JP2021119450A - 管保守システム、情報処理装置、および、プログラム - Google Patents

管保守システム、情報処理装置、および、プログラム Download PDF

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陽一 池田
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Abstract

【課題】建物に設置された管の保守をより簡易に行えるようにする。【解決手段】建物に設置された管であって流体を通す管の複数箇所の各々における状況についての情報である状況情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された状況情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶されている状況情報に基づき、管の保守に関する情報を出力する出力手段と、を備える管保守システム。前記出力手段は、前記管の保守に関する前記情報として、管の劣化の程度を示す情報を出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、管保守システム、情報処理装置、および、プログラムに関する。
特許文献1には、管に設置され、管内を流通する流体の状況を示す情報を検知してその情報を無線送信する複数のセンサノードと、センサノードから無線送信された情報を受信する受信装置とを備える管モニタリングシステムが開示されている。
特許文献2には、流量計量器が、給水流量を計測すると共に下流に生じる異常を検知し、その結果を信号データとして通信端末から送信し、通信機を介して信号データを受信したコンピュータ端末は、信号データを処理分析して、給水に関する管理データを蓄積すると共に、異常警告を発信するようにしさらに異常の復旧情報を記録する処理が開示されている。
特開2012−137428号公報 特開2009−193340号公報
マンションなどに設置された、水やガスなどを通すための管は、時間の経過とともに劣化するため、定期的な保守が必要となる。
ここで、管の保守は、頻繁に行われるものではないため、前回の保守についての情報が保存されていないことも多く、保守の度に管の現状を把握する必要があるなど手間を要する。また、管の保守にあたっては、費用も発生し、この費用についての計算なども手間を要する要因となる。
本発明の目的は、建物に設置された管の保守をより簡易に行えるようにすることにある。
本発明が適用される管保守システムは、建物に設置された管であって流体を通す管の複数箇所の各々における状況についての情報である状況情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された状況情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶されている状況情報に基づき、管の保守に関する情報を出力する出力手段と、を備える管保守システムである。
ここで、前記出力手段は、前記管の保守に関する前記情報として、管の劣化の程度を示す情報を出力することを特徴とすることができる。
また、前記建物に設置されている管が示されている画像に対して、前記劣化の程度を示す前記情報を付し、当該劣化の程度を示す当該情報が付された当該画像を生成する画像生成手段をさらに備えることを特徴とすることができる。
また、前記画像生成手段は、前記劣化の程度を示す前記情報を付すにあたり、劣化の程度を表す色を前記画像に付して、当該劣化の程度を示す当該情報が付された当該画像を生成することを特徴とすることができる。
また、前記出力手段は、前記記憶手段により記憶されている状況情報に基づき、管の保守に必要な金銭についての情報を出力することを特徴とすることができる。
また、前記出力手段は、前記記憶手段により記憶されている状況情報に基づき、現状貯まっている金銭により保守可能な管についての情報を出力することを特徴とすることができる。
また、本発明を情報処理装置として捉えた場合、本発明が適用される情報処理装置は、 建物に設置された管であって流体を通す管の複数箇所の各々における状況についての情報である状況情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された状況情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶されている状況情報に基づき、管の保守に関する情報を出力する出力手段と、を備える情報処理装置である。
また、本発明をプログラムとして捉えた場合、本発明が適用されるプログラムは、建物に設置された管であって流体を通す管の複数箇所の各々における状況についての情報である状況情報を取得する情報取得機能と、前記情報取得機能により取得された状況情報に基づき、管の保守に関する情報を出力する出力機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
