JP2021122699A - ショーケース - Google Patents

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光男 江原
Mitsuo Ebara
光男 江原
利明 久保田
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利明 久保田
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Abstract

【課題】棚板の引き出し操作を容易に行うことのできるショーケースを提供する。【解決手段】陳列室20の内部に商品を載置する棚板21を設置し、棚板21は、陳列室20の外部に引き出し移動可能であり、棚板21は、陳列室20側に固定される棚板支持部材22にロックされるロック部材50を備え、棚板21の前部に、ロック部材50と棚板支持部材22とのロックを解除する操作部材70を備えており、使用者の片手による操作部材の操作のみにより棚板の引き出しを行うことが可能となる。【選択図】図2

Description

本発明は、ショーケースに係り、特に、陳列室内に商品を陳列する棚板を引き出し可能に設けたショーケースに関する。
従来から、ショーケースとして、陳列棚を前後にスライド自在に設けた冷凍冷蔵ショーケースにおいて、前記棚受け側と陳列棚側に、陳列棚の前方への引出しをロックするための相互に係合するフックをそれぞれ設け、陳列棚側の前部にロックを解除するための下方に向け押されるレバーを設けた技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−275798号公報
前記従来のショーケースでは、陳列棚を引き出すことで、商品の出し入れ作業を容易にしたものである。
しかしながら、前記従来の構造では、陳列棚の下部に設けられたレバーを下方に押下することでロックが解除されるため、陳列棚の引き出し操作と別個の操作が必要であり、使用者にとって操作が煩雑であった。
本発明は前記した点に鑑みてなされたものであり、棚板の引き出し操作を容易に行うことのできるショーケースを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、陳列室の内部に商品を載置する棚板を設置し、前記棚板は、陳列室の外部に引き出し移動可能であり、前記棚板は、前記陳列室に固定される棚板支持部材に前記棚板をロックするロック部材を備え、前記棚板の前部に、前記ロック部材と前記棚板支持部材とのロックを解除する操作部材を備えていることを特徴とする。
これによれば、操作部材によりロック部材と棚板支持部材とのロックを解除することで、棚板の引き出しを行うことができる。
本発明によれば、煩雑な操作が不要であり、容易に棚板の引き出しを行うことができる。
本実施の形態のショーケースを示す正面図 本実施の形態の棚板を示す分解斜視図 本実施の形態の棚板の下方から見た斜視図 本実施の形態の棚板とばね部材との取り付け部分を示す分解斜視図 本実施の形態の棚板とばね部材との取り付け部分を示す分解斜視図 本実施の形態の棚板とばね部材との配置を示す縦断面図 本実施の形態の棚板とばね部材との平面図 本実施の形態のばね部材の配置を示す側面図 本実施の形態のばね部材の斜視図 図10(a),(b),(c)は棚板の引き出し動作を示す説明図 図11(a),(b),(c)は棚板を元の位置に戻す動作を示す説明図
第1の発明は、陳列室の内部に商品を載置する棚板を設置し、前記棚板は、陳列室の外部に引き出し移動可能であり、前記棚板は、前記陳列室に固定される棚板支持部材に前記棚板をロックするロック部材を備え、前記棚板の前部に、前記ロック部材と前記棚板支持部材とのロックを解除する操作部材を備えている。
これによれば、操作部材によりロック部材と棚板支持部材とのロックを解除することで、棚板の引き出しを行うことができる。その結果、使用者は、片手による操作部材の操作のみにより棚板の引き出しを行うことが可能となり、使い勝手の向上を図ることができる。
第2の発明は、前記棚板の両側部に、上下方向に回動自在に取付けられたばね部材を備え、前記ロック部材は、前記ばね部材に固定され、前記ばね部材は、前記ロック部材をロック状態に付勢する板ばね部を備えている。
これによれば、板ばね部によりロック部材をロック状態に保持することができ、ばね部材を板ばね部の付勢力に抗して回動させることで、ロック部材によるロックを解除することができる。
第3の発明は、前記棚板支持部材は、係止ブロックを備え、前記ロック部材は、前記係止ブロックに係止される係止面を備え、前記ばね部材が回動動作されると、前記ロック部材の前記係止面と前記係止ブロックとの係止が解除される。
