JP2021128594A - 情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
第1情報処理装置と、前記第1情報処理装置と通信を行うと共に、個人に関する属性を示す情報を属性情報として管理する第2情報処理装置とを含む情報処理システムにおいて、
前記第1情報処理装置は、
前記個人の前記属性情報の認証をする認証手段を備え、
前記第2情報処理装置は、
前記認証手段により認証された前記個人の前記属性情報を管理する管理手段、
を備える。
PDSとは、個人がパーソナルデータを管理できるようにするためのデータベースや当該データベースを利用したサービスである。
ここで、パーソナルデータには、例えば個人の属性(以下「個人属性」と呼ぶ)に関する情報が含まれる。このような個人属性に関する情報を、以下、「個人属性情報」と呼ぶ。
具体的には例えば、個人属性情報には、その個人についての経歴、特に個人情報や学歴や職歴を含む経歴等、個人に関する各種の情報が含まれる。以下、個人属性情報のうち経歴に関する情報を「経歴情報」と呼ぶ。さらに「経歴情報」のうち、学歴に関する情報を「学歴情報」と呼び、また、職歴に関する情報を「職歴情報」と呼ぶ。
ここで、経歴の認証として、例えば本実施形態では、その経歴についての正当性の確認が、認証として行われる。
また、本サービスでは、このように管理されている経歴は、求職希望者等の取得の要求に応じて、参照されたり、経歴書が発行される。
即ち、本サービスには、求職希望者の経歴の管理といったサービスと、その求職希望者の経歴についての参照や経歴書の発行といったサービスとが含まれる。
本サービスのさらなる詳細について、以下、図1を用いて具体的に説明する。
ここで、認証機関Aとは、経歴を含む個人に関する属性についての認証を行う機関であって、例えば本実施形態では、後述するPDSサーバ1の管理者たるサービスの提供者Gとは独立した機関である。
また、申請ウェブサイトWSは、認証機関Aにより管理されるウェブサイトであって、本サービスに必要な各種申請を受け付ける機能を有している。
また、本実施形態では、経歴情報SIには、求職希望者Uについての、氏名(漢字、読み仮名)、生年月日、年齢、性別、現住所、日中連絡先、E−mail、趣味、特技、最寄駅、配偶者有無、配偶者の扶養義務といった個人情報が含まれる。学歴に関する情報として、その学校等における各講座の履修履歴(年、修得した授業科目名、単位数、評価)や成績等が含まれる。さらに、学歴に関する情報には、その学校等に関する情報(学校名等)も含まれる。また職歴に関する情報として、その会社等における、勤続年数(年、月含む)、役職、年収といった情報や、求職希望者Uについての、スキル(例えば免許や資格)、本人の希望記入事項(勤務時間、その他希望)、評価等が含まれる。
ここで、経歴審査ウェブサイトKSは、外部の情報保持機関の有するシステムにアクセスするためのウェブサイトである。外部の情報保持の有するシステムには、例えば、学校、ベンダ資格等の卒業資格や認定資格等の情報を有する認定システムや、就業年月、就業期間、会社名等に関する情報を有する就業実績システム等が含まれる。
登録情報MIは、求職希望者Uが組織Wに存在している又はしていた際の、組織Wにおける経歴に関する情報である。登録情報MIには、本実施形態では、例えば、求職希望者Uについての、学校やベンダ等の卒業資格、認定資格、就業年月、就業期間、会社名等が含まれる。
認証機関Aは、認証サーバ2を用いて、求職希望者Uの認証済みの経歴情報SIを、自身が管理するデータベースに格納する。これにより、求職希望者Uの経歴が登録される。
登録後、認証機関Aは、認証サーバ2を用いて、求職希望者Uの経歴情報SIをPDSサーバ1に送信する。
本サービスの提供者Gは、PDSサーバ1を用いて、認証サーバ2から送信されてきた求職希望者Uの経歴情報SIを取得する。
このように、ブロックチェーンBを用いることで、求職希望者Uの経歴情報SIについては、PDSサーバ1等への不正アクセスによる改ざんがなされるおそれが限りなく低くなる。これにより、求職希望者Uの経歴が認証済みであることの信頼性が担保される。
