JP2021119227A - インクジェットインク及び錠剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、カーボンインクジェットインクにおけるアルコール溶媒の添加量を増加させて乾燥性を高めた場合であっても、印刷再開性の低下を低減することができるインクジェットインク及びそのインクジェットインクで印刷した印刷部を備える錠剤を提供することを目的とする。【解決手段】本実施形態に係るインクジェットインクは、水と、アルコール溶媒と、カーボンと、分散剤と、湿潤剤とを含み、アルコール溶媒はイソプロピルアルコール及びノルマルプロピルアルコールの少なくとも一方のみを含み、そのアルコール溶媒の濃度はインクジェットインク全体に対して35質量部以下であり、分散剤はHLB値が11以上20以下の範囲内であるショ糖脂肪酸エステルを含み、そのショ糖脂肪酸エステルの含有量はカーボンに対して48質量%以上100質量%以下の範囲内であり、湿潤剤はプロピレングリコール及びグリセリンのいずれか一方のみを含む。【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェットインク及び錠剤に関する。
インクジェット印刷用インク(以下、単に「インクジェットインク」とも称する。)には、可食性を有するものがある。そして、可食性を有するインクジェットインクに関する技術としては、例えば、特許文献1に記載したものがある。
可食性を有するインクジェットインクには、例えば、アルコール溶媒を含んだものがある。また、可食性を有するインクジェットインクには、例えば、黒色顔料として植物炭末色素等のカーボンを含んだものがある。
特開2006−169301号公報
カーボンを含んだインクジェットインク(以下、単に「カーボンインクジェットインク」とも称する。)には、印刷後のインクを乾燥させるという性能、所謂乾燥性が求められることがある。この性能を向上させるための方法としては、例えば、インクジェットインクに乾燥性の高いアルコール溶媒を添加し、そのアルコール溶媒の添加量を増加させる方法がある。しかしながら、この方法では、印刷再開性が悪化することがある。なお、前述の印刷再開性は、印刷間欠再開性と呼ばれることもある。
これに対し、アルコール溶媒の添加量を低下させたカーボンインクジェットインクを用いて印刷を行うと、前述の印刷再開性は向上するものの、例えば、インクの乾燥性が低下する傾向がある。このため、アルコール溶媒の添加量を低下させたインクジェットインクを用いて、例えば、フィルムコーティング錠(FC錠)や糖衣錠といった乾燥性の低い錠剤上に文字等を印刷すると、インクが有する低い乾燥性に起因して、印刷機部材や他錠剤にそのインクが転写してしまうおそれがある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、カーボンインクジェットインクにおけるアルコール溶媒の添加量を増加させて乾燥性を高めた場合であっても、印刷再開性の低下を低減することができるインクジェットインク及びそのインクジェットインクで印刷した印刷部を備える錠剤を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るインクジェットインクは、水と、アルコール溶媒と、カーボンと、分散剤とを含むインクジェットインクであって、前記インクジェットインクは、湿潤剤をさらに含み、前記アルコール溶媒は、イソプロピルアルコール及びノルマルプロピルアルコールの少なくとも一方のみを含み、前記アルコール溶媒の濃度は、前記インクジェットインク全体に対して35質量部以下であり、前記分散剤は、HLB値が11以上20以下の範囲内であるショ糖脂肪酸エステルを含み、前記ショ糖脂肪酸エステルの含有量は、前記カーボンに対して48質量%以上100質量%以下の範囲内であり、前記湿潤剤は、プロピレングリコール及びグリセリンのいずれか一方のみを含む。
本発明の一態様であれば、カーボンインクジェットインクにおけるアルコール溶媒の添加量を増加させて乾燥性を高めた場合であっても、印刷再開性の低下を低減することができる。
