JP2021128593A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
求職希望者は、自身の学歴や職歴といった経歴を履歴書等に記載しなければならない。そのため、個人の経歴を管理する学歴単体を管理するサービスや、個人の職歴単体に関する情報を管理するサービスが存在する(例えば、特許文献1参照)。
個人に関する属性を示す情報を属性情報として管理する情報処理装置において、
前記個人が履修機関で履修した履修履歴と履修科目の成績を含む学歴を示す前記属性情報を学歴情報として取得する学歴情報取得手と、
前記個人が就業した若しくは就業している組織における職務履歴を示す前記属性情報を職歴情報として取得する職歴情報取得手段と、
前記個人毎に、取得された前記学歴情報及び前記職歴情報を対応付けて管理する統合管理手段と、
を備える。
PDSとは、個人がパーソナルデータを管理できるようにするためのデータベースや当該データベースを利用したサービスである。
ここで、パーソナルデータには、例えば個人の属性(以下「個人属性」と呼ぶ)に関する情報が含まれる。このような個人属性に関する情報を、以下、「個人属性情報」と呼ぶ。
具体的には例えば、個人属性情報には、その個人についての経歴、特に個人情報や学歴や職歴を含む経歴等、個人に関する各種の情報が含まれる。以下、個人属性情報のうち経歴に関する情報を「経歴情報」と呼ぶ。さらに「経歴情報」のうち、学歴に関する情報を「学歴情報」と呼び、また、職歴に関する情報を「職歴情報」と呼ぶ。
ここで、学歴や職歴の夫々の認証として、例えば本実施形態では、その学歴や職歴の夫々についての正当性の確認が、認証として夫々行われる。
また、本サービスでは、このように統合されて一括管理される学歴及び職歴は、求職希望者等の取得の要求に応じて、参照されたり、証明書が発行される。
即ち、本サービスには、求職希望者の学歴及び職歴の統合管理といったサービスと、その求職希望者の学歴及び職歴についての参照や証明書の発行といったサービスとが含まれる。
本サービスのさらなる詳細について、以下、図1を用いて具体的に説明する。
同様に、ステップSF1において、求職希望者Uは、自身が就業していた又はしている会社等の組織C(以下、「会社等C」と呼ぶ)に対して、自身の職歴をPDSサーバ1に登録してもらうよう依頼する。
ここで、認証機関Aとは、学歴及び職歴等の経歴を含む個人属性についての認証を行う機関であって、例えば本実施形態では、後述するPDSサーバ1の管理者たるサービスの提供者Gとは独立した機関である。
また、申請ウェブサイトWSは、認証機関Aにより管理されるウェブサイトであって、本サービスに必要な各種申請を受け付ける機能を有している。
また、本実施形態では、学歴情報EIには、求職希望者Uについての、氏名(漢字、読み仮名)、生年月日、年齢、性別、現住所といった個人情報が含まれる。また、学歴情報EIには、その学校等Sにおける各講座の履修履歴(年、修得した授業科目名、単位数、評価)や成績等が含まれる。さらに、学歴情報EIには、その学校等Sに関する情報(学校名等)も含まれる。
ここで、本実施形態の職歴情報WIには、求職希望者Uについての、氏名(漢字、読み仮名)、生年月日、年齢、性別、現住所、日中連絡先、E−mailアドレス、趣味、特技、最寄駅、配偶者有無、配偶者の扶養義務といった個人情報が含まれる。また、職歴情報WIには、その会社等Cにおける、勤続年数(年、月含む)、役職、年収といった情報や、求職希望者Uについてのスキル(例えば免許や資格)、本人の希望記入事項(勤務時間、その他希望)、評価等が含まれる。
認証機関Aは、認証サーバ2を用いて、求職希望者Uの認証済みの学歴情報EIを、自身が管理するデータベースに格納する。これにより、求職希望者Uの学歴が登録される。
登録後、認証機関Aは、認証サーバ2を用いて、求職希望者Uの学歴情報EIをPDSサーバ1に送信する。
本サービスの提供者Gは、PDSサーバ1を用いて、認証サーバ2から送信されてきた求職希望者Uの学歴情報EIを取得する。
