JP2021127697A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸気通路に導入されるEGRガスの温度が過度に上昇することを抑制する。【解決手段】内燃機関の制御装置は、温度算出部、温度検出部、温度取得部、低下量算出部、上限熱交換量算出部、上限ガス量算出部、及び制御部を備える。温度算出部は、EGR通路における吸気通路側のEGRガス温を算出する。温度検出部は、EGR通路における吸気通路側のEGRガス温を検出する。温度取得部は、EGR通路における排気通路側のEGRガス温を取得する。低下量算出部は、温度算出部の算出値及び温度検出部の検出値に基づいてEGRクーラの冷却性能の低下量を算出する。上限熱交換量算出部は、低下量に基づいてEGRクーラが熱交換可能な上限熱交換量を算出する。上限ガス量算出部は、EGRクーラにより冷却可能な上限ガス量を上限熱交換量に基づいて算出する。制御部は、EGRガス量が上限ガス量を超えないようにEGRバルブの開度を制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
特許文献1に記載されている内燃機関は、EGR通路、EGRバルブ、及びEGRクーラを備えている。EGR通路は、排気通路及び吸気通路を接続している。EGRバルブ及びEGRクーラは、EGR通路に設けられている。EGRバルブは、EGR通路を流通するEGRガスの量を調整する。EGRクーラは、EGR通路を流通するEGRガスを冷却する。
特開2003−336549号公報
EGRクーラを流通するEGRガスが冷やされることで発生したデポジット等によってEGRクーラの冷却性能が低下することがある。EGRクーラの冷却性能が低下すると、EGRクーラに導入されるEGRガスの量が同じであったとしても、EGRクーラによってEGRガスを十分に冷却しきれない場合が生じる。この場合、EGR通路を通じて吸気通路に導入されるEGRガスの温度が過度に上昇するおそれがある。例えば、吸気通路の一部が樹脂製品である場合には、その樹脂製品の耐久温度よりも高い温度のEGRガスが導入されることで樹脂製品が変形するおそれがある。
上記課題を解決するための内燃機関の制御装置は、内燃機関の制御装置であって、前記内燃機関は、排気通路及び吸気通路を接続するEGR通路と、前記EGR通路に設けられて当該EGR通路を流通するEGRガスの量を調整するEGRバルブと、前記EGR通路に設けられて当該EGR通路を流通するEGRガスを冷却する水冷式のEGRクーラとを備えており、前記制御装置は、前記EGR通路における前記EGRクーラよりも前記吸気通路側の部分を流通するEGRガスの温度を内燃機関の運転状態に基づいて算出する温度算出部と、前記EGR通路における前記EGRクーラよりも前記吸気通路側の部分を流通するEGRガスの温度を検出する温度検出部と、前記EGR通路における前記EGRクーラよりも前記排気通路側の部分を流通するEGRガスの温度を取得する温度取得部と、前記温度算出部の算出値及び前記温度検出部の検出値に基づいて前記EGRクーラの冷却性能の低下量を算出する低下量算出部と、前記EGRクーラに供給される冷却水の温度及び供給量と前記低下量とに基づいて前記EGRクーラが熱交換可能な最大の熱量である上限熱交換量を算出する上限熱交換量算出部と、前記温度取得部により取得されるEGRガスの温度を予め定められた規定温度にまで前記EGRクーラにより冷却可能な最大のEGRガスの流量である上限ガス量を前記上限熱交換量に基づいて算出する上限ガス量算出部と、前記EGR通路を流通するEGRガス量が前記上限ガス量を超えないように前記EGRバルブの開度を制御する制御部とを備える。
以下、EGR通路におけるEGRクーラよりも吸気通路側の部分を流通するEGRガスの温度について、EGRクーラの冷却性能が低下する前の温度を基準温度と、温度検出部によって検出される温度を実温度という。さらに、EGR通路におけるEGRクーラよりも排気通路側の部分を流通するEGRガスの温度を冷却前温度という。
EGRクーラの冷却性能が低下していない場合、実温度は基準温度と一致する。EGRクーラの冷却性能が低下すると、基準温度に対して実温度が上昇する。この上昇量は、EGRクーラの冷却性能が低下するほど大きくなる。したがって、EGRクーラの冷却性能の低下量は、基準温度と実温度とに基づいて低下量算出部により算出できる。なお、基準温度は、当該基準温度と内燃機関の運転状態との関係を実験等によって予め求めておくことにより、内燃機関の運転状態に基づいて温度算出部により算出できる。実温度は、温度検出部により検出できる。冷却前温度は、内燃状態の運転状態に基づいて算出したり、EGR通路におけるEGRクーラよりも排気通路側の部分を流通するEGRガスの温度を検出したりすることで、温度取得部により取得できる。
