JP2021120965A - 電気化学キャパシタ - Google Patents

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Abstract

【課題】水系電解液を使用しつつ、高い動作電圧を有する新規な電気化学キャパシタを提供する。【解決手段】正極および負極が水系電解液中に離間して配置された電気化学キャパシタであって、負極が、複数の層を含む層状材料であって、各層が、以下の式:Mn+1Xn(式中、Mは、少なくとも1種の第3、4、5、6、7族金属であり、Xは、炭素原子、窒素原子またはそれらの組み合わせであり、nは、1、2または3である)で表され、かつ、各XがMの八面体アレイ内に位置する結晶格子を有し、各層の互いに対向する2つの表面の少なくとも一方に、水酸基、フッ素原子、酸素原子および水素原子からなる群より選択される少なくとも1種の修飾または終端Tを有する層状材料を含み、正極が、酸化マンガンおよび酸化バナジウムの少なくとも一方を含み、水系電解液が、水性溶媒中にアルカリ金属塩を3mol/L以上の濃度で含む溶液である、電気化学キャパシタ。【選択図】図1

Description

本発明は、電気化学キャパシタに関し、より詳細には、正極および負極が水系電解液中に離間して配置された電気化学キャパシタに関する。
電気化学キャパシタは、電極(電極活物質)と電解液中のイオン(電解質イオン)との間での物理化学反応に起因して発現する容量を利用したキャパシタであり、電気エネルギーを蓄えるデバイス(蓄電デバイス)として使用可能である。電気化学キャパシタのうち、電極活物質に金属酸化物や層状材料(またはインターカレーション化合物)等を利用し、電極と電解液中のイオンとの間で電子の授受を伴う反応(例えば電極活物質を構成している金属元素の酸化数変化)が生じることにより容量(疑似容量)が発現するものは「シュードキャパシタ」や「レドックスキャパシタ」などと呼ばれている。
電気化学キャパシタに使用可能な電解液として、一般的に、水系電解液(電解質を水性溶媒に溶解させた電解液)と非水電解液(電解質を非水溶媒に溶解させた電解液またはイオン液体から成る電解液)とが知られている。水系電解液を用いた電気化学キャパシタは、非水電解液を用いた電気化学キャパシタに比べて、安価で高出力を得やすいという利点がある。しかしながら、水系電解液の場合、電気化学キャパシタの動作電圧は、水の電気分解(約1.2V)を生じないように1V程度に制限されるという難点がある。
電気化学キャパシタにおいては、正極および負極に同じ電極活物質を使用することが一般的である。これに対して、正極および負極で原理または材料が異なる、いわゆる「非対称」電気化学キャパシタにおいて、正極活物質にMnOを使用し、負極活物質に活性炭を使用することで、水系電解液の場合であっても、動作電圧を最大2.1Vまで拡張し得ることが報告されている(非特許文献1参照)。
国際公開第2016/049109号
V. Khomenko, et al., "Optimisation of an asymmetric manganese oxide/activated carbon capacitor working at 2V in aqueous medium", Journal of Power Sources, 2006, Vol. 153, pp. 183-190 Maria R. Lukatskaya, et al., "Cation Intercalation and High Volumetric Capacitance of Two-Dimensional Titanium Carbide", Science, 27 September 2013, Vol. 341, pp. 1502-1505
電気化学キャパシタでは、動作電圧が高いほど、より高いエネルギー密度を得ることができる。上述のように、水系電解液の場合であっても、動作電圧を最大2.1Vまで拡張し得ることが報告されている(非特許文献1参照)。しかしながら、非水電解液(より詳細には有機電解液)の場合では、2.5V程度の動作電圧が達成されており、水系電解液の場合の動作電圧はそれには及んでいない。
