JP2021128282A - 画像形成装置 - Google Patents

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晃 松本
直人 渡辺
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【課題】コストの増大を抑制しつつシートのループ量を適切に保つ。【解決手段】CPU206は、2次転写部112と定着部117との間でシートPにループを形成する定着ループ制御を実行する。定着ループ制御処理においては、CPU206は、転写モータ213の電流値iqと、シート種類から決定される基準電流値iq_thと、の差分値が小さくなるように、定着モータ211の回転速度を制御する。【選択図】図7

Description

本発明は、シートにトナー像を定着させる画像形成装置におけるモータの制御に関する。
従来、シートにトナーを転写する転写ローラと、その下流でシート上のトナーを定着する定着ローラとを備える画像形成装置が知られている。このような画像形成装置において、定着ローラの周速度が転写ローラの周速度より速くなると、シートが定着ローラによって引っ張られるため、転写ローラによって形成される画像に不良が生じるおそれがある。そこで、シートの引っ張りを回避するために、定着ローラの周速度を制御し、転写ローラと定着ローラとの間でシートにループを形成することが知られている。
このループが大き過ぎるとシートが搬送ガイドに当たって画像不良になり、逆にループが小さ過ぎるとループ状態が安定しない。そのため、最適なループ量を維持するために、ループ量を検知するループセンサを設け、ループセンサの出力結果に基づいて定着ローラの周速度を制御する方法が知られている(特許文献1)。
特開平10−97154号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、一定のループ量を維持するためにセンサが必要となるため、装置の大型化やコストの増大が生じる。
上記課題に鑑み、本発明は、コストの増大を抑制しつつシートのループ量を適切に保つことを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、トナー像をシートに転写し、前記シートを下流へ搬送する第1回転体と、前記第1回転体を駆動する第1モータと、前記第1モータの回転子の回転速度を決定する速度決定手段と、前記回転子の目標速度を表す指令速度と前記速度決定手段によって決定された回転速度との偏差が小さくなるように、前記第1モータの巻線に流れる駆動電流を制御する第1制御手段と、前記シートに転写されたトナー像を定着し、前記シートを下流へ搬送する第2回転体と、前記第2回転体を駆動する第2モータと、前記第1回転体と前記第2回転体とによって前記シートが搬送されている状態において、前記第1モータにかかる負荷トルクに対応するパラメータの値に基づいて前記第2モータの回転速度を制御する前記第2制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、コストの増大を抑制しつつシートのループ量を適切に保つことができる。
画像形成装置の構成を示す断面図である。 画像形成装置の制御機構のブロック図である。 転写モータとd軸及びq軸によって表される回転座標系との関係を示す図である。 転写モータ制御部の構成の例を示すブロック図である。 定着ループを説明する模式図である。 ループ量と転写モータの電流値との関係を示す図である。 定着ループ制御のタイミングチャートである。 回転制御処理のフローチャートである。 定着ループ制御処理のフローチャートである。 定着ループ制御のタイミングチャートである。 回転制御処理のフローチャートの一部である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。この画像形成装置100は、一定の間隔をおいて配置されたプロセスユニット101(101y、101m、101c、101k)を備える。プロセスユニット101y、101m、101c、101kは、それぞれイエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン(c)、ブラック(k)のトナー像を形成する。
プロセスユニット101y、101m、101c、101kは、感光ドラム102(102y、102m、102c、102k)、帯電ローラ103(103y、103m、103c、103k)を備える。また、プロセスユニット101y、101m、101c、101kは、レーザ露光装置104(104y、104m、104c、104k)、現像器105(105y、105m、105c、105k)を備える。また、プロセスユニット101y、101m、101c、101kは、補助帯電ブラシ109(109y、109m、109c、109k)、トナー容器106(106y、106m、106c、106k)を備える。各プロセスユニット101の構成は共通であるので、以降、プロセスユニット101ごとに各構成要素を区別しないときは同じ符号を用い、区別するときは符号の後にy、m、c、kを付す。