認証機関Aは、認証サーバ2を用いて、求職希望者Uの認証済みの職歴情報WIを、自身が管理するデータベースに格納する。これにより、求職希望者Uの職歴が登録される。
登録後、認証機関Aは、認証サーバ2を用いて、求職希望者Uの職歴情報WIをPDSサーバ1に送信する。
本サービスの提供者Gは、PDSサーバ1を用いて、認証サーバ2から送信されてきた求職希望者Uの職歴情報WIを取得する。
即ち、本サービスの提供者Gは、求職希望者Uの学歴及び職歴について、認証自体は行わず、他機関である認証機関Aによって夫々認証がなされたものを統合して管理する。
このように、ブロックチェーンBの技術を用いることで、求職希望者Uの学歴情報EI及び職歴情報WIについては、PDSサーバ1等への不正アクセスによる改ざんがなされる恐れが限りなく低くなる。これにより、求職希望者Uの学歴及び職歴が認証済みであることの信頼性が担保される。
即ち、求職希望者Uは、申請ウェブサイトWSにアクセスして、自身の学歴及び職歴を参照したい旨の依頼を、参照依頼情報RIとして入力する。
ここで、参照依頼情報RIには、例えば本実施形態では、自身の学歴や職歴を含む経歴の参照したい旨の情報が含まれ、さらには、修正したい旨の情報も含ませることができる。
また例えば、求職希望者Uは、学歴のみ、又は職歴のみを参照したい旨を参照依頼情報RIとして、認証機関Aに入力することもできる。
これにより、本サービスの提供者Gは、PDSサーバ1を用いて、求職希望者Uの学歴及び職歴に該当する学歴情報EI及び職歴情報WIを検索する。
本サービスの提供者Gは、PDSサーバ1を用いて、検索した結果(求職希望者Uの学歴情報EI及び職歴情報WI)を、検索結果の情報として認証サーバ2に送信する。
認証機関Aは、PDSサーバ1から送信された検索結果、即ち統合されて一括管理された求職希望者Uの学歴情報EI及び職歴情報WIを取得する。
そして、認証機関Aは、認証サーバ2を用いて、上述の検索結果を、求職希望者Uに対する参照結果として送信することで、求職希望者Uに学歴及び職歴(学歴情報EI及び職歴情報WI)を提示する。
また、求職希望者Uは、確認の結果、自身の学歴及び職歴に誤りがあったり欠落している場合、学歴や職歴の追加や変更をしたい旨を認証機関Aに依頼して、自身の学歴情報EI及び職歴情報WIを変更してもらうことも可能である。
これに対して、次のステップS8及びS9の流れにより、求職希望者Uは、自身の認証済みの学歴及び職歴の証明書を採用予定会社Rに発行してもらうこともできる。
即ち、求職希望者Uは、申請ウェブサイトWSにアクセスして、自身の学歴及び職歴の証明書を発行してほしい旨の依頼を、証明書発行申請情報AIとして入力する。
ここで、証明書発行申請情報AIには、例えば本実施形態では、証明書に記載してほしい内容、発行する証明書の枚数、証明書の発行先(例えば採用予定会社R)の住所やE−mailアドレス等が含まれる。
また、証明書には、認証サーバ2で認証がなされ、PDSサーバ1に登録された求職希望者Uの学歴及び職歴等の経歴が含まれる。なお、証明書の形態は、特に限定されず紙媒体でもよいが、本実施形態ではPDF(Portable Document Format)等の電子媒体が採用されているものとする。
なお、この証明書の発行先や、ステップSF6及びSF7で上述の参照結果の情報の送信先については、求職希望者Uが自由に変更することができる。
認証機関Aは、求職希望者Uの認証済み学歴情報EI及び職歴情報WIに基づいて、認証付きの学歴及び職歴の証明書として、証明書情報CIを生成して採用予定会社Rに送信することで、当該証明書を発行する。
証明書情報CIは、求職希望者Uの認証済み学歴情報EI及び職歴情報WIから求職希望者Uの経歴がまとめられた情報であり、従来の履歴書や職務経歴書等と等価な内容を含む情報である。つまり、学歴情報EIや職歴情報WIは認証済みであることから、これらの内容も認証付きとなり、結果として、証明書情報CIは、証明書の役割を果たすことになる。
