JP2021121768A - コードレス暖房装置 - Google Patents

コードレス暖房装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021121768A
JP2021121768A JP2020014582A JP2020014582A JP2021121768A JP 2021121768 A JP2021121768 A JP 2021121768A JP 2020014582 A JP2020014582 A JP 2020014582A JP 2020014582 A JP2020014582 A JP 2020014582A JP 2021121768 A JP2021121768 A JP 2021121768A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation mode
burner
timer
combustion
heating device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020014582A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7323472B2 (ja
Inventor
直樹 横尾
Naoki Yokoo
直樹 横尾
健一 小田川
Kenichi Odagawa
健一 小田川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainichi Co Ltd
Original Assignee
Dainichi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainichi Co Ltd filed Critical Dainichi Co Ltd
Priority to JP2020014582A priority Critical patent/JP7323472B2/ja
Publication of JP2021121768A publication Critical patent/JP2021121768A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7323472B2 publication Critical patent/JP7323472B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]

Landscapes

  • Control Of Combustion (AREA)

Abstract

【課題】燃料を無駄に消費してしまったり、予期せず温度が上昇してしまうことを効果的に抑制することのできる、使い勝手に優れたコードレス暖房装置を提供する。【解決手段】運転モードとして、連続運転モードとタイマー運転モードとが選択可能であり、運転モードを選択するモード設定スイッチ16がタイマー手段63に接続されている。熱電対34と開閉弁25とタイマー手段63とが直列に接続される第1回路60を備えており、タイマー手段63は、運転モードの非選択時とタイマーの設定時間が経過した時に第1回路60を切断する。タイマー運転モードを設定することで、無駄な燃料の消費や、予期せず温度が上昇してしまうことを効果的に抑制することができる。また、運転モードが設定されていない場合は第1回路60が切断された状態となるため、意図しない運転モードで燃焼を開始してしまうことも抑制できる。【選択図】図3