本発明によれば、建物に設置された管の保守をより簡易に行えるようにすることができる。
管保守システムの全体構成を示した図である。 管理サーバのハードウエアの構成を示した図である。 管理サーバのCPU等により実現される機能部を示した図である。 集合住宅の構造の一部分を示した図である。 管理サーバにて実行される処理の流れを示したフローチャートである。 集合住宅の管理者等が操作するPCに表示される表示画面を示した図である。 管表示画像を示した図である。 劣化の程度を示す情報が付された管表示画像の一例を示した図である。 劣化の程度を表す色が付された管表示画像を示した図である。 画像生成部が生成する管表示画像の他の一例を示した図である。 交換費用把握用テーブルを示す図である。 登録リストを示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、管保守システム1の全体構成を示した図である。
管保守システム1には、情報処理装置の一例としての管理サーバ300が設けられている。さらに、管保守システム1には、建物の一例としての複数の集合住宅10が設けられている。
集合住宅10の各々の内部には、ガスや水などの流体を通すための複数の管(後述)が設けられている。また、集合住宅10の各々には、管の各々に対応付けて設置され、管の各々についての情報を取得する管センサ(後述)が設けられている。
本実施形態では、管センサの各々と管理サーバ300とが、インターネット回線などの通信回線400を介して接続されている。
ここで、「集合住宅10」とは、一棟に複数の世帯が居住する住宅をいう。「集合住宅10」には、いわゆるマンションやアパートなどが含まれ、その規模を問わない。
なお、本実施形態では、集合住宅10を建物の一例として説明するが、建物は、集合住宅10に限られない。建物には、戸建てなどの住宅、学校、病院などの公共的な建物、商業ビルなど、集合住宅10以外の建物も含まれる。
図2は、管理サーバ300のハードウエアの構成を示した図である。
情報処理装置の一例としての管理サーバ300は、コンピュータ装置により構成され、管理サーバ300には、CPU(Central Processing Unit)301、RAM(Random Access Memory)302、ROM(Read Only Memory)303が設けられている。また、ハードディスク装置などにより構成される記憶装置304が設けられている。さらに、管理サーバ300には、外部との通信を行うための通信インタフェース(通信I/F)305が設けられている。
CPU301によって実行されるプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータが読取可能な記録媒体に記憶した状態で、管理サーバ300へ提供しうる。また、CPU301によって実行されるプログラムは、インターネットなどの通信手段を用いて管理サーバ300へダウンロードしてもよい。
図3は、管理サーバ300のCPU301等により実現される機能部を示した図である。なお、この図3では、管の保守に関する機能部のみを表示している。
図3に示すように、管理サーバ300は、情報取得部321、記憶部322、出力部323、画像生成部324を有する。
ここで、情報取得部321、出力部323、画像生成部324は、管理サーバ300のCPU301が、記憶装置304等に格納されているプログラムを実行することで実現される。
また、記憶部322は、記憶装置304により実現される。
情報取得手段の一例としての情報取得部321は、集合住宅10に設置された管であって流体を通す管の複数箇所の各々における状況についての情報である状況情報を取得する。
出力手段の一例としての出力部323は、記憶部322により記憶されている状況情報に基づき、管の保守に関する情報を出力する。
画像生成手段の一例としての画像生成部324は、集合住宅10に設置されている管が示されている画像に対して、劣化の程度を示す情報を付し、劣化の程度を示す情報が付された画像を生成する。
記憶手段の一例としての記憶部322は、情報取得部321により取得された状況情報を記憶する。
図4は、集合住宅10の構造の一部分を示した図である。
図4にて示すこの集合住宅10には、上記の通り、ガスや水などの流体を通すための複数の管11が設けられている。より具体的には、この集合住宅10では、複数の管11が連結された状態で設けられている。なお、この図4では、管同士が連結される箇所に位置する継ぎ目の図示を省略している。
図4にて示す集合住宅10では、主に、集合住宅10の内部に管11が設けられている。但し、これに限らず、管11は、集合住宅10の外壁面など、集合住宅10の外部に設けられる場合もある。