これにより、採用予定会社Rは、証明書情報CIを、認証付きの学歴や職歴の証明書として閲覧することができる。即ち、採用予定会社Rは、学歴及び職歴等の信頼性の高い情報を取得することができる。
採用予定会社Rは、例えば、証明書を閲覧することで、求職希望者Uが学校等Sで何を学んできたかを知ることができる。そのため、採用予定会社Rは、求職希望者Uが採用予定会社Rで就業するために充足している知識や経験、不足している知識や経験を知ることができる。
即ち、求職希望者Uの就職や転職活動の際、採用予定会社Rは、求職希望者Uの同意のもと、求職希望者Uの学歴及び職歴の証明書の発行を依頼することもできる。
これにより、採用予定会社Rは、求職希望者Uを採用するうえで判断するのに必要な学歴や職歴等の情報を証明書として取得することができる。
このような本サービスでは、求職希望者Uの学歴及び職歴は、認証機関Aで夫々認証されて夫々個別に管理されているだけではなく、さらに、本サービスの提供者Gにより統合して管理されている。そのため、求職希望者Uの学歴及び職歴は、改ざんされる恐れが少なく、たとえ改ざんがされても、検索等の際に、認証機関Aと本サービスの提供者Gの夫々により別途管理されている情報を比較することで、改ざんの有無が容易に判別可能となる。
つまり、本サービスの求職希望者Uの学歴及び職歴は、認証付きであり、その認証も改ざんの恐れが少ないため、非常に信頼性の高いものである。
これに対して、本サービスの提供者Gは、PDSサーバ1を用いて、求職希望者U等の認証済みの学歴情報EIと求職希望者U等の認証済みの職歴情報WIとの夫々を対応付けて、1つの情報として統合して管理することができる。これにより、例えば、認証機関Aは、認証サーバ2を用いて、求職希望者Uの氏名や割り当てたID番号等でPDSサーバ1にアクセスするだけで、求職希望者Uの学歴や職歴を含む経歴を一括して容易に取得できる。
このようにして、本サービスは、学歴や職歴に関する情報を効率的に一括して管理しており、これらを容易に取得することができるようになっている。
図2は、図1の本サービスの適用対象となる情報処理システム、即ち、本発明の情報処理装置の一実施形態に係るPDSサーバを含む情報処理システムの構成を示す図である。
PDSサーバ1、認証サーバ2、求職希望者端末3、学校等装置4、会社等装置5、及び採用予定会社装置6の夫々は、インターネット等の所定のネットワークNを介して相互に接続されている。
PDSサーバ1は、認証サーバ2で認証がなされ、求職希望者U等の学歴情報EI及び職歴情報WIを各個人毎に対応付けることで、認証済みの学歴及び職歴を各個人毎に統合して管理する。
なお、PDSサーバ1は、システムの構造上、認証サーバ2を介して、求職希望者端末3、学校等装置4、会社等装置5、及び採用予定会社装置6と相互に接続されている。
具体的には例えば、認証サーバ2は、学校等装置4から送信された学歴情報EIを取得して、その正当性の確認を行うことで、求職希望者Uの学歴の認証を行う。また例えば、認証サーバ2は、会社等装置5から送信された職歴情報WIを取得して、その正当性の確認を行うことで、求職希望者Uの職歴の認証を行う。
また、認証サーバ2は、求職希望者端末3から、参照依頼情報RIを取得して、参照依頼情報RIに対する参照結果の情報を送信することで、求職希望者Uに認証済みの学歴及び職歴を提示する。
さらに、認証サーバ2は、求職希望者端末3から、証明書発行申請情報AIを取得して、証明書発行申請情報AIに対する証明書情報CIを送信することで、認証付きの学歴及び職歴の証明書を発行する。
求職希望者端末3は、認証サーバ2に対して、参照依頼情報RIや証明書発行申請情報AIを送信する。
会社等装置5は、会社等Cにより管理され、認証サーバ2に対して、職歴情報WIを送信する。
採用予定会社装置6は、採用予定会社Rにより操作され、認証サーバ2から証明書情報CIを受信する。