Description

本発明は、商用電源を用いないコードレス暖房装置であって、特にカートリッジ式のガスボンベを燃料として用いる暖房装置に関するものである。
従来、カートリッジ式のガスボンベを燃料源として、商用電源を用いずに燃焼を行うコードレス型の暖房装置が提案されている(特許文献1)。
このような暖房装置では、バーナの燃焼によって熱電対が加熱されることで熱起電力が発生し、この熱起電力により暖房運転に必要な回路へ電力を供給するようになっている。運転の開始/停止は、操作摘み部を操作することによって行われ、火力変更用ノブでガスの調整弁を切り替えることにより、バーナへ供給するガス量を複数の段階に調整し火力を変更できるようになっている。
特開2017−3226号公報
ところで、一般に、商用電源を用いる暖房装置では、室温と設定温度から必要な燃焼量を設定して暖房運転を制御するようになっており、これにより室温が必要以上に上がりすぎたりすることを防止し、無駄に燃料を消費してしまうことが抑制されている。また、人感センサーを備えるものもあり、使用者がいない場合には運転を停止させることも可能であり、経済的に使用することができる。しかしながら、特許文献1のように商用電源を用いない暖房装置においては、前述のような運転制御を行わせることが難しいため、一旦運転を開始すると、使用者が運転を停止させるか、若しくはガスボンベの燃料を使い切るまでは同じ火力で燃焼を継続することになる。そのため、燃料を無駄に消費してしまったり、狭い部屋で使用した場合には予期せず温度が上昇してしまうなどの問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためのもので、燃料を無駄に消費してしまったり、予期せず温度が上昇してしまうことを効果的に抑制することのできる、使い勝手に優れたコードレス暖房装置を提供することを目的とする。
本発明は、圧縮された液化ガスが収容されたカートリッジ式ガスボンベを燃料源として燃焼するバーナと、
前記バーナの燃焼熱により熱起電力を生成する熱電対と、
前記バーナへ燃料を供給する燃料供給経路と、
前記熱電対の熱起電力により前記燃料供給経路を開閉する開閉弁と、
前記バーナが連続燃焼する連続運転モードと、設定された時間において燃焼が継続するタイマー運転モードと、を選択可能なモード設定スイッチと、
前記モード設定スイッチに接続されるタイマー手段と、
前記熱電対と前記開閉弁と前記タイマー手段とが直列に接続される第1回路と、を備え
前記タイマー手段は、運転モードの非選択時およびタイマーの設定時間が経過した時に前記第1回路を切断するコードレス暖房装置である。
上述のように構成することにより、使用者は連続運転モードとタイマー運転モードとを選択することができ、タイマー運転モードを設定することで、燃料の消費を抑制するとともに、予期せず温度が上昇してしまうことを効果的に抑制することができる。また、使用者が意図しない運転モードで燃焼を開始してしまうことを有効に防止することができるため、使い勝手に優れた暖房装置となる。
本実施形態の暖房装置の外観図である。 本実施形態の暖房装置の断面図である。 本実施形態の暖房装置の概略を示すブロック図である。 本実施形態のモード設定スイッチを示す図である。
好適と考える本発明の実施形態を、本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明は、カートリッジ式のガスボンベを燃料源とし、商用電源からの電源の供給を必要とせず、熱電対の熱起電力により、バーナへの燃料供給経路を開閉する開閉弁を制御する暖房装置であって、運転モードとして、連続運転モードとタイマー運転モードとが選択可能であり、運転モードを選択するモード設定スイッチがタイマー手段に接続されている。そして、熱電対と開閉弁とタイマー手段とが直列に接続される第1回路を備えており、タイマー手段は、運転モードの非選択時およびタイマーの設定時間が経過した時に第1回路を切断するように構成されている。この構成により、タイマー運転モードを設定することで、燃料の消費を抑制するとともに、予期せず温度が上昇してしまうことを効果的に抑制することができる。また、運転モードが設定されていない場合は、タイマー手段によって第1回路が切断された状態となるため、使用者は運転モードを設定した後に点火動作を行う必要がある。よって、意図しない運転モードで燃焼を開始してしまうことも抑制することができるため、使い勝手に優れた暖房装置となる。
また、タイマー運転モードにおける設定時間の最大値は、バーナの燃焼能力に基づいて設定される。これにより、タイマー運転モードの利便性や快適性を向上させることができる。
また、タイマー運転モードにおける設定時間の最大値は、カードリッジ式ガスボンベの燃料内容量とバーナの燃焼能力とから算出される連続運転可能時間を下回る時間に設定される。これにより、タイマー運転モードの利便性を向上させることができる。
また、バーナの燃焼熱を熱源として電力を生成する熱電発電素子と、熱電発電素子が生成する熱起電力のみにより駆動される送風機と、熱電発電素子と送風機が接続される第2回路と、をさらに備えることができる。これにより、タイマーの設定時間が経過して第1回路が切断されても、熱電変換ユニットが熱起電力を発生させている間は、送風機の駆動が継続される。燃焼停止後も送風機を駆動することで、高温の本体内部を冷却することができるため、安全に使用することができる暖房装置となる。
以下、本発明の一実施例を図面により説明する。
本発明の暖房装置は、圧縮された液化ガスが収容されたカートリッジ式のガスボンベを燃料とする暖房装置であり、実施形態として、燃焼熱を利用して生じた熱起電力により送風機を駆動させる構造を備えたファンヒータを例にあげる。
図1は、本実施形態の暖房装置の外観図である。図2は、本実施形態の暖房装置の断面図である。図3は、本実施形態の暖房装置の概略を示すブロック図である。本実施形態の暖房装置1は、商用電源からの電源の供給を必要としない、いわゆるコードレス型の暖房装置であって、持ち運び可能な大きさとされ、電源がない場所であっても使用が可能とされている。
暖房装置1は、本体10の内部に、燃料供給部20、燃焼部30、送風機40、熱電変換ユニット50を有している。
図1において、本体10の前面10Aには、本体10内の熱を送風機40の送風により、温風として外部に吹き出すようにした吹出口11が形成され、この吹出口11には、吹き出し方向を調整するための複数枚のルーバー12が設けられている。また、前面10Aには燃焼部30の火炎が視認できるように、多数の貫通孔でなる、のぞき窓13が形成されている。さらに、点火動作を行うための運転スイッチ14、火力の変更を指示する火力変更用スイッチ15、運転モードを選択するモード設定スイッチ16が設けられている。
