹸液貯留タンクの底部に石鹸液流出口が設けられ、前記石鹸液流出口に、前記石鹸液流出口を開閉させる操作部材が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、水栓や手洗いボウルに何ら加工を施すことなく手洗い器の水栓に水栓装着型石鹸液供給具を単に装着して使用できることから、手洗いボウルの周壁やその近傍の箇所に石鹸液供給具を設置するスペースが確保できない場合であっても、水栓装着型石鹸液供給具を簡単に設置できる。
また、下向きとなった水栓の先部の直下のスペースを利用して水栓装着型石鹸液供給具を配置するので、手洗いスペースを狭めることなく石鹸液貯留タンクの容量を大きく確保でき、水栓装着型石鹸液供給具の使い勝手に優れ、商品価値を高める上で有利となる。
(A)は手洗い器として利用している従来の水タンクの蓋の水栓に第1の実施の形態の水栓装着型石鹸液供給具を装着した状態の斜視図、(B)は手洗い器として利用している従来の水タンクの蓋の斜視図である。 第1の実施の形態の水栓装着型石鹸液供給具の断面側面図である。 手洗い器として利用している従来の水タンクの蓋の水栓に第2の実施の形態の水栓装着型石鹸液供給具を装着した状態の斜視図である。 第2の実施の形態の水栓装着型石鹸液供給具の断面側面図である。
(第1の実施の形態)
次に、本発明の第1の実施の形態に係る水栓装着型石鹸液供給具10Aについて説明する。
図1(B)は従来の手洗い器12を示しており、図1(A)に示すように、本実施の形態の水栓装着型石鹸液供給具10Aは手洗い器12の水栓16に装着して用いられ、詳細には、水吐出口1601を有する水栓16の先部1602に装着して用いられる。
手洗い器12は、貯水式水洗トイレの貯水タンク14の蓋を利用して設けられ、手洗い器12は、水栓16と手洗いボウル18とを含んで構成されている。
水栓16は、貯水タンク14内に水を貯留する際に水が吐出されるものでもよく、あるいは、近接センサにより手を感知した際に所定の時間水が吐出されるものであってもよく、水の吐出形式は任意である。
手洗いボウル18は、水栓16が設けられた周壁1802と、周壁1802の内側に設けられ水栓16から吐出された水を受ける底面1804と、底面1804の中央に設けられた排水口1806とを含んで構成されている。
図2に示すように、水栓装着型石鹸液供給具10Aは、筒状部20と、本体部22とを備えている。
そして、本体部22は、石鹸液貯留タンク30Aと、通水路32と、複数の水吐出孔34と、操作部材36とを含んで構成されている。
図2に示すように、筒状部20は、ゴムなどの弾性材料から筒状に形成されている。
筒状部20は、水吐出口1601を有する水栓16の先部1602に装脱可能に設けられている。
本実施の形態では水栓16は断面が円形のパイプで構成されており、これに対応して筒状部20も断面が円形の筒状に形成され、筒状部20の内部に、水栓16を構成するパイプの先部を押し込むことで、筒状部20はパイプの先部に装着される。
筒状部20の断面形状は、水栓16を構成するパイプの断面形状に応じて適宜変更される。
また、筒状部20を水栓16の先部1602に装脱可能に装着させる構造には従来公知の様々な構造が適用可能であるが、本実施の形態では、筒状部20の先部に、その全周にわたって半径方向内側に突出する湾曲片部2002が設けられ、水栓16の先部1602に対する筒状部20の装脱が簡単になされるように図られている。
本体部22は合成樹脂または金属で形成され、本実施の形態では合成樹脂製である。
本体部22は、外面部2202と、内面部2204と、環状部2206と、下面部2208Aと、底部2210Aとを備えている。
石鹸液貯留タンク30Aは、石鹸液Sを貯留する箇所であり、内面部2204と下面部2208Aと底部2210Aとにより構成されている。
通水路32は、水栓16の先部1602から吐出された水が筒状部20から流入される箇所であり、石鹸液貯留タンク30Aの外側に設けられ、外面部2202と内面部2204との間の空間で構成されている。
外面部2202と内面部2204と環状部2206とは、単一の部材で形成され、下面部2208Aと底部2210Aとは前記と異なる別の単一の部材で形成されている。