図3は、図2に示す情報処理システムのうちPDSサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
出力部17は、液晶等のディスプレイやスピーカ等により構成される。
記憶部18は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(例えば図2の認証サーバ2等)との間で通信を行う。
また、リムーバブルメディア21は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
経歴登録処理とは、学歴情報EI及び職歴情報WIの夫々を、認証サーバ2が夫々認証を行い、PDSサーバ1が対応付けて登録するまでの一連の処理をいう。
経歴参照発行処理とは、経歴登録処理の結果として統合されて管理された学歴情報EI及び職歴情報WIを参照させるために提示したり、証明書を発行するまでの一連の処理をいう。
そこで、以下、図4を参照して、本実施形態に係るPDSサーバ1及び認証サーバ2等において実行される経歴登録処理及び経歴参照発行処理を実行するための機能的構成について説明する。
図4に示すように、PDSサーバ1のCPU11においては、経歴登録処理が実行される際には、学歴情報取得部51と、職歴情報取得部52と、統合管理部53とが機能する。
PDSサーバ1の記憶部18の一領域には、統合管理DB200が設けられている。
学歴情報取得部51は、認証サーバ2で認証された求職希望者Uの学歴情報EIを、通信部19を介して取得する。
職歴情報取得部52は、認証サーバ2で認証された求職希望者Uの職歴情報WIを通信部19を介して取得する。
例えば本実施形態では、統合管理部53は、学歴情報取得部51で取得された求職希望者Uの学歴情報EI及び職歴情報取得部52で取得された求職希望者Uの職歴情報WIを夫々取得する。そして、統合管理部53は、取得した学歴情報EI及び職歴情報WIを対応付けて、統合管理DB200に格納する。これにより、求職希望者Uについての認証済みの学歴情報EI及び認証済みの職歴情報WIが統合されて、その求職希望者Uの認証済経歴情報HIとして登録される。
このように、求職希望者Uの学歴情報EI及び職歴情報WIは認証済経歴情報HIとして一括して管理される。これにより、例えば求職希望者Uの学歴情報EI及び職歴情報WIが抽出されて時系列毎に並べ替えられることで、求職希望者Uの経歴を時系列毎に表示することができる。その結果、通常の履歴書のように学歴と職歴が分割して表示されないので、例えば求職希望者Uが、高校卒業後、一度就職し、大学に入学し、大学卒業後、就職した等、求職希望者Uの経歴を時系列で容易に把握することができる。
標準化部91は、求職希望者U等の個人毎に対応付けて管理される学歴情報EI及び職歴情報WIの夫々を対象として、所定の規則に従って標準化を行う。
ここで、標準化部91により行われる所定の規則に従った標準化について説明する。
具体的には例えば、学歴情報EIには学校等Sの成績が含まれる。しかし、学校等Sが大学の場合、大学毎に成績の評価方法が異なる。例えば、成績の評価方法として、同一の科目であっても複数の学校等S毎に、「秀、優、良、可、不可」の5段階評価が採用されたり、「5、4、3、2、1」の5段階評価が採用されたり、また、10段階評価が採用されたりする。そのため、採用予定会社Rは、求職希望者Uの学歴を他者と比較して検討したくとも、容易にすることが困難である。
そこで、標準化部91は、例えば、学歴情報EIに含まれる各大学の成績を「A、B、C、D、E」の5段階評価に統一して変換して正規化することで、標準化を行うことができる。
同様に、標準化部91は、職歴情報WIについても、所定の規則に従って標準化を行うことができる。例えば、標準化部91は、求職希望者Uが会社等Cで営業職に従事している又はしていた場合、ルート営業なのか、新規営業なのかで、予め定められたフォーマットに適用するように会社等Cの評価に関する情報を変更することで、標準化を行うこともできる。さらに、標準化部91は、単に月々の契約成立数だけでなく、販売する商品とその価格、夫々に応じて、予め備定められたフォーマットに適用するように会社等Cの評価に関する情報を変更することで、標準化を行うこともできる。