無端状のベルトで構成された中間転写ベルト108は、全ての感光ドラム102に当接する。中間転写ベルト108は、複数の支持部材に掛け渡され、ベルト駆動ローラ111によって図1の反時計方向に回転駆動される。中間転写ベルト108の内周面側には、各感光ドラム102に対向するように、4個の1次転写ローラ107(107y、107m、107c、107k)が並設されている。
画像形成時には、感光ドラム102の表面が帯電ローラ103によって一様に帯電される。次いで、画像情報に応じてレーザ露光装置104から発されたレーザ光によって、感光ドラム102上に静電像が形成される。この静電像は、現像器105によってトナー像として感光ドラム102上に現像される。1次転写ローラ107に、図示しない1次転写バイアス電源から、トナーの正規の帯電極性とは逆極性のバイアスが印加される。これによって、感光ドラム102上のトナー像が中間転写ベルト108上に転写される。フルカラー画像の形成時には、上述のプロセスが、各プロセスユニット101において順次に行われ、中間転写ベルト108上に各色のトナー像が重ね合わされる。その後、中間転写ベルト108上の4色トナー像は、2次転写部112(転写部)で一括してシートP上に転写される。補助帯電ブラシ109によって、転写残トナーの電荷が調整される。
シート給送装置113には複数のシートPが収納される。シート給送装置113から給送されたシートPは、レジストレーションローラ116(以下、レジストローラ116と記す)に搬送され、このレジストローラ116によって斜行が補正される。レジストローラ116の上流にはプレレジストレーションローラ114(以下、プレレジローラ114と記す)が配置される。シートPは、レジストローラ116により2次転写部112に搬送される。2次転写部112は、ベルト駆動ローラ111および2次転写ローラ110(第1回転体)により構成される。2次転写部112で、中間転写ベルト108上のトナー像がシートPに転写される。2次転写部112にシートPが搬送されるタイミングは、中間転写ベルト108に形成されたトナー像とシートPの先端とが一致するように調節される。2次転写ローラ110は、シートPを下流へ搬送する。
トナー像が転写されたシートPは、定着ローラ118(第2回転体)および加圧ローラ119で構成された定着部117に搬送される。定着部117では、熱および圧力を受けてシートP上のトナー像が定着される。2次転写部112と定着部117との間でシートPを搬送している間は、2次転写部112と定着部117との間にループが形成されるように制御(以降、定着ループ制御と呼ぶ)される。定着ループ制御については後述する。画像が定着されたシートPは、排出ローラ121によって排出空間に排出されて排出トレイ等に積載される。
レジストローラ116の上流側にレジストローラ116に近接してレジストレーションセンサ115が配置される。レジストレーションセンサ115は、シートPの先端がレジストローラ116に到達したことを検知する。定着部117の上流側に定着部117に近接して第1センサ120が配置される。第1センサ120は、シートPの先端が定着部117に到達したことを検知する定着入口センサである。
図2は、画像形成装置100の制御機構のブロック図である。画像形成制御部202はCPU回路部203を有する。CPU回路部203は、CPU206、ROM204、RAM205で構成される。ROM204には、CPU206により実行される制御プログラムが格納されている。RAM205は、CPU206が各種プログラムを実行する際のワークエリアとして利用される。
画像形成装置100は、操作部208、または通信コントローラ207を介してホストコンピュータ201から、画像形成開始の指示を受ける。画像形成開始の指示を受けると、CPU回路部203は、ジョブ情報のデータを取得する。そして、CPU回路部203は、ジョブ情報をRAM205に記憶すると共に、ROM204に格納されたプログラムを実行する。読み取り部209は、原稿台に載置された原稿を読み取る。
定着モータ制御部210、転写モータ制御部212はそれぞれ、定着モータ211(第2モータ)、転写モータ213(第1モータ)を制御する。CPU回路部203は、画像形成動作を実施するために、定着モータ制御部210、転写モータ制御部212を制御する。定着モータ211は、定着ローラ118と加圧ローラ119(図1)とを駆動するモータである。転写モータ213は、2次転写ローラ110(図1)を駆動するモータである。
第2センサ221は、2次転写部112の上流側に2次転写部112に近接して配置される。第2センサ221は、シートPの先端が到達したこと、および、シートPの後端が抜けたことを検知する。メディアセンサ222は、シート給送装置113からレジストローラ116までの間に配置される。メディアセンサ222は、シートPの坪量や表面性等の情報を読み取る検知機構を備えており、シートPの種類を検知する。なお、メディアセンサ222を設けることは必須でない。レジストレーションセンサ115、第1センサ120、第2センサ221、メディアセンサ222の各検出結果はCPU206に供給される。
次に、本実施の形態における転写モータ制御部212について説明する。本実施の形態における転写モータ制御部212は、ベクトル制御を用いてモータを制御する。