外面部2202は、接着剤により筒状部20の下部に連結され、下方に変位するにつれ次第に内径および外径が大きくなる円錐面状の壁部で形成されている。
内面部2204は、外面部2202の半径方向内側で外面部2202に対向しつつ下方に変位するにつれ次第に内径および外径が大きくなる円錐面状の壁部で構成されている。
内面部2204の上部は、上方に凸の湾曲部2204Aで接続され、水栓16の先部1602の水吐出口1601から吐出された水が渦などを生じることなく円滑に通水路32に流入するように図られている。
環状部2206は、外面部2202の下部全周と内面部2204の下部全周とを連結しており、外面部2202の下部全周と内面部2204の下部全周から下方に突出している。
複数の水吐出孔34は、環状部2206の周方向に間隔をおいて設けられ、したがって、複数の水吐出孔34は通水路32に連通し、通水路32内の水は石鹸液貯留タンク30Aの周囲から複数の水吐出孔34を介してシャワー状に下方に吐出される。
下面部2208Aは、環状部2206の内周全周から下方に至るにつれ次第に内径および外径が小さくなる円錐状の壁部で形成されている。
詳細には、下面部2208Aの上面は、下方に至るにつれ次第に内径が小さくなる円錐面で形成されている。
底部2210Aは、下面部2208Aの上面が最も低い箇所に位置する下面部2208Aの中央に下方に突出して設けられている。
下面部2208Aの上部外周部2209は、環状部2206の内周部に接着剤により取着されている。
底部2210Aの内周部には、球状の壁面2212により上方と下方に開放された球体収容空間2214が形成され、この球体収容空間2214に、操作部材36を構成する球体36Aが収容されている。
底部2210Aの内周部の下部には、球状の壁面2212から突出し球体36Aに当接可能な弁座2216が設けられている。
この弁座2216の内側が、石鹸液貯留タンク30A内に球体収容空間2214を介して連通する石鹸液流出口2220となっており、球体36Aがその自重により弁座2216に当接することで石鹸液流出口2220が閉塞される。
球体36Aが下方から指で触られ、球体36Aが弁座2216から上方に離れると、石鹸液流出口2220が開く。
一方、球状の壁面2212の上部の箇所は、球体36Aが上方に変位した際に球体36Aに当接し、球体36Aの上限位置を決定すると共に、球状の壁面2212と球体36A外周面との間の空間と、石鹸液貯留タンク30A内とを遮断する。
したがって、指により球体36Aを回転させることで、球状の壁面2212と球体36Aの外周面との間の空間に収容されていた量の石鹸液Sが石鹸液流出口2220から球体36Aの外周面を伝って指に分配される。
したがって本実施の形態では、石鹸液貯留タンク30Aはいわゆるロールオン容器を構成している。
石鹸液貯留タンク30Aには、内面部2204の上部の湾曲部2204Aの注入孔2230から石鹸液Sが充填され、充填後、注入孔2230はキャップ2232により閉塞される。
また、水栓装着型石鹸液供給具10Aの出荷時には、石鹸液流出口2220から突出する球体36Aの部分と石鹸液流出口2220の周囲の底部2210Aの箇所とにわたって剥離可能にシール材が塗布され、あるいは、粘着テープが取着されるなどして球体36Aが弁座2216に当接し石鹸液流出口2220を閉塞した状態が維持され、使用時、使用者はそのシール材や粘着テープなどを剥がして水栓装着型石鹸液供給具10Aを使用する。
なお、このような球体36Aを含むロールオン容器の構造は、上述の実施の形態の底部2210Aの構造に限定されず、従来公知の様々なロールオン容器の構造が適用可能であるが、実施の形態のような構造とすると、構造の簡単化、コストダウンを図る上で有利となる。
次に、水栓装着型石鹸液供給具10Aの使用方法について説明する。
石鹸液貯留タンク30Aには石鹸液Sが貯留され、水栓装着型石鹸液供給具10Aは、石鹸液貯留タンク30Aに貯留された石鹸液Sがなくなった時点で使用終了となる商品である。
まず、図1に示すように、水栓16の先部1602に筒状部20を装着する。
この装着により、図2に示すように、環状部2206の複数の水吐出孔34が下方に向けられ、また、石鹸液貯留タンク30Aの底部2210Aと球体36Aとが下方に向けられ、球体36Aのほぼ下半部が底部2210Aの底面から突出する。