冷却性能が低下していないときのEGRクーラの冷却性能は、当該EGRクーラに供給される冷却水の温度及び供給量に基づいて決定できる。したがって、このEGRクーラの冷却性能とEGRクーラの冷却性能の低下量とに基づいて、冷却性能の低下したEGRクーラによって実際に熱交換できる最大の熱量である上限熱交換量を上限熱交換量算出部により算出できる。
実温度は、上限熱交換量が少ないときほど高くなる。また、実温度は、EGRクーラを通過したEGRガスの流量が多いときほど高くなる。さらに、実温度は、冷却前温度が高いときほど高くなる。したがって、実温度を規定温度にまで冷却可能な最大のEGRガスの流量である上限ガス量は、冷却前温度と上限熱交換量とに基づいて上限ガス量算出部により算出できる。
上記構成によれば、EGRクーラに導入されるEGRガスの流量が上限ガス量を超えないように、制御部によりEGRバルブの開度が制御される。その結果、EGRクーラの冷却性能が低下したとしても、EGR通路を介して吸気通路に導入されるEGRガスの温度が規定温度を超えて過度に上昇することを抑制できる。
内燃機関及び内燃機関の制御装置の概略構成図。 機関回転数及び機関負荷率に応じた排気温度を示す説明図。 EGR制御を示すフローチャート。 EGR制御を示すフローチャート。
以下、内燃機関の制御装置の一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。先ず、車両100の概略構成について説明する。
図1に示すように、車両100は、内燃機関10を備えている。内燃機関10は、気筒11、ピストン12、コネクティングロッド13、クランクシャフト14、吸気通路16、及び排気通路17を備えている。
気筒11では、燃料と吸気との混合気が燃焼する。なお、気筒11は複数設けられているが、図1では1つのみを図示している。ピストン12は、気筒11の内部で往復運動可能に収容されている。クランクシャフト14は、コネクティングロッド13を介してピストン12に連結されている。
吸気通路16は、気筒11に接続されている。吸気通路16は、内燃機関10の外部から気筒11に吸気を導入する。吸気通路16は、吸気脈動等を抑制するサージタンク16Aを備えている。サージタンク16Aを構成する部分の材質は、合成樹脂である。排気通路17は、気筒11に接続されている。排気通路17は、気筒11からの排気を内燃機関10の外部に排出する。
内燃機関10は、スロットルバルブ22、第1燃料噴射弁26、第2燃料噴射弁27、触媒24、ウォータポンプ31、ターボチャージャ40、及び供給通路61を備えている。ターボチャージャ40は、コンプレッサ41、シャフト42、及びタービン43を備えている。コンプレッサ41は、吸気通路16におけるサージタンク16Aよりも上流側の部分に取り付けられている。タービン43は、排気通路17に取り付けられている。タービン43は、シャフト42を介してコンプレッサ41に連結されている。タービン43が排気の流れによって回転すると、コンプレッサ41がタービン43と一体回転して吸気が過給される。
スロットルバルブ22は、吸気通路16におけるコンプレッサ41よりも下流側であってサージタンク16Aよりも上流側の部分に取り付けられている。スロットルバルブ22は、単位時間当たりに吸気通路16を流通する吸気の量である吸気量を調整する。
第1燃料噴射弁26は、吸気通路16におけるサージタンク16Aよりも下流側の部分に取り付けられている。第1燃料噴射弁26は、図示しない燃料タンクから供給される燃料を吸気通路16に噴射する。第2燃料噴射弁27は、気筒11に取り付けられている。第2燃料噴射弁27は、図示しない燃料タンクから供給される燃料を気筒11に噴射する。触媒24は、排気通路17におけるタービン43よりも下流側の部分に取り付けられている。触媒24は、排気通路17を流通する排気を浄化する。
ウォータポンプ31は、供給通路61を介して内燃機関10の各部に冷却水を供給する。ウォータポンプ31は、クランクシャフト14に連結されている。ウォータポンプ31は、クランクシャフト14の駆動力によって駆動する、いわゆる機械式のウォータポンプである。ウォータポンプ31では、クランクシャフト14の回転速度が高くなるほど、単位時間当たりに吐出する冷却水の量が多くなる。
内燃機関10は、EGR通路51、EGRバルブ52、及びEGRクーラ53を備えている。EGR通路51は、排気通路17におけるタービン43よりも上流側の部分と、吸気通路16におけるサージタンク16Aとを接続している。EGR通路51は、排気通路17を流通する排気をEGRガスとして吸気通路16に還流させる。
EGRバルブ52は、EGR通路51の途中に取り付けられている。EGRバルブ52は、EGR通路51において排気通路17側から吸気通路16側に単位時間当たりに流通するEGRガスの量であるEGRガス量を調整する。