そこで、本発明者は、近年発見された二次元材料の1種であるMXene(例えば特許文献1参照)を電極活物質に使用した電気化学キャパシタ(特にシュードキャパシタ)に着目した。MXeneは、後述するように、複数の層の形態を有する層状材料であって、各層は、Mn+1(式中、Mは少なくとも1種の第3、4、5、6、7族金属であり、Xは炭素原子および/または窒素原子であり、nは1、2または3である)で表され、かつ、各XがMの八面体アレイ内に位置する結晶格子を有し、各層の表面に、例えば水酸基、フッ素原子、酸素原子および水素原子などの終端(または修飾)Tを有する材料である。
例えば、電極にMXeneの1つであるTi(Tは表面官能基を意味する)を使用し、かつ電解液にNaOH、KOHなどのアルカリ水溶液や、KSOなどの中性水溶液を使用し、参照電極としてAg/AgCl電極を使用した非対称3極式サイクリックボルタンメトリーの結果から、MXeneも水系電解液中にてキャパシタ動作を示し得ることが報告されている(非特許文献2参照)。
本発明は、水系電解液を使用した電気化学キャパシタであって、高い動作電圧を示す新規な電気化学キャパシタを提供することを目的とする。
本発明の1つの要旨によれば、正極および負極が水系電解液中に離間して配置された電気化学キャパシタであって、
前記負極が、電極活物質として、
複数の層を含む層状材料であって、各層が、以下の式:
n+1
(式中、Mは、少なくとも1種の第3、4、5、6、7族金属であり、
Xは、炭素原子、窒素原子またはそれらの組み合わせであり、
nは、1、2または3である)
で表され、かつ、各XがMの八面体アレイ内に位置する結晶格子を有し、各層の互いに対向する2つの表面の少なくとも一方に、水酸基、フッ素原子、酸素原子および水素原子からなる群より選択される少なくとも1種の修飾または終端Tを有する層状材料を含み、
前記正極が、電極活物質として、酸化マンガンおよび酸化バナジウムの少なくとも一方を含み、
前記水系電解液が、水性溶媒中にアルカリ金属塩を3mol/L以上の濃度で含む溶液である、電気化学キャパシタが提供される。
かかる本発明の電気化学キャパシタによれば、水系電解液を使用した電気化学キャパシタにおいて、負極の電極活物質(本明細書において「負極活物質」とも言う)に上記所定の層状材料(本明細書において「MXene」とも言う)を使用し、かつ正極の電極活物質(本明細書において「正極活物質」とも言う)に酸化マンガンおよび酸化バナジウムの少なくとも一方を使用することによって、水系電解液を使用しているにもかかわらず、高い動作電圧を達成することができる。
本発明の1つの態様において、前記電気化学キャパシタは、動作電圧が2.1Vを超え得る。
本発明の1つの態様において、前記水系電解液は、中性であり得る。
本発明の1つの態様において、前記式において、Mがチタンまたはニオブであり得、Xが炭素原子または窒素原子であり得る。
本発明によれば、水系電解液を使用した電気化学キャパシタにおいて、負極活物質にMXeneを使用し、かつ正極活物質に酸化マンガンおよび酸化バナジウムの少なくとも一方を使用することによって、水系電解液を使用しているにもかかわらず、高い動作電圧を達成することができる新規な電気化学キャパシタが提供される。
本発明の1つの実施形態における電気化学キャパシタを説明する概略模式断面図である。 本発明の1つの実施形態における電気化学キャパシタに利用可能な層状材料であるMXeneを示す概略模式断面図である。 本発明の実施例において組み立てた電気化学キャパシタ(評価セル)のサイクリックボルタンメトリー(CV)測定の結果を示す。 作用電極にMnOおよびTiを用いた各場合の電位(V vs Ag/AgCl)と容量(A/g)の関係を示す。
本発明の電気化学キャパシタの実施形態について以下に詳述するが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。