本実施形態に係る医療用錠剤の第1の構成例を示す平面図と断面図である。 本実施形態に係る医療用錠剤の第2の構成例を示す平面図と断面図である。
本発明の実施形態に係るインクジェットインクは、例えば、医療用錠剤の表面にインクジェット印刷法で文字や画像等を印刷する際に使用するインクジェットインクに関するものである。以下、本発明の実施形態に係るインクジェットインク及びそのインクジェットインクで印刷した印刷部を備える錠剤の構成について、詳細に説明する。
〔インクジェットインクの構成〕
本実施形態に係るインクジェットインクは、水と、アルコール溶媒と、カーボンと、分散剤とを少なくとも含んでいる。本実施形態に係るアルコール溶媒は、イソプロピルアルコール(IPA)及びノルマルプロピルアルコール(NPA)の少なくとも一方を含み、その含有量(濃度)は、インクジェットインク全体に対して35質量部以下である。また、本実施形態に係る分散剤は、HLB値が11以上20以下の範囲内であるショ糖脂肪酸エステルを含み、その含有量は、インクジェットインクに含まれるカーボンに対して48質量%以上100質量%以下の範囲内である。このような構成であれば、カーボンインクジェットインクにおけるアルコール溶媒の添加量を増加させて乾燥性を高めた場合であっても、印刷再開性の低下を低減することができる。以下、各成分の詳細について説明する。
(カーボン)
本実施形態に係るインクジェットインクに含まれるカーボンは、特に限定されるものではなく、例えば、薬用炭や、備長炭、あるいは竹炭等の植物炭末色素、経口摂取可能なカーボン、または工業用の石油由来のカーボンブラックである。これらカーボンの中でも、特に経口摂取可能なものが好ましい。経口摂取可能なカーボンを用いる場合、本実施形態に係るインクジェットインクを錠剤表面への直接印刷、食品への直接印刷、医薬品及び食品に直接触れるパッケージに用いることができる。
本実施形態に係るインクジェットインクは、黒色顔料としての上記カーボンの他に、インクの色味を調整するため、適宜、経口摂取可能な色素を有してもよい。経口摂取可能な色素としては、例えば食用色素として、公知の合成食用色素及び天然食用色素が適宜選択して用いられる。
合成食用色素としては、例えば、タール系色素、天然色素誘導体、天然系合成色素等が挙げられる。タール系色素としては、例えば、食用赤色2号、食用赤色40号、食用赤色102号、食用赤色104号、食用赤色105号、食用赤色106号、食用黄色4号、食用黄色5号、食用青色1号、食用青色2号、食用赤色2号アルミニウムレーキ、食用赤色3号アルミニウムレーキ、食用赤色40号アルミニウムレーキ、食用黄色4号アルミニウムレーキ、食用5号アルミニウムレーキ、食用青色1号アルミニウムレーキ、食用青色2号アルミニウムレーキ等が挙げられる。天然色素誘導体としては、例えば、ノルビキシンカリウム等が挙げられる。天然系合成色素としては、例えば、β−カロテン、リボフラビン等が挙げられる。
また、天然食用色素としては、例えば、アントシアニン系色素、カロチノイド系色素、キノン系色素、フラボノイド系色素、ベタイン系色素、モナスカス色素、その他の天然物を起源とする色素が挙げられる。アントシアニン系色素としては、例えば、赤ダイコン色素、赤キャベツ色素、赤米色素、エルダーベリー色素、カウベリー色素、グーズベリー色素、クランベリー色素、サーモンベリー色素、シソ色素、スィムブルーベリー色素、ストロベリー色素、ダークスィートチェリー色素、チェリー色素、ハイビスカス色素、ハクルベリー色素、ブドウ果汁色素、ブドウ果皮色素、ブラックカーラント色素、ブラックベリー色素、ブルーベリー色素、プラム色素、ホワートルベリー色素、ボイセンベリー色素、マルベリー色素、ムラサキイモ色素、ムラサキトウモロコシ色素、ムラサキヤマイモ色素、ラズベリー色素、レッドカーラント色素、ローガンベリー色素、その他のアントシアニン系色素が挙げられる。カロチノイド系色素としては、例えば、アナトー色素、クチナシ黄色素、その他のカロチノイド系色素が挙げられる。キノン系色素としては、例えば、コチニール色素、シコン色素、ラック色素、その他のキノン系色素が挙げられる。フラボノイド系色素としては、例えば、ベニバナ黄色素、コウリャン色素、タマネギ色素、その他のフラボノイド系色素が挙げられる。ベタイン系色素としては、例えば、ビートレッド色素が挙げられる。モナスカス色素としては、例えば、ベニコウジ色素、ベニコウジ黄色素が挙げられる。その他の天然物を起源とする色素としては、例えば、ウコン色素、クサギ色素、クチナシ赤色素、スピルリナ青色素等が挙げられる。