このようにして、採用予定会社Rは、求職希望者Uの学歴や職歴について、他者と標準化されたもので見比べることができるので、容易に比較や検討をすることが可能になる。
次に、認証サーバ2側についての経歴登録処理が実行される際の機能的構成について説明する。
図4に示すように、認証サーバ2のCPU31においては、経歴登録処理が実行される際には、学歴情報取得部71と、職歴情報取得部72と、経歴認証部73と、サイト管理部76とが機能する。
学歴情報取得部71は、求職希望者Uの学歴情報EIを申請ウェブサイトWSを介して取得する。
職歴情報取得部72は、求職希望者Uの職歴情報WIを申請ウェブサイトWSを介して取得する。
経歴認証部73のうち学歴認証部131は、学歴情報取得部71で取得された求職希望者Uの学歴情報EIについて認証を行う。
経歴認証部73のうち職歴認証部132は、職歴情報取得部72で取得された求職希望者Uの職歴情報WIについて認証を行う。
次に、認証サーバ2の機能的構成のうち、経歴参照発行処理が実行される際の機能的構成について説明する。
図4に示すように、認証サーバ2のCPU31においては、経歴参照発行処理が実行される際には、参照申請管理部74と、参照発行管理部75と、サイト管理部76とが機能する。
そこで、参照申請管理部74は、申請ウェブサイトWSに入力された参照依頼情報RIを取得して、参照発行管理部75に提供する。
参照発行管理部75は、参照申請管理部74から提供された参照依頼情報RIを、PDSサーバ1に送信する。
参照依頼情報RIがPDSサーバ1に送信されてきて経歴参照発行処理が実行される際には、PDSサーバ1のCPU11においては、統合管理部53が機能する。
統合管理部53は、認証サーバ2から送信されてきた参照依頼情報RIを取得すると、求職希望者Uの学歴情報EI及び職歴情報WIを検索し、検索結果として認証サーバ2に送信する。
ここで、検索結果に基づく情報とは、検索結果たる求職希望者Uの学歴情報EI及び職歴情報WI自体であってもよいし、それらが加工された情報、或いはそれらに基づいて新たに生成された情報であってもよい。
参照申請管理部74は、参照発行管理部75から提供された検索結果に基づく情報を、参照結果として求職希望者端末3を介して求職希望者Uに提示する。
そこで、参照申請管理部74は、申請ウェブサイトWSに入力された証明書発行申請情報AIを取得して、参照発行管理部75に提供する。
参照発行管理部75は、参照申請管理部74から提供された証明書発行申請情報AIを、PDSサーバ1に送信する。
証明書発行申請情報AIがPDSサーバ1に送信されてきて経歴参照発行処理が実行される際には、PDSサーバ1のCPU11においては、統合管理部53が機能する。
統合管理部53は、認証サーバ2から送信されてきた証明書発行申請情報AIを取得すると、求職希望者Uの学歴情報EI及び職歴情報WIを検索し、検索結果として認証サーバ2に送信する。
参照申請管理部74は、参照発行管理部75から提供された証明書情報CIを採用予定会社装置6に送信することで、証明書の発行をする。
これに対して、PDSサーバ1では、求職希望者U等の個人毎に、その個人属性情報として、学歴情報取得部51において認証済みの学歴情報EIが取得され、職歴情報取得部52において認証済みの職歴情報WIが取得される。その結果、統合管理部53は、求職希望者U等の認証済みの学歴情報EIと、求職希望者U等の認証済みの職歴情報WIとの夫々を対応付ける。これにより、認証済みの学歴及び職歴が統合されて一括管理される。
このように、個人毎に、学歴や職歴に関する情報が効率的に管理されており、その結果、学歴や職歴が容易に取得可能になる。
その結果、求職希望者Uや採用予定会社Rに提供される情報に信頼性を持たせることができる。