即ち、求職希望者Uは、申請ウェブサイトWSにアクセスして、自身の経歴を参照したい旨の依頼を、参照依頼情報RIとして入力する。
ここで、参照依頼情報RIには、例えば本実施形態では、自身の経歴を参照したい旨の情報が含まれ、さらには、修正したい旨の情報も含ませることができる。
また例えば、求職希望者Uは、経歴のうち、学歴のみ、或いは職歴のみといった特定の情報を参照したい旨を参照依頼情報RIとして、認証機関Aに入力することもできる。
これにより、サービスの提供者Gは、PDSサーバ1を用いて、求職希望者Uの経歴に該当する経歴情報SIを検索する。
本サービスの提供者Gは、PDSサーバ1を用いて、検索した結果(求職希望者Uの経歴情報SI)を、検索結果の情報として認証サーバ2に送信する。
認証機関Aは、PDSサーバ1から送信された検索結果として、求職希望者Uの経歴情報SIを取得する。
そして、認証機関Aは、認証サーバ2を用いて、上述の検索結果を、求職希望者Uに対する参照結果として送信することで、求職希望者Uに経歴(経歴情報SI)を提示する。
また、求職希望者Uは、確認の結果、自身の経歴に誤りがあったり欠落している場合、経歴の追加や変更をしたい旨を認証機関Aに依頼して、自身の経歴情報SIを変更してもらうことも可能である。
これに対して、次のステップS7及びS8の流れにより、求職希望者Uは、自身の認証済みの経歴に関する経歴書を採用予定会社Rに発行してもらうこともできる。
即ち、求職希望者Uは、認証機関Aが管理する申請ウェブサイトWSにアクセスして、自身の経歴書を発行してほしい旨の依頼を、証明書発行申請情報AIとして入力する。
ここで、証明書発行申請情報AIには、例えば本実施形態では、経歴書に記載してほしい内容、希望する発行年月日、発行する経歴書の枚数、経歴書の発行先(例えば採用予定会社R)、希望する提供形態等が含まれる。
また、経歴書には、認証サーバ2で認証がなされ、PDSサーバ1に登録された求職希望者Uの経歴が含まれる。なお、経歴書の形態は、特に限定されず紙媒体やデータでもよいが、本実施形態ではPDF(Portable Document Format)等の電子媒体が採用されているものとする。
なお、この経歴書の発行先や、ステップSF5及びSF6で上述の参照結果の情報の送信先については、求職希望者Uが自由に変更することができる。
認証機関Aは、求職希望者Uの認証済み経歴情報SIに基づいて、認証付きの経歴に関する経歴書として、証明書情報CIを生成して採用予定会社Rに送信することで、当該証明書を発行する。
証明書情報CIは、求職希望者Uの認証済み経歴情報SIから求職希望者Uの経歴がまとめられた情報であり、従来の履歴書や職務経歴書等と等価な内容を含む情報である。つまり、経歴情報SIは認証済みであることから、これらの内容も認証付きとなり、結果として、証明書情報CIは、証明書の役割を果たすことになる。
これにより、採用予定会社Rは、証明書情報CIを、認証付きの経歴の証明書として閲覧することができる。即ち、採用予定会社Rは、経歴の信頼性の高い情報を取得することができる。
即ち、求職希望者Uの就職や転職活動の際、採用予定会社Rは、求職希望者Uの同意のもと、求職希望者Uの経歴書の発行を依頼することもできる。
これにより、採用予定会社Rは、求職希望者Uを採用するうえで判断するのに必要な経歴等の情報を経歴書として取得することができる。
このように、本サービスは、求職希望者Uの経歴等は、サービスの提供者Gとは異なる、認証機関Aにおいて、正当性が確認されることによって認証され、そしてその認証された情報がサービスの提供者Gにより管理される。即ち、情報を管理するサービスの提供者Gとは異なる、独立した第三者機関である認証機関Aによって認証がなされるため、情報の信頼性を確保することができるようになる。
このように、採用予定会社Rは、求職希望者Uの経歴に情報について、信頼性の高い情報の提供を受けることができるようになる。