EGRクーラ53は、EGR通路51におけるEGRバルブ52よりも吸気通路16側に取り付けられている。EGRクーラ53には、供給通路61を介して冷却水が供給される。EGRクーラ53は、水冷式のインタークーラである。EGRクーラ53は、冷却水との熱交換によってEGRクーラ53の内部を流通するEGRガスを冷却する。
内燃機関10は、エアフローメータ71、水温センサ72、クランク角センサ73、及びEGRガス温センサ74を備えている。エアフローメータ71は、吸気通路16におけるコンプレッサ41よりも上流側の部分に取り付けられている。エアフローメータ71は、吸気通路16を単位時間当たりに流通する吸気の量である吸気量GAを検出する。
水温センサ72は、供給通路61を流通する冷却水の温度である水温WHを検出する。クランク角センサ73は、クランクシャフト14の近傍に取り付けられている。クランク角センサ73は、クランクシャフト14の回転角であるクランク角SCを検出する。
EGRガス温センサ74は、EGR通路51におけるEGRクーラ53よりも吸気通路16側の部分に取り付けられている。EGRガス温センサ74は、EGR通路51を流通するEGRガスの温度であるEGRガス温TEを検出する。
車両100は、制御装置80を備えている。制御装置80には、吸気量GAを示す信号がエアフローメータ71から入力される。制御装置80には、水温WHを示す信号が水温センサ72から入力される。制御装置80には、クランク角SCを示す信号がクランク角センサ73から入力される。制御装置80には、EGRガス温TEを示す信号がEGRガス温センサ74から入力される。
制御装置80は、クランク角SCに基づいて、クランクシャフト14の単位時間当たりの回転数である機関回転数NEを算出する。制御装置80は、機関回転数NE及び吸気量GAに基づいて、機関負荷率KLを算出する。ここで、機関負荷率KLとは、現在の機関回転数NEにおいてスロットルバルブ22を全開とした状態で内燃機関10を定常運転したときの気筒流入空気量に対する、現在の気筒流入空気量の比率を表している。なお、気筒流入空気量とは、吸気行程において各気筒11に流入する吸気の量である。
制御装置80は、制御部81を備えている。制御部81は、スロットルバルブ22の開度制御や、第1燃料噴射弁26及び第2燃料噴射弁27の燃料噴射制御といった各種の機関制御を実行する。具体的には、制御部81は、機関回転数NE及び機関負荷率KLに基づいて、3つの運転領域を選択する。制御部81には、選択すべき運転領域を、機関回転数NE及び機関負荷率KLと対応付けて表した運転領域選択マップが記憶されている。図2に示すように、運転領域選択マップでは、機関回転数NEが所定値未満であり、且つ、機関負荷率KLが所定値未満である場合には、燃費優先領域A1が選択される。また、運転領域選択マップでは、機関回転数NEが所定値未満であり、且つ、機関負荷率KLが所定値以上である場合には、触媒優先領域A2が選択される。運転領域選択マップでは、機関回転数NEが所定値以上であり、且つ、機関負荷率KLが所定値以上である場合には、理論空燃比優先領域A3が選択される。ここで、燃費優先領域A1とは、内燃機関10での燃料の消費を抑制することを優先する運転領域である。また、触媒優先領域A2とは、触媒24を流通する排気の温度が過度に高くなることの抑制を優先する運転領域である。理論空燃比優先領域A3とは、気筒11での燃料の燃焼を理論空燃比での燃焼に近づけることを優先する運転領域である。
制御部81は、機関回転数NE、機関負荷率KL、及び運転領域に基づいて、スロットルバルブ22に制御信号S1を出力することでスロットルバルブ22の開度を制御する。そして、制御部81は、スロットルバルブ22を通じて吸気通路16を単位時間当たりに流通する吸気の量である吸気量を調整する。また、制御部81は、機関回転数NE、機関負荷率KL、及び運転領域に基づいて、第1燃料噴射弁26に制御信号S2を出力することで第1燃料噴射弁26の燃料噴射制御を実行する。制御部81は、機関回転数NE、機関負荷率KL、及び運転領域に基づいて、第2燃料噴射弁27に制御信号S3を出力することで第2燃料噴射弁27の燃料噴射制御を実行する。
制御部81は、EGRバルブ52の開度を制御するEGRバルブ制御を実行する。制御部81は、機関回転数NE、機関負荷率KL、及び運転領域に基づいて、EGR率の目標値である目標EGR率Xを算出する。ここで、EGR率とは、吸気通路16に還流するEGRガス量と吸気通路16を流通する吸気の量である吸気量GAとの比である。また、制御部81は、目標EGR率X及び吸気量GAに基づいて、EGR通路51を単位時間当たりに流通するEGRガス量の基準値であるベースEGRガス量Yを算出する。そして、制御部81は、ベースEGRガス量Y及び後述する上限ガス量M2に基づいて、EGR通路51を単位時間当たりに流通するEGRガス量の目標値である目標EGRガス量Zを算出する。制御部81は、目標EGRガス量Zに基づいて、EGRバルブ52に制御信号S4を出力する。そして、制御部81は、EGRバルブ52の開度を制御することでEGR通路51を単位時間当たりに流通するEGRガスの量であるEGRガス量を調整する。
