JP2021127096A - 車両用制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】IDS復帰時(エンジン再始動の際)のエンジンストールの発生を良好に抑制できる、車両用制御装置を提供する。
【解決手段】オルタネータによる発電は、オルタネータの実際の発電電圧であるオルタ実電圧がその目標値であるオルタ目標電圧に一致するように制御される。IDS制御によるエンジンの再始動の際には、オルタネータによる発電が抑制され、その抑制が所定のタイミングまで継続される(時間T1−T3)。所定のタイミングは、たとえば、スタータの始動からの経過時間が一定時間以上であり、かつ、エンジンの回転数が完爆回転数以上であるという条件が成立するタイミングである。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動車などの車両に用いられる制御装置に関する。
近年、エンジンを駆動源とする車両には、燃費の向上などの目的で、いわゆるIDS制御(アイドリングストップ制御)が広く採用されている。IDS制御では、たとえば、ブレーキペダルが運転者の足で踏まれて、ブレーキが作動し、車速が所定のアイドリングストップ実施車速以下に低下すると、エンジンが自動停止(アイドリングストップ)される。エンジンの自動停止後は、たとえば、ブレーキペダルから足が離されて、ブレーキが解除されると、エンジンが自動的に再始動(IDS復帰)される。
エンジンの再始動時には、バッテリからエンジンに付随して設けられたスタータに電力が供給されて、スタータの動力がスタータギヤを介してエンジンのフライホイールに伝達されることにより、エンジンがクランキングされる。そして、エンジンがクランキングされながら、エンジンの点火プラグがスパークされることにより、エンジンが再始動する。
スタータの動作電力が大きいため、エンジンの再始動時には、バッテリの端子電圧(バッテリ電圧)が大きく低下する。バッテリは、オルタネータの発電電力により充電される。この充電によるバッテリの端子電圧の立ち上がりが遅い場合、IDS制御によるエンジンの停止および再始動が短期間で繰り返されると、バッテリからの放電量がバッテリへの充電量よりも多くなり(電気量の収支がマイナス)となり、バッテリの端子電圧が大きく低下する。
バッテリの端子電圧の立ち上がりを早めるには、オルタネータのフィールドコイルに供給されるフィールド電流を大きくして、オルタネータの発電量を増大させればよい。しかしながら、フィールド電流が急に大きくなると、エンジン負荷(エンジンのクランクシャフトの回転抵抗)が急増し、エンジンの回転安定性が損なわれる。
そのため、エンジンの再始動時には、たとえば、目標電圧の初期値が通常値よりも大きい値に設定されて、バッテリの端子電圧が目標電圧と一致するまで、発電機の発電電流を徐々に増加させる徐励制御が実行される(たとえば、特許文献1参照)。これにより、スタータの始動に伴うバッテリの端子電圧の低下に対して良好な応答性で発電機による発電が開始され、また、徐励制御により、発電機の発電電流の急増によるエンジン負荷の急増を抑制することができる。
特開2017−226275号公報
ところが、かかる制御では、車両によっては依然として、エンジンの再始動時に回転安定性が損なわれて、エンジンストールを発生する懸念がある。
本発明の目的は、IDS復帰の際(エンジン再始動の際)のエンジンストールの発生を良好に抑制できる、車両用制御装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る車両用制御装置は、エンジン、エンジンのクランキングのためのスタータ、エンジンの回転によって発電する発電機、および発電機による発電電力により充電されるバッテリを搭載した車両に用いられる制御装置であって、所定のIDS開始条件が成立したことに応じて、エンジンを停止させ、その停止中に所定のIDS復帰条件が成立したことに応じて、バッテリからスタータへの電力の供給によりスタータを作動させて、エンジンを再始動させるIDS制御を実行するIDS制御手段と、発電機の発電電圧が目標電圧と一致するように発電機の発電を制御する発電制御手段とを含み、発電制御手段は、IDS制御によるエンジンの再始動の際に、発電機による発電を抑制し、当該抑制を所定のタイミングまで継続する。