図1を参照して、本実施形態の電気化学キャパシタ20は、2つの電極として負極15aおよび正極15b(以下、これらを総称して単に「電極」とも言う)が水系電解液13中に離間して配置された構成を有する。電極の総数は少なくとも2つであればよく、2つのみに限定されるものではなく、3つまたはそれ以上の電極が存在していてもよい。負極15aおよび正極15bは、端子A、Bに電気的に接続され得る。図示する態様において、2つの電極15a、15bは、任意の適切な容器(またはセル)11内において、水系電解液13中に、例えばセパレータ17を挟んで(本実施形態に必須ではない)、互いに離間して配置され得る。セパレータ17は、水系電解液13中の電解質イオンの移動を妨げない限り、任意の適切な部材が使用可能であり、例えばポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレンなどのポリオレフィンの多孔質膜などが使用され得る。容器11の材質は特に限定されず、例えば、ステンレス鋼などの金属や、ポリテトラフルオロエチレンなどの樹脂、その他任意の適切な材料であってよい。容器11は密閉されていても開放されていてもよく、容器11内に空寸が存在していても存在していなくてもよい。なお、電極15a、15bは、容器11内において、セパレータ17をそれらの間に挟んで積層されて巻回されている等、図示する形態以外の任意の適切な形態で互いに離間して配置されていてもよい。
2つの電極15a、15bのうち、負極15aは、電極活物質として、複数の層を含む所定の層状材料を含む。電極活物質とは、水系電解液13中の電解質イオンとの間で電子の授受を行う物質を言う。
本実施形態において使用可能な所定の層状材料はMXeneであり、次のように規定される:
複数の層を含む層状材料であって、各層が、以下の式:
n+1
(式中、Mは、少なくとも1種の第3、4、5、6、7族金属であり、いわゆる早期遷移金属、例えばSc、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、MoおよびMnからなる群より選択される少なくとも1種を含み得、
Xは、炭素原子、窒素原子またはそれらの組み合わせであり、
nは、1、2または3である)
で表され、かつ、各XがMの八面体アレイ内に位置する結晶格子を有し、各層の互いに対向する2つの表面の少なくとも一方に、水酸基、フッ素原子、酸素原子および水素原子からなる群より選択される少なくとも1種の修飾または終端Tを有する層状材料(これは「Mn+1」とも表され、sは任意の数であり、従来、sに代えてxが使用されることもある)。
かかるMXeneは、MAX相からA原子を選択的にエッチングすることにより得ることができる。MAX相は、以下の式:
n+1AX
(式中、M、Xおよびnは、上記の通りであり、Aは、少なくとも1種の第12、13、14、15、16族元素であり、通常はA族元素、代表的にはIIIA族およびIVA族であり、より詳細にはAl、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、P、As、SおよびCdからなる群より選択される少なくとも1種を含み得、好ましくはAlである)
で表され、かつ、各XがMの八面体アレイ内に位置する結晶格子を有し、Mn+1で表される層の間に、A原子により構成される層が位置した結晶構造を有する。MAX相は、概略的には、n+1層のM原子の層の各間にX原子の層が1層ずつ配置され(これらを合わせて「Mn+1層」とも称する)、n+1番目のM原子の層の次の層としてA原子の層(「A原子層」)が配置された繰り返し単位を有する。MAX相からA原子が選択的にエッチングされることにより、A原子層が除去されて、露出したMn+1層の表面にエッチング液(通常、含フッ素酸の水溶液が使用されるがこれに限定されない)中に存在する水酸基、フッ素原子、酸素原子および水素原子等が修飾して、かかる表面を終端する。
上記の式において、Mがチタンまたはニオブであり、Xが炭素原子または窒素原子であることが好ましい。例えば、MAX相は、TiAlCであり、MXeneは、Tiである。しかし、本実施形態はこれに限定されず、MXeneは、例えばTiCT、NbCTなどであってよい。
なお、本発明において、MXeneは、残留するA原子を比較的少量、例えば元のA原子に対して10質量%以下で含んでいてもよい。