これによれば、ばね部材を板ばね部の付勢力に抗して回動させることで、ロック部材の係止面と係止ブロックとの係止を解除することができる。
第4の発明は、前記操作部材は、各前記ばね部材の前端部に連結され、前記操作部材が操作され前記ばね部材が回動動作されると、前記ロック部材の前記係止面と前記係止ブロックとの係止が解除される。
これによれば、操作部材を操作して各ばね部材を回動動作させることで、ロック部材の係止面と係止ブロックとの係止を解除することができる。操作部材の操作により、各ばね部材に固定されたロック部材のロックを解除することができるので、直感的な1つの操作で棚板の引き出しを行うことができる。
第5の発明は、前記操作部材は、前記棚板の前部における幅方向の全域に亘って設けられている。
これにより、使用者は、操作部材の幅方向のどの位置を操作してもばね部材を回動動作させて、ロック部材の係止面と係止ブロックとの係止を解除することができる。
第6の発明は、前記ロック部材は、前記係止面が前記係止ブロックに係止された状態で前記係止ブロックに対する位置決めを行う位置決め部を備え、前記位置決め部の両側に、前記係止ブロックを受け入れる受け入れ部を設けている。
これによれば、ロック部材の位置決め部の両側に、係止ブロックを受け入れる受け入れ部を設けているので、ロック部材を棚の左側あるいは右側のどちらに設けても、左右いずれのばね部材としても適用することが可能となる。その結果、ロック部材を左右のばね部材に対する共用部品とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るショーケースの実施の形態を示す正面図である。
図1に示すように、ショーケース10は、箱型に形成されており、前面には、開口11が形成されている。前面以外は、図示しない断熱部材を介して、天板12、側板13、背面板(図示せず)で被覆されており、ショーケース10の内部を断熱している。
ショーケース10の開口11には、2枚の扉15が開閉自在に設けられている。扉15は、四角枠状の扉枠体16を備えており、扉枠体16の内側には、例えば、ガラスなどの透明板17がはめ込まれている。扉枠体16の一側部には、扉15を開閉操作するための取っ手18が取付けられている。
ショーケース10の上部前面には、例えば、液晶表示素子などからなり、ショーケース10の庫内温度などを表示する表示部19が設けられている。
ショーケース10の内部は、商品を陳列する陳列室20とされており、陳列室20の内部には、複数の棚板21が設置されている。なお、本実施の形態においては、7段の棚板21が設けられている。
ショーケースには、室外に設置された図示しない冷凍機が冷媒配管を介して接続されている。冷凍機は、圧縮機と、圧縮機から吐出された高圧の吐出冷媒を冷却する熱交換器(ガスクーラ)と、熱交換器から送られる冷媒を膨張させる膨張弁とを備えている(いずれも図示せず)。
そして、冷凍機の圧縮機により圧縮された冷媒は、熱交換器を介して冷却され、膨張弁で膨張された後、蒸発器で熱交換され、蒸発器で熱交換された空気を陳列室20の内部に送ることで、陳列室20の内部を所定の冷蔵温度または冷凍温度に冷却するように構成されている。
詳細については後述するが、棚板21は、1つの棚板21に対して一対の棚板支持部材22により支持されている(図2を参照)。
ショーケース10の陳列室20の背面側には、図示しない多数の係合孔が上下方向に形成されている。そして、棚板支持部材22の後端部に形成されたフック23を係合孔に係合させることにより、棚板支持部材22を陳列室20の内部に固定する構成となっている。
次に、棚板21について説明する。
図2は本実施の形態の棚板21を示す分解斜視図である。図3は、本実施の形態の棚板21の下方から見た斜視図である。図4は、本実施の形態の棚板とばね部材との取り付け部分を示す分解斜視図である。図5は、本実施の形態の棚板とばね部材との取り付け部分を示す分解斜視図である。図6は、本実施の形態の棚板とばね部材との配置を示す縦断面図である。図7は、本実施の形態の棚板とばね部材との平面図である。図8は、本本実施の形態のばね部材の配置を示す側面図である。図9は、本実施の形態のばね部材40の斜視図である。
図2から図7に示すように、棚板支持部材22に取付けられる棚板21の両側辺部および後辺部には、上方にわずかに延在する立ち上げ部30が形成されている。立ち上げ部30は、棚板21に載置される商品の落下を防止するものであり、棚板21の前辺には、棚板21に商品を出し入れしやすくするために立ち上げ部30は形成されていない。
