JP2021120309A - 荷物管理支援システムおよび荷物管理支援プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1の船荷写真公開システムには、倉庫業者が船荷写真撮影端末装置により、船荷の到着の際に発行される貨物到着案内書に記録された識別コード(バーコードなど)を読み取り、読み取られた識別コードと、撮影された船荷写真とを関連付けて、あらかじめ定められた船荷情報提供サーバにアップロードすると、船荷主の端末装置等から送信されてきた、船荷写真の要求に応じて、識別コードにより、公開すべき写真を指定して、データの公開を行う、ことが記載されている。
従って、運送前から既に問題が発生していたのか、または運送中に問題が発生したものかを確認することができる。
第1端末装置が、運送前と運送後との現在位置を示す測位情報を荷物管理支援装置へ送信することで、第1端末装置による閲覧するときに、運送前と運送後とに撮影された荷物画像と共に、運送前と運送後との測位情報を閲覧することができるので、運送者は、荷物を正しい運送先に運送したことを確認することができる。
運送先が確認者となって操作することで荷物の確認を行うための第2端末装置を備えている。この第2端末装置により光学的読取情報から運送前と運送後とに撮影された荷物画像を閲覧することができるため、確認者は、無事に荷物が運送されたことが確認できる。
前記荷物管理支援装置は、前記登録手段が、荷物識別情報に対応させて確認済情報を前記記憶手段に格納し、前記管理情報提供手段が、前記第1端末装置からの閲覧要求に応じて、確認済情報を荷物画像と共に、前記第1端末装置へ送信することができる。
確認者によって確認されたことを示す確認済情報が第2端末装置から管理情報提供手段へ送信され、第1端末装置からの閲覧要求に応じて、確認済情報を荷物画像と共に、第1端末装置へ送信されるため、確認者が荷物を確認したことを運送者が把握することができる。
(荷物管理支援システムの構成の説明)
図1に示す荷物管理支援システム10は、車両や鉄道、船舶、航空機などの運送手段により運送される荷物が無事に運送先に届けられたことを管理することができるものである。
図1に示すように荷物管理支援システム10は、運送業者の運送者が操作する第1端末装置20と、運送先が確認者となって操作することで荷物の確認を行うための第2端末装置30と、運送者により運送される荷物の情報が管理情報として管理される荷物管理支援装置40とを備えている。
第2端末装置30は、第1端末装置20と同様な携帯端末装置であり、確認者用のプログラムが動作することで機能するコンピュータ(第3コンピュータ)である。第2端末装置30は、有線通信によりインターネットWに通信可能に接続されたデスクトップ型のコンピュータとすることができる。
荷物管理支援装置40は、電気通信回線の一例であるインターネットWに通信可能に接続されたサーバであり、管理用のプログラムが動作することで機能するコンピュータ(第2コンピュータ)である。荷物管理支援装置40は、大容量の記憶が可能であり、高速に通信可能なサーバ型のコンピュータとすることができる。
運送者用のプログラムと、確認者用のプログラムと、管理用のプログラムとは、荷物管理支援プログラムとして提供される。
図2に示す第1端末装置20は、通信手段201と、ログイン手段202と、撮影手段203と、コード取得手段204と、アップロード手段205と、閲覧手段206と、測位手段207と、表示手段208と、入力手段209と、記憶手段210とを備えている。
ログイン手段202は、第1端末装置20を操作する運送者ごとに発行されたIDとパスワードとにより、荷物管理支援装置40(図1参照)へのアクセスの認証を得るものである。
撮影手段203は、バーコードや荷物などの対象物を撮影した荷物画像を出力するデジタルカメラである。
アップロード手段205は、荷物画像、荷物識別情報と、運送者を識別するID(識別情報)とを、荷物管理支援装置40にアップロードする。
閲覧手段206は、荷物管理支援装置40が提供する荷物管理サイトにアクセスすることができるブラウザとして機能するものである。
表示手段208は、各種の情報を表示する機能を備えており、液晶表示パネルや有機ELパネルなどとすることができる。
入力手段209は、各種の情報を入力する機能を備えており、表示手段208の前面に設けられたタッチパネルとすることができる。
記憶手段210は、OSやアプリケーションソフト、各種の設定情報、荷物画像などの情報を記憶する機能を備えており、フラッシュメモリとすることができる。
図3に示す第2端末装置30は、通信手段301と、ログイン手段302と、撮影手段303と、コード取得手段304と、閲覧手段305と、表示手段306と、入力手段307と、記憶手段308とを備えている。