制御装置80は、温度算出部82を備えている。温度算出部82は、EGR通路51におけるEGRクーラ53よりも吸気通路16側の部分を流通するEGRガスの温度の推定値である推定下流温度Tout1を算出する。ここで、温度算出部82には、推定下流温度Tout1を、EGRクーラ53の冷却性能が低下していない製造時点の内燃機関10の運転状態と対応付けた推定温度マップが記憶されている。推定温度マップは、推定下流温度Tout1を、機関回転数NE、機関負荷率KL、及び目標EGR率と対応付けて表したマップである。なお、推定温度マップは、予め実験等を行うことにより求めることができる。温度算出部82は、推定温度マップを参照して、機関回転数NE、機関負荷率KL、及び目標EGR率に基づいて推定下流温度Tout1を算出する。温度算出部82の算出する推定下流温度Tout1は、機関回転数NEが大きいほど高い。温度算出部82の算出する推定下流温度Tout1は、機関負荷率KLが高いほど高い。温度算出部82の算出する推定下流温度Tout1は、目標EGR率が高いほど高い。
制御装置80は、温度検出部83を備えている。温度検出部83は、EGRガス温センサ74により検出されるEGRガス温TEを、EGR通路51におけるEGRクーラ53よりも吸気通路16側の部分のEGRガスの温度である検出下流温度Tout2として取得する。したがって、温度検出部83は、EGRガス温センサ74を通じて検出下流温度Tout2を検出する。
制御装置80は、低下量算出部84を備えている。低下量算出部84は、推定下流温度Tout1及び検出下流温度Tout2に基づいて、EGRクーラ53の性能低下量ΔQを算出する。ここで、EGRクーラ53では、当該EGRクーラ53を流通するEGRガスが冷やされることでデポジットが発生する。こうしたデポジットがEGRクーラ53の内部に付着すると、EGRクーラ53の冷却性能が低下する。性能低下量ΔQは、上記のように冷却性能が低下するEGRクーラ53の冷却性能の低下量を表すものである。
制御装置80は、温度取得部85を備えている。温度取得部85は、EGR通路51におけるEGRクーラ53よりも排気通路17側の部分を流通するEGRガスの温度の推定値である推定排気温度Tinを算出する。ここで、図2において破線で示すように、気筒11から排気通路17に排出される排気の温度は、機関回転数NEが大きいほど、機関負荷率KLが高いほど、高くなる。温度取得部85には、推定排気温度Tinを、機関回転数NE及び機関負荷率KLと対応付けて表した推定排気温度マップが記憶されている。そして、温度取得部85は、推定排気温度マップを参照して、機関回転数NE及び機関負荷率KLに基づいて推定排気温度Tinを算出する。
制御装置80は、上限熱交換量算出部86を備えている。上限熱交換量算出部86は、水温WH、機関回転数NE、及び性能低下量ΔQに基づいて、EGRクーラ53の上限熱交換量Q2maxを算出する。ここで、EGRクーラ53の上限熱交換量Q2maxとは、現在のEGRクーラ53が単位時間当たりに熱交換可能な最大の熱量である。
制御装置80は、上限ガス量算出部87を備えている。上限ガス量算出部87は、上限熱交換量Q2maxに基づいて、上限ガス量M2を算出する。ここで、上限ガス量M2とは、EGR通路51におけるEGRクーラ53よりも排気通路17側の部分を流通するEGRガスの温度を予め定められた規定温度Tout3にまで冷却可能な最大のEGRガスの単位時間当たりの流量である。また、規定温度Tout3は、合成樹脂製のサージタンク16Aの耐久温度よりも低い温度として定められている。
なお、制御装置80は、コンピュータプログラム(ソフトウェア)に従って各種処理を実行する1つ以上のプロセッサを含む回路(circuitry)として構成し得る。なお、制御装置80は、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する、特定用途向け集積回路(ASIC)等の1つ以上の専用のハードウェア回路、又はそれらの組み合わせを含む回路として構成してもよい。プロセッサは、CPU及び、RAM並びにROM等のメモリを含む。メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコード又は指令を格納している。メモリすなわちコンピュータ可読媒体は、汎用又は専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる媒体を含む。