棚板21の前辺部には、棚板21の水平方向に対する歪みを防止するための補強部分として、前板部31が形成されている。
前板部31は、棚板21の上面と略直交するように下方に延びる前面部31aと、前面部31aの下端縁から後方に延びる下面部31bと、下面部31bの後端縁から上方に延びるストッパ部31cと、からなる。
ストッパ部31cの上下方向の長さは、後述するストッパ部31cと操作部材70との関係を考慮して決定される。
棚板21の両側部には、支持板32が取付けられている。支持板32は、長尺状の板が折曲げ加工されて形成され、水平面と垂直面を有している。
支持板32の一面(上述の水平面)は、棚板21の両側部下面に固定され、支持板32の上下方向に延在する他面(上述の垂直面)は、棚板21の両側辺と略面一とされている。
棚板支持部材22の外側には、スライドレール35が設けられている。スライドレール35は、固定側レール36と移動側レール37とから構成されている。
固定側レール36は、棚板支持部材22の外側面にねじなどにより固定されている。移動側レール37は、棚板21の支持板32の内側面にねじなどにより固定されている。
これにより、棚板21は、棚板支持部材22に対してスライドレール35を介して取付けられ、棚板21は、スライドレール35の移動側レール37が固定側レール36に対して移動することにより、棚板支持部材22に対して前後に移動自在とされている。
支持板32の内側面前部には、例えば、金属材料からなるばね部材40が支持板32に対して回動自在に取付けられている。
ばね部材40は、平面状の本体板41と、本体板41の一側辺から上方に立ち上がる壁板42と、本体板41の他側辺から上方にわずかに立ち上がる立ち上げ板43と、本体板41の前端部から側方に延在するばね支持部44と、ばね支持部44の先端部から上方に向かって傾斜するように延在する板ばね部45とをそれぞれ備えている。
ばね部材40の壁板42は、ばね部材40を支持板32に取付けるための取付面として機能し、ばね部材40の壁板42には、ねじ穴46が形成されている。ばね部材40は、ねじ穴46を通るねじ47を介して支持板32に取付けられる。これにより、ばね部材40は、支持板32に対してねじ47を中心として回動自在に取付けられる。
また、ばね部材40の板ばね部45の先端部は、棚板21の下面に当接されており、板ばね部45の付勢力により、ばね部材40は、ねじ47より前方が下方に向けて付勢されている。
すなわち、ばね部材40は、ばね部材40の前側の先端部分に上方に向かう力が加わった場合に、板ばね部45の付勢力に抗してばね部材40の前方が上方に向かうように回動動作できるように構成されている。
なお、上方に向かうように回動動作することとは、回動する対象物において、回動の中心を除く対象物上の任意の点が円または円弧を描く動作になる。そのため、上述のばね部材40の回動動作については、より詳細には、ばね部材40の前側の先端部分が上方に向かうと同時に円弧を描きながら後方へも向かう動作である。以下の説明においても同様であるが、説明の便宜上説明を省略する場合がある。
ばね部材40の本体板41の後端部分には、例えば、樹脂材料からなるロック部材50が設けられている。ロック部材50は、壁板42と立ち上げ板43との間に保持されており、本体板41にねじなどにより固定されている。
ロック部材50は、位置決め部51と、係止部52とを備えている。位置決め部51は、幅方向の中央部分が上方に突出した形状に形成されており、この位置決め部51の両側面は、位置決め面53とされている。位置決め面53とロック部材50の両側部との間の空間は、後述する係止ブロック60の受け入れ部54とされている。
係止部52は、前方に対向する係止面55と、この係止面55の上端から連続する面である上端面55aと、上端面55aからロック部材50の後端へ向かって高さが低くなるように傾斜した傾斜面56とを備えている。また、図8に示すように、係止面55と上端面55aとの間には、面取り加工が施されていてもよい。
棚板支持部材22の前端部分外側面には、係止部52の係止面55が係止される係止ブロック60が取付けられている。
係止ブロック60の突出寸法は、ロック部材50の一側辺から位置決め面53までの距離と略等しく形成されており、係止ブロック60は、受け入れ部54に位置される。
この場合に、ロック部材50の位置決め部51を幅方向の中央部に設け、その位置決め部51の両側に受け入れ部54を設けるようにしているので、ロック部材50が左右対称に形成されることになる。これにより、ロック部材50は、左右のいずれのばね部材40にも適用することが可能となる。
係止部52の係止面55が係止ブロック60に係止されている状態で、棚板21はロックされて引き出しできない状態に保持されている。