通信手段301は、無線通信より、図1に示す中継局Rを介してインターネットWに接続することができ、インターネットWからのデータを受信して第2端末装置30の各手段に出力したり、第2端末装置30の各手段からのデータをインターネットWに送信したりする機能を備えている。
ログイン手段302は、第2端末装置30を操作する受取者ごとに発行されたIDとパスワードとにより、荷物管理支援装置40(図1参照)へのアクセスの認証を得るものである。
撮影手段303は、バーコードや荷物などの対象物を撮影して画像データを出力するデジタルカメラである。
コード取得手段304は、荷物ごとに発行された光学的読取情報であるバーコードからコード化情報を取得する。
閲覧手段305は、荷物管理支援装置40が提供する荷物管理サイトにアクセスすることができるブラウザとして機能するものである。
表示手段306は、各種の情報を表示する機能を備えており、液晶表示パネルや有機ELパネルなどとすることができる。
入力手段307は、各種の情報を入力する機能を備えており、表示手段208の前面に設けられたタッチパネルとすることができる。
記憶手段308は、OSやアプリケーションソフト、各種の設定情報、荷物画像などの情報を記憶する機能を備えており、フラッシュメモリとすることができる。
図4に示す荷物管理支援装置40は、通信手段401と、認証手段402と、登録手段403と、管理情報提供手段404と、記憶手段405とを備えている。
通信手段401は、インターネットWからのデータを受信して、荷物管理支援装置40の各手段に出力したり、荷物管理支援装置40の各手段からのデータをインターネットWに送信したりする機能を備えている。
認証手段402は、第1端末装置20および第2端末装置30からのログイン要求に応じて認証を行う。
登録手段403は、第1端末装置20からの各情報を関連付けて管理情報として記憶手段405に格納する。
管理情報提供手段404は、第1端末装置20および第2端末装置30からの閲覧要求に応じて、記憶手段405から管理情報を読み出し、この管理情報を、通信手段401を介して提供する。
記憶手段405は、OSやアプリケーションソフト、各種の設定情報、管理情報などの情報を記憶する機能を備えており、ハードディスクドライブとしたり、フラッシュメモリとしたりすることができる。
以上のように構成された本実施の形態に係る荷物管理支援システムの動作および使用状態を図面に基づいて説明する。
まず、荷物ごとに付与されたバーコードCについて、図5に基づいて説明する。
バーコードCは、図5(A)に示すように、伝票に付与することができる。伝票は、
製品の出荷伝票や、運送元と運送先の住所、名前などが記載された荷物の送り状または配送伝票、運送伝票、商品の納品書などとすることができる(また、バーコードCは、図5(B)に示すように梱包するための外装箱Bや、図5(C)に示すように荷物を積載するためのパレットPに付与することができる。
本実施の形態に係るバーコードCは、1次元バーコードとしているが、QRコード(登録商標)などの2次元バーコード、白黒だけでなく、色を加えたカラー化により情報量を増加させた1次元バーコードや2次元バーコード、極小ドットによりコード化したドットパターンなどとすることができる。
まず、運送前に、運送者は、図2に示す第1端末装置20の入力手段209を操作することで、まず、認証を得るための画面を表示手段208に表示させる。この操作により、ログイン手段202は、ログイン画面P1(図6(A)参照)を表示手段208に表示する。
メニュー画面P2では、写真登録運送前ボタンB21と、写真登録運送後ボタンB22と、写真閲覧ボタンB23とが表示されている。
運送前であるため、運送前の荷物の状態を写真(荷物画像)により登録する必要がある。従って、運送者は、写真登録運送前ボタンB21を押下する。
写真登録運送前ボタンB21が押下されると、コード読み取り画面P3(図7(A)参照)が表示される。コード読み取り画面P3では、表示枠R31に撮影手段203からの画像P31が表示されている。
運送者が撮影手段203のレンズをバーコードC(図5参照)に向けることで、コード取得手段204が、バーコードCからコード化情報(荷物識別情報)を取得する。
アップロードボタンB51が押下されると、アップロード手段205により、荷物画像と、荷物識別情報と、運送者を特定するID(運送者識別情報)と、運送前であることを示す運送前情報と、測位手段207による現在地を示す測位情報とを、管理情報として、荷物管理支援装置40に通信手段201を介して送信する。
ここで、運送前に登録される管理情報について、図9(A)に基づいて説明する。