図2に模式的に示すように、このようにして得られるMXene10は、Mn+1層1a、1b、1cが修飾または終端T 3a、5a、3b、5b、3c、5cで表面修飾または終端されたMXene層7a、7b、7c(これは「Mn+1」とも表され、sは任意の数である)を2つ以上有する層状材料であり得る(図中、3つの層を例示的に示しているが、これに限定されない)。MXene10は、かかる複数のMXene層が個々に分離されて存在するもの(単層構造体)であっても、複数のMXene層が互いに離間して積層された積層体(多層構造体)であっても、それらの混合物であってもよい。MXeneは、個々のMXene層(単層)および/またはMXene層の積層体の集合体(粒子、粉末またはフレークとも称され得る)であり得る。積層体である場合、隣接する2つのMXene層(例えば7aと7b、7bと7c)は、必ずしも完全に離間していなくてもよく、部分的に接触していてもよい。
本実施形態を限定するものではないが、MXeneの各層(上記のMXene層7a、7b、7cに相当する)の厚さは、例えば0.8nm以上5nm以下、特に0.8nm以上3nm以下であり(主に、各層に含まれるM原子層の数により異なり得る)、層に平行な平面(二次元シート面)内における最大寸法は、例えば0.1μm以上200μm以下、特に1μm以上40μm以下である。MXeneが積層体である場合、個々の積層体について、層間距離(または空隙寸法、図1中にdにて示す)は、例えば0.8nm以上10nm以下、特に0.8nm以上5nm以下、より特に約1nmであり、層の総数は、2以上であればよいが、例えば50以上100,000以下、特に1,000以上20,000以下であり、積層方向の厚さは、例えば0.1μm以上200μm以下、特に1μm以上40μm以下であり、積層方向に垂直な平面(二次元シート面)内における最大寸法は、例えば0.1μm以上100μm以下、特に1μm以上20μm以下である。なお、これら寸法は、走査型電子顕微鏡(SEM)または透過型電子顕微鏡(TEM)写真に基づく数平均寸法(例えば少なくとも40個の数平均)として求められる。
負極15a(「MXene電極」とも言う)は、電極活物質であるMXeneのみから実質的に構成されていても、これにバインダ等が添加されて構成されていてもよい。バインダは、代表的には樹脂であり得、例えばポリテトラフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド、スチレンブタジエンゴムなどからなる群より選択される少なくとも1種を使用し得る。
他方、正極15bは、電極活物質として、酸化マンガンおよび酸化バナジウムの少なくとも一方を含む。酸化マンガンは、主としてMnOであり得、なかでもδ型MnOはインターカレーションが起こりやすいので好ましい。酸化バナジウムは、主としてVであり得、または酸化バナジウム水和物(V・nHO)であってもよい。これら酸化物においてマンガンおよびバナジウムは、キャパシタ動作により価数が変化し得る。なお、酸化マンガンおよび/または酸化バナジウムに変えて、電気化学キャパシタにおいてこれらと同様の原理によりキャパシタ動作を示し得る金属酸化物(1種または2種以上の金属を含み得る)を利用することも本発明の基本的概念に含まれ得るであろう。
正極15bは、電極活物質のみから実質的に構成されていても、これにバインダ等が添加されて構成されていてもよい。バインダは、代表的には樹脂であり得、例えばポリテトラフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド、スチレンブタジエンゴムなどからなる群より選択される少なくとも1種を使用し得る。
負極15aおよび正極15bは、互いに独立して、フリースタンディングフィルムの形態であっても、集電体(図示せず)の上にフィルムおよび/または膜の形態で形成されていてもよい。集電体には、任意の適切な導電性材料を使用してよいが、例えばステンレス鋼、アルミ、アルミ合金などから構成され得る。
水系電解液13は、水性溶媒と、この水性溶媒中でイオンを生じる電解質とを含む。より詳細には、水系電解液13は、水性溶媒中にアルカリ金属塩を3mol/L以上の濃度で含む溶液である。