この構成によれば、IDS制御では、所定のIDS開始条件が成立すると、エンジンが停止(アイドリングストップ)される。そして、そのエンジンの停止中に所定のIDS復帰条件が成立すると、スタータが作動されて、スタータの動力によりエンジンがクランキングされる。そして、エンジンがクランキングされながら、エンジンの点火プラグがスパークされることにより、エンジンが再始動される。
発電機による発電は、発電機の発電電圧がその目標値である目標電圧に一致するように制御される。エンジンの再始動の際には、発電機による発電が抑制され、その抑制が所定のタイミングまで継続される。これにより、エンジンの再始動の際の負荷の増大を抑制することができ、エンジンストールの発生を良好に抑制することができる。
所定のタイミングは、スタータの始動からの経過時間が一定時間以上であり、かつ、エンジンの回転数が完爆回転数以上であるという条件が成立するタイミングであってもよい。これにより、少なくともエンジンの回転数が完爆回転数以上に上昇するまで発電機による発電が抑制されるので、エンジンストールの発生を一層良好に抑制することができる。
所定のタイミングが到来したことに応じて、目標電圧が0から通常値よりも大きい初期値まで一気に引き上げられてもよい。これにより、エンジンの回転安定性が確保された後に、発電機の発電電圧を速やかに立ち上げることができる。その結果、バッテリの端子電圧を急峻に立ち上げることができ、バッテリの端子電圧が下がり過ぎることによる不具合の発生を抑制できる。
目標電圧の通常値は、バッテリの公称電圧とほぼ同じ値であり、通常値よりも大きい初期値は、バッテリの公称電圧に1より大きい第1係数を乗じた値であってもよい。
本発明によれば、IDS復帰によるエンジンの再始動の際の負荷の増大を抑制することができ、エンジンストールの発生を良好に抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るECUが搭載された車両の電気的構成の要部を示すブロック図である。 IDS制御の流れを示すフローチャートである。 発電制御の流れを示すフローチャートである。 IDS復帰時のエンジン回転ならびに発電制御時のオルタカットフラグの状態およびオルタ発電電圧の時間変化を示す図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<電気的構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るECU11が搭載された車両1の電気的構成の要部を示すブロック図である。
車両1は、エンジン2(E/G)を駆動源とする自動車である。エンジン2に付随して、エンジン2のクランキングのためのスタータ3と、エンジン2の回転によって発電するオルタネータ(ALT)4とが設けられている。また、車両1には、バッテリ5が搭載されている。バッテリ5は、たとえば、公称電圧が12Vの鉛電池である。
スタータ3には、エンジン2の始動時に、バッテリ5から電源ライン6を介して電圧が印加される。エンジン2のクランクシャフトには、フライホイールが保持されており、スタータ3に電圧が印加されると、スタータ3のプランジャが移動して、スタータ3のスタータギヤがエンジン2のフライホイールと噛合する。また、スタータ3に設けられたリレーがオンになり、バッテリ5からスタータ3に供給される電流が増大して、スタータ3の動力(トルク)がスタータギヤからフライホイールに入力され、その動力によりエンジン2がクランキングされる。エンジン2がクランキングされながら、エンジン2の点火プラグがスパークされることにより、エンジン2が始動する。
また、バッテリ5の電圧は、車両1に搭載されているワイパモータ、ヘッドライト、エアコンディショナおよびオーディオ機器などの電気負荷7に印加される。
オルタネータ4は、ロータ、ステータおよびICレギュレータを備えている。ロータは、エンジン2のクランクシャフトの回転に伴って回転する。ロータには、フィールドコイル(ロータコイル)が設けられている。回転しているロータのフィールドコイルにICレギュレータからフィールド電流(励磁電流)が供給されることにより、ステータに設けられているステータコイルに電磁誘導による三相交流電流が流れる。三相交流電流は、整流器で直流電圧に整流される。オルタネータ4は、直流電力を発電電力として出力し、この発電電力が電源ライン6を介してバッテリ5に供給されることにより、バッテリ5が充電される。