水栓16に供給された水は、水栓16の水吐出口1601から筒状部20の内部空間、通水路32を通り、石鹸液貯留タンク30Aの外側で環状部2206の複数の水吐出孔34からシャワー状に流出する。
トイレ使用者が、石鹸液Sを使用したい場合には、指により球体36Aを回転させる。
球体36Aが下方から指で触られ、球体36Aが弁座2216から上方に離れると、石鹸液流出口2220が開き、また、球状の壁面2212の上部の箇所に球体36Aが当接し、球状の壁面2212と球体36Aの外周面との間の空間と、石鹸液貯留タンク30A内とを遮断する。
したがって、指により球体36Aを回転させることで、球状の壁面2212と球体36Aの外周面との間の空間に収容されていた量の石鹸液Sが、石鹸液流出口2220から球体36Aの外周面を伝って流出し、球体36Aから指に分配される。
これによりトイレ使用者は、石鹸液Sを用いて手洗いを行なうことが可能となる。
球体36Aから指を離すと、球体36Aがその自重により落下して弁座2216に当接し、石鹸液流出口2220が閉塞され、石鹸液Sの流出が停止される。
したがって、本実施の形態によれば、水栓16や手洗いボウル18に何ら加工を施すことなく、水栓16を構成する水栓16の先部1602に筒状部20を単に装着することで水栓装着型石鹸液供給具10Aを設置できることから、手洗いボウル18の周壁1802やその近傍の箇所に石鹸液供給具を設置するスペースが確保できない場合であっても、水栓装着型石鹸液供給具10Aを簡単に設置できる。
したがって、貯水タンク14の蓋を手洗いボウル18として利用するものや、手洗いボウル18自体が小さいものなど、特にトイレなどに設置される小さい手洗い器12に好適となる。
また、下向きとなった水栓16の先部1602の直下のスペースを利用して水栓装着型石鹸液供給具10Aを配置するので、手洗いスペースを狭めることなく石鹸液貯留タンク30Aの容量を大きく確保でき、水栓装着型石鹸液供給具10Aの使い勝手に優れ、商品価値を高める上で有利となる。
また、トイレ使用者は、水栓装着型石鹸液供給具10Aの球体36Aを片手で操作すると共にその片手に石鹸液Sが付着されるので、両手を用いることなく石鹸液Sを使用でき、水栓装着型石鹸液供給具10Aの使い勝手に優れる。
また、石鹸液流出口2220を開閉する球体36Aは、石鹸液貯留タンク30Aの内部の最も低い箇所に配置されているので、詳細には、石鹸液貯留タンク30Aの底部2210Aを構成する下面部2208Aの上面が最も低い箇所に配置されているので、石鹸液貯留タンク30Aに貯留された石鹸液Sを最後まで無駄なく使う上で有利となり、水栓装着型石鹸液供給具10Aの商品価値を高める上で有利となる。
また、筒状部20をゴムなどの弾性材料で形成し、本体部22を合成樹脂または金属で形成すると、コストダウンを図りつつ水栓装着型石鹸液供給具10Aを量産する上で有利となる。
(第2の実施の形態)
次に、図3、図4を参照して第2の実施の形態に係る水栓装着型石鹸液供給具10Bについて説明する。
図3に示すように、水栓装着型石鹸液供給具10Bが適用される手洗い器12は、第1の実施の形態と同様に、貯水式水洗トイレの貯水タンク14の蓋を利用したものであり、水栓装着型石鹸液供給具10Bは、第1の実施の形態と同様に水栓16の先部1602に装着されて使用される。
図4に示すように、水栓装着型石鹸液供給具10Bは、第1の実施の形態と同様に、筒状部20と、本体部22とを備えている。
そして、本体部22は、石鹸液貯留タンク30Bと、通水路32と、複数の水吐出孔34と、操作部材36とを含んで構成されている。
また、本体部22は外面部2202と、内面部2204と、環状部2206と、下面部2208Bと、底部2210Aとを備えている。
第2の実施の形態では、筒状部20と、本体部22の外面部2202と内面部2204と環状部2206の構造が第1の実施の形態と同様であり、したがって、外面部2202と内面部2204とで構成される通水路32、環状部2206に設けられる複数の水吐出孔34の構造も第1の実施の形態と同様であり、それらの部材、箇所については第1の実施の形態と同一の符号を付しその説明を省略する。