(溶媒)
本実施形態に係るインクジェットインクは、前述のカーボンを分散させるための溶媒を含んでいる。そして、その溶媒は、主溶媒としての水と、乾燥溶媒としてのアルコール溶媒とを含んでいる。以下、この主溶媒と乾燥溶媒とについて説明する。
・主溶媒
本実施形態に係るインクジェットインクに含まれる主溶媒は水であり、例えば、精製水である。なお、上記「主溶媒」とは、溶媒全体における質量比が最も大きい成分を意味する。本実施形態に係るインクジェットインクに含まれる主溶媒としての水の割合は、例えば、インクジェットインク全体の50質量%以上である。
・乾燥溶媒
本実施形態に係るインクジェットインクに含まれる乾燥溶媒はアルコール溶媒であり、例えば、イソプロピルアルコール(IPA)及びノルマルプロピルアルコール(NPA)の少なくとも一方を含んだアルコール溶媒である。このアルコール溶媒の濃度は、インクジェットインク全体に対して35質量部以下である。なお、アルコール溶媒の濃度がインクジェットインク全体に対して35質量部を超えると、インクの乾燥性が過度になり、印刷再開性が低下する傾向がある。また、アルコール溶媒の濃度の下限値は、特に制限されるものではないが、例えばインクジェットインク全体に対して0.001質量部以上である。上記数値範囲内であれば、印刷再開性の低下を低減することができる。
(分散剤)
本実施形態に係るインクジェットインクは、前述のカーボンや溶媒以外に、分散剤を含有している。本実施形態に係るインクジェットインクに添加可能な分散剤は、前述のカーボンの分散性を高めることができ、且つ可食性を有するものであればよく、例えばHLB値が11以上20以下の範囲内であるショ糖脂肪酸エステルである。ショ糖脂肪酸エステルの含有量は、前述のカーボンに対して48質量%以上100質量%以下の範囲内である。なお、分散剤であるショ糖脂肪酸エステルの含有量が前述のカーボンに対して48質量%未満であると、カーボンの分散安定性が低下する傾向がある。また、分散剤であるショ糖脂肪酸エステルの含有量が前述のカーボンに対して100質量%を超えると、乾燥性が低下する傾向がある。
また、本実施形態に係るインクジェットインクに含まれるショ糖脂肪酸エステルは、そのHLB(Hydrophilic−Lipophilic Balance)値が11以上20以下の範囲内である。このような構成であれば、インクジェットインクに十分な乾燥性を付与することができ、且つ印刷再開性の低下を低減することができる。なお、ショ糖脂肪酸エステルのHLB値が11未満であると、印刷再開性が低下する傾向がある。また、ショ糖脂肪酸エステルのHLB値の上限値は、20である。
(湿潤剤)
本実施形態に係るインクジェットインクは、前述のカーボンや溶媒、分散剤以外に、湿潤剤を含有してもよく、その含有量は、インクジェットインク全体に対して0.001質量部以上20質量部以下の範囲内であってもよい。このような構成であれば、インクジェットインクに使用する上で十分な乾燥性を付与することができ、且つ印刷再開性の低下をより低減することができる。なお、湿潤剤の含有量がインクジェットインク全体に対して0.001質量部未満であると、印刷再開性が低下する傾向がある。また、湿潤剤の含有
量がインクジェットインク全体に対して20質量部を超えると、インクジェットインクに十分な乾燥性を付与することが困難となる傾向がある。
また、本実施形態に係るインクジェットインクは、湿潤剤の含有量がインクジェットインク全体に対して3質量部以下であればより好ましい。このような構成であれば、インクジェットインクに十分な乾燥性を付与することができ、且つ印刷再開性の低下をさらに低減することができる。