そして、ばね部材40は、板ばね部45の付勢力に抗してねじ47を中心としてばね部材40の前方が上方に向けて回動されることで、係止部52の係止面55が下方に移動され、これにより、係止ブロック60に対する係止面55の係止が解除される。
この状態で、棚板21のロックが解除され、スライドレール35を介して棚板21を前方に引き出すことが可能となる。
棚板21を元の位置に戻す場合は、棚板21を押し込むことにより、係止部52の傾斜面56が係止ブロック60に当接し、さらに、棚板21を押し込むことにより、係止部52の傾斜面56が係止ブロック60に沿って移動することで、ばね部材40が板ばね部45の付勢力に抗してばね部材40の前部が上方に向けて回動される。
このとき、ロック部材50は、位置決め部51を備えているので、係止部52の傾斜面56が係止ブロック60に沿って移動する際に、係止ブロック60は、ロック部材50の位置決め面53により受け入れ部54に案内される。
この状態から、さらに棚板21を押し込むことで、係止部52の傾斜面56が係止ブロック60を乗り越え、受け入れ部54に位置することになり、これにより、係止面55が係止ブロック60に係止される。この係止面55が係止ブロック60に係止された状態を棚板21のロック状態という。
なお、棚板支持部材22、スライドレール35、支持板32、ばね部材40およびロック部材50について、棚板21の一側の構成について説明したが、これらの構成は、棚板21の両側において、左右対称に設けられるものである。
棚板21の両側に位置する各ばね部材40のばね支持部44の間には、棚板21の前辺に略平行に延在する操作部材70が設けられている。ばね部材40のばね支持部44には、ねじ穴48が形成されており、このねじ穴48に挿入されるねじ49により、両側の各ばね部材40と操作部材70とを連結固定するように構成されている。
操作部材70は、棚板21の幅方向の全域に亘って設けられている。操作部材70は、ばね部材40のばね支持部44に固定される固定部70aと、この固定部70aの前端縁から上方に延びる立ち上げ部70と、この立ち上げ部70bの前端縁から前方に延びるストッパ受け面70cと、ストッパ受け面70cの前端縁から上方に延びる第2立ち上げ部70dと、を備えており、操作部材70は、棚板21の前後方向における断面形状が階段状に形成されている。
棚板21の前板部31の下面部31bには、操作部材70の前面側に位置する被覆部材71がねじなどにより一体に取付けられている。
図8に示すように、被覆部材71は、前板部31の前面部31aに対向する前面部71aと、前面部71aの下端縁から後方に延びる下面部71bと、下面部71bの後端縁から上方に延び前板部31のストッパ部31cの後方の面に重なる後面部71cと、を備えており、被覆部材71は、棚板21の前後方向において断面形状略U字状に形成されている。
被覆部材71の下面部71bは、前板部31の下面部31bに固定され、この状態で、被覆部材71の前面部71aと、前板部31の前面部31aとの間に、所定の間隙が形成されるように構成されている。この間隙は、例えば、商品の品名や値段などが表示あるいは印刷された札またはプレートなどを挿入するためのプライスレールとして機能する。
操作部材70は、各ばね部材40を同時に操作するものであり、操作部材70の任意の箇所を前方上方に向けて操作することにより、各ばね部材40の前部を同時に上方に向けて回動動作させることが可能となる。
操作部材70は、使用者による操作が行われない状態では、ストッパ受け面70cが、前板部31のストッパ部31cの上端部に当接された状態に保持されている。
被覆部材71の後面部71cは、前板部31のストッパ部31cの高さ寸法よりも短い長さ(低い)の高さ寸法に設定される。ここで、設定される高さ寸法とは、各部品あるいは各部材、各部の設計寸法である。
上述のように、操作部材70は、ストッパ受け面70cが前板部31cの上端部に当接されることによって保持され、後述のように操作されて棚板21のロックおよびロック解除の機能が実現される。換言すると、前板部31cの高さ寸法を基準として他の関連する各部材の寸法を設定することによって、操作部材70が保持され、棚板21のロック機能およびロック解除機能を実現している。
被覆部材71の後面部71cの高さ寸法と前板部31のストッパ部31cの高さ寸法とを同じ長さに設定してしまうと、各部材の製造誤差あるいは組立て時の組立誤差などによって被覆部材71の後面部71cが前板部31のストッパ部31cよりも上方へ突出してしまい、上述した基準がずれてしまうことが起こり得る。
