JP2021120128A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗濯処理液を投入し易くして、使い勝手を向上させる。【解決手段】洗濯機1は、筐体11と、洗濯運転を操作する操作部14と、筐体の内部に設けられた水槽21と、1回分の洗剤及び柔軟剤のいずれか一方又は双方を水槽に投入する際に用いられる第1投入部31と、複数回分の洗剤を収容する第1タンク42aと、複数回分の柔軟剤を収容する第2タンク42bと、第1タンク及び第2タンクから水槽に投入する際に用いられる第2投入部32と、第1タンクに収容された洗剤、及び第2タンクに収容された柔軟剤を水槽へ搬送する搬送ポンプ46と、を備え、第1タンクと第2タンクと第2投入部は、水槽と第1投入部と操作部よりも前方に配置され、第1タンクと第2タンクは、上下方向に移動させて取り外し及び取り付けされる。【選択図】図3

Description

本発明は、洗濯機に関する。
従来、タンクに収容された洗剤や柔軟剤(仕上剤)等の洗濯処理液を計量して適量の洗濯処理液を水槽(洗濯兼脱水槽)に自動で投入する洗濯処理液投入装置を搭載した洗濯機が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、洗濯処理液が投入される投入口として、手動投入用の投入口(手動投入部)と、自動投入用の投入口(自動投入部)とを有するドラム式洗濯機が知られている(例えば、非特許文献1参照)。自動投入用の投入口(自動投入部)は、洗濯処理液投入装置のタンクへの投入口である。すなわち、非特許文献1の洗濯機は、洗濯処理液を溜め置くタンクとして、洗剤を溜め置く洗剤タンクと柔軟剤を溜め置く柔軟剤タンクとを備えている。洗濯の際、洗剤は洗剤タンクから1回分が計量されて水槽へと自動投入され、柔軟剤も柔軟剤タンクから1回分が計量されて水槽へと自動投入される。さらに、この非特許文献1の洗濯機は、タンクからの自動投入とは別に、手動投入により、洗濯の都度(1回ごとに)、ユーザが洗剤や柔軟剤を水槽に投入する際に用いる手動投入口(手動投入部)を有している。
特開2000−300891号公報
パナソニック株式会社の洗濯機のホームページ[平成30年4月10日検索]、インターネット<https://panasonic.jp/wash/product/vx/auto.html>
従来の洗濯機は、筐体の後方上部に給水手段が配置されており、その前方に手動投入部が配置されている。そして、給水手段と手動投入部との間で、かつ、水槽(洗濯兼脱水槽)の側方の場所に、洗濯処理液投入装置のタンクと投入部(自動投入部)が配置されていた。したがって、従来の洗濯機は、使用者が洗濯処理液投入装置のタンクに洗濯処理液を投入する際に、使用者が立っている位置から離れた場所に洗濯処理液投入装置の投入部(自動投入部)が配置されていた。そのため、従来の洗濯機は、洗濯処理液を投入し難く、使い勝手が悪い、という課題があった。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、洗濯処理液を投入し易くして、使い勝手を向上させた洗濯機を提供することを主な目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、洗濯機であって、筐体と、洗濯運転を操作する操作部と、前記筐体の内部に設けられた水槽と、1回分の洗剤及び柔軟剤のいずれか一方又は双方を前記水槽に投入する際に用いられる第1投入部と、複数回分の洗剤を収容する第1タンクと、複数回分の柔軟剤を収容する第2タンクと、前記第1タンク及び前記第2タンクから前記水槽に投入する際に用いられる第2投入部と、前記第1タンクに収容された前記洗剤、及び前記第2タンクに収容された前記柔軟剤を前記水槽へ搬送する搬送ポンプと、を備え、前記第1タンクと前記第2タンクと前記第2投入部は、前記水槽と前記第1投入部と前記操作部よりも前方に配置され、前記第1タンクと前記第2タンクは、上下方向に移動させて取り外し及び取り付けされる、構成とする。
その他の手段は、後記する。
本発明によれば、洗濯処理液を投入し易くして、使い勝手を向上させることができる。
実施形態に係る洗濯機の外部構成を示す斜視図である。 実施形態に係る洗濯機の構成を示す正面図である。 斜め上前方から見た実施形態に係る洗濯機の構成を示す構成図である。 実施形態に係る洗濯機の内部構成を示す模式図である。 実施形態に係る洗濯機の前面パネルを取り外した状態を示す斜視図である。 実施形態に係る洗濯機の配管経路を示す模式図である。 実施形態で用いるタンクの外部構成を示す斜視図(1)である。 実施形態で用いるタンクの外部構成を示す斜視図(2)である。 実施形態で用いるタンクの外部構成を示す斜視図(3)である。 実施形態で用いるタンクの内部構成を示す断面図である。 比較例に係る洗濯機での洗濯処理液の投入状態を示す説明図である。 実施形態に係る洗濯機での洗濯処理液の投入状態を示す説明図である。 第1フタと第2フタの配置関係を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)について詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[実施形態]