まず、図3及び図4を用いて、本実施の形態における転写モータ制御部212がベクトル制御を行う方法について説明する。なお、以下の説明におけるモータには、モータの回転子の回転位相を検出するためのロータリエンコーダなどのセンサは設けられていないが、ロータリエンコーダなどのセンサが設けられていてもよい。
図3は、A相とB相との2相から成るステッピングモータである転写モータ213と、d軸及びq軸によって表される回転座標系との関係を示す図である。図3では、静止座標系において、A相の巻線に対応した軸であるα軸と、B相の巻線に対応した軸であるβ軸とが定義されている。また、図3では、回転子1402に用いられている永久磁石の磁極によって作られる磁束の方向に沿ってd軸が定義され、d軸から反時計回りに90度進んだ方向(d軸に直交する方向)に沿ってq軸が定義されている。α軸とd軸との成す角度はθと定義され、回転子1402の回転位相は角度θによって表される。ベクトル制御では、回転子1402の回転位相θを基準とした回転座標系が用いられる。具体的には、ベクトル制御では、巻線に流れる駆動電流に対応する電流ベクトルの、回転座標系における電流成分であって、回転子にトルクを発生させるq軸成分(トルク電流成分)と巻線を貫く磁束の強度に影響するd軸成分(励磁電流成分)とが用いられる。
図4は、転写モータ213を制御する転写モータ制御部212の構成の例を示すブロック図である。なお、転写モータ制御部212は、少なくとも1つのASICで構成されており、以下に説明する各機能を実行する。
図4に示すように、転写モータ制御部212は、ベクトル制御を行う回路として、速度制御器500、電流制御器503、座標逆変換器505、座標変換器511、モータの巻線に駆動電流を供給するPWMインバータ506等を有する。座標変換器511は、転写モータ213のA相及びB相の巻線に流れる駆動電流に対応する電流ベクトルを、α軸及びβ軸で表される静止座標系からq軸及びd軸で表される回転座標系に座標変換する。この結果、巻線に流れる駆動電流は、回転座標系における電流値であるq軸成分の電流値(q軸電流)とd軸成分の電流値(d軸電流)とによって表される。なお、q軸電流は、転写モータ213の回転子1402にトルクを発生させるトルク電流に相当する。また、d軸電流は、転写モータ213の巻線を貫く磁束の強度に影響する励磁電流に相当し、回転子1402のトルクの発生には寄与しない。転写モータ制御部212は、q軸電流及びd軸電流をそれぞれ独立に制御することができる。この結果、転写モータ制御部212は、回転子1402にかかる負荷トルクに応じてq軸電流を制御することによって、回転子1402が回転するために必要なトルクを効率的に発生させることができる。即ち、ベクトル制御においては、図3に示す電流ベクトルの大きさは、回転子1402にかかる負荷トルクに応じて変化する。
転写モータ制御部212は、転写モータ213の回転子1402の回転位相θを後述する方法により決定し、その決定結果に基づいてベクトル制御を行う。CPU206は、転写モータ213の回転子1402の目標速度を表す指令速度ω_refを生成し、指令速度ω_refを転写モータ制御部212へ出力する。なお、指令速度ω_refは、2次転写ローラ110の周速度の目標速度に対応する転写モータ213M2の回転子の目標速度に設定される。
減算器1101は、速度決定器514から出力された、転写モータ213の回転子1402の回転速度ωと指令速度ω_refとの偏差Δωを演算して出力する。
速度制御器500は、偏差Δωを周期T(例えば、200μs)で取得する。速度制御器500は、比例制御(P)、積分制御(I)、微分制御(D)に基づいて、減算器1101から取得する偏差Δωが小さくなるように、q軸電流指令値iq_ref及びd軸電流指令値id_refを生成して出力する。具体的には、第1制御手段としての速度制御器500は、P制御、I制御、D制御に基づいて減算器1101から出力される偏差が0になるように、q軸電流指令値iq_ref及びd軸電流指令値id_refを生成して出力する。なお、P制御とは、制御する対象の値を指令値と推定値との偏差に比例する値に基づいて制御する制御方法である。また、I制御とは、制御する対象の値を指令値と推定値との偏差の時間積分に比例する値に基づいて制御する制御方法である。また、D制御とは、制御する対象の値を指令値と推定値との偏差の時間変化に比例する値に基づいて制御する制御方法である。本実施の形態における速度制御器500は、PID制御に基づいてq軸電流指令値iq_ref及びd軸電流指令値id_refを生成しているが、これに限定されるものではない。例えば、速度制御器500は、PI制御に基づいてq軸電流指令値iq_ref及びd軸電流指令値id_refを生成しても良い。なお、回転子1402に永久磁石を用いる場合、通常は巻線を貫く磁束の強度に影響するd軸電流指令値id_refは0に設定されるが、これに限定されるものではない。
転写モータ213のA相及びB相の巻線に流れる駆動電流は、電流検出器507、508によって検出され、その後、A/D変換器510によってアナログ値からデジタル値へと変換される。なお、電流検出器507、508が電流を検出する周期は、例えば、速度制御器500が偏差Δωを取得する周期T以下の周期(例えば、25μs)である。