本実施形態に係るインクジェットインクに添加可能な湿潤剤は、湿潤剤として一般にインクジェットインクに添加されるものであれば特に制限されることはなく使用可能である。なお、本実施形態に係る湿潤剤は、高沸点のものであればより効果的である。ここで、「高沸点」とは、例えば、140℃以上を意味する。
本実施形態に係る湿潤剤の具体例としては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタメチレングリコール、トリメチレングリコール、2−ブテン−1、4−ジオール、2−エチル−1、3−ヘキサンジオール、2−メチル−2、4−ペンタンジオール、トリプロピレングリコール、数平均分子量2000以下のポリエチレングリコール、1、3−プロピレングリコール、イソプロピレングリコール、イソブチレングリコール、グリセリン、メソエリスリトール、ペンタエリスリトール、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、及びN−エチル−2−ピロリドン等が挙げられる。これら湿潤剤の中でも特に好ましくは、プロピレングリコール及びグリセリンの少なくとも一方を含む湿潤剤である。このような構成であれば、インクジェットインクに十分な乾燥性を付与することができ、且つ印刷再開性の低下をさらに低減することができる。
また、本実施形態に係る湿潤剤は、例えば、1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(バインダー)
本実施形態に係るインクジェットインクは、前述のカーボンや溶媒、分散剤、湿潤剤以外に、バインダーを含有してもよい。本実施形態に係るインクジェットインクに添加可能なバインダーは、バインダーとして一般にインクジェットインクに添加されるものであれば特に制限されることはなく、例えば、多糖類を含むものである。また、本実施形態に係るバインダーに含まれる多糖類は、その重量平均分子量が1,000以上10,000以下の範囲内にあるものであればより好ましい。このような構成であれば、インクジェットインクに十分な乾燥性を付与することができ、且つ印刷再開性の低下をさらに低減することができる。なお、バインダーである多糖類の重量平均分子量が1,000未満であると、インクジェットインクに十分な乾燥性を付与することが困難となる傾向がある。また、バインダーである多糖類の重量平均分子量が10,000を超えると、印刷再開性が低下する傾向がある。
また、本実施形態に係るバインダーの含有量は、インクジェットインク全体の質量の0.01質量%以上10質量%以下であることが好ましい。バインダーの含有量が上記範囲内であると、インクの粘度は、インクジェット印刷を好適に行える程度の粘度となる。
本実施形態に係るバインダーとしては、例えば、マルトデキストリン、エリスリトール、PVP(ポリビニルピロリドン)、デキストラン、ポリデキストロース、あるいはトウモロコシ及び小麦等のデンプン物質、カルボキシメチルセルロース及びヒドロキシメチルセルロース等のセルロース系物質、アルギン酸ナトリウム、アラビヤゴム、ローカストビーンガム、トラントガム、グアーガム、及びタマリンド種子等の多糖類が挙げられる。
〔印刷方法〕
本実施形態に係るインクジェットインクは、印刷方法について特に限定されず、市販のインクジェットプリンタ等のインクジェット装置を用いた印刷が可能である。このため、本実施形態に係るインクジェットインクは、応用範囲が広く、非常に有用である。例えば、本実施形態に係るインクジェットインクは、ピエゾ素子(圧電セラミックス)をアクチュエータとする、所謂ドロップオンデマンド方式のインクジェット装置で印刷し得るし、他の方式のインクジェット装置でも印刷し得る。
ドロップオンデマンド方式のインクジェット装置としては、例えば、微小発熱素子を瞬間的に高温(200〜300℃)にすることで発生する水蒸気圧力でインクジェットインクを吐出するサーマルインクジェット方式を採用した装置や、アクチュエータを静電気振動させることでインクジェットインクを吐出する静電タイプの装置、超音波のキャビテーション現象を利用する超音波方式を採用した装置等が挙げられる。また、本実施形態に係るインクジェットインクが荷電性能を備えていれば、連続噴射式(コンティニュアス方式)を採用した装置を利用することも可能である。