本実施形態は、前記した課題以外に、後記する<洗濯機の主な特徴>の章で説明するような課題が従来の洗濯機にあったため、その課題を解決することが考慮された洗濯機を提供することを意図している。
なお、本実施形態に係る洗濯機1は、以下のような構成上の特徴を有している。
(1)洗濯機1は、使用者の立ち位置に近い場所である筐体11の前方上部に、洗濯処理液投入装置30を搭載している(図4及び図5参照)。
(2)洗濯機1は、乾燥ユニット71から遠い場所である筐体の前方上部に、洗濯処理液投入装置を搭載している(図4参照)。
(3)洗濯機1は、操作パネル14よりも使用者の立ち位置に近い場所に洗濯処理液投入装置30を搭載している(図4参照)。
(4)洗濯機1は、外槽22よりも前方(外側)に洗濯処理液投入装置30を搭載している(図4参照)。
(5)洗濯機1は、第1投入部31(手動投入部)よりも使用者の立ち位置に近い場所に洗濯処理液投入装置30を搭載している(図4参照)。
(6)洗濯機1は、洗濯処理液投入装置30の第2投入部32(自動投入部)を前から後に向けて開く構造になっている(図12参照)。
<洗濯機の外部構成>
以下、図1乃至図3を参照して、本実施形態に係る洗濯機1の外部構成について説明する。図1は、本実施形態に係る洗濯機1の外部構成を示す斜視図である。図2は、洗濯機1の構成を示す正面図である。図3は、斜め上前方から見た洗濯機1の構成を示す構成図である。
ここでは、洗濯機1が洗濯対象物(布類)の乾燥機能を有する洗濯乾燥機であるものとして説明する。ただし、洗濯機1は、乾燥機能を有していないものであってもよい。また、ここでは、洗濯機1が筺体の内部に縦型の水槽が配置された縦型洗濯機であるものとして説明する。ただし、洗濯機1は、ドラム型洗濯機であってもよい。
また、後記する第1投入部31(投入口)は、使用者が手動で洗濯処理液を後記する水槽21(洗濯兼脱水槽)に投入する手動投入部であるものとして説明する。また、後記する第2投入部32(投入口)は、洗濯処理液を後記する洗濯処理液投入装置30に投入する自動投入部であるものとして説明する。ただし、後記する第2投入部32は、必ずしも洗濯処理液投入装置30に投入する自動投入部でなくてもよい。
図1に示すように、洗濯機1は、筐体11の上面に、それぞれ開閉自在な上面カバー12と、外フタ13と、タンク収納フタ15とを備えている。また、本実施形態では、洗濯機1は、筐体11の前面に、取り外し可能な前面パネル16を備えている。上面カバー12は、筐体11の後方上面に配置されている。外フタ13は、筐体11の中央上面に配置されている。タンク収納フタ15は、は、筐体11の前方上面に配置されている。外フタ13の上面には、洗濯機1を操作するための操作パネル14が設けられている。
図2と図3は、それぞれ、外フタ13とタンク収納フタ15を開けた状態を示している。図2は、正面から見たから見た洗濯機1の構成を示しており、図3は、斜め上前方から見た洗濯機1の構成を示している。
図2及び図3に示すように、洗濯機1は、外フタ13を開けると、筐体11の内部に開口部11aが設けられている。その開口部11aの内部には、洗濯対象物(布類)が投入される洗濯兼脱水槽として機能する水槽21が配置されている。また、図3に示すように、水槽21の周囲には、1回分の洗濯処理液を水槽21(洗濯兼脱水槽)に投入する際に用いられる第1投入部31が配置されている。第1投入部31は、使用者が手動で液状の洗剤や柔軟剤(仕上剤)等の洗濯処理液を水槽21(洗濯兼脱水槽)に投入するための手動投入部として機能する。図示例では、第1投入部31(手動投入部)は、筐体11の左前方上部で、かつ、水槽21(洗濯兼脱水槽)の外側の場所に配置されている。
また、洗濯機1は、タンク収納フタ15を開けると、筐体11の内部に、洗濯処理液投入装置30のタンク42が配置されている。洗濯処理液投入装置30は、タンク42に収容された洗濯処理液を計量して適量の洗濯処理液を水槽21(洗濯兼脱水槽)に自動で投入する装置である。洗濯処理液投入装置30は、複数回分の洗濯処理液を収容するタンク42と、洗濯処理液を搬送する搬送ポンプ46(図4及び図5参照)と、を備えている。搬送ポンプ46(図4及び図5参照)は、タンク42に収容された洗濯処理液を計量してタンク42の内部から1回分の洗濯処理液を外部に搬送する搬送手段として機能する。
タンク42は、筐体11の前方上部で、かつ、第1投入部31(手動投入部)よりも前方の場所に配置されている。図示例では、洗剤用と柔軟剤(仕上剤)用との2つのタンク42a,42bが配置されている。これにより、洗濯機1は、洗剤用と柔軟剤(仕上剤)とを水槽21に自動投入することができる。タンク42には、洗濯処理液をタンク42に収容する際に用いられる第2投入部32が設けられている。第2投入部32は、洗濯処理液投入装置30で洗濯処理液を水槽21(洗濯兼脱水槽)に自動で投入するための自動投入部として機能する。第2投入部32は、投入口フタ43aで封止されている。例えば、タンク42aには、洗剤投入用の第2投入部32aが設けられ、投入口フタ43aで封止されている。また、タンク42bには、洗剤投入用の第2投入部32bが設けられ、投入口フタ43aで封止されている。