水系電解液は、中性であることが、Hからの水素ガス発生や、OHからの酸素ガスの発生を生じず、よって、高い動作電圧が得られるので好ましい。液体が中性であるとは、理想的にはpH=7であるが、多少の変動があってもよく、例えばpH=5以上9以下、特にpH=6以上8以下の範囲以内であり得る。
水性溶媒は、代表的には水であり、場合により、水と相溶性を有する液状物(例えばアルコール等)を水に対して比較的少量で含んでいてもよい。
水系電解液において、アルカリ金属塩は、使用する水性溶媒中でイオンを生じ得る電解質として理解される。電解質は、使用する水性溶媒に溶解して陽イオンと陰イオンとに電離するものを言う。本実施形態において、アルカリ金属塩から選択される1種または2種以上の組み合わせが使用され得る。
アルカリ金属塩は、電離し易いため大きいキャリア密度を実現でき、かつ、水性溶媒に溶解させるだけで中性の水系電解質が容易に得られるので好ましい。アルカリ金属塩としては、例えば、過塩素酸、硝酸、硫酸などの酸と、リチウム、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属との塩が挙げられ、これらの1つまたは2つ以上を組み合わせて使用し得る。より詳細には、アルカリ金属塩の例には、過塩素酸リチウム(LiClO)、過塩素酸ナトリウム(NaClO)、過塩素酸カリウム(KClO)、硝酸リチウム(LiNO)、硝酸ナトリウム(NaNO)、硝酸カリウム(KNO)、硫酸リチウム(LiSO)、硫酸ナトリウム(NaSO)、硫酸カリウム(KSO)などが含まれる。中性の水系電解液を得るためには、中性塩であるアルカリ金属塩が好ましく使用され得る。
本実施形態において、水系電解液は、水系電解液中のアルカリ金属塩の濃度が3mol/L以上であり、これにより、より高い動作電圧、例えば水系電解液について従来報告されている2.1V(非特許文献1参照)を超える動作電圧を得ることができる。
水系電解液における電解質(本実施形態においてアルカリ金属塩)の濃度は高いほうが、動作電圧をより高くできるので好ましい。本実施形態の水系電解液において、アルカリ金属塩の濃度は、飽和濃度以下で、より高いほうが好ましく、例えば飽和濃度の5%以上であり得、特に飽和濃度の15%以上、より特に飽和濃度の25%以上、で、飽和濃度の100%以下であり得る。なお、本明細書においてアルカリ金属塩の「飽和濃度」とは、水系電解液においてアルカリ金属塩が水性溶媒に溶解し得る最大濃度を意味し、代表的には20℃における最大濃度を意味するが、電気化学キャパシタの使用温度を考慮して理解され得る。
水系電解液13は、水性溶媒およびアルカリ金属塩に加えて、他の電解質や、任意の適切な添加剤を比較的少量で含んでいてもよい。他の電解質としては、例えば、アルカリ土類金属塩;硫酸、塩酸、硝酸などの酸;アンモニア、水酸化テトラメチルアンモニウムなどの塩基;およびその他の電離可能な化合物などから選択される1種または2種以上の組み合わせが使用され得る。
かかる電気化学キャパシタ20の端子A、Bを電源に接続して(負極15aの端子Aをマイナス側、正極15bの端子Bをプラス側と接続する)、充電を行い得る。このとき、電解液13中の電解質に由来する陽イオンおよび/または負極15aの電極活物質であるMXeneに結合していた陽イオンは、正極15bに引き寄せられ、正極15bの電極活物質である酸化マンガンおよび/または酸化バナジウムに結合する。なお、本明細書において、「結合」とは、極めて広範な意味で使用され、何らかの物理化学反応により組み合わせられることを意味する。より詳細には、陽イオンは、正極15bの電極活物質である酸化マンガンおよび/または酸化バナジウムの層間に挿入(インターカレート)され得る。
また、電気化学キャパシタ20の端子A、Bを負荷に接続して、放電を行い得る。このとき、電解液13中の電解質に由来する陽イオンおよび/または正極15bの電極活物質に結合していた陽イオンは、負極15aに引き寄せられ、負極15aの電極活物質であるMXeneに結合する。より詳細には、陽イオンは、負極15aの電極活物質であるMXeneの層間に挿入(インターカレート)され得る。