〔錠剤〕
本実施形態では、本実施形態に係るインクジェットインクを、前述の印刷方法を用いて、例えば錠剤の表面に印字、印画してもよい。以下、実施形態に係るインクジェットインクで印刷した印刷画像(印刷部)を備える錠剤の構成について説明する。
本実施形態に係る錠剤は、例えば、医療用錠剤である。ここで、「医療用錠剤」とは、例えば、素錠(裸錠)、糖衣錠、腸溶錠、口腔内崩壊錠等のほか、錠剤の最表面に水溶性表面層が形成されているフィルムコーティング錠等を含むものである。
図1(a)及び(b)は、本実施形態に係る医療用錠剤の第1の構成例を示す平面図と、この平面図をX1−X’1で切断した断面図である。図1(a)及び(b)に示す医療用錠剤は素錠であり、基剤1の表面に画像9が印刷されている。この画像9は、例えば文字、記号又はバーコードなど任意の画像であり、前述したインクジェットインクを使用して、インクジェット印刷法により印刷されたものである。
図2(a)及び(b)は、本実施形態に係る医療用錠剤の第2の構成例を示す平面図と、この平面図をX2−X’2で切断した断面図である。図2(a)及び(b)に示す医療用錠剤はフィルムコーティング錠であり、基剤1を覆うフィルム5の表面に画像9が印刷されている。図2(a)及び(b)に示す画像9も、図1(a)及び(b)に示した画像9と同様、前述したインクジェットインクを使用して、インクジェット印刷法により印刷されたものである。
医療用錠剤中に含有される活性成分は特に限定されない。例えば、種々の疾患の予防・治療に有効な物質(例えば、睡眠誘発作用、トランキライザー活性、抗菌活性、降圧作用、抗アンギナ活性、鎮痛作用、抗炎症活性、精神安定作用、糖尿病治療活性、利尿作用、抗コリン活性、抗胃酸過多作用、抗てんかん作用、ACE阻害活性、β−レセプターアンタゴニストまたはアゴニスト活性、麻酔作用、食欲抑制作用、抗不整脈作用、抗うつ作用、抗血液凝固活性、抗下痢症作用、抗ヒスタミン活性、抗マラリア作用、抗腫瘍活性、免疫抑制活性、抗パーキンソン病作用、抗精神病作用、抗血小板活性、抗高脂血症作用等を有する物質等)、洗浄作用を有する物質、香料、消臭作用を有する物質等を含むが、それらに限定されない。
本実施形態に係る錠剤は、必要に応じて、活性成分とともにその用途上許容される担体を配合することができる。例えば、医療用錠剤であれば、医薬上許容される担体を配合することができる。医薬上許容される担体としては、製剤素材として慣用の各種有機あるいは無機担体物質が用いられ、例えば、賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、増粘剤等が適宜適量配合される。また必要に応じて、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤等の添加物を用いることもできる。
本実施形態では、錠剤として医療用錠剤を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本実施形態に係るインクジェットインクの印刷対象は特に制限されず、例えば、飼料、肥料、洗浄剤、ラムネ菓子等の食品といった各種錠剤の表面に印刷してもよい。また、本実施形態に係るインクジェットインクは、印刷対象のサイズについても特に制限されず、種々のサイズの錠剤について適用可能である。また、本実施形態に係るインクジェットインクは、前述の錠剤表面への直接印刷以外に、食品への直接印刷、医薬品及び食品に直接触れるパッケージに用いてもよい。
また、本実施形態における医療用錠剤は特に制限はないが、特に、表面にフィルムコート層を被覆したフィルムコーティング錠において効果が高い傾向がある。これは印刷が行われた錠剤表面において、素錠に比べフィルムコーティング錠では空隙が少ないことによりインクが錠剤表面に残りやすいためである。このため、本実施形態に係るインクジェットインクであれば、従来技術に係るインクジェットインクと比較して、速乾性の効果が発揮されやすい。