第2投入部32は、洗濯処理液投入装置30のタンク42に収容される洗濯処理液を投入するための投入部(自動投入部)である。なお、前記した通り、タンク42は、筐体11の前方上部で、かつ、第1投入部31(手動投入部)よりも前方の場所に配置されている。したがって、第2投入部32(自動投入部)も、タンク42と同様に、筐体11の前方上部で、かつ、第1投入部31(手動投入部)よりも前方の場所に配置されている。
<洗濯機の内部構成>
以下、図4及び図5を参照して、洗濯機1の内部構成について説明する。図4は、洗濯機1の内部構成を示す模式図である。図5は、洗濯機1の前面パネルを取り外した状態を示す斜視図である。
図4に示すように、洗濯機1は、筐体11の内部に、外槽22を備えており、さらにその内部に水槽21(洗濯兼脱水槽)を備えている。
外槽22は、上面部に設けられた外槽カバー22aと、外槽カバー22aに設けられた開口部を封止するフタ部材22bと、他の部位よりも落とし込むようにして設けられた落とし込み部22cと、を有している。
水槽21(洗濯兼脱水槽)は、上面が開放された有底の円筒形状を呈している。水槽21は、円筒の胴体部分を構成する銅板21aと、水槽21の底部で回転する回転翼21bと、水槽21のバランスを維持するバランスリング21cと、を有している。銅板21aには、通水及び通風のための、複数の貫通孔21aaが形成されている。バランスリング21cは、内部に流体が封止された流体バランサとなっている。
洗濯機1は、水槽21及び回転翼21bを回転駆動するための駆動装置23と、駆動装置23の動作を検出するための回転検出装置24及びモータ電流検出装置25と、を備えている。駆動装置23は、水槽21及び回転翼21bを回転させるモータ23aと、水槽21及び回転翼21bの回転方向及び回転速度を規定するクラッチ機構23bと、回転翼21bに連結された回転軸23cと、を有している。回転軸23cは、上面視において水槽21の中心に配置されている。
また、洗濯機1は、筐体11の後方上部に、水槽21に水を供給するための給水手段である給水ユニット20と、空気を加熱して乾燥風を得るための乾燥ユニット71(ヒータ)と、乾燥風を循環させるためのファン72、送風ダクト73、及び乾燥ダクト81と、備えている。
送風ダクト73は、ファン72と吹出ノズル74との間に配置されており、その途中部分に乾燥ユニット71(ヒータ)が配置されている。送風ダクト73は、蛇腹管73aで吹出ノズル74に接続されている。吹出ノズル74は、ファン72によって送られ乾燥ユニット71で加熱された乾燥風を、外槽22の内部に吹き出す。乾燥ダクト81は、外槽22とファン72との間に配置されている。乾燥ダクト81は、蛇腹管81aで外槽22の落とし込み部22cと接続されている。
係る構成において、洗濯機1は、例えば、洗濯工程時やすすぎ工程時に、水槽21(洗濯兼脱水槽)が水で浸されるように、給水ユニット20(給水手段)から外槽22に水を供給する。また、洗濯機1は、例えば、乾燥工程時に、ファン72を回転させて空気を送風ダクト73に送り、乾燥ユニット71で空気を加熱して乾燥風を得て、乾燥風を外槽22及び水槽21の内部を通過させる。これにより、洗濯機1は、水槽21の内部に収容された洗濯対象物(布類)を乾燥させる。そして、洗濯機1は、外槽22及び水槽21の内部を通過した空気をファン72で乾燥ダクト81から送風ダクト73に送り込み、同様の動作を繰り返す。
また、図4に示すように、洗濯機1は、注水ホース51aと、投入ホース54aと、洗浄ホース61aと、を備えている。注水ホース51aは、給水ユニット20から外槽22に水を流すホースである。投入ホース54aは、第1投入部31(手動投入部)から外槽22に水を流すホースである。洗浄ホース61aは、水槽21や外槽22等の洗浄時に、給水ユニット20から外槽22に水を流すホースである。注水ホース51aは、後記する第1給水経路51(図6参照)の一部分を構成している。投入ホース54aは、後記する投入経路54(図6参照)の一部分を構成している。洗浄ホース61aは、後記する第1洗浄経路61(図6参照)の一部分を構成している。
また、洗濯機1は、水を排出する排出経路63と、排出経路63を開閉する排水弁65と、を備えている。
また、洗濯機1は、筐体11の前方上部にタンク42を収容するケース41を備えている。タンク42は、上下方向に移動させることによって、ケース41に対して、取り外し及び取り付けが自在な構造になっている。なお、ケース41は、洗剤と柔軟剤を水槽21に自動投入することができるように、好ましくは、少なくとも洗剤用と柔軟剤用の2つ以上のタンク42を収容する構造になっているとよい。
図5に示すように、ケース41は、正面視形状が横長な矩形状で、かつ、側面視形状が縦長な矩形状を呈している。したがって、ケース41は、全体形状が奥行き方向に薄い略直方体の形状を呈している。ケース41は、前面パネル16(図4参照)の内壁面に沿って上下方向に延在するように配置されている。ケース41の下方には、搬送ポンプ46が配置されている。