さらに、本実施形態では、複数の管11の各々に対応付けて設置され、管11についての情報を取得する複数の管センサS1が設けられている。
管センサS1は、管11の肉厚を測定して肉厚情報を取得したり、管11の内部の詰まりの程度を把握したりする。
より具体的には、管センサS1は、例えば、管11から発せられる音や振動を検知し、この検知の結果に基づき、管11の肉厚情報を取得したり、管11の内部の詰まりの程度を把握したりする。
そして、本実施形態では、予め定められたタイミング毎に(例えば、1日毎に)、管センサS1の各々により得られた情報が、管理サーバ300に送信される。
これにより、管理サーバ300は、集合住宅10に設置された管11の複数箇所の各々についての情報を取得する。
図5は、管理サーバ300にて実行される処理の流れを示したフローチャートである。
なお、この図5では、複数の集合住宅10のうちの一の集合住宅10について実行される処理の流れを説明する。
本実施形態では、上記の通り、複数の管センサS1により得られた情報が、管理サーバ300に送信される。そして、本実施形態では、管理サーバ300の情報取得部321が、複数の管センサS1により得られたこの情報を取得する。
言い換えると、情報取得部321は、集合住宅10に設けられた管11の状況情報であって、管11の複数箇所の各々における状況情報を取得する(ステップS101)。
本実施形態では、1つの集合住宅10毎に、複数の管センサS1が設けられており、情報取得部321は、この複数の管センサS1からの情報を得て、管11の複数箇所の各々における状況情報を取得する。
情報取得部321が状況情報を取得すると、情報取得部321により取得されたこの状況情報が、記憶部322に送られ、この状況情報が記憶部322に格納される(ステップS102)。
本実施形態では、管11の肉厚情報や管11の詰まりの程度を示す情報など、管11の状況情報が、記憶部322に順次送られ、この状況情報が記憶部322に蓄積される。
本実施形態では、上記の通り、予め定められたタイミング毎に、管センサS1により得られた状況情報が、管理サーバ300に送信される。
そして、管理サーバ300は、管センサS1により得られたこの状況情報を取得する。そして、本実施形態では、この状況情報が、記憶部322に送られ、この状況情報が、記憶部322に蓄積される。
その後、本実施形態では、例えば、ユーザ(例えば、集合住宅10の管理者)からの要求があった場合に、あるいは、予め定められた時間が経過する度に(例えば、1ヵ月が経過する度に)、出力部323が、記憶部322により記憶されている状況情報に基づき、管11の保守に関する情報を出力する(ステップS103)。
具体的には、出力部323は、管11の保守に関する情報として、例えば、管11毎に、管11の劣化の程度を示す情報を出力する。
より具体的には、出力部323は、例えば、管11の劣化の程度を示す情報として、例えば、劣化の程度が5段階中の何れの段階にあるかを示す具体的な数値を出力する。
より具体的には、出力部323は、例えば、記憶部322に記憶されている肉厚情報により特定される値が、予め定められた第1の閾値よりも小さい場合、管11の劣化の程度を示す数値として、「5」を出力する。言い換えると、出力部323は、最も劣化が進んでいることを示す数値を出力する。
また、例えば、出力部323は、記憶部322に記憶されている肉厚情報により特定される値が、予め定められた第2の閾値(>第1の閾値)よりも大きい場合、管11の劣化の程度を示す数値として、「1」を出力する。言い換えると、出力部323は、最も劣化が進んでいないことを示す数値を出力する。
そして、本実施形態では、出力部323により出力された、劣化の程度を示すこの数値(情報)は、例えば、管理サーバ300から、集合住宅10の管理者等に、電子メールによって送信される。
これにより、集合住宅10の管理者等は、集合住宅10に設けられた複数の管11の各々の劣化の程度を把握できる。
図6は、集合住宅10の管理者等が操作するPC(Personal Computer)に表示される表示画面を示した図である。
集合住宅10の管理者等が、管理サーバ300から送信されてきた電子メールを開くと、例えば、図6に示す表示画面が表示される。
この表示画面では、集合住宅10に設置されている複数の管11の各々について、管11の劣化の程度を示す具体的な数値が表示されている。
さらに、この表示画面では、数値が「4」を超える管11については、交換時期を迎えている旨の情報が表示されている。
言い換えると、この表示画面では、劣化の程度を示す数値が予め定められた閾値を超えている管11については、交換時期を迎えている旨の情報が表示されている。
なお、本実施形態では、劣化の程度を示す情報が、管理者等のPCに送信される場合を説明したが、この情報は、管理者等が有する携帯端末(例えば、スマートフォン)などに送信してもよい。