第2の実施の形態では、下面部2208B、底部2210B、操作部材36の構造が第1の実施の形態と異なっており、以下それらについて説明する。
下面部2208Bは、環状部2206の内周全周から下方に至るにつれ次第に内径および外径が小さくなる円錐状の壁部で形成されている。
詳細には、下面部2208Bの上面は、下方に至るにつれ次第に内径が小さくなる円錐面で形成され、最も低い上面の内周部の中央には、弁座2216を構成する円錐面状の傾斜面が形成されている。
底部2210Bは、下面部2208Bの中央に下方に突出して設けられ、傾斜面の中央から底部2210Bにわたって石鹸液流出口2220が貫通形成されている。
下面部2208Bの上部外周部2209は、環状部2206の内周部に接着剤により取着されている。
そして、石鹸液流出口2220を開閉する開閉弁40が設けられている。
開閉弁40は、石鹸液流出口2220を開閉する弁体42と、弁体42の中心軸上に設けられた弁軸44と、ばね46とを含んで構成されている。
弁体42は、弁座2216に当接することで石鹸液流出口2220を閉塞し、弁座2216から上方に離れることで石鹸液流出口2220を開放するように設けられている。
弁軸44は、下部ピン4402と上部ピン4404とを備えている。
下部ピン4402は弁体42から下方に突設され、下部ピン4402は、石鹸液流出口2220の内径よりも小さい寸法の外径で形成され、石鹸液流出口2220に挿通されている。
下部ピン4402の長さは、弁体42が弁座2216に当接し石鹸液流出口2220を閉塞した状態で、その下部が底部2210Bの底面よりも下方に突出する寸法で形成されている。
下部ピン4402は操作部材36を構成している。
すなわち、指または手のひらにより下部ピン4402が上方に移動されることで、弁体42が石鹸液流出口2220の上方に離れて石鹸液流出口2220が開放され、指または手のひらを離すと弁体42が弁座2216に当接して石鹸液流出口2220を閉塞するように設けられている。
したがって、弁体42が弁座2216に当接した位置が下部ピン4402の下限位置で、指が底部2210Bの底面に当たる下部ピン4402の位置、すなわち、下部ピン4402の下端が底部2210Bの底面とほぼ同一の高さに位置した状態が下部ピン4402の上限位置となる。
上部ピン4404は弁体42から上方に突設されて支持部材48の筒部4802に挿通され、筒部4802により上下に移動可能に支持されている。
支持部材48は、筒部4802と、この筒部4802を支持する複数のステイ4804と、複数のステイ4804を支持する環板部4806とを備える単一の部材である。
環板部4806は環状を呈し、下面部2208Bの上部外周部2209に接着剤で取着されている。
複数のステイ4804は、環板部4806の周方向に間隔をおいた複数箇所から環板部4806の半径方向内側に突設され、それらの先部は筒部4802に連結されている。
ばね46は、弁体42を弁座2216に当接する方向に常時付勢するものであり、言い換えると、石鹸液流出口2220を閉塞する方向に弁体42を常時付勢するものである。
本実施の形態ではばね46としてコイルスプリングが用いられ、コイルスプリングは筒部4802と弁体42との間に上部ピン4404に巻装されて配置されている。
このような下面部2208Bと底部2210Bと内面部2204から石鹸液貯留タンク30Bが構成され、第1の実施の形態と同様に、石鹸液貯留タンク30Bには、内面部2204の上部の湾曲部2204Aの注入孔2230から石鹸液Sが充填され、充填後、注入孔2230はキャップ2232により閉塞される。
また、水栓装着型石鹸液供給具10Bの出荷時には、石鹸液流出口2220から突出する下部ピン4402の部分と石鹸液流出口2220の周囲の底部2210Bの箇所とにわたって剥離可能にシール材が塗布され、あるいは、粘着テープが取着されるなどして弁体42が弁座2216に当接し石鹸液流出口2220を閉塞した状態が維持され、使用時、使用者はそのシール材や粘着テープなどを剥して水栓装着型石鹸液供給具10Bを使用する。
次に、水栓装着型石鹸液供給具10Bの使用方法について説明する。
石鹸液貯留タンク30Bには石鹸液Sが貯留され、水栓装着型石鹸液供給具10Bは、第1の実施の形態と同様に、石鹸液貯留タンク30Bに貯留された石鹸液Sがなくなった時点で使用終了となる商品である。