A/D変換器510によってアナログ値からデジタル値へと変換された駆動電流の電流値は、静止座標系における電流値iα及びiβとして、図3に示す電流ベクトルの位相θeを用いて次式によって表される。なお、電流ベクトルの位相θeは、α軸と電流ベクトルとの成す角度と定義される。また、Iは電流ベクトルの大きさを示す。
iα=I*cosθe・・・(1)
iβ=I*sinθe・・・(2)
これらの電流値iα及びiβはいずれも、座標変換器511と誘起電圧決定器512とに入力される。
座標変換器511は、次式によって、静止座標系における電流値iα及びiβを回転座標系におけるq軸電流の電流値iq及びd軸電流の電流値idに変換する。
id=cosθ*iα+sinθ*iβ ・・・(3)
iq=−sinθ*iα+cosθ*iβ・・・(4)
座標変換器511は、変換された電流値iqを減算器1102に出力する。また、座標変換器511は、変換された電流値idを減算器1103に出力する。減算器1102は、q軸電流指令値iq_refと電流値iqとの偏差を演算し、該偏差を電流制御器503に出力する。また、減算器1103は、d軸電流指令値id_refと電流値idとの偏差を演算し、該偏差を電流制御器503に出力する。
電流制御器503は、PID制御に基づいて、入力される偏差がそれぞれ小さくなるように駆動電圧Vq及びVdを生成する。具体的には、電流制御器503は、入力される偏差がそれぞれ0になるように駆動電圧Vq及びVdを生成して座標逆変換器505に出力する。なお、本実施の形態における電流制御器503は、PID制御に基づいて駆動電圧Vq及びVdを生成しているが、これに限定されるものではない。例えば、電流制御器503は、PI制御に基づいて駆動電圧Vq及びVdを生成しても良い。
座標逆変換器505は、電流制御器503から出力された回転座標系における駆動電圧Vq及びVdを、次式によって、静止座標系における駆動電圧Vα及びVβに逆変換する。
Vα=cosθ*Vd−sinθ*Vq・・・(5)
Vβ=sinθ*Vd+cosθ*Vq・・・(6)
座標逆変換器505は、逆変換されたVα及びVβを誘起電圧決定器512及びPWMインバータ506に出力する。
PWMインバータ506は、フルブリッジ回路(Hブリッジ回路)を有する。フルブリッジ回路は座標逆変換器505から入力された駆動電圧Vα及びVβに基づくPWM信号によって駆動される。その結果、PWMインバータ506は、駆動電圧Vα及びVβに応じた駆動電流iα及びiβを生成し、駆動電流iα及びiβをモータM2の各相の巻線に供給することによって、モータM2を駆動させる。なお、本実施の形態においては、PWMインバータはフルブリッジ回路を有しているが、PWMインバータはハーフブリッジ回路等であっても良い。
次に、回転位相θの決定方法について説明する。回転子1402の回転位相θの決定には、回転子1402の回転によってモータM2のA相及びB相の巻線に誘起される誘起電圧Eα及びEβの値が用いられる。誘起電圧の値は誘起電圧決定器512によって決定(算出)される。具体的には、誘起電圧Eα及びEβは、A/D変換器510から誘起電圧決定器512に入力された電流値iα及びiβと、座標逆変換器505から誘起電圧決定器512に入力された駆動電圧Vα及びVβとから、次式によって決定される。
Eα=Vα−R*iα−L*diα/dt・・・(7)
Eβ=Vβ−R*iβ−L*diβ/dt・・・(8)
ここで、Rは巻線レジスタンス、Lは巻線インダクタンスである。巻線レジスタンスR及び巻線インダクタンスLの値は使用されているモータに固有の値であり、ROM204b又は転写モータ制御部212に設けられたメモリ(不図示)等に予め格納されている。
誘起電圧決定器512によって決定された誘起電圧Eα及びEβは位相決定器513に出力される。位相決定器513は、誘起電圧決定器512から出力された誘起電圧Eαと誘起電圧Eβとの比に基づいて、次式によってモータ509の回転子1402の回転位相θを決定する。
θ=tan^−1(−Eβ/Eα)・・・(9)
なお、本実施の形態においては、位相決定器513は、式(9)に基づく演算を行うことによって回転位相θを決定したが、この限りではない。例えば、位相決定器513は、ROM204等に記憶されている、誘起電圧Eα及び誘起電圧Eβと、誘起電圧Eα及び誘起電圧Eβに対応する回転位相θとの関係を示すテーブルを参照することによって回転位相θを決定してもよい。
前述の如くして得られた回転子1402の回転位相θは、座標逆変換器505、座標変換器511に入力される。速度決定手段としての速度決定器514は、位相決定器513から出力された回転位相θの時間変化に基づいて、回転子1402の回転速度ωを決定する。前述の如くして得られた回転子1402の回転速度ωは、減算器1101に入力される。
転写モータ制御部212は、上述の制御を繰り返し行う。以上のように、本実施の形態における転写モータ制御部212は、指令速度ω_refと回転速度ωとの偏差が小さくなるように回転座標系における電流値を制御するベクトル制御を行う。ベクトル制御を行うことによって、モータが脱調状態となることや、余剰トルクに起因してモータ音が増大すること及び消費電力が増大することを抑制することができる。