図2は、本発明の情報処理システムの一実施形態に係る構成の一例を示す図である。
PDSサーバ1、認証サーバ2、求職希望者端末3、組織装置4、及び採用予定会社装置5の夫々は、インターネット等の所定のネットワークNを介して相互に接続されている。
PDSサーバ1は、認証サーバ2で認証がなされ、求職希望者U等の経歴情報を各個人毎に紐づけることで、認証済みの経歴を各個人毎に管理する。
具体的には例えば、認証サーバ2は、求職希望者端末3から送信された経歴情報SIと、組織装置4から提供された登録情報MIとを取得する。そして、経歴情報SIについて、登録情報MIを参照し、経歴情報SIの正当性を確認する。ここで経歴情報SIの正当性が確認されたことをもって、認証サーバ2は、求職希望者Uの経歴を認証するものとする。
また、認証サーバ2は、求職希望者端末3から参照依頼情報RIを取得した場合、参照依頼情報RIに対する検索結果を参照結果として求職希望者端末3に送信する。
さらに、認証サーバ2は、求職希望者端末3から証明書発行申請情報AIを取得した場合、証明書発行申請情報AIに対する検索結果に基づく証明書情報CIを送信することで経歴書を発行する。
求職希望者端末3は、認証サーバ2に対して、経歴情報SI、参照依頼情報RIや証明書発行申請情報AIを送信する。
図3は、図2に示す情報処理システムのうちPDSサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
出力部17は、液晶等のディスプレイやスピーカ等により構成される。 記憶部18は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(例えば図2の認証サーバ2)との間で通信を行う。
また、リムーバブルメディア30は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
経歴登録処理とは、経歴情報SI、及び登録情報MIを取得し、認証サーバ2が認証を行い、PDSサーバ1が登録するまでの一連の処理をいう。
経歴参照発行処理とは、経歴登録処理の結果として管理された経歴情報SIを参照させるために提示したり、証明書情報CIを発行するまでの一連の処理をいう。
そこで、以下、図4を参照して、本実施形態に係るPDSサーバ1及び認証サーバ2等において実行される経歴登録処理及び経歴参照発行処理を実行するための機能的構成について説明する。
図4に示すように、PDSサーバ1のCPU11において、経歴登録処理が実行される際は、経歴管理部50のうち認証済情報取得部51が機能する。
また、PDSサーバ1の記憶部18の一領域には、認証済経歴記憶DB200が設けられている。
認証済情報取得部51は、認証サーバ2によって認証がなされた求職希望者Uの経歴情報SIを、通信部19を介して取得する。
例えば、本実施形態では、認証済情報取得部51は、取得された求職希望者Uの経歴情報SIを認証済経歴記憶DB200に格納する。これにより、求職希望者Uについての認証済みの経歴情報SIが登録されて管理される。
次に、認証サーバ2側についての経歴登録処理が実行される際の機能的構成について説明する。
図4に示すように、認証サーバ2のCPU21においては、経歴登録処理が実行される際には、サイト管理部70と、経歴情報登録部71と、経歴認証部72とが機能する。
経歴情報登録部71は、求職希望者Uの経歴情報SIを申請ウェブサイトWSを介して取得する。
経歴情報登録部71が求職希望者端末3から経歴情報SIを取得すると、経歴認証部72のうち登録情報取得部720は、組織装置4から経歴審査ウェブサイトKSを介して登録情報MIを取得する。
学歴認証部751は、経歴情報登録部71で取得された経歴情報SI(学歴情報)についての正当性の確認を行うことで経歴情報SIの認証を行う。学歴認証部751は、認証後の求職希望者Uの経歴情報SI(学歴情報)を、図示せぬデータベースに格納すると共に、PDSサーバ1に送信する。