次に、図3及び図4を参照して制御装置80が実行するEGR制御について説明する。制御装置80は、当該制御装置80が動作を開始したときから動作を終了するときまで、EGR制御を繰り返し実行する。
図3に示すように、制御装置80は、EGR制御を開始すると、ステップS11の処理を進める。ステップS11において、制御装置80は、ステップS11の処理時点で水温センサ72により検出される水温WHを取得する。その後、制御装置80は、処理をステップS12に進める。
ステップS12において、制御装置80は、ステップS11で取得した水温WHが予め定められた所定範囲内にあるか否かを判定する。ここで、所定範囲の具体例としては、86℃〜90℃である。ステップS12において、制御装置80は、ステップS11で取得した水温WHが予め定められた所定範囲内にないと判定した場合(S12:NO)、処理をステップS25に進める。ステップS12において、制御装置80は、ステップS11で取得した水温WHが予め定められた所定範囲内にあると判定した場合(S12:YES)、処理をステップS13に進める。
ステップS13において、制御装置80は、水温WHが予め定められた所定範囲内にあると判定され続けている時間を示す計時時間の計時中であるか否かを判定する。ステップS13において、制御装置80は、計時中であると判定した場合(S13:YES)、処理をステップS15に進める。ステップS13において、制御装置80は、計時中でないと判定した場合(S13:NO)、処理をステップS14に進める。
ステップS14において、制御装置80は、水温WHが予め定められた所定範囲内にあると判定され続けている時間を示す計時時間の計時を開始する。その後、制御装置80は、処理をステップS15に進める。
ステップS15において、制御装置80は、計時時間が予め定められた所定期間以上であるか否かを判定する。ここで、所定期間の具体例としては、十数秒である。ステップS15において、制御装置80は、計時時間が予め定められた所定期間以上でないと判定した場合(S15:NO)、処理をステップS11に戻す。ステップS15において、制御装置80は、計時時間が予め定められた所定期間以上であると判定した場合(S15:YES)、処理をステップS21に進める。なお、この場合、計時時間をリセットする。
ステップS21において、温度算出部82は、所定期間における推定下流温度Tout1の平均値を、推定下流温度TAout1として算出する。その後、処理をステップS22に進める。
ステップS22において、温度検出部83は、所定期間における検出下流温度Tout2の平均値を、検出下流温度TAout2として算出する。その後、ステップS23に進める。
ステップS23において、温度取得部85は、所定期間における推定排気温度Tinの平均値を、推定排気温度TAinとして算出する。その後、処理をステップS24に進める。
ステップS24において、低下量算出部84は、EGRクーラ53の冷却性能の低下量である性能低下量ΔQを算出する。ここで、冷却性能が低下していない製造時点のEGRクーラ53により単位時間当たりに熱交換可能な熱量Q1は式(1)で表される。
式(1):Q1=M×C×(TAin−TAout1)
M:EGR通路51を単位時間当たりに流通するEGRガスの量
C:EGRガスの比熱
また、ステップS24の処理時点のEGRクーラ53により単位時間当たりに熱交換可能な熱量Q2は式(2)で表される。
式(2):Q2=M×C×(TAin−TAout2)
さらに、EGRクーラ53の冷却性能の低下量である性能低下量ΔQは式(3)で表される。
式(3):ΔQ=Q1−Q2=M×C×(TAout2−TAout1)
そこで、低下量算出部84は、式(3)を参照して、性能低下量ΔQを算出する。ここで、低下量算出部84は、ステップS24の処理時点の目標EGRガス量Zに基づいて、ステップS24の処理時点にEGR通路51を単位時間当たりに流通するEGRガスの量であるEGRガス量Mを算出する。また、低下量算出部84は、EGRガスの比熱Cを1とする。なお、低下量算出部84は、算出した性能低下量ΔQを記憶する。その後、低下量算出部84は、処理をステップS31に進める。
なお、上述したとおり、ステップS12において、制御装置80は、ステップS11で取得した水温WHが予め定められた所定範囲内にないと判定した場合(S12:NO)、処理をステップS25に進める。
ステップS25において、低下量算出部84は、当該低下量算出部84に記憶された性能低下量ΔQのうちの最新の性能低下量ΔQを、今回の性能低下量ΔQとする。なお、制御装置80の製造時点では、性能低下量ΔQとして「0」が記憶されている。その後、低下量算出部84は、処理をステップS31に進める。