ケース41及びタンク42のいずれか一方又は双方は、好ましくは、水槽21との間にタンク42に収容された洗濯処理液の振動を抑制する抑制手段として機能する制振部材45(図4参照)を有しているとよい。これにより、洗濯機1は、駆動装置23等から伝播する振動によって、タンク42に収容された洗濯処理液が揺れて飛び跳ねることを抑制することができる。
なお、ケース41は、筐体11の前方上部に取り付けられており、前面パネル16の内壁面と筐体11との間で挟み込まれるように配置されている。そのため、洗濯機1は、仮に制振部材45(図4参照)がなかったとしても、タンク42に収容された洗濯処理液の揺れを抑制することができる。しかしながら、洗濯機1は、制振部材45(図4参照)を設けることにより、さらに効率よくタンク42に収容された洗濯処理液の揺れを抑制することができる。
係る構成において、洗濯処理液投入装置30の第2投入部32及びタンク42は、水槽21の中心(例えば、回転軸23c(図4参照)で連結している部位)よりも前方に配置されている。また、乾燥ユニット71(ヒータ)は、第2投入部32及びタンク42から離間するように、水槽21の中心よりも後方に配置されている。
<配管経路の構成>
以下、図6を参照して、洗濯機1の配管経路の構成について説明する。図6は、洗濯機1の配管経路を示す模式図である。
図6に示すように、洗濯機1は、洗濯対象物(布類)の洗濯時に使用する配管経路として、第1給水経路51と、第2給水経路52と、搬送経路53と、投入経路54と、を備えている。
第1給水経路51は、給水ユニット20と第1投入部31とを結び、給水ユニット20から第1投入部31に水を供給する。
第2給水経路52は、第1給水経路51の途中部分と搬送経路53とを結び、第1給水経路51を介して給水ユニット20から搬送経路53に水を供給する。
搬送経路53は、タンク42と第1投入部31とを結び、タンク42から搬送ポンプ46を介して排出された洗濯処理液を搬送する。
投入経路54は、第1投入部31と水槽21(外槽22)とを結び、第1投入部31から水槽21に洗濯処理液及び水を投入する。
第2給水経路52と搬送経路53の接続箇所には、切替弁64が配置されている。切替弁64は、流体の流れを切り替える切替手段である。切替弁64(切替手段)は、タンク42から搬送経路53に洗濯処理液を流す方向と第2給水経路52から搬送経路53に水を流す方向とのいずれか一方に選択的に切り替える。
また、搬送経路53の経路上には、搬送ポンプ46と、流体の逆流を防止する逆止弁47a,47bとが配置されている。逆止弁47a,47bは、それぞれ、搬送ポンプ46の上流側(タンク42側)と下流側(第1投入部31側)とに配置されている。
また、洗濯機1は、水槽21や外槽22、ケース41等の洗浄時に使用する配管経路として、第1洗浄経路61と、第2洗浄経路62と、排出経路63と、を備えている。
第1洗浄経路61は、給水ユニット20と第1投入部31とを結び、給水ユニット20から第1投入部31に洗浄用の水を供給する。
第2洗浄経路62は、第1洗浄経路61の途中部分とケース41とを結び、第1洗浄経路61を介して給水ユニット20からケース41に洗浄用の水を供給する。
排出経路63は、ケース41と排水口66とを結び、ケース41から排水する。
排出経路63は、ケース41と送風ダクト73とを接続する排水管63aと、送風ダクト73と外槽22とを接続する排水管63bと、外槽22に設けられた排水弁65と排水口66とを接続する排水管63cと、で構成されている。
外槽22には排水弁65が設けられている。洗濯機1は、排水弁65を開放することにより、排水管63cを経由して洗濯処理液及び水を排水口66から外部に排出する。
このような洗濯機1は、自動投入を行う場合に(すなわち、洗濯処理液投入装置30で洗濯処理液を水槽21に投入する場合に)、タンク42に収容された洗濯処理液を、搬送経路53を通ってタンク42から第1投入部31に搬送する。そして、洗濯機1は、搬送した洗濯処理液を、投入経路54を通って第1投入部31から水槽21に投入することができる。そのため、洗濯機1は、手動投入時及び自動投入時に拘わらず洗濯処理液が第1投入部31を通過するため、第1投入部31に水を通過させることにより、洗剤投入時に使用する水量を低減することができる。
また、洗濯機1は、第2給水経路52が第1給水経路51の途中部分に接続されている。そのため、洗濯機1は、仮に、搬送経路53が塞がってしまい、意図しない圧力が搬送経路53に加わる現象が発生した場合であっても、搬送経路53に加わる圧力を、第1給水経路51を介して外部(水槽21側)に逃がすことができる。したがって、洗濯機1は、仮にこのような現象が発生した場合であっても、搬送経路53に加わる圧力を低減することができる。これにより、洗濯機1は、搬送経路53の性能を比較的長く維持することができる。
また、洗濯機1は、第1洗浄経路61に沿って給水ユニット20から第1投入部31に洗浄用の水を流すことによって、第1投入部31を洗浄することができる。
また、洗濯機1は、第2洗浄経路62に沿って給水ユニット20からケース41に洗浄用の水を流すことによって、ケース41を洗浄することができる。特に、ケース41の底部には、例えばタンク42の下部に嵌合するノズル41a(図10参照)が設けられているが、そのノズル41a(図10参照)を洗浄することができる。