図5は、定着ループを説明する模式図である。2次転写部112と定着部117の間でシートPに形成されるループを「定着ループ」と称する。転写モータ213には、2次転写ローラ110の周速を、所定速度(例えば、中間転写ベルト108の周速と同じ)に維持するように駆動電流が供給される(指令速度ω_refが所定速度に対応する速度に設定される)。定着ループが形成されている高さをループ量301とする。定着ループが形成されると、ループを解消しようとする反力302(搬送方向とは反対方向の力)が2次転写ローラ110に作用する。ループ量が大きいほど、転写モータ213の回転子1402にかかる負荷トルクは大きくなる。即ち、電流値iqは大きくなる。
図6は、定着ループのループ量301と転写モータ213の電流値iqとの関係を示す図である。ループ量301が小さいときにはシートPを撓ませる力が小さいため、反力302も小さくなり、電流値iqも小さくなる。しかし、ループ量301が大きくなるとシートPを撓ませる力が大きくなるため、反力302も大きくなり、電流値iqも大きくなる。
機器の構成によって、形成できるループ量301の高さに限界がある。その限界高さが限界ループ量401である。また、反力302が大きくなり過ぎると2次転写ローラ110上でシートPを搬送できなくなる。このときの転写モータ213の電流値iqが限界電流値402である。2次転写部112と定着部117との間でのシートPの引っ張りを適切に回避するために、ループ量301が限界ループ量401より低く、且つ、電流値iqが限界電流値402より低い範囲で、目標となるループ量301が設定される。目標となるループ量301が形成されるような転写モータ213の電流値iqを、基準電流値iq_th(目標値)と定義する。基準電流値iq_thは、適切な量(大きさ)の定着ループを形成するための目標となる電流値であり、言い換えれば目標負荷トルクである。基準電流値iq_thは、2次転写ローラ110の周速を、上記所定速度に維持するための電流値であり、シートの種類によっても異なる。
図6に示す関係は、シートの種類や剛性によって異なる。そのため複数のシート種類に対応するために、ROM204には、各シート種類に対応した基準電流値iq_thが記憶されている。
ループ量301を目標量に保つ定着ループ制御の詳細については図9で後述する。ここでは、定着ループ制御を概説する。定着ループ制御では、CPU206は、転写モータ制御部212から出力される電流値iqと基準電流値iq_thとを比較することで、ループ量301が目標量になっているかを判別する。
ROM204には、シート種類と基準電流値との対応関係を規定したテーブル等の情報が格納されている。シート種類は、例えば、操作部208を介してユーザから入力された情報により取得されてもよい。あるいは、シート種類は、メディアセンサ222の検出結果から取得されてもよい。取得されたシート種類に対応する基準電流値が、基準電流値iq_thとして決定される。
もし、電流値iqが基準電流値iq_thからずれている場合には、CPU206は、電流値iqが基準電流値iq_thになるように定着モータ211の回転速度を定着モータ制御部210によって制御する。これにより、ループ量301が目標量に保たれる。定着モータ211に設定する回転速度Vは、基準電流値iq_thと電流値iqとの差分(差分値)と、定着モータ211の回転速度の現在の設定値である回転速度Vnowとから算出される。回転速度Vは次式により算出される。
G=k×(iq−iq_th)/iq_th・・・(10)
V=(1+G)×Vnow ・・・(11)
ここで、kはシート種類と装置構成から決まる比例定数である。Gは、定着モータ211の回転速度の設定値を変化させるための加減量である。
CPU206は、算出した回転速度Vを定着モータ211に反映させる。そしてCPU206は、反映させたことで変化した後の転写モータ213の電流値iqと基準電流値iq_thとの差分をとる。差分があった場合には、CPU206は、加減量Gを再び算出し、定着モータ211の回転速度を変化させる。CPU206は、以上の処理を繰り返し、転写モータ213の電流値iqと基準電流値iq_thとの差分を小さくすることで一定のループ量を保つ。
図7は、定着ループ制御のタイミングチャートである。図7の横軸に時間をとり、縦軸には転写モータ213の電流値iq[A]と定着モータ211の回転速度[rpm]をとっている。図7において、時刻t1は、シートPの先端が2次転写ローラ110に到達(第2センサ221がシートPの先端の到達を検知)してから第3所定時間Tsが経過した時刻である。時刻t2は、シートPの先端が定着ローラ118に到達(第1センサ120がシートPの先端の到達を検知)した時刻である。時刻t3は、シートPの先端が定着ローラ118に到達してから第1所定時間Tinが経過した時刻である。時刻t4は、シートPの先端が定着ローラ118に到達してから第2所定時間Toutが経過した時刻である。時刻t5は、シートPの後端が2次転写ローラ110を通過した(第2センサ221のシートPの検知結果が、シート有りから無しに変化した)時刻である。なお、第2センサ221は、シートPの有無に応じた信号を出力する。
時刻t1〜時刻t2はループを形成する前の準備区間である。時刻t2〜時刻t3はループ形成区間である。時刻t3〜時刻t4は定着ループ制御区間である。時刻t4〜時刻t5はループを解消するループ解消区間である。