ステップS31において、上限熱交換量算出部86は、水温WH及び機関回転数NEに基づいて、基準熱交換量Q1maxを算出する。ここで、基準熱交換量Q1maxは、ステップS31の処理時点においてEGRクーラ53に供給される冷却水の温度及び供給量により、冷却性能の低下していない製造時点のEGRクーラ53が単位時間当たりに熱交換できる最大の熱量である。上限熱交換量算出部86には、基準熱交換量Q1maxを、EGRクーラ53の冷却性能が低下していない製造時点の内燃機関10の運転状態と対応付けた基準熱交換量マップが記憶されている。基準熱交換量マップは、基準熱交換量Q1maxを、水温WH及び機関回転数NEと対応付けて表したマップである。なお、基準熱交換量マップは、予め実験等を行うことにより求めることができる。水温WHが低いほどEGRクーラ53に供給される冷却水の温度が低くなり、EGRクーラ53によりEGRガスを冷却しやすい。すなわち、水温WHは、EGRクーラ53に供給される冷却水の温度を示すものである。また、機関回転数NEが大きいほどEGRクーラ53に供給される冷却水の供給量が多くなり、EGRクーラ53によりEGRガスを冷却しやすい。すなわち、機関回転数NEは、EGRクーラ53に供給される冷却水の供給量を示すものである。上限熱交換量算出部86は、基準熱交換量マップを参照して、水温WH及び機関回転数NEに基づいて基準熱交換量Q1maxを算出する。その後、上限熱交換量算出部86は、処理をステップS32に進める。
ステップS32において、上限熱交換量算出部86は、基準熱交換量Q1max及び性能低下量ΔQに基づいて、EGRクーラ53の上限熱交換量Q2maxを算出する。ここで、上限熱交換量Q2maxは式(4)で表される。
式(4):Q2max=Q1max−ΔQ
そこで、上限熱交換量算出部86は、式(4)を参照して、EGRクーラ53の上限熱交換量Q2maxを算出する。その後、上限熱交換量算出部86は、処理をステップS33に進める。
ステップS33において、上限ガス量算出部87は、温度取得部85により取得される推定排気温度TAinを予め定められた規定温度Tout3にまで冷却するための上限ガス量M2を算出する。ここで、EGRクーラ53の上限熱交換量Q2maxは式(5)で表される。
式(5):Q2max=M2×C×(TAin−Tout3)
また、上限ガス量M2は、上記の式(4)及び式(5)を変換すると、式(6)で表される。
式(6):M2=Q2max/(C×(TAin−Tout3))
そこで、上限ガス量算出部87は、上記の式(6)を参照して、上限熱交換量Q2max、比熱C、推定排気温度TAin、及び規定温度Tout3に基づいて上限ガス量M2を算出する。その後、上限ガス量算出部87は、処理をステップS41に進める。
ステップS41において、制御部81は、ベースEGRガス量Yが上限ガス量M2よりも大きいか否かを判定する。ステップS41において、制御部81は、ベースEGRガス量Yが上限ガス量M2以下であると判定した場合(S41:NO)、処理をステップS81に進める。一方、ステップS41において、制御部81は、ベースEGRガス量Yが上限ガス量M2よりも大きいと判定した場合(S41:YES)、処理をステップS42に進める。
ステップS42において、制御部81は、燃料増量制御が必要であるか否かを判定する。ここで、燃料増量制御とは、第2燃料噴射弁27からの燃料噴射量を増量補正して燃料の気化熱を増大させることにより、気筒11から排気通路17に排出される排気の温度や触媒24の温度が過度に上昇することを抑制する制御のことである。ステップS42において、制御部81は、燃料増量制御が必要でないと判定した場合(S42:NO)、処理をステップS61に進める。一方、ステップS42において、制御部81は、燃料増量制御が必要であると判定した場合(S42:YES)、処理をステップS51に進める。
ステップS51において、制御部81は、燃料増量制御を実行する。その後、制御部81は、処理をステップS52に進める。ステップS52において、制御部81は、目標EGRガス量Zとして「0」を設定する。なお、この場合、目標EGRガス量Zが「0」であって吸気通路16にEGRガスが導入されなくなる一方、燃料増量制御が実行されるため、気筒11から排気通路17に排出される排気の温度や触媒24の温度が過度に上昇することが抑制される。その後、制御部81は、今回のEGR制御を終了する。
上述したとおり、ステップS42において否定判定される場合、処理がステップS61に進む。ステップS61において、制御部81は、燃費優先領域A1であるか否かを判定する。ステップS61において、制御部81は、燃費優先領域A1でないと判定した場合(S61:NO)、処理をステップS71に進める。一方、ステップS61において、制御部81は、燃費優先領域A1であると判定した場合(S61:YES)、処理をステップS62に進める。