燃料供給部20は、燃焼部30のバーナ32に燃料を供給するための部分である。本実施形態における燃料はガスであり、圧縮された液化ガスが収容されたカートリッジ式のガスボンベ21を、燃料を供給するための燃料源としている。ガスボンベ21は、燃料供給部20に対して着脱可能であって、本体10の背面10Cには、開閉自在な扉22を有し、この扉22を開けて燃料の供給源であるガスボンベ21の出し入れが可能とされている。
また、燃料供給部20は、図3に示すように、ガスボンベ21と、ガスボンベ21とバーナ32を繋ぐ燃料供給経路23から構成されている。燃料供給経路23は、ガスボンベ21から吐出される燃料ガスの圧力を調整するガバナ24と、燃料供給経路23を開閉する2連の電磁弁からなる開閉弁25と、バーナ32に供給する燃料ガスの流量を切り替える流量切替弁26を有している。開閉弁25は、経路上流の第1開閉弁251と下流の第2開閉弁252から構成され、例えばノーマリクローズの電磁弁を利用することができる。
燃焼部30は燃料ガスが燃焼する空間を形成する燃焼室31を有し、この燃焼室31内にバーナ32、点火プラグ33、熱電対34が配設されている。燃料供給部20から燃焼部30に供給された燃焼ガスは、点火プラグ33の火花放電により点火され、バーナ32で燃焼が行われる。
暖房運転を開始する場合、使用者は、手動により、運転スイッチ14を回転することにより、図3の開閉弁25を強制的に開く。そして、引き続き運転スイッチ14を同じ方向に動かすことで、圧電着火手段でなる点火プラグ33から火花放電を行い、バーナ32から噴出する燃料ガスに点火する。
バーナ32で形成される燃焼火炎中には、火炎を検出する手段としての熱電対34が配置されている。バーナ32の燃焼中は、熱電対34の温接点が加熱され、火炎以外の箇所に配置された冷接点との間に温度勾配を生じるので、熱電対34に熱起電力が生じる。この電力は電磁弁で構成された開閉弁25の電磁石を駆動して開弁状態に保持するので、バーナ32からは燃焼ガスが出続け、燃焼が持続される。バーナ32としては、例えば、ブンゼンバーナーを用いることができる。
なお、火炎の検出手段としては、フレームロッド電極を用いて火炎電流を検出することも可能である。しかしながら、フレームロッド電極では、それ自体は起電力を生成しないため、火炎を検知したり電磁弁の駆動電力を得たりするためには、別途電力が必要になってしまう。この点、熱電対34では、その起電力により火炎の検知や開閉弁25の駆動電力を得ることができるし、温接点に燃焼による煤が付着しても確実に動作するため好ましい。
運転スイッチ14の上には火力変更用スイッチ15が設けられている。この火力変更用スイッチ15は、開閉弁25とバーナ32の間に設けられた流量切替弁26に接続されており、火力変更用スイッチ15を操作することでバーナ32へ供給する燃料ガスの流量を切り替えることができる。本実施形態の暖房装置1では、バーナ32へ供給するガス量を複数の段階に設定するように調整でき、この実施形態では、2段階として、バーナ32の火力をF1、F2の大小2通りに変更できるようにしている。
さらに、運転スイッチ14の右側には、モード設定スイッチ16が設けられている。本実施形態の暖房装置1では、運転モードとして、連続運転モードと、タイマー運転モードとを有しており、モード設定スイッチ16を操作することにより、運転モードを選択することができる。連続運転モードは、運転停止の指示があるまで燃焼を継続する運転モードである。タイマー運転モードは、予め運転時間を設定し、この設定された時間において燃焼を継続する運転モードである。
火力変更用スイッチ15や、モード設定スイッチ16の配置場所は、本体10の正面10Aに限らず、側面10Bであってもよい。
商用電源を用いない暖房装置においては、室温を検知して火力を調整するような制御を行わせることが難しく、一旦運転を開始すると、使用者が運転を停止させるか、若しくはガスボンベ21の燃料を使い切るまでは同じ火力で燃焼を継続することになる。そのため、従来は燃料を無駄に消費してしまったり、狭い部屋で使用した場合には予期せず温度が上昇してしまうなどの問題があった。これに対して、本実施形態の暖房装置1では、燃焼が継続する時間を予め設定するタイマー運転モードで運転することができるため、使用環境に応じて適切な運転モードを選択することで燃料の消費を抑え、利便性を向上させることができる。
図4は、本実施形態のモード設定スイッチ16を示す図である。中央のツマミ16Aを左右のいずれかに回転させることで、対応する運転モードが選択される。本実施形態では、左側に回すと連続運転モードが選択され、右に回すとタイマー運転モードが選択されるようになっている。また、ツマミ16Aの周囲にはタイマー運転の設定時間を表すメモリが設けられており、タイマー運転モードではツマミ16Aをメモリに合わせることで燃焼を継続させたい時間を設定することができる。暖房運転を行う場合には、まずモード設定スイッチ16で運転モードを選択し、その後、運転スイッチ14を操作して点火動作を行う。モード設定スイッチ16は、図3に示すタイマー手段63と接続されている。タイマー手段63は、電源を必要としない機械式のタイマーを用いることができ、具体的には、回転するカムにより接点を切り替えて制御するゼンマイ式のタイマーにより構成される。
本実施形態の暖房装置は、安全装置回路として図3に示すように、開閉弁25(第2開閉弁252)、熱電対34、感震器61、過熱防止サーモ62が接続されている第1回路60を有していて、タイマー手段63はこの第1回路60に直列に接続されている。図では、第1回路60を破線で表している。安全装置回路は、暖房装置に何らかの異常が発生したことを検知するものであり、感震器61は本体10に揺れが加わったことを検知し、過熱防止サーモ62は本体10内部の温度が異常高温となったことを検知する。感震器61や過熱防止サーモ62が異常を検知すると、内部で接点が開放され、第1回路60が切断される。第1回路60が切断されると、第2開閉弁252には熱電対34からの熱起電力が供給されなくなるため、第2開閉弁252は閉弁する。これにより、バーナ32に燃料ガスが供給されなくなり、バーナ32での燃焼を停止することができる。