図8は、定着モータ211の回転を制御する回転制御処理のフローチャートである。この処理は、ROM204に格納されたプログラムをCPU206がRAM205に展開して実行することにより実現される。この処理は、画像形成開始の指示を受けると開始される。この処理において、CPU206は、本発明における第2制御手段としての役割を果たす。処理開始時の定着モータ211の回転速度の設定は基準速度Vrefとされる。
ステップS101では、CPU206は、上述したように、種類判別プログラム218等からシート種類を取得し、取得されたシート種類に対応する基準電流値iq_thを設定する。ステップS102では、CPU206は、シートPの先端が2次転写ローラ110に到達(第2センサ221がシートPの先端の到達を検知)してから第3所定時間Tsが経過するのを待つ。すなわち、CPU206は、図7に示す時刻t1が到来するのを待つ。
そして、シートPの先端が2次転写ローラ110に到達してから第3所定時間Tsが経過すると、CPU206は、ステップS103で、定着モータ211の回転速度の設定を、基準速度Vrefから基準速度Vrefより低い突入速度Vinに変更する。これは、2次転写ローラ110の搬送速度より遅くなるように定着モータ211の回転速度を変更することで、定着ローラ118に突入する際に2次転写ローラ110との間でシートの引っ張り合いを起こさないようするためである。従って、定着ローラ118がシートPをニップしていない状態において、定着ローラ118の周速度が2次転写ローラ110の周速度よりも遅くなるように制御される。なお、図7に示す時刻t1は、シートPの先端が定着ローラ118に接触するより少し前の時刻である。時刻t1の到来は、シートPの先端が2次転写ローラ110に到達してから第3所定時間Tsが経過したことで判定しているが、専用のセンサを設けて、このセンサの検知結果から時刻t1の到来を判定してもよい。
ステップS104では、CPU206は、シートPの先端が定着ローラ118に到達(第1センサ120がシートPの先端の到達を検知)するまで待つ。すなわち、CPU206は、図7に示す時刻t2が到来するまで待つ。そして、シートPの先端が定着ローラ118に到達すると、CPU206は、計時を開始すると共に、処理をステップS105に進める。ステップS105では、CPU206は、シートPの先端が定着ローラ118に到達してから第1所定時間Tinが経過(図7に示す時刻t3が到来)するのを待つ。ステップS105の繰り返し中、すなわち、ループ形成区間(時刻t2〜時刻t3)では、定着モータ211での搬送速度が2次転写ローラ110での搬送速度より遅いため、シートPにループが形成されていく。それと共に、反力302(図5)が増加するため、転写モータ213の電流値iqも増加していく。
ステップS105で、シートPの先端が定着ローラ118に到達してから第1所定時間Tinが経過すると、CPU206は、定着ループ制御処理の開始に適した量のループがシートPに形成されたと判断できる。すなわち、適切な定着ループ制御を開始できる状況になったと判断できるので、CPU206は、ステップS106で、後述する定着ループ制御処理(図9)を実行する。すなわち、図7に示す定着ループ制御区間(時刻t3〜時刻t4)で、転写モータ213の電流値iqが、ステップS101で決定された基準電流値iq_thとなるように定着モータ211の回転速度が制御される。これにより、ループ量301が目標量に制御される。
ステップS107では、CPU206は、定着モータ211の回転速度を基準速度Vrefより高い排出速度Voutに設定する。従って、定着ローラ118での搬送速度が2次転写ローラ110での搬送速度より速くなり、ループが解消されていく。これにより、定着ループが大き過ぎる状態でシートPが2次転写ローラ110を抜けることによって起こるシート後端跳ねを回避し、画像不良の発生を抑制することができる。
ステップS108では、CPU206は、シートPの後端が2次転写ローラ110を通過する(第2センサ221のシートPの検知結果が、シート有りから無しに変化する)まで待つ。すなわち、CPU206は、図7に示す時刻t5が到来するのを待つ。そして、シートPの後端が2次転写ローラ110を通過すると、CPU206は、処理をステップS109に進める。従って、ループ解消区間(時刻t4〜時刻t5)において、ループ量301が徐々に小さくなる。ステップS109では、CPU206は、ループが適切に解消したと判断できるので、定着モータ211の回転速度の設定を排出速度Voutから基準速度Vrefに戻し、その後、図8に示す処理を終了する。
図9は、図8のステップS106で実行される定着ループ制御処理のフローチャートである。ステップS201では、CPU206は、現在の転写モータ213の電流値iqを取得する。ステップS202では、CPU206は、電流値iqと基準電流値iq_thとを比較し、両者が等しいか否かを判別する。ここで、CPU206は、電流値iqと基準電流値iq_thの差分がゼロであるか否かを判別することに限定されず、当該差分が所定範囲内である場合は両者が等しいと判別してもよい。