ステップS62において、制御部81は、EGRガス量を「0」から上限ガス量M2まで間で設定したと仮定したときの燃費のうち、最も良い燃費となる最良燃費を算出する。その後、処理をステップS63に進める。ステップS63において、制御部81は、目標EGRガス量Zとして、最良燃費のときのEGRガス量を設定する。その後、制御部81は、今回のEGR制御を終了する。
上述したとおり、ステップS61において否定判定される場合、処理がステップS71に進む。ステップS71において、制御部81は、目標EGRガス量Zとして、上限ガス量M2を設定する。その後、制御部81は、今回のEGR制御を終了する。
上述したとおり、ステップS41において否定判定される場合、処理がステップS81に進む。ステップS81において、制御部81は、目標EGRガス量Zとして、ベースEGRガス量Yを設定する。その後、制御部81は、今回のEGR制御を終了する。
本実施形態の作用について説明する。
上述したように、EGR通路51におけるEGRクーラ53よりも吸気通路16側の部分を流通するEGRガスの温度について、推定下流温度TAout1はEGRクーラ53の冷却性能が低下する前の温度を示し、検出下流温度TAout2は現時点の実際の温度を示すものである。また、推定排気温度TAinは、EGR通路51におけるEGRクーラ53よりも排気通路17側の部分を流通するEGRガスの温度を示すものである。なお、本実施形態において、推定下流温度TAout1は、EGR通路51におけるEGRクーラ53よりも吸気通路16側の部分を流通するEGRガスの基準温度に相当する。また、検出下流温度TAout2は、EGR通路51におけるEGRクーラ53よりも吸気通路16側の部分を流通するEGRガスの実温度に相当する。さらに、推定排気温度TAinは、EGR通路51におけるEGRクーラ53よりも排気通路17側の部分を流通するEGRガスの冷却前温度に相当する。
EGRクーラ53の冷却性能が低下していない場合、推定下流温度TAout1は検出下流温度TAout2と一致する。EGRクーラ53の冷却性能が低下すると、推定下流温度TAout1に対して検出下流温度TAout2が上昇する。この上昇量は、EGRクーラ53の冷却性能が低下するほど大きくなる。したがって、EGRクーラ53の冷却性能の低下量である性能低下量ΔQは、推定下流温度TAout1及び検出下流温度TAout2に基づいて低下量算出部84により算出できる。具体的には、性能低下量ΔQは式(3)で表される。
式(3):ΔQ=Q1−Q2=M×C×(TAout2−TAout1)
なお、推定下流温度TAout1は、当該推定下流温度TAout1と内燃機関10の運転状態との関係を実験等により予め求めておくことにより、内燃機関10の運転状態に基づいて温度算出部82により算出できる。また、検出下流温度TAout2は、EGRガス温センサ74を通じて温度検出部83により検出できる。
また、冷却性能の低下していない製造時点のEGRクーラ53の冷却性能を示す基準熱交換量Q1maxは、水温WH及び機関回転数NEに基づいて決定できる。そして、この基準熱交換量Q1max及び性能低下量ΔQに基づいて、性能低下したEGRクーラ53によって実際に熱交換できる最大の熱量である上限熱交換量Q2maxを上限熱交換量算出部86により算出できる。
具体的には、上限熱交換量Q2maxは式(4)で表される。
式(4):Q2max=Q1max−ΔQ
ここで、EGR通路51におけるEGRクーラ53よりも吸気通路16側の部分を流通するEGRガスの温度は、上限熱交換量Q2maxが少ないときほど高くなる。また、EGR通路51におけるEGRクーラ53よりも吸気通路16側の部分を流通するEGRガスの温度は、EGRクーラ53を通過したEGRガスの流量が多いときほど高くなる。さらに、EGR通路51におけるEGRクーラ53よりも吸気通路16側の部分を流通するEGRガスの温度は、推定排気温度TAinが高いときほど高くなる。したがって、EGR通路51を流通するEGRガスの温度を規定温度Tout3にまで冷却可能な最大のEGRガスの流量である上限ガス量M2は、推定排気温度TAin及び規定温度Tout3に基づいて算出できる。具体的には、上限ガス量M2は式(6)で表される。
式(6):M2=Q2max/(C×(TAin−Tout3))
本実施形態の効果について説明する。
(1)EGRクーラ53に導入されるEGRガスの流量が上限ガス量M2を超えないように、制御部81によりEGRバルブ52の開度が制御される。その結果、EGRクーラ53の冷却性能が低下したとしても、EGR通路51を介して吸気通路16に導入されるEGRガスの温度が規定温度Tout3を超えて過度に上昇することを抑制できる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態において、EGR制御は変更できる。例えば、EGRガス量が上限ガス量M2を超えないようにEGRバルブ52の開度を制御する観点では、目標EGRガス量Zの上限値を規定する上限ガス量M2を算出できさえすればよい。したがって、ステップS41〜ステップS81までの処理を省略してもよい。