管理情報は、荷物運送の依頼があると、まず、荷物ごとに、例えば、荷物識別情報を示すフォルダ(荷物識別フォルダF1)が作成される。次に、この荷物識別フォルダF1の配下に、荷物識別情報の運送に関する荷物情報を示すフォルダ(荷物情報フォルダF2)が作成される。そして、荷物情報フォルダF2の配下に、例えば、荷物の品名、荷物の数量、運送元を示す発地、運送先を示す着地などの荷物情報(荷物情報ファイル)が格納される。
このようにして、管理情報は、荷物識別情報に、荷物画像の他に、各情報が関連付けられている。
荷物が、図1に示すように、車両や鉄道、船舶、航空機などにより運送され、荷物を引き渡す前に、運送者は、運送後の荷物の状態を写真(荷物画像)により登録する。
この運送後の荷物画像の登録は、図6(B)に示すメニュー画面P2にて、写真登録運送後ボタンB22を押下することで選択される。
登録手段403は、運送後情報が管理情報に含まれていることから、図9(B)に示すように、運送後フォルダF5配下に、運送者識別情報と測位情報とを格納し、荷物画像フォルダF6配下に、運送後に撮影された荷物画像を格納する。
運送が完了した運送者が荷物に問題を発見した場合には、その問題が運送前から既に発生していたのか、または運送中に発生したものかを確認することができる。
運送者は、図6(B)に示すメニュー画面P2にて、写真閲覧ボタンB23を押下する。この写真閲覧ボタンB23の押下により、第1端末装置20の表示手段208に、図7(A)に示すコード読み取り画面P3が表示される。
荷物識別情報が得られると、この荷物識別情報と、確認者を特定するID(確認者識別情報)とが閲覧要求として、図1に示す第1端末装置20から荷物管理支援装置40に送信される。
例えば、表示手段208には、図10に示すような閲覧画面P6が表示される。
閲覧画面P6では、荷物情報である品名、数量、発地および着地が表示されている。また、閲覧画面P6の運送前画面P61では、荷物を各方向から撮影した荷物画像と、荷物画像のタイムスタンプまたはExifによる撮影日時、運送者識別情報に基づく運送者氏名、測位情報による撮影場所を示す地図が表示されている。
また、運送前画面P61を横方向にスワイプすることで画面が入れ替わる運送後画面P62も同様に、荷物画像と、撮影日時、運送者氏名、地図が表示されている。
また、確認したことを通知するための確認ボタンB61が表示されている。
運送者は、運送前画面P61と運送後画面P62とにより荷物を各方向から撮影した荷物画像により、運送前から既に問題が発生していたのか、または運送中に問題が発生したものかを確認することができる。従って、荷物についての責任の所在を明確にすることができる。
また、運送後画面P62に表示された、着地と、地図が示す現在地とから、運送者は、荷物を正しい運送先に運送したことを確認することができる。
次に、荷物が、荷主や運送依頼主などの運送先に引き渡され、運送が完了したときに、運送先が確認者となって荷物の状態を閲覧する場合を説明する。
確認者は、第2端末装置30を操作してログインを行う。このログインは、表示手段306に表示された、図6(A)に示すログイン画面P1と同様の画面に、IDおよびパスワードが入力されることで、ログイン手段302により荷物管理支援装置40にIDおよびパスワードが送信されて認証が得られる。
荷物管理支援装置40は、管理情報提供手段404が荷物識別情報に基づいて、記憶手段405から該当する管理情報を読み出す。そして、管理情報提供手段404が管理情報を、通信手段401を介して第2端末装置30に送信する。
確認者は、運送前画面P61および運送後画面P62により表示された荷物画像により、傷や凹みなどが無い、または運送前から傷や凹みなどがあったなどが把握できるため、無事に荷物が運送されたことを確認することができる。
荷物管理支援装置40では、登録手段403が、図9(B)に示す管理情報における荷物識別情報に対応させて、確認済情報を格納する。
確認済情報が格納されることで、例えば、図10に示す閲覧画面P6に確認済である旨の表示をさせることができるので、運送者は、確認者が荷物の運送完了を確認したことを、把握することができる。
また、確認者は、無事に荷物が運送されたことが確認できる。従って、荷物管理支援システム10は、運送者が荷物を無事に届けたことが確認でき、荷主や依頼主に報告することができる。
20 第1端末装置
201 通信手段
202 ログイン手段
203 撮影手段
204 コード取得手段
205 アップロード手段
206 閲覧手段
207 測位手段
208 表示手段
209 入力手段
210 記憶手段
30 第2端末装置
301 通信手段
302 ログイン手段
303 撮影手段
304 コード取得手段
305 閲覧手段
306 表示手段
307 入力手段
308 記憶手段
40 荷物管理支援装置
401 通信手段
402 認証手段
403 登録手段
404 管理情報提供手段
405 記憶手段