ここで、「管11の劣化」とは、管11の肉厚が薄くなるなど管11自体の形状が変化することの他に、詰まりの程度が増加するなど、管11自体の形状は変化しないが流体を流すという管11の機能が低下する状態になることも含む。
本実施形態では、集合住宅10に複数の管11が設けられている場合、上記の通り、出力部323は、管11毎に、劣化の程度を示す情報を出力する。
そして、本実施形態では、管11毎に出力された、劣化の程度を示す情報が、管理者等に電子メール等によって送信される。
より具体的には、本実施形態では、集合住宅10に複数の管11が設けられ、管11が連結されている場合、この複数の管11の各々に対応させて、管センサS1を設置する。
そして、本実施形態では、管11毎に出力された、管センサS1からの情報が、管理サーバ300の記憶部322に蓄積される。
そして、管理サーバ300では、出力部323が、記憶部322に記憶された情報に基づき、管11毎に、劣化の程度を示す情報を生成して出力する。
また、その他の処理として、管理サーバ300にて、劣化の程度が可視化された画像を生成し、この画像を、管理者等に送信してもよい。
この処理を行う場合は、予め、記憶部322に、管11の配置態様を示す画像を登録しておく。
より具体的には、例えば、図7(管表示画像を示した図)に示すような、管11が表示された画像(配管の状態を示したレイアウト画像)(以下、「管表示画像」と称する)を、集合住宅10の各々に対応付けた状態で、記憶部322に登録しておく。
そして、本実施形態では、劣化の程度が可視化された画像の生成にあたっては、画像生成部324が、劣化の程度を示す情報、および、管表示画像に基づき、劣化の程度が可視化された画像を生成する。
具体的には、画像生成部324は、管表示画像に対して、出力部323により出力された、劣化の程度を示す情報を付す。これにより、劣化の程度を示す情報が付された管表示画像が生成される。
そして、本実施形態では、劣化の程度を示す情報が付されたこの管表示画像が、管理者等に送信される。これにより、管理者等は、この画像を参照することで、各管11の劣化の程度を把握できる。
図8は、劣化の程度を示す情報が付された管表示画像の一例を示した図である。言い換えると、図8は、劣化の程度を示す情報が画像生成部324により付加された後の管表示画像を示した図である。
この管表示画像では、劣化の程度を示す情報として、管11の劣化の程度を示す、具体的な数値が表示されている。より具体的には、この例では、管11毎に、管11の劣化の程度を示す、具体的な数値が表示されている。
管理者等は、この管表示画像に表示される、この具体的な数値を参照することで、各管11の劣化の程度の把握を行える。
具体的には、本実施形態では、劣化の程度を示す情報が付加された後の管表示画像が、上記と同様、電子メール等によって、管理者等に送信され、この管理者等のPC等に、この管表示画像が表示される。
管理者等は、この管表示画像に表示される、具体的な数値を参照することで、管11の各々の劣化の程度の把握を行える。
また、この例では、図8に示すように、上記と同様、数値が「4」を超える管11については、交換時期を迎えている旨の表示が行われている。
なお、その他に、画像生成部324は、管表示画像に対して、劣化の程度を示す情報を付すにあたり、劣化の程度を表す色をこの管表示画像に付して、劣化の程度を示す情報が付された管表示画像を生成してもよい。
具体的には、画像生成部324は、管表示画像に対して劣化の程度を示す情報を付すにあたり、例えば、劣化の程度の段階が「4」、「5」にある管11については、赤い着色を行う。
また、画像生成部324は、劣化の程度の段階が「3」の段階にある管11については、黄色の着色を行う。
また、画像生成部324は、劣化の程度が「1」、「2」の段階にある管11については、緑色の着色を行う。
図9は、劣化の程度を表す色が付された管表示画像を示した図である。
この例では、符号9Aで示す管11が、緑色で表示され、また、符号9Bで示す管11が、黄色で表示され、また、符号9Cで示す管11が、赤色で表示されている。
本実施形態では、図9にて示すこの管表示画像についても、電子メール等によって、管理者等に送信され、管理者等のPC等に、この管表示画像が表示される。
このように、劣化の程度を色で示すと、劣化の程度を数値で示す場合に比べ、管理者等は、管11の劣化の程度をより直観的に把握できる。
なお、図9では、管11自体の色を変化させることで、劣化の程度を表す色を付したが、これに限らず、図10(画像生成部324が生成する管表示画像の他の一例を示した図)に示すように、色が付された帯状の画像を表示してもよい。
この図10では、管11自体の色は変化させずに、管11の側方に、帯状の画像を表示し、さらに、この帯状の画像の色を、劣化の程度を表す色としている。