職歴認証部752は、経歴情報登録部71で取得された経歴情報SI(職歴情報)についての正当性の確認を行うことで経歴情報SIの認証を行う。職歴認証部752は、認証後の求職希望者Uの経歴情報SI(学歴情報)を、図示せぬデータベースに格納すると共に、PDSサーバ1に送信する。
ソフトウェア作成履歴認証部771は、経歴情報SIに含まれる、求職希望者Uのソフトウェア作成履歴の正当性を認証する。
次に、認証サーバ2の機能的構成のうち、経歴参照発行処理が実行される際の機能的構成について説明する。
図4に示すように、認証サーバ2のCPU21においては、経歴参照発行処理が実行される際には、照会部73が機能する。
照会部73には、参照申請管理部731と、参照発行管理部732とが設けられている。
そこで、参照申請管理部731は、申請ウェブサイトWSに入力された参照依頼情報RIを取得して、参照発行管理部732に提供する。
参照発行管理部732は、参照申請管理部731から提供された参照依頼情報RIを、PDSサーバ1に送信する。
参照依頼情報RIがPDSサーバ1に送信されてきて経歴参照発行処理が実行される際には、PDSサーバ1のCPU11においては、経歴管理部50のうち経歴提供部52が機能する。
経歴提供部52は、認証サーバ2から送信されてきた参照依頼情報RIを取得すると、求職希望者Uの経歴情報SIを検索し、検索結果として認証サーバ2に送信する。
ここで、検索結果に基づく情報とは、検索結果たる求職希望者Uの経歴情報SI自体であってもよいし、それらが加工された情報、或いはそれらに基づいて新たに生成された情報であってもよい。
参照申請管理部731は、参照発行管理部732から提供された検索結果に基づく情報を、参照結果として求職希望者端末3を介して求職希望者Uに提示する。
そこで、参照申請管理部731は、申請ウェブサイトWSに入力された証明書発行申請情報AIを取得して、参照発行管理部732に提供する。
参照発行管理部732は、参照申請管理部731から提供された証明書発行申請情報AIを、PDSサーバ1に送信する。
経歴提供部52は、認証サーバ2から送信されてきた証明書発行申請情報AIを取得すると、求職希望者Uの経歴情報SIを検索し、検索結果として認証サーバ2に送信する。
参照申請管理部731は、参照発行管理部732から提供された証明書情報CIを採用予定会社装置5に送信することで、経歴書の発行をする。
このように、経歴情報SIの認証と、認証がなされた経歴情報SIの管理とが、異なる装置において独立して行われることにより、夫々の行為については、中立性が確保されることになる。そのため、PDSサーバ1で管理されている情報の提供を希望する者は、信頼性が確保された情報の提供を受けることができる。
図5は、図4の機能的構成を有する認証サーバ及びPDSサーバを含む情報処理システムにおいて実行される経歴登録処理及び経歴参照発行処理の流れの一例を示すアローチャートである。
経歴登録処理は、図5のステップS1乃至S5の一連の処理として構成される。
そして、ステップS3において、認証サーバ2の登録情報取得部720は、組織装置4から登録情報MIを取得する。
認証サーバ2の経歴認証部72は、求職希望者Uの経歴情報SIの認証を行う。経歴認証部72は、認証がなされた求職希望者Uの経歴情報SIを、図示しないデータベースに格納すると共に、PDSサーバ1に送信する。
経歴登録処理には、図5のステップS6乃至S13の処理として構成される。
求職希望者Uは、自身の経歴情報を参照したい場合、求職希望者端末3を介して申請ウェブサイトWSにアクセスして、参照依頼情報RIを入力する。
そこで、ステップS6において、認証サーバ2の照会部73は、求職希望者端末3により申請ウェブサイトWSが備える入力フォームに入力された参照依頼情報RIを取得する。
すると、ステップS8において、PDSサーバ1の経歴提供部52は、対象の情報を認証済経歴記憶DB200から抽出し、それを検索結果として認証サーバ2に送信する。
即ち、認証サーバ2の照会部73は、検索結果(対象の情報)を受信して取得する。
そこで、ステップS10において、認証サーバ2の照会部73は、求職希望者端末3により申請ウェブサイトWSが備える入力フォームに入力された証明書発行申請情報AIを取得する。