(本実施形態の効果)
(1)本実施形態に係るインクジェットインクは、水と、アルコール溶媒と、カーボンと、分散剤とを含むインクジェットインクであって、アルコール溶媒は、イソプロピルアルコール及びノルマルプロピルアルコールの少なくとも一方を含み、アルコール溶媒の濃度は、インクジェットインク全体に対して35質量部以下であり、分散剤は、HLB値が11以上20以下の範囲内であるショ糖脂肪酸エステルを含み、そのショ糖脂肪酸エステルの含有量は、カーボンに対して48質量%以上100質量%以下の範囲内である。
このような構成であれば、カーボンインクジェットインクにおけるアルコール溶媒の添加量を増加させて乾燥性を高めた場合であっても、従来技術と比較して、印刷再開性の低下を低減することができる。
(2)また、本実施形態に係るインクジェットインクは、湿潤剤をさらに含み、その湿潤剤の含有量は、インクジェットインク全体に対して0.001質量部以上20質量部以下の範囲内であってもよい。
このような構成であれば、インクジェットインクに使用する上で十分な乾燥性を付与することができ、且つ印刷再開性の低下をより低減することができる。
(3)また、本実施形態に係るインクジェットインクに含まれる湿潤剤の含有量は、インクジェットインク全体に対して3質量部以下であってもよい。
このような構成であれば、インクジェットインクに十分な乾燥性を付与することができ、且つ印刷再開性の低下をさらに低減することができる。
(4)また、本実施形態に係るインクジェットインクに含まれる湿潤剤は、プロピレングリコール及びグリセリンの少なくとも一方を含んでもよい。
このような構成であれば、インクジェットインクに十分な乾燥性を付与することができ、且つ印刷再開性の低下をさらに低減することができる。
(5)また、本実施形態に係るインクジェットインクは、バインダーをさらに含み、そのバインダーは、多糖類を含むものであってもよい。
このような構成であれば、インクジェットインクに十分な乾燥性を付与することができ、且つ印刷再開性の低下をさらに低減することができる。
(6)また、本実施形態に係るインクジェットインクに含まれる多糖類の重量平均分子量は、1,000以上10,000未満の範囲内であってもよい。
このような構成であれば、インクジェットインクに十分な乾燥性を付与することができ、且つ印刷再開性の低下をさらに低減することができる。
(7)また、本実施形態に係るインクジェットインクは、錠剤表面への直接印刷、食品への直接印刷、医薬品及び食品に直接触れるパッケージに用いられるものであってもよい。
このような構成であれば、錠剤表面への直接印刷、食品への直接印刷が可能となり、また、医薬品及び食品に直接触れるパッケージに使用可能となる。
(8)また、本実施形態に係る錠剤は、前述したインクジェットインクで印刷した印刷画像を備えている。
このような構成であれば、錠剤の表面に印刷された印刷画像部分に対しても可食性を付与することができる。
(9)また、本実施形態に係る錠剤は、医療用錠剤であってもよい。
このような構成であれば、医療用錠剤の表面に印刷された印刷画像部分に対しても可食性を付与することができる。
[実施例]
以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説明するが、本発明は、実施例により何ら限定されるものではない。
(インクジェットインクの製造)
以下、インクジェットインクの調製手順を説明する。
インクジェットインクは、色素、有機溶媒、水、分散剤、その他必要に応じた添加剤の各成分を含んでいる。調製の順序としては、最初に、水と有機溶媒とを混合して混合溶媒を得た。次に、その混合溶媒に、分散剤と色材とを添加した後にその他の添加剤を添加した。最後に、この混合液をペイントシェーカー等の分散機に入れ、規定時間微細化して分散させた。こうして、本実施例に係るインクジェットインクを調製した。以下、具体的に各種成分について説明する。