また、上記では、管表示画像に、数値のみ(図8参照)、あるいは、色のみ(図9、10参照)が付された場合を一例に説明したが、数値および色の両者が表示されるようにしてもよい。
また、その他に、出力部323は、記憶部322により記憶されている状況情報に基づき、管11の保守に必要な金銭についての情報を出力してもよい。
具体的には、出力部323は、例えば、劣化の程度の段階が「4」以上にある管11を特定するとともに、特定したこの管11を新たな管11に交換するのに要する必要な金額についての情報を出力する。なお、この情報は、上記と同様、例えば、管理者等に送信される。
より具体的には、本実施形態では、記憶部322に、図11(交換費用把握用テーブルを示す図)に示す交換費用把握用テーブルが格納されており、管11の種類ごとに、新たな管11に交換するのに必要な金額が登録されている。
出力部323は、この交換費用把握用テーブルを参照して、劣化の程度の段階が「4」以上にある管11を、新たな管11に交換するのに必要な金額を把握し、この必要な金額についての情報を出力する。
また、その他に、出力部323は、記憶部322により記憶されている状況情報に基づき、マンションの住人が支払う修繕積立金についての情報を出力してもよい。
より具体的には、出力部323は、記憶部322により記憶されている状況情報に基づき、例えば、修繕積立金の適正額についての情報を出力してもよい。
ここで、修繕積立金とは、集合住宅10の住人が、集合住宅10の将来の大規模な修繕(以下、「大規模修繕」と称する)に備え、定期的に(例えば月毎に)積み立てを行う金銭をいう。
ここで、修繕積立金によって将来の大規模修繕に備えたとしても、場合によっては、管11の劣化が想定以上に進行して、修繕積立金が不足したり、逆に、管11の劣化が想定以上に進行せず、修繕積立金が余ったりすることが想定される。
これに対して、本実施形態のように、記憶部322により記憶されている、現状の状況情報に基づき、修繕積立金の適正額を把握し、この適正額を出力すると、以後、住民が必要以上に修繕積立金を支払ったり、修繕積立金が将来不足したりする事態が避けられる。
ここで、現状の状況情報に基づく、修繕積立金の適正額の把握は、例えば、まず、現状の状況情報に基づき(過去から現在までの状況情報の変化に基づき)、次に予定されている大規模修繕の時点における、状況情報を予測する。
次いで、予測した状況情報により特定される状況から、大規模修繕を行う際に必要となる費用(以下、「予測費用」と称する)を算出する。具体的には、例えば、図11にて示した交換費用把握用テーブルなどを参照して、予測費用を算出する。
次いで、現状の修繕積立金を、次に予定されている大規模修繕の時点まで積み立てていった場合に得られる合計額と、上記の予測費用とを比較する。
そして、出力部323は、合計額よりも予測費用の方が大きい場合、現状の修繕積立金よりも増額された修繕積立金を、修繕積立金の適正額として出力する。
より具体的には、この場合、出力部323は、まず、予測費用から合計額を減じた値(以下、「費用差」と称する)を得る。また、出力部323は、現時点から大規模修繕が実施されるまでの間の月数を把握する。また、出力部323は、この大規模修繕の対象となっている集合住宅10の世帯数を把握する。
そして、出力部323は、費用差を世帯数で割りさらに上記の月数で割った値(「費用差÷世帯数÷月数」の演算により得た値)を、現状の修繕積立金(月毎に住民が支払う修繕積立金)に加算し、加算後の修繕積立金を、修繕積立金の適正額として出力する。
また、出力部323は、予測費用よりも合計額の方が大きい場合、現状の修繕積立金よりも減額された修繕積立金を、修繕積立金の適正額として出力する。
より具体的には、この場合、出力部323は、まず、合計額から予測費用を減じた値(以下、「費用差」と称する)を得る。また、出力部323は、現時点から大規模修繕が実施されるまでの間の月数を把握する。また、出力部323は、この大規模修繕の対象となっている集合住宅10の世帯数を把握する。
そして、出力部323は、費用差を世帯数で割りさらに上記の月数で割った値(「費用差÷世帯数÷月数」の演算により得た値)を、現状の修繕積立金(月毎に住民が支払う修繕積立金)から減算し、減算後の修繕積立金を、修繕積立金の適正額として出力する。
また、その他に、出力部323は、記憶部322により記憶されている状況情報に基づき、現状貯まっている修繕積立金(金銭)により保守可能な管11についての情報を出力してもよい。
より具体的には、この場合、出力部323は、まず、例えば、記憶部322により記憶されている状況情報に基づき、劣化の程度が「4」以上である管11を特定する。言い換えると、交換などの保守を要する管11を特定する。
次いで、出力部323は、特定した管11の各々の保守に必要な金額(以下、「必要金額」と称する)を、図11に示した交換費用把握用テーブル等を参照して、管11毎に把握する。