また、洗濯機1は、第1洗浄経路61に供給された洗浄用の水を投入経路54に沿って水槽21に排出するとともに、第2洗浄経路62に供給された洗浄用の水を水槽21に沿って(送風ダクト73を経由して)水槽21に排出することができる。そのため、洗濯機1は、水槽21や外槽22を洗浄することができる。
<タンクの構成>
以下、図7乃至図10を参照して、タンク42の構成について説明する。図7乃至図9は、それぞれ、タンク42の外部構成を示す斜視図である。図10は、タンク42の内部構成を示す断面図である。
図7乃至図9に示すように、タンク42は、上面カバー43と、取っ手部44と、を有している。図7は、投入口フタ43aを閉じた状態を示している。図8は、投入口フタ43aを開いた状態を示している。図9は、上面カバー43を取り外した状態を示している。
上面カバー43は、タンク42の上面を覆うカバー部材である。
取っ手部44は、使用者によって把持される部材である。
第2投入部32は、上面カバー43に設けられており、投入口フタ43aで封止されている。投入口フタ43aは、前から後への縦方向に開閉可能に構成されている。
上面カバー43の上面は、後方から前方に向かって下がるように傾斜した傾斜面として形成されている。このような上面カバー43は、仮に上面が水平面として形成されている場合に比べて、投入口フタ43aの長さを開閉方向に長くすることができる。また、このような上面カバー43は、投入口フタ43aを開いたときに、投入口フタ43aを上方に大きく突出させることができる。そのため、このような上面カバー43は、投入口フタ43aの開閉操作の操作性を向上させて、投入口フタ43aを容易に開閉することができる。
前記した通り、タンク42は、上下方向に移動させることによって、ケース41(図5参照)に対して、取り外し及び取り付けが自在な構造になっている。タンク42は、使用者が取っ手部44を把持して上方向に引っ張ることにより、ケース41から容易に取り外すことができる。図9に示すように、上面カバー43は、タンク42から取り外すことができる。
使用者は、ケース41からタンク42を取り外すことができるとともに、タンク42から上面カバー43を取り外すことができるため、ケース41や上面カバー43を手で容易に洗浄することができる。
図10に示すように、タンク42の下部には、排出口49(貫通孔)が設けられている。排出口49は、ケース41に設けられたノズル41aに嵌合する構造になっている。これにより、タンク42は、洗濯処理液を搬送経路53(図6参照)に確実に送り出すことができる。タンク42の内部には、排出口49に向かって下がるように傾斜した底面部が設けられている。また、排出口49の上には、目が細かな網状のタンクメッシュ48が設けられている。これにより、洗濯機1は、仮にタンク42の内部に異物が混入した場合があったとしても、異物が搬送経路53(図6参照)に流入することを防止することができる。
<第2投入部(自動投入部)への洗濯処理液の投入動作>
本実施形態に係る洗濯機1は、以下に説明するように、第2投入部32(自動投入部、投入口)に洗濯処理液を投入し易い構造になっている。ここでは、まず、図11Aを参照して比較例に係る洗濯機101で第2投入部32(自動投入部)に洗濯処理液を投入する場合の例を説明する。その後に、図11Bを参照して本実施形態に係る洗濯機1で第2投入部32(自動投入部)に洗濯処理液を投入する場合の例を説明する。図11Aは、比較例に係る洗濯機101での洗濯処理液の投入状態を示す説明図である。図11Bは、本実施形態に係る洗濯機1での洗濯処理液の投入状態を示す説明図である。
なお、図11Aに示す比較例に係る洗濯機101は、従来の洗濯機と同様に、給水ユニット20(給水手段)と第1投入部31(手動投入部)との間に第2投入部32(自動投入部)が配置された装置である。
図11Aに示すように、比較例に係る洗濯機101では、第2投入部32(自動投入部)が第1投入部31(手動投入部)の後方に配置されている。このような比較例に係る洗濯機101は、使用者が洗濯処理液を第2投入部32に投入する際に、筐体11が洗濯処理液の詰め替え容器91の胴体部(又は底部)に突き当たる。そのため、比較例に係る洗濯機101は、詰め替え容器91の放出口を第2投入部32の上方の比較的高い位置に配置させ、その状態で洗濯処理液を第2投入部32に投入する必要がある。このような比較例に係る洗濯機101は、比較的高い位置から第2投入部32に洗濯処理液が投入されるため、洗濯処理液を第2投入部32に上手に投入することができずにこぼしてしまう可能性がある。その結果、比較例に係る洗濯機101は、洗濯処理液で第2投入部32の周囲を汚してしまう可能性がある。