タイマー手段63は、第1回路60に直列に接続されており、運転モードが選択されていない状態(非選択時)では、第1回路60を切断状態にする。運転モードが選択されていないとき、つまり、モード設定スイッチ16が操作されていないとき(図4でツマミ16Aが真上を向いているとき)は、タイマー手段63の接点は開放されており、第1回路60が切断状態になる。したがって、運転モードを選択せずに運転スイッチ14を操作した場合、運転スイッチ14から手を離すと開閉弁25が閉弁するので、バーナ32には燃料ガスが供給されず燃焼を継続することができない。このように、本実施形態の暖房装置1では、運転モードを設定した後に点火動作を行わせる構造であるため、使用者が意図しない運転モードで燃焼を開始してしまうことを有効に防止することができる。ひいては、無駄に燃料を消費してしまうことを抑制することにもつながる。
タイマー運転モードを選択した場合、タイマー運転中はタイマー手段63の接点は閉じているので、燃焼が継続する。そして、タイマー運転時間が経過すると、タイマー手段63の接点は開放されて、第1回路60が切断状態になる。これにより、開閉弁25が閉弁し、バーナ32での燃焼が停止する。
連続運転モードを選択した場合は、タイマー手段63は接点が閉じた状態に維持されるため、運転停止の指示を行うまで燃焼が継続する。なお、いずれの運転モードを選択した場合でも、運転中にガスボンベ21の燃料ガスが切れた場合には燃焼が停止する。
タイマー運転で設定可能な時間は、バーナ32の燃焼能力に基づいて設定することができる。ここで、「燃焼能力に基づく」とは、「燃焼によって変化する値に基づく」ことであり、例えば、燃料ガスの使用量、室温の変化量、酸素の消費量などが挙げられる。
そして、タイマー運転時間の最大値tは、本体10に装着されるガスボンベ21の総内容量と燃焼能力から連続運転可能時間Tを算出し、この連続運転可能時間Tよりも短い時間に設定することができる。ガスボンベ21の総内容量とは、未使用状態での内容量の総和である。また、バーナ32の火力が複数段ある場合には、最も大きい火力で燃焼を行った際の燃焼時間を連続運転可能時間Tとする。本実施形態の暖房装置1は、本体10にガスボンベ21を1本装着するようになっており、火力F1で燃焼を行った場合、連続運転可能時間Tはおよそ100分であった。ゆえに、タイマー運転時間の最大値tは60分に設定されている。
また、室温の変化量からタイマー運転時間の最大値tを設定してもよい。例えば、適用畳数において室温が所定の温度に上昇するまでの所要時間を実測値から算出し、この所要時間に基づいてタイマー運転時間の最大値tを設定することもできる。
また、換気量からタイマー運転時間の最大値tを設定してもよい。暖房装置1が正常な燃焼をおこなうためには十分な空気(酸素)が必要であり、そのため換気による空気(酸素)の補給が必要となる。例えば、この種の暖房装置1は1時間に1〜2回の換気が推奨されているため、推奨される換気量に基づいてタイマー運転時間の最大値tを設定することもできる。
本体10の背面10Cには、吸気口17が設けられ、この吸気口17には本体10内部に空気を供給する送風機40が取り付けられている。送風機40は、ファン41と、ファン41を駆動するためのモータ42から構成される。本実施形態の暖房装置1は、外部からの電源を用いないコードレス型であるため、このモータ42への電力の供給は熱電変換ユニット50により行われる。熱電変換ユニット50の詳細については後述する。送風機40は、吸気口17と吹出口11とをつなぐ流路において、燃焼室31の上部開口31Bよりも上流に配置され、吸気口17から外気を本体10内に取り入れる。バーナ32での燃焼により発生した燃焼排ガスは、送風機40から供給される空気と混合されて温風となり、本体10の前面に設けられた吹出口11から排出されることで室内の暖房が行われる。
熱電変換ユニット50は、ゼーベック効果を利用して熱起電力を発生させるものである。図2に示すように、熱電変換ユニット50は、高温部51、低温部52、及び高温部51と低温部52との間に挟まれた熱電発電素子53とを有している。熱電変換ユニット50は、燃焼室31の背面31Aに固定されている。図において、本体10の内部は燃焼室31の背面31Aによって、奥行き方向に関して図の左側の前側領域と、図の右側の後側領域とに2つの空間を区分している。前側領域が燃焼室30を有する高温空間S1であり、後側領域が低温空間S2である。
高温部51はバーナ32の燃焼熱により加熱される部分である。これに対して、低温部52が配置された空間S2は、本体10の背面10Cの吸気口17を介して外部空間と連通しており、低温部52は取り込んだ外気との接触により加熱され難くなっている。なお、高温部51及び低温部52は、共に周知の金属材料を用いることができる。このようにして高温部51と低温部52との間に温度差が生じ、その間の半導体からなる熱電発電素子53に熱起電力が生じる。図の熱電発電素子53は、例えば、高温部51と低温部52との温度差が150℃になることで、送風機40を起動する熱起電力を生じるようになっている。
送風機40は、主に、吹出口11から温風を吹き出させるための「温風吹き出し機能」を果たすとともに、同時に熱電変換ユニット50の低温部52を冷却するための「冷却機能」を有するものである。即ち、バーナ32が燃焼し続けると、その燃焼熱で熱電変換ユニット50の低温部52も温度が上昇し易くなるが、一旦、送風機40が起動すると、その風で低温部52が冷却され、これにより、送風機40が駆動される期間は、高温部51と低温部52との温度差を維持できるようになっている。
熱電変換ユニット50(熱電発電素子53)と、送風機40を駆動するモータ42は、図3に示すように、第1回路60とは異なる第2回路70に接続されている。図では、第2回路70を破線で表している。そのため、タイマーの設定時間が経過して第1回路60が切断されても、熱電変換ユニット50が熱起電力を発生させている間はモータ42に電力が供給され、送風機40の駆動が継続される。燃焼停止後も送風機40を駆動することで、高温の本体10内部を冷却することができるため、暖房装置1を安全に使用することができる。
このように、本発明の暖房装置1によれば、連続運転モードとタイマー運転モードとを選択することができ、タイマー運転モードを設定することで、燃料の消費を抑制するとともに、予期せず温度が上昇してしまうことを効果的に抑制することができる。また、使用者が意図しない運転モードで燃焼を開始してしまうことを有効に防止することができるため、使い勝手に優れた暖房装置となる。
なお、本実施形態においては、暖房装置1として、熱電変換モジュール50を備え、燃焼熱を利用して生じた熱起電力により送風機40を駆動させるファンヒータを例に説明したが、送風機40を備えない輻射式の暖房装置であっても構わない。また、説明しない他の構成を備えることも可能である。
16 モード設定スイッチ
21 ガスボンベ
23 燃料供給経路
25 開閉弁
32 バーナ
34 熱電対
40 送風機
53 熱電発電素子
60 第1回路
63 タイマー手段
70 第2回路