MXeneは、MnO等の酸化物系材料に比較して、層間の空隙が大きいことから、水系電解液中の陽イオンがこの空隙を通ってアクセスし易い。また、MXeneは、MnO等の酸化物系材料に比較して、キャリア密度(キャリア濃度)が極めて高いことから、アクセスした陽イオンと電子の授受をし、電子移動する際の抵抗が小さい。
本発明はいかなる理論によっても拘束されないが、かかる充放電において、正極15b側(酸化マンガンおよび/または酸化バナジウム)では以下の酸化還元反応が起こって、マンガンおよび/またはバナジウムの酸化数(価数)が変化するものと考えられる。
MnO+ Y + e ←→ MnOOY
+ Y + e ←→ YV
(式中、Yは一価の陽イオン、即ち、本実施形態においてはアルカリ金属イオンまたはプロトンである。)
また、本発明はいかなる理論によっても拘束されないが、かかる充放電において、負極15a側(MXnene)では以下の酸化還元反応が起こって、Mの酸化数(価数)が変化するものと考えられる。
n+1(OH)+mY + me ←→ Mn+1(OH)(OY)y−m
(式中、M、X、nおよびYは、上記の通りであり、x、y、zおよびmは、y>mを満たす任意の整数である。)
本実施形態の電気化学キャパシタによれば、水系電解液を使用した電気化学キャパシタにおいて、負極活物質にMXeneを使用し、かつ正極活物質に酸化マンガンおよび/または酸化バナジウムを使用することによって、水系電解液を使用しているにもかかわらず、高い動作電圧を達成することができる。なお、本実施形態の電気化学キャパシタは、負極15aおよび正極15bで異なる材料を使用した「非対称」電気化学キャパシタとして理解され得る。
本実施形態の電気化学キャパシタの動作電圧は、例えば2.1Vを超え、好ましくは2.2V以上であり得、上限は特に限定されないが代表的には5V以下であり得る。
電気化学キャパシタの「動作電圧」(「セル電圧」とも呼ばれ得る)とは、負極に対する正極の電圧の大きさであって、キャパシタとして動作し得る最大の電圧を意味する。一般に、より高い動作電圧は、より高いエネルギー密度(1/2×CVで計算され、式中、Cは比容量(より詳細には電極活物質単位体積あたり容量(F/cm)または電極活物質単位質量あたり容量(F/g)、以下、本明細書においてこれらを総称して「比容量」と言う)を意味し、Vは動作電圧(V)を意味する)を得るのに寄与する。
本実施形態の電気化学キャパシタにおいて、負極15aおよび正極15bの厚さは、適宜設定され得る。負極15aにおけるMXeneの厚さは、例えば1μm以上100μm以下、特に10μm以上40μm以下であり得、正極15bにおける酸化マンガンおよび/または酸化バナジウムの厚さは、例えば1μm以上100μm以下、特に10μm以上40μm以下であり得るが、これに限定されない。
本実施形態の電気化学キャパシタの使用可能温度範囲は、例えば−10℃以上100℃以下、特に0℃以上80℃以下であり得るが、これに限定されない。
本実施形態の電気化学キャパシタの電圧走査速度は、例えば1mV/s以上〜100mV/s以下、特に5mV/s以上20mV/s以下であり得るが、これに限定されない。
とりわけ、MXeneとして、上記の式中で、Mがチタンまたはニオブであり、Xが炭素原子または窒素原子であるものを使用することが、比較的入手し易いため好ましい。
(実施例1)
評価セルとして、電気化学キャパシタを以下のようにして組み立てた。
・正極
多層カーボンナノチューブ(CNT)の表面に、正極活物質としてδ型MnOを形成して、MnO/CNT複合粒子(CNT10質量%およびδ型MnO90質量%から成る)を作製した。このMnO/CNT複合粒子と、導電助剤としてアセチレンブラック(AB)と、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)バインダとを、それぞれ70:20:10の質量比で混合し、直径3mmおよび厚み0.25mmの円板状に成形して、正極とした。
・負極
負極活物質としてTiからなるフィルムを下記のようにして準備した。