これに対して、図11Bに示すように、本実施形態に係る洗濯機1では、第2投入部32(自動投入部)が第1投入部31(手動投入部)の前方に配置されている。このような本実施形態に係る洗濯機1は、使用者が洗濯処理液を第2投入部32に投入する際に、筐体11が洗濯処理液の詰め替え容器91の胴体部(又は底部)に突き当たることがない。そのため、本実施形態に係る洗濯機1は、詰め替え容器91の放出口を第2投入部32に添えて洗濯処理液を第2投入部32に投入することができる。このような本実施形態に係る洗濯機1は、比較的低い位置から第2投入部32に洗濯処理液が投入されるため、洗濯処理液を零すことなく第2投入部32に上手に投入することができる。その結果、本実施形態に係る洗濯機1は、洗濯処理液で第2投入部32の周囲を汚してしまうことを抑制することができる。
<投入口フタ(第1フタ)とタンク収納フタ(第2フタ)の配置関係>
以下、図12を参照して、投入口フタ43aとタンク収納フタ15の配置関係について説明する。図12は、投入口フタ43a(第1フタ)とタンク収納フタ15(第2フタ)の配置関係を示す説明図である。
図12に示すように、洗濯機1は、筐体11の前方上部に、投入口フタ43aと、タンク収納フタ15と、を備えている。投入口フタ43aは、第2投入部32を封止する第1フタである。タンク収納フタ15は、投入口フタ43aよりも大型で、かつ、投入口フタ43aの上を覆う第2フタである。投入口フタ43a(第1フタ)及びタンク収納フタ15(第2フタ)は、それぞれ、前から後への縦方向に開閉可能に構成されている(図2及び図3参照)。
図12に示すように、タンク収納フタ15(第2フタ)は、閉鎖時に、投入口フタ43a(第1フタ)に当接する位置に配置されている。このようなタンク収納フタ15は、閉鎖時に、仮に投入口フタ43aが開いていたとしても、投入口フタ43aに当接して投入口フタ43aを自動的に閉じることができる。つまり、洗濯機1は、仮に使用者が投入口フタ43aを閉じ忘れることがあったとしても、使用者がタンク収納フタ15を閉じるだけで、投入口フタ43aを自動的に閉じることができる。
<洗濯機の主な特徴>
本実施形態は、従来の洗濯機に以下のような課題があったため、その課題を解決することが考慮された洗濯機1を提供することを意図している。
(1)従来の洗濯機は、手動投入部と洗濯処理液投入装置とのそれぞれに、水槽(洗濯兼脱水槽)と接続されるホースを備えていた。つまり、従来の洗濯機は、手動投入部と水槽(洗濯兼脱水槽)とを接続する第1系統のホースと、洗濯処理液投入装置と水槽(洗濯兼脱水槽)とを接続する第2系統のホースとの、複数本のホースを備えていた。このような従来の洗濯機は、ホースの本数が多いため、ホースの抜けやホースの破れによる水漏れのリスクが比較的高い、という課題があった。
これに対し、図6に示すように、本実施形態に係る洗濯機1は、タンク42に収容された洗濯処理液を、搬送経路53を通ってタンク42から第1投入部31に搬送し、投入経路54を通って第1投入部31から水槽21に投入する。
このような本実施形態に係る洗濯機1は、洗濯処理液投入装置30と水槽21とを接続するホースを削除することができる。そのため、本実施形態に係る洗濯機1は、従来の洗濯機と比べて、削除されたホースの分だけホースの抜けやホースの破れによる水漏れのリスクを低減することができる。その結果、本実施形態に係る洗濯機1は、水漏れのリスクを従来の洗濯機の1/2に低減することができ、その分だけ信頼性を向上させることができる。
(2)従来の洗濯機は、洗剤投入時に、手動投入部と洗濯処理液投入装置との双方にそれぞれ個別に水を供給する必要があるため、洗剤投入時に使用する水量が比較的多い、という課題があった。
これに対し、図6に示すように、本実施形態に係る洗濯機1は、洗濯処理液投入装置30に供給された水が第1投入部31に供給されるため、洗剤投入時に使用する水量を低減することができる。その結果、本実施形態に係る洗濯機1は、洗剤投入時に使用する水量を、例えば従来の洗濯機の1/2程度に低減することができ、その分だけ使用コストを低減することができる。
(3)従来の洗濯機は、筐体の後方上部に給水手段が配置されており、その前方に手動投入部が配置されている。そして、給水手段と手動投入部との間で、かつ、水槽(洗濯兼脱水槽)の側方の場所に、洗濯処理液投入装置のタンクと投入部(自動投入部)が配置されていた。したがって、従来の洗濯機は、使用者が立っている位置から離れた場所に洗濯処理液投入装置の投入部(自動投入部)が配置されている。そのため、従来の洗濯機は、使用者が自動投入部に洗濯処理液を投入する際に、洗濯処理液を投入し難く、使い勝手が悪い、という課題があった。
これに対し、図5に示すように、本実施形態に係る洗濯機1は、使用者が立っている位置に近い場所に第2投入部32(自動投入部)が配置されている。そのため、本実施形態に係る洗濯機1は、第2投入部32(自動投入部)に洗濯処理液を容易に投入することができる。このような本実施形態に係る洗濯機1は、使い勝手を向上させることができる。
(4)従来の洗濯機では、洗濯処理液投入装置の自動投入部が手動投入部の後方に配置されている。そのため、従来の洗濯機は、使用者が洗濯処理液の詰め替え容器を持って自動投入部に洗濯処理液を投入する際に、筺体が詰め替え容器の胴体部(又は底部)に突き当たる。そのため、従来の洗濯機は、詰め替え容器の放出口を自動投入部の上方の比較的高い位置に配置させ、その状態で洗濯処理液を自動投入部に投入する必要がある。このような従来の洗濯機は、比較的高い位置から自動投入部に洗濯処理液が投入されるため、洗濯処理液を自動投入部に上手に投入することができずにこぼしてしまう可能性がある、という課題があった。