まず、図3に示すように、水栓16の先部1602に筒状部20を装着する。この装着により、図4に示すように、環状部2206の複数の水吐出孔34が下方に向けられ、また、石鹸貯留タンクの底部2210Bと下部ピン4402とが下方に向けられる。
水栓16に供給された水は、水栓16の水吐出口1601から筒状部20の内部空間、通水路32を通り、石鹸液貯留タンク30Bの外側で環状部2206の複数の水吐出孔34からシャワー状に流出する。
トイレ使用者が、石鹸液Sを使用したい場合には、指または手のひらにより下部ピン4402を上方に押す。
下部ピン4402が上方に押されることにより、ばね46の弾性力に抗して弁体42が弁座2216から上方に離れて石鹸液流出口2220が開き、石鹸液Sが石鹸液流出口2220から流出し、指または手のひらに石鹸液Sが供給される。
これによりトイレ使用者は、石鹸液Sを用いて手洗いを行なうことが可能となる。
下部ピン4402から指を離すと、ばね46の弾性力により弁体42が下降して弁座2216に当接し、石鹸液流出口2220が閉塞され、石鹸液Sの流出が停止される。
したがって、本実施の形態によれば、水栓16や手洗いボウル18に何ら加工を施すことなく、水栓16を構成する水栓16の先部1602に筒状部20を単に装着することで水栓装着型石鹸液供給具10Bを設置できることから、第1の実施の形態と同様な効果が奏される。
すなわち、手洗いボウル18の周壁1802やその近傍の箇所に石鹸液供給具を設置するスペースが確保できない場合であっても、水栓装着型石鹸液供給具10Bを簡単に設置でき、手洗いボウル18自体が小さいものなど、特にトイレなどに設置される小さい手洗い器12に好適となる。
また、下向きとなった水栓16の先部1602の直下のスペースを利用して水栓装着型石鹸液供給具10Bを配置するので、手洗いスペースを狭めることなく石鹸液貯留タンク30Bの容量を大きく確保でき、水栓装着型石鹸液供給具10Bの使い勝手に優れ、商品価値を高める上で有利となる。
また、トイレ使用者は、水栓装着型石鹸液供給具10Bの下部ピン4402を片手で操作すると共にその片手に石鹸液Sが供給されるので、両手を用いることなく石鹸液Sを使用でき、水栓装着型石鹸液供給具10Bの使い勝手に優れる。
また、石鹸液流出口2220および石鹸液流出口2220を開閉する弁体42は、石鹸液貯留タンク30Bの内部の最も低い箇所に配置されているので、石鹸液貯留タンク30Bに貯留された石鹸液Sを最後まで無駄なく使う上で有利となり、水栓装着型石鹸液供給具10Bの商品価値を高める上で有利となる。
なお、本実施の形態では、操作部材36が、ロールオン容器を構成する球体36A、開閉弁40の弁軸44を構成する下部ピン4402である場合について説明したが、石鹸液流出口2220を開閉する構造は上記の実施の形態の構造に限定されず従来公知の様々な構造が適用可能であるが、本実施の形態のように構成すると、構造の簡単化、コストダウンを図る上で有利となる。
また、本実施の形態では、複数の水吐出孔34を環状部2206に形成した場合について説明したが、複数の水吐出孔34を外面部2202に設けるようにしてもよい。ただし、実施の形態のように環状部2206に形成すると、本体部22のコンパクト化を図る上で有利となり、また、水栓装着型石鹸液供給具10A、10Bの使い勝手を向上する上で有利となる。
また、本実施の形態では、水栓装着型石鹸液供給具10A、10Bをトイレの手洗い器の水栓16に装着した場合について説明したが、水栓装着型石鹸液供給具10A、10Bが装着される水栓16は、トイレ以外の手洗い器の水栓16や、台所の水栓16などに広く適用される。
また、本実施の形態では、石鹸液貯留タンク30A、30Bに石鹸液Sが貯留され、手洗いに石鹸液Sを使用する場合について説明したが、手洗いに石鹸液Sに代えて除菌液や殺菌液なども使用可能であり、したがって、本発明において石鹸液Sは、それら手洗いに使う除菌液や殺菌液などを広く含む。
10A、10B 水栓装着型石鹸液供給具
12 手洗い器
14 貯水タンク
16 水栓
1601 水吐出口
1602 先部
18 手洗いボウル
1804 底面