まず、特許文献1の開示内容に従って合成したTiAlC 1gを、LiF 1gおよび6mol/Lの塩酸 10ccを混合してなるエッチング液に浸漬してエッチングに付した。エッチングは、エッチング液を35℃に保持してマグネティックスターラーで撹拌しながら、24時間に亘って実施した。エッチング後、これにより得られた沈殿物を水で洗浄して粘土状物の形態でTiを得た。
次いで、これにより得られた粘土状のTiを容器中に50mg秤量し、これに水10mLを加えて、超音波洗浄機(Heated Ultrasonic Cleaner、SHARPERTEK社製)にて分散を行い、Tiを水中に含む分散液(以下、単に「Ti−水分散液」と言う)を調製した。超音波洗浄は、上記容器を氷水バスで冷却しながら1時間に亘って実施した。超音波洗浄後、Tiは、400nm〜800nmの粒径(TEM写真に基づく40個の数平均の寸法)を有していた。
上記操作により得られたTi−水分散液を、Arで脱気し、次いで、1時間超音波洗浄した。その後、この分散液を膜ろ過に付して(Celgard社製、Celgard(登録商標)3501、ポリプロピレン多孔質膜)、Tiから実質的になる可撓性のフリースタンディングフィルムを得た。ここで、層間剥離されて安定な懸濁物となったMXene(Ti)の質量割合は約45質量%であった。
これにより得られたTiのフリースタンディングフィルム(導電助剤やバインダは使用されていない)を円形に打ち抜いて負極とした。これにより得られた円板状の負極は直径3mmおよび厚さ0.12mmであった。なお、厚さは、マイクロメータ(株式会社ミツトヨ製)を用いて5点測定した平均値を用いた。
・水系電解液
NaClOを水中に溶解させてなるNaClO水溶液を水系電解液として調製した。この電解液中のNaClO濃度は飽和濃度(具体的には、20℃にて17mol/L)とした。
・電気化学キャパシタの組み立て
上記で調製した水系電解液(飽和濃度のNaClO水溶液)を容量20mlのビーカーに8ml入れた。上記で作製した正極および負極をそれぞれステンレス製金網にプレスにより貼り付け、ビーカー内の水系電解液に浸漬して、評価セルとして、電気化学キャパシタを組み立てた。
・動作電圧の評価
上記で組み立てた電気化学キャパシタ(評価セル)について、サイクリックボルタンメトリー(CV)測定を行った。CV測定は、BioLogic社製VMP3を用いて、電圧の走査速度を1mV/sとし、測定電圧範囲を0〜2.0V、0〜2.2V、0〜2.4V、0〜2.6Vとし、上限電圧を変えて測定した。結果を図3に示す。図3より、本実施例の電気化学キャパシタは、電圧2.6Vでも動作可能であることがわかる。よって、本実施例の電気化学キャパシタにおいては、非水系電気化学キャパシタと同等程度に高い動作電圧が得られた。
その理由は下記のように考えられる。図4は、評価セルで使用した水系電解液と同様の飽和濃度のNaClO水溶液中にて、白金の対極およびAg/AgClの参照電極を用い、そして、作用電極として、下記(a)および(b)をそれぞれ単独で用いた場合(それぞれ実線および点線にて示す)における、電位(V vs Ag/AgCl)と容量(A/g)の関係を示す。
(a)評価セルで使用したものと同様に、上記で作製した正極(電極活物質としてδ型MnOを含む)をステンレス製金網にプレスにより貼り付けたもの
(b)評価セルで使用したものと同様に、上記で作製した負極(電極活物質であるTiからなる)をステンレス製金網にプレスにより貼り付けたもの
図4を参照して、上記(a)の場合から、Tiは、Ag/AgCl基準で下限側は−1.1Vまで動作可能であること、上記(b)の場合から、MnOは、Ag/AgCl基準で上限側は+1.5Vまで動作可能であることが理解される。よって、Tiを負極、MnOを正極に使用した電気化学キャパシタは、これらの合計である2.6Vの動作電圧が得られると考えられる。要するに、Tiは、低い電位まで水系電解液の分解を起こさず、他方、MnOは、高い電位まで水系電解液の分解を起こさないことが可能であるため、これらを使用することで高い動作電圧が得られることになる。
(実施例2〜7および比較例1〜3)