これにより、採用予定会社R等に提供する情報に、統一性及び同一性を持たせることができる。その結果、採用予定会社Rは、求職希望者Uを含む複数の者の学歴や履歴を容易に比較して検討することができる。
図5は、図4の機能的構成を有する認証サーバ及びPDSサーバを含む情報処理システムにおいて実行される経歴登録処理及び経歴参照発行処理の流れの一例を示すアローチャートである。
経歴登録処理は、図5のステップS1乃至S5の一連の処理として構成される。
即ち、ステップS1において、認証サーバ2の学歴情報取得部71は、学校等装置4により入力された求職希望者Uの学歴情報EIを取得する。
そして、認証サーバ2の学歴認証部131は、求職希望者Uの学歴情報EIの認証を行う。学歴認証部131は、認証がなされた求職希望者Uの学歴情報EIを、図示しないデータベースに格納すると共に、PDSサーバ1に送信する。
ステップS2において、PDSサーバ1の学歴情報取得部51は、ステップS1で認証サーバ2により認証がなされた求職希望者Uの学歴情報EIを取得する。
即ち、ステップS3において、認証サーバ2の職歴情報取得部72は、会社等装置5により入力された求職希望者Uの職歴情報WIを取得する。
そして、認証サーバ2の職歴認証部132は、求職希望者Uの職歴情報WIの認証を行う。職歴認証部132は、認証がなされた求職希望者Uの職歴情報WIを、図示しないデータベースに格納すると共に、PDSサーバ1に送信する。
ステップS4において、PDSサーバ1の職歴情報取得部52は、ステップS3で認証サーバ2により認証がなされた求職希望者Uの職歴情報WIを取得する。
経歴登録処理は、図5のステップS6乃至S17の処理として構成される。
そこで、ステップS6において、認証サーバ2の参照申請管理部74は、求職希望者端末3により申請ウェブサイトWSに入力された参照依頼情報RIを取得する。
ステップS8において、認証サーバ2の参照発行管理部75は、参照依頼情報RIに基づいて、求職希望者Uの学歴情報EI及び職歴情報WIの少なくとも一部を検索の対象の情報として決定し、当該対象の情報を検索するためにPDSサーバ1にアクセスする。
すると、ステップS9において、PDSサーバ1の統合管理部53は、対象の情報を統合管理DB200から抽出し、それを検索結果として認証サーバ2に送信する。
即ち、認証サーバ2の参照発行管理部75は、検索結果(対象の情報)を受信して取得する。
ステップS11において、認証サーバ2の参照申請管理部74は、ステップS10で取得した検索結果に基づく情報を参照結果の情報として、求職希望者端末3に表示等することで、求職希望者Uに提示する。
そこで、ステップS12において、認証サーバ2の参照申請管理部74は、求職希望者端末3により、申請ウェブサイトWSが備える入力フォームに入力された証明書発行申請情報AIを取得する。
ステップS14において、認証サーバ2の参照発行管理部75は、証明書発行申請情報AIに基づいて、求職希望者Uの学歴情報EI及び職歴情報WIの少なくとも一部を検索の対象の情報として決定し、当該対象の情報を検索するためにPDSサーバ1にアクセスする。
すると、ステップS15において、PDSサーバ1の統合管理部53は、対象の情報を統合管理DB200から抽出し、それを検索結果として認証サーバ2に送信する。
即ち、認証サーバ2の参照発行管理部75は、検索結果(対象の情報)を受信して取得する。
ステップS17において、認証サーバ2の参照申請管理部74は、ステップS16で取得した証明書情報CIを、採用予定会社装置6に表示等することで、採用予定会社Rに提示する。
即ち、PDSサーバ1により取得されて管理されるのは、学歴情報EI及び職歴情報WIに限られない。
具体的には例えば、学歴情報EIに対して、学校等Sでのクラブ活動や、生徒会活動等といった履修履歴に関する情報以外の情報を含めてもよい。同様に、職歴情報WIに対して、求職希望者Uの成果等の情報を含めてもよい。ここで、成果については、例えば、求職希望者Uが、実際に作成したプログラム等そのものや、それに関する評価等の情報を含めてもよい。