1806 排水口
20 筒状部
2002 湾曲片部
22 本体部
2202 外面部
2204 内面部
2204A 湾曲部
2206 環状部
2208A、2208B 下面部
2209 上部外周部
2210A、2210B 底部
2212 球状の壁面
2214 球体収容空間
2216 弁座
2220 石鹸液流出口
2230 注入孔
2232 キャップ
30A、30B 石鹸液貯留タンク
32 通水路
34 水吐出孔
36 操作部材
36A 球体
40 開閉弁
42 弁体
44 弁軸
4402 下部ピン
4404 上部ピン
46 ばね
48 支持部材
4802 筒部
4804 ステイ
4806 環板部
S 石鹸液

Claims (5)

  1. 水吐出口を有する水栓の先部に装着される水栓装着型石鹸液供給具であって、
    前記水栓の先部に着脱可能に装着される筒状部と、前記筒状部の下部に連結された本体部とを備え、
    前記本体部は、前記本体部の中央に設けられ石鹸液を貯留する石鹸液貯留タンクと、前記石鹸液貯留タンクの周囲に設けられ前記水吐出口から吐出された水が流入される通水路と、前記石鹸液貯留タンクの外周の周方向に間隔をおいて複数設けられ前記通水路内の水を前記石鹸液貯留タンクの周囲から下方に吐出させる複数の水吐出孔とを有し、
    前記石鹸液貯留タンクの底部に石鹸液流出口が設けられ、
    前記石鹸液流出口に、前記石鹸液流出口を開閉させる操作部材が設けられている、
    ことを特徴とする水栓装着型石鹸液供給具。
  2. 前記筒状部は弾性材料で形成され、
    前記本体部は合成樹脂または金属で形成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の水栓装着型石鹸液供給具。
  3. 前記操作部材は、前記石鹸液流出口に配置され前記石鹸液流出口からその約半部が下方に突出する球体であり、
    前記石鹸液貯留タンクは、前記球体を回転させることで前記球体の表面に石鹸液が分配されるロールオン容器を構成している、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の水栓装着型石鹸液供給具。
  4. 前記石鹸液貯留タンクの底部に、石鹸液流出口を開閉する開閉弁が設けられ、
    前記開閉弁は、前記石鹸液流出口を開閉する弁体と、前記弁体から下方に突設され前記石鹸液流出口を通り前記底部の底面の下方に突出する下部ピンと、前記弁体を前記石鹸液流出口を閉塞する方向に常時付勢するばねとを含んで構成され、
    前記操作部材は前記下部ピンで構成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の水栓装着型石鹸液供給具。
  5. 前記本体部は、筒状部の下部に連結され下方に変位するにつれ次第に内径および外径が大きくなる円錐面状の外面部と、前記外面部の半径方向内側で前記外面部に対向しつつ下方に変位するにつれ次第に内径および外径が大きくなる円錐面状の内面部と、前記外面部の下部全周と前記内面部の下部全周を連結する環状部と、前記環状部の内周全周から下方に至るにつれ次第に内径および外径が小さくなる下面部と、前記下面部の中央に設けられた前記底部とを備え、
    前記外面部と前記内面部との間に前記通水路が形成され、
    前記環状部に前記複数の水吐出孔が設けられ、
    前記内面部と前記下面部とにより前記石鹸液貯留タンクが構成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の水栓装着型石鹸液供給具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114209231A (zh) * 2021-11-14 2022-03-22 涂苏英 一种便捷清洗背部用节能环保淋浴装置

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CN114209231A (zh) * 2021-11-14 2022-03-22 涂苏英 一种便捷清洗背部用节能环保淋浴装置
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