インクに構成する水には、精製水(イオン交換水)を用いた。
有機溶媒には、乾燥溶媒として、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノールを用いた。
湿潤剤には、プロピレングリコール、グリセリンを用いた。
分散剤には、ショ糖脂肪酸エステルを用いた。
バインダーには、マルトデキストリン、ポリデキストロースを用いた。
上記成分を21種類の異なる処方のインクとして調製した。その組成を表1に示す。
なお、前述の各インクを、それぞれメンブレンフィルターを通過させることによって液中の固体異物を除去した。具体的には、口径5.0μmのメンブレンフィルター(酢酸セルロース膜)を1回透過させ、続いて口径0.8μmのメンブレンフィルター(酢酸セルロース膜)を1回透過させることで精製インクを得た。
Figure 2021119227
前述の調製方法により、実施例1〜14のインクジェットインクと、比較例1〜7のインクジェットインクとを作製した。表1に、実施例1〜14のインクジェットインクと、比較例1〜7のインクジェットインクの各成分を示す。また、実施例1〜14、比較例1〜7の各インクジェットインクについて、カーボンの分散安定性、乾燥性、印刷再開性の各評価を行った。表1に各評価の結果を示す。なお、本実施例における評価方法は、以下の通りである。
(1)分散安定性の評価
実施例1〜14、比較例1〜7の各インクジェットインクを40℃にて14日間放置し、カーボンのメジアン径を計測した。メジアン径の増大は、カーボンの粒子が凝集していることを意味し、分散安定性が低いことを意味する。なお、評価基準は以下の通りである。
○:メジアン径に大きな変化が生じていない
×:明らかに増粒径している
前述の「メジアン径に大きな変化が生じていない」とは、インク調製直後のメジアン径に対し、40℃にて14日間放置後のメジアン径の増加幅が10nm以下であることを指す。また、「明らかに増粒径している」とは、メジアン径の増加幅が10nmを超えることを指す。
実施例1〜14の分散安定性はいずれも「○」であるのに対し、比較例1〜3の分散安定性は「×」であった。
(2)転写試験による乾燥性の評価
以下の2種類の錠剤1、2に、印刷解像度が主走査方向600dpi、副走査方向(錠剤等の記録媒体の搬送方向)600dpi、トータルノズル数2,656の圧電セラミック駆動のドロップオンデマンド型インクジェットヘッドを用い、1ドロップ12plの印刷ドロップ量にて画像をそれぞれ印刷した。
・錠剤1(フィルムコーティング錠)
錠剤の表面に、ヒドロキシプロピルセルロースやヒドロキシプロピルメチルセルロース等にポリエチレングリコールや酸化チタン顔料等を含有させて被覆層を形成した錠剤種
・錠剤2(難印刷錠)
錠剤の表面に、ポリビニルアルコールにポリエチレングリコールや酸化チタン顔料等を含有させて被覆層を形成した錠剤種
印刷10秒後、印刷された錠剤に、デジタルフォースゲージに貼り付けた錠剤を2〜3Nの圧力で、0.4〜0.5秒間接触させ、印刷したインクが転写しないか否かを確認した。なお、表1では、乾燥性の評価結果として、転写したインクの濃度を目視した。評価基準は以下の通りである。
◎:インクの転写がない場合
○:インクの転写がごく僅かであり、目視確認が難しい場合
△:転写されたインクの色は薄いが、容易に目視確認できる場合
×:インクが色濃く転写した場合
実施例1〜14の乾燥性はいずれも「◎」または「○」であるのに対し、比較例4〜5の乾燥性は「×」であった。
(3)印刷再開性の評価
インクジェットヘッドには、印刷解像度が主走査方向600dpi、副走査方向(錠剤等の記録媒体の搬送方向)600dpi、トータルノズル数2,656の圧電セラミック駆動のドロップオンデマンド型インクジェットヘッドを用いた。規定時間(30分〜120分間)フラッシングなく上記インクを上記インクジェットヘッド内にて放置した後、上記インクジェットヘッドを用いて、1ドロップ6plの印刷ドロップ量にてテストパターンを印刷した。そして、テストパターンの印刷状況から、全ノズルから不吐出量なく吐出できているか否かを確認した。なお、表1では、印刷再開性の評価結果として、インクの吐出が可能な放置時間を測定した。評価基準は以下の通りである。