即ち、学歴情報EI及び職歴情報WIを送信するのは、学校等S及び会社等Cのみに限定されない。
具体的には例えば、学歴情報EIは、学校等Sの教育機関の他、学習塾、資格受験指導等の学校法人以外の教育機関の履修履歴や成績に関する情報も含むことができる。
また、職歴情報WIは、会社等Cの他、パート、アルバイト先の会社の評価に関する情報を含めてもよい。
これにより、例えば、求職希望者Uが、就業経験がない学生であっても、アルバイト先の会社での評価を職歴情報WIに含めることができるので、本サービスを利用することができる。
即ち、PDSサーバ1で取得、管理する情報は、学歴情報EI及び職歴情報WI以外の情報であってもよい。
具体的には例えば、PDSサーバ1は、学歴、職歴以外の経歴として、地域のボランティア活動の経験や評価に関する情報を取得、管理してもよい。
即ち、認証には、学歴情報EI及び職歴情報WIの内容が正しいか否か、改ざんされたものかそうでないか等の内容の正当性を確認することも含めてもよい。
具体的には例えば、標準化については、成績の評価の方法の他、学校等Sの偏差値毎にランク付け等を行ってもよい。
例えば、学校等Sが大学である場合、標準化部91は、偏差値が70以上であるとSランク、60以上であるとAランク、といった学校毎にランク付けを行ってもよい。さらには、標準化部91は、大学の学部毎にランクを変更してもよい。つまり、医学部であればAランク以上としてもよい。
これにより、例えば、採用予定会社R等は、求職希望者Uの経歴を他の求職希望者Uと容易に比較、検討することもできる。
即ち、標準化は、学歴情報EIや職歴情報WIを含む個人属性情報そのものについての標準化も含まれる。
具体的には例えば、Github(登録商標)を用いて、求職希望者Uが作成したプログラム等についても評価の対象としてもよい。
さらに、例えば、求職希望者Uが職人、いわゆる技能者が習得した技能習得の経歴を評価の対象としてもよい。
即ち、認証機関Aと本サービスの提供者Gは、同一の者であってもよい。
具体的には例えば、本サービスでは、サービスの提供者Gと認証機関Aは、同一の者であってもよいし、また、サービスの提供者G、認証機関Aとは異なる第三者が、PDSサーバ1や認証サーバ2を管理してもよい。
換言すると、図4の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。
即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図4の例に限定されない。また、機能ブロックの存在場所も、図4に特に限定されず、任意でよい。例えば、PDSサーバ1の機能ブロックを認証サーバ2等に移譲させてもよい。逆に認証サーバ2の機能ブロックをPDSサーバ1等に移譲させてもよい。さらには、PDSサーバ1及び認証サーバ2の機能ブロックを求職希望者端末3等に移譲させてもよいし、求職希望者端末3等の機能ブロックをPDSサーバ1等に移譲させてもよい。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。
また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
即ち、本発明が適用される情報処理装置(例えば図2のPDSサーバ1)は、
個人に関する属性(例えば学歴、職業履歴、病歴、性別)を示す情報を属性情報として管理する情報処理装置(例えばPDSサーバ1)において、
前記個人が履修機関(例えば学校)で履修した履修履歴と履修科目の成績を含む学歴を示す前記属性情報を学歴情報として取得する学歴情報取得手段(例えば図4の学歴情報取得部51)と、
前記個人が就業した若しくは就業している組織(例えば勤めていた又は務めている会社)における職務履歴を示す前記属性情報を職歴情報として取得する職歴情報取得手段(例えば図4の職歴情報取得部52)と、
前記個人毎に、取得された前記学歴情報及び前記職歴情報を対応付けて管理する統合管理手段(例えば図4の統合管理部53)と、