ICレギュレータは、フィールドコイルに供給されるフィールド電流のデューティ比FDUTYを制御する。フィールド電流のデューティ比FDUTYが大きいほど、オルタネータ4の発電量が増加し、デューティ比FDUTYが小さいほど、オルタネータ4の発電量が減少する。
また、車両1には、マイコン(マイクロコントローラユニット)を含む構成のECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)が備えられている。マイコンには、たとえば、CPU、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリおよびDRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性メモリが内蔵されている。車両1には、各部を制御するため、複数のECUが搭載されている。その複数のECUは、CAN(Controller Area Network)通信プロトコルによる双方向通信が可能に接続されている。
複数のECUには、ECU11が含まれる。ECU11には、アクセルペダルの操作量に応じた検出信号を出力するアクセルセンサ、エンジン2のクランクシャフトの回転に同期したパルス信号を検出信号として出力するエンジン回転数センサ、エンジン2の電子スロットルバルブの開度(スロットル開度)に応じた検出信号を出力するスロットル開度センサなどの各種センサが接続されている。また、ECU11には、バッテリ5の端子電圧(バッテリ電圧)が入力される。
ECU11は、各種センサの検出信号から取得した情報および/または他のECUから入力される種々の情報などに基づいて、エンジン2の始動、停止および出力調整などのため、エンジン2の電子スロットルバルブ、インジェクタおよび点火プラグなどを制御する。また、ECU11は、オルタネータ4の発電電圧の目標値であるオルタ目標電圧を設定して、オルタ目標電圧とオルタネータ4の実際の発電電圧であるオルタ実電圧との差に基づく電圧調整信号を生成し、その電圧調整信号をオルタネータ4のICレギュレータに出力する。電圧調整信号がICレギュレータに受け取られると、ICレギュレータにより、その電圧調整信号に基づいて、オルタネータ4のフィールド電流のデューティ比FDUTYが制御される。
<IDS制御>
図2は、IDS制御の流れを示すフローチャートである。
車両1には、IDS制御(アイドリングストップ制御)が採用されている。
IDS制御では、車両1の走行中に、ブレーキペダルが操作される(踏まれている)と、ECU11により、所定のIDS開始条件が成立しているか否かが判定される(ステップS1)。IDS開始条件は、たとえば、ブレーキペダルが一定時間以上操作されており、かつ、車速が所定のアイドリングストップ実施車速(たとえば、10km/h)以下であり、かつ、バッテリ5の残容量がIDS許可容量以上であるという条件である。たとえば、ブレーキペダルが操作されている間、IDS開始条件が成立しているか否かが一定の周期で判断される。
IDS開始条件が成立すると(ステップS1のYES)、ECU11により、エンジン2が停止(アイドリングストップ)される(ステップS2)。
アイドリングストップの開始後、ECU11により、所定のIDS復帰条件が成立しているか否かが判定される(ステップS3)。IDS復帰条件は、たとえば、アイドリングストップ中にブレーキペダルの操作が解除されるという条件である。アイドリングストップ中、IDS復帰条件が成立しているか否かが一定の周期で判断される。
IDS復帰条件が成立すると(ステップS3のYES)、ECU11により、IDS復帰が決定され、エンジン2が再始動されて(ステップS4)、IDS制御が終了される。
なお、ECU11とは別のECU、たとえば、IDS制御のためのIDSECUにより、IDS開始条件が成立しているか否かの判定がなされてもよい。この場合、IDS開始条件が成立してことに応じて、IDSECUからECU11にエンジン停止要求が送信され、このエンジン停止要求を受けて、ECU11により、エンジン2が停止される。また、IDSECUにより、IDS復帰条件が成立しているか否かの判定がなされる。そして、IDS復帰条件が成立すると、IDSECUからECU11にエンジン再始動要求が送信され、このエンジン再始動要求を受けて、ECU11により、エンジン2が再始動される。