これに対し、図11Bに示すように、本実施形態に係る洗濯機1では、第2投入部32(自動投入部)が第1投入部31(手動投入部)の前方に配置されている。そのため、本実施形態に係る洗濯機1は、使用者が洗濯処理液の詰め替え容器91を持って第2投入部32(自動投入部)に洗濯処理液を投入する際に、筐体11が詰め替え容器91の胴体部(又は底部)に突き当たることがない。そのため、本実施形態に係る洗濯機1は、詰め替え容器91の放出口を第2投入部32に添えて洗濯処理液を第2投入部32に投入することができる。このような本実施形態に係る洗濯機1は、比較的低い位置から第2投入部32に洗濯処理液が投入されるため、洗濯処理液を零すことなく第2投入部32に上手に投入することができる。その結果、本実施形態に係る洗濯機1は、洗濯処理液で第2投入部32の周囲を汚してしまうことを抑制することができる。
(5)従来の洗濯機は、使用者が自動投入部に洗濯処理液を投入する際に、操作パネルに洗濯処理液をこぼしてしまい、ボタン及びタッチパネルの誤作動を引き起こしてしまうことがある、という課題があった。
これに対し、本実施形態に係る洗濯機1は、前記(4)項で説明した通り、洗濯処理液を零すことなく第2投入部32(自動投入部)に上手に投入することができる。そのため、本実施形態に係る洗濯機1は、操作パネル14(図1参照)に洗濯処理液をこぼしてしまうことで、ボタン及びタッチパネルの誤作動を引き起こしてしまうことを抑制することができる。
(6)洗濯処理液投入装置の自動投入部には、手動投入部よりも大量の洗濯処理液が投入される。それにも拘わらず、従来の洗濯機では、自動投入部が手動投入部よりも後方に設けられている。そのため、従来の洗濯機(特に、縦型洗濯機)は、洗濯処理液投入装置の使い勝手が悪い、という課題があった。
これに対し、図5に示すように、本実施形態に係る洗濯機1は、比較的大量の洗濯処理液が投入される第2投入部32(自動投入部)が第1投入部31(手動投入部)よりも前方に設けられている。そのため、本実施形態に係る洗濯機1は、洗濯処理液投入装置30の使い勝手を向上させることができる。
(7)従来の洗濯機は、乾燥機能を有する場合に、例えば、筐体の後方上部に乾燥ユニットが配置されていた。この構成の従来の洗濯機は、洗濯処理液投入装置のタンクと乾燥ユニットとの距離が比較的近いため、乾燥ユニットからの熱によってタンクに収容された洗濯処理液がゲル化してしまうことがある、という課題があった。
これに対し、図4に示すように、本実施形態に係る洗濯機1は、筐体11の後方上部に乾燥ユニット71が配置され、筐体11の前方上部に洗濯処理液投入装置30が配置されている。つまり、本実施形態に係る洗濯機1は、筐体11の上部の中で最も乾燥ユニット71から遠い場所に洗濯処理液投入装置30が配置されている。そのため、本実施形態に係る洗濯機1は、乾燥ユニット71からの熱によってタンク42に収容された洗濯処理液がゲル化することを抑制することができる。
(8)一般に洗濯機は、横幅を小さくすることが望まれている。しかしながら、従来の洗濯機は、水槽の側方の場所に洗濯処理液投入装置が搭載されるため、衣類投入部(水槽の開口部)の大きさを小さくする必要がある。これによって、従来の洗濯機(特に、縦型洗濯機)は、衣類の投入のし易さを低下させてしまう、という課題があった。
これに対し、図5に示すように、本実施形態に係る洗濯機1は、水槽21の前方の場所に洗濯処理液投入装置30が搭載される。そのため、衣類投入部(水槽21の開口部)の大きさを小さくする必要がない。したがって、本実施形態に係る洗濯機1は、衣類の投入のし易さを向上させることができる。
(9)従来の洗濯機は、水槽(洗濯兼脱水槽)の側方の場所に、前後方向に延在するように洗濯処理液投入装置のタンクが配置されており、タンクを取り外すことができない構造になっていた。そのため、従来の洗濯機は、タンク等を洗浄することができない、という課題があった。
これに対し、図7乃至図9に示すように、本実施形態に係る洗濯機1は、洗濯処理液投入装置30のタンク42を取り外すことができるため、タンク42等を洗浄することができる。
(10)従来の洗濯機は、自動投入部を封止するフタを備えている。そのフタは、左右のいずれか一方に開く構造になっている。このような従来の洗濯機は、フタの開く方向が使用者の利き手とは逆の方向になっている場合に、フタを開け難い、という課題があった。
これに対し、図7及び図8に示すように、本実施形態に係る洗濯機1は、投入口フタ43a(第1フタ)が前から後への縦方向に開閉可能に構成されている。そのため、本実施形態に係る洗濯機1は、利き手によらずに投入口フタ43a(第1フタ)を開けることができる。これにより、本実施形態に係る洗濯機1は、利き手によらずに洗濯処理液を第2投入部32(自動投入部)に容易に投入(補充)することができる。
(11)従来の洗濯機は、使用者が自動投入部を封止するフタを閉じ忘れた状態で洗濯を行った場合に、洗濯処理液投入装置のタンクから洗濯処理液が漏れてしまうことがある、という課題があった。