・また、例えば、温度算出部82は、所定期間における推定下流温度Tout1の平均値である推定下流温度TAout1の算出処理を省略してもよい。同様に、温度検出部83は、所定期間における検出下流温度Tout2の平均値である推定下流温度TAout1の算出処理を省略してもよい。この場合、低下量算出部84は、推定下流温度TAout1及び検出下流温度TAout2に代えて、推定下流温度Tout1及び検出下流温度Tout2に基づいて性能低下量ΔQを算出すればよい。
・また、同様に、温度取得部85は、所定期間における推定排気温度Tinの平均値である推定排気温度TAinの算出処理を省略してもよい。この場合、上限ガス量算出部87は、推定排気温度TAinに代えて、推定排気温度Tinを用いて上限ガス量M2を算出すればよい。
・ステップS12における所定範囲は変更できる。
・ステップS15における所定期間は変更できる。
・上記実施形態において、規定温度Tout3は、例えば吸気通路16の材質に合わせて適宜変更すればよい。
・上記実施形態において、制御装置80の構成は変更できる。例えば、制御部81は、3つの運転領域を選択する必要はない。そして、制御部81は、運転領域に拘わらず、EGRガス量が上限ガス量M2を超えないようにEGRバルブ52の開度を制御すればよい。
・上記実施形態において、内燃機関10の構成は変更できる。例えば、ウォータポンプ31は、機械式のウォータポンプに限らず、電動モータにより駆動する電動式のウォータポンプでもよい。なお、電動式のウォータポンプを採用する場合、上限熱交換量算出部86は、電動モータの回転速度に基づいて、EGRクーラ53に供給される冷却水の供給量を算出すればよい。
・例えば、内燃機関10は、EGR通路51におけるEGRクーラ53よりも排気通路17側の部分を流通するEGRガスの温度を検出する温度センサを備えていてもよい。そして、温度取得部85は、上記の温度センサにより検出される検出温度を、推定排気温度Tinに代えて用いてもよい。
ΔQ…性能低下量
M2…上限ガス量
Q1max…基準熱交換量
Q2max…上限熱交換量
TAin…推定排気温度
TAout1…推定下流温度
TAout2…検出下流温度
TE…EGRガス温
Tin…推定排気温度
Tout3…規定温度
WH…水温
10…内燃機関
11…気筒
16…吸気通路
17…排気通路
31…ウォータポンプ
51…EGR通路
52…EGRバルブ
53…EGRクーラ
74…EGRガス温センサ
80…制御装置
81…制御部
82…温度算出部
83…温度検出部
84…低下量算出部
85…温度取得部
86…上限熱交換量算出部
87…上限ガス量算出部
100…車両

Claims (1)

  1. 内燃機関の制御装置であって、
    前記内燃機関は、
    排気通路及び吸気通路を接続するEGR通路と、
    前記EGR通路に設けられて当該EGR通路を流通するEGRガスの量を調整するEGRバルブと、
    前記EGR通路に設けられて当該EGR通路を流通するEGRガスを冷却する水冷式のEGRクーラとを備えており、
    前記制御装置は、
    前記EGR通路における前記EGRクーラよりも前記吸気通路側の部分を流通するEGRガスの温度を内燃機関の運転状態に基づいて算出する温度算出部と、
    前記EGR通路における前記EGRクーラよりも前記吸気通路側の部分を流通するEGRガスの温度を検出する温度検出部と、
    前記EGR通路における前記EGRクーラよりも前記排気通路側の部分を流通するEGRガスの温度を取得する温度取得部と、
    前記温度算出部の算出値及び前記温度検出部の検出値に基づいて前記EGRクーラの冷却性能の低下量を算出する低下量算出部と、
    前記EGRクーラに供給される冷却水の温度及び供給量と前記低下量とに基づいて前記EGRクーラが熱交換可能な最大の熱量である上限熱交換量を算出する上限熱交換量算出部と、
    前記温度取得部により取得されるEGRガスの温度を予め定められた規定温度にまで前記EGRクーラにより冷却可能な最大のEGRガスの流量である上限ガス量を前記上限熱交換量に基づいて算出する上限ガス量算出部と、
    前記EGR通路を流通するEGRガス量が前記上限ガス量を超えないように前記EGRバルブの開度を制御する制御部とを備える
    内燃機関の制御装置。
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