Claims (4)

  1. 圧縮された液化ガスが収容されたカートリッジ式のガスボンベを燃料源として燃焼するバーナと、
    前記バーナの燃焼熱により熱起電力を生成する熱電対と、
    前記バーナへ燃料を供給する燃料供給経路と、
    前記熱電対の熱起電力により前記燃料供給経路を開閉する開閉弁と、
    前記バーナが連続燃焼する連続運転モードと、設定された時間において燃焼が継続するタイマー運転モードと、を選択可能なモード設定スイッチと、
    前記モード設定スイッチに接続されるタイマー手段と、
    前記熱電対と前記開閉弁と前記タイマー手段とが直列に接続される第1回路と、を備え
    前記タイマー手段は、運転モードの非選択時およびタイマーの設定時間が経過した時に前記第1回路を切断するコードレス暖房装置。
  2. 前記タイマー運転モードにおける設定時間の最大値は、前記バーナの燃焼能力に基づいて設定される請求項1記載のコードレス暖房装置。
  3. 前記タイマー運転モードにおける設定時間の最大値は、前記カードリッジ式ガスボンベの燃料内容量と前記バーナの燃焼能力とから算出される連続運転可能時間を下回る時間である請求項1記載のコードレス暖房装置。
  4. 前記バーナの燃焼熱を熱源として電力を生成する熱電発電素子と、
    前記熱電発電素子が生成する起電力のみにより駆動される送風機と、
    前記熱電発電素子と前記送風機が接続される第2回路と、をさらに備える請求項1から3のいずれかに記載のコードレス暖房装置。
JP2020014582A 2020-01-31 2020-01-31 コードレス暖房装置 Active JP7323472B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020014582A JP7323472B2 (ja) 2020-01-31 2020-01-31 コードレス暖房装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020014582A JP7323472B2 (ja) 2020-01-31 2020-01-31 コードレス暖房装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021121768A true JP2021121768A (ja) 2021-08-26
JP7323472B2 JP7323472B2 (ja) 2023-08-08