これに対し、図12に示すように、本実施形態に係る洗濯機1は、仮に使用者が投入口フタ43a(第1フタ)の閉鎖をし忘れた状態で洗濯を行った場合であっても、タンク収納フタ15(第2フタ)を閉鎖することによって、投入口フタ43aを自動的に閉鎖することができる。そのため、本実施形態に係る洗濯機1は、このような場合であっても、洗濯処理液投入装置30のタンク42から洗濯処理液が漏れることを抑制することができる。
(12)従来の洗濯機は、洗濯処理液投入装置のタンクに収容された洗濯処理液を空気で加圧して水槽に送り出す際に、洗濯処理液が通過する配管経路上で水が通過しない部位が存在する。従来の洗濯機は、水が通過しない部位を洗浄し難い、という課題があった。
これに対し、図6に示すように、本実施形態に係る洗濯機1は、洗濯処理液投入装置30のタンク42に収容された洗濯処理液が搬送経路53に送り出されるが、その搬送経路53上のいずれの部位にも水が通過する。そのため、本実施形態に係る洗濯機1は、搬送経路53を確実に洗浄することができる。
以上の通り、本実施形態に係る洗濯機1によれば、洗濯処理液を投入し易くして、使い勝手を向上させることができる。
本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施形態の構成の一部を他の構成に置き換えることが可能であり、また、実施形態の構成に他の構成を加えることも可能である。また、各構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、タンク42は、好ましくは、ケース41に強固に係合するように、爪状の係合手段等を有しているとよい。
また、例えば、前記した実施形態では、ケース41に制振部材45が設けられている。しかしながら、制振部材45は、タンク42及びケース41のいずれか一方又は双方に設けるようにしてもよい。
また、例えば、投入口フタ43a(第1フタ)は、前から後にスライド移動して開閉する構造にしてもよい。
1 洗濯機(洗濯乾燥機)
11 筐体
11a 開口部
12 上面カバー
13 外フタ
14 操作パネル(操作部)
15 タンク収納フタ(第2フタ)
16 前面パネル
20 給水ユニット(給水手段)
21 水槽(洗濯兼脱水槽)
21a 銅板
21aa 貫通孔
21b 回転翼
21c バランスリング(流体バランサ)
22 外槽
22a 外槽カバー
22b フタ部材
22c 落とし込み部
23 駆動装置
23a モータ
23b クラッチ機構
23c 回転軸(水槽の中心)
24 回転検出装置
25 モータ電流検出装置
30 洗濯処理液投入装置
31 第1投入部(手動投入部)
32(32a,32b) 第2投入部(自動投入部)
41 ケース
41a ノズル
42(42a,42b) タンク(第1タンク、第2タンク)
43 上面カバー
43a 投入口フタ(第1フタ)
44 取っ手部
45 制振部材(抑制手段)
46 搬送ポンプ(搬送手段)
47a,47b 逆止弁
48 タンクメッシュ
49 排出口
51 第1給水経路
51a 注水ホース
52 第2給水経路
53 搬送経路
54 投入経路
54a 投入ホース
61 第1洗浄経路
61a 洗浄ホース
62 第2洗浄経路
63 排出経路
63a,63b,63c 排水管
64 切替弁(切替手段)
65 排水弁
66 排水口
71 乾燥ユニット(ヒータ)
72 ファン
73 送風ダクト
73a,81a 蛇腹管
74 吹出ノズル
81 乾燥ダクト
91 詰め替え容器

Claims (3)

  1. 筐体と、
    洗濯運転を操作する操作部と、
    前記筐体の内部に設けられた水槽と、
    1回分の洗剤及び柔軟剤のいずれか一方又は双方を前記水槽に投入する際に用いられる第1投入部と、
    複数回分の洗剤を収容する第1タンクと、
    複数回分の柔軟剤を収容する第2タンクと、
    前記第1タンク及び前記第2タンクから前記水槽に投入する際に用いられる第2投入部と、
    前記第1タンクに収容された前記洗剤、及び前記第2タンクに収容された前記柔軟剤を前記水槽へ搬送する搬送ポンプと、を備え、
    前記第1タンクと前記第2タンクと前記第2投入部は、前記水槽と前記第1投入部と前記操作部よりも前方に配置され、
    前記第1タンクと前記第2タンクは、上下方向に移動させて取り外し及び取り付けされる、
    ことを特徴とする洗濯機。
  2. 請求項1に記載の洗濯機であって、
    前記第1タンク及び前記第2タンクを収容するケースを有し、
    前記搬送ポンプは、前記ケースの下方に配置された、
    ことを特徴とする洗濯機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の洗濯機であって、
    前記筐体の前方上面には、前記第1タンク及び前記第2タンクを収容するタンク収容フタを有し、
    前記第1タンク及び第2タンクは、洗剤や柔軟剤を投入する投入口フタを有し、
    前記投入口フタ及び前記タンク収容フタは、前から後に開閉可能である、
    ことを特徴とする洗濯機。
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