すると、ステップS12において、PDSサーバ1の経歴提供部52は、対象の情報を認証済経歴記憶DB200から抽出し、それを検索結果として認証サーバ2に送信する。
即ち、認証サーバ2の照会部73は、検索結果(対象の情報)を受信して取得する。
即ち、PDSサーバ1が取得、管理する経歴情報の一例として例えば、学歴情報、職歴情報、病歴に関する情報でもよい。
また、同様に、職歴情報については、その会社等に関する情報(会社名等)、求職希望者Uについての、氏名(漢字、読み仮名)、生年月日、年齢、性別、現住所、日中連絡先、E−mailアドレス、勤続年数(年、月含む)、役職、年収、免許、資格、趣味、特技、最寄駅、配偶者有無、配偶者の扶養義務、本人の希望記入事項(勤務時間、その他希望)、評価等の他、求職希望者Uの成果等の情報を含めてもよい。ここで、成果については、例えば、求職希望者Uが、実際に作成したプログラム等そのものや、それに関する評価等の情報を含めてもよい。
登録情報MIを送信する組織Wの一例として例えば、学校等Sの教育機関の他、学習塾、資格受験指導等の学校法人以外の教育機関が履修履歴や成績に関する情報を提供することもできる。また、会社等Cの他、パート、アルバイト先の会社が評価に関する情報を提供してもよい。さらには、病院等の医療機関の他、職業訓練校等以外の組織Wが登録情報MIを送信してもよい。
これにより、例えば、求職希望者Uが、就業経験がない学生であっても、アルバイト先の会社での評価を経歴情報SIに含めることができるので、本サービスを利用することができる。
具体的には例えば、Github(登録商標)を用いて、求職希望者Uが作成したプログラム等についても評価の対象としてもよい。
さらに、例えば、求職希望者Uが職人、いわゆる技能者が習得した技能習得の経歴を評価の対象としてもよい。
即ち、認証機関Aとサービスの提供者Gは、同一の者であってもよい。
具体的には例えば、本サービスでは、サービスの提供者Gと認証機関Aは、同一の者であってもよいし、また、サービスの提供者G、認証機関Aとは異なる第三者が、PDSサーバ1や認証サーバ2を管理してもよい。
換言すると、図4の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。
即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図4の例に限定されない。また、機能ブロックの存在場所も、図4に特に限定されず、任意でよい。例えば、PDSサーバ1の機能ブロックを認証サーバ2等に移譲させてもよい。逆に認証サーバ2の機能ブロックをPDSサーバ1等に移譲させてもよい。さらには、PDSサーバ1及び認証サーバ2の機能ブロックを求職希望者端末3等に移譲させてもよいし、求職希望者端末3等の機能ブロックをPDSサーバ1等に移譲させてもよい。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。
また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
これにより、第1情報処理装置の認証手段(例えば図4の経歴認証部72)によって認証がなされた個人の属性情報は、第2情報処理装置(例えばPDSサーバ1)によって管理される。即ち、個人の属性情報は、その認証と管理が、独立した装置においてなされるため、夫々の中立性が担保され、結果的に情報の信頼性を確保することができるようになる。
これにより、第1情報処理装置(認証サーバ2)の前記認証手段(例えば図4の経歴認証部72)は、第3情報処理装置(例えば図2の組織装置4)にアクセスして、個人の属性情報についての情報を取得する。そして、取得した情報に基づいて、第1情報処理装置(認証サーバ2)の前記認証手段(例えば図4の経歴認証部72)は、個人の属性情報の正当性を確認する。即ち、第三者となる外部の情報保持機関の有する情報に基づいて個人の属性情報の正当性が確認されるため、情報の信頼性はさらに向上する。