正極(特に正極活物質)、負極(特に負極活物質)、水系電解液およびそのアルカリ金属塩濃度として、表1および下記に示すものを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、電気化学キャパシタ(評価セル)を作製し、実施例1と同様にして、動作電圧を評価した。結果を表1に併せて示す。
表1中の正極活物質につき、MnOはδ型MnOとし、Vは非晶質の酸化バナジウム水和物とした。
正極活物質にMnOを使用した正極は、実施例1と同様にして作製した。
正極活物質にVを使用した正極は、次のようにして作製した。多層カーボンナノチューブ(CNT)の表面に、正極活物質として非晶質の酸化バナジウム水和物を形成して、V/CNT複合粒子(CNT30質量%およびV70質量%から成る)を作製した。このV/CNT複合粒子と、アセチレンブラック(AB)と、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)バインダとを、それぞれ70:20:10の質量比で混合し、直径3mmおよび厚み0.25mmの円板状に成形して、正極とした。
負極活物質に活性炭を用いた負極は、次のようにして作製した。活性炭と、導電助剤としてアセチレンブラック(AB)と、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)バインダとを、それぞれ70:20:10の質量比で混合し、直径3mmおよび厚み0.25mmの円板状に成形して、負極とした。
Figure 2021120965
表1を参照して、正極活物質にMnOまたはVを用い、負極活物質にTiを用い、アルカリ金属塩濃度を3mol/L以上とした実施例2〜7では、水系電解液を使用しているにもかかわらず、2.2V以上の高い動作電圧が得られた。これに対して、正極活物質にMnOを用い、負極活物質にTiを用い、アルカリ金属塩濃度を1mol/Lとした比較例1〜2では、動作電圧はそれぞれ2.1Vおよび2.0Vと低かった。実施例2〜7および比較例1〜2から理解されるように、アルカリ金属塩濃度3mol/L以上では、水系電解液について従来報告されている2.1V(非特許文献1参照)を超える高い動作電圧が得られた。加えて、正極活物質にMnOを用い、負極活物質に活性炭を用いた比較例3では、動作電圧は2.0Vであった。
本発明の電気化学キャパシタは、蓄電デバイスとして幅広く様々な分野に利用可能であるが、これに限定されない。
1a、1b、1c Mn+1
3a、5a、3b、5b、3c、5c 修飾または終端T
7a、7b、7c MXene層
10 MXene(層状材料)
11 容器(セル)
13 水系電解液
15a 負極
15b 正極
17 セパレータ
20 電気化学キャパシタ
A、B 端子

Claims (4)

  1. 正極および負極が水系電解液中に離間して配置された電気化学キャパシタであって、
    前記負極が、電極活物質として、
    複数の層を含む層状材料であって、各層が、以下の式:
    n+1
    (式中、Mは、少なくとも1種の第3、4、5、6、7族金属であり、
    Xは、炭素原子、窒素原子またはそれらの組み合わせであり、
    nは、1、2または3である)
    で表され、かつ、各XがMの八面体アレイ内に位置する結晶格子を有し、各層の互いに対向する2つの表面の少なくとも一方に、水酸基、フッ素原子、酸素原子および水素原子からなる群より選択される少なくとも1種の修飾または終端Tを有する層状材料を含み、
    前記正極が、電極活物質として、酸化マンガンおよび酸化バナジウムの少なくとも一方を含み、
    前記水系電解液が、水性溶媒中にアルカリ金属塩を3mol/L以上の濃度で含む溶液である、電気化学キャパシタ。
  2. 動作電圧が2.1Vを超える、請求項1に記載の電気化学キャパシタ。
  3. 前記水系電解液が、中性である、請求項1または2に記載の電気化学キャパシタ。
  4. 前記式において、Mがチタンまたはニオブであり、Xが炭素原子または窒素原子である、請求項1〜3のいずれかに記載の電気化学キャパシタ。
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