◎:60分間以上120分間未満
○:30分間以上60分間未満
×:30分間未満
実施例1〜14の印刷再開性はいずれも「◎」または「○」であるのに対し、比較例6〜7の印刷再開性は「×」であった。
上記結果から、水と、アルコール溶媒と、カーボンと、分散剤とを含むインクジェットインクであって、アルコール溶媒がイソプロピルアルコール及びノルマルプロピルアルコールの少なくとも一方を含み、アルコール溶媒の濃度がインクジェットインク全体に対して35質量部以下であり、分散剤が、HLB値が11以上20以下の範囲内であるショ糖脂肪酸エステルを含み、そのショ糖脂肪酸エステルの含有量がカーボンに対して48質量%以上100質量%以下の範囲内であれば、カーボンインクジェットインクにおけるアルコール溶媒の添加量を増加させて乾燥性を高めた場合であっても、従来技術と比較して、印刷再開性の低下を低減することができることがわかる。
1 基剤
5 フィルム
9 画像

Claims (10)

  1. 水と、アルコール溶媒と、カーボンと、分散剤とを含むインクジェットインクであって、
    前記インクジェットインクは、湿潤剤をさらに含み、
    前記アルコール溶媒は、イソプロピルアルコール及びノルマルプロピルアルコールの少なくとも一方のみを含み、
    前記アルコール溶媒の含有量は、前記インクジェットインク全体に対して35質量部以下であり、
    前記分散剤は、HLB値が11以上20以下の範囲内であるショ糖脂肪酸エステルを含み、
    前記ショ糖脂肪酸エステルの含有量は、前記カーボンに対して48質量%以上100質量%以下の範囲内であり、
    前記湿潤剤は、プロピレングリコール及びグリセリンのいずれか一方のみを含むことを特徴とするインクジェットインク。
  2. 前記湿潤剤の含有量は、前記インクジェットインク全体に対して0.001質量部以上20質量部以下の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットインク。
  3. 前記湿潤剤の含有量は、前記インクジェットインク全体に対して3質量部以下であることを特徴とする請求項2に記載のインクジェットインク。
  4. バインダーをさらに含み、
    前記バインダーは、多糖類を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のインクジェットインク。
  5. 前記多糖類の重量平均分子量は、1,000以上10,000未満の範囲内であることを特徴とする請求項4に記載のインクジェットインク。
  6. 錠剤表面への直接印刷、食品への直接印刷、医薬品及び食品に直接触れるパッケージに用いられることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のインクジェットインク。
  7. バインダーをさらに含み、
    前記バインダーは、マルトデキストリン、エリスリトール、デキストラン、ポリデキストロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、またはアルギン酸ナトリウムを含むことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットインク。
  8. バインダーをさらに含み、
    前記バインダーは、マルトデキストリン及びポリデキストロースのいずれか一方のみを含むことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットインク。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のインクジェットインクで印刷した印刷部を備える錠剤。
  10. 医療用錠剤であることを特徴とする請求項9に記載の錠剤。
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