これにより、第2情報処理装置(例えばPDSサーバ1)は、個人の経歴の情報を要求する者に対して、認証された経歴を示す属性情報を提供するため、個人の経歴の情報を要求する者は、信頼性が確保された情報の提供を受けることができるようになる。
これにより、経歴認証手段(例えば学歴認証部751)は、個人の属性情報のうち、個人が履修機関(学校)で履修した履修履歴と履修科目の成績証明書を含む学歴の正当性を認証する。その結果、個人の学歴の情報を要求する者は、信頼性が確保された学歴の情報の提供を受けることができるようになる。
これにより、経歴認証手段(例えば職歴認証部752)は、個人の属性情報のうち、個人の職務履歴の正当性を認証する。その結果、個人の職務履歴の情報を要求する者は、信頼性が確保された職務履歴の情報の提供を受けることができるようになる。
これにより、職務履歴認証手段(例えばソフトウェア作成履歴認証部771)は、個人の属性情報のうち、ソフトウェアエンジニアのソフトウェア作成履歴の正当性を認証する。その結果、ソフトウェアエンジニアのソフトウェア作成履歴の情報を要求する者は、信頼性が確保されたソフトウェア作成履歴の情報の提供を受けることができるようになる。
Claims (8)
- 第1情報処理装置と、前記第1情報処理装置と通信を行うと共に、個人に関する属性を示す情報を属性情報として管理する第2情報処理装置とを含む情報処理システムにおいて、
前記第1情報処理装置は、
前記個人の前記属性情報の認証をする認証手段を備え、
前記第2情報処理装置は、
前記認証手段により認証された前記個人の前記属性情報を管理する管理手段、
を備える情報処理システム。 - 前記第1情報処理装置の前記認証手段は、
第3情報処理装置にアクセスして得た経歴に関する情報に基づいて、前記個人の経歴を示す前記属性情報の正当性を認証する経歴認証手段、
を含む、
請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記第2情報処理装置は、
前記個人の経歴の情報を要求する者に対して、認証された前記経歴を示す前記属性情報を提供する提供手段、
をさらに備える、
請求項1又は2に記載の情報処理システム。 - 前記経歴認証手段は、
前記個人が履修機関で履修した履修履歴と履修科目の成績証明書を含む学歴を示す前記属性情報の正当性を認証する学歴認証手段
を含む、
請求項2に記載の情報処理システム。 - 前記経歴認証手段は、
前記個人の職務履歴を示す前記属性情報の正当性を認証する職務履歴認証手段、
をさらに含む、
請求項2に記載の情報処理システム。 - 前記個人がソフトウェアエンジニアである場合、
前記職務履歴認証手段は、
前記個人の職務履歴を示す前記属性情報の正当性として、当該ソフトウェアエンジニアのソフトウェア作成履歴の正当性を認証する、
請求項5に記載の情報処理システム。 - 第1情報処理装置と、前記第1情報処理装置と通信を行うと共に、個人に関する属性を示す情報を属性情報として管理する第2情報処理装置とを含む情報処理システムにおける情報処理方法において、
前記第1情報処理装置が実行するステップとして、
前記個人の前記属性情報の認証をする認証ステップを含み、
前記第2情報処理装置が実行するステップとして、
前記認証ステップにより認証された前記個人の前記属性情報を管理する管理ステップ、
を含む、
情報処理方法。 - 第1情報処理装置と、前記第1情報処理装置と通信を行うと共に、個人に関する属性を示す情報を属性情報として管理する第2情報処理装置とを含む情報処理システムにおけるプログラムにおいて、
前記第1情報処理装置を制御するコンピュータに、
前記個人の前記属性情報の認証をする認証ステップ、を含む制御処理を実行させ、
前記第2情報処理装置を制御するコンピュータに、
前記認証ステップにより認証された前記個人の前記属性情報を管理する管理ステップ、
を含む制御処理を実行させる、
プログラム。
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