次いで、出力部323は、最も劣化の進んだ管11から順に、必要金額を順次加算して合計額(必要金額の合計額)を得るとともに、必要金額を1つ加算する度に、加算後の合計額が、上記の修繕積立金(現状貯まっている修繕積立金)を超えたか否かを判断する。
また、出力部323は、必要金額を1つ加算した際に、合計額が修繕積立金(現状貯まっている修繕積立金)を超えていない場合、この必要金額の加算の対象となった管11の情報(管11の名称などの管11を特定するための情報)を、記憶部322に格納されている登録リスト(図12(登録リストを示した図)参照)に登録する。
図12では、管11の情報が既に複数登録された後の状態を示している。
そして、出力部323は、合計額が修繕積立金を超えた場合、登録リストに登録されている管11についての情報をこの登録リストから読み出して、この管11についての情報を出力する。
これにより、現状貯まっている修繕積立金により保守可能な管11についての情報が出力される。なお、上記と同様、出力されたこの情報は、管理者等に送信される。
この場合、管理者等は、現状の修繕積立金で保守可能な管11を速やかに特定できる。
(その他)
上記では、管11の状況情報を管センサS1により得た場合を一例に説明したが、管11の状況情報は、例えば、管11の点検者が操作するタブレット端末などから得てもよい。
具体的には、管11の点検を点検者が行う場合もあり、この場合、この点検者が有するタブレット端末に対して管11の状況情報が入力され、タブレット端末が、状況情報を取得することがある。管11の状況情報は、上記の管センサS1に限らず、このタブレット端末など、ユーザが手動で情報を入力する機器から得てもよい。
この場合、この機器から管理サーバ300へ状況情報が送信されて、管理サーバ300の記憶部322にこの状況情報が蓄積される。
また、その他に、例えば、管11の点検者が用紙等に記入した点検結果についての情報を、OCR(Optical Character Recognition/Reader)やオペレータによる手入力で、電子化し、電子化したこの情報を管理サーバ300の記憶部322に記憶してもよい。
1…管保守システム、10…集合住宅、11…管、321…情報取得部、322…記憶部、323…出力部、324…画像生成部、300…管理サーバ

Claims (8)

  1. 建物に設置された管であって流体を通す管の複数箇所の各々における状況についての情報である状況情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段により取得された状況情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶されている状況情報に基づき、管の保守に関する情報を出力する出力手段と、
    を備える管保守システム。
  2. 前記出力手段は、前記管の保守に関する前記情報として、管の劣化の程度を示す情報を出力する請求項1に記載の管保守システム。
  3. 前記建物に設置されている管が示されている画像に対して、前記劣化の程度を示す前記情報を付し、当該劣化の程度を示す当該情報が付された当該画像を生成する画像生成手段をさらに備える請求項2に記載の管保守システム。
  4. 前記画像生成手段は、前記劣化の程度を示す前記情報を付すにあたり、劣化の程度を表す色を前記画像に付して、当該劣化の程度を示す当該情報が付された当該画像を生成する請求項3に記載の管保守システム。
  5. 前記出力手段は、前記記憶手段により記憶されている状況情報に基づき、管の保守に必要な金銭についての情報を出力する請求項1に記載の管保守システム。
  6. 前記出力手段は、前記記憶手段により記憶されている状況情報に基づき、現状貯まっている金銭により保守可能な管についての情報を出力する請求項1に記載の管保守システム。
  7. 建物に設置された管であって流体を通す管の複数箇所の各々における状況についての情報である状況情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段により取得された状況情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶されている状況情報に基づき、管の保守に関する情報を出力する出力手段と、
    を備える情報処理装置。
  8. 建物に設置された管であって流体を通す管の複数箇所の各々における状況についての情報である状況情報を取得する情報取得機能と、
    前記情報取得機能により取得された状況情報に基づき、管の保守に関する情報を出力する出力機能と、
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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