Family

ID=77364844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020014582A Active JP7323472B2 (ja) 2020-01-31 2020-01-31 コードレス暖房装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7323472B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5546851Y2 (ja) * 1975-06-04 1980-11-04
JPS593157U (ja) * 1982-06-29 1984-01-10 株式会社藤井合金製作所 ガス器具のタイマ−装置
JPH058243U (ja) * 1991-07-04 1993-02-05 三菱マテリアル株式会社 カセツトコンロ
JP2017003226A (ja) * 2015-06-12 2017-01-05 岩谷産業株式会社 燃焼機器
US20210123597A1 (en) * 2018-07-06 2021-04-29 Orkli, S. Coop. Valve arrangement for a gas burner

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5546851Y2 (ja) * 1975-06-04 1980-11-04
JPS593157U (ja) * 1982-06-29 1984-01-10 株式会社藤井合金製作所 ガス器具のタイマ−装置
JPH058243U (ja) * 1991-07-04 1993-02-05 三菱マテリアル株式会社 カセツトコンロ
JP2017003226A (ja) * 2015-06-12 2017-01-05 岩谷産業株式会社 燃焼機器
US20210123597A1 (en) * 2018-07-06 2021-04-29 Orkli, S. Coop. Valve arrangement for a gas burner

Also Published As

Publication number Publication date
JP7323472B2 (ja) 2023-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7323472B2 (ja) コードレス暖房装置
KR920010651B1 (ko) 온풍기의 여열 추방장치 및 방법
SE416675B (sv) Sett och anordning for att reglera ett absorptionskylskap
JP3824967B2 (ja) 燃焼装置
JP6495195B2 (ja) 温風暖房装置
JP6259785B2 (ja) 温風暖房装置
JP6374838B2 (ja) 暖房装置
JP2006194506A (ja) ガス器具
JPS6244169B2 (ja)
JPH10169974A (ja) 給湯器における燃焼装置およびその運転方法
JPH09201277A (ja) ガス保温機能付炊飯器
JP4581005B2 (ja) 温風暖房機
JP6317688B2 (ja) 温風暖房装置
JP6215654B2 (ja) 燃焼装置
GB1335214A (en) Convector heaters
JP2005510329A (ja) ヘアドライヤー
JP2000179847A (ja) 燃焼装置
JPH0648116B2 (ja) 温風式暖房装置
JP5980248B2 (ja) 温風暖房機
JP4280178B2 (ja) ガス器具
JP3911853B2 (ja) 触媒燃焼加熱式採暖器
JPH03225158A (ja) 温風暖房機
JPH0648115B2 (ja) 温風暖房装置
JPH08193717A (ja) 暖房装置の電源装置
JPH10103663A (ja) 燃焼制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220711

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230418

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230718

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230727

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7323472

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150