そして、電流値iqと基準電流値iq_thの両者が等しい場合は、ループ量301が目標量に維持されている。そこで、CPU206は、ステップS203で、定着モータ211の回転速度を現在値のまま維持して、処理をステップS206に進める。一方、両者が等しくない場合は、ループ量301が適正でないと判断できるので、CPU206は、ステップS204で、上記式10、11を用いて回転速度Vを算出する。
ステップS205では、CPU206は、ステップS204で算出した回転速度Vを、定着モータ211の回転速度の設定値である回転速度Vnowに設定して、処理をステップS206に進める。ステップS206では、CPU206は、シートPの先端が定着ローラ118に到達してから第2所定時間Toutが経過したか否かを判別する。すなわち、CPU206は、図7に示す時刻t4が到来したか否かを判別する。そして、CPU206は、シートPの先端が定着ローラ118に到達してから第2所定時間Toutが経過していない場合は、処理をステップS201に戻す。一方、シートPの先端が定着ローラ118に到達してから第2所定時間Toutが経過した場合は、CPU206は、図9に示す処理を終了する。
なお、ステップS206において、時刻t4は、シートPの後端が2次転写ローラ110を抜けるより少し前のタイミングを規定することを目的として設定されている。従って、シートPの後端が2次転写ローラ110を抜けるより少し前のタイミングを検知する専用のセンサを設けて、当該センサの検知結果によって時刻t4の到来を判定してもよい。
本実施の形態によれば、CPU206は、2次転写部112と定着部117との間でシートPにループを形成する定着ループ制御を実行する。定着ループ制御においては、CPU206は、電流値iq(取得される負荷トルク)が基準電流値iq_th(目標負荷トルク)となるように定着モータ211の回転を制御する。これにより、シートPのループ量の検知を要することなく、転写部と定着部との間でのループ量を適切に保つことができる。すなわち、ループ量301が目標量に制御されるから、シートPのループ量を検知するセンサが不要となり、センサを使用する系に比べて、画像形成装置の構成の簡素化、小型化、コストの削減が可能である。よって、コストの増大を抑制しつつシートのループ量を適切に保つことができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、定着ループ制御処理は、シートPの先端が定着ローラ118に到達してから第1所定時間Tinが経過した時刻t3に開始された。これに対し、本発明の第2の実施の形態では、定着ループ制御処理は、電流値iqが所定値となったときに開始される。第2の実施の形態では、第1の実施の形態に対し、回転制御処理が異なり、その他の構成は同様である。
図10は、定着ループ制御のタイミングチャートである。図10において、図7との違いは、時刻t3に代えて時刻t3’で定着ループ制御処理が開始される点である。その他のタイミングは第1の実施の形態と同様である。
ROM204には、開始電流値iqs(所定負荷)が予め記憶されている。目標負荷である基準電流値iq_thが決定され得る範囲はある程度想定されている。基準電流値iq_thが決定され得る範囲を考慮して、開始電流値iqsは、基準電流値iq_thよりも低い値に設定されている。なお、開始電流値iqsは、決定された基準電流値iq_thに応じて、基準電流値iq_thよりも低い値として動的に設定されてもよい。
時刻t3’は、転写モータ213の電流値iqが開始電流値iqsを超えたタイミングである。CPU206は、時刻t2の後、時刻t3’が到来したときに定着ループ制御処理(図9)を開始する。
図11は、定着モータ211の回転を制御する回転制御処理のフローチャートの一部である。ステップS101〜S104、S106〜S109(定着ループ制御処理(図9)を含む)は第1の実施の形態と共通であるので、それらの一部の図示および説明を省略する。
ステップS104での判別の結果、シートPの先端が定着ローラ118に到達すると、CPU206は、計時を開始すると共に、処理をステップS201に進める。ステップS201では、CPU206は、開始電流値iqsを取得する。ステップS202では、CPU206は、転写モータ213の電流値iqを取得する。ステップS203では、CPU206は、電流値iqが開始電流値iqsを超えたか(iq>iqsが成立した)否かを判別する。
そして、iq>iqsが成立しない場合は、CPU206は、処理をステップS202に戻す。しかし、iq>iqsが成立した場合は、定着ループ制御処理の開始に適した量のループがシートPに形成されたので、CPU206は、処理をステップS106に進める。
本実施の形態によれば、コストの増大を抑制しつつシートのループ量を適切に保つことに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
なお、第1、第2の実施の形態では、2次転写ローラ110を駆動するモータの電流値iqに基づいて定着ループ制御が行われたが、この限りではない。例えば、ベルト駆動ローラ111を駆動するモータの電流値に基づいて定着ループ制御が行われてもよい。
第1、第2の実施の形態では、シートへのトナーの定着は、定着ローラ118によって行われたが、この限りではない。例えば、シートへのトナーの定着は、定着ベルトによって行われてもよい。即ち、シートへのトナーの定着は、回転体によって行われればよい。