<発電制御>
図3は、発電制御の流れを示すフローチャートである。図4は、IDS復帰時のエンジン回転ならびに発電制御時のオルタカットフラグの状態およびオルタ発電電圧(オルタネータ4の発電電圧)の時間変化を示す図である。
エンジン2の再始動の際には、まず、バッテリ5からスタータ3に電力が供給されて、スタータ3が始動される。スタータ3の始動により、スタータ3からエンジン2に動力が入力されて、図4に示されるように、エンジン2の回転数(以下、「エンジン回転」という。)が0から上昇し始める(時刻T1)。
スタータ3の動力によりエンジン2がクランキングされながら、エンジン2の点火プラグがスパークされると、エンジン2で爆発が始まり、エンジン回転が急峻に上昇し始める(時刻T2)。そして、エンジン回転が一定の完爆回転数(たとえば、650rpm)以上に上昇すると、エンジン2が完爆したと判定されて、スタータ3が停止される。
IDS制御によるエンジン2の再始動の際、つまりIDS復帰の際には、ECU11により、図3に示される発電制御が実行される。
発電制御では、IDS復帰条件が成立して、IDS復帰が決定されたことに応じて(ステップS11のYES)、ECU11に内蔵されている不揮発性メモリに設定されたオルタカットフラグがオフ(0)からオン(1)に切り替えられる(ステップS12)。
オルタカットフラグがオンである間、オルタネータ4の作動が禁止される。オルタカットフラグは、所定のオルタカットフラグオン条件が成立すると、オンからオフに切り替えられる。オルタカットフラグオン条件は、たとえば、IDS復帰の際のスタータ3の始動から一定時間以上が経過し、かつ、エンジン回転が完爆回転数以上に上昇したという条件である。一定時間は、たとえば、スタータ3の始動からエンジン2の完爆までに要する時間以上に設定される。オルタカットフラグオン条件が成立し、オルタカットフラグがオンからオフに切り替えられると(ステップS12のYES)、オルタ目標電圧が0から所定の初期値に変更される(ステップS13、時刻T3)。
なお、図4では、オルタ目標電圧とオルタ実電圧とが重なって示されることを回避するため、オルタ目標電圧がオルタ実電圧とずらして示されているが、時刻T3以前において、オルタ目標電圧は、0Vであり、オルタ実電圧と一致している。
オルタ目標電圧が0から初期値に変更されると、オルタ目標電圧とオルタ実電圧との偏差が大きくなる。そのため、ECU11により、オルタネータ4のフィールドコイルに供給されるフィールド電流のデューティ比FDUTYがオルタ目標電圧とオルタ実電圧との差に応じたデューティ比となるように電圧調整信号が生成されると、フィールド電流が急に大きくなり、エンジン2のクランクシャフトの回転抵抗(エンジン負荷)が急増して、エンジン2の回転安定性が損なわれる。
そこで、オルタ実電圧がオルタ目標電圧と一致するまで(時刻T4)、徐励制御が実行される。徐励制御では、ECU11により、オルタ目標電圧とオルタ実電圧との差に基づいて、フィールド電流のデューティ比FDUTYが所定の変化率で上昇するように電圧調整信号が生成される。これにより、オルタネータ4の発電電流が徐々に増加する。オルタ実電圧がオルタ目標電圧に到達すると(ステップS15のYES)、発電制御が終了される。
その一方で、時間T3−T5の期間において、オルタ目標電圧が初期値から初期値よりも大きい最終値まで徐々に大きくなるように徐変される(ステップS14)。これにより、オルタ実電圧がオルタ目標電圧に一致するまで徐励制御が行われた後は、オルタ目標電圧の徐変に伴って、オルタ実電圧がさらに上昇する。
オルタ目標電圧は、IDS制御の実行を許可する条件(IDS許可条件)が成立すると、最終値から通常値に下げられる。IDS許可条件としては、車両1の車速が所定速度以上に上昇したという条件を例に挙げることができる。
なお、オルタ目標電圧の通常値は、バッテリ5の公称電圧(たとえば、12V)とほぼ同じ値であり、たとえば、初期値は、バッテリ5の公称電圧に1より大きい第1係数を乗じた値に設定され、最終値は、バッテリ5の公称電圧に第1係数より大きい第2係数を乗じた値に設定されてもよい。