このような状態になることを避けるために、本実施の形態においては、被覆部材71の後面部71cの設計寸法を各誤差が許容範囲内に収まるように前板部31のストッパ部31cの高さ寸法よりも短い高さ寸法に設定している。
そして、使用者は、操作部材70の、例えば、中央付近を前方上方に向けて操作することにより、2つのばね部材40をねじ47を中心として同時に回動動作させることが可能となる。これにより、ロック部材50の係止面と係止ブロック60との係止が解除されて、棚板21の引き出しが可能となる。
この場合に、各ばね部材40と操作部材70とが連動するように設けられ、操作部材70は棚21の幅の長さに略等しく棚21の幅方向と平行に設けられているため、使用者は、操作部材70のどの位置において操作してもばね部材40を回動動作させて、ロック部材50の係止面と係止ブロック60との係止が解除可能である。これにより、使用者は、片手で簡単に棚板21の引き出し動作を行うことが可能となる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
係止部52の係止面55が係止ブロック60に係止されている状態で、棚板21は、ロックされて引き出しできない状態に保持されている。この状態で、棚板21の上面には、所定の商品が陳列される。
次に、棚板21を陳列室20から引き出す動作について説明する。
図10(a),(b),(c)は棚板21の引き出し動作を示す説明図である。図11(a),(b),(c)は棚板21を元の位置に戻す動作を示す説明図である。
まず、使用者は、操作部材70の任意の箇所を、図3中矢印で示すように、上方に回動操作する。これにより、操作部材70の両端部に連結されたばね部材40が板ばね部45の付勢力に抗して上方に向けて回動される。
図10(a)に示すように、ばね部材40の前方が上方に向けて回動されると、係止部52の係止面55が下方に移動され、これにより、係止ブロック60に対する係止面55の係止が解除される。
この状態で、棚板21のロックが解除され、使用者は、図10(b)に示すように、操作部材70をそのまま前方に引き出すことで、図10(c)に示すように、スライドレール35を介して棚板21が前方に引き出される。
棚板21を引き出した状態で、棚板21の商品の補充や入れ替えなどの作業を効率よく行うことができる。
棚板21を元の位置に戻す場合は、図11(a)に示すように、使用者は、棚板21を後方に向けて押し込む。そして、図11(b)に示すように、棚板21を押し込むと、係止部52の傾斜面56が係止ブロック60に当接し、さらに、棚板21を押し込むことにより、係止部52の傾斜面56が係止ブロック60に沿って移動することで、ばね部材40が板ばね部45の付勢力に抗して回動される。
図11(c)に示すように、この状態から、さらに棚板21を押し込むことで、係止部52の傾斜面56が係止ブロック60を乗り越え、これにより、係止面55が係止ブロック60に係止され、棚板21がロックされる。
このように、操作部材70の引き出しおよび棚板21の押し込み操作により、棚板21の引き出しおよび押し込みを容易に行うことが可能となる。
以上述べたように、本実施形態においては、陳列室20の内部に商品を載置する棚板21を設置し、棚板21は、陳列室20の外部に引き出し移動可能であり、棚板21は、陳列室20側に固定される棚板支持部材22に棚板21をロックするロック部材50を備え、棚板21の前部に、ロック部材50と棚板支持部材22とのロックを解除する操作部材70を備えている。
これにより、操作部材70によりロック部材50と棚板支持部材22とのロックを解除することで、棚板21の引き出しを行うことができる。その結果、使用者は、煩雑な操作が不要となり、片手による操作部材70の操作のみにより棚板21の引き出しを行うことが可能となり、使い勝手の向上を図ることができる。
また、本実施の形態においては、棚板21の両側部に、上下方向に回動自在に取付けられたばね部材40を備え、ロック部材50は、ばね部材40に固定され、ばね部材40は、ロック部材50をロック状態に付勢する板ばね部45を備えている。
これにより、板ばね部45によりロック部材50をロック状態に保持することができ、ばね部材40を板ばね部45の付勢力に抗して回動させることで、ロック部材50によるロックを解除することができる。
また、本実施の形態においては、棚板支持部材22は、係止ブロック60を備え、ロック部材50は、係止ブロック60に係止される係止面55を備え、ばね部材40が回動動作されると、ロック部材50の係止面55と前記係止ブロック60との係止が解除される。
これにより、ばね部材40を板ばね部45の付勢力に抗して回動させることで、ロック部材50の係止面55と係止ブロック60との係止を解除することができる。