第1、第2の実施の形態におけるベクトル制御では、速度フィードバック制御を行うことによってモータを制御しているが、これに限定されるものではない。例えば、回転子1402の回転位相θをフィードバックしてモータを制御する構成であっても良い。
また、第1、第2の実施の形態では、電流値iqに基づいて定着ループ制御が行われたが、この限りではない。例えば、偏差Δωに基づいて定着ループ制御が行われてもよい。また、位相フィードバック制御が行われる場合は、偏差Δθに基づいて定着ループ制御が行われてもよい。また、指令速度ω_refと速度決定器514によって決定された回転速度ωとの偏差に基づいて決定されたq軸電流指令値iq_refに基づいて定着ループ制御が行われてもよい。また、静止座標系の電流値iα又はiβの振幅(大きさ)に基づいて定着ループ制御が行われてもよい。
本発明が適用されるのは、ベクトル制御によるモータ制御に限らない。例えば、回転位相や回転速度をフィードバックする構成を有するモータ制御装置であれば本発明は適用される。
また、第1、第2の実施の形態においては、負荷を駆動するモータとしてステッピングモータが用いられているが、DCモータ等の他のモータであっても良い。また、モータは2相モータである場合に限らず、3相モータ等の他のモータであっても本発明を適用することができる。
なお、偏差Δθ、Δω、電流値iq、電流値iq_ref及び静止座標系の電流値iα又はiβの振幅などは、モータの回転子にかかる負荷トルクに対応するパラメータに対応する。
また、第1、第2の実施の形態においては、回転子として永久磁石が用いられているが、これに限定されるものではない。
110 2次転写ローラ
112 2次転写部
117 定着部
118 定着ローラ
119 加圧ローラ
206 CPU
211 定着モータ
212 転写モータ制御部
213 転写モータ

Claims (8)

  1. トナー像をシートに転写し、前記シートを下流へ搬送する第1回転体と、
    前記第1回転体を駆動する第1モータと、
    前記第1モータの回転子の回転速度を決定する速度決定手段と、
    前記回転子の目標速度を表す指令速度と前記速度決定手段によって決定された回転速度との偏差が小さくなるように、前記第1モータの巻線に流れる駆動電流を制御する第1制御手段と、
    前記シートに転写されたトナー像を定着し、前記シートを下流へ搬送する第2回転体と、
    前記第2回転体を駆動する第2モータと、
    前記第1回転体と前記第2回転体とによって前記シートが搬送されている状態において、前記第1モータにかかる負荷トルクに対応するパラメータの値に基づいて前記第2モータの回転速度を制御する第2制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2制御手段は、前記負荷トルクに対応するパラメータの値と目標値との差分値が小さくなるように、前記第2モータの回転速度を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2制御手段は、前記負荷トルクに対応するパラメータの値が目標値より大きい場合は前記第2回転体の周速度が前記第1回転体の周速度より大きくなるように前記第2モータの回転速度を制御し、前記負荷トルクに対応するパラメータの値が前記目標値より小さい場合は前記第2回転体の周速度が前記第1回転体の周速度より小さくなるように前記第2モータの回転速度を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記目標値は、前記シートの種類に基づいて設定されることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2制御手段は、前記第2回転体が前記シートをニップしていない状態において、前記第2回転体の周速度が前記第1回転体の周速度よりも遅くなるように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2制御手段は、前記シートの先端が前記第2回転体に到達してから所定時間が経過すると、前記第2回転体の周速度が前記第1回転体の周速度よりも速くなるように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置は、前記回転子の回転位相を決定する位相決定手段を有し、
    前記第1制御手段は、前記位相決定手段によって決定された回転位相に基づく回転座標系によって表される電流成分であって前記回転子にトルクを発生させる電流成分であるトルク電流成分に基づいて、前記巻線に流れる駆動電流を制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成装置は、前記第1モータの巻線に流れる駆動電流を検出する検出手段を有し、
    前記負荷トルクに対応するパラメータは、前記検出手段によって検出された駆動電流の前記トルク電流成分であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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