また、オルタ目標電圧とオルタ実電圧との一致の概念には、オルタ実電圧がオルタ目標電圧を含む所定範囲内であることが含まれる。すなわち、オルタ目標電圧とオルタ実電圧との差が一定値以下である場合に、オルタ目標電圧とオルタ実電圧とが一致していると判断されてもよい。
<作用効果>
以上のように、IDS制御では、所定のIDS開始条件が成立すると、エンジン2が停止(アイドリングストップ)される。そして、そのエンジン2の停止中に所定のIDS復帰条件が成立すると、スタータ3が作動されて、スタータ3の動力によりエンジン2がクランキングされる。そして、エンジン2がクランキングされながら、エンジン2の点火プラグがスパークされることにより、エンジン2が再始動される。
オルタネータ4による発電は、オルタ実電圧がその目標値であるオルタ目標電圧に一致するように制御される。IDS制御によるエンジン2の再始動の際には、オルタネータ4による発電が抑制され、その抑制は、オルタカットフラグオン条件が成立するタイミングまで継続される。これにより、エンジン2の再始動の際の負荷の増大を抑制することができ、エンジンストールの発生を良好に抑制することができる。
オルタカットフラグオン条件が成立するタイミングは、すなわち、スタータ3の始動からの経過時間が一定時間以上であり、かつ、エンジン回転が完爆回転数以上であるという条件が成立するタイミングである。オルタカットフラグオン条件が成立するタイミングまでオルタネータ4による発電が開始されないことにより、少なくともエンジン回転が完爆回転数以上に上昇するまでオルタネータ4による発電が抑制(禁止)されるので、エンジンストールの発生を一層良好に抑制することができる。
オルタカットフラグオン条件が成立したことに応じて、目標電圧が0から通常値よりも大きい初期値まで一気に引き上げられる。これにより、エンジン2の回転安定性が確保された後に、オルタ実電圧を速やかに立ち上げることができる。その結果、バッテリ電圧を速やかに立ち上げることができ、バッテリ電圧が下がり過ぎることによる不具合の発生を抑制できる。
ただし、オルタ実電圧がオルタ目標電圧と一致するまでは、オルタネータ4に供給されるフィールド電流を徐々に増加させる徐励制御が実行される。これにより、フィールド電流が急峻に増加することによるエンジン負荷(エンジン2のクランクシャフトの回転抵抗)の急増が抑制され、オルタネータ4の発電開始後もエンジン2の良好な回転安定性を保つことができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、オルタカットフラグオン条件は、スタータ3の始動からの経過時間が一定時間以上であり、かつ、エンジン回転が完爆回転数以上であるという条件に設定されているとした。これに限らず、オルタカットフラグオン条件は、たとえば、エンジン2が完爆してから所定時間が経過するタイミングであってもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:車両
2:エンジン
3:スタータ
4:オルタネータ(発電機)
5:バッテリ
11:ECU(車両用制御装置、IDS制御手段、発電制御手段)

Claims (1)

  1. エンジン、前記エンジンのクランキングのためのスタータ、前記エンジンの回転によって発電する発電機、および前記発電機による発電電力により充電されるバッテリを搭載した車両に用いられる制御装置であって、
    所定のIDS開始条件が成立したことに応じて、前記エンジンを停止させ、その停止中に所定のIDS復帰条件が成立したことに応じて、前記バッテリから前記スタータへの電力の供給により前記スタータを作動させて、前記エンジンを再始動させるIDS制御を実行するIDS制御手段と、
    前記発電機の発電電圧が目標電圧と一致するように前記発電機の発電を制御する発電制御手段とを含み、
    前記発電制御手段は、前記IDS制御による前記エンジンの再始動の際に、前記発電機による発電を抑制し、当該抑制を所定のタイミングまで継続する、車両用制御装置。
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