C バーコード
P パレット
B 外装箱
R 中継局
W インターネット
P1 ログイン画面
R11 ID欄
R12 パスワード欄
B11 ログインボタン
P2 メニュー画面
B21 写真登録運送前ボタン
B22 写真登録運送後ボタン
B23 写真閲覧ボタン
P3 コード読み取り画面
R31 表示枠
P31 画像
P4 荷物撮影画面
R41 表示枠
P41 画像
B41 シャッターボタン
B42 完了ボタン
P5 アップロード指示画面
B51 アップロードボタン
P6 閲覧画面
P61 運送前画面
P62 運送後画面
B61 確認ボタン
F1 荷物識別フォルダ
F2 荷物情報フォルダ
F3 運送前フォルダ
F4 荷物画像フォルダ
F5 運送後フォルダ
F6 荷物画像フォルダ
Claims (5)
- 荷物の運送者が操作する第1端末装置と、前記第1端末装置と電気通信回線を介して通信可能に接続され、前記運送者により運送される荷物の情報が管理情報として管理される荷物管理支援装置とを備え、
前記第1端末装置は、荷物を荷物画像として撮影する撮影手段と、荷物に付与された光学的読取情報を前記撮影手段により撮影して、前記光学的読取情報から荷物を識別する荷物識別情報を読み取るコード取得手段と、運送前と運送後とに撮影された荷物画像を荷物識別情報と共に管理情報として前記荷物管理支援装置へ送信するアップロード手段と、荷物識別情報を閲覧要求として前記荷物管理支援装置に送信して、前記荷物管理支援装置からの運送前と運送後とに撮影された荷物画像を閲覧する閲覧手段とを備え、
前記荷物管理支援装置は、前記第1端末装置からの荷物識別情報に荷物画像を関連付けて管理情報として記憶手段に登録する登録手段と、前記第1端末装置からの閲覧要求に応じて、前記荷物識別情報に関連付けられた、運送前と運送後とに撮影された荷物画像を送信する管理情報提供手段を備えた荷物管理支援システム。 - 前記第1端末装置は、現在位置を示す測位情報を出力する測位手段を備え、
前記アップロード手段は、管理情報に測位情報を含めて、前記荷物管理支援装置へ送信し、
前記荷物管理支援装置は、前記第1端末装置からの閲覧要求に応じて、運送前と運送後とに撮影された荷物画像と共に、運送前と運送後との測位情報を、前記第1端末装置に送信する請求項1記載の荷物管理支援システム。 - 前記荷物管理支援装置と電気通信回線を介して通信可能に接続され、運送先が確認者となって操作することで荷物の確認を行うための第2端末装置を備え、
前記第2端末装置は、荷物に付与された光学的読取情報を撮影する撮影手段と、前記撮影手段により前記光学的読取情報を撮影して、前記光学的読取情報から荷物を識別する荷物識別情報を読み取るコード取得手段と、荷物識別情報を閲覧要求として前記荷物管理支援装置に送信して、前記荷物管理支援装置からの運送前と運送後とに撮影された荷物画像を閲覧する閲覧手段とを備えた請求項1または2記載の荷物管理支援システム。 - 前記第2端末装置は、前記閲覧手段により閲覧した運送前と運送後との荷物画像に問題無いことが確認されたときに、確認通知を前記荷物管理支援装置へ送信する機能を備え、
前記荷物管理支援装置は、前記登録手段が、荷物識別情報に対応させて確認済情報を前記記憶手段に格納し、前記管理情報提供手段が、前記第1端末装置からの閲覧要求に応じて、確認済情報を荷物画像と共に、前記第1端末装置へ送信する請求項3記載の荷物管理支援システム。 - 第1コンピュータを、荷物の運送者が操作する第1端末装置として機能させる運送者用のプログラムと、第2コンピュータを、前記第1端末装置と電気通信回線を介して通信可能に接続され、前記運送者により運送される荷物の情報が管理情報として管理される荷物管理支援装置として機能させる管理用のプログラムとを備え、
前記運送者用のプログラムは、前記第1コンピュータを、
荷物を荷物画像として撮影する撮影手段、荷物に付与された光学的読取情報を前記撮影手段により撮影して、前記光学的読取情報から荷物を識別する荷物識別情報を読み取るコード取得手段、運送前と運送後とに撮影された荷物画像を荷物識別情報と共に管理情報として前記荷物管理支援装置へ送信するアップロード手段、荷物識別情報を閲覧要求として前記荷物管理支援装置に送信して、前記荷物管理支援装置からの運送前と運送後とに撮影された荷物画像を閲覧する閲覧手段として機能させ、
前記管理用のプログラムは、前記第2コンピュータを、
前記第1端末装置からの荷物識別情報に荷物画像を関連付けて管理情報として記憶手段に登録する登録手段、前記第1端末装置からの閲覧要求に応じて、前記荷物識別情報に関連付けられた、運送前と運送後とに撮影された荷物画像を送信する管理情報提供手段として機能させる荷物管理支援プログラム。
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