また、本実施の形態においては、操作部材70は、各ばね部材40の前端部に連結され、操作部材70が操作さればね部材40が回動動作されると、ロック部材50の係止面55と係止ブロック60との係止が解除される。
これにより、操作部材70を操作して各ばね部材40を回動動作させることで、ロック部材50の係止面55と係止ブロック60との係止を解除することができる。操作部材70の操作により、各ばね部材40に固定されたロック部材50のロックを解除することができるので、直感的な1つの操作で棚板21の引き出しを行うことができる。
また、本実施の形態においては、操作部材70は、棚板21の前部における幅方向の全域に亘って設けられている。
これにより、使用者は、操作部材70の幅方向のどの位置を操作してもばね部材40を回動動作させて、ロック部材50の係止面と係止ブロック60との係止を解除することができる。
また、本実施の形態においては、ロック部材50は、係止面55が係止ブロック60に係止された状態で係止ブロック60に対する位置決めを行う位置決め部51を備え、位置決め部51の両側に、係止ブロック60を受け入れる受け入れ部54を備えている。
これにより、ロック部材50の位置決め部51の両側に、係止ブロック60を受け入れる受け入れ部54を設けているので、ロック部材50を、左右のいずれのばね部材40にも適用することが可能となる。その結果、ロック部材50を左右のばね部材40に対する共用部品とすることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に記載のものに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更および応用が可能である。
以上のように、本発明に係るショーケースは、煩雑な操作が不要であり、使用者の片手による操作部材の操作のみにより棚板の引き出しを行うことができ、使い勝手の向上を図ることのできるショーケースとして好適に利用可能である。
10 ショーケース
15 扉
16 扉枠体
17 透明板
18 取っ手
19 表示部
20 陳列室
21 棚板
22 棚板支持部材
23 フック
32 支持板
35 スライドレール
36 固定側レール
37 移動側レール
40 ばね部材
41 本体板
42 壁板
43 立ち上げ板
44 支持部
45 板ばね部
46 ねじ穴
47 ねじ
50 ロック部材
51 位置決め部
52 係止部
53 位置決め面
54 受け入れ部
55 係止面
56 傾斜面
60 係止ブロック
70 操作部材
71 被覆部材

Claims (6)

  1. 陳列室の内部に商品を載置する棚板を設置し、
    前記棚板は、前記陳列室の外部に引き出し移動可能であり、
    前記棚板は、前記陳列室に固定される棚板支持部材に前記棚板をロックするロック部材を備え、前記棚板の前部に、前記ロック部材と前記棚板支持部材とのロックを解除する操作部材を備えていることを特徴とするショーケース。
  2. 前記棚板の両側部に、上下方向に回動自在に取付けられたばね部材を備え、
    前記ロック部材は、前記ばね部材に固定され、
    前記ばね部材は、前記ロック部材をロック状態に付勢する板ばね部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
  3. 前記棚板支持部材は、係止ブロックを備え、
    前記ロック部材は、前記係止ブロックに係止される係止面を備え、
    前記ばね部材が回動動作されると、前記ロック部材の前記係止面と前記係止ブロックとの係止が解除されることを特徴とする請求項2に記載のショーケース。
  4. 前記操作部材は、各前記ばね部材の前端部に連結され、
    前記操作部材が操作され前記ばね部材が回動動作されると、前記ロック部材の前記係止面と前記係止ブロックとの係止が解除されることを特徴とする請求項3に記載のショーケース。
  5. 前記操作部材は、前記棚板の前部における幅方向の全域に亘って設けられていることを特徴とする請求項4に記載のショーケース。
  6. 前記ロック部材は、前記係止面が前記係止ブロックに係止された状態で前記係止ブロックに対する位置決めを行う位置決め部を備え、
    前記位置決め部の両側に、前記係止ブロックを受け入れる受け入れ部を設けたことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のショーケース。

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