を備える。
ここで、従来では、学歴や職歴は、夫々別々に管理されているため、学歴や職歴に関する情報を取得するために、夫々別々に取得しなければならなかった。
これに対して、PDSサーバ1では、求職希望者U等の個人毎に、その個人属性情報として、学歴情報取得部51において認証済みの学歴情報EIが取得され、職歴情報取得部52において認証済みの職歴情報WIが取得される。その結果、統合管理部53は、求職希望者U等の認証済みの学歴情報EIと、求職希望者U等の認証済みの職歴情報WIとの夫々を対応付ける。これにより、認証済みの学歴及び職歴が統合されて一括管理される。
このように、個人毎に、学歴や職歴に関する情報が効率的に管理されており、その結果、学歴や職歴が容易に取得可能になる。
認証サーバ2の学歴認証部131は、求職希望者Uの学歴情報EIを認証する。同様に、認証サーバ2の職歴認証部132は、求職希望者Uの職歴情報WIを認証する。そして、認証がなされた学歴情報EI及び職歴情報WIは、PDSサーバ1で統合されて管理される。
その結果、求職希望者Uや採用予定会社Rに提供される情報に信頼性を持たせることができる。
これにより、採用予定会社R等に提供する情報に、統一性及び同一性を持たせることができる。その結果、採用予定会社Rは、求職希望者Uを含む複数の者の学歴や履歴を容易に比較して検討することができる。
Claims (5)
- 個人に関する属性を示す情報を属性情報として管理する情報処理装置において、
前記個人が履修機関で履修した履修履歴と履修科目の成績を含む学歴を示す前記属性情報を学歴情報として取得する学歴情報取得手段と、
前記個人が就業した若しくは就業している組織における職務履歴を示す前記属性情報を職歴情報として取得する職歴情報取得手段と、
前記個人毎に、取得された前記学歴情報及び前記職歴情報を対応付けて管理する統合管理手段と、
を備える情報処理装置。 - 前記個人毎に対応付けて管理される前記学歴情報及び前記職歴情報の夫々は、前記情報処理装置とは異なる情報処理装置で正当性に関する認証がなされている、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記個人毎に対応付けて管理される前記学歴情報及び前記職歴情報の夫々は、所定の規則に従って標準化がなされている、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 個人に関する属性を示す情報を属性情報として管理する情報処理装置が実行する情報処理方法において、
前記個人が履修機関で履修した履修履歴と履修科目の成績を含む学歴を示す前記属性情報を学歴情報として取得する学歴情報取得ステップと、
前記個人が就業した若しくは就業している組織における職務履歴を示す前記属性情報を職歴情報として取得する職歴情報取得ステップと、
前記個人毎に、取得された前記学歴情報及び前記職歴情報を対応付けて管理する統合管理ステップと、
を備える情報処理方法。 - 個人に関する属性を示す情報を属性情報として管理する情報処理装置を制御するコンピュータに、
前記個人が履修機関で履修した履修履歴と履修科目の成績を含む学歴を示す前記属性情報を学歴情報として取得する学歴情報取得ステップと、
前記個人が就業した若しくは就業している組織における職務履歴を示す前記属性情報を職歴情報として取得する職歴情報取得ステップと、
前記個人毎に、取得された前記学歴情報及び前記職歴情報を対応付けて管理する統合管理ステップと、
を含む制御処理を実行させるプログラム。
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2020
- 2020-02-14 JP JP2020023417A patent/JP2021